JPH0711754B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

Info

Publication number
JPH0711754B2
JPH0711754B2 JP1006794A JP679489A JPH0711754B2 JP H0711754 B2 JPH0711754 B2 JP H0711754B2 JP 1006794 A JP1006794 A JP 1006794A JP 679489 A JP679489 A JP 679489A JP H0711754 B2 JPH0711754 B2 JP H0711754B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tone
tone signal
musical instrument
electronic musical
operator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1006794A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02187795A (ja
Inventor
竹夫 渋川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP1006794A priority Critical patent/JPH0711754B2/ja
Publication of JPH02187795A publication Critical patent/JPH02187795A/ja
Publication of JPH0711754B2 publication Critical patent/JPH0711754B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】 本発明は、演奏操作子の操作に応答して楽音信号を発生
する楽音信号発生手段を備えた電子楽器本体に、前記楽
音信号の音量を操作量に応じて変更制御するエクスプレ
ッションペダル、フットペダル等の音量制御用操作子を
着脱可能としてなる電子楽器に関する。
【従来技術】
従来、この種の電子楽器においては、音量制御用操作子
が電子楽器本体に接続されている場合には、演奏操作子
の操作に応答して発生される楽音信号の音量が音量制御
用操作子の操作量に応じて変更制御され、また音量制御
用操作子が電子楽器本体に接続されていない場合には、
前記楽音信号の音量は一定値に固定されるようになって
いた。
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、通常の電子楽器においては、ピアノ、ギター
等の減衰系の楽音信号と、フルート、トランペット等の
持続系の楽音信号とが音色選択に応じて発生されるよう
になっており、通常の演奏において、持続系の楽音信号
を発生させる場合には、楽音信号の発生中に発生楽音に
表現力を付与するために音量制御用操作子は頻繁に操作
されるが、減衰時間の短い減衰系の楽音信号を発生する
場合には、楽音の発生から停止までの時間が短いため
に、音量制御操作子を操作して発生楽音の音量を変更制
御することが少なかった。特に、鍵の押鍵強さに応じて
個々の楽音信号のアタックレベルが制御されるタッチレ
スポンス付きの電子楽器にあっては、一楽音信号の音量
レベルが前記押鍵強さに応じて制御されるので、音量制
御用操作子が楽器演奏に有効に利用されることがほとん
どなかった。 一方、電子楽器にあっては、操作パネル面上に設けた音
色等の操作子の数をなるべく少なくして、種々の楽音信
号を発生することが望まれているとともに、該楽音信号
の楽音要素が演奏者の意志に応じて変更制御されるよう
にして演奏表現力を豊かにした電子楽器の開発が常に望
まれている。 本発明は上記点に鑑みてなされたもので、その目的は、
従来の電子楽器の利点を損なうことなく、前記希望に応
えるとともに音量制御用操作子を有効に利用するように
した電子楽器を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、第1発明(上記請求項1に
係る発明)の構成上の特徴は、演奏操作子の操作に応答
して楽音信号を発生する楽音信号発生手段を備えた電子
楽器本体に、前記楽音信号の音量を操作量に応じて変更
制御する音量制御用操作子を着脱可能としてなる電子楽
器において、前記電子楽器本体内に、前記音量制御用操
