JPH07116834B2 - 格子状スラブ用型枠構造及び該型枠構造を用いた脱型方法 - Google Patents

格子状スラブ用型枠構造及び該型枠構造を用いた脱型方法

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JPH07116834B2
JPH07116834B2 JP1096749A JP9674989A JPH07116834B2 JP H07116834 B2 JPH07116834 B2 JP H07116834B2 JP 1096749 A JP1096749 A JP 1096749A JP 9674989 A JP9674989 A JP 9674989A JP H07116834 B2 JPH07116834 B2 JP H07116834B2
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一郎 仲嶋
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は格子状スラブ用型枠構造及び該型枠構造を用い
た脱型方法に関し、更に詳しくは、コンクリート建築物
等における、スラブ等の補強リブ付スラブ形成用型枠の
硬化したコンクリートからの脱型を容易とするための型
枠構造及び脱型方法に関する。
〔従来の技術〕
コンクリート建築物等においては、床、天井等の厚みを
少なくすると共に、その強度や剛性等を向上せしめるた
め格子状の補強リブ付スラブが形成される。この補強リ
ブ付スラブを造るためには、例えば第11図(A)、
(B)に示す如く、梁下になる部分(図示せず)に合板
(21)が水平に取り付けられ、この合板(21)の上に型
枠(22)が固定され、この型枠(22)の表面には脱型用
のカバー(23)が被せられ、その上からコンクリート等
が打設され、コンクリートが硬化後、型枠(22)及びカ
バー(23)は取り除かれる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし乍ら、上記型枠(22)をコンクリート硬化後に脱
型することは容易ではなく、型枠寸法が大型であった
り、型枠高さが大きい場合には特にコンクリート側圧が
大きくなるため、脱型は極めて厄介なものとなる。これ
の対策として、型枠(22)とカバー(23)との間の摩擦
係数を小さくする方法が考えられるが、この方法には自
ら限度があり、上記問題を解決するは甚々不十分であ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らはかかる実情に鑑み鋭意研究の結果、複数個
の型枠片をスペーサーを介して組み立てた構造とするこ
とにより、上記問題が一挙に解決されることを見出し、
本発明を完成した。
即ち、本発明の第1は、分割された型枠片がスペーサー
を介して接合されるとともに、表面が脱型カバーにより
被覆されてなる格子状スラブ用型枠構造を、 本発明の第2は、分割された型枠片をスペーサーを介し
て接合して型枠を形成させ、その表面を脱型カバーによ
り被覆されてなる型枠を用いてコンクリートを打設し、
コンクリートが硬化後、前記スペーサーを取り除いて側
圧を解除した後、前記型枠片と脱型カバーを除去するこ
とを特徴とする脱型方法をそれぞれ内容とするものであ
る。
〔実施例〕
本発明を図面に基づいて説明すると、第1図は本発明の
型枠構造の実施態様を示す上面図、第2図は第1図にお
けるA−A断面図である。
これらの図において、本発明の型枠構造は、スペーサー
(2)を介して組み立てられた2個の型枠片(1a)、
(1b)からなり、その上に脱型カバー(3)が被覆され
ている。
第3図は本発明の型枠構造の他の実施態様を示す上面
図、第4図は第3図におけるB−B断面図で、本発明の
型枠構造はスペーサー(2a)、(2b)、(2c)及び(2
d)を介して組み立てられた4個の型枠片(1a)、(1
b)、(1c)、(1d)からなり、その上から脱型カバー
(3)が被覆されている。
第5図は、本発明の型枠構造の更に他の実施態様を示す
断面図で、第3図及び第4図に示した型枠構造におい
て、スペーサー(2a)〔及び図示されていないが(2
b)、(2c)、(2d)〕の下部に係合部(4)が設けら
れ、また脱型カバー(3)の周縁に固定部(5)が延設
されている。上記スペーサー(2a)の係合部(4)はコ
ンクリート硬化後に型枠片(1a)、(1b)を取り去る際
に、工具等を引掛けて取り去る作業を容易にするための
ものであり、また脱型カバー(3)の固定部(5)は桟
木等により該カバーを固定するためのものである。
第6図は、本発明型枠構造の別の実施態様を示す断面図
で、型枠片(1a)、(1b)の間の三角形状の空間部内に
テーパー形状のスペーサー(2a)が介装されている。テ
ーパー形状のスペーサーを用いることにより、上記空間
部は上方から下方に向かって拡大しているので、スペー
サーの介装又は除去作業が容易となる。
第7図は、本発明型枠構造の更に別の実施態様を示す断
面図で、2個のテーパー形状のスペーサー(2a′)、
(2a″)を用いた例で、この場合は型枠片(1a)、(1
