JPH07115536A - 画像出力制御装置 - Google Patents

画像出力制御装置

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JPH07115536A
JPH07115536A JP5257145A JP25714593A JPH07115536A JP H07115536 A JPH07115536 A JP H07115536A JP 5257145 A JP5257145 A JP 5257145A JP 25714593 A JP25714593 A JP 25714593A JP H07115536 A JPH07115536 A JP H07115536A
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JP5257145A
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Inventor
Haruyuki Toda
治幸 戸田
Wataru Negi
渉 根木
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】各出力装置への出力画像データの共通処理部分
の再処理を不要にすると共に、複数の出力装置への出力
画像データ転送を非同期で行うことにより、処理時間の
短縮化を図ると共に、出力装置への転送に支障を来さな
いようにすることを目的とする。 【構成】周波数処理、階調処理、拡大・縮小処理等の処
理のうち共通処理を指定して、この指定された共通処理
が出力画像形成装置49により施された出力画像データ
を出力画像用記憶装置43Bに保存記憶し、この出力画
像データに更に出力画像形成装置49により処理を行っ
て、この出力画像データを複数の出力装置に非同期で転
送する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放射線画像撮影システ
ム等に用いられる画像出力制御装置に関し、特に、読取
画像データに複数の処理を施して出力画像データを形成
し、該出力画像データを出力装置に出力する画像出力制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】放射線画像撮影装置としては、従来よ
り、X線撮影装置が知られているが、X線フィルムによ
る撮影、現像、診断というプロセスが必要なため、フィ
ルムの消費や現像終了までの撮影条件の良否が不明であ
る等の種々の問題があった。このようなX線撮影装置の
問題を解消するものとして、輝尽性蛍光体をX線検出器
として使用する放射線画像撮影システムが実用化されて
いる。
【0003】これは、図14に示すように構成される。
即ち、X線管等からなるX線照射装置1から照射される
X線は被検出体2を透過して放射線変換パネル3に照射
される。この放射線変換パネル3は、輝尽性蛍光体層を
有しており、この蛍光体にX線、電子線、紫外線等の励
起光が照射されると、そのエネルギの一部が照射量に応
じて蓄積される。これにより、放射線変換パネル3は被
写体2を透過したエネルギによる潜像を蓄積する。前記
放射線変換パネル3には励起光源4から可視光や赤外線
等の励起光が走査方式で照射される。この照射により、
放射線変換パネル3は蓄積されたエネルギに比例した輝
尽発光を生じる。この発光光がフィルタ5を介して光電
変換器6に入力され、光電変換器6は発光強度に比例す
る電圧信号に変換してA/D変換器7に出力する。
【0004】このA/D変換器7は、入力された電圧信
号をデジタル画像データに変換して、コントローラ8に
出力する。このコントローラ8は、前記デジタル画像デ
ータをメモリに記憶させると共にCRT表示やフィルム
出力のためのデータ入出力制御を行い、又、被写体の撮
影条件の設定や画像処理を行う。デジタル画像データは
必要に応じて外部の出力装置9に転送される。この出力
装置9は、デジタル画像データをフィルムに記録するハ
ードコピー装置、ホストコンピュータ等である。
【0005】尚、画像の読み取りが終了した放射線変換
パネル3に消去光を照射することにより、該放射線変換
パネル3を繰り返して使用することができる。以上の構
成の放射線画像撮影システム等においては、読取画像デ
ータに複数の処理を施して出力画像データを形成し、該
出力画像データを出力装置に出力する画像出力制御装置
が設けられている。
【0006】かかる画像出力制御装置の従来例として
は、特開平3−210233号公報(表示画像を記憶す
る)、特開平3−250378号公報(濃度変換後デー
タを記憶する)及び特開平4−39775号公報(ウィ
ンドウ変換された画像データをファイル化する。)に示
すようなものがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像出力制御装置にあっては、夫々次のよう
な問題点があった。即ち、前記各公報における従来技術
では、表示用に処理した画像データを記憶しておき、再
表示の際にこの画像データを利用するようにしており、
これは同じ出力装置に同じ画像データを複数回転送する
技術に相当する。
【0008】このため、複数の出力装置に対して、夫々
異なる処理を施した画像データを転送する場合には、複
数の出力装置へ出力する画像データの共通処理部分に対
