JPH08101011A - 車両の位置決め装置 - Google Patents

車両の位置決め装置

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JPH08101011A
JPH08101011A JP26152594A JP26152594A JPH08101011A JP H08101011 A JPH08101011 A JP H08101011A JP 26152594 A JP26152594 A JP 26152594A JP 26152594 A JP26152594 A JP 26152594A JP H08101011 A JPH08101011 A JP H08101011A
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vehicle
light
container
crane
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JP26152594A
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Susumu Hamada
進 浜田
Masaru Baba
勝 馬場
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ASIA MARINE KK
Hikawa Marine KK
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ASIA MARINE KK
Hikawa Marine KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】車両Tの荷台の側面に反射部材1を設けた。ト
ランスファークレーンTCに搭載されたビームセンサ2
が、上記反射部材1からの反射光を受光すると、表示灯
31が点灯して、車両Tが停止位置に到達したことを報
知する。 【効果】車両TをトランスファークレーンTCに対して
適正位置に停止させることができるので、その位置調整
が不要である。このため、コンテナCの荷役作業を能率
的に行うことができる。上記位置調整をする人員も不要
であるので、当該作業の安全性も向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンテナの荷役作業
に際して、車両をクレーンに対して定位置に停止させる
ために用いる車両の位置決め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンテナターミナルにおける
荷役作業においては、図5に示すように、コンテナ船S
に積載されたコンテナCを、自走式のガントリークレー
ンGによって吊り上げて、その直下の車両走行レーンL
に待機している車両Tのコンテナ積載部T1に移載し、
この移載したコンテナCを、車両Tの上記コンテナ積載
部T1に対応させて設けられた固定装置によって四隅を
固定した状態で、コンテナヤードCYに搬送し、この搬
送したコンテナCを、コンテナヤードCYに設置された
トランスファークレーンTCによって、所定のヤードに
積卸して一時的に保管することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記コンテナヤードC
YにおけるコンテナCの積卸し作業に際しては、車両T
に搭載されたコンテナCに対して、トランスファークレ
ーンTCのスプレッダービームSBを連結する必要があ
るので、上記コンテナCとスプレッダービームSBとを
正確に位置合わせしておく必要がある。この際、上記ス
プレッダービームSBは、コンテナCの長手方向と直交
する方向に移動操作可能であるので、当該方向の位置合
わせについては、トランスファークレーンTCのオペレ
ータが、スプレッダービームSBの位置を微調整すれば
よく、比較的容易に行うことができる。しかし、コンテ
ナCの長手方向の位置合わせについては、車両Tの停止
位置に依存するので、車両Tを所定位置に正確に停止さ
せる必要がある。勿論、上記スプレッダービームSBに
は、車両T上のコンテナCとの位置関係が多少ずれてい
