JP3651930B2 - 放射線検査ワークステーションにおけるリアルタイムなウィンドウ/レベル化システム - Google Patents

放射線検査ワークステーションにおけるリアルタイムなウィンドウ/レベル化システム Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、概して放射線検査画像システム、特に放射線検査画像を表示するための放射線検査画像ワークステーションと、リアルタイムなウィンドウ/レベル化により、表示された画像の階調特性を変更するための技術とに関する。
【0002】
【従来の技術】
アメリカ合衆国においては、重病患者の病理的変化及び/又は管状器官/線状器官の配置を見極めるために移動式X線画像装置が使用されている。移動式検査の50%以上は、臨界治療室(集中強化治療及び冠動脈治療)にて行われる。その他の移動式検査は、治療もしくは手術フロア或いは救急処置室にて行われる。臨界治療室における患者の多くは、少なくとも日に1回、X線治療を受ける。初期の移動式検査形式は、腹部及び骨格を伴う(移動式治療の80%を占める)AP(前後部)胸部のものである。アメリカ合衆国における移動式胸部放射線検査装置の市場は、今後5年間のうちに20%の成長が見込まれている。
【0003】
移動式放射線検査における技術者の問題は周知であり、即ち移動式X線発生器の移動性、極めて多数のカセットの搬送、X線管の配置及び適切なテクニックの確定等である。X線管の配置の際の可変性のために、結果的には検査毎に異なるテクニックが必要になる。そして往々にして、過度な露光もしくは露光不足をもたらし、このためX線技師は、検査をやり直さざるを得ない。この平均的なやり直しの度合は、5%乃至10%程度に達する。
【0004】
患者が臨界治療室にいる間に形成されるフィルムは、放射線写真部署又はその治療室に保管される。典型的には、最も新しいフィルムは、容易に利用し調べることができるようにオルタネータ上に置かれる。そして、そのフィルムが置かれた場所で治療についての談義が行われるが、この場合、放射線技師又は臨床医がそのフィルムの場所まで行く必要がある。ある病院では、放射線技師及び臨床医双方がその画像を容易に利用し得るようにするために、2セットのフィルムを用意する方法が用いられる場合がある。
【0005】
放射線技師が移動式検査を分析するとき、最も新しいフィルムは、患者の容態を判断するために、その前に撮影されたフィルムと比較される。現在のフィルム/スクリーンの組合わせでは、露光レベルの変わり易さが、病気に起因する容態変化の判断を益々困難なものにしている。
【0006】
臨界治療部署での臨床医はしばしば、適切な管状器官の配置をチェックするために、移動式フィルムを急いで見る必要が生じる。そして彼らは時折、放射線技師がフィルムを解読しようとする前に、放射線写真部署からそのフィルムを「借用」する。これらのフィルムは往々にして返却されず、また報告書が作成されることもなく、このためその病院では、かかる検査に対する収益損失が生じる。
【0007】
世代が高齢化するほど、より多くの人々が入院し、手術や臨界治療を余儀なくされる。従って移動式検査の回数も増大し、即ち、より高い質と手際の良い移動に対する要請が高まり、病院側は、特に移動式処置のための新たなシステムや追加要員に対する資金繰りを正当化せざるを得ない状況に置かれることになる。
【0008】
第二次世界大戦の終結後、数十年間で、蛍光体材料は著しい進歩を遂げた。これらの進歩は、高速電子画像処理を可能にする。ニューヨーク州ロチェスタのイーストマンコダック社の研究によって、走査・記憶蛍光板放射線検査システムの最初の立証を行った。このシステムは先ず、1975年に特許され、そして1985年3月12日付けで米国再発行特許第31,847号として再特許された。これに開示された記憶蛍光板システムにおいて、記憶蛍光板は、患者の身体部のような被写体のX線画像に対して露光され、その記憶蛍光板にX線潜像を記録する。このX線潜像は、ヘリウム・ネオンガスレーザもしくはダイオードレーザによって生成された赤色光又は赤外光のような比較的長波長の励起放射光線で、その記憶蛍光板を励起することにより読み出される。励起されると、記憶蛍光板は、受けたX線量に比例して青色光のような中間波長の放射光線を放射する。電子画像処理に使用可能な信号を生成するために、記憶蛍光板は、レーザビームによってラスタパターンにて走査され、振動もしくは回転走査ミラー又はホロゴン等によって偏向される。記憶蛍光板からの放射光線は、ミラー光収集器によって反射され、そして光増倍管のような光検出器によって検出され、電子的X線画像信号を形成する。典型的には、記憶蛍光板は、そのページ走査運動に直交するライン走査方向に反復的に偏向されるレーザビーム下を通って、ページ走査方向に移送され、これにより画素マトリクスの走査ラスターパターンを成形する。