作子の前記電子楽器本体に対する接続状態を検出する接
続検出手段と、前記接続検出手段により前記音量制御用
操作子の接続状態が検出されたとき、前記接続検出手段
により前記音量制御用操作子の接続状態が検出されない
ときに比べて、前記楽音信号発生手段にて発生される減
衰系の楽音信号の減衰時間を長くする減衰時間制御手段
とを設けたことにある。 また、第2発明(上記請求項2に係る発明)の構成上の
特徴は、前記第1発明の減衰時間制御手段に代えて、前
記接続検出手段により前記音量制御用操作子の接続状態
が検出されないとき前記楽音信号発生手段にて発生され
る楽音信号を減衰系に設定し、かつ前記接続検出手段に
より前記音量制御用操作子の接続状態が検出されたとき
前記減衰系の楽音信号を持続系の楽音信号に変更する楽
音信号変更制御手段を設けたことにある。
【発明の作用及び効果】
上記のように構成した第1発明においては、音量制御用
操作子が電子楽器本体に接続されていない場合には、接
続検出手段による検出の基に、減衰時間制御手段が演奏
操作子の操作に応答して楽音信号発生手段にて発生され
る減衰系の楽音信号の減衰時間を短く設定し、また音量
制御操作子が電子楽器本体に接続されている場合には、
接続検出手段による検出の基に、減衰時間制御手段が前
記減衰系の楽音信号の減衰時間を長く設定する。 その結果、この第1発明によれば、発生楽音信号の減衰
時間が短くて音量制御用操作子を有効に利用できない場
合には、演奏者は同操作子を電子楽器本体から外してお
けば、従来と同等の楽器演奏を行うことができる。ま
た、かかる状態で音量制御用操作子を電子楽器本体に接
続するようにすれば、前記楽音信号の減衰時間が長くな
るので、音量制御用操作子の操作に応じて発生中の楽音
信号の音量を変更制御することができ、同操作子が有効
に利用されるとともに、前記短い減衰時間の楽音信号と
は異なる楽音信号を発生できて、音色等の選択操作子の
数を増やさなくても一つの電子楽器で種々の楽器演奏が
可能となる。 また、上記のように構成した第2発明においては、音量
制御用操作子が電子楽器本体に接続されていない場合に
は、接続検出手段による検出の基に、楽音信号変更制御
手段が演奏操作子の操作に応答して楽音信号発生手段に
て発生される楽音信号を減衰系に設定し、また音量制御
用操作子が電子楽器本体に接続されている場合には、接
続検出手段による検出の基に、前記楽音信号を持続系に
設定する。 その結果、この第2発明においても、演奏者は音量制御
用操作子を電子楽器本体から外しておけば、従来と同等
の楽器演奏を行うことができる。また、音量制御用操作
子を電子楽器本体に接続するようにすれば、発生楽音信
号が持続系になるので、同操作子が有効に利用されると
ともに、音色等の選択操作子の数を増やさなくても一つ
の電子楽器で種々の楽器演奏が可能となる。
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明すると、第
1図は本発明に係る電子楽器の全体をブロック図により
示している。 この電子楽器の本体側には鍵盤10及び操作パネル20が設
けられている。鍵盤10は複数の鍵からなり、これらの各
鍵の押離鍵は鍵スイッチ回路10a内に各鍵に対応して設
けた複数の鍵スイッチの開閉成により検出されるように
なっているとともに、各鍵の押鍵時における鍵タッチ
(イニシャル鍵タッチ)が鍵タッチ検出回路10b内に各
鍵に対応して設けた複数の鍵タッチセンサにより検出さ
れるようになっている。操作パネル20には、音色を選択
するためのN個の音色選択操作子210,211・・・21
N-1と、トータル音量の変更、効果の選択切り換え等の
ためのその他の操作子郡22が配設されており、これらの
各操作子210,211・・・21N-1、22の操作は操作子スイッ
チ回路20a内に各操作子に対応して設けられた複数の操
作子スイッチの開閉成により検出されるようになってい
る。これらの各スイッチ回路10a,20a及び鍵タッチ検出
回路10bはバス30に接続されており、同バス30にはエク
スプレッションペダル情報入力回路40及び楽音信号発生
回路50が接続されている。 エクスプレッションペダル情報入力回路40はA/D変換器4
1を備えており、同変換器41はインターフェース回路42
を介してバス30に接続されるとともに、電源回路(図示
しない)から電源電圧として基準電圧Vrefを入力してい
る。このA/D変換器41はエクスプレッションペダル装置6
0からのアナログ入力電圧をディジタル形式のエクスプ
レッションペダルデータEPDに変換するもので、同変換
