JP2513830Y2 - 化粧材打込み床板 - Google Patents

化粧材打込み床板

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JP2513830Y2
JP2513830Y2 JP1993008376U JP837693U JP2513830Y2 JP 2513830 Y2 JP2513830 Y2 JP 2513830Y2 JP 1993008376 U JP1993008376 U JP 1993008376U JP 837693 U JP837693 U JP 837693U JP 2513830 Y2 JP2513830 Y2 JP 2513830Y2
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JP
Japan
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concrete
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board
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勝也 平岡
洋三 與五沢
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勝也 平岡
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  • Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)
  • Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、コンクリート床面の
仕上材として使用する化粧材打込み床板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来コンクリート構造物の床面をタイル
や石材を用いて化粧仕上げする場合、コンクリート床面
上にモルタルを打設した後、その上にタイルや石材を順
次敷設して固定していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な方法は施工に手間と時間がかかり、施工コストが高く
つくと共に、タイルや石材等の化粧材を水平に敷設する
のは非常に困難であり、精度の高い美しい仕上りを得る
ことができないという問題がある。
【0004】そこでこの考案の課題は、床の仕上施工が
簡単に低コストで行なえると共に、水平に仕上げること
ができる化粧材打込み床板を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、の考案は、表面に目地を存して複数の化粧
材をコンクリート板打設した化粧材打込み床板にお
いて、該目地を底部に該コンクリート板が露出した溝状
に形成すると共に、該コンクリート板に、内側に雌ねじ
を設けた上下開放の筒状のインサートナットの複数を、
このインサートナットの上端開口が前記目地の底部に露
出するように埋設し、下端に支持台座を回転自在に装着
した支持ボルトを該インサートナットの下端からねじ込
み自在とし、該支持ボルトの上端に、該インサートナッ
トの上端開口に臨む回動操作部を設けた構成を採用し
【0006】また、表面に目地を存して複数の化粧材を
コンクリート板上に打設した化粧材打込み床板におい
て、該コンクリート板を平面矩形状に形成し、このコン
クリート板の隣接する二辺の外面下部に突条を設けると
ともに、残る二辺の下面に凹段部を設け、床面上への配
置時に突条と相手コンクリート板の凹段部が互いに重な
るようにし、該突条には、上下開放の筒状のインサート
ナットの複数を、このインサートナットの上端開口が該
突条の上面に露出するように埋設し、下端に支持台座を
回転自在に装着した支持ボルトを該インサートナットの
下端からねじこみ、該支持ボルトの上端に、該インサー
トナットの上端開口に臨む回動操作部を設けると共に、
上記突条と凹段部の重なり合う面に、互に嵌り合って隣
接するコンクリート板の間に形成される目地の間隔を決
める突部と凹部を設け、この突部と凹部を金具によりカ
バーした構成のものも採用した。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【作用】第1の考案では、各インサートナットに支持ボ
ルトを夫々ねじ込んだコンクリート板を、コンクリート
床面上に配置し、各目地の底部に露出しているインサー
トナットの上端の開口から挿入した回動工具を支持ボル
トの上端の回動操作部に係合させ、この回動工具により
支持ボルトを正逆回転させてコンクリート板のレベルを
調整する
