JPH07116604A - 回転選別籾摺機の選別安定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 壺穴式回転選別部の選別作用を安定させ性能
を向上させる。 【構成】 選別胴（１）の上向き回転がわに偏位して形
成する流動層（Ｐ）の表面にそわせて穀粒返し板（２）
を斜設し、この穀粒返し板（２）の上部がわ部分を選別
胴（１）の内周面に近付けて流動層（Ｐ）の上部がわを
抑え込む圧力弁（２ａ）にする。また、選別胴（１）内
に挿架し並設した玄米受樋（３）と混合米移送樋（４）
の穀粒受入がわに回動調節可能の精選弁と粗選弁を装着
し、選別胴（１）内の混合米流量の増減を感知する感知
弁の動作に精選弁と粗選弁を連動させる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、脱ぷ部と、この脱ぷ部
からの摺落物を風選する風選部と、風選後の混合米を選
別する回転選別部とからなる回転選別籾摺機の回転選別
部における選別安定装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、上記のように脱ぷ部と風選部と回
転選別部とからなる回転選別籾摺機において、その回転
選別部の選別作用を安定させるを目的として公開または
公告されている技術としては、実開昭６２−１４０９８
７号公報に記載のように、玄米受樋の穀粒受入がわに装
着する精選弁の高さを排出がわと他の部分を異にした
り、排出がわの混合米流動層の表面にそって補助選別板
を設けたものや、実開昭６０−１７９３８０号公報によ
うに選別胴内の供給がわに流動層表面の上下中間部分に
接触する制御板を設けたもの、また、特公平５−４１５
１号に示されているように、選別胴内の混合米流量の増
減を感知する感知弁の動作に連動して玄米受樋に装着す
る精選弁と脱ぷ部の籾供給弁を調節するようにしたもの
等が知られているところである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このように、従来、回
転選別部における選別作用を安定させるを目的としたも
のが公開または公告されて一般に知られているところで
あるが、本発明はこれら従来の技術に比較してより一段
と選別作用を安定させ性能を向上させるための２つの手
段を提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】そこで、従来のものより
も一段と選別作用を安定させ性能を向上させるところの
本発明における第１の手段は、その回転選別部を構成す
る選別胴内周面の上向き回転がわに偏位して形成する流
動層の表面にそわせて穀粒返し板を斜設し、この穀粒返
し板の上部がわ部分を選別胴の内周面に近付けて流動層
の上部がわを抑え込む圧力弁に構成したことを特徴とす
るものであり、また、第２の手段は選別胴内に挿架した
玄米受樋の穀粒受入がわに混合米移送樋を並設し、その
各樋の穀粒受入がわに回動調節可能の精選弁と粗選弁を
装着するとともに選別胴内に混合米流量の増減を感知す
る感知弁を設け、この感知弁の動作に前記の精選弁と粗
選弁を連動させてあることを特徴とするものである。

【０００５】

【作用】したがって、脱ぷ部から風選部を通過した玄米
と籾の混合米は回転選別部の選別胴内に供給され、選別
胴の回転によりこの選別胴の上向き回転がわに偏位する
流動層を形成しながら壺穴のもちあげ作用を受けて放物
線を描いて飛翔し、その飛翔による距離の相違によって
玄米と籾に選別される。

【０００６】その場合に、本発明の第１の手段によれ
ば、穀粒返し板は流動層の表面を覆ってその上部がわ部
分により構成される圧力弁は流動層の隆起する上部がわ
を抑え込んで選別胴内の流量が変動し流動層の層厚が変
わっても流動層の隆起高さを常に一定にして壺穴による
もちあげ状態を不変にするとともに、圧力弁により穀粒
を壺穴へ強制的に押し込んでもちあげ作用を有効にしな
がら穀粒の循環を早めるようになる。さらに穀粒返し板
は壺穴によりもちあげられるもののうち早期に落下する
穀粒を受けて選別胴の回転方向と逆の方向に流下させ選
別胴の内周面に返して玄米の混合割合が高くなるこの流
下物を流動層の下層に侵入させ玄米の壺穴へのはまり込
みを優先させるのである。