る場合でも、これをコンテナCに対して調芯させるため
のテーパ状のガイド部材が設けられているが、このガイ
ド部材による調芯作用を考慮したとしても、車両T上の
コンテナCの長手方向の中心位置Q2が、スプレッダー
ビームSBの長手方向中心位置Q1に対して、通常±5
cmの範囲になるように車両Tを停止させる必要があ
る。
【0004】しかしながら、実際には車両Tを上記範囲
に正確に停止させることは困難であるので、トランスフ
ァークレーンTCのスプレッダービームSBを、コンテ
ナCに連結できない場合が多発しており、この場合に
は、一旦下降させたスプレッダービームSBを再び上昇
させて、車両Tを移動させる必要が生じる。このため、
荷役作業の能率が低下するという問題があった。
【0005】また、上記車両Tの移動に際しては、運転
手に車両Tの停止位置を指示するための人員が必要であ
るので、人件費コストが嵩むほか、当該人員にコンテナ
が落下する事故も発生しており、安全性においても問題
があった。さらに、上記車両T上のコンテナCを吊り上
げる際には、車両T側の固定装置と当該コンテナCとの
連結状態を予め解除しておく必要があるが、この連結状
態を解除し忘れたり、連結解除が不完全であったりする
と、トランスファークレーンTCによってコンテナCと
ともに車両Tが持ち上げられて、重大事故につながるお
それがあった。この発明は上記問題点に鑑みてなされた
ものであり、コンテナの荷役作業を安全且つ能率的に行
うことができる車両の位置決め装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1に係る車両の位置決め装置は、コンテナを吊
り上げて移載する荷役作業用のクレーンに対し、車両を
定位置に停止させるための車両の位置決め装置であっ
て、上記車両のコンテナ積載部の長手方向中心位置に関
連させて車両側に設けられた反射部材と、上記クレーン
側に設けられ、上記車両側の反射部材に光を照射する投
光手段と、車両が所定の停止位置に到達した時点で、反
射部材からの反射光を受光する受光手段と、受光手段が
上記反射光を受光すると信号を出力する出力手段とを備
える反射形のビームセンサと、このビームセンサの出力
手段からの信号を入力として、車両の運転手に車両が停
止位置に到達したことを報知する停止位置報知手段とを
含むことを特徴とする。
【0007】請求項2に係る車両の位置決め装置は、請
求項1に係る車両の位置決め装置において、上記ビーム
センサの受光手段が受光状態であるか非受光状態である
かを判別する判別手段と、 車両に積載されたコンテナ
をクレーンによって吊り上げた際に、上記判別手段が、
受光手段が非受光状態であると判別すると、異常を報知
する異常報知手段とを備えることを特徴とする。
【0008】請求項3に係る車両の位置決め装置は、請
求項1に係る車両の位置決め装置において、上記ビーム
センサーの投光手段及び受光手段が、それぞれの光軸を
鉛直方向に向けた状態で隣接されており、上記ビームセ
ンサーが、投光手段が鉛直方向に照射した光を、水平方
向に反射して車両の反射部材に照射し、且つ上記反射部
材からの反射光を鉛直方向に反射して受光手段に導く反
射ミラーを備えることを特徴とする。請求項4に係る車
両の位置決め装置は、請求項3に係る車両の位置決め装
置において、上記反射ミラーを水平軸回りに回動調整し
て、当該反射ミラーによる光の反射角度を調整する反射
角度調整手段を備えることを特徴とする。
【0009】
【作用】上記請求項1に係る車両の位置決め装置によれ
ば、車両側に設けられた反射部材に対して、ビームセン
サの投光手段が光を照射し、その反射光を受光手段が受
光すると、出力手段が信号を出力し、この出力信号を入
力として、停止位置報知手段が、車両の運転手に車両が
停止位置に到達したことを報知する。従って、運転手
は、上記報知を受けた時点で、直ちに車両を停止させれ
ば、車両をクレーンに対して適正位置に停止させること
ができる。
【0010】請求項2に係る車両の位置決め装置によれ
ば、車両に積載されたコンテナをクレーンによって吊り
上げた際に、コンテナとともに車両が吊り上げられる
と、受光手段が非受光状態となるので、上記判別手段が
この非受光状態を判別して、異常報知手段が異常を報知