b)のスペーサーとの接触面はテーパー形状とする必要
がなく、従ってスペーサーとの接触面をテーパー形状と
した金型を用いる等の特別の成形機を用いる必要がない
利点がある。
本発明に用いられるスペーサーは、コンクリート打設時
に型枠構造を十分に保持し、且つコンクリート硬化後に
は容易に取り去ることができるならば特に制限はない
が、スペーサーの高さは型枠片高さの1/3〜型枠片と同
じ高さの範囲が好ましく、また型枠片との接触面に沿っ
た長さも型枠片巾の1/2〜型枠片と同じ範囲が好まし
い。スペーサーの素材も特に制限はなく、金属、プラス
チック、プラスチック発泡体、木等が例示される。また
係合部としては、工具で把持したり、工具を引っ掛けた
りできる形状、構造のものが好ましく、図示した係合の
ための突起の他に、透孔を設ける等が用いられる。
本発明に用いられる型枠片は所定の型枠を複数個に分解
された分割片からなり、好ましくは2〜4個の分割片か
らなる。分割片が余り多くなると、スペーサーを介して
の組み立て作業が煩雑となり、手間と時間が掛かる。型
枠片の素材も特に制限されないが、軽量性及び作業性等
の点からポリスチレン系樹脂等の発泡合成樹脂成形体が
好ましい。また脱型カバーも特に制限はなく、ポリプロ
ピレン、ポリエチレン、ポリエステル等の離型性に富む
素材が好適である。
第8図及び第9図は、それぞれ本発明に用いられるスペ
ーサーの他の実施態様を示し、第8図においては可撓性
のシート(6)上に複数個のスペーサー片(2−a)〜
(2−e)が接着等により一体化され、また第9図にお
いては、可撓性の素材からなるスペーサー(2)に適宜
間隔を置いて複数個の切り込み(8)が刻設されてい
る。本例では、いずれの場合も一端に舌片部(7)、
(9)がそれぞれ設けられ、この舌片部(7)、(9)
を工具等で把持又は引っ掛けて可撓性を利用して下方に
取り出すように構成されている。可撓性の素材としては
ポリエチレン、ポリプロピレン等が挙げられる。
次に、本発明の脱型方法について第10図を用いて説明す
る。
第10図は、合板(10)の上に、第5図に示した型枠構造
が桟木(11)及び釘(12)により構築された状態を示し
ている。かかる状態において、脱型カバー(3)の上か
らコンクリートが打設され、該コンクリートの硬化後、
先ず合板(10)が除去され、次いでスペーサー(2a)が
取り去られる。スペーサー(2a)が取り去られると型枠
片(1a)、(1b)は周囲の側圧から開放され、容易に取
り去ることが出来る。最後に脱型カバー(3)も容易に
取り去ることができる。
〔作用・効果〕
叙上の通り、本発明によれば脱型の容易な型枠構造及び
その脱型方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の型枠構造の実施態様を示
し、第1図は上面図、第2図は第1図におけるA−A断
面図、第3図及び第4図は他の実施態様を示し、第3図
は上面図、第4図は第3図におけるB−B断面図、第5
図乃至第7図はそれぞれ更に他の実施態様を示す断面
図、第8図及び第9図は、それぞれ本発明に用いられる
スペーサーの実施態様を示す概略図、第10図は脱型方法
を説明するための型枠構造を示す概略図、第11図
(A)、(B)は格子状スラブ形成方法を示す概略図
で、第11図(A)は斜視図、第11図(B)は断面図であ
る。 1a,1b,1c,1d……型枠片 2,2a,2a′,2a″,2b,2c,2d……スペーサー 2−a,2−b,2−c,2−d……スペーサー片 3……脱型カバー、4……係合部 5……固定部、6……可撓性シート 7,9……舌片部、8……切り込み 10……合板、11……桟木 12……釘 21……合板、22……型枠 23……カバー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分割された型枠片がスペーサーを介して接
    合されて型枠を形成するとともに、該型枠の表面が脱型
    カバーにより被覆されてなる格子状スラブ用型枠構造。
  2. 【請求項2】型枠片が2〜4個の分割片からなる請求項
    1記載の型枠構造。
  3. 【請求項3】スペーサーがテーパー形状である請求項1
    記載の型枠構造。
  4. 【請求項4】分割された型枠片をスペーサーを介して接
    合して型枠を形成させ、その表面を脱型カバーにより被
    覆されてなる型枠を用いてコンクリートを打設し、コン
    クリートが硬化後、前記スペーサーを取り除いて側圧を
    解除した後、前記型枠片と脱型カバーを除去することを
    特徴とする脱型方法。
  5. 【請求項5】型枠片が2〜4個の分割片からなる請求項
    3記載の脱型方法。
  6. 【請求項6】スペーサーとしてテーパー形状のスペーサ
    ーを用いる請求項5記載の脱型方法。
JP1096749A 1989-04-17 1989-04-17 格子状スラブ用型枠構造及び該型枠構造を用いた脱型方法 Expired - Lifetime JPH07116834B2 (ja)

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