JPH07115612B2 - オートマチック車の急発進防止装置 - Google Patents
オートマチック車の急発進防止装置Info
- Publication number
- JPH07115612B2 JPH07115612B2 JP34204591A JP34204591A JPH07115612B2 JP H07115612 B2 JPH07115612 B2 JP H07115612B2 JP 34204591 A JP34204591 A JP 34204591A JP 34204591 A JP34204591 A JP 34204591A JP H07115612 B2 JPH07115612 B2 JP H07115612B2
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- Japan
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- brake
- accelerator
- hydraulic circuit
- pedal
- master cylinder
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- Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はオートマチックトラン
スミッション車(以下オートマチック車という)のブレ
ーキペダルとアクセルペダルの踏違えによる急発進事故
を防止するオートマチック車の急発進防止装置に関す
る。
スミッション車(以下オートマチック車という)のブレ
ーキペダルとアクセルペダルの踏違えによる急発進事故
を防止するオートマチック車の急発進防止装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のオートマチック車には誤操作によ
る急発進で生ずる事故を防止するため、シフトロック機
構、キー・インタロック機構、R(リバース)位置警報
装置が設置されている。
る急発進で生ずる事故を防止するため、シフトロック機
構、キー・インタロック機構、R(リバース)位置警報
装置が設置されている。
【0003】ここにシフトロック機構とはブレーキペダ
ルを踏んでいないとセレクトレバーをP(パーキング)
位置から他のR(リバース)、D(ドライブ)等のレン
ジにシフトできないようにした機構であり、キー・イン
タロック機構とはセレクトレバーをP位置に入れてない
と、イグニッション・キーがキーのロック位置に回ら
ず、キーを抜くことができない機構であり、又R位置警
報装置はセレクトレバーがR(リバース)位置に入れる
と、ブザーで運転者に知らせる装置である。
ルを踏んでいないとセレクトレバーをP(パーキング)
位置から他のR(リバース)、D(ドライブ)等のレン
ジにシフトできないようにした機構であり、キー・イン
タロック機構とはセレクトレバーをP位置に入れてない
と、イグニッション・キーがキーのロック位置に回ら
ず、キーを抜くことができない機構であり、又R位置警
報装置はセレクトレバーがR(リバース)位置に入れる
と、ブザーで運転者に知らせる装置である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】オートマチック車に上
記シフトロック機構、キー・インタロック機構、R位置
警報装置を設けてあっても、運転者が駐車場、車庫等に
おいてセレクトレバーをP位置よりRレンジ、Dレンジ
を間違えてシフトし車の前進と後進が逆になったり、或
いは横断歩道の直前でDレンジに入れて停車中に人が飛
び出したりした場合にあわててアクセルペダルをブレー
キペダルと踏み違え、急発進して暴走し壁面に激突した
り、高層の駐車場の壁面やガードレールを突き破って落
下する事故や横断歩道で人身事故を起こすことなどが大
きな問題となっている。
記シフトロック機構、キー・インタロック機構、R位置
警報装置を設けてあっても、運転者が駐車場、車庫等に