器41の入力端子41aにはバッファアンプ43及び抵抗器44
(抵抗値R)を介して基準電圧Vrefが供給され、かつ入
力端子41bは接地されている。 これらの入力端子41a,41bにはエクスプレッションペダ
ル装置60内に設けた可変抵抗器61の両端が接続されるよ
うになっており、該接続は、第1図及び第2図に示すよ
うに、電子楽器本体側に設けたプラグ45にエクスプレッ
ションペダル装置60から引き出されたコード62の一端に
設けたジャック63を挿入することにより行われるように
なっている。可変抵抗器61の抵抗値RXはペダル64の踏み
込み量が増加するに従って「0」からRMAXまで変化する
ようになっており、エクスプレッションペダル装置60を
電子楽器本体に接続した状態では、A/D変換器41の入力
端子41aに供給される電圧RX・Vref/(RX+R)が、第3
図に示すように、ペダル64の踏み込み量が増加するに従
って「0」から踏み込み最大電圧VPMAX=RMAX・Vref/
(RMAX+R)まで変化するようになっている。なお、エ
クスプレッションペダル装置60を電子楽器本体から外し
た状態では、A/D変換器41の入力端子41aに供給される電
圧は、第3図に示すように、常に基準電圧Vrefに保たれ
る。 楽音信号発生回路50は例えば数個〜10数個の楽音信号形
成チャンネルを備え、各楽音信号形成チャンネルはバス
30を介して供給されるキーオン信号KON及びキーオフ信
号KOFに応じて発生が制御され、かつ同供給されたキー
コードKC、タッチデータTR、楽音形成パラメータ、音量
データVOL、効果データ等に応じて音高、各音毎の音
量、音色、音量エンベロープ、トータル音量、効果等が
制御された楽音信号をそれぞれ形成出力する。この楽音
信号発生回路50にはアンプ51を介してスピーカ52が接続
されている。 さらに、バス30には、前記楽音信号の発生を制御するマ
イクロコンピュータ70と、発生楽音信号の音色、音量エ
ンベロープ等の楽音要素を決定するための楽音形成制御
データメモリ80とが接続されている。マイクロコンピュ
ータ70はプログラムメモリ71、タイマ回路72、CPU73及
びワーキングメモリ74からなる。プログラムメモリ71は
ROMで構成され、第4図及び第5図のフローチャートに
それぞれ対応したメインプログラム及びタイマインタラ
プトプログラムと、第6図〜第8図のフローチャートに
それぞれ対応した前記メインプログラムのサブプログラ
ムとを記憶している。タイマ回路72は時間計数回路で構
成され、所定時間毎にCPU73にタイマインタラプト信号T
INTを供給する。CPU73は電源スイッチ(図示しない)の
閉成に伴いメインプログラムの実行を開始するとともに
同プログラムを電源スイッチの開成まで繰り返し実行
し、タイマ回路72からのタイマインタラプト信号TINTの
到来毎にメインプログラムの実行を中断してタイマイン
タラプトプログラムを割り込み実行する。ワーキングメ
モリ74はRAMで構成され、前記プログラムの実行に必要
な変数データを一時的に記憶する。 楽音形成制御データメモリ80はROMにより構成され、第
1音色テーブル81、第2音色テーブル82及び楽音形成パ
ラメータテーブル83に分割されている。第1音色テーブ
ル81はエクスプレッションペダル装置60が電子楽器本体
から外されている状態で利用されるもので、第9A図に示
すように、音色選択操作子210,211・・・21N-1に対応し
たN個の音色名をそれぞれ表す音色テーブルデータTT1
(0),TT1(1)・・・TT1(N-1)を記憶している。第
2音色テーブル82はエクスプレッションペダル装置60が
電子楽器本体に接続されている状態で利用されるもの
で、第9B図に示すように、音色選択操作子210,211・・
・21N-1に対応したN個の音色名をそれぞれ表す音色テ
ーブルデータTT2(0),TT2(1)・・・TT2(N-1)を
記憶している。楽音形成パラメータメモリ83は前記2N個
の各音色テーブルデータTT1(0),TT1(1)・・・TT1
(N-1),TT2(0),TT2(1)・・・TT2(N-1)により
それぞれ表された音色の楽音に対応して楽音形成パラメ
ータをそれぞれ記憶している。このらの楽音形成パラメ
ータは各楽音信号の音色(周波数スペクトラムエンベロ
ープ特性)、音量エンベロープ等の楽音要素を設定制御
するもので、少なくとも音量エンベロープは次のように
制御される。 例えば、音色テーブルデータTT1(0)により指定され
る楽音は、第10A図にて実線で示すように、短い減衰時