【0011】第2の考案では、各突条に設けたインサー
トナットに支持ボルトを夫々ねじ込んだコンクリート板
を、コンクリート床面上に配置し、各突状の上面に露出
しているインサートナットの上端の開口から挿入した回
動工具を支持ボルトの上端の回動操作部に係合させ、こ
の回動工具により支持ボルトを正逆回転させてコンクリ
ート板のレベルを調節したのち他方のコンクリート板の
凹段部を上記突部の下側に係合させ、他方のコンクリー
ト板レベル調整行う。
【0012】このようにしてコンクリート板を順次敷設
すれば、床面が化粧材で仕上り、各コンクリート板の
インサートナットは各化粧板間の目地やコンクリート板
間の継ぎ目に生じる目地に必要に応じて埋めたモルタル
などの充填材により見えなくなりレベルの揃った美しい
仕上りが得られる。
【0013】また、第2の考案において、各コンクリー
ト板の敷設時に突条と凹段に設けた突部と凹部を嵌合す
ると、コンクリート板間の目地が一定に仕上がる。
【0014】
【実施例】以下、この考案の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0015】図1乃至図3に示す第1の実施例におい
て、化粧材打込み床板1は、平面矩形状に形成したコン
クリート板2の表面に、タイルや御影石,大理石等の化
粧材3を先付け工法によって打設し、上記コンクリート
板2の複数個所にインサートナット4を埋設し、このコ
ンクリート板2の下面側に設置用の支持ボルト5を各イ
ンサートナット4にねじ込んで取付け、支持ボルト5を
コンクリート板2の上面から回動させることができる構
造になっている。
【0016】上記インサートナット4は図3のように、
化粧材3間の目地6部分で上端開口がコンクリート板2
の上面に臨むようコンクリート板2に上下貫通状となる
よう埋設され、このインサートナット4に下面側からね
じ込む支持ボルト5は、上端に回動操作部7を備え、下
端には支持台座8が回動自在に取付けられている。
【0017】上記コンクリート板2は、コンクリート床
面9上に敷設が可能な平面的な大きさを有すると共に、
インサートナット4とこれに螺合した支持ボルト5は、
図2のように、コンクリート板2を安定よく支持できる
よう四箇所以上に配置されている。
【0018】この考案の第1の実施例は上記のような構
成であり、化粧材打込み床板1でコンクリート床面9を
仕上げるには、下面に支持ボルト5を取付けた化粧材打
込み床板1をコンクリート床面9上に配置し、この床板
1を支持ボルト5で支持した状態で各目地6の底部に露
出しているインサートナット4の上端の開口から挿入し
た回動工具を支持ボルト5の上端の回動操作部7に係合
させ、この回動工具により支持ボルト5を正逆回転させ
ることによりレベルを調整し、水平出しを行う。
【0019】このようにして化粧材打込み床板1をコン
クリート床面9上に順次配置し、各床板1の側面が当接
するように密に並べれば、化粧材3が水平に敷設された
床面が仕上がることになる。
【0020】次に図4乃至図6に示す第2の実施例を説
明する。なお、図1乃至図3に示した第1の実施例と同
一部分には、同一符号を付して説明に代える。以下の実
施例についても同様である。
【0021】この第2の実施例の化粧材打込み床板1
は、平面矩形状に形成したコンクリート板2の表面に化
粧材3を先付け工法によって打設し、コンクリート板2
の隣接する二辺の外面下部に突条10と、残る二辺の下
面に上記突条10へ重なる形状の凹段部11を設け、上
記突条10に複数のインサートナット4を埋設し、各イ
ンサートナット4に下面側より支持ボルト5をねじ込ん
で取付けた構造になっている。
【0022】図4において、最初に配置する端部用の化
粧材打込み床板1aは、コンクリート板2aが細幅に形
成され、長さ方向に沿う一方の側面が垂直面であるのに
対し、他方の側面に突条10が設けられ、コンクリート
板2aの下面と突条10の部分にインサートナット4を
埋設し、下面側から支持ボルト5をねじ込んだ構造にな
っている。
【0023】この考案の第2の実施例は上記のような構
成であり、先ずプレキャスト製の端部用化粧材打込み床
板1aをコンクリート床面9上に配置し、支持ボルト5
を回動操作してレベルを調節し、水平状態にする。
【0024】次に、化粧材打込み床板1をその凹部11
が上記端部用化粧材打込み床板1aの突条10に重なる
ようコンクリート床面9上に配置し、その突条10に取
付けた支持ボルト5を突条10の上面側から回動してレ
ベルを調節し、水平状態にする。
【0025】この後同様にして、凹段部11が相手化粧
材打込み床板1の突状10に重なるように化粧材打込み
床板1を配置して水平状態に調節すれば、化粧材3が水
平に敷設された床面が仕上がる。
【0026】この第2の実施例においては、インサート