【0009】
X線画像信号はそれから、ビデオディスプレイ(CRT,LCD)のようなソフトコピーディスプレイ装置又はX線フィルムプリンタ(レーザプリンタ,CRTプリンタ,サーマルプリンタ)のようなハードコピー・ディスプレイ装置によって形成された可視画像として、視覚され得る。
【0010】
記憶蛍光板読取装置とリンクした特性制御ワークステーション(QCW)が提案されている。この特性制御ワークステーションは、放射線技師に対して幾つかの機能、即ち、記憶蛍光板読取装置(或いは他のデジタル放射線検査画像ソース)から得られた画像のチェック、患者情報及びX線検査情報の補正、画像方向やウィンドウの幅及びレベル化のような画像パラメータの調整、(離隔している高解像度ワークステーション,磁気もしくは光学記録式の画像記憶装置,放射線レーザ,CRT,サーマルプリンタのような)指定された送付先に対する許容可能な検査及び画像のルーチング等の機能を提供する。
【0011】
このQCWの画像処理ソフトウェアは、(デジタル形式となっている)画像データを変換し、それをビデオディスプレイ上に表示するために4つのルックアップテーブル(LUT)を用いる。これらの4つのルックアップテーブルは、次のものである。
【0012】
ガンマ・ルックアップテーブル(12ビット イン,8ビット アウト)
ウィンドウ/レベル・ルックアップテーブル(12ビット イン,12ビット アウト)
選択・ルックアップテーブル (12ビット イン,12ビット アウト)
ディスプレイ・ルックアップテーブル(12ビット イン/8ビット アウト)
選択・ルックアップテーブルは、画像に総合的な外観、即ち「通常」表現(ホワイトボーン),ブラックボーン及び高コントラストを付与するために用いられる。ガンマ・ルックアップテーブルは、ディスプレイ装置(即ち、ビデオディスプレイ管)の非線形的な応答特性を補正するために用いられる。ウィンドウ/レベル・ルックアップテーブルは、画像内の関係領域を選択するために用いられ、その領域ではレベルが画像の輝度を調節し、またウィンドウが画像のコントラストを調節する。
【0013】
QCW画像処理ソフトウェアは予め、次のようにウィンドウ/レベル化機能を実行したものとする。
【0014】
即ち、使用者は、画像特性を確認するために特定の画像が表示される、つまり劣等な画像がウィンドウ化され、またレベル化されるのを要求した。
【0015】
その使用者は、表示された画像のウィンドウ幅及びレベル値を変更するために左側のマウスボタンを押し、それと同時にそのマウスを動かす(マウスカーソルの位置は、ウィンドウ及びレベル値を得るために、レベルを表すX軸とウィンドウを表すY軸とで検出される)。このサイクルには、最も新しく検出されたウィンドウ及びレベル値を有する画像の再表示につき、ほぼ1秒から2秒かかった。このようなサイクルを行うために、画像処理ソフトウェアは、階調調整,ウィンドウ/レベル及びガンマそれぞれのルックアップテーブルをカスケード接続し、ディスプレイ・ルックアップテーブルを形成した。現に表示された画像を表すデータはそれから、そのディスプレイ・ルックアップテーブルによってウィンドウ及びレベル値を表示するためにマップ化される。そしてこの時点で、再処理された画像がビデオディスプレイ管にて表示された。これら3つのルックアップテーブルは、結果的にビデオディスプレイ管で所望の特性を得るために、画素がマップ化されるべきディスプレイ・ルックアップテーブルを形成するためにカスケード接続される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