しても再処理を行う必要があり、処理時間が長大化す
る。又、従来、一度画像処理を施して、複数の出力装置
への処理画像データ転送を同期して行うものがあるが、
これでは、出力装置の状態によらず、一度画像処理を施
したならば全ての出力装置に転送する必要があるため、
何れかの出力装置がトラブルを起こしたならば、全ての
出力装置への転送が止まってしまう。
【0009】更に、従来、各出力装置への転送毎に画像
処理をその都度行うようにしたものがあるが、これで
は、各出力装置に転送する毎に同じ画像処理を実行する
必要があり、処理時間が長大化する。そこで、本発明は
以上のような従来の問題点に鑑み、各出力装置への出力
画像データの共通処理部分の再処理を不要にすると共
に、複数の出力装置への出力画像データ転送を非同期で
行うことにより、処理時間の短縮化を図ると共に、出力
装置への転送に支障を来さないようにすることを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、図
1に示すように、読取画像データに複数の処理を施して
出力画像データを形成し、該出力画像データを出力装置
に出力する画像出力制御装置であって、前記読取画像デ
ータを記憶する第1の記憶手段と、前記複数の処理のう
ち所定の処理を指定する指定手段と、前記指定された処
理が施された出力画像データを保存記憶する第2の記憶
手段と、第1の記憶手段に記憶された読取画像データ又
は第2の記憶手段に記憶された出力画像データに前記指
定された処理を施して出力画像データを形成する出力画
像形成手段と、前記出力画像データを複数の出力装置に
非同期で出力する出力手段と、を含んで構成した。
【0011】
【作用】例えば、各出力装置への拡大・縮小率が異なる
場合、拡大・縮小処理を実行する前段階の共通処理を施
した出力画像データを保存記憶しておけば、別の出力装
置へ転送する場合、記憶された拡大・縮小前までの出力
画像データを読み出してこれに拡大・縮小後の処理を施
して転送することにより、各出力装置への出力画像デー
タの共通処理部分の再処理が不要となり、処理時間を短
縮できる。又、複数の出力装置への出力画像データ転送
が非同期で行われるので、何れかの出力装置がトラブル
を起こしても、全ての出力装置への転送が止まってしま
うことがない。
【0012】
【実施例】以下、添付された図面を参照して本発明を詳
述する。図2は本発明の画像出力制御装置の一実施例を
適用した放射線画像撮影シテスムのブロック図を示して
いる。この図において、放射線画像撮影シテスムは、放
射線画像入力装置(以下、リーダと言う)11と、主制
御装置(以下、コントローラと言う)12と、デジタル
画像データを表示する例えばCRTディスプレイ等の画
像用表示装置(以下、CRT13と言う)13と、例え
ばレーザイメージャ14等のハードコピー装置と、ホス
トコンピュータ15と、例えば光磁気ディスク(MO
D)等の外部画像記憶装置16と、X線装置17と、例
えばRIS18や磁気カードリーダ等の患者情報入力装
置と、から構成される。
【0013】前記リーダ11は、被写体の放射線画像情
報が蓄積記録される輝尽蛍光体パネルからの読み取り情
報をデジタル画像データに変換して得る。前記コントロ
ーラ12は、放射線画像撮影システム全体の動作を制御
するもので、ユーザが操作するマンマシンインターフェ
ースであり、詳細には、 (1)ユーザが撮影予約の操作を行う。
【0014】(2)ユーザが撮影の操作を行う。 (3)リーダ11により読み取られた画像データを受信
する。 (4)画像データを一時保存する。 (5)出力画像を形成する。 (6)出力装置に転送する。
【0015】という機能を有している。かかるコントロ
ーラ12は、撮影制御部Aと、読取制御部Bと、出力制
御部Cと、から構成される。次に、コントローラ12の
各制御部A〜Cの機能及び構成について説明する。前記
撮影制御部Aの機能は、マンマシンインターフェース
(撮影予約、撮影等の操作制御)と、システム全体の管
理、制御(撮影/読取/出力制御各部の管理、システム
情報の保存、管理)と、撮影情報のオンライン入力(X
線装置17、RIS18や磁気カードリーダ等の患者情
報入力装置の制御)と、である。
【0016】撮影制御部Aは、図3に示すように、CP
U21と、例えばキーボード22等の文字入力装置と、
例えば液晶ディスプレイ、CRTディスプレイ等の文字
情報用表示装置(以下、CRTと言う)23と、例えば
タッチパネル等の入力装置24と、例えばハードディス
ク等の記憶装置25と、例えばフロッピーディスク、光
磁気ディスク等のリムーバブル記憶装置26と、RIS
18やX線装置17と情報をオンラインで入出力するた
めのインターフェイス27と、読取制御部Bとの通信を
行う読取制御部インターフェイス28と、出力制御部C
との通信を行う出力制御部インターフェイス29と、か
ら構成されている。
【0017】前記キーボード22は、画像処理指令や被
写体のID情報を入力する。前記CRT23は、ID情
報や撮影条件、間引き画像等を出力する。前記入力装置
24は、前記CRT23の表面に取り付けられ、情報を
入力する。前記記憶装置25は、システム情報、撮影予
約ファイル、画像ヘッダファイルを保存する。
【0018】前記リムーバブル記憶装置26は、記憶装
置25に記憶されている情報をオフラインで入出力す
る。前記読取制御部Bの機能は、リーダ制御(リーダ1