間を有する減衰系のものであり、かつ音色テーブルデー
タTT2(0)により指定される楽音は、第10A図にて一点
鎖線で示すように、長い減衰時間を有する減衰系のもの
である。また、音色テーブルデータTT1(1)により指
定される楽音は、第10B図にて実線で示すように、短い
減衰時間を有する減衰系のものであり、かつ音色テーブ
ルデータTT2(1)により指定される楽音は、第10B図に
て一点鎖線で示すように、持続系のものである。さら
に、音色テーブルデータTT1(i)及び音色テーブルデ
ータTT2(i)によりそれぞれ指定される楽音が共に減
衰系のものであったり、共に持続系のものであったりす
る場合もある。 次に、上記のように構成した実施例の動作を第4図〜第
8図のフローチャートに沿って説明する。 電源スイッチ(図示しない)が閉成されると、CPU73は
メインプログラムの実行を第4図のステップ100にて開
始し、ステップ102における初期設定後、ステップ104の
鍵処理ルーチン、ステップ106の音色選択操作子処理ル
ーチン及びステップ108のその他の操作子処理ルーチン
からなる循環処理を前記電源スイッチの開成まで実行し
続ける。 まず、鍵盤10における押離鍵に応じた楽音の発音制御動
作及び操作パネル20における各種操作子の操作に応じた
楽音制御動作について説明する。鍵盤10にていずれかの
鍵が押鍵されると、前記メインプログラムの循環処理
中、ステップ104にて押鍵イベント有りとの判定の基に
キーオンイベントプログラムが読み出し実行される。こ
のキーオンイベントプログラムは、第6図のフローチャ
ートにその詳細が示されているように、ステップ300に
てその実行が開始され、ステップ302にて鍵盤にて今回
押鍵された鍵を表すキーコードKCがイベントキーコード
EVKCとして設定された後、ステップ304にて楽音信号発
生回路50内の複数の楽音信号形成チャンネルのうちの空
きチャンネルを捜す発音チャンネル割り当て処理が実行
され、ステップ306にて楽音信号発生回路50内の前記捜
し出された割り当て楽音信号形成チャンネルへイベント
キーコードEVKC、キーオン信号KON、タッチデータTR及
び楽音形成パラメータが送出されて、ステップ308にて
該キーオンイベントプログラムの実行が終了される。な
お、タッチデータTRは前記押鍵された鍵に関するもので
あって、鍵タッチ検出回路10bにより検出されかつ同回
路10bから取り込まれたものである。また、楽音形成パ
ラメータは選択音色を表す音色データTC(後述の処理に
より設定)により指定され、楽音形成パラメータメモリ
83から読み出された楽音形成用のパラメータである。 これにより、楽音信号発生回路50内の前記割り当て楽音
信号形成チャンネルは前記イベントキーコードKCにより
表された鍵すなわち鍵盤10にて新たに押鍵された鍵に対
応した音高の楽音信号をタッチデータTRに応じた音量で
発生し始める。かかる場合、発生楽音信号の音色及び音
量エンベロープ(減衰系又は持続系)は前記供給楽音形
成パラメータに応じて設定される。このようにして発生
された楽音信号はアンプ51を介してスピーカ52に供給さ
れ、スピーカ52からは前記楽音信号に対応した楽音が発
音されるようになる。 一方、鍵盤10にて前記押鍵中の鍵が離鍵されると、メイ
ンプログラム(第2図)のステップ104にて離鍵イベン
ト有りとの判定の基にキーオフイベントプログラムが読
み出し実行される。このキーオフイベントプログラム
は、第7図のフローチャートにその詳細が示されている
ように、ステップ400にその実行が開始され、ステップ4
02にて鍵盤にて離鍵された鍵を表すキーコードKCがイベ
ントキーコードEVKCとして設定された後、ステップ404
にて前記鍵に関する離鍵チャンネルサーチ処理が実行さ
れ、ステップ406にて、前記サーチの結果、該当チャン
ネルが有ったか否かが判定される。かかる場合、該当チ
ャンネルが無ければ、ステップ406における「NO」との
判定の基に、ステップ410にて該キーオフイベントプロ
グラムの実行が終了され、また該当チャンネルが有った
場合には、ステップ406における「YES」との判定の基
に、ステップ408にて楽音信号発生回路50内の前記該当
する楽音信号形成チャンネルへキーオフ信号KOFが送出
されて、ステップ410にて該キーオフイベントプログラ
ムの実行が終了される。 これにより、楽音信号発生回路50内の前記該当する楽音
信号形成チャンネルは発生中の楽音信号のリリースを開
始し(第10A図及び第10B図の破線参照)、同楽音信号の
発生を徐々に停止するので、スピーカ52にて発音中の楽