する。従って、クレーンによって車両が誤って吊り上げ
られるのを防止することができる。
【0011】請求項3に係る車両の位置決め装置によれ
ば、投光手段及び受光手段が、それぞれの光軸を鉛直方
向に向けた状態で、投光及び受光をそれぞれ行うことが
できるので、それぞれの光軸を水平方向に向けた状態
で、投光及び受光を行う場合よりも、ビームセンサの水
平方向の幅を小さくすることができる。このため、ビー
ムセンサが車両の走行レーンに大きく突出するのを防止
することができる。
【0012】請求項4に係る車両の位置決め装置によれ
ば、反射角度調整手段によって、上記反射ミラーを水平
軸回りに回動調整することにより、反射ミラーによる光
の反射角度を調整することができる。このため、投光手
段からの照射光を、車両の反射部材に導いたり、反射部
材からの反射光を受光手段に導いたりするための光軸調
整を容易に行うことができる。
【0013】
【実施例】以下この発明の実施例について添付図面を参
照しながら詳述する。図1はこの発明の車両の位置決め
装置の一実施例を示す概略図である。図5も参照して、
符号TCは荷役作業用のクレーンとしてのトランスファ
ークレーンであり、岸壁のコンテナヤードCYに設けら
れている。このトランスファークレーンTCは、コンテ
ナヤードCYに設定された軌道K上を自走可能な門型の
ものであり、フックに吊り下げられて昇降操作されると
ともに、上記軌道Kと直交する方向に移動操作されるス
プレッダービームSBを備えている。このトランスファ
ークレーンTCは、車両Tに積載されたコンテナCを、
その直下の地上に降ろしたり、地上に載置されたコンテ
ナC上に積み重ねたり、地上又はコンテナC上に載置さ
れたコンテナCを、再び車両Tに積載したりするのに使
用される。以下においては、車両Tに積載されたコンテ
ナCを、上記トランスファークレーンTCによって吊り
上げて、地上のコンテナCの上段に積み重ねる作業を想
定して説明する。このコンテナCの積み重ね作業は、地
上に降ろしたコンテナCの上面四隅に対して、その上段
に積み重ねるコンテナCの下面四隅を連結する必要上、
トランスファークレーンTCを、その吊り上げ中心位置
であるスプレッダービームSBの長手方向中心位置Q1
と、地上のコンテナCの長手方向中心位置とが一致する
位置に停止させた状態で行われる。
【0014】上記車両Tの荷台の側面には、コンテナ固
定装置によって規定されるコンテナ積載部T1の長手方
向中心位置Q3に対応させて、反射部材1が設けられて
いる。この反射部材1は、照射光を広角に反射可能な凹
凸表面を有する帯状のミラーによって構成されており、
その軸線を鉛直方向に向けた状態で設けられている。
【0015】一方、トランスファークレーンTCには、
上記反射部材1に光を照射し、その反射光を受光する反
射形のビームセンサ2が搭載されている。このビームセ
ンサ2は、その光軸をスプレッダービームSBの長手方
向中心位置Q1に一致させた状態で、トランスファーク
レーンTCの横桁G2部分に固定されている。上記ビー
ムセンサ2は、図2に示すように、車両T側の反射部材
1に光を照射するための投光手段22と、反射部材1か
らの反射光を受光するための受光手段23と、受光手段
23が上記反射光を受光すると信号を出力する出力手段
24と、上記投光手段22が鉛直上方に向けて照射した
光を、水平方向に反射して上記反射部材1に導くととも
に、上記反射部材1からの反射光を鉛直下方に反射して
受光手段23に導く反射ミラー25と、上記反射ミラー
25を水平軸回りに回動調整して、当該反射ミラー25
による光の反射角度を調整する反射角度調整手段26と
を、ケーシング21の内部に備えている。また、このケ
ーシング21の上部の車両Tと対向する側面には、開口
部21aが形成されており、この開口部21aは、投光
手段22による光の照射範囲と、受光手段23による光
の受光範囲とを調整可能な絞り部材27で覆われてい
る。
【0016】上記ビームセンサ2の投光手段22及び受
光手段23は、それぞれの光軸を鉛直方向に向けた状態
で、且つ互いに隣接させた状態で一体構成されている。
上記投光手段22には、投光素子としての赤色LED又
