JPH07115761A - 無刷子電動機の回転子 - Google Patents
無刷子電動機の回転子Info
- Publication number
- JPH07115761A JPH07115761A JP5259725A JP25972593A JPH07115761A JP H07115761 A JPH07115761 A JP H07115761A JP 5259725 A JP5259725 A JP 5259725A JP 25972593 A JP25972593 A JP 25972593A JP H07115761 A JPH07115761 A JP H07115761A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- sensor magnet
- magnet
- brushless motor
- core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 センサ磁石の固定強度のバラツキを低減さ
せ、かつ製造工程の簡易化が可能な無刷子電動機の回転
子を提供する。 【構成】 回転子鉄心９を内径違いの２種類の回転子鉄
板で構成する。回転子鉄心９に複数個の穴を設け、セン
サ磁石１０の回転子鉄心９の当接面に設けた突起とで位
置決めを行う。センサ磁石１０の内径より小さく成形さ
れた外径を有するセンサ磁石固定用ボス２１の内径を軸
１９に圧入しながらセンサ磁石１０に当接させることに
より、センサ磁石１０を回転子鉄心９の端面に固定でき
る無刷子電動機の回転子が得られる。
せ、かつ製造工程の簡易化が可能な無刷子電動機の回転
子を提供する。 【構成】 回転子鉄心９を内径違いの２種類の回転子鉄
板で構成する。回転子鉄心９に複数個の穴を設け、セン
サ磁石１０の回転子鉄心９の当接面に設けた突起とで位
置決めを行う。センサ磁石１０の内径より小さく成形さ
れた外径を有するセンサ磁石固定用ボス２１の内径を軸
１９に圧入しながらセンサ磁石１０に当接させることに
より、センサ磁石１０を回転子鉄心９の端面に固定でき
る無刷子電動機の回転子が得られる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭用エアコン等の送
風ファン駆動源として用いられる無刷子電動機の回転子
に関するものである。
風ファン駆動源として用いられる無刷子電動機の回転子
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、家庭用エアコン等の空調機器にお
いては、室内側熱交換器の送風駆動源として、高効率，
制御性等に優れた無刷子電動機が主流になりつつある。
また、室外側熱交換器の送風駆動源としても使われつつ
ある。
いては、室内側熱交換器の送風駆動源として、高効率，
制御性等に優れた無刷子電動機が主流になりつつある。
また、室外側熱交換器の送風駆動源としても使われつつ
ある。
【０００３】従来の無刷子電動機は、特願昭６２−２４
６３８５号にあげられるような構造であった。
６３８５号にあげられるような構造であった。
【０００４】以下、図面にもとづき従来の無刷子電動機
の回転子について説明する。図６は、特願昭６２−２４
６３８５号に示された無刷子電動機の縦断面図である。
ホール素子６に相対する位置にセンサ磁石１０が軸１９
に固定された回転子鉄心９の端面に接着工法で固定され
ている。
の回転子について説明する。図６は、特願昭６２−２４
６３８５号に示された無刷子電動機の縦断面図である。
ホール素子６に相対する位置にセンサ磁石１０が軸１９
に固定された回転子鉄心９の端面に接着工法で固定され
ている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、センサ磁石の径方向の位置決め機構を有し
た接着治具を用いる必要がある。また、乾燥工程におい
てもセンサ磁石が位置ずれを起こさないように接着治具
を装備したまま固着する必要があり、接着治具が固着さ
れる不具合も発生する。一方早乾性の接着剤を使用した
場合、接着強度のバラツキにより電動機の使用環境や高
負荷点での回転子の発熱によりセンサ磁石がはずれると
いう危険性を有していた。
の構成では、センサ磁石の径方向の位置決め機構を有し
た接着治具を用いる必要がある。また、乾燥工程におい
てもセンサ磁石が位置ずれを起こさないように接着治具
を装備したまま固着する必要があり、接着治具が固着さ
れる不具合も発生する。一方早乾性の接着剤を使用した
場合、接着強度のバラツキにより電動機の使用環境や高
負荷点での回転子の発熱によりセンサ磁石がはずれると
いう危険性を有していた。
【０００６】本発明は上記課題を解決するもので、簡易
な工法により無刷子電動機の回転子を提供することを目
的としている。
な工法により無刷子電動機の回転子を提供することを目