音も徐々に減衰してその発音を停止する。 また、かかる発音制御中に、音色選択操作子郡210,211
・・・21N-1のいずれかが操作されると、メインプログ
ラム(第2図)のステップ106にて、前記音色選択操作
子郡210,211・・・21N-1に関するオンイベント有りとの
判定の基に、音色イベントイベントプログラムが読み出
し実行される。この音色イベントプログラムにおいて
は、第8図のフローチャートに示すように、その実行が
ステップ500にて開始され、ステップ502にて前記操作さ
れた音色選択操作子210,211・・・21N-1を表す値(0〜
N−1)が音色番号データTNとして設定された後、ステ
ップ504にてエクスプレッションペダルフラグEPFが“0"
であるか否かが判定される。このエクスプレッションペ
ダルフラグEPFは、後述の処理により、エクスプレッシ
ョンペダル装置60の電子楽器本体に対する非接続状態に
て“0"に設定され、かつ同ペダル装置60の電子楽器本体
に対する接続状態にて“1"に設定されるもので、エクス
プレッションペダル装置60が電子楽器本体に接続されて
いなければ、前記ステップ504における「YES」との判定
の基に、ステップ506にて音色番号データTNに基づき第
1音色テーブル81を参照することによって音色データTC
が音色テーブルデータTT1(TN)に設定され、ステップ5
10にて該音色イベントプログラムの実行が終了する。ま
た、エクスプレッションペダル装置60が電子楽器本体に
接続されていれば、前記ステップ504における「NO」と
の判定の基に、ステップ508にて音色番号データTNに基
づき第2音色テーブル82を参照することによって音色デ
ータTCが音色テーブルデータTT2(TN)に設定され、ス
テップ510にて該音色イベントプログラムの実行が終了
する。 これにより、エクスプレッションペダル装置60が電子楽
器本体に接続されていなければ、音色データTCは音色選
択操作子郡210,211・・・21N-1の操作に応じて音色テー
ブルデータTT1(0),TT1(1)・・・TT1(N-1)に設
定されるので、少なくとも音色選択操作子210,211が操
作された場合には、楽音信号発生回路50にて発生される
楽音信号は、第10A図及び第10B図にて実線でそれぞれ示
すように、共にそれぞれ短い減衰時間を有する減衰系の
ものとなる。また、エクスプレッションペダル装置60が
電子楽器本体に接続されていれば、音色データTCは音色
選択操作子郡210,211・・・21N-1の操作に応じて音色テ
ーブルデータTT2(0),TT2(1)・・・TT2(N-1)に
設定されるので、少なくとも音色選択操作子210,211
操作された場合には、楽音信号発生回路50にて発生され
る楽音信号は、第10A図及び第10B図にて一点鎖線でそれ
ぞれ示すように、長い減衰時間を有する減衰系のもの又
は持続系のものとなる。 さらに、トータル音量の変更、効果の選択切り換え等の
ためのその他の操作子郡22が操作されると、メインプロ
グラム(第2図)のステップ108の処理により、楽音信
号発生回路50にて発生される楽音信号のトータル音量、
同信号に対する効果付与等が変更制御されるようにな
る。 次に、エクスプレッションペダル装置60の操作に応じた
楽音の音量制御動作について説明する。前述のような鍵
盤10における押離鍵操作に伴う楽音信号の発生制御中、
タイマ回路72がタイマインタラプト信号TINTをCPU73に
出力すると、CPU73は前記メインプログラムの実行を中
断して前記タイマインタラプト信号TINTの発生毎に、第
5図のフローチャートに対応したタイマインタラプトプ
ログラムを割り込み実行する。このタイマインタラプト
プログラムの実行はステップ200にて開始され、ステッ
プ202にてA/D変換器41からインターフェース回路42を介
してエクスプレッションペダルデータEPDが取り込ま
れ、ステップ204にて該取り込みデータEPDが所定値JIL
以上であるか否かが判定される。なお、この所定値JIL
は、第3図に示すように、ペダル64の踏み込み最大電圧
VPMAXに対応する値と基準電圧Vrefに対応する値との間
の値に設定されている。 今、エクスプレッションペダル装置60が電子楽器本体に
接続されていなければ、A/D変換器41の両入力端子41a,4
1b間が切り離されるので、同入力端子41aの電圧が基準
電圧Vrefとなり、前記エクスプレッションペダルデータ
EPDは基準電圧に対応した値に設定される。その結果、