は赤外LEDが構成されており、一方、受光手段23に
は、受光素子としてのフォトダイオード又はフォトトラ
ンジスタが構成されている。また、上記出力手段24
は、受光手段23からの信号に基づいて作動するリレー
によって構成されている。
【0017】反射ミラー25は、ケーシング21に固定
された水平軸25aに対して回動自在に取付けられてい
るとともに、図示しないスプリングによって、図2にお
いて反時計回り方向に常時回動付勢されている。また、
上記反射角度調整手段26は、ケーシング21の天井面
に固定されたナット26aに対して、調整ボルト26b
を螺合し、この調整ボルト26bの回動を、回り止めナ
ット26cによって規制しているものであり、上記調整
ボルト26bの下端部を、反射ミラー25の背面に突き
当てることによって、当該反射ミラー25を所定角度に
保持している。この反射角度調整手段26によれば、上
記回り止めナット26cを緩めて調整ボルト26bを回
動調整することにより、反射ミラー25の傾斜角度を任
意の角度に調整することができる。
【0018】絞り部材27には、図3に示すように、反
射部材1に対して縦長の光を照射するように、縦長のス
リット27aが構成されている。このスリット27a
は、井桁状に組み合わせた上下、左右それぞれ一対ずつ
の絞り板27b,27cによって構成されており、各絞
り板27b,27cは、スリット27aの開度、つまり
幅Wと高さHとを可変調整できるように、それぞれスラ
イド調整可能に設けられている。上記スリット27aの
高さHは、車両Tのコンテナ積載部T1の車高が、コン
テナCを積載しない状態の車高よりも所定量高くなる
と、上記ビームセンサ2の受光手段23が反射部材1か
らの反射光を受光できなくなるように設定されており、
幅Wは、反射部材1に対する投光及び反射部材1からの
受光が可能な範囲で、できるだけ狭くなるように設定さ
れている。
【0019】上記トランスファークレーンTCには、車
両Tの運転手に車両が停止位置に到達したことを報知す
る停止位置報知手段3が搭載されている。この停止位置
報知手段3は表示灯31を備えており、この表示灯31
の点灯及び消灯は制御部4によって制御されている。上
記制御部4は、ビームセンサ2の出力手段24からの信
号を入力として、受光手段23が受光状態であるか非受
光状態であるかを判別する第1の判別手段41と、上記
表示灯31の点灯と消灯とを選択的に行わせるリレー4
2と、このリレー42からの出力を、所定時間経過した
後キャンセルするためのタイマー43と、トランスファ
ークレーンTCの制御部5からの信号を入力として、当
該トランスファークレーンTCがコンテナCの吊り上げ
動作モードであるか否かを判別する第2の判別手段44
とを備えている。
【0020】図4は上記制御部4の動作を示すフローチ
ャートであり、ステップS1において、受光手段23が
受光状態であるか否かを判別し、受光状態でなければ待
機し、受光状態であればステップS2において、トラン
スファークレーンTCがコンテナCの吊り上げ動作モー
ドであるか否かを判別し、吊り上げ動作モードでなけれ
ば、ステップS5において停止位置報知手段3の表示灯
31を点灯させ、吊り上げ動作モードであれば、ステッ
プS3においてタイマー43を作動させる。そして、ス
テップS4においてタイマー設定時間tが経過している
か否かを判別し、経過していなければ、ステップS6に
おいて停止位置報知手段3の表示灯31を消灯又は点滅
させて異常報知を行い、経過していれば終了する。な
お、上記タイマー設定時間tは、コンテナCを吊り上げ
た後、車両Tが発進することにより、異常報知がなされ
るのを防止するのに必要な時間である。
【0021】以上の構成であれば、トランスファークレ
ーンTCの直下を走行する車両Tの反射部材1に対し
て、ビームセンサ2の投光手段22の光が照射される
と、出力手段24が信号を出力し、この出力信号に基づ
いて、停止位置報知手段3の表示灯31が点灯する。そ
こで、車両Tの運転者が直ちに車両Tを停止させれば、
当該車両TをトランスファークレーンTCに対して適正
位置に停車させることができる。このため、車両Tのコ
ンテナ積載部T1の長手方向中心位置Q3と、トランス
ファークレーンTCのスプレッダービームSBの長手方
