JPH07116637A - 厨芥処理装置 - Google Patents

厨芥処理装置

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JPH07116637A
JPH07116637A JP5263406A JP26340693A JPH07116637A JP H07116637 A JPH07116637 A JP H07116637A JP 5263406 A JP5263406 A JP 5263406A JP 26340693 A JP26340693 A JP 26340693A JP H07116637 A JPH07116637 A JP H07116637A
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JP
Japan
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ozone
garbage
food waste
container
pump
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Application number
JP5263406A
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English (en)
Inventor
Shusuke Kitamura
秀典 北村
Tadashi Kubota
正 窪田
Shuji Asada
修司 浅田
Shuzo Tokumitsu
修三 徳満
Kenichiro Sunaba
憲一郎 砂場
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/225,329 priority patent/US5634600A/en
Priority to CA 2120887 priority patent/CA2120887C/en
Priority to EP94105504A priority patent/EP0619149B1/en
Publication of JPH07116637A publication Critical patent/JPH07116637A/ja
Priority to JP2000173537A priority patent/JP3387480B2/ja
Priority to JP2000173536A priority patent/JP3387479B2/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 厨芥処理装置において、乾燥処理中ならびに
処理後に発生する臭気を低減させる。 【構成】 生ごみ収納容器1と、生ごみ収納容器1内の
生ごみを乾燥させる生ごみ乾燥手段と、前記生ごみ収納
容器1内にオゾンを投入するオゾン投入装置23とを具
備した厨芥処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生ごみ等の厨芥を処理
するための厨芥処理装置で、特に処理中に発生する臭気
を減ずる手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の厨芥処理装置としては、生ごみを
粉砕して下水へ流すディスポーザーや、生ごみを粉砕・
脱水して回収する生ごみ脱水機がある。ディスポーザー
は、下水処理施設のない地域では河川を汚し、環境汚染
の原因になる。一方、生ごみ脱水機は、脱水した生ごみ
を回収するので直接には環境汚染の原因にはならない
が、回収した生ごみを放置しておくと腐敗しやすく、悪
臭を発生する。そのため、脱水回収した生ごみを低温で
保管したり、頻繁に公共のごみ収集場所へ出して処理し
なければならない。
【0003】これらの課題に対応する手段として、生ご
みを乾燥して元の体積・重量を低減し、処理の大幅な簡
素化を図った生ごみの処理装置が発明された。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところがこの種の処理
