JPH0711804A - 機械式駐車装置の安全装置 - Google Patents

機械式駐車装置の安全装置

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JPH0711804A
JPH0711804A JP5177293A JP17729393A JPH0711804A JP H0711804 A JPH0711804 A JP H0711804A JP 5177293 A JP5177293 A JP 5177293A JP 17729393 A JP17729393 A JP 17729393A JP H0711804 A JPH0711804 A JP H0711804A
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vehicle
pallet
car
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light
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JP5177293A
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Inventor
Keishin Osagawa
敬信 長川
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Shinmaywa Industries Ltd
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Shin Meiva Industry Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パレットに搭載された車両の位置を的確に検
出し、当該車両が限られた車両旋回可能半径内に収納さ
れているかどうかを確実に判断することができる機械式
駐車装置の安全装置を提供する。 【構成】 パレット7を旋回可能に保持する昇降手段を
備えた機械式駐車装置において、パレット7に搭載され
た車両Wが車両の旋回可能半径T内に位置することを確
認するため、前記車両WのバンパWa、Wbに対して上
下方向に投射される検出用光軸L1,L2を有する投受
光一体型の光電装置14,15を備えるとともに、この
光電装置14,15から射出された光線を入射と同方向
に反射する反射装置16、17をパレット7の前後部上
面に配置し、当該光電装置14,15により車両Wの前
後部のバンパWa、Wbが所定の限界点La,Lbより
突出していることが検出されたときに、車両旋回可能半
径T外にあると判断して警報を発する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両旋回装置内蔵型の
機械式駐車装置の安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】都心などのビル街においては、建物が密
集して駐車場のスペースを十分に確保することが困難で
あり、そのため機械式の駐車装置がよく利用されてい
る。このような機械式駐車装置は、複数のパレットを昇
降手段に載置し、機械によって順次移送させ入出庫口よ
り当該車両の入出庫を行なうものであるが、機械力で循
環移送するため、車両を立体的に格納することができ、
平面的なスペースを大幅に節約できるという利点があ
る。
【0003】通常、機械式駐車装置の入出庫口前部の床
面には、車両を出庫したときにその方向を180°もし
くは90°回転させて当該車両を道路へ出しやすくする
ための車両旋回装置が設けられているが、立地条件によ
っては当該駐車装置の敷地に余裕がなく入出庫口が道路
に直接面している場合があり、この場合には、入出庫口
の前部に車両旋回装置を設けることが不可能である。
【0004】このような場合に対処するため、パレット
をその昇降手段に対して旋回可能に載置し、当該パレッ
トが入出庫口に到着したときに、内蔵された旋回装置に
よって当該車両をパレットごと旋回させるように構成さ
れた車両旋回装置内蔵型の機械式駐車装置がすでに開発
されている。
【0005】このような車両旋回装置内蔵型の機械式駐
車装置のうち垂直循環式のものを、図4に示す。同図に
おいて格納用建物5の内部には、昇降手段として、複数
のケージ1と、各ケージ1をアタッチメント2を介して
保持する前後一対の無端チェーン3と、この無端チェー
ンを回転駆動する駐車装置駆動手段(図示せず)と、が
格納されている。
【0006】また、入出庫口4の横の駐車装置利用者が
操作しやすい位置に操作盤6が設けられており、駐車装