向中心位置Q1とを高精度に一致させることができる。
従って、上記コンテナ積載部T1に積載されたとコンテ
ナCと、スプレッダービームSBとの位置合わせのため
に、一旦下降させたスプレッダービームSBを再び吊り
上げて、車両Tを移動させる手間が不要となり、荷役作
業を能率的に行うことができる。また、上記位置合わせ
用の人員が不要になるので、その分、人件費コストを削
減することができるとともに、コンテナCの落下により
人身事故が発生するのを防止することができる。
【0022】また、車両T側のコンテナ固定装置と、こ
の車両Tに積載されたコンテナCとの連結状態を解除し
忘れた場合や、連結解除が不完全な場合に、上記コンテ
ナCをトランスファークレーンTCによって吊り上げる
と、このコンテナCとともに車両が吊り上げられて、車
両Tのコンテナ積載部T1の車高が、コンテナCを積載
しない状態よりも高くなったり、反射部材1が横ずれし
て投光手段22の光の照射範囲から外れたりする結果、
受光手段23が受光状態から非受光状態に切り換わり、
停止位置報知手段3の表示灯31が消灯又は点滅する。
これにより、トランスファークレーンTCのオペレータ
に、コンテナCとともに車両が吊り上げられたことを報
知することができるので、重大事故が発生するのを未然
に防止することができる。
【0023】さらに、上記ビームセンサ2は、その投光
手段22の光軸と受光手段23の光軸とを、鉛直方向に
向けた状態で配置しているので、当該ビームセンサ2
を、車両Tの走行レーンに大きくはみ出すことなく設置
することができる。このため、車両Tがビームセンサ2
に衝突して、当該ビームセンサ2が破損するのを防止す
ることができる。しかも、上記反射ミラー25を、反射
角度調整手段26によって回動調整することにより、投
光手段22からの照射光を、車両Tの反射部材1に導い
たり、反射部材1からの反射光を受光手段23に導いた
りするための光軸調整を容易に行うことができる。
【0024】なお、上記反射部材1は、車両Tのコンテ
ナ積載部T1の構成数に応じて設けられる。例えば車両
Tの前後に短寸のコンテナCを2個の積載する場合に
は、図6に示すように、当該各コンテナ積載部T1の長
手方向中心位置Q3に応じて2箇所設けられる。また、
上記車両Tの反射部材1は、必ずしもそのコンテナ積載
部T1の長手方向中心位置Q3に一致させて設ける必要
はなく、当該中心位置Q3に関連させて設けてあればよ
い。例えば、図7に示すように、ビームセンサ2を、ス
プレッダービームSBの長手方向中心位置Q1に対し
て、所定距離Xだけずれた位置に設置する場合には、反
射部材1は、このビームセンサ2の設置位置に対応させ
て、車両Tのコンテナ積載部T1の長手方向中心位置Q
3から上記距離Xだけずれた位置に設ければよい。さら
に、上記投光手段22は、受光手段23から離れた箇所
に単独で構成してもよく、この場合には、投光手段22
を受光手段23から離れた位置に配置することもでき
る。
【0025】この発明の車両の位置決め装置は、上記実
施例に限定されるものでなく、例えば、反射部材1を反
射テープで構成すること、停止位置報知手段3を、表示
灯31と報知ブザーとの組み合わせで構成したり、報知
ブザー単独で構成したりすること、異常報知手段を、上
記停止位置報知手段3と別に構成して、トランスファー
クレーンTCの運転手の見やすい高所に設置すること
等、種々の設計変更を施すことができる。また、この発
明の車両の位置決め装置は、コンテナヤードCYに積み
重ねたコンテナCを車両Tに移載する場合にも勿論使用
することができる。また、ガントリークレーン等、トラ
ンスファークレーンTC以外の種々の荷役作業用のクレ
ーンを用いた荷役作業に適用して実施することができ
る。
【0026】
【発明の効果】以上のように、この発明の車両の位置決
め装置によれば、停止位置報知手段が作動した時点で、
車両を停止させることにより、クレーンに対して車両を
適正位置に停止させることができる。このため、クレー
ンの操作中に車両とクレーンとの位置調整を行う必要が
なく、荷役作業を能率的に行うことができる。しかも、
上記位置調整を指示する人員が不要となるので、人件費
コストを削減することができるとともに、コンテナの落