装置では、処理容器内を約130℃の温風で乾燥するた
めに、処理中の例えば野菜類、魚類、肉類等から臭気が
発生する。この臭気は、触媒を通じて処理装置外に排出
されるが、完全には脱臭できないため、不快臭が処理装
置を配置した付近に漂う現象が発生した。
【0005】また、乾燥処理済みのごみを廃棄するため
に蓋をあけたとき、触媒に至らずに処理容器内にこもっ
ている臭気が一気に容器外に放散され、廃棄処理する人
へ不快感を与えていた。
【0006】本発明はこれらの課題を解消し、使用性の
高い厨芥処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
の本発明の第一の課題解決手段は、生ごみ収納容器と、
生ごみ収納容器内の生ごみを乾燥させる生ごみ乾燥手段
と、前記生ごみ収納容器内にオゾンを投入するオゾン投
入装置とを備えた厨芥処理装置とするものである。
【0008】また第二の課題解決手段は、生ごみ収納容
器内に所定のタイミングで生ごみを撹拌する撹拌羽根を
設けるとともに、この撹拌羽根の運転タイミングに合わ
せてオゾンを投入するものである。
【0009】第三の課題解決手段は、生ごみの乾燥処理
終了後、生ごみ収納容器内にオゾンを所定時間連続して
投入するものである。
【0010】第四の課題解決手段は、本厨芥処理装置で
規定した乾燥処理終了後、必要に応じて処理容器内にオ
ゾンを投入する運転スイッチを設けるものである。
【0011】第五の課題解決手段は、オゾン投入装置の
運転スイッチ操作による運転状態は、運転スイッチのO
N操作後、所定時間継続後停止するよう構成するもので
ある。
【0012】第六の課題解決手段は、オゾン投入装置
は、高圧放電でオゾンを発生するオゾン発生器と、発生
したオゾンをチューブを通じて生ごみ収納容器に送出す
るポンプと、オゾン発生器とポンプの運転を制御する制
御回路と、該ポンプとオゾン発生器間に配置された逆流
防止パイプと、ポンプと逆流防止パイプ、および逆流防
止パイプとオゾン発生器を連結するチューブとより構成
し、支持板に保持させてユニット化するものである。
【0013】第七の課題解決手段は、ポンプの送出部を
オゾン発生器の高圧放電部より高い位置に配置するもの
である。
【0014】第八の課題解決手段は、オゾン発生器の高
圧放電部は、該オゾン発生器のオゾン排出口より高い位
置に設けるものである。
【0015】第九の課題解決手段は、生ごみ収納容器の
上部開口部を、生ごみ乾燥手段を内蔵した蓋体で開閉自
在に覆い、前記生ごみ乾燥手段をヒーターとヒーターか
らの熱を生ごみ収納容器内に送風する遠心ファンで構成
し、前記蓋体に設けられたオゾン排出口は、遠心ファン
の外周部に位置させるものである。
【0016】第十の課題解決手段は、オゾン投入装置の
運転は、生ごみ収納容器を開閉自在に閉塞する蓋の開き
動作で停止するよう構成した厨芥処理装置とするもので
ある。
【0017】
【作用】本発明は上記した第一の課題解決手段により、
生ごみ収納容器に投入された生ごみは、乾燥手段によっ
て乾燥され、またオゾン投入装置によって発生したオゾ
ンが生ごみ収納容器内に所定タイミングで投入され、処
理容器内の高温度と水蒸気で酸素分子と活性酸素原子に
分解する。そしてこの活性酸素原子は、生ごみ収納容器
内にこもった臭気成分を酸化し、不快臭を低減する。
【0018】また第二の手段により、乾燥処理を均一に
行うために生ごみ収納容器底部で所定の回転をする撹拌
羽根の回転動作タイミングにほぼ同期させてオゾンを投
入することにより、撹拌時に底部側に生じていた臭気を
伴うガスが撹拌で生ごみ収納容器内に噴出すると同時に
オゾンで脱臭することで、効率よく脱臭が行えるもので
ある。
【0019】第三の手段では、生ごみの乾燥は、生ごみ
収納容器内を約130度の温度状態に保って行うが、所
定の乾燥を終了した後の冷却期間に入ってオゾンを連続
的に投入することにより、周囲温度まで収納容器内が冷
却する間に徐々にこもる臭気を脱臭して、脱臭効果を高
くすることができるものである。