おいてセレクトレバーをP位置よりRレンジ、Dレンジ
を間違えてシフトし車の前進と後進が逆になったり、或
いは横断歩道の直前でDレンジに入れて停車中に人が飛
び出したりした場合にあわててアクセルペダルをブレー
キペダルと踏み違え、急発進して暴走し壁面に激突した
り、高層の駐車場の壁面やガードレールを突き破って落
下する事故や横断歩道で人身事故を起こすことなどが大
きな問題となっている。
【0005】この発明は、前記の問題点を解決するもの
で、オートマチック車が駐車場、車庫等でセレクトレバ
ーをRレンジ、Dレンジ等に入れた状態で生じるクリー
プ現象(車がじわじわと前進する現象)、或いはアクセ
ルに足を軽くのせ緩速、微速で動き始め、進向方向が逆
であるのに気づいたり、横断歩道直前で止まって発進し
かけたとき人が飛び出す等であわてて急ブレーキをかけ
るときにアクセルペダルをブレーキペダルと踏み違えて
強く踏んだときにはアクセルペダルでもブレーキがかか
るようにした急発進防止装置を提供することを目的とす
る。
で、オートマチック車が駐車場、車庫等でセレクトレバ
ーをRレンジ、Dレンジ等に入れた状態で生じるクリー
プ現象(車がじわじわと前進する現象)、或いはアクセ
ルに足を軽くのせ緩速、微速で動き始め、進向方向が逆
であるのに気づいたり、横断歩道直前で止まって発進し
かけたとき人が飛び出す等であわてて急ブレーキをかけ
るときにアクセルペダルをブレーキペダルと踏み違えて
強く踏んだときにはアクセルペダルでもブレーキがかか
るようにした急発進防止装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明はブレーキペダ
ルAのブレーキマスタシリンダ1とホイールシリンダ2
を結ぶ油圧回路3,3′に切換えバルブ4を備え、別に
アクセルペダルBにアクセル用ブレーキマスタシリンダ
5を設け、該アクセル用ブレーキマスタシリンダ5の油
圧回路6を前記切換えバルブ4と接続し、該油圧回路6
に切換えバルブ4とリザーバータンク7への流路8,9
を開閉可能としたソレノイドバルブ10を備え、該ソレ
ノイドバルブ10に車の対地速度を検知する車速センサ
ー11を関連させて所定速度で流路8,9の切換えを可
能とし、該センサー11で所定速度を検知するまではホ
イールシリンダ2への回路6を開としておき、アクセル
ペダルBをブレーキペダルAと間違えて強く踏んだ時ブ
レーキがかかり、急発進を防止するようにしたものであ
る。
ルAのブレーキマスタシリンダ1とホイールシリンダ2
を結ぶ油圧回路3,3′に切換えバルブ4を備え、別に
アクセルペダルBにアクセル用ブレーキマスタシリンダ
5を設け、該アクセル用ブレーキマスタシリンダ5の油
圧回路6を前記切換えバルブ4と接続し、該油圧回路6
に切換えバルブ4とリザーバータンク7への流路8,9
を開閉可能としたソレノイドバルブ10を備え、該ソレ
ノイドバルブ10に車の対地速度を検知する車速センサ
ー11を関連させて所定速度で流路8,9の切換えを可
能とし、該センサー11で所定速度を検知するまではホ
イールシリンダ2への回路6を開としておき、アクセル
ペダルBをブレーキペダルAと間違えて強く踏んだ時ブ
レーキがかかり、急発進を防止するようにしたものであ
る。
【0007】
【作用】オートマチック車はセレクトレバーをP位置よ
りRレンジ、Dレンジ等にシフトした状態でブレーキペ
ダルを離したとき生ずるクリープ現象或いはアクセルに
足を軽くのせ緩速、微速で動き始める車速が0から所定
の速度例えば時速約3〜7kmの範囲の設定速度に達す
るまではソレノイドバルブ10の流路8を開として油圧
回路6、切換えバルブ4、油圧回路3′、ホイールシリ
ンダ2を連通可能としておき、車の動き始めに前進と後
進が逆のときなどに、運転手があわててアクセルペダル
Bを強く踏んだ場合にはアクセル用ブレーキマスタシリ
ンダが働き、油圧回路6、ソレノイドバルブ10の流路
8、切換えバルブ4、油圧回路3′を介してホイールシ
リンダ2を作動してブレーキがかかり、急発進を防ぐこ
とができる。
りRレンジ、Dレンジ等にシフトした状態でブレーキペ
ダルを離したとき生ずるクリープ現象或いはアクセルに
足を軽くのせ緩速、微速で動き始める車速が0から所定
の速度例えば時速約3〜7kmの範囲の設定速度に達す
るまではソレノイドバルブ10の流路8を開として油圧
回路6、切換えバルブ4、油圧回路3′、ホイールシリ
ンダ2を連通可能としておき、車の動き始めに前進と後
進が逆のときなどに、運転手があわててアクセルペダル
Bを強く踏んだ場合にはアクセル用ブレーキマスタシリ
ンダが働き、油圧回路6、ソレノイドバルブ10の流路
8、切換えバルブ4、油圧回路3′を介してホイールシ
リンダ2を作動してブレーキがかかり、急発進を防ぐこ
とができる。
【0008】普通にアクセルペダルBを踏んで発進する
場合には所定速度を超えた車速をセンサーで検知した時
ソレノイドバルブ10を作動して流路8を閉止し、流路
9を開放してリザーバータンク7への回路に切換え、ア
クセルペダルBを踏むもブレーキがかからないようにす
る。又所定速度に達するまではアクセルペダルBを普通
に踏むもアクセル用ブレーキマスタシリンダ内のピスト
ンとの隙間や、ブレーキドラムとブレーキシューの隙間
等によりブレーキはほとんどかからない。従って発進時
に強くアクセルペダルを踏まなければブレーキがかかる
ことはない。
場合には所定速度を超えた車速をセンサーで検知した時
ソレノイドバルブ10を作動して流路8を閉止し、流路
9を開放してリザーバータンク7への回路に切換え、ア
クセルペダルBを踏むもブレーキがかからないようにす
る。又所定速度に達するまではアクセルペダルBを普通
に踏むもアクセル用ブレーキマスタシリンダ内のピスト
ンとの隙間や、ブレーキドラムとブレーキシューの隙間
等によりブレーキはほとんどかからない。従って発進時
に強くアクセルペダルを踏まなければブレーキがかかる
ことはない。
【0009】走行中、ブレーキペダルAを踏んだ時は勿
論ブレーキマスタシリンダ1の圧力で切換えバルブ4を
介してホイールシリンダ2を作動してブレーキがかか
る。
論ブレーキマスタシリンダ1の圧力で切換えバルブ4を
介してホイールシリンダ2を作動してブレーキがかか
る。
【0010】
【実施例】図1乃至図3において、Aはブレーキペダ
ル、Bはアクセルペダル、1はブレーキマスタシリン
ダ、2はブレーキドラムのホイールシリンダ、3,3′
はブレーキマスタシリンダ1の油圧回路である。実施例
ではドラム型式のホイールシリンダを示したが、勿論デ
ィスクブレーキのシリンダにも適用できる。この油圧回
路3に切換えバルブ4、例えばダブルチックバルブを設
け、該切換えバルブ4に後述のアクセル用ブレーキマス
タシリンダ5の油圧回路6を接続する。
ル、Bはアクセルペダル、1はブレーキマスタシリン
ダ、2はブレーキドラムのホイールシリンダ、3,3′
はブレーキマスタシリンダ1の油圧回路である。実施例
ではドラム型式のホイールシリンダを示したが、勿論デ
ィスクブレーキのシリンダにも適用できる。この油圧回
路3に切換えバルブ4、例えばダブルチックバルブを設
け、該切換えバルブ4に後述のアクセル用ブレーキマス
タシリンダ5の油圧回路6を接続する。
【0011】実施例のダブルチェックバルブ4は弁室1
2の両側に入口13,14を設け、かつ弁室12の両側
と中央の出口15を二股の通路16,17で結び、弁室
12の両入口にゴム製シート18を設け、弁室12にピ
ストン19を摺動自由に備えたもので、その入口13,
14にブレーキの油圧回路3とアクセル用ブレーキの油
圧回路6を接続し、かつ出口15にホイールシリンダ2
への油圧回路3′を接続して圧力をかけられた流体がそ
の入口よりダブルチェックバルブ4内に流入したとき、
流体の圧力でピストン19を反対側へ押して一方の入口
と通路を開き、他方の入口と通路を閉じて流体の出口へ
の流路を切換えるようにしてある。前記ピストン19の
長さを二股通路16,17の間隔より若干短くして、両
入口より油圧がかかったときピストンが二股通路間の中
間に位置して、両入口と出口を連通可能としてある。
2の両側に入口13,14を設け、かつ弁室12の両側
と中央の出口15を二股の通路16,17で結び、弁室
12の両入口にゴム製シート18を設け、弁室12にピ
ストン19を摺動自由に備えたもので、その入口13,
14にブレーキの油圧回路3とアクセル用ブレーキの油
圧回路6を接続し、かつ出口15にホイールシリンダ2
への油圧回路3′を接続して圧力をかけられた流体がそ
の入口よりダブルチェックバルブ4内に流入したとき、
流体の圧力でピストン19を反対側へ押して一方の入口
と通路を開き、他方の入口と通路を閉じて流体の出口へ
の流路を切換えるようにしてある。前記ピストン19の
長さを二股通路16,17の間隔より若干短くして、両
入口より油圧がかかったときピストンが二股通路間の中
間に位置して、両入口と出口を連通可能としてある。
【0012】而してブレーキペダルAを踏みブレーキマ
スタシリンダ1のピストンで油圧回路3が加圧されると
ピストン19を反対側へ押して入口13と通路16を開
とし他方の入口14と通路17を閉として油圧回路3,
3′を連通し、ブレーキをかける。
スタシリンダ1のピストンで油圧回路3が加圧されると
ピストン19を反対側へ押して入口13と通路16を開
とし他方の入口14と通路17を閉として油圧回路3,
3′を連通し、ブレーキをかける。
【0013】又、アクセルペダルBを踏みアクセル用ブ
レーキマスタシリンダ5のピストンで油圧回路6が加圧
されると逆にピストン19を反対側へ押して入口14と
通路17を開き、入口13と通路16を閉じて油圧回路
6,3′を連通してブレーキをかける。
レーキマスタシリンダ5のピストンで油圧回路6が加圧
されると逆にピストン19を反対側へ押して入口14と
通路17を開き、入口13と通路16を閉じて油圧回路
6,3′を連通してブレーキをかける。
【0014】さらに両ペダルを踏んだ場合にはピストン
は中間に位置して両通路16,17は遮断されることは
なく、両方の油圧回路3,6が油圧回路3′につながっ
てブレーキをかける。ただしこの場合両方の油圧回路
3,6の油圧に高低差があれば高い方の圧力によってピ
ストンが低圧側へ押されて低い方の通路を閉じ、高い方
の通路をつうじて油圧回路3′とつながりブレーキをか
ける。
は中間に位置して両通路16,17は遮断されることは
なく、両方の油圧回路3,6が油圧回路3′につながっ
てブレーキをかける。ただしこの場合両方の油圧回路
3,6の油圧に高低差があれば高い方の圧力によってピ
ストンが低圧側へ押されて低い方の通路を閉じ、高い方
の通路をつうじて油圧回路3′とつながりブレーキをか
ける。
【0015】アクセルペダルBにアクセル用ブレーキマ
スタシリンダ5を設け、該ブレーキマスタシリンダ5の
油圧回路6を後述のソレノイドバルブ10を介して切換
えバルブ4と接続する。ブレーキマスタシリンダ1,5
にはオイルタンク1′,5′を備え、リザーバータンク
7とオイルパイプ7a,7bで連絡し、さらにリザーバ
ータンク7と後述のソレノイドバルブ10の流路9をオ
イルパイプ7cで連絡する。又ブレーキマスタシリンダ
1,5にはチェックバルブ20を備える。
スタシリンダ5を設け、該ブレーキマスタシリンダ5の
油圧回路6を後述のソレノイドバルブ10を介して切換
えバルブ4と接続する。ブレーキマスタシリンダ1,5
にはオイルタンク1′,5′を備え、リザーバータンク
7とオイルパイプ7a,7bで連絡し、さらにリザーバ
ータンク7と後述のソレノイドバルブ10の流路9をオ
イルパイプ7cで連絡する。又ブレーキマスタシリンダ
1,5にはチェックバルブ20を備える。
【0016】10はソレノイドバルブで、上部のコイル
部21と下部の本体22内に吸着体23と連設したバル
ブ体24をコイル部21の励磁又は非励磁により昇降す
る構造となし、本体22には流路8の入口8a、出口8
bを対向位置に穿設し、流路9の入口9a、出口9bを
上下位置に穿設し、中央部に連通溝25を有するバルブ
体24の下降位置で出入口8a,8bを連通溝25で連
通してアクセル用ブレーキの油圧回路6を通じさせ、こ
のときリザーバータンク7への出入口9a,9bは閉じ
るように設け、又バルブ体22の上昇位置で逆に出入口
9a,9bを開き、出入口8a,8bを閉止してホイー
ルシリンダ2への油圧回路6を閉じさせるように設け
る。
部21と下部の本体22内に吸着体23と連設したバル
ブ体24をコイル部21の励磁又は非励磁により昇降す
る構造となし、本体22には流路8の入口8a、出口8
bを対向位置に穿設し、流路9の入口9a、出口9bを
上下位置に穿設し、中央部に連通溝25を有するバルブ
体24の下降位置で出入口8a,8bを連通溝25で連
通してアクセル用ブレーキの油圧回路6を通じさせ、こ
のときリザーバータンク7への出入口9a,9bは閉じ
るように設け、又バルブ体22の上昇位置で逆に出入口
9a,9bを開き、出入口8a,8bを閉止してホイー
ルシリンダ2への油圧回路6を閉じさせるように設け
る。
【0017】11は車の対地速度を検知する車速センサ
ーで、例えばトランスミッションのスピードメータ・ド
リブン・ギャ部に取付けられた車速センサーを用い、こ
の車速センサーをソレノイドバルブ10と関連させる。
実施例において、26はトランスミッション、27はス
ピードメータ、28はスピードメータケーブル、29は
差込みプラグ、30はリレー、31はバッテリ、32は
ヒューズボックスである。
ーで、例えばトランスミッションのスピードメータ・ド
リブン・ギャ部に取付けられた車速センサーを用い、こ
の車速センサーをソレノイドバルブ10と関連させる。
実施例において、26はトランスミッション、27はス
ピードメータ、28はスピードメータケーブル、29は
差込みプラグ、30はリレー、31はバッテリ、32は
ヒューズボックスである。
【0018】而して車速センサー11がある回転数、即
ちオートマチック車がブレーキを離しクリープ現象或い
は普通の踏込みで動き出す緩速、微速の回転数、時速約
3〜7kmの設定速度になるまではソレノイドバルブ1
0は作動しないで、アクセルを踏み込み加速してその設
定速度を超えるとセンサー11がパルス信号を生じ、微
弱電流をリレーで増巾しソレノイドバルブ10を作動す
るようになす。
ちオートマチック車がブレーキを離しクリープ現象或い
は普通の踏込みで動き出す緩速、微速の回転数、時速約
3〜7kmの設定速度になるまではソレノイドバルブ1
0は作動しないで、アクセルを踏み込み加速してその設
定速度を超えるとセンサー11がパルス信号を生じ、微
弱電流をリレーで増巾しソレノイドバルブ10を作動す
るようになす。
【0019】前記構成によればオートマチック車が停車
中、或いは動き始めの時速約3〜7kmまではソレノイ
ドバルブ10は非励磁状態でバルブ体が下降位置にあっ
て流路8の出入口8a,8bが開となりアクセル用ブレ
ーキマスタシリンダ5の油圧回路6、切換えバルブ4、
ホイールシリンダ2の油圧回路3′が通じうる状態にあ
り、従って駐車場でセレクトレバーをRレンジ、Dレン
ジ等に入れ間違えて動き始め、前進と後進が逆であるこ
とに気づいたり、横断歩道の手前で停車よりDレンジで
発進しかけに人が飛び出した場合にあわててブレーキペ
ダルとアクセルペダルを踏違えてアクセルペダルを強く
踏み込んだ場合アクセル用ブレーキマスタシリンダの作
動で油圧回路6に圧力がかかり、ソレノイドバルブの流
路8を通じ、切換えバルブ4を開いて通路を切換えてホ
イールシリンダ2を作動してブレーキがかかり、急発進
することを防ぐことができる。
中、或いは動き始めの時速約3〜7kmまではソレノイ
ドバルブ10は非励磁状態でバルブ体が下降位置にあっ
て流路8の出入口8a,8bが開となりアクセル用ブレ
ーキマスタシリンダ5の油圧回路6、切換えバルブ4、
ホイールシリンダ2の油圧回路3′が通じうる状態にあ
り、従って駐車場でセレクトレバーをRレンジ、Dレン
ジ等に入れ間違えて動き始め、前進と後進が逆であるこ
とに気づいたり、横断歩道の手前で停車よりDレンジで
発進しかけに人が飛び出した場合にあわててブレーキペ
ダルとアクセルペダルを踏違えてアクセルペダルを強く