下による人身事故が発生するのを防止することができ
る。
【0027】請求項2に係る車両の位置決め装置によれ
ば、クレーンによって車両に積載されたコンテナととも
に車両が吊り上げられた場合に、異常報知手段がこれを
報知するので、コンテナとともに車両が高く吊り上げら
れて重大事故が発生するのを未然に防止することができ
る。また、一つのビームセンサで、車両の停止位置の報
知と異常報知とを行うことができるので、装置の構造を
簡素化することができる。請求項3に係る車両の位置決
め装置によれば、投光手段及び受光手段を、それぞれの
光軸を鉛直方向に向けた状態で配置しているので、ビー
ムセンサが車両の走行レーンに大きく突出するのを防止
することができる。このため、車両がビームセンサに衝
突して、当該ビームセンサが破損するのを防止すること
ができる。
【0028】請求項4に係る車両の位置決め装置によれ
ば、反射角度調整手段によって、反射ミラーを水平軸回
りに回動調整するだけで、投光手段及び受光手段のそれ
それの光軸調整を行うことができるので、当該光軸調整
を容易に行うことができるという特有の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の車両の位置決め装置の一実施例を示
す側面図である。
【図2】同じく模式図である。
【図3】絞り部材の正面図である。
【図4】制御部の動作を示すフローチャートである。
【図5】コンテナターミナルの概略平面図である。
【図6】他の実施例を示す概略図である。
【図7】さらに他の実施例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 反射部材 2 ビームセンサ 3 停止位置報知手段 22 投光手段 23 受光手段 24 出力手段 25 反射ミラー 26 反射角度調整手段 27 絞り部材 41 判別手段 C コンテナ T 車両 T1 コンテナ積載部 TC トランスファークレーン Q3 コンテナ積載部の長手方向中心位置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンテナを吊り上げて移載する荷役作業用
    のクレーンに対し、車両を定位置に停止させるための車
    両の位置決め装置であって、 上記車両のコンテナ積載部の長手方向中心位置に関連さ
    せて車両側に設けられた反射部材と、 上記クレーン側に設けられ、上記車両側の反射部材に光
    を照射する投光手段と、車両が所定の停止位置に到達し
    た時点で、反射部材からの反射光を受光する受光手段
    と、受光手段が上記反射光を受光すると信号を出力する
    出力手段とを備える反射形のビームセンサと、 このビームセンサの出力手段からの信号を入力として、
    車両の運転手に車両が停止位置に到達したことを報知す
    る停止位置報知手段とを含むことを特徴とする車両の位
    置決め装置。
  2. 【請求項2】上記ビームセンサの受光手段が受光状態で
    あるか非受光状態であるかを判別する判別手段と、 車両に積載されたコンテナをクレーンによって吊り上げ
    た際に、上記判別手段が、受光手段が非受光状態である
    と判別すると、異常を報知する異常報知手段とを備える
    請求項1記載の車両の位置決め装置。
  3. 【請求項3】上記ビームセンサーの投光手段及び受光手
    段が、それぞれの光軸を鉛直方向に向けた状態で隣接さ
    れており、 上記ビームセンサーが、投光手段が鉛直方向に照射した
    光を、水平方向に反射して車両の反射部材に照射し、且
    つ上記反射部材からの反射光を鉛直方向に反射して受光
    手段に導く反射ミラーを備える請求項1記載の車両の位
    置決め装置。
  4. 【請求項4】上記反射ミラーを水平軸回りに回動調整し
    て、当該反射ミラーによる光の反射角度を調整する反射
    角度調整手段を備える請求項3記載の車両の位置決め装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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