JPH0342879Y2 - - Google Patents

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JPH0342879Y2
JPH0342879Y2 JP15148686U JP15148686U JPH0342879Y2 JP H0342879 Y2 JPH0342879 Y2 JP H0342879Y2 JP 15148686 U JP15148686 U JP 15148686U JP 15148686 U JP15148686 U JP 15148686U JP H0342879 Y2 JPH0342879 Y2 JP H0342879Y2
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skin
skin material
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button
decorative item
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は車両用シートに係り、特にオートバ
イ、ゴルフカー等のシートに吊込みや装飾目的の
ための化粧ボタン等を備えた装飾品を備えた二・
三輪車シートに関する。
[従来の技術] 従来から座席に凹凸感を与え美観を良好にする
ために、車両用シートに吊込みや装飾目的の化粧
ボタン等を取付けている。
しかしオートバイ、ゴルフカー等屋外で使用す
るシートには雨天走行を考慮して防水対策を施す
必要がある。このため装飾品とシート表皮間の間
隙をなるべく少なくしたり、表皮と装飾品を接着
したりしている。
例えば特開昭55−39874号公報で提案されてい
る技術では、クツシヨン材に穿孔して、該孔を利
用して吊込みバネ等のボトムプレート等に係合
し、他端を押え部材に取付け、この押え部材によ
つてシートに段部を形成しているが、この押え部
材と表皮の間隙をつたつて開口から雨水等がクツ
シヨン材内に浸入しクツシヨン材を劣化させるお
それがあるために、押え部材の上面に軟質塩化ビ
ニル製のシール部材を被覆して該シール部材の周
縁を表皮に溶着したり、押え部材を合成樹脂で且
つ外周部を薄肉で形成し、外周部と表皮を溶着す
ることが開示されている。
また第4図で示すような疑似吊込み又は装飾目
的の装飾ボタンもある。これは、クツシヨン材4
2内に受け部材43を不織布44と共に形成し、
押えボタン41を用いて、この押えボタン41か
ら突出している針部41aを受け部材43に係合
させて表皮部材40に凹凸を形成し、シートSに
装飾効果等を出している。
[従来技術の問題点] しかし、特開昭55−39874号公報で提案されて
いるような押え部材の上面に軟質塩化ビニル製の
シール部材を被覆して該シール部材の周縁を表皮
に溶着したり、外周部と表皮を溶着すると、溶着
するための工程等が必要となり、さらに溶着痕が
残り、装飾品としての外観において問題がある。
また表皮と装飾品を溶着するため、装飾品の材
質・形状等の選定範囲に限度があり、バラエテイ
に富んだシートを形成することができない。
一方、第4図で示す装飾品においては、溶着工
程や溶着痕等がなく製造が容易であり、装飾品と
して外観において好ましいが、乗降を繰返すこと
によつて表皮材の伸び等が生じ、これによつて装
飾品と表皮材の間隙から水が浸入してしまい、防
水シール機能を維持することができないという問
題がある。
本考案は上記問題点を解決するためになされた
もので、製造が容易で、防水効果の高い装飾品を
備えた二・三輪車シートの提供を目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案は上記問題点を解決するために、シート
の記表皮材表面に装飾品を形成したシートにおい
て、表皮材と前記装飾品間に突起シール部を配設
する。この突起シール部は装飾品より内側に配設
されるものである。
突起シール部は、表皮材と当接する装飾品の下
面に一体に形成する構成とすることができるし、
装飾品と当接する表皮材の面に形成することもで
きる。これは表皮材に一体に形成すること、ある
いは別体のものを介在させることを含むものであ
る。
また突起シールは装飾品の形状に合せた形状も
のとすることができる。
[作用] 本考案は上述のように、表皮材と装飾品間に突
起シール部を形成しているので、表皮材と装飾品
の密着性が良好となり防水シールが確実にでき
る。特に乗降を繰り返すことによつて表皮と装飾
品との間のズレが生じ、密着性が悪くなつて水が
浸入することを突起シール部によつて防止するこ
とができる。また突起シール部が係合案内の役割
を果たすことによつて、装飾品の取付けが容易と
なる。
[実施例] 以下本考案の実施例について図面を参照して説
明する。但し、当然のことであるが、以下の説明
において記載し、または図示している構成部品そ
の他の部材および配置は、本考案を限定する趣旨
ではなく、単なる説明例である。
第1図は本考案に係る第1実施例を示し、第1
図Aは要部の部分断面図、第1図Bは装飾品一例
を示す部分断面図である。
第1図において、シートSは表皮1と、クツシ
ヨン材2と、ボトムプレート3とから成り、ボト
ムプレート3上にクツシヨン材2を載置し、表皮
材1で被覆して形成されている。
表皮材1の所定箇所には切欠き1aが形成さ
れ、該切欠き1aには表皮材と同材質のパツチ5
と、プツシユナツト6が設けられている。そして
この表皮材1の切欠き1aに、装飾品としてボタ
ン4が形成されている。本例のボタン4は庇状の
頭部4aと、該頭部4aの中央から下方に延出し
た脚片4bと、該脚片4bに形成された孔4dと
から成り、頭部4aの庇部分の下面には突起シー
ル部4cが、庇部分より内側に且つ環状に形成さ
れており、これらは合成樹脂によつて一体に形成
されている。
ボタンの取付けについては、表皮材1に形成し
た切欠き1a及びクツシヨン材2に形成された吊
込みのための孔8に、ボタン4の脚片4bを差込
む。このとき、表皮1にパツチ5を介して形成さ