置利用者は、この操作盤6に自己の暗証番号もしくは目
的ケージのケージ番号を入力して目的のケージを呼登録
する。
【0007】機械式駐車装置の駆動制御部(図示せず)
において、各ケージ1の格納位置に関する情報が管理さ
れており、操作盤6からの上記呼操作を受けると、前記
入庫状況と位置情報から、呼ケージ1´を入出庫口4へ
呼出すべく起動制御するようになっている。呼ケージ1
´が入出庫口4に到着して、当該車両Wが入出庫され
る。
【0008】なお、格納用建物5内の車両乗入部の前方
と後方の上部には油受け容器4bが設けられており、駐
車装置駆動手段の潤滑油、特に無端チェーン3に供給さ
れた潤滑油が滴下してきたときに、これを受けるように
なっており、車両Wや入出庫口4の乗入口付近が当該潤
滑油により汚されないように配慮されている。
【0009】図5は、ケージ1のみを拡大した斜視図で
ある。同図に示すように、ケージ1は、前後に設けられ
た一対の門型のハンガー9とこのハンガー9の各支柱9
1、92、93、94の下端部に水平に保持された各1
対のステー10、11と、ハンガー9の上部水平部9
5、96の中央を回転可能に貫通するケージステー12
とを備えている。ケージステー12の両端部は、ハンガ
ー9の上部の水平部95、96から外側に突出して、こ
の部分でアタッチメント2(図4)に軸支されるように
なっている。
【0010】各1対のハンガーステー10、つなぎステ
ー11によって形成された枠状の保持部の上には、パレ
ット7が載置される。
【0011】パレット7は、曲げ強度を増すため、所定
の形に折り曲げられて凹凸部を有しており、凹部7aは
車両Wのタイヤの通路を構成し、車両Wが極端に左右に
ずれてパレット7上に載置されないようになっている。
これにより車両Wの移送中に転落事故など起きないよう
に安全性を確保している。
【0012】なお、前後一対の門型ハンガー9は上方に
行くほど外側に広がっているが、これは上方に隣接する
ケージのハンガーステー10の下部がケージの門型ハン
ガー9上部に若干重なることができるようにするためで
あって、これにより上下に隣接するケージの距離を密に
し、垂直方向にできるだけ多くのケージの収納を可能に
するものである。また、ケ−ジ1の側方部には半ドア防
止用の柵が傾倒可能に設けられる場合もあるが、本実施
例では省略する。
【0013】機械式駐車装置100の最下部には、車両
旋回装置8(図4)が埋設される。この車両旋回装置8
は、旋回装置本体8aと、旋回装置本体8aによって垂
直方向に保持され伸縮および回転駆動されるロッド8b
と、このロッド8bの上部に水平に取り付けられた台座
8cとからなっている。
【0014】図6は、上記車両旋回装置8による車両旋
回の動作を説明するための図である。
【0015】図6(a)は、車両Wを搭載したケージ1
が、入出庫口4の乗入れ位置に到着したときの様子を示
す図である。4aは車両乗入床を示す。
【0016】車両旋回装置8のロッド8bが伸びて台座
8cが上方に移動し、ステー10、11によって形成さ
れた枠状の保持部の中央の空間を通って、図6(b)に
示すようにパレット7ごと車両Wを上方に押し上げる。
【0017】次に、ロッド8bが180°回転し、車両
Wの前部が車両乗入床4a方向に向けられる(図6
(c))。その後ロッド8bが下降し、パレット7がス
テー10、11上に載置され、入出庫口4から車両Wが
出庫される。
【0018】なお、入出庫口4の取り付け方向によって
は、ロッド8bは90°の旋回で済む場合もある。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上述のような車両旋回
装置内蔵型の機械式駐車装置にあっては、ケージ1内で
車両Wがパレット7ごと旋回されるので、車両Wがパレ
ット7内の所定位置に載置されていなければ、車両Wの
はみ出した部分が、旋回途中でハンガー9の支柱91〜
94もしくは格納用建物5の内壁に接触し、車両Wに傷
が生じるとともに、機械式駐車装置にも損傷を生ずる結
果となる。また、最悪の場合、車両Wがケージ1から転
落して大事故になるおそれもある。
【0020】そこで、従来は、入出庫口4からケージ1
に車両Wを乗り入れた際に、車両Wのバンパに平行な検
出用光軸を有する光電装置によって、車両Wの前端部お
よび後端部の位置を検出するようにしていた。しかしな
がら、上述の機械式駐車装置100のようにパレット7
がケージ1によって保持されているので、当該ケージ1
のハンガー9の支柱91〜94が検出用光軸の妨げにな
って車両Wの検出を正確に行なうことができない。
【0021】図7(a),(b)は、車両Wの前部を検
出するための従来の車両Wと光電装置、及びケージ1の
支柱91、92の位置関係を示すものである。両図にお