1から画像データを入力、シェーディング補正、フェー
ディング補正、ムラ補正、残光補正)と、撮影制御部A
への間引き画像データ(表示、画像処理用)の転送と、
出力制御部Cへの画像データ転送と、である。
【0019】読取制御部Bは、図4に示すように、CP
U21と、リーダ11を制御し、画像データを受信する
リーダインターフェイス32と、シェーディング補正、
フェーディング補正、ムラ補正、残光補正を行う入力画
像補正装置33と、リーダ11からの画像データを一時
的に格納する画像用メモリ34と、出力制御部Cとの通
信を行う出力制御部インターフェイス35と、撮影制御
部Aとの通信を行う撮影制御部インターフェイス36
と、撮影制御部Aへ転送する間引き画像作成装置37
と、から構成されている。
【0020】ここで、前記出力制御部Cの機能は、読取
制御部Bからの画像データ入力と、画像データの一時保
存と、撮影制御部Aから画像ヘッダファイル入力と、出
力画像の形成と、出力装置への画像ファイル転送と、で
ある。出力制御部Cは、図5に示すように、CPU21
と、画像用メモリ34と、読取画像用記憶装置43A
と、出力画像用記憶装置43Bと、読取制御部Bとの通
信を行う読取制御部インターフェース44と、撮影制御
部Aとの通信を行う撮影制御部インターフェース45
と、ホストコンピュータ15と通信を行うホストインタ
ーフェース46と、イメージャ14と通信を行うイメー
ジャインターフェース47と、MOD等の外部画像記憶
装置16と通信を行う外部画像記憶装置インターフェー
ス48と、出力画像形成装置49と、制御ソフト、テー
ブル等を保管するシステム用記憶装置50と、画像デー
タを表示するCRT13と、から構成されている。
【0021】ここで、前記ホストコンピュータ15、イ
メージャ14、MOD等の外部画像記憶装置16と、C
RT13は、本発明の出力装置に相当する。又、前記読
取画像用記憶装置43Aは、読取画像データを転送終了
まで保管するもので、本発明の第1の記憶手段に相当す
る。前記出力画像用記憶装置43Bは、読取制御部Bか
らの入力画像データ、階調処理・拡大・縮小等を施した
出力画像データを保管するもので、本発明の第2の記憶
手段に相当する。
【0022】前記画像用メモリ34は、表示のための表
示用画像データを一時的に保管するものである。前記出
力画像形成装置49は、周波数処理、階調処理、拡大・
縮小処理、オーバーレイ等を行うもので、本発明の出力
画像形成手段に相当する。前記ホストインターフェース
46と、イメージャインターフェース47と、外部画像
記憶装置インターフェース48と、は夫々本発明の出力
手段に相当する。
【0023】又、前記撮影制御部Aには、CPU21
に、前記周波数処理、階調処理、拡大・縮小処理、オー
バーレイ(画像に上書きする文字、グラフィックに関す
る情報)等の複数の処理のうち所定の処理を指定する指
定手段をソフトウェア的に装備している。この場合、前
記指定手段は、複数の出力装置に対応した後述の出力装
置情報を持ち、夫々の出力装置の出力装置情報の周波数
処理、階調処理、拡大・縮小処理、オーバーレイ等の情
報を比較して、共通に施すことのできる処理を自動的に
判別する機能と、予め前記処理を選択して指定する機能
とを有している。
【0024】次に、かかる放射線画像撮影システムの作
用について説明する。先ず、放射線画像撮影システムで
扱う情報について説明する。即ち、本システムで扱う情
報は以下の(1)〜(5)の5つに分類される。尚、補
正済画像データ、画像処理済画像データ以外の各情報は
撮影制御部Aに記憶される。
【0025】(1)撮影情報 X線撮影を行い、画像データを得て、画像ファイルとし
て出力装置に出力するための情報 a.リーダ11の読取条件 リーダ11での読取方法、即ち、読取領域、読取画素サ
イズ、読取感度等 b.X線装置情報 c.画像処理情報 階調処理、周波数処理に関する情報 d.出力装置情報 画像データを再生・出力する出力装置に関する情報 出力装置毎に出力領域、拡大・縮小率、出力フォーマッ
ト(マルチフォーマット、分割撮影フォーマット)、オ
ーバーレイ、階調処理及び周波数処理の有無等を指定す
る。
【0026】e.オーバーレイ情報 AP/PA(被写体に対するX線の照射方向)・R/L
(右手足/左手足であることを示す文字)・コメント等
のオーバーレイの有無・位置等 f.特殊指定 プロテクト 画像転送後も、プロテクトを外すまでの画像ファイルを
保存する。
【0027】保留(ペンディング) 転送を保留する。後で画像を見直してから転送したい場
合に指定する。 優先(緊急) 緊急撮影の場合等優先的に転送したい場合に指定する。
キューの先頭に登録される。
【0028】(2)患者情報 a.患者ID情報 患者ID番号、氏名、性別、生年月日等 b.オーダー情報 医師が撮影依頼をする情報 患者の状態に関する情報、検査依頼に関する日時・方法
の指示等 (3)撮影実施情報 撮影した結果に関する情報 a.撮影結果 撮影日時、撮影番号等 b.画像処理結果 画像処理パラメータ算出結果 出力時にこの結果に基づき画像データを画像処理する。
【0029】c.システム情報 撮影が行われた時点でのシステム構成等、システム情報
の一部 (4)システム情報 システムを管理・制御するための情報 システムの構成(接続されている出力装置、その名称) システムを構成する機器を制御するためのパラメータ、