【0020】第四、第五の手段では、厨芥処理装置が停
止して、処理を終えたごみを廃棄する際に、再度オゾン
を投入する運転手段を設けて脱臭効果を強化することに
より、廃棄時の不快臭をより一層低減できるものであ
り、また、この運転は、運転スイッチをON操作後、自
動的に所定時間連続してオゾンが投入されることによ
り、多量では人体に対して有害なオゾンの発生量をコン
トロールして安全性を確保するとともにスイッチを一度
ON操作するだけで、所定のオゾンを投入でき、高い使
い勝手を保持できるものである。
【0021】また第六の手段では、オゾン発生装置をユ
ニット化することによって厨芥処理装置への組み込みを
容易にできるものである。
【0022】第七の手段では、ポンプの送出部をオゾン
発生器の高圧放電部より高い位置に配置することによ
り、チューブ中に残ったオゾンによってポンプの機能が
劣化することを防止できる。
【0023】第八の手段では、オゾン発生器の高圧放電
部は、該オゾン発生器のオゾン排出口より高い位置に設
けることによって、生ごみ収納容器内の水蒸気が凝結し
てできた水滴がチューブを伝って高圧放電部にたまって
も、オゾン発生装置の動作時には、再び生ごみ収納容器
内に排出するものである。
【0024】第九の課題解決手段では、生ごみ収納容器
内に投入するオゾンを遠心ファンの送風で効率よく容器
内で循環させられ、オゾン脱臭作用の効率を高めること
ができる。
【0025】さらに第十の課題解決手段では、生ごみ収
納容器を閉塞する蓋の開きによってオゾン発生器の運転
が停止し、例えば処理済みのごみを廃棄するために運転
スイッチON操作によってオゾン投入装置を作動させた
後に蓋を開けたとき、廃棄する人がオゾンを直接吸入し
ないように安全性を向上できるものである。
【0026】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0027】図1〜図4において、1は本体2内に取り
出し自在に配置された生ごみ収納容器である。生ごみ収
納容器1内には生ごみの粉砕・撹拌手段として固定刃
3、回転刃4を設けている。固定刃3は生ごみ収納容器
1の内壁に取り付けられ、また回転刃4は生ごみ収納容
器1の内底部に配置されて、生ごみ収納容器1の底面か
ら突き出した回転軸5に固定されている。生ごみ収納容
器1の上方には生ごみを乾燥させるための加熱手段とし
てヒーター6と、ヒーター6の熱を生ごみ収納容器1内
に均一に送り込むための遠心ファン7が設けられ、遠心
ファン7はファンモーター8で回転駆動される。生ごみ
収納容器1の外周部には所定の隙間を隔ててヒーター6
によって加熱乾燥された生ごみから発生する水蒸気を凝
縮する凝縮部9を設けられている。凝縮部9の外面上方
部には温度センサー10が設けられ、また下部には凝縮
水流出パイプ11、排気パイプ12が接続されている。
凝縮水流出パイプ11の先端にはタンク13が着脱自在
に設けられている。排気パイプ12には脱臭用の触媒装
置14が接続され、乾燥処理中に生ごみ収納容器1内で
膨張した臭気を含んだ空気を浄化脱臭している。15は
ヒーター6や遠心ファン7などを収納した蓋体で、蓋体
15の内面と生ごみ収納容器1の上端部は前記水蒸気が
通過するよう一定の隙間を隔てて設けられている。蓋体
15はヒンジ16で支持されて本体2の上方向に開閉自
在で、蓋体15を閉じると、パッキン17で、空気タイ
トしながら蓋体15に取り付けたラッチ18の係止作用
で本体2に固定され、生ごみ収納容器1は密閉状態にな
る。
【0028】19は凝縮部9を冷却するための送風ファ
ン、20は蓋体15の上面後部に配置した本体スイッ
チ、21は乾燥処理を自動的に行うためのコントローラ
ーである。22は生ごみ収納容器1の外周部に設けられ
た断熱容器で、凝縮部9とわずかな隙間を設けて取り付
けられている。
【0029】23はオゾン投入装置で、約3.5kVの
高電圧で電極を放電させることによってオゾンを発生す
るオゾン発生器24と、チューブA25を通じて発生し
たオゾンを生ごみ収納容器1内に送出するポンプ26
と、生ごみ収納容器1からオゾン発生器24へと空気の