いては説明の便宜上パレット7やステー10、11など
は省略されている。
【0022】Tは、車両の旋回可能半径を示しており、
中心Oはその旋回中心を示す。車両検出用の光電装置
は、投光器13aと受光器13bとからなり、その検出
用光軸Lが、車両WのバンパWaとほぼ同じ高さで、か
つ当該バンパWaとほぼ平行になるように配置される。
このような場合において理想的な検出用光軸Lの位置
は、図7(a)に示す位置に配されることが望まれる
が、同図に示すように支柱91、92によって光軸Lが
遮断されて検出不能な状態となる。
【0023】そこで、図7(a)の一点鎖線L´に示す
ように検出用光軸を支柱91、92の外側に設けるよう
にすると、当該光電装置により車両Wの前端部が検出さ
れた段階では、既に車両Wが旋回可能半径Tより大幅に
突出していることになり、車両Wの旋回時に支柱91ま
たは92との接触が生じる。そのため、従来において
は、図7(b)に示すようにケージ1の全長を長くして
支柱91、92が検出用光軸Lの外側に位置するように
して、検出用光軸Lがハンガ−の支柱91、92に遮断
されないようにしており、このため当該長くなったケー
ジの分だけ機械式駐車装置の敷地面積が多く要求される
ことになる。
【0024】しかしながら、機械式駐車装置において
は、上述のようにできるだけ狭い敷地内にどれだけ多く
の車両を格納できるかが最大のセールスポイントであ
り、上述のような検出方法では、このような要請に応え
ることができない。
【0025】本発明は、以上のような問題点を解消する
ためになされたものであって、車両搭載台に搭載された
車両の位置を確実に検出し、当該車両が所定の限られた
車両旋回範囲内に収納されているかどうかを確実に判断
することができ、最小のスペースでの格納を実現するた
めの機械式駐車装置の安全装置を提供するものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明にかかる機械式駐車装置の安全装置
は、車両を搭載するためのパレットと、前記パレットを
旋回可能に保持して昇降する昇降手段と、前記パレット
を旋回する旋回手段と、を備え、入出庫口に所定のパレ
ットを移送して車両の入出庫を行なう機械式駐車装置に
おいて、前記パレットに搭載された車両が所定の車両旋
回範囲内に位置していることを検出するため、前記車両
のバンパに対して上下方向に投射される検出用光軸を有
する光電検出手段を備える。
【0027】また、請求項2の発明は、請求項1の機械
式駐車装置の安全装置における光電検出手段が、光線を
射出する投光器と、前記光線を受光して電気信号に変換
する受光器とから形成され、前記検出用光軸は、前記投
光器からの光線を前記パレットまたは前記昇降手段に設
置した反射手段に投射し、その反射光を前記受光器で検
出することによって形成される。
【0028】
【作用】請求項1の発明によれば、光電検出手段の検出
用光軸を、車両のバンパに対して上下方向に形成して車
両の位置を検出するようにしているので、検出用光軸が
ケージの支柱などの障害物によって遮蔽されず、車両が
所定の旋回範囲内にあるかどうかを確実に検出する。
【0029】請求項2の発明によれば、光電検出手段の
投光器から射出された光線を、パレットまたは昇降手段
に設けた反射手段で反射することにより、投光器から受
光器に至る検出用光軸の経路が形成されるので、光電検
出手段自体をパレットもしくは昇降手段に個別に設ける
ことなく、パレット上に載置された車両の位置を確認す
る。
【0030】
【実施例】以下、図面を参照して本発明にかかる安全装
置の一実施例を説明するが、本発明の技術的範囲がこれ
によって制限されるものではない。
【0031】図1は、入出庫口4付近において、ケージ
9に搭載された車両Wと車両検出用の光電装置との位置
関係を示す側面図であり、図2は、同じく入出庫口4付
近における、入庫された車両Wと光電装置の光軸の関係
を示す平面図である。なお、図2においては、説明の便
宜上ケージ1のステー10、11およびパレット7など
は省略されている。
【0032】本実施例においては、入出庫口4に設置さ
れている前後の油受け容器4bを利用して、その下部に
車両検出用の光電検出手段としての投受光一体型の光電
装置14、15が設けられる。それぞれの検出用光軸L
1,L2は、車両Wの前部バンパWa,後部バンパWb
のほぼ中央部において、当該バンパWa,Wbに対して
上下方向に、かつ、各バンパWa,Wbの高さにおい
て、当該車両Wが車両旋回可能半径Tに干渉せずに旋回
されるための限界点La,Lbを通過するように形成さ
れる。通常の車両Wにおいては、図2に示すように車両
の前後部のバンパWa,Wbの中央部より、むしろコー