テーブル リーダ情報、イメージャ情報、HOST情報等、出力装
置に関する設定情報 (5)画像データ a.表示・画像処理用の間引き画像データ b.シェーディング、フェーディング、ムラ補正等の補
正済画像データ c.階調処理、周波数処理等の出力画像データ d.補正済画像データ、画像処理済画像データは出力制
御部Cに保存される。
【0030】次に、放射線画像撮影システムで扱うファ
イルについて説明する。即ち、本システムで扱うファイ
ルは以下の(1)〜(7)の7つに分類される。 (1)撮影条件キーファイル 撮影条件キーは撮影方法を予めセットしておくキーであ
り、撮影条件キー毎に対応した撮影条件キーファイルを
持つ。
【0031】撮影条件キーファイルは上記撮影情報のみ
で構成される。撮影部位(肺野、腹部、頭部等)、撮影
体位(立位、臥位等)、撮影方向(正面、側面)、患者
の特徴(性別、年齢、体格等)、病名等により分類し、
夫々に対応した名称、撮影情報を予めセットしておく。
撮影時には最も適した条件を一つ選べば良い。
【0032】(2)予約ファイル 撮影予約に関する情報が保存されるファイルである。一
撮影毎に予約ファイルが一つ作成される。予約ファイル
は、撮影条件キーで選択された撮影情報と、患者情報と
で構成される。
【0033】(3)画像ヘッダファイル 撮影終了後作成される。画像ヘッダはその撮影情報、患
者情報、撮影実施情報で構成される。撮影情報、患者情
報、撮影実施情報を参照、変更する場合は撮影制御部A
に保存されている画像ヘッダファイルを参照する。
【0034】(4)間引き画像ファイル 画像データを何分の一かに間引きし、縮小したデータで
ある。間引き率は縮小後の1画素が予め指定された同一
長さになるように決定する。これにより、読取画素サイ
ズの違いを間引き後の画像で補正できる。撮影制御部A
に保存される。
【0035】画像処理パラメータの算出は撮影制御部A
の間引き画像で行われ、出力制御部Cに保存されている
画像データは使用しない。撮影制御部AのCRT23に
表示されるデータはこの間引き画像を使用し、出力制御
部Cに保存されている画像データは使用しない。 (5)画像データファイル 出力制御部Cに、読取制御部Bから受信した補正済画像
データが保存される。
【0036】(6)出力画像データファイル 周波数処理・階調処理・オーバーレイ・回転・拡大・縮
小のうち指定された処理を施した出力画像データのファ
イルで、必要なときのみ指定して保存する。出力画像デ
ータを予め作成して保存しておくことにより、出力装置
への転送時の処理時間短縮を図れる。ファイルを記憶で
きる容量を考慮して、どの処理を施した出力画像データ
を保存するかを指定する。
【0037】(7)システムファイル 前記システム情報をファイル化したものである。次に、
放射線画像撮影システムにおける主な情報の入出力方法
と表示方法について説明する。 (1)読取領域の設定 読取領域は、輝尽性蛍光体に蓄積されたX線画像を、画
像データに変換する領域である。撮影する部位に応じて
適切な領域を指定する。
【0038】この場合、読取サイズ(半切/大角/大四
/四切り/六切り),向き(縦/横),位置(左上詰め
/上中央詰め/右上詰め/左中央/中央/右中央/左下
詰め/下中央詰め/右下詰め)を指定する。読取領域
は、予め、前記撮影条件キーファイルに登録しておく。
撮影条件キーが選択されると、予め指定された条件で読
取領域がCRT23上に表示される。CRT23上の読
取領域表示エリアの大きさを読取における最大読取領域
(通常、半切サイズ)とする。
【0039】指定された読取サイズ・向き・位置から読
取領域を決定し、読取領域表示エリアにグラフィック表
示する。これにより、適切な読取サイズ・向き・位置の
選択・確認を行うことができる。X線装置17から照射
領域を受信し、読取領域表示エリアに同時表示する。
【0040】読取領域と照射領域を比較し、位置が大き
く異なる場合は、メッセージを表示して警告を行う。 (2)出力領域の設定 出力領域は出力装置へ出力する領域である。出力サイズ
(半切/大角/大四/四切り/六切り),向き(縦/
横),トリミング位置(左上詰め/上中央詰め/右上詰
め/左中央/中央/右中央/左下詰め/下中央詰め/右
下詰め),出力位置(左上詰め/上中央詰め/右上詰め
/左中央/中央/右中央/左下詰め/下中央詰め/右下
詰め),拡大・縮小方法(トリミング/ライフサイズ+
トリミング/最大サイズ)を指定する。出力領域は、予
め、前記撮影条件キーファイルに登録しておく。
【0041】撮影条件キーが選択されると、予め指定さ
れた条件で出力領域、出力画像領域が決定され、CRT
23上に表示される。CRT23上の出力領域表示エリ
アの大きさを出力における最大出力領域(通常、半切サ
イズ)とする。出力領域、出力画像領域を、出力領域表
示エリアにグラフィック表示する。
【0042】これにより、適切な出力領域、出力画像領
域の選択・確認を装置毎に行うことができる。図6はマ
ルチフォーマット出力での画像の表示例を示し、図7は
分割撮影出力での画像の表示例を示している。 (3)オーバーレイ情報の設定 「AP」、「PA」、「R」、「L」、コメント、目盛
り等をオーバーレイするか否かを、又、どの位置にオー
バーレイするかを指定する。予め撮影条件キーファイル
に登録する。CRT23上の出力領域表示エリアに、出