流れが逆流することを防止する逆流防止パイプ27と、
オゾン発生器24並びにポンプ26を駆動制御する制御
回路28と、ポンプ26、オゾン発生器24、制御回路
28を取り付ける支持板29と、オゾン発生器24と逆
流防止パイプ27を結ぶチューブB30、同じく逆流防
止パイプ27とポンプ26を接続するチューブC31と
でユニット部品に構成され、送風ファン19の下方で本
体2の枠フレーム32に固定されている。
【0030】ポンプ26は、モーター33の回転で内蔵
した弁を往復運動させ、吸入口34から入る空気を吐出
口35から送出し、チューブC31→逆流防止パイプ2
7→オゾン発生器24の高圧放電部36に送り込む。オ
ゾン発生器24の高圧放電部36には、ニップルA3
7、ニップルB38が形成されている。チューブA25
が接続されて発生したオゾンを含んだ空気が吐出される
ニップルA37は放電電極39および高圧放電部36の
下端より低い位置に形成されている。また、高圧放電部
36に対してポンプ26の吐出口35は高い位置になる
ようにポンプ26およびオゾン発生器24は支持板29
に保持されている。
【0031】40は本体スイッチ20にならんで設けた
オゾン投入装置23の運転スイッチで、所定の処理が停
止している際に同スイッチ40をONにすると、タイマ
ー41が作動するとともにオゾン投入装置23が作動
し、発生したオゾンが生ごみ収納容器1内に投入され、
タイマー41で設定した時間経過後、オゾン投入装置2
3が停止してオゾン投入が停止される。
【0032】チューブA25は、一端をニップルA37
に、他端を蓋体15に収容された遠心ファン7の外周側
で蓋体15に固定したパイプ42に接続されている。4
3は一方のヒンジ16の内側に取り付けたマイクロスイ
ッチで、蓋体15を開いた状態では回路を開き、所定の
乾燥処理運転あるいはオゾン投入装置23の動作を停止
する。
【0033】次に、以上のように構成された厨芥処理装
置について、その動作・作用を説明する。
【0034】生ごみ収納容器1に投入された生ごみは、
コントローラー21で運転制御されるヒーター6の通電
で発生した熱量を、遠心ファン7の回転で生じる循環気
流で拡散することによって、生ごみ収納容器1内を約1
30℃に保って乾燥処理される。生ごみから発生する水
蒸気は、生ごみ収納容器1の上端部と蓋体15の内面と
の隙間を経て、凝縮部9へ流出する。流出した水蒸気は
凝縮部9において凝縮し、凝縮水流出パイプ11を通っ
てタンク13に溜まる。一方、凝縮されなかった臭気成
分を含む水蒸気は、排気パイプ12から触媒装置14へ
流れて浄化される。生ごみから水蒸気が発生している時
は、凝縮部9の外面に設けられた温度センサー10の温
度は、水蒸気により100℃近傍となるが、生ごみの乾
燥が進むにつれて水蒸気の発生が減少し温度センサー1
0の温度が低下する。そして、設定した温度以上に温度
センサー10の温度が低下すると、乾燥が終了できたこ
ととなり、ヒーター6の運転をコントローラー21で制
御して徐冷し、所定の乾燥処理を終了する。
【0035】ところで、乾燥処理中に所定の運転タイミ
ングで生ごみを固定刃3、回転刃4によって粉砕・撹拌
することにより、投入された生ごみは、ほぼ一様に前記
循環気流にさらされ乾燥が促進される。通常の乾燥処理
中には、オゾン投入装置23は、この回転刃4の回転タ
イミングに同期して動作し、オゾン発生器24の高圧放
電部36で発生したオゾンは、ポンプ26の送出空気に
含まれて、ニップルA37→チューブA25→パイプ4
2→生ごみ収納容器1の経路で生ごみ収納容器1内に投
入される。粉砕・撹拌を行うと、ごみ内部にこもってい
たガス成分が生ごみ収納容器1内に噴出するが、投入さ
れたオゾンが酸素分子と活性化酸素原子に分解するとと
もに、この活性化酸素原子がガス成分や生ごみを酸化す
ることによって臭気が低減する。なお、この時のオゾン
の分解は、生ごみ収納容器1内の約130℃の高温度
と、水蒸気によって促進され、酸化作用が活発に行われ
るものである。
【0036】また、乾燥終了後には徐冷行程となり、所