ナー部Wc,Wdにおいて支柱91〜94と干渉する可
能性が高い。そのため、各限界点La,Lbは、車両旋
回可能半径Tよりおよそ10cm〜15cmほど旋回中
心O方向に寄った位置に設定される。
【0033】パレット7上面の、検出用光軸L1,L2
の入射する位置には、それぞれ反射装置16,17が、
車両Wの入出庫に支障のないように設置され、それぞれ
の反射面16a,17aは、検出用光軸L1,L2の入
射方向に対して垂直になるように角度が設定されてい
る。このため、光電装置14、15の投光部から射出さ
れた光線は、それぞれ光軸L1,L2を形成して反射装
置16、17に入射し、その反射面16a,17aで反
射されて、再び光電装置14、15に戻って各受光部で
検出されることになる。このような構成により、光電装
置をケージ1の外部に設置しながらも、ケージ1内のパ
レット7上における車両Wの位置を的確に確認すること
が可能になり、複数のケージ1ごとに個別に光電装置を
設ける必要がないので、コストを下げることができる。
【0034】このようにして光電装置14、15によっ
て車両Wの前後部が検出されるが、搭載される車両Wの
バンパの高さには車種によって若干差があり、このよう
な場合に確実に対処するため、図1の1点鎖線に示すよ
うに光電装置14、15とは別に、入出庫口4の下方に
同じく投受光一体型の光電装置14´、15´を配設
し、上記光軸L1,L2と交差するようにするとともに
ケージステー12に反射装置16´、17´を設けて、
限界点La,Lbと高さの異なる別の限界点La´,L
b´を通過するような検出用光軸L1´,L2´を形成
するようにしてもよい。
【0035】また、限界点La,Lbを、実際の限界点
より若干内側の位置に設定しておけば、より安全性を向
上させることが可能となる。
【0036】図3は、本実施例にかかる機械式駐車装置
の安全装置の構成を示すブロック図である。当該安全装
置は、図1で説明した2つ光電装置14、15と、警報
部18とからなっている。警報部18は、判断部19
と、表示部20と、ブザー21からなっており、上記光
電装置14、15の検出信号は、判断部19に入力さ
れ、判断部19ではこの信号を受け、光電装置14、1
5からの車両検出信号が一つでもあれば、ブザー21を
鳴らして車両Wの運転者に警告するともに、表示部20
によって所定の指示を運転者に与える。
【0037】この表示部20は、たとえば電光掲示板に
より形成され、格納用建物5の内壁であって、入出庫口
4から前進で車両Wをケージに入庫したとき、運転者か
ら一番見えやすい位置に取り付けられており(図2参
照)、上記車両検出の信号が、光電装置14からのもの
であるときは、もう少しバックするように電光文字で表
示し、車両検出の信号が、光電装置15からのものであ
るときは、もう少し前進するように同じく電光文字によ
って表示する。
【0038】そして、光電装置14、15のいずれによ
っても車両Wが検出されないときには、車両Wがパレッ
ト7上の車両旋回可能半径Tに干渉しない範囲内に収ま
ったものと判断して、次の指示、たとえば「エンジンを
止めサイドブレーキをかけて車からお降り下さい。」と
表示する。
【0039】また、光電装置14、15のいずれも車両
Wを検出しておれば、当該車両Wの車長は、制限長さ以
上のものであるので、駐車不可能である旨を表示する。
【0040】なお、判断部19は、光電装置14または
15によって車両Wが検出されている間は、ケージ1を
循環駆動させないよう機械式駐車装置の駆動制御部にそ
の旨の指示を送るようになっている。
【0041】また、入庫する車種をあらかじめ規制する
機械式駐車装置にあっては、その車両Wの長さは限定さ
れているので、前方の光電装置14だけでよく後方の光
電装置15は省略可能である。この場合、表示部20に
より「ブザーがなるまで前進して下さい。」と指示して
おいて、光電装置14で車両Wを検出したときにブザー
を鳴らし、「ブザーが止まるまで徐々に後退して下さ
い」と指示することにより、所定位置に車両Wを載置さ
せることが可能である。
【0042】また、表示部20の代わりに、音声ROM
と再生アンプおよびスピーカからなる音声発生部を設
け、機械音声により上記所定の警告を表示させるように
してもよい。
【0043】また、図1の実施例においては、光電装置
14、15の光軸L1,L2は、車両Wの前後部の中央
部を検出するように形成されているが、さらに複数の光
電装置を増設し、例えば車両Wのコーナー部も検出する
ように構成すれば、より確実に車両旋回可能半径T内に
車両Wが載置されていることを検出でき、一層安全が確
保できる。この場合には、図2における限界点La,L
bの位置は、車両旋回可能半径Tにほぼ重なる位置に設