力画像を表示し、そこにオーバーレイ情報をグラフィッ
ク表示する。出力領域表示エリアのオーバーレイしたい
ところをタッチするとオーバーレイのグラフィックがそ
の部位に移動する。これにより、適切なオーバーレイの
選択、位置の指定ができ、オーバーレイに隠れて見えな
い部分がないことを確認できる。オーバーレイにより診
断に不都合が生じる場合は移動できる。
【0043】(4)オーバーレイ位置の自動決定 オーバーレイ位置を自動決定するように指定する。出力
領域中の出力画像領域の位置によりオーバーレイ位置を
自動決定する。出力位置と線対称又は点対称にオーバー
レイする。これにより、画像と重なる部分が減る。
【0044】図8は出力位置と線対称に「R」の文字を
オーバーレイした例を示している。 (5)RIS18からのオンライン情報入出力 医師からのオーダーを入力する。この入力したオーダー
を、本システムのフォーマットに変換し、予約ファイル
に保存する。撮影部位、撮影方法を対応する撮影条件キ
ー変換する。
【0045】画像ヘッダファイルをRIS18側フォー
マットに変換し出力する。 (6)X線装置17からのオンライン情報入出力 撮影前に設定されている撮影条件、照射領域を入力す
る。この情報が、撮影条件キーで決定される情報と一致
しない場合にはメッセージで警告する。撮影後、実際に
撮影に使用した撮影条件をX線装置17から入力し、画
像ヘッダファイルに保存する。
【0046】撮影前に、撮影条件キーに設定されている
X線装置17の情報をX線装置17側フォーマットに変
換し、X線装置17に送信する。X線装置17は指定さ
れた撮影条件をセットする。このとき、読取領域を照射
領域として指定することで、適切な照射領域を設定でき
る。
【0047】(7)予約リスト設定 撮影予約を予約順にリストとして表示することができ
る。撮影終了後、予約リストの先頭に登録されている撮
影予約が、自動的に撮影対象としてセットされる。撮影
済予約は消去されず、指定した数まで保存される。これ
により、ハードコピー確認後の再撮影等、同一患者、同
一条件での再撮影が簡単に行える。
【0048】次に、放射線画像撮影システムにおいて実
行される撮影の種類について説明する。 (1)通常撮影 フィルムによるX線撮影と同様に一回の撮影で一画像を
出力する。 (2)セット撮影 患者情報を1回入力し、複数の撮影条件キーが撮影順に
登録されているセット撮影キーを一度選択する。これに
より、セット撮影キーに登録された複数の撮影が自動的
に予約される。
【0049】セット撮影を指定することにより、プリセ
ットされた複数の条件での撮影を自動予約でき、同一患
者の複数枚撮影を簡単に予約できる。例えば、セット撮
影キーの一つに「胸部正面」用の撮影条件キー、「胸部
側面」用の撮影条件キーを登録し、「胸部」という名称
を付ける。患者情報入力後、セット撮影キーの「胸部」
を選択すると、同一患者情報で撮影情報が「胸部正面」
と、「胸部側面」の2つの予約ファイルが作られて、予
約リストに登録される。
【0050】(3)疑似撮影 撮影条件キーにプリセットする。セット撮影キーを使用
すれは、連続した撮影に疑似撮影を登録することがで
き、設定の間違いを防止できる。1回の撮影で数種類の
処理画像を得る。直前に撮影した画像又は以前に撮影し
た画像の中から選択した画像の間引き画像を使用し、前
回とは違う処理方法、パラメータで画像処理を行う。
【0051】例えば、胸部の画像を撮影し、肺野に適し
た画像処理を行った後、疑似撮影で腹部に適した処理を
行う。これにより、一回の撮影で、肺野・腹部に適した
2画像の出力を得ることができる。 (4)マルチフォーマット撮影 撮影条件キーにプリセットする。セット撮影キーを使用
すれば、連続した撮影にマルチフォーマットに登録で
き、設定の間違いを防止できる。
【0052】撮影順に自動的に位置が設定される。図9
はマルチフォーマット出力での画像位置を示している。 (5)分割撮影 撮影条件キーにプリセットする。セット撮影キーを使用
すれば、連続した撮影に分割撮影を登録でき、設定の間
違いを防止できる。
【0053】複数撮影をトリミングで1枚に合成し、出
力する。図10は分割撮影出力での画像位置を示してい
る。次に、撮影予約手順について説明する。撮影予約手
順の入力は、システムが設置された施設の環境によって
次の(1)〜(3)の3通りの方法がある。
【0054】(1)オンラインによる入力方法 患者情報・撮影情報等撮影に必要な情報は殆どRIS1
8からオンラインで入力される。通常、キーボード22
は必要ではなく、RIS18からの情報に含まれていな
い情報を入力したい場合のみ、キーボード22を使用す
る。前記患者情報は、医師等からのオーダーをオンライ
ンで入力し、撮影しながらでもマルチタスクにより予約
される。
【0055】通常、その施設毎に患者に関して必要な情
報が全て取り込めるようにセッティングする。前記撮影
情報は、医師等からのオーダーを患者情報と共にオンラ
インで入力する。医師は、オーダーの際、撮影条件キー
の中から最も適した撮影条件キーを選択する。
【0056】又は、医師が指定したオーダーに最も適し
た撮影条件キーを自動的に選択する。 (2)磁気カード、バーコード等による入力方法 ID番号、患者名等必要最小限の情報のみオンラインで
入力される。カードに含まれていない情報を入力したい
場合は、キーボード22が必要となる。
【0057】患者情報は、撮影に関して必要最小限の情
報を磁気カード等から読み込む。必要であれば、キーボ
ード22から付随情報を入力する。撮影情報は、前回の
撮影に使用した撮影条件キーが自動的に選択される。変
更したい場合は、撮影条件キーの中から選択する。 (3)キーボードによる入力方法 必要な情報は全てキーボード22入力する。
【0058】患者情報は、キーボード22から入力を行
う。患者ID番号や患者名を全て手入力するのは時間が
かかるため、患者ID番号を撮影枚数(何枚目の撮影
か)、撮影時刻等から自動作成するモードを使用して、
紙に書かれたオーダーと対応をとることができる。撮影
情報は、前回の撮影に使用した撮影条件キーが自動的に
選択される。変更する場合は、撮影条件キーの中から選
択する。
【0059】次に、ユーザーが実際に撮影する手順と撮
影時のシステム動作について説明する。先ず、撮影には
撮影条件キーを選択する。撮影手順は以下の通りであ
る。 1.前の撮影が終了する、又は撮影モードに入ると、次
の撮影のための画面となり、先頭に予約されている撮影
の撮影情報が表示される。
【0060】2.予約がない場合、ここで撮影条件キー
を選択する。デフォルトは、前回撮影に使用した撮影条
件キーである。撮影のための情報が不足しているときに
は、ここで必要な情報を入力する。 3.画面に表示されている患者情報、撮影情報を見て、
正しく設定されているか否かを確認する。
【0061】4.技師はフィルムによるX線撮影と同様
に撮影する。 5.撮影された画像が読取と並行して順次、画面上に表
示される。 6.階調処理が行われ、再表示される。 7.構成の成否及び処理の成否がメッセージ表示され
る。 8.画像、メッセージより正常に撮影されたことを確認
し、撮影終了のためのキーを押す。
【0062】9.撮影が失敗した場合は、再撮影のため
のキーを押す。 撮影時のシステム動作は以下の通りである。 1.撮影モードに入る(撮影モードキーを押す)。 2.予め、予約されている(予約ファイルがある)場合
は、予約ファイルを管理するキューの先頭に登録されて
いる予約内容が画面に表示される。
【0063】3.予約がない場合は、前回撮影の撮影条
件キーが自動的に選択される。必要であれば、撮影条件
キーの再選択・修正、患者情報の入力を行う。 4.X線照射装置の撮影スイッチを押すことにより撮影
が開始される。 5.X線照射装置からX線が被写体に照射され、リーダ
11内の輝尽発光体パネルに蓄積された放射線画像が励
起光の走査により、デジタル画像情報としてリーダ11
に読み取られる。
【0064】6.読取制御部Bはリーダ11から画像デ
ータを受信し、補正処理をリアルタイムで行いながら、
画像用メモリ34に格納する。 7.フレームメモリに格納された画像データは、予め指
定された間引き率で間引きされ、間引き画像データとし
て撮影制御部Aに転送される。 8.撮影制御部Aでは順次間引き画像をCRT13に表
示する。
【0065】9.読取及び表示終了後、デジタル画像情
報は撮影条件キーによって予め指定された方法で画像処
理され再表示される。画像処理には間引き画像が利用さ
れる。 10.撮影の成否、処理の成否を自動的に判断してメッ
セージを表示する。 11.これと同時に出力制御部Cに画像データが転送さ
れ、画像用メモリ34に格納される。 12.出力制御部Cでは順次、画像記憶装置16に一時
記憶される。 13.出力制御部CにCRT13が接続されている場合
は順次表示され、表示終了後は階調処理された画像を再
表示する。 14.読取が終了すると、予約ファイル・撮影実施情報
が、画像ヘッダファイルとして撮影制御部Aに保存され
る。 15.間引き画像データが間引き画像ファイルとして撮
影制御部Aに保存される。 16.撮影制御部Aの画像ヘッダファイル・間引き画像
データファイルと、出力制御部Cの画像データとは、共
通の固有番号で対応付けされて管理される。 17.これらのファイルの保存はリーダによる読取終了
後、オペレータの確認動作の前に自動的に行われる。こ
れは、読取終了直後に事故・オペレータの操作ミス等に
より電源が落ちたり、システムに故障が起こった場合
も、撮影した画像が損失しないためである。 18.読取終了後、オペレータの操作が可能になる。 19.オペレータが、CRT13に表示された放射線画
像を見て正常撮影と判断した場合は、入力装置24によ
り撮影終了を確認するためのキー(次撮影キー)を入力
し、撮影が終了する。 20.患者情報、画像処理方法、出力方法等を変更した
い場合には、入力装置24から新たな情報を入力するこ
とができる。 21.次撮影キーが押されると撮影は終了し、以下の処
理がなされる。 22.予約ファイルが撮影済予約ファイルとして撮影制
御部Aに保存される。 23.次撮影キーが押されるまでに情報の変更があった
場合には、読取終了時点で保存した画像ヘッダファイル
を更新する。 24.撮影が終了した画像は出力装置への転送のためキ
ューに登録される。 25.再撮影キーが押されると撮影は終了し、以下の処
理がなされる。 26.読取終了時点が保存した画像ヘッダファイル・間
引き画像ファイル及び画像データを破棄する。 27.同じ予約での撮影が可能となる。
【0066】次に、出力装置への転送動作について説明
する。転送は撮影とは非同期で行われる。キューは出力
装置毎に設けられて管理され、夫々のキューは互いに独