かかる場合には、前記ステップ204にて「YES」すなわち
エクスプレッションペダルデータEPDが所定値JIL以上で
あると判定され、ステップ206以降の処理が実行され
て、ステップ226にて該タイマインタラプトプログラム
の実行が終了する。 ステップ206においては、エクスプレッションペダルフ
ラグEPFが“1"であるか否か、すなわち以前エクスプレ
ッションペダル装置60が電子楽器本体に接続されていた
か否かが判定される。かかる場合、以前エクスプレッシ
ョンペダル装置60が電子楽器本体に接続されていてエク
スプレッションペダルフラグEPFが“1"に設定されてい
れば、前記ステップ206における「YES」との判定の基
に、ステップ208にて、上記ステップ506(第8図)の処
理と同様、第1音色テーブル81が参照されて音色データ
TCが音色テーブルデータTT1(TN)に設定され、ステッ
プ210にてエクスプレッションペダルフラグEPFが“0"に
設定され、ステップ212にて音量データVOLが所定の固定
値VOL0に設定されて、ステップ214にて楽音信号発生回
路50へ前記音量データVOLが送出される。これにより、
楽音信号発生回路50は前記供給音量データVOLを記憶保
持して各楽音信号形成チャンネルにて形成される楽音信
号の音量レベルを前記音量データVOL値に制御するの
で、前記各楽音信号の音量レベルが前記固定値VOL0に設
定される。 また、以前もエクスプレッションペダル装置60が電子楽
器本体に接続されていなくてエクスプレッションペダル
フラグEPFが前記ステップ210の処理により“0"に設定さ
れていれば、前記ステップ206における「NO」との判定
の基に、プログラムはステップ226へ進められて、前記
ステップ208〜214の処理が実行されない。これにより、
楽音信号発生回路50内の各楽音信号形成チャンネルにて
形成される楽音信号の音量レベルは前記固定値VOL0に維
持される。 このように、エクスプレッションペダル装置60が電子楽
器本体に接続されていない場合には、各楽音信号の音量
レベルは固定されるが、かかる場合には、ステップ208
及びステップ506(第8図)の処理により、例えば音色
選択操作子210,211の操作に対応して選択される楽音
は、第10A図及び第10B図にて実線で示すように、短い減
衰時間を有する減衰系のものであり、ステップ306(第
6図)の処理により個々の楽音の音量レベルは鍵タッチ
に応じて制御されるので、演奏に支障なく楽音の発音制
御ができる。 一方、エクスプレッションペダル装置60が電子楽器本体
に接続されていれば、A/D変換器41の両入力端子41a,41b
間にはペダル64の踏み込み操作に応じて抵抗値RXを変更
する可変抵抗器61が接続されることになる。そのため、
入力端子41aの電圧はペダル64の踏み込み操作量に応じ
て「0」から踏み込み最大電圧VPMAXまで連続的に変化
するようになるが、この踏み込み最大電圧VPMAXに対応
した値は前記所定値JILより小さいので、前記ステップ2
04にて「NO」と判定され、ステップ216以降の処理が実
行されて、ステップ226にて該タイマインタラプトプロ
グラムの実行が終了する。 ステップ216においては、前記ステップ206の場合とは逆
に、エクスプレッションペダルフラグEPFが“0"である
か否か、すなわち以前エクスプレッションペダル装置60
が電子楽器本体に接続されていなかったか否かが判定さ
れる。かかる場合、以前エクスプレッションペダル装置
60が電子楽器本体に接続されていなくてエクスプレッシ
ョンペダルフラグEPFが“0"に設定されていれば、前記
ステップ216における「YES」との判定の基に、ステップ
218にて、上記ステップ508(第8図)の処理と同様に、
第2音色テーブル82が参照されて音色データTCが音色テ
ーブルデータTT2(TN)に設定され、ステップ220にてエ
クスプレッションペダルフラグEPFが“1"に設定され、
ステップ222にて音量データVOLがエクスプレッションペ
ダルデータEPDに応じて演算(エクスプレッションペダ
ルデータEPDの増加に従って音量データVOLは増加)され
て、ステップ224にて楽音信号発生回路50へ前記音量デ
ータVOLが送出される。これにより、楽音信号発生回路5
0は前記供給音量データVOLを記憶保持して各楽音信号形
成チャンネルにて形成される楽音信号の音量レベルを前
記音量データVOL値に制御するので、前記各楽音信号の
音量レベルが前記取り込んだエクスプレッションペダル
データEPDすなわちペダル64の踏み込み操作量に応じて