定時間連続してオゾンが投入される。この時は、乾燥処
理済みのごみの他に一連の処理で臭気が付着した生ごみ
収納容器1や、断熱容器22等の臭気についても低減す
ることができる。したがって乾燥処理の終了後、蓋体1
5を開けて生ごみ収納容器1を取り出し、処理済みのご
みを廃棄してのち元のように生ごみ収納容器1を断熱容
器22内に取り付け直す作業中、ごみや本体2から感じ
る臭気が非常に少なくなって、不快感を覚えずに作業を
行えることとなる。
【0037】ところが、処理する生ごみの種類によって
は、上記した一連の乾燥処理後でもごみを捨てようとし
て蓋体15を開けたときに強い臭気を感じることがあ
る。この時は再度蓋体15を閉じ、運転スイッチ40を
押してオゾン投入装置23を作動させ、タイマー41で
設定した所定の時間中オゾンを継続して生ごみ収納容器
1内に送り込むと、投入運転時間が十数秒程度であるた
め、人体には害のない低量のオゾン投入となり、また生
ごみ収納容器1内の温度は、ほとんど周囲温度であるた
めに、オゾンの分解、すなわち酸素分子と活性酸素原子
への分解は比較的ゆっくり行われて脱臭作用は乾燥処理
中に比べて低下するが、乾燥処理後の生ごみ収納容器1
内にこもった空気の脱臭は十分行えることとなる。
【0038】またタイマー41の作用で、一度運転スイ
ッチ40を押す操作を行うと続けて押すことなくオゾン
投入装置23の作動が継続するため、前述のように人体
には害のない低量のオゾン投入となって安全性を確保で
きるとともに使用性が向上するものである。
【0039】加えてオゾン投入装置23は、オゾン発生
器24やポンプ26、制御回路28が支持板29に保持
されてユニット部品として構成できているため、本厨芥
処理装置の組立時には、本体2の組立に先立ってユニッ
ト組立を行い、できたオゾン投入装置23を組み込むだ
けで本体2への組み込みが非常に容易に行えることとな
る。さらに、ユニット化しているため、本オゾン投入装
置23の搭載した製品と搭載していない製品というよう
に容易にバリエーション展開を行うことができ、商品を
安価に供給できることとなる。
【0040】次に、ポンプ26の吐出口35は、オゾン
発生器24の高圧放電部36より高い位置に配置してい
るため、オゾン投入装置23の動作直後、チューブB3
0やチューブC31内にオゾンが残っている状態で、乾
燥処理中のごみよりガスが噴出するなどして生ごみ収納
容器1内の圧力が高まり、ゆっくりと逆流する流れ、す
なわちチューブA25、チューブB30、チューブC3
1内を生ごみ収納容器1からポンプ26方向へ空気が逆
流する流れが発生しても、オゾンは分子量が空気より大
きい分だけ重いために高圧放電部36近傍に集まるのみ
で、吐出口35を通じてポンプ26内にまでオゾンが侵
入することが起こらない結果、ポンプ26内の弁がオゾ
ン劣化して早期に送風能力がなくなることは起こらず、
十分な耐久性を確保できるものである。なお、逆流防止
パイプ27は、生ごみ収納容器1内の急激な圧力上昇時
のポンプ26内へのオゾン侵入を防いでいる。
【0041】ところで、乾燥処理中には水蒸気が生ごみ
収納容器一内に充満する。この一部はチューブA25内
にも侵入し、気温の低い時に使用するとチューブA25
内で結露し、水滴となってチューブA25内を落下して
オゾン発生器24の高圧放電部36内に溜まることがあ
る。しかし、放電電極39および高圧放電部36下端は
ニップルA37より高い位置にあるため、オゾン投入装
置23の動作時には、上記高圧放電部36に溜まった結
露水は、ポンプ26の送出空気で再び生ごみ収納容器1
内に排出され、かつ放電電極39は高圧による発熱で直
ちに乾燥しオゾンを正常に発生するものとなり、オゾン
脱臭機能を維持できるものである。
【0042】なお、チューブA25内の飽和水蒸気量に
対して高圧放電部36下端面と放電電極39間に十分余
裕ある容積を確保しておけば、放電電極39は結露水に
つかることなく、オゾン発生器24の動作時には直ちに
オゾンを発生できる。
【0043】また、オゾン発生器24で生成されたオゾ
ンは、チューブA25、パイプ42を通じ、遠心ファン
