JPH0711754A - 床構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】簡易且つ迅速に床板を敷き並べることができ、
また各床板の高さが不揃いのときには容易に修正するこ
とができる床構造を提供する。 【構成】床スラブ１上に自己平滑性の床下地材２を打設
し、該床下地材２上に、それぞれ底面に複数個の支持脚
４を螺入した複数個の床板３を敷き並べたことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、建物の床の構造に関
する。

【０００２】

【従来の技術】従来より建物の床は図２に示すように、
床スラブ１上にモルタル７を打設し、このモルタル７上
に単なる平板状の床板８を敷き並べ、各床板８間に目地
６を詰め込んだ構造に形成されていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記従来の床構造で
は、モルタル７が凝固する前に各床板８が同じ高さとな
るように、床板８を下方に押し付けてモルタル７を変形
させながら敷き並べていくから、床板８の敷き並べに長
時間を要するという問題点があった。また床板８をたた
いてモルタル７の厚さを薄くすることは可能であるが、
過度に床板８をたたいたために、モルタル７の厚さが過
度に薄くなってしまったときには、床板８を撤去してモ
ルタル７を再度盛り直す必要があり、この面からも床板
８の敷き並べに長時間を要するという問題点があった。
更にモルタル７が凝固した後に床板８の高さの不揃いを
発見したときには、最早修正の途がないという問題点も
あった。したがって本発明は、簡易且つ迅速に床板を敷
き並べることができ、また各床板の高さが不揃いのとき
には容易に修正することができる床構造を提供すること
を目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、床スラブ上に
自己平滑性の床下地材を打設し、該床下地材上に、それ
ぞれ底面に複数個の支持脚を螺入した複数個の床板を敷
き並べた床構造によって、上記目的を達成したものであ
る。

【０００５】

【実施例】本発明を図面によって説明する。図１は本発
明の一実施例を示し、この実施例の床構造では、床スラ
ブ１上に自己平滑性の床下地材２が打設されており、こ
の床下地材２上に複数個の床板３が敷き並べられてい
る。各床板３の底面の四隅にはめねじが設けられてお
り、このめねじに逆Ｔ字状の支持脚４が螺入されてい
る。また各床板３の側面にはパッキン５が取り付けられ
ており、隣接する床板３，３のパッキン５，５上に目地
６が詰め込まれている。本実施例は以上のように構成さ
れており、床スラブ１上には自己平滑性の床下地材２が
打設されているから、この床下自在２の表面は著しく水
平度が高くなる。したがって最早従来の床構造のように
モルタルの厚さを調節する必要がなくなり、単に床板３
を敷き並べるだけで床を構成することができるから、工
期を著しく短縮することができる。しかも各支持脚４の
螺入量を調節することによって各床板３の高さを調節す
ることができるから、たとえ各床板３の高さに不揃いが
生じても、容易にこれを修正することができる。

【０００６】

【発明の効果】本発明によれば、床板の敷き並べに要す
る工期を著しく短縮することができ、また各床板の高さ
に不揃いが生じても容易にこれを修正することができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す部分縦断面図

【図２】従来例を示す部分縦断面図

【符号の説明】

１…床スラブ ２…自己平滑性床下地材 ３
…床板 ４…支持脚 ５…パッキン ６
…目地 ７…モルタル ８…床板

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】床スラブ上に自己平滑性の床下地材を打設
   し、該床下地材上に、それぞれ底面に複数個の支持脚を
   螺入した複数個の床板を敷き並べた床構造。