制御される。 また、以前もエクスプレッションペダル装置60が電子楽
器本体に接続されていてエクスプレッションペダルフラ
グEPFが前記ステップ220の処理により“1"に設定されて
いれば、前記ステップ216における「NO」との判定の基
に、ステップ218,220の処理が実行されないで、プログ
ラムはステップ222,224へ進められる。これにより、音
色データTCの変更制御はなされないが、かかる場合も前
記場合と同様に、楽音信号発生回路50内の各楽音信号形
成チャンネルにて形成される楽音信号の音量レベルが前
記取り込んだエクスプレッションペダルデータEPDすな
わちペダル64の踏み込み操作量に応じて制御される。 このように、エクスプレッションペダル装置60が電子楽
器本体に接続されている場合には、各楽音信号の音量レ
ベルはエクスプレッションペダル装置60の操作に応じて
変更制御され、かかる場合には、ステップ218及びステ
ップ508(第8図)の処理により、例えば音色選択操作
子210,211の操作に対応して選択される楽音は、第10A図
及び第10B図にて一点鎖線で示すように、長い減衰時間
を有する減衰系のもの又は持続系のものに設定されるの
で、発音中の楽音の音量レベルがエクスプレッションペ
ダル装置60の操作により制御されることになり、演奏表
現力が向上する。 このように、上記実施例によれば、エクスプレッション
ペダル装置60を電子楽器本体に対して着脱することによ
り、音色選択操作子210,211・・・21N-1の数を増やさな
くても、種々の楽音が発生させることが可能となる。 また、上記実施例においては、バッファアンプ43及び抵
抗器44を介して基準電圧VrefをA/D変換器41の入力端子4
1aに接続するとともに、両入力端子41a,41b間にエクス
プレッションペダル装置60の可変抵抗器61を接続するよ
うにして、該入力端子41aの電圧値に応じてエクスプレ
ッションペダル装置60の電子楽器本体に対する着脱が検
出されるようにしたので、該着脱検出のための回路が簡
単になる。 なお、上記実施例においては、音量制御用操作子として
エクスプレッションペダル装置60を用いた例について説
明したが、同操作子として前記ペダル装置60と同種のフ
ット操作子、又は手により操作される操作子を用いても
よい。また、息圧を検出するブレスコントローラを音量
制御用操作子として利用するようにしてもよい。 また、上記実施例においては楽音の発生を制御する演奏
操作子として鍵盤10を有する電子楽器を例として示した
が、本発明は演奏操作子として複数のキーを備えた電子
管楽器等にも適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す電子楽器の全体ブロッ
ク図、第2図は第1図のエクスプレッションペダル装置
の電子楽器本体への着脱状態を示す概略図、第3図は第
1図のエクスプレッションペダル装置の操作特性グラ
フ、第4図〜第8図は第1図のマイクロコンピュータに
て実行される各プログラムにそれぞれ対応したフローチ
ャート、第9A図及び第9B図は第1図の音色テーブル内の
データフォーマット図、第10A図及び第10B図は楽音信号
の音量エンベロープ波形図である。 符号の説明 10……鍵盤、10a……鍵スイッチ回路、10b……鍵タッチ
検出回路、20……操作パネル、20a……操作子スイッチ
回路、40……エクスプレッションペダル情報入力回路、
41……A/D変換器、45……プラグ、50……楽音信号発生
回路、60……エクスプレッションペダル装置、61……可
変抵抗器、63……ジャック、64……ペダル、70……マイ
クロコンピュータ、80……楽音形成制御データメモリ、
81……第1音色テーブル、82……第2音色テーブル、83
……楽音形成パラメータテーブル。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】演奏操作子の操作に応答して楽音信号を発
    生する楽音信号発生手段を備えた電子楽器本体に、前記
    楽音信号の音量を操作量に応じて変更制御する音量制御
    用操作子を着脱可能としてなる電子楽器において、 前記電子楽器本体内に、 前記音量制御用操作子の前記電子楽器本体に対する接続
    状態を検出する接続検出手段と、 前記接続検出手段により前記音量制御用操作子の接続状
    態が検出されたとき、前記接続検出手段により前記音量
    制御用操作子の接続状態が検出されないときに比べて、
    前記楽音信号発生手段にて発生される減衰系の楽音信号