かかるソフトウェア集中型のウィンドウ/レベル化技術では、ワークステーションの使用者に対してフィードバックが遅くなることが判明した。そのため往々にして、使用者が要求するウィンドウ及びレベル値にはなり難かった。このような応答の遅延性の一因として、ソフトウェアが制御コンピュータ上で実行し、そしてそのコンピュータ上で実行する他のすべてのアプリケーションと共に、演算時間を占有するという事実が考えられる。これら他のアプリケーションは、例えばキーボード入力のトラックを保持したり、或いはディスクからデータを読み出す等、そのコンピュータが維持する必要がある言わば、厄介な雑用である。
【0017】
このためワークステーションにおいて放射線検査画像を表示する際、そのワークステーションの使用者によるウィンドウ/レベル化入力によって画像の階調変更を如何にして迅速に行うかが問題となる。
【0018】
【課題を解決するための手段及び作用】
本発明によれば、従来技術におけるかかる問題を解決する。本発明の1つの態様によれば、表示された放射線検査画像に対してリアルタイムなウィンドウ/レベル化を行う特性制御ワークステーションを提供するが、このワークステーションは、デジタル放射線検査画像を記憶するためのメモリと、ビデオディスプレイと、ハードウェアカラー・ルックアップテーブルメモリと、使用者入力装置と、デジタルコンピュータと、を備えている。使用者が、(a)メモリからの選択された放射線検査画像を表示するために使用者入力装置を使用し、(b)その使用者入力装置を使用して、所望の画像が得られるまで表示された画像のウィンドウ幅及びレベルを変更することによって、リアルタイムなウィンドウ/レベル化が行われる。その場合、ウィンドウ幅及びレベルの変更は、デジタルコンピュータのソフトウェアルーチンによって、選択・ルックアップテーブル,ウィンドウ/レベル・ルックアップテーブル及びガンマ・ルックアップテーブルをcrtルックアップテーブルにカスケード接続することにより行われ、その後、そのcrtルックアップテーブルは、ハードウェアカラー・ルックアップテーブルメモリにロードされ、これと同時にディスプレイ境界部,スクロールバー及び他の非ディスプレイ領域で用いられたカラーセルを保持し、メモリからの放射線検査画像は、前記ディスプレイ装置で表示するためにハードウェアカラー・ルックアップテーブルメモリによって処理される。
【0019】
【実施例】
図1を参照すると、記憶蛍光板読取装置10が示されている。この読取装置10は、放射線環境における移動性を容易化するために、キャスタ11上に搭載されている。記憶蛍光板読取装置10は、その構成部材を収納する複合ユニットハウジング12と、このハウジング12に支持されたタッチスクリーン16を有するビデオモニタ14とを含んでいる。ハウジング12はまた、手持ち式バーコード読取装置を連結して、その手持ち式バーコード読取装置からのデータを記憶蛍光板読取装置10に転送可能なバーコード読取装置連結部18を含んでいる。読取装置10は、記憶蛍光板カセット装填台20を含んでおり、このカセット装填台20は、読取装置10によって読み取られ、又は消去されるべき記憶蛍光板プレートを有するカセットを受け入れる。
【0020】
概して、記憶蛍光板読取装置10は、通常の放射線検査装置を使用して記憶蛍光板プレート上に取り込まれた画像を処理する。読取装置10はそれから、その記憶蛍光板プレートを走査して、そこにあるX線潜像を、モニタ14上で可視化され得る電子X線画像信号に変換する。走査された画像はそれから、画像処理,画像強調,可視化,複写及び/又は記憶等のために、(画像特性制御部,レーザプリンタもしくは記録保管装置のような)受信装置に配送される。記憶蛍光板読取装置10は、画像をも表示するタッチスクリーン16を用いて操作される。非露光X線画像を保持するために使用される記憶蛍光板プレートは、サイズが異なる規格サイズのX線カセットに装着される。これらの記憶蛍光板プレートは、消去可能であり、反復的に使用され得る。付属の手持ち式バーコード読取装置は、連結部18に装着されることにより、記憶蛍光体読取装置10に転送される検査情報を収集するために使用される。この検査情報はそれから、上記走査された画像と結合される。
【0021】
記憶蛍光板読取装置は概して、次のような記憶蛍光板患者認識システムにおいて有用である。
【0022】
放射線検査技師が、患者のX線検査を要請されると、その技師は患者の身体部を露光させ、これにより記憶蛍光板カセットの記憶蛍光板プレートにX線潜像が記憶され。この時に幾つかの画像が撮影される。付属の移動式バーコード読取装置を使用して、技師は、患者認識バーコードラベルと記憶蛍光板カセット上のラベルを走査する。検査に関する情報は、通常その移動式X線発生器に付帯しているバーコード表から走査される。かかる情報には、身体部のタイプ,X線露光条件,患者の位置等が含まれる。
【0023】
ここに、そのバーコードラベルが走査された記憶蛍光板プレートが入ったカセットを使用して、技師がX線検査を行うことによって画像が採取される。X線検査が完了すると、その技師は、記憶蛍光板カセットを、処理が行われる記憶蛍光板読取装置10へ搬入する。付属のバーコード読取装置が用いられる場合、技師は、そのバーコード読取装置を読取装置10の前部にある連結部18に挿入することによって、患者認識及び検査情報を転送する。走査された情報はそれから、記憶蛍光板読取装置10の制御システムに転送される。技師は次に、露出した記憶蛍光板プレートを有するカセットを読取装置10の装填台20に装填する。そして技師がタッチスクリーン16のスタートボタンを押すと、走査が開始される。
【0024】
記憶蛍光板読取装置10の内部において、記憶蛍光板プレートは、カセットから取り出され、レーザ光によって走査される。そのプレートが走査されるとき、タッチスクリーン16上には、走査されている通りの画像が映し出される。この走査が完了後、画像は受信装置に送られ、そこで階調調整され、強調され、可視化され、複写及び/又は記憶される。記憶蛍光板プレートが完全に走査された後、そのプレートは、画像を一掃・除去する光線に対して露光されることによって消去される。記憶蛍光板読取装置10はそれから、記憶蛍光板プレートをそのカセットに戻す。かくして技師は、そのカセットを読取装置10から取り出し、これによりそのカセットは別の検査のために再使用可能となる。
【0025】
ここで、図2及び図3を参照して、記憶蛍光板読取装置10の好適実施例を更に詳細に記述する。図示のように、記憶蛍光板プレート24を有する記憶蛍光板カセット22は、カセット装填台20に装填される。カセット22を所定位置に固定し、そのカセット22を掛止するように装填レバー26が回転され、これによりそこから記憶蛍光板プレート24の取出しが可能になる。記憶蛍光板プレート24は、制御装置32によるソフトウェア制御下にある取出モータ30によって作動する取出装置28(図3)によってカセット22から取り出される。制御装置32は、マイクロプロセッサのような標準的な演算素子,画像を記憶するための磁気ディスクドライブ,ソフトウェア・アプリケーション及びコンピュータオペレーティングシステム等のコンピュータ構成部材や、読取装置10の構成部材と接続するための入出力装置を含んでいる。かかるマイクロコンピュータシステムは、この種技術において周知であり、ここではその詳細な記述は省略するものとする。
【0026】
取出装置28は、移送ステージ34上にスライド可能に装着されており、記憶蛍光板プレート24と係合するフック36を含んでいる。この取出装置28は、カセット22から記憶蛍光板プレート24を移送ステージ34上に取り出す。記憶蛍光板プレート24は、移送ステージ34上に装荷されると、そのプレートサイズを検出して、この情報を制御装置32へ伝達するプレートサイズ検出スイッチ36を通過する。読取装置10によって処理可能な異なるプレートサイズを検出するために、十分な数のプレートサイズ検出器36が設けられている。取出機構28の移動開始と終了は、制御装置32に連結された取出開始・終了移動検出スイッチ38によって感知される。
【0027】
移送ステージ34は、これに対してプレート24を装脱する方向46に直交する両方向44に移動し得るように、レイル40及び42にスライド可能に装着されている。移送ステージ34は、ブロック52に装着されたステップモータ50によって作動するネジ駆動機構48により駆動される。レイル40及び42は、読取装置10のフレーム部材54によって支持されている。
【0028】