立して動作し、影響し合わないようになっている。従っ
て、転送は出力装置毎に非同期で行われる。前記キュー
には、夫々の画像毎に付けられている番号が転送する順
番に保存される。画像がどの出力装置のキューに登録さ
れているかは、画像記憶装置25にキュー登録テーブル
として保存され、キューへの登録、削除毎に更新されて
管理される。
【0067】キューに登録された画像は登録された順に
出力装置に転送され、転送が終了した画像はキューから
削除される。転送を実行するときには、キューに登録さ
れている番号から、画像記憶装置25に記憶されている
画像ヘッダファイル、読取画像用記憶装置43Aに記憶
されている画像データファイルを特定する。
【0068】画像ヘッダファイルに保存されている条件
で出力画像が形成される。画像ヘッダは出力装置毎に決
められているフォーマットに変換され、画像データファ
イルと共に転送される。次に、出力制御部Cにおいて行
う出力画像データの形成について説明する。即ち、出力
画像データは、主に以下の処理で形成される。
【0069】(1)画像記憶装置16から画像用メモリ
34へと画像データを読み出す。 (2)周波数処理を行う。 (3)イコライゼーション処理を行う。 (4)階調処理を行う。 (5)画像の回転を行う。
【0070】(6)ミラー反転を行う。 (7)拡大・縮小を行う。 (8)オーバーレイを行う。 上記(2)〜(8)の処理は実行するか否かを撮影情報
で各処理を行う処理部毎に指定することができる。又、
(2)〜(8)の指定された処理を行った出力画像デー
タを処理済画像データファイルとして出力画像用記憶装
置43Bに保存することを指定することができる。
【0071】尚、上記(5),(6)の処理は(2),
(3),(4)の処理の何れかと同時に実行する。出力
画像データは、最初に出力装置に転送する画像データに
処理後に、自動的に保存するか、或いは、画像データの
読取時に処理した後、自動的に保存する。以上の処理を
図11,図12及び図13のフローチャートに基づいて
説明すると、撮影時の処理は、ステップ1で撮影を行
い、ステップ2で、読取画像データを読取制御部Bから
画像用メモリ34へと受信する。ステップ3では、共通
処理を各出力装置情報から決定する。ステップ4では出
力画像形成装置49により共通処理を施す。即ち、周波
数処理、イコライゼーション処理、階調処理を行う。ス
テップ5では、出力画像用記憶装置43Bに出力画像デ
ータとして記憶する(図11参照)。
【0072】又、出力(同期しない)時の処理は、ホス
トコンピュータ出力時において、ステップ11で開始
し、ステップ12では前記出力画像用記憶装置43Bか
ら画像用メモリ34に出力画像データをLOADする。
ステップ13では、出力画像形成装置49により非共通
処理を施す。即ち、拡大・縮小処理、オーバレイ処理を
施す。ステップ14では、ホストインターフェース46
によりホストコンピュータ15に出力する(図12参
照)。
【0073】更に、イメージャ出力時において、ステッ
プ21で開始し、ステップ22では前記出力画像用記憶
装置43Bから画像用メモリ34に出力画像データをL
OADする。ステップ23では、出力画像形成装置49
により非共通処理を施す。即ち、拡大・縮小処理、オー
バレイ処理を施す。ステップ24では、イメージャイン
ターフェース47によりイメージャ14に出力する(図
13参照)。
【0074】次に、システムのユーティリティ機能につ
いて説明する。即ち、ユーザのためのユーティリティと
して幾つかの機能を有している。ユーティリティ機能は
パスワードにより、一般ユーザー、マネージャー、メー
カー毎に機能が制限される。特に、画像に関する情報の
変更は、セキュリティのためにマネージャーのパスワー
ドを必要とする。
【0075】(1)画像ファイル操作 a.画像ファイルリストが表示され、保存されている画
像に関する情報が撮影順に表示される。 b.画像ファイルリスト中から所望の画像を選択する
と、患者情報、撮影情報、間引き画像が、撮影時の画面
と同じ形態で表示される。
【0076】c.患者情報、画像処理方法、出力方法等
を変更することができる。 d.撮影時に「保留」を指定された画像は、ここで再確
認することで「保留」が解除される。 e.画像ファイルリストを各出力装置への出力順に並べ
換えることができる。 f.各出力装置へ出力するかどうか、出力順を変更でき
る。
【0077】(2)撮影記録、照射録 a.撮影情報、患者情報を統計処理し、撮影記録、照射
録としてユーザーに提供する。 b.指定された期間の撮影部位毎の撮影数、一日に撮影
した撮影条件のリスト等を出力できる。
【0078】かかる構成の放射線画像撮影システムの出
力画像形成装置によると、上記図11〜13のフローチ
ャートの説明から明らかなように、周波数処理、階調処
理、拡大・縮小処理等の処理のうち共通処理を指定手段
により指定して、この指定された共通処理が施された出
力画像データを出力画像用記憶装置43Bに保存記憶
し、この出力画像データに更に処理を行って、この出力
画像データを複数の出力装置に非同期で転送する構成と
したから、例えば、各出力装置への拡大・縮小率が異な
る場合、拡大・縮小処理を実行する前段階の共通処理
(前記出力画像データの形成の説明部分に記載した
(2)〜(6)までの処理)を施した出力画像データを
保存記憶しておけば、別の出力装置へ転送する場合、記