    の減衰時間を長くする減衰時間制御手段と を設けたことを特徴とする電子楽器。
  2. 【請求項2】演奏操作子の操作に応答して楽音信号を発
    生する楽音信号発生手段を備えた電子楽器本体に、前記
    楽音信号の音量を操作量に応じて変更制御する音量制御
    用操作子を着脱可能としてなる電子楽器において、 前記電子楽器本体内に、 前記音量制御用操作子の前記電子楽器本体に対する接続
    状態を検出する接続検出手段と、 前記接続検出手段により前記音量制御用操作子の接続状
    態が検出されないとき前記楽音信号発生手段にて発生さ
    れる楽音信号を減衰系に設定し、かつ前記接続検出手段
    により前記音量制御用操作子の接続状態が検出されたと
    き前記減衰系の楽音信号を持続系の楽音信号に変更する
    楽音信号変更制御手段と を設けたことを特徴とする電子楽器。
JP1006794A 1989-01-13 1989-01-13 電子楽器 Expired - Fee Related JPH0711754B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1006794A JPH0711754B2 (ja) 1989-01-13 1989-01-13 電子楽器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1006794A JPH0711754B2 (ja) 1989-01-13 1989-01-13 電子楽器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02187795A JPH02187795A (ja) 1990-07-23
JPH0711754B2 true JPH0711754B2 (ja) 1995-02-08

Family

ID=11648082

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1006794A Expired - Fee Related JPH0711754B2 (ja) 1989-01-13 1989-01-13 電子楽器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0711754B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5560584B2 (ja) * 2009-04-21 2014-07-30 ヤマハ株式会社 電子打楽器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02187795A (ja) 1990-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5069107A (en) Electronic musical instrument in which a musical tone is controlled in accordance with a digital signal
JP2576619B2 (ja) 楽音発生装置
JP2792368B2 (ja) 電子楽器
JPH03269584A (ja) 電子楽器
JPH08202361A (ja) 電子楽器
JPH0711754B2 (ja) 電子楽器
JP2570819B2 (ja) 電子楽器
JP2526636B2 (ja) 電子楽器
JPH10319949A (ja) 電子楽器
JP2953217B2 (ja) 電子楽器
JPH10124050A (ja) 電子楽器
JP3424989B2 (ja) 電子楽器の自動伴奏装置
JP2858314B2 (ja) 楽音特性制御装置
JPH07175480A (ja) 電子楽器のデータ設定装置
JPH04283797A (ja) 楽音形成装置
JPH05108068A (ja) フレーズ情報入出力装置
JPH0515279B2 (ja)
JP2739244B2 (ja) 電子楽器
JP2579231Y2 (ja) 電子楽器
JPH0635465A (ja) 楽音生成装置
JP3498968B2 (ja) 電子楽器
JPH07234684A (ja) 電子楽器
JPH07199940A (ja) 電子楽器のデモ演奏制御装置
JPH1063269A (ja) 消音ピアノ
JPH0749689A (ja) 電子楽器

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees