JPH0711704U

JPH0711704U - 表示灯

Info

Publication number: JPH0711704U
Application number: JP045882U
Authority: JP
Inventors: 芳保富田
Original assignee: 芳保富田
Priority date: 1993-07-30
Filing date: 1993-07-30
Publication date: 1995-02-21

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】表示面全体を均一に発光させることができる
上に、防水性及び防湿性に優れた表示灯を提供する。【構成】一側面に光反射面を設けた基板２と、この基
板の光反射面上に塔載させた光源５と、前記基板２と前
記光源５とを覆う樹脂封じ体６と、この樹脂封じ体６を
収納させたケース体１とから成り、前記樹脂封じ体６の
少なくとも前記光反射面上から光源５までの部分を透明
樹脂層７とし、この透明樹脂層７より上の部分を光拡散
樹脂層８とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、とくに道路や家の外壁等の雨水にさらされる場所に設置して好適な表示灯に関する。

【０００２】

【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】

従来、表示灯としてはケース体内に光源を設置し、この光源を囲んで表示プレートに達する反射鏡を設け、光源より発した光を反射鏡によって拡散させて表示プレートに導くものが公知である。しかるにこのものは全体を完全防水型とすることが技術的に困難である上に表示プレートの光源と対向する部分のみが他の部分より明るくなる所謂輝点が生じてしまい、表示プレート全体を均一に発光させることが技術的に困難であるという問題を生じた。

【０００３】そのために、後面に無数の凹凸部から成る光反射面を加工して設けた透明のアクリル板の側部に光源を設置し、このアクリル板の前面に光拡散プレートを設置した表示灯が開発せられた。このものはアクリル板の側部より入射した光が光反射面に当って乱反射し、光拡散プレートによって拡散して前方へ放射されるため、表示プレート全体を均一に発光させることができるという利点を有したが、光反射面を加工して設けるための製作コストが高くつく上に、完全防水型にすることが技術的に困難であるという問題があった。

【０００４】この考案の目的は、表示面全体を均一に発光させることができる上に、防水性及び防湿性に優れた表示灯を提供せんとするにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記した課題を達成するためにこの考案は、光反射面を設けた基板と、この基板の光反射面上に搭載させた光源と、前記基板と前記光源とを覆う樹脂封じ体と、この樹脂封じ体を収納させたケースとから成り、前記樹脂封じ体の少なくとも前記光反射面上から光源までの部分を透明樹脂層とし、この透明樹脂層より上の部分を光拡散樹脂層としたものである。

【０００６】その際にこの考案は、前記光源を単数又は複数の発光ダイオードとしたり、単数又は複数の小型蛍光ランプとすることができる。

【０００７】

【作用】

光源より発した光は、一部は光拡散樹脂層より外部へ放射されるが、大部分は透明樹脂層内を通して一度光反射面に達し、ここで乱反射されて再び透明樹脂層を通って光拡散樹脂層より外部へ均一に放射される。基板及びこの基板上に搭載された光源は、全体として樹脂で封じられているため、外部からの水分や湿気が内部へ浸入することはない。

【０００８】

【実施例】

図１乃至図２はこの考案の一実施例を示し、上部開放のケース体１内部には上面に乳白色の光反射面２ａを設けた所謂白色回路基板と称せられる基板２が収納され、この基板２上にはそれぞれに発光ダイオード３、３・・・を収装させた複数のＬＥＤランプ４、４・・・が光源５、５・・・として搭載されている。基板２とＬＥＤランプ４、４・・・はエポキシ樹脂等の樹脂封じ体６によってその上下及び前後左右を覆われている。この樹脂封じ体６は、ＬＥＤランプ４、４・・・の発光ダイオード３、３・・・の部分より基板２の全体を覆う部分を透明樹脂層７とし、この透明樹脂層７より上の部分に光拡散剤を加えた乳白色の光拡散樹脂層８としている。９、９は外部導出線である。光反射面は光を乱反射させるために小さな凹凸を設けても良い。

【０００９】尚、以上の実施例では各発光ダイオード３はそれぞれＬＥＤランプとして樹脂封じされているものを用いたが、発光ダイオードを電極支柱上に載置させたままで、透明樹脂層７で封じたり、或は直に基板上へ搭載させ透明樹脂層７で封じたものを用いても良い。この場合には表示灯全体を薄型化することができよう。また、この実施例においては、発光ダイオードを単数とした完全防水型の小型表示灯を構成することができる。

【００１０】図２乃至図４は他の実施例を示し、上部開放のケース体１０内部には、上面に乳白色の光反射面１１ａを形成させた基板１１が収納され、この基板１１の上面の両側には小型蛍光ランプ１２、１２から成る光源１３、１３が搭載されている。基板１１と小型蛍光ランプ１２、１２全体はエポキシ樹脂等の樹脂封じ体１４によって覆われている。そして、樹脂封じ体１４の基板１１上面より光源１３に達する部分は、透明樹脂層となっており、この透明樹脂層１５の上部は乳白色の光拡散樹脂層１６となっている。１７、１７は外部導出線である。

【００１１】尚、この第２の実施例において、光源を基板の中央にも設置したり、或は基板の一側部にのみ設置することは自由である。さらに、光源を単数の小型蛍光ランプで構成しても良い。

【００１２】

【考案の効果】

この考案は以上のように構成したので、光が拡散されて光拡散樹脂層より均一に拡散されて前方へ放射され、光源の部分のみが強く光ることがないので、全体が均一に光る美しい表示灯を提供できるものである。

【００１３】また、防水性、防湿性に優れているので、道路や通路或は野外に面した壁面等の水分や湿気の多い場所に設置しても矩絡が生じたり、水分によって品質が劣化してしまうことがないという作用効果を奏し得る。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明に係る表示灯の縦断面図である。

【図２】図１に示した表示灯の平面図である。

【図３】この考案の他の実施例を示す縦断面図である。

【図４】図３に示した表示灯の平面図である。

【符号の説明】

１、１０ケース体２、１１基板２ａ、１１ａ光反射面３発光ダイオード４ＬＥＤランプ５、１３光源６、１４樹脂封じ体７、１５透明樹脂層８、１６光拡散樹脂層１２蛍光ランプ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号庁内整理番号ＦＩ技術表示箇所Ｈ０１Ｌ 33/00 Ｎ 7376−4Ｍ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】一側面に光反射面を設けた基板と、この
基板の光反射面上に塔載させた光源と、前記基板と前記
光源とを覆う樹脂封じ体と、この樹脂封じ体を収納させ
たケース体とから成り、前記樹脂封じ体の少なくとも前
記光反射面上から光源までの部分を透明樹脂層とし、こ
の透明樹脂層より上の部分を光拡散樹脂層としたことを
特徴とする、表示灯。
【請求項２】前記光源が単数又は複数の発光ダイオー
ドによって構成されていることを特徴とする、請求項１
記載の表示灯。
【請求項３】前記光源が単数又は複数の小型蛍光ラン
プによって構成されていることを特徴とする、請求項１
記載の表示灯。