定し、車両Wの前後部の中央部についてのみ車両旋回可
能半径Tより突出するかどうかを検出する。
【0044】また、本発明に使用される光電装置は必ず
しも投受光一体型のものである必要はなく、反射装置よ
って反射された光線を受光できる位置に受光器が設置さ
えされておればよい。さらに、1個の投光器より射出さ
れた光線を、反射装置により複数方向に反射し、それぞ
れの反射光により上記複数の検出用光軸を形成するよう
にすることも可能である。
【0045】本発明の適用を受ける機械式駐車装置は、
実施例に示した循環式の機械式駐車装置に限られず、お
よそ車両旋回装置を内蔵した機械式駐車装置であればど
のようなものでも適用することが可能である。
【0046】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の発明によ
れば、光電検出手段の検出用光軸が、車両のバンパに対
して上下方向に形成されるので、当該光軸がケージの支
柱などの障害物により遮蔽されず、的確に車両の位置を
検出し、当該車両が所定の車両旋回範囲内にあるかどう
かを判断できる。これにより、車両の収納半径を最小に
しても、安全な入庫を確保することができ、機械式駐車
装置の敷地を最小限にすることが可能となる。
【0047】請求項2の発明によれば、光電検出手段の
投光器から射出された光線は、パレットまたは昇降手段
に取り付けた反射手段で反射されて検出用光軸の経路を
形成するので、光電検出手段自体をパレットもしくは昇
降手段に個別に設けることなく、パレット上に載置され
た車両の位置を的確に検出することができる。これによ
り安全装置の設置コストを大幅に低減することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る機械式駐車装置の安全装置におけ
る光電装置の配置を示す側面図である。
【図2】本発明に係る機械式駐車装置の安全装置におけ
る光電装置の配置を示す平面図である。
【図3】本発明に係る機械式駐車装置の安全装置の構成
を示すブロック図である。
【図4】車両旋回装置内蔵型の機械式駐車装置の一例を
示す図である。
【図5】図4の機械式駐車装置におけるケージの構成を
示す図である。
【図6】図4の機械式駐車装置における車両旋回の動作
を示す図である。
【図7】従来の機械式駐車装置の安全装置における光電
装置の検出用光軸の位置を示す図である。
【符号の説明】
1 ケージ 5 格納建造物 7 パレット 14,15,14´,15´ 光電装置 18 警報部 19 判断部 20 表示部 21 ブザー L1,L2,L1´,L2´ 検出用光軸 W 車両 Wa,Wb バンパ T 車両旋回可能半径

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両を搭載するためのパレットと、前記
    パレットを旋回可能に保持して昇降する昇降手段と、前
    記パレットを旋回する旋回手段と、を備え、入出庫口に
    所定のパレットを移送して車両の入出庫を行なう機械式
    駐車装置において、 前記パレットに搭載された車両が所定の車両旋回範囲内
    に位置していることを検出するため、前記車両のバンパ
    に対して上下方向に投射される検出用光軸を有する光電
    検出手段を備えることを特徴とする機械式駐車装置の安
    全装置。
  2. 【請求項2】 前記光電検出手段は、光線を射出する投
    光器と、前記光線を受光して電気信号に変換する受光器
    とから形成され、 前記検出用光軸は、前記投光器からの光線を前記パレッ
    トまたは前記昇降手段に設置した反射手段に投射し、そ
    の反射光を前記受光器で検出することによって形成され
    ることを特徴とする請求項1記載の機械式駐車装置の安
    全装置。
JP5177293A 1993-06-23 1993-06-23 機械式駐車装置の安全装置 Pending JPH0711804A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106013899A (zh) * 2016-04-24 2016-10-12 盐城工学院 汽车移动停车装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106013899A (zh) * 2016-04-24 2016-10-12 盐城工学院 汽车移动停车装置
CN106013899B (zh) * 2016-04-24 2018-06-29 盐城工学院 汽车移动停车装置

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