【０００７】また、本発明の第２の手段によると、選別
胴内に感知弁が設けられこの感知弁が選別胴内の混合流
量の変動に追従して作動し流量の変動を感知すると、そ
の感知による動作に連動して玄米受樋と混合米移送樋に
装着する精選弁と粗選弁が回動調節されるのである。即
ち、混合米流量が増すと玄米受樋がわの精選弁の高さは
低い方に調節されてこの受樋内への受入量を増加させて
選別胴外へ取出し選別胴内における混合米流量を減少さ
せるようになり、また、混合米流量が増すことによって
流動層の隆起高さが高くなって壺穴によるもちあげ作用
が旺盛になるが、混合米移送樋がわの粗選弁はその上端
の高さが高い方へ調節されて流動層の隆起高さとの相対
位置が一定に保たれ樋内への受入量が制限されて粗選別
精度に影響を与えないのである。

【０００８】

【実施例】以下、本発明について実施例図を参照して説
明する。先ず、その第１の手段に関して「図１」〜「図
３」により具体的に記載するのであるが、その前にこの
回転選別籾摺機の概要について述べておくと、機台
（８）上に風選部（Ｂ）を設け、この風選部（Ｂ）上の
前部側に脱ぷ部（Ａ）を後部側に回転選別部（Ｃ）を配
設し、風選部（Ｂ）と回転選別部（Ｃ）の側部にわたっ
て揚穀機（Ｄ）が立設されてこれら脱ぷ部（Ａ）と風選
部（Ｂ）と回転選別部（Ｃ）と揚穀機（Ｄ）が一体的に
組成されているのである。

【０００９】脱ぷ部（Ａ）は籾タンク（９）と一対の脱
ぷロ−ル（１０）等から成って籾を脱ぷし、風選部
（Ｂ）はその前端部に吸引排塵ファン（１１）を後部側
に圧風ファン（１２）をそれぞれ内装して圧風ファン
（１２）と吸引排塵ファン（１１）との間に脱ぷ物選別
風路（１３）と玄米選別風路（１４）が形成されて、脱
ぷ部（Ａ）からの摺落物を風選するとともに回転選別部
（Ｃ）で選別された玄米を仕上げ風選する構成にしてい
る。

【００１０】揚穀機（Ｄ）は脱ぷ物選別風路（１３）で
風選後の玄米と籾の混合米を回転選別部（Ｃ）に揚上す
ると同時に玄米選別風路（１４）で仕上げ風選された玄
米を揚上して取出すのである。

【００１１】回転選別部（Ｃ）は内周面に無数の壺穴
（１５）を形設した選別胴（１）を回転自在に横架し、
その選別胴（１）内に玄米受樋（３）を挿架するととも
に、この受樋（３）の穀粒受入れがわに混合米移送樋
（４）を並設して、揚穀機（Ｄ）により揚上される混合
米を選別胴（１）内に供給し選別胴（１）の回転による
壺穴（１５）のもちあげ作用により放物線を描いて飛翔
する距離の相異によって混合米を玄米と籾に選別するの
である。

【００１２】即ち、籾タンク（９）に投入される籾は脱
ぷロ−ル（１０）によって摺落されその摺落物は脱ぷ物
選別風路（１３）で風選されて、籾殻等の塵埃は吸引排
塵ファン（１１）から機外に排出され軽量な粃類は粃樋
（１６）から取出され、この取出された後の玄米と籾の
混合米は混合米横送樋（１７）によって揚穀機（Ｄ）が
わに横送されて揚上されるようになる。

【００１３】この揚上される混合米は供給樋（１８）か
ら混合米移送樋（４）によって選別胴（１）内を後側に
送られて落下口（１９）から選別胴（１）の内周面に落
下し、矢印（イ）方向に回転する選別胴（１）によって
その上向き回転がわに偏位する流動層（Ｐ）を形成しな
がら前側に流動移行する間に壷穴（１５）のもちあげ作
用によって玄米は玄米受樋（３）に落入し玄米取出樋
（２０）を通り風選部（Ｂ）の後部側に導出されて玄米
選別風路（１４）で仕上げ風選され、良玄米は玄米横送
樋（２１）を経て揚穀機（Ｄ）により所定のところに取
出され、未塾米は屑米取出樋（２２）によって排出さ
れ、玄米受樋（３）にまで至らない玄米と一部の籾は混
合米移送樋（４）に落入して壺穴（１５）により再選別
されるようになり、選別胴（１）内に取り残された籾は
前側のバケット（２３）によって掬い上げられて還元樋
（２４）から籾タンク（９）に返され再脱ぷされるので
ある。

【００１４】そこで、本発明の第１の手段について記載
すると、前述のように選別胴（１）の上向き回転がわに
は壺穴（１５）によるもちあげ作用を受ける混合米の流
動層（Ｐ）が形成されるのであるが、この流動層（Ｐ）
を覆うようにこの層（Ｐ）の表面にそわせて穀粒返し板
（２）が選別胴（１）内の後側から前側に至る全体にわ
たって斜設されているのである。

【００１５】そして、この穀粒返し板（２）の上部がわ
部分を、上端に至るにしたがって選別胴（１）の内周面
に近付けて流動層（Ｐ）の上部がわを押え込む圧力弁
（２ａ）にして、その圧力弁（２ａ）を穀粒返し板
（２）の本体部分（２ｂ）と分割し下端を支点にして回
動させるようにし内周面との間隔（Ｍ）を大小に調節可
能にしてある。なお、（２５）はその調節用のア−ム、
（２６）は調節後の固定用の蝶ナットを示してある。

【００１６】これによって、流動層（Ｐ）の上部がわは
圧力弁（２ａ）によって抑え込まれて選別胴（１）内の
混合米流量が増減し流動層（Ｐ）の層厚が変動してもこ
の流動層（Ｐ）の隆起高さ（Ｈ）は常に一定に保たれ壺
穴（１５）によるもちあげ作用状態は変わらないように
なる。また、圧力弁（２ａ）は本体部分（２ｂ）ととも
に選別胴（１）内の後側から前側の全体にわたって設け
られていて前側に流動移行して選別される混合米の隆起
高さ（Ｈ）も均され壺穴（１５）によるもちあげ作用状
態も不変なものにするのである。

【００１７】さらに、その圧力弁（２ａ）は流動層
（Ｐ）を抑え込んで穀粒を壺穴（１５）へ強制的に押し
込み壺穴（１５）へのはまり込みを確実にしてもちあげ
作用を有効にしながら穀粒の循環も早めるようになるの
である。なお、この第１の手段によるときは、材料即ち
混合米が乾燥不十分な場合において特にその作用が顕著
になる。

【００１８】次に、本発明の第２の手段について「図
４」〜「図６」により記載するのであるが、同図に示す
回転選別籾摺機もその概要は前記の第１の手段の説明に
おいて述べたものと同様の構成のものであるから同一の
符号を付してその説明を省略することとし直ちに要部の
説明に移ることにする。前記の玄米受樋（３）とこれに
並設する混合米移送樋（４）の穀粒受入がわには選別胴
（１）内の後側から前側に至る全体にわたって精選弁
（５）と粗選弁（６）が設けられ、その各弁（５）
（６）は下端を回動自在の軸（２７）（２８）に固着し
て選別胴（１）が回転する方向に揺動可能に装着され傾
斜度合いの変更により上端（５ａ）（６ａ）の高さ位置
が調節されるようになっている。

【００１９】また、（７）は選別胴（１）内の混合米流
量を感知する感知弁で、選別胴（１）の上向き回転がわ
に回動可能に横架した軸（２９）から垂下して前記流動
層（Ｐ）の表面に接当し混合米流量の増減変動、つまり
流動層（Ｐ）の層厚の変化に追従して軸（２９）を支点
にして作動し流量の変動を感知するのである。