れたプツシユナツト6によつて、脚片4bが保持
される。そして吊込み用の紐7をボトムプレート
3の取付け部3aとボタン4の取付け孔4dに係
合させて吊込む。
上記実施例における突起シール部4cの具体的
な寸法としては、例えばボタン4の頭部4aの直
径が20mmで、厚さが6mmの場合には約1mm程度が
好ましいが、突起シール4cの厚さは使用する装
飾品及び装着される表皮材によつて最適な厚さ寸
法のものに形成することができる。
第2図は第2の実施例を示す要部部分断面図で
ある。本例では突起シールを装飾品と当接する表
皮材の面に形成したものである。なおこの実施例
において上記実施例と同一部材等には同一符号を
付してその説明を省略する。
本例のシートSでは、表皮材21aとワデイン
グカバー21cの間にワデイング材21bを挟持
した表皮部材21を用いている。
クツシヨン材2内に受け部材23をパツチ24
と共に形成し、押えボタン25を用いて、この押
えボタン25から突出している針部25aを受け
部材23に係合させて表皮部材21に凹凸を形成
している。
本例における受け部材23は鉄製のプレート2
3aにボタン25の針部25aを押える孔23b
が形成され、このプレート23aを囲んでキヤツ
プ23cが形成され、キヤツプ23cの部分をク
ツシヨン材と一体発泡によつて形成している。
パツチ24は熱融着が可能な材質から成り、パ
ツチ24と表皮部材21は高周波加工等によつて
溶着されており、該表皮部材21に形成された孔
26にボタン25の針部25aが嵌挿されるが、
この孔26の周囲に、突起シール部として、リン
グ状に形成されたラバー等から成るシール部材2
7を形成する。本例のシール部材27はボタンと
表皮材の間に介在させてるだけでパツキンとして
形成しても良く、また表皮材に接着材等を用いて
接合しても良い。
第3図は第3の実施例を示す要部部分断面図で
ある。本例においては上記第2実施例と同一部材
等には同一符号を付してその説明を省略する。
本例における突起シール部37は、ボタン35
の下面に一体に形成しており、突起シール部37
の形成位置は、表皮部材21とパツチ24の溶着
位置38よりもボタン35の径方向内側になるよ
うにする。
このように構成すると、表皮部材21にボタン
の針部35aを嵌挿するための孔26が穿孔され
ているため、表皮部材21とパツチ24が溶着さ
れるときに、溶着位置38より径方向内側にある
表皮部材21あるいは表皮部材21の表皮材21
aが外方(装飾品側)に鎖線で示すように反る。
この反つた部分と溶着位置38より径方向内側に
形成された突起シール37とが共働して防水シー
ルを確実に維持させ、シール機能を向上させるこ
とができる。
上記各実施例では、装飾品として円形のボタン
を用いた例で説明した為、突起シール部もボタン
形状に合致させた環状のものを用いたが、装飾品
の形状に追従させて種々の形状のものを用いるこ
とができる。また上記実施例で示したように突起
シール部は、装飾品と一体に形成することもで
き、表皮材に一体に形成することもでき、あるい
は別体のものを介在させることもできる。
[発明の効果] 本考案は、上述のように構成されているため
に、防水効果が高く、溶着工程や溶着痕等がなく
製造が容易であり、装飾品として外観が良く、装
飾品の材質・形状等の選定範囲が広くなり、バラ
エテイに富んだシートを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る第1実施例を示し、第1
図Aは要部の部分断面図、第1図Bは装飾品の一
例を示す部分断面図であり、第2図は本考案の第
2実施例の要部を示す部分断面図であり、第3図
は第3の実施例を示す要部部分断面図、第4図は
従来例を示す部分断面図である。 1……表皮材、2……クツシヨン材、3……ボ
トムプレート、5……パツチ、4,25……装飾
品(ボタン)、S……シート、4c,27……突
起シール部(シール部材)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 少なくとも表皮材とクツシヨン材を備えたシ
    ートの前記表皮材表面に装飾品を形成したシー
    トにおいて、前記表皮材と前記装飾品間の該装
    飾品より内側に突起シール部を配設したことを
    特徴とする装飾品を備えた二・三輪車シート。 2 前記突起シール部は、表皮材と当接する装飾
    品の下面に一体に形成されたことを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の装飾品を
    備えた二・三輪車シート。 3 前記突起シールは、装飾品と当接する表皮材
    の面に形成されたことを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の装飾品を備えた二・
    三輪車シート。
JP15148686U 1986-10-03 1986-10-03 Expired JPH0342879Y2 (ja)

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JP15148686U JPH0342879Y2 (ja) 1986-10-03 1986-10-03

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JP15148686U JPH0342879Y2 (ja) 1986-10-03 1986-10-03

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JPS6358000U JPS6358000U (ja) 1988-04-18
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JP3405613B2 (ja) * 1994-11-29 2003-05-12 株式会社東芝 試料採取装置

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