憶された拡大・縮小前までの出力画像データを読み出し
てこれに拡大・縮小後の処理(前記出力画像データの形
成の説明部分に記載した(7),(8)の処理)を施し
て転送することにより、各出力装置への出力画像データ
の共通処理部分の再処理が不要となり、処理時間を短縮
できる。又、複数の出力装置への出力画像データ転送を
非同期で行われるので、何れかの出力装置がトラブルを
起こしても、全ての出力装置への転送が止まってしまう
ことがない。
【0079】以上のように、特定の実施例を参照して本
発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、当該技術分野における熟練者等により、本発明に
添付された特許請求の範囲から逸脱することなく、種々
の変更及び修正が可能であるとの点に留意すべきであ
る。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像出力
制御装置によれば、読取画像データを記憶する第1の記
憶手段と、複数の処理のうち所定の処理を指定する指定
手段と、前記指定された処理が施された出力画像データ
を保存記憶する第2の記憶手段と、第1の記憶手段に記
憶された読取画像データ又は第2の記憶手段に記憶され
た出力画像データに前記指定された処理を施して出力画
像データを形成する出力画像形成手段と、前記出力画像
データを複数の出力装置に非同期で出力する出力手段
と、を含んで構成したから、例えば、各出力装置に転送
する画像データに施す処理のうち共通の処理を指定し
て、この共通の処理を施して形成した出力画像データを
保存すれば、出力装置に出力する際に、共通の処理を何
度も行わずに済み、処理時間の短縮化を図れると共に、
複数の出力装置への出力画像データ転送を非同期で行う
ことにより、出力装置への転送に支障を来すことがない
等の利点を有する有用性大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像出力制御装置の構成図
【図2】 本発明の画像出力制御装置の一実施例を適用
した放射線画像撮影シテスムのブロック図
【図3】 同上実施例の撮影制御部の構成を示すブロッ
ク図
【図4】 同上実施例の読取制御部の構成を示すブロッ
ク図
【図5】 同上実施例の出力制御部の構成を示すブロッ
ク図
【図6】 マルチフォーマット出力での画像の表示例を
示す図
【図7】 分割撮影出力での画像の表示例を示す図
【図8】 オーバーレイ処理例を示す図
【図9】 マルチフォーマット出力での画像位置を示す
【図10】 分割撮影出力での画像位置を示す図
【図11】 本発明の実施例の作用を説明するフローチャ
ート
【図12】 本発明の実施例の作用を説明するフローチャ
ート
【図13】 本発明の実施例の作用を説明するフローチャ
ート
【図14】 従来の放射線画像撮影システムを説明する概
略図
【符号の説明】
C 出力制御部 14 イメージャ 15 ホストコンピュータ 21 CPU 23 CRT 34 画像用メモリ 43A 読取画像用記憶装置 43B 出力画像用記憶装置 46 ホストインターフェース 47 イメージャインターフェース 48 外部画像記憶装置インターフェース 49 出力画像形成装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】読取画像データに複数の処理を施して出力
    画像データを形成し、該出力画像データを出力装置に出
    力する画像出力制御装置であって、 前記読取画像データを記憶する第1の記憶手段と、 前記複数の処理のうち所定の処理を指定する指定手段
    と、 前記指定された処理が施された出力画像データを保存記
    憶する第2の記憶手段と、 第1の記憶手段に記憶された読取画像データ又は第2の
    記憶手段に記憶された出力画像データに前記指定された
    処理を施して出力画像データを形成する出力画像形成手
    段と、 前記出力画像データを複数の出力装置に非同期で出力す
    る出力手段と、 を含んで構成したことを特徴とする画像出力制御装置。
JP5257145A 1993-10-14 1993-10-14 画像出力制御装置 Pending JPH07115536A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002232675A (ja) * 2001-01-29 2002-08-16 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 電子透かし読み取り方法及び装置及び電子透かし読み取りプログラム及び電子透かし読み取りプログラムを格納した記憶媒体
JP2006318155A (ja) * 2005-05-12 2006-11-24 Ricoh Co Ltd 画像処理方法
US7154543B1 (en) 1997-04-16 2006-12-26 Seiko Epson Corporation Digital camera and method of changing data processing sequence used for the same

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Effective date: 20040323