踏み込んだ場合アクセル用ブレーキマスタシリンダの作
動で油圧回路6に圧力がかかり、ソレノイドバルブの流
路8を通じ、切換えバルブ4を開いて通路を切換えてホ
イールシリンダ2を作動してブレーキがかかり、急発進
することを防ぐことができる。
【0020】次に普通にアクセルペダルBを踏み込み速
度が緩速、微速の時速約3〜7kmを超えると車速セン
サー11で検知してソレノイドバルブ10が励磁され吸
着体23が吸着されてバルブ体24が上昇して流路8の
出入口8a,8bを閉じて、出入口9a,9bが連通溝
25で連通して流路9を開き、リザーバータンク7への
回路が開となり、アクセルペダルBを踏むもアクセル用
ブレーキマスタシリンダ5の油圧は流路9を介してリザ
ーバータンク7に抜けるので、ホイールシリンダ2に油
圧はかからず、通常の加速、走行には何ら影響を与える
ことはない。又ブレーキペダルAを踏むことにより切換
えバルブ4を介してホイールシリンダ2が働きブレーキ
をかけることには変わりはない。ただし、停車状態のと
き急発進しようとしてアクセルペダルを踏込んでも前記
と同様にブレーキがかかって急発進はできない。
度が緩速、微速の時速約3〜7kmを超えると車速セン
サー11で検知してソレノイドバルブ10が励磁され吸
着体23が吸着されてバルブ体24が上昇して流路8の
出入口8a,8bを閉じて、出入口9a,9bが連通溝
25で連通して流路9を開き、リザーバータンク7への
回路が開となり、アクセルペダルBを踏むもアクセル用
ブレーキマスタシリンダ5の油圧は流路9を介してリザ
ーバータンク7に抜けるので、ホイールシリンダ2に油
圧はかからず、通常の加速、走行には何ら影響を与える
ことはない。又ブレーキペダルAを踏むことにより切換
えバルブ4を介してホイールシリンダ2が働きブレーキ
をかけることには変わりはない。ただし、停車状態のと
き急発進しようとしてアクセルペダルを踏込んでも前記
と同様にブレーキがかかって急発進はできない。
【0021】切替えスイッチ33を設けて、運転手がこ
のスイッチをOFFにするとこの考案の急発進防止装置
が働き、ONに切替えるとソレノイドバルブを作動して
流路8を遮断し油圧回路6を流路9を通じてリザーバー
タンク7に連通して急発進防止装置は働かないようにし
て、急発進ができるようにセットすることができるよう
にもできる。
のスイッチをOFFにするとこの考案の急発進防止装置
が働き、ONに切替えるとソレノイドバルブを作動して
流路8を遮断し油圧回路6を流路9を通じてリザーバー
タンク7に連通して急発進防止装置は働かないようにし
て、急発進ができるようにセットすることができるよう
にもできる。
【0022】
【発明の効果】この発明によればオートマチック車は運
転者が駐車場内等で停車状態でセレクトレバーをRレン
ジ、Dレンジ等に入れた状態で前進と後進が逆であった
時、或いは横断歩道等の直前で停車しDレンジで発進し
かけに人等が飛び出した時等、あわててアクセルペダル
を踏み込んでしまってもアクセル用ブレーキマスタシリ
ンダが働いてホイールシリンダを作動してブレーキをか
けることができ、従って車が急発進して暴走することが
なく、駐車場等の壁面へ衝突、高層の駐車場の壁面、ガ
ードレールを突き破て落下すること、横断歩道等におけ
る車の急発進による人身事故等を防ぐことができる。
転者が駐車場内等で停車状態でセレクトレバーをRレン
ジ、Dレンジ等に入れた状態で前進と後進が逆であった
時、或いは横断歩道等の直前で停車しDレンジで発進し
かけに人等が飛び出した時等、あわててアクセルペダル
を踏み込んでしまってもアクセル用ブレーキマスタシリ
ンダが働いてホイールシリンダを作動してブレーキをか
けることができ、従って車が急発進して暴走することが
なく、駐車場等の壁面へ衝突、高層の駐車場の壁面、ガ
ードレールを突き破て落下すること、横断歩道等におけ
る車の急発進による人身事故等を防ぐことができる。
【図1】この発明のオートマチック車の急発進防止装置
