JP3001494U - コンクリート型枠 - Google Patents

コンクリート型枠

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JP3001494U
JP3001494U JP1994001305U JP130594U JP3001494U JP 3001494 U JP3001494 U JP 3001494U JP 1994001305 U JP1994001305 U JP 1994001305U JP 130594 U JP130594 U JP 130594U JP 3001494 U JP3001494 U JP 3001494U
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JP
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concrete
formwork
concrete formwork
shape
thermoplastic resin
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JP1994001305U
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English (en)
Inventor
昇 山根
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宇部樹脂加工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂を使用し、
ブロー成形法によって中空構造とし、型枠の外面には複
数個の所定の形状の凹部1を設け、表面から底面に向う
に従って狭まった形状とし、さらに凹部の隅角部にはア
ールを設けた構造としたコンクリート型枠5。 【効果】 コンクリート型枠を特殊な構造としたことに
より、軽量で強度が強く、また、コンクリートとの型離
れ性がよく、工数の節減、工期の短縮が可能となり、表
面が平滑で優れたコンクリート構造物を得ることができ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、型枠の外気に接する面(外面)を特殊な形状とした、中空構造のプ ラスチック製のコンクリート型枠に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンクリート型枠には、板材または鋼板が主に使用されてきたが、近年 、森林資源保護対策の面から、また取扱い上の容易さのために、プラスチック製 の型枠が使用されるようになってきた。 プラスチック製の型枠は、コンクリートが付着しないため剥離剤を塗布するこ となく平滑な仕上り面を打設でき、軽量で取扱いが容易であるなど優れた性能が 期待できる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のプラスチック製のコンクリート型枠にあっては、例えば 図5に示すように、射出成形法によってモールド状に製作されており、また、型 枠の外気に接する面は複数の四角形の凹部からなり、凹部の表面から底面までは 垂直の箱型構造となっている。そのため、重量が大きくなり、また、強度的にも 問題があった。
【0004】 本考案者は、プラスチック製のコンクリート型枠の外面に特殊な形状の凹部を 設け、ブロー成形により中空構造として一体的に製作することで、優れたコンク リート型枠を得ることができることを見いだし、本考案に到達した。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本考案によれば、プラスチック製のコンクリート型枠において、コ ンクリート打設面は平滑にし、外気に接する面には複数の凹部を設け、ブロー成 形法により、内部を中空構造に一体的に形成したコンクリート型枠が提供される 。
【0006】 また本考案においては、凹部の断面形状が角形、多角形、または円形状等、所 定の形状で、各隅角部にはアールを設け、凹部の表面より底面に向うに従って狭 まった絞り込んだ形状とすると、軽量でしかも強度が大なるコンクリート型枠と なり、好ましい。
【0007】
【作用】
本考案のコンクリート型枠は、プラスチックを使用し、ブロー成形法によって 内部を中空構造として一体的に形成し、また、型枠の外面に複数個の角形、多角 形、円形状等、所定の形状の凹部を設け、凹部の表面から底面に向うに従って狭 めて絞り込んだような構造としている。
【0008】 上記のように、コンクリート型枠の内部を中空とし、更に隅角部にアールを持 たせた格子構造としたことにより、強靱で、ひねりに対して特に強度が高いとい う優れた特徴があり、また、内部を中空としたことにより更に軽量化することが できる。 本考案のコンクリート型枠に使用されるプラスチック材料としては、強度、型 離れ性、耐候性などの面から熱可塑性樹脂が好ましく、具体的にはポリプロピレ ン、ポリエチレン、ポリスチレン系樹脂等の熱可塑性樹脂を好ましい材料として 挙げることができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案を実施例に基づき更に詳細に説明するが、本考案はこれらの実施 例に限られるものではない。 図1は本考案のコンクリート型枠の一実施例を外面側から見た場合の斜視図、 図2は同上平面図、図3は図2のA−A断面図である。
【0010】 型枠5は、原料として熱可塑性樹脂であるポリプロピレンを使用し、ブロー成 形法によって内部を中空構造に形成したもので、外表面側Xには、隅角部にアー ルを有する四角形で、底面に向かうに従って狭まった形状の凹部1を設けた。凹 部1を形成する外表面側Xの皮膜10と底面皮膜9の内部2は、図3に示すよう に中空状となっている。また、側面部には型枠取付具用の孔3が設けてある。
【0011】 図4は、本考案のコンクリート型枠を使用してコンクリート打設を行った一実 施例を示す斜視図である。捨てコンクリート4上に鉄筋(図示は省略)を組立て 、次いで、600mm×900mm×厚さ70mmのポリプロピレン製の型枠5 を縦方向に2段組とし、型枠取付具6によって連結した。このように連結してパ ネル状とした型枠5の内面を対向させ、セパレーター7によって型枠桟8に固定 した。次いで、パネル状に形成した型枠5の間にコンクリートを注入し、コンク リートを24時間養生した後、型枠を取外したところ、この型枠にはコンクリー トの付着はなく容易に取外すことができ、コンクリートの壁面は全面的に平滑に 仕上げることができた。
【0012】 なお、本実施例の型枠は軽量で、取付け、取外し作業が容易で工数を節減する ことができ、また、強靱で使用後の痛みもなく、繰り返し使用することができた 。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のコンクリート型枠によれば、ポリプロピレン等 の熱可塑性樹脂を使用し、ブロー成形法によって中空構造とし、また、型枠の外 面には複数の所定形状の凹部を設け、表面から底面に向うに従って狭まった形状 としたので、軽量で強度が強く、また、コンクリートとの型離れ性がよく、工数 の節減、工期の短縮が可能となり、表面が平滑で優れたコンクリート建造物を得 ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のコンクリート型枠の一実施例を外面側
から見た場合の斜視図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】本考案のコンクリート型枠を使用してコンクリ
ート打設を行った一実施例を示す斜視図である。
【図5】従来のコンクリート型枠の一例を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 凹部 2 外表面側Xの皮膜と底面皮膜の内部 3 型枠取付用孔 4 捨てコンクリート 5 コンクリート型枠 6 型枠取付具 7 セパレーター 8 型枠桟 9 底面皮膜 10 外表面側Xの皮膜

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック製のコンクリート型枠にお
    いて、コンクリート打設面は平滑にし、外気に接する面
    には複数の凹部を設け、ブロー成形法により内部を中空
    構造に一体的に形成してなることを特徴とするコンクリ
    ート型枠。
  2. 【請求項2】 凹部断面が角形、多角形または円形状
    で、凹部の各隅角部にアールを設け、凹部の表面より底
    面に向かうに従って狭まった絞り込み形状とすることを
    特徴とする請求項1記載のコンクリート型枠。
  3. 【請求項3】 プラスチックが熱可塑性樹脂である請求
    項1記載のコンクリート型枠。
  4. 【請求項4】 熱可塑性樹脂がポリプロピレン、ポリエ
    チレン又はポリスチレン系樹脂である請求項3記載のコ
    ンクリート型枠。
JP1994001305U 1994-02-28 1994-02-28 コンクリート型枠 Expired - Lifetime JP3001494U (ja)

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