ナット4を突条10の部分に埋設したので、インサート
ナット4及び支持ボルト5が隣接する床板1によって隠
れ、表面に出てこないので、化粧材3の目地幅に関係な
く、化粧材3のみの美しい床面が施工できる。
【0027】更に、突条10の上面に溝状の凹部21を
有する金具22を打込み固定すると共に、凹段部11の
下面に前記凹部21と嵌り合う形状の突部23を有する
金具24を打込み固定した構造になっているので、各床
板1間に生じる目地の間隔を一定化することができる。
【0028】上記両金具22と24の突条10及び凹段
部11に対する固定は、図示と逆の配置でもよい
【0029】第の実施例の化粧材打込み床板1は、上
記のような構成であり、床板1をコンクリート床面9上
に配置するとき、隣接する床板1の突条10と凹段部1
1に設けた凹部21と突部23を嵌め合わせる。
【0030】これによって、各床板1の側面間に生じる
目地12の間隔が一定の寸法に仕上がることになり、目
地12の間隔が揃った状態で化粧材3による床面の仕上
げが行なえることになる。
【0031】
【考案の効果】以上のように、この考案によると、化粧
材打込み床板をコンクリート床面上に敷設するだけで、
コンクリート床面を化粧材によって仕上げることがで
き、化粧材による床面の仕上施工が簡単に低コストで行
なえる。
【0032】また、インサートナットにねじ込んで取付
けた支持ボルト化粧材打込み床板の上方から回して
板のレベル調節を行うようにしたので、化粧材のレベル
出しが極めて容易に行なえ、インサートナットが目地の
底部にあるからインサートナット及び支持ボルトも見え
ないので床面仕上りがよい
【0033】更に、コンクリート板の突条にインサート
ナットを埋設して支持ボルトを取付けたもの、突条
と凹段部の重ね合わせによって表面からインサートナッ
ト及び支持ボルトが見えなくなり、美しい仕上りが得ら
れる。
【0034】また、コンクリート板の突条と凹段部の
なり合う面に突部と凹部を設けたので、床板の敷設時に
突部と凹部を嵌め合わせることにより、床板間の目地間
隔を一定にすることができ、目地間隔を揃えて床板を敷
設することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る化粧材打込み床板の第1の実施
例を示す敷設状態を示す断面図。
【図2】同上における化粧材打込み床板の平面図。
【図3】同上における支持ボルト部分の拡大断面図。
【図4】化粧材打込み床板の第2の実施例を示す要部を
断面図。
【図5】同上の平面図。
【図6】同上に用いる金具の分解斜視図。
【符号の説明】
1 化粧材打込み床板 2 コンクリート板 3 化粧材 4 インサートナット 5 支持ボルト 6 目地 7 回動操作部 8 支持台座 9 コンクリート床面 10 突条 11 凹段部 12 凹部 22,24 金具 23 突部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に目地を存して複数の化粧材をコン
    クリート板上に打設した化粧材打込み床板において、該
    目地を底部に該コンクリート板が露出した溝状に形成す
    ると共に、該コンクリート板に、内側に雌ねじを設けた
    上下開放の筒状のインサートナットの複数を、このイン
    サートナットの上端開口が前記目地の底部に露出するよ
    うに埋設し、下端に支持台座を回転自在に装着した支持
    ボルトを該インサートナットの下端からねじ込み自在と
    し、該支持ボルトの上端に、該インサートナットの上端
    開口に臨む回動操作部を設けた化粧材打込み床板。
  2. 【請求項2】 表面に目地を存して複数の化粧材をコン
    クリート板上に打設した化粧材打込み床板において、該
    コンクリート板を平面矩形状に形成し、このコンクリー
    ト板の隣接する二辺の外面下部に突条を設けるととも
    に、残る二辺の下面に凹段部を設け、床面上への配置時
    に突条と相手コンクリート板の凹段部が互いに重なるよ
    うにし、該突条には、上下開放の筒状のインサートナッ
    トの複数を、このインサートナットの上端開口が該突条
    の上面に露出するように埋設し、下端に支持台座を回転
    自在に装着した支持ボルトを該インサートナットの下端
    からねじこみ、該支持ボルトの上端に、該インサートナ
    ットの上端開口に臨む回動操作部を設けると共に、上記
    突条と凹段部の重なり合う面に、互に嵌り合って隣接す
    るコンクリート板の間に形成される目地の間隔を決める
    突部と凹部を設け、この突部と凹部を金具によりカバー
    した化粧材打込み床板。
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