【００２０】そして、この感知弁（７）の軸（２９）端
部と精選弁（５）の軸（２７）端部からは下方に向けて
ア−ム（３０）（３１）がそれぞれ突設されその各ア−
ム（３０）（３１）を連動杆（３２）によって連動連結
するとともに、前記精選弁（５）の軸（２７）端部から
は別のア−ム（３３）を斜め上向きに突出させ粗選弁
（６）の軸（２８）端部から斜め下向きに突出するア−
ム（３４）とを連結杆（３５）により連結している。な
お、（３６）は前記精選弁（５）の感知弁（７）と粗選
弁（６）に対する相対姿勢を手動変更する調整装置を示
したものであり、（３７）は精選弁（５）の軸（２７）
端部に上端部を軸着したウエイトで、感知弁（７）に対
して流動層（Ｐ）表面への接当力を付与させている。

【００２１】これによって、この第２の手段によれば、
選別胴（１）内の混合米流量が増すと感知弁（７）は流
動層（Ｐ）の層厚の変化に追従するように矢印（ロ）方
向に作動し、この作動によりア−ム（３０）と連動杆
（３２）とア−ム（３１）を介して精選弁（５）を矢印
（ハ）のように揺動させ傾斜度合いを緩くし上端（５
ａ）の高さを低位がわに変更すると同時に、ア−ム（３
３）と連結杆（３５）とア−ム（３４）によって粗選弁
（６）を（ニ）のように揺動させ傾斜度合いを急にして
上端（６ａ）の高さを高位がわに変更調節するのであ
る。

【００２２】即ち、混合米流量が増すと、精選弁（５）
の傾斜度合いが緩くなり上端（５ａ）の高さが低位にな
ることから玄米受樋（３）への受入量が増加して選別胴
（１）内の流量を減少させると同時に混合米流量が増す
ことに伴って流動層（Ｐ）の隆起高さ（Ｈ）が高くなっ
て壺穴（１５）によるもちあげ作用が旺盛になるけれど
も粗選弁（６）は逆に傾斜度合いが急になり上端（６
ａ）の高さが高位に調節されるので、隆起高さ（Ｈ）と
粗選弁（６）の上端（６ａ）の高さとの相対位置が一定
になって混合米移送樋（４）内への受入量が制限される
ようになり、流動層（Ｐ）の層厚を速やかに安定させて
選別作用を性能よく行わせるのである。

【００２３】以上、本発明の第１の手段と第２の手段に
ついて説明したのであるが、選別胴（１）内に供給され
る混合米中に小米（青米）が混入しその混入率が高いと
選別作用に影響を及ぼし性能が低下するので、「図７」
と「図８」に示すように、周面に目抜きの選別孔（３
８）を設けた米選シリンダ（３９）を有する選別室（４
０）を選別胴（１）内に内装させ、混合米中に混入する
小米を除去したのち選別胴（１）の内周面に供給するよ
うにする技術を導入させると、さらに、好結果が得られ
るのである。なお、図中、（４１）は米選シリンダの内
周面に取着された移送翼、（４２）は選別孔（３８）か
ら漏出した小米の排出コンベヤ、（４３）は選別後の混
合米を選別胴（１）の内周面に供給する樋、（４４）は
選別孔（３８）の目詰り防止板、（３）は玄米受樋、
（２）は穀粒返し板、（Ｐ）は流動層を示してある。