7の外周側より生ごみ収納容器1内に投入される。この
ため、オゾンは遠心ファン7の送風で効率よく容器内を
循環し、脱臭効果が高くなる。
【0044】さらにオゾン投入装置23作動時に蓋体1
5を開けると、マイクロスイッチ43が同装置23の駆
動回路を開いて停止させるため、いかなる時も蓋体15
を開けた人がオゾンを直接吸入することはなく、安全性
を確保できるものである。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明の第一の手段では、
生ごみ収納容器と、生ごみ収納容器内の生ごみを乾燥さ
せる生ごみ乾燥手段と、生ごみ収納容器内にオゾンを投
入するオゾン投入装置とを備えた厨芥処理装置とするこ
とにより、オゾンを生ごみ収納容器内に所定タイミング
で投入し、収納容器内にこもった臭気成分を酸化して不
快臭を大きく低減できるものである。
【0046】第二の手段では、生ごみ収納容器内に所定
のタイミングで生ごみを撹拌する撹拌羽根を設けるとと
もに、この撹拌羽根の運転タイミングに合わせてオゾン
を投入することにより、撹拌時に容器内の底部側に生じ
ていた臭気を伴うガスが撹拌で生ごみ収納容器内に噴出
すると同時にオゾンで脱臭することで、効率よく脱臭が
行える。
【0047】第三の手段では、生ごみの乾燥処理終了
後、生ごみ収納容器内にオゾンを所定時間連続して投入
することにより、周囲温度まで収納容器内が冷却する間
にこもる臭気を徐々にかつ連続して脱臭し、脱臭効果を
高くすることができるものである。
【0048】第四の手段では、本厨芥処理装置で規定し
た乾燥処理終了後、必要に応じて生ごみ収納容器内にオ
ゾンを投入する運転スイッチを設けることにより、処理
を終えたごみを廃棄するときなど、使用者が不快臭を感
じた時に脱臭を行えて使い勝手が向上するものである。
【0049】第五の手段では、上記運転スイッチを一度
ON操作すると、自動的に所定時間連続してオゾンが投
入されることにより、利用者の使い方に応じて必要なオ
ゾン脱臭を運転スイッチを継続して押すことなく実行で
き、使い勝手が向上する。また多量では人体に対して有
害なオゾンの発生量を所定時間の発生にコントロールし
て安全性を確保できるものである。
【0050】第六の手段では、高圧放電でオゾンを発生
するオゾン発生器と、発生したオゾンをチューブを通じ
て生ごみ収納容器に送出するポンプと、オゾン発生器と
ポンプの運転を制御する制御回路と、該ポンプとオゾン
発生器間に配置された逆流防止パイプと、ポンプと逆流
防止パイプ、および逆流防止パイプとオゾン発生器を連
結するチューブとよりオゾン投入装置を構成し、上記各
構成部品を支持板に保持させてユニット化することによ
って、本厨芥処理装置への組み込みを容易にでき、製品
を安価に提供できるものである。
【0051】またオゾン発生装置を搭載した製品と搭載
していない製品という製品展開が非常に容易になり、製
品を総合的に安価に提供できる効果が得られる。
【0052】第七の手段では、ポンプの送出部をオゾン
発生器の高圧放電部より高い位置に配置することによ
り、チューブ中に残ったオゾンによってポンプの機能が
劣化することを防止できる。
【0053】第八の手段では、オゾン発生器の高圧放電
部は、該オゾン発生器のオゾン排出口より高い位置に設
けることによって、生ごみ収納容器内の水蒸気が凝結し
てできた水滴がチューブを伝って高圧放電部にたまって
も、オゾン発生装置の動作時には、再び生ごみ収納容器
内に排出し、オゾン脱臭性能を維持できるものである。
オゾン投入装置のポンプはオゾン発生器の上方に配置す
る結果、チューブ中に残ったオゾンによってポンプの機
能が劣化することを防止でき、オゾン発生装置の信頼性
を高めることができる。
【0054】また第九の手段として、生ごみ収納容器を
開閉自在に閉塞する蓋体に設けられたオゾン注入口は、
遠心ファンの外周側に位置させることによって、投入さ
れるオゾンが遠心ファンの送風で効率よく容器内で循環
させられ、脱臭作用の効率を高めることができる。
【0055】そして第十の手段では、オゾン投入装置の