的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、端面に複数個の突起を有するセンサ磁石を
センサ磁石の突起に相対する位置に突起と略同一の穴を
有し、かつセンサ磁石の外径より大きめの内径寸法を有
する回転子鉄板をセンサ磁石の端面部の厚さと同一寸法
だけ積み上げた回転子鉄心に挿入し、センサ磁石内径寸
法より大きくホール素子と相対する面の内径より小さい
外径寸法を有する樹脂製のボスを軸に圧入する構成とし
ている。
するために、端面に複数個の突起を有するセンサ磁石を
センサ磁石の突起に相対する位置に突起と略同一の穴を
有し、かつセンサ磁石の外径より大きめの内径寸法を有
する回転子鉄板をセンサ磁石の端面部の厚さと同一寸法
だけ積み上げた回転子鉄心に挿入し、センサ磁石内径寸
法より大きくホール素子と相対する面の内径より小さい
外径寸法を有する樹脂製のボスを軸に圧入する構成とし
ている。
【０００８】
【作用】この構成によって、センサ磁石の突起と回転子
鉄心の穴により回転方向の位置決めが可能となり、また
センサ磁石の外径と回転子鉄心の内径によりラジアル方
向の位置決めが可能となる。さらに、ボスを軸に圧入す
ることによりセンサ磁石の固定が可能である。
鉄心の穴により回転方向の位置決めが可能となり、また
センサ磁石の外径と回転子鉄心の内径によりラジアル方
向の位置決めが可能となる。さらに、ボスを軸に圧入す
ることによりセンサ磁石の固定が可能である。
【０００９】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【００１０】図１は本発明による無刷子電動機の回転子
の断面図である。図２は回転子鉄心９の斜視図であり、
９ａは端面の穴であり９ｂは内径違いの回転子鉄板の積
層部の内径である。
の断面図である。図２は回転子鉄心９の斜視図であり、
９ａは端面の穴であり９ｂは内径違いの回転子鉄板の積
層部の内径である。
【００１１】図３はセンサ磁石１０の斜視図であり、１
０ａはその突起である。図４はセンサ磁石を反対側より
見た斜視図である。軸１９に固定された回転子鉄心９の
凹部内径９ｂにセンサ磁石１０の外径を沿わして、セン
サ磁石１０の端面の突起１０ａを回転子鉄心９の端面の
穴９ａに挿入しながら端面と端面を当接させる。この時
センサ磁石の突起１０ａの外径寸法は回転子鉄心の穴９
ａの外径寸法より若干小さめに成形しておく。センサ磁
石の位置決めが行われた後、センサ磁石１０の内径１０
ｂより小さく成形された外径２１ｂを有する樹脂製のセ
ンサ磁石固定用ボス２１の内径２１ｄを軸１９に圧入し
ながらセンサ磁石１０の端面に当接させることにより、
センサ磁石１０が所定の位置に確実に固定される。セン
サ磁石１０と反対側の回転子鉄心９の端面にはスラスト
調整用ボス２２、さらにはメタル潤滑油回収用の油切り
ワッシャ２３が所定の位置に固定されている。
０ａはその突起である。図４はセンサ磁石を反対側より
見た斜視図である。軸１９に固定された回転子鉄心９の
凹部内径９ｂにセンサ磁石１０の外径を沿わして、セン
サ磁石１０の端面の突起１０ａを回転子鉄心９の端面の
穴９ａに挿入しながら端面と端面を当接させる。この時
センサ磁石の突起１０ａの外径寸法は回転子鉄心の穴９
ａの外径寸法より若干小さめに成形しておく。センサ磁
石の位置決めが行われた後、センサ磁石１０の内径１０
ｂより小さく成形された外径２１ｂを有する樹脂製のセ
ンサ磁石固定用ボス２１の内径２１ｄを軸１９に圧入し
ながらセンサ磁石１０の端面に当接させることにより、
センサ磁石１０が所定の位置に確実に固定される。セン
サ磁石１０と反対側の回転子鉄心９の端面にはスラスト
調整用ボス２２、さらにはメタル潤滑油回収用の油切り
ワッシャ２３が所定の位置に固定されている。
【００１２】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によればセンサ磁石と回転子鉄心の固定に接着剤を使
うことなく容易にできるため、製造工程が簡易になり生
産性の向上が図れるとともに、乾燥設備等の省略が図れ
る。かつセンサ磁石の固定強度のバラツキもなくなり、
電動機の使用環境高使用負荷点による回転子の発熱にも
十分対処できる。
明によればセンサ磁石と回転子鉄心の固定に接着剤を使
うことなく容易にできるため、製造工程が簡易になり生
産性の向上が図れるとともに、乾燥設備等の省略が図れ
る。かつセンサ磁石の固定強度のバラツキもなくなり、
電動機の使用環境高使用負荷点による回転子の発熱にも
十分対処できる。
【図１】本発明の一実施例の無刷子電動機の回転子の断
面図
面図
【図２】同無刷子電動機の回転子鉄心の斜視図
【図３】同無刷子電動機の回転子当接側より見たセンサ
磁石の斜視図
磁石の斜視図
【図４】同無刷子電動機の図３の反対側より見たセンサ
磁石の斜視図
磁石の斜視図