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図2】アクセルブレーキの油圧回路の流路を開とした
ソレノイドバルブの断面図である。
ソレノイドバルブの断面図である。
【図3】アクセルブレーキの油圧回路の流路を閉とした
ソレノイドバルブの断面図である。
ソレノイドバルブの断面図である。
A ブレーキペダル B アクセルペダル 1 ブレーキマスタシリンダ 2 ホイールシリンダ 3 油圧回路 3′ 油圧回路 4 切換えバルブ 5 アクセル用ブレーキマスタシリンダ 6 油圧回路 7 リザーバータンク 8 流路 9 流路 10 ソレノイドバルブ 11 車速センサー
Claims (1)
- 【請求項1】 ブレーキペダル(A)のブレーキマスタ
シリンダ(1)とホイールシリンダ(2)を結ぶ油圧回
路(3),(3′)に切換えバルブ(4)を設け、別に
アクセルペダル(B)にアクセル用ブレーキマスタシリ
ンダ(5)を設け、該アクセル用ブレーキマスタシリン
ダ(5)の油圧回路(6)を前記切換えバルブ(4)と
接続し、該油圧回路(6)に切換えバルブ(4)とリザ
ーバータンク(7)への流路(8),(9)を切換え可
能としたソレノイドバルブ(10)を備え、該ソレノイ
ドバルブ(10)に車の対地速度を検知する車速センサ
ー(11)を関連させて所定速度で流路(8),(9)
の切換えを可能とし、該センサー(11)で所定速度を
検知するまではホイールシリンダ2への流路(8)を開
としておき、アクセルペダル(B)をブレーキペダル
(A)と間違えて強く踏んだ時にブレーキがかかりうる
ようにしたオートマチック車の急発進防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34204591A JPH07115612B2 (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | オートマチック車の急発進防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34204591A JPH07115612B2 (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | オートマチック車の急発進防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH05178127A JPH05178127A (ja) | 1993-07-20 |
JPH07115612B2 true JPH07115612B2 (ja) | 1995-12-13 |
Family
ID=18350736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34204591A Expired - Lifetime JPH07115612B2 (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | オートマチック車の急発進防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH07115612B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP5598339B2 (ja) * | 2011-01-13 | 2014-10-01 | トヨタ自動車株式会社 | 車両およびその制御方法 |
KR102631936B1 (ko) * | 2023-08-01 | 2024-01-31 | 이범규 | 자동차 급발진 방지 장치 |
-
1991
- 1991-11-29 JP JP34204591A patent/JPH07115612B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05178127A (ja) | 1993-07-20 |
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