運転は、生ごみ収納容器を開閉自在に閉塞する蓋体の開
き動作で停止するよう構成することによって、例えば処
理済みのごみを廃棄するためにオゾン投入装置を作動さ
せた後に蓋体を開けたとき、廃棄する人がオゾンを直接
吸入しないように安全性を確保向上できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す厨芥処理装置の縦断面
【図2】同オゾン投入装置の分解斜視図
【図3】同厨芥処理装置の外観斜視図
【図4】同オゾン投入装置の動作回路を示すブロック図
【符号の説明】
1 生ごみ収納容器 6 ヒーター 7 遠心ファン 9 凝縮部 15 蓋体 23 オゾン投入装置 24 オゾン発生器 25 チューブA 26 ポンプ 27 逆流防止パイプ 28 制御回路 29 支持板 35 吐出口 36 高圧放電部 37 ニップルA 39 放電電極 40 運転スイッチ 43 マイクロスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 53/74 B65F 1/14 Z C01B 13/10 D (72)発明者 徳満 修三 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 砂場 憲一郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生ごみ収納容器と、生ごみ収納容器内の
    生ごみを乾燥させる生ごみ乾燥手段と、前記生ごみ収納
    容器内にオゾンを投入するオゾン投入装置とを具備して
    なる厨芥処理装置。
  2. 【請求項2】 生ごみ収納容器内に所定のタイミングで
    生ごみを撹拌する撹拌羽根を設け、この撹拌羽根の運転
    に合わせてオゾンを投入してなる請求項1記載の厨芥処
    理装置。
  3. 【請求項3】 生ごみの乾燥処理終了後、生ごみ収納容
    器内にオゾンを投入してなる請求項1または2のいずれ
    か1項に記載の厨芥処理装置。
  4. 【請求項4】 オゾン投入装置の運転スイッチを具備し
    てなる請求項1記載の厨芥処理装置。
  5. 【請求項5】 運転スイッチのON操作後、一定時間保
    持されたのちオゾン投入装置が停止してなる請求項4記
    載の厨芥処理装置。
  6. 【請求項6】 オゾン投入装置は、高圧放電でオゾンを
    発生するオゾン発生器と、発生したオゾンをチューブを
    通じて生ごみ収納容器に送出するポンプと、前記オゾン
    発生器とポンプの運転を制御する制御回路と、該ポンプ
    とオゾン発生器間に配置された逆流防止パイプと、ポン
    プと逆流防止パイプ、および逆流防止パイプとオゾン発
    生器を連結するチューブとを具備し、支持板に保持され
    てなる請求項1〜5のいずれか1項に記載の厨芥処理装
    置。
  7. 【請求項7】 ポンプの送出部は、オゾン発生器の高圧
    放電部より高い位置に配置してなる請求項6記載の厨芥
    処理装置。
  8. 【請求項8】 オゾン発生器の高圧放電部は、該オゾン
    発生器のオゾン排出口より高い位置に設けてなる請求項
    6記載の厨芥処理装置。
  9. 【請求項9】 生ごみ収納容器の上部開口部を、生ごみ
    乾燥手段を内蔵した蓋体で開閉自在に覆い、前記生ごみ
    乾燥手段をヒーターとヒーターからの熱を生ごみ収納容
    器内に送風する遠心ファンで構成し、前記蓋体に設けら
    れたオゾン排出口は、前記遠心ファンの外周部に位置さ
    せてなる請求項1記載の厨芥処理装置。
  10. 【請求項10】 オゾン投入装置の運転は、生ごみ収納
    容器を開閉自在に閉塞する蓋の開き動作で停止するよう
    構成した請求項1〜5のいずれか1項に記載の厨芥処理
    装置。
JP5263406A 1993-04-09 1993-10-21 厨芥処理装置 Pending JPH07116637A (ja)

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