【図５】同無刷子電動機の同無刷子電動機のセンサ磁石
当接側より見たセンサ磁石固定用ボスの斜視図
当接側より見たセンサ磁石固定用ボスの斜視図
【図６】従来の無刷子電動機の縦断面図
６ ホール素子 ９ 回転子鉄心 ９ａ 端面の穴 ９ｂ 凹部内径 １０ センサ磁石 １０ａ 突起 １０ｂ，２１ｄ 内径 １９ 軸 ２１ センサ磁石固定用ボス ２１ｂ 外径
Claims (1)
- 【請求項１】無刷子電動機駆動用とセンサ専用磁石を有
する無刷子電動機において、前記センサ専用磁石の回転
子鉄心に当接する端面に複数個の突起を有し、当接する
回転子鉄心は内径寸法違いの２種類の回転子鉄板により
構成され、かつ前記センサ専用磁石の突起と同じ位置に
略同一形状の複数個の穴を設け、さらに外径が前記セン
サ専用磁石の内径より小さく、内径がシャフトと圧入で
きる寸法に仕上がった樹脂性のボスを備えた無刷子電動
機の回転子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5259725A JPH07115761A (ja) | 1993-10-18 | 1993-10-18 | 無刷子電動機の回転子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5259725A JPH07115761A (ja) | 1993-10-18 | 1993-10-18 | 無刷子電動機の回転子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07115761A true JPH07115761A (ja) | 1995-05-02 |
Family
ID=17338086
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5259725A Pending JPH07115761A (ja) | 1993-10-18 | 1993-10-18 | 無刷子電動機の回転子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07115761A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100469469B1 (ko) * | 2002-11-12 | 2005-02-02 | 엘지전자 주식회사 | 전동기의 회전자 위치감지용 센서 마그네트 |
| US7786628B2 (en) | 2003-09-19 | 2010-08-31 | Dyson Technology Limited | Rotor assembly with balancing member |
| KR20140078795A (ko) * | 2012-12-17 | 2014-06-26 | 엘지이노텍 주식회사 | 모터 |
| WO2015080077A1 (ja) * | 2013-11-27 | 2015-06-04 | 三菱電機株式会社 | 電動機の回転子、電動機、及び空気調和機 |
| US10566862B2 (en) | 2015-11-13 | 2020-02-18 | Mitsubishi Electric Corporation | Rotor, rotary electric machine, and method of producing rotor |
-
1993
- 1993-10-18 JP JP5259725A patent/JPH07115761A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100469469B1 (ko) * | 2002-11-12 | 2005-02-02 | 엘지전자 주식회사 | 전동기의 회전자 위치감지용 센서 마그네트 |
| US7786628B2 (en) | 2003-09-19 | 2010-08-31 | Dyson Technology Limited | Rotor assembly with balancing member |
| KR20140078795A (ko) * | 2012-12-17 | 2014-06-26 | 엘지이노텍 주식회사 | 모터 |
| WO2015080077A1 (ja) * | 2013-11-27 | 2015-06-04 | 三菱電機株式会社 | 電動機の回転子、電動機、及び空気調和機 |
| US10566862B2 (en) | 2015-11-13 | 2020-02-18 | Mitsubishi Electric Corporation | Rotor, rotary electric machine, and method of producing rotor |
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