【００２４】

【発明の効果】本発明は以上詳述したように、回転選別
部（Ｃ）を構成する選別胴（１）内周面の上向き回転が
わに偏位して形成する流動層（Ｐ）の表面にそわせて穀
粒返し板（２）を斜設し、この穀粒返し板（２）の上部
がわ部分を選別胴（１）の内周面に近付けて流動層
（Ｐ）の上部がわを抑え込む圧力弁（２ａ）に構成した
ものにすることによって、その圧力弁（２ａ）は流動層
（Ｐ）の隆起する上部がわを抑え込んで選別胴（１）内
の流量が変動し流動層（Ｐ）の層厚が変わっても流動層
（Ｐ）の隆起高さ（Ｈ）を常に一定にして壺穴（１５）
によるもちあげ状態を不変にするとともに、圧力弁（２
ａ）により穀粒を壺穴（１５）へ強制的に押し込んでも
ちあげ作用を有効にしながら穀粒の循環を早め、さら
に、穀粒返し板（２）は壺穴（１５）によりもちあげら
れるもののうち早期に落下する穀粒を受けて選別胴
（１）の回転方向と逆の方向に流下させ選別胴（１）の
内周面に返して玄米の混合割合が高くなるこの流下物を
流動層（Ｐ）の下層に侵入させ玄米の壺穴（１５）への
はまり込みを優先させるものとなり、また、選別胴
（１）内に挿架した玄米受樋（３）の穀粒受入がわに混
合米移送樋（４）を並設し、その各樋（３）（４）の穀
粒受入がわに回動調節可能の精選弁（５）と粗選弁
（６）を装着するとともに選別胴（１）内に混合米流量
の増減を感知する感知弁（７）を設け、この感知弁
（７）の動作に前記の精選弁（５）と粗選弁（６）を連
動させたものにしてもよいのであって、このようにする
と、感知弁（７）が選別胴（１）内の混合流量の変動に
追従作動し、その動作に連動して玄米受樋（３）と混合
米移送樋（４）に装着する精選弁（５）と粗選弁（６）
が回動調節される。即ち、混合米流量が増すと玄米受樋
（３）がわの精選弁（５）の高さは低い方に調節されて
この受樋（３）内への受入量を増加させて選別胴（１）
外へ取出し選別胴（１）内における混合米流量を減少さ
せ、また、混合米流量が増すことによって流動層（Ｐ）
の隆起高さ（Ｈ）が高くなって壺穴（１５）によるもち
あげ作用が旺盛になるが、混合米移送樋（４）がわの粗
選弁（６）はその上端の高さが高い方へ調節されて流動
層（Ｐ）の隆起高さ（Ｈ）との相対位置が一定に保たれ
この移送樋（４）内への受入量が制限されて粗選別精度
に影響を与えないようになり、もって、何れの手段にお
いても従来のものよりも一段と選別作用を安定させ性能
を向上させ得るものになったのである。

【図面の簡単な説明】

【図１】「図３」におけるＡ−Ａ線の断面図である。

【図２】同「図３」におけるＢ−Ｂ線の断面図である。

【図３】第１の手段からなる回転選別籾摺機全体の側面
図である。

【図４】「図６」におけるＣ−Ｃ線の断面図である。

【図５】同「図６」におけるＤ−Ｄ線の断面図である。

【図６】第２の手段からなる回転選別籾摺機全体の側面
図である。

【図７】回転選別部の別実施例を示す断面図である。

【図８】同別実施例の要部の断面図である。

【符号の説明】

Ａ 脱ぷ部 Ｂ 風選部 Ｃ 回転選別部 Ｐ 流動層 １ 選別胴 ２ 穀粒返し板 ２ａ 圧力弁 ３ 玄米受樋 ４ 混合米移送樋 ５ 精選弁 ６ 粗選弁 ７ 感知弁

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 脱ぷ部（Ａ）と、摺落物を風選する風選
   部（Ｂ）と、混合米を選別する壺穴式の回転選別部
   （Ｃ）とからなる回転選別籾摺機であって、その回転選
   別部（Ｃ）を構成する選別胴（１）内周面の上向き回転
   がわに偏位して形成する流動層（Ｐ）の表面にそわせて
   穀粒返し板（２）を斜設し、この穀粒返し板（２）の上
   部がわ部分を選別胴（１）の内周面に近付けて流動層
   （Ｐ）の上部がわを抑え込む圧力弁（２ａ）に構成した
   ことを特徴とする回転選別籾摺機の選別安定装置。
2. 【請求項２】 壺穴式の回転選別部（Ｃ）を構成する選
   別胴（１）内に挿架した玄米受樋（３）の穀粒受入がわ
   に混合米移送樋（４）を並設し、その各樋（３）（４）
   の穀粒受入がわに回動調節可能の精選弁（５）と粗選弁
   （６）を装着するとともに選別胴（１）内に混合米流量
   の増減を感知する感知弁（７）を設け、この感知弁
   （７）の動作に前記の精選弁（５）と粗選弁（６）を連
   動させてあることを特徴とする回転選別籾摺機の選別安
   定装置。