レーザ走査構成部材について次に説明する。読取装置10は、記憶蛍光板プレート24を励起するための(ヘリウム・ネオンガスレーザのような)レーザ56を含んでいる。レーザ56はレーザビーム58を形成し、このビームはシャッタ60を通過する。シャッタ60は、制御装置32から受信されたデジタル信号によって制御される。シャッタ60は、ハウジング12のカバーの閉鎖を検出するカバー連動スイッチ62の動作で閉じる。
【0029】
ビーム58は、ミラー64で反射した後、そのレーザビーム58の一部を基準光検出器68に指向させるビームスプリッタ66を通過する。ビームスプリッタ66の次に、レーザビーム58はコリメータ70を通過する。平行化されたレーザビームは、制御装置32によって制御されるガルバノメータ74によって駆動される振動走査ミラー72によって偏向される。走査ミラー72は、レーザビーム58のライン走査ラスター運動を形成する。
【0030】
f−シータレンズ(f-theta lens)76は、記憶蛍光板プレート24面における合焦平面領域及び一定直線速度を形成する。屈曲ミラー78は、光収集器80を通ったレーザビームを記憶蛍光板プレート24上に指向させる。収集器80としては、1992年9月29に付与された米国特許第5,151,592号に開示されている形式のものであってよい。レーザビーム58の励起光線は、プレート24の記憶蛍光板に対してそのプレート24に記憶されたX線画像の作用である光線(青)を放射させる。収集器80は、この放射光線を光増倍管(PMT)82に指向させる。PMT82の前面のフィルタ84は、散乱励起レーザ光線を阻止すると共に、記憶蛍光板プレート24から放射された光線を通過させる。記憶蛍光板プレート24が移送ステージ34上にくると、走査が開始される。矢印44方向における移送ステージ34の移動は、制御装置32のソフトウェア制御下で行われる。制御装置32は、ステップモータ50に対して走査を開始するための命令を送出し、移送ステージ34をスタートさせ、またガルバノメータ74をスタートさせ、そしてPMT82をONに切り替える。制御装置32は、ステージ34の原点位置から始めて、記憶蛍光板プレート24が収集器80の下方にくる位置までのステップモータ50のステップ数を計数する。この位置にて、記憶蛍光板プレート24上のX線潜像の読み取りが開始される。(適正な記憶蛍光板プレートサイズに対する走査ライン数によって決定される)走査の終端において、PMT82及びガルバノメータ74は、OFFに切り替えられ、移送ステージ34は、ステージ位置光学センサ85のうちの1つによって決定される原点位置に復帰する。移動スイッチ86によるステージ終端は、光学センサ85を越えた位置に設定され、これにより光学センサ85の作動不良の場合の損傷を抑止することができる。
【0031】
移送ステージ34が原点位置に復帰する直後、制御装置32のソフトウェア制御により消去電源90が作動し、消去ランプ88がONに切り替えられる。所定の消去時間(例えば30秒)が経過して、消去ランプ88はOFFに切り替えられ、取出機構28は、記憶蛍光板プレート24を矢印46方向に記憶蛍光板カセット22へ戻す。取出機構28が、移動スイッチ38の取出端まで移動すると、装填レバー26に対するロックが解除される。こうして記憶蛍光板読取装置の使用者は、装填レバー26を回転させ、装填台20からカセット22を取り出すことができる。
【0032】
記憶蛍光板プレート24の走査の際、放射X線画像は、PMT82によってX線電子電流信号に変換される。この信号は、増幅器92によって電圧に変換される。PMT82によって形成されたX線画像信号に存在するレーザ雑音は、基準光検出器68によって検出された基準信号を減算することによって補正される。補正されたデジタル信号は、制御装置32における補正ルックアップテーブルによって、光収集器80の光線補正記号に対して補正される。この補正ルックアップテーブルは、それが最初にセットアップされる読取装置10の校正の際にロードされる。
【0033】
患者認識及びX線検査情報は、読取装置10の連結部18に配置された手持ち式バーコードスキャナ94から読取装置10へダウンロードされる。各記憶蛍光板プレート24が、そのカセット22から取り出されると、カセットバーコード読取装置96は、そのプレート24上のバーコードを読み取る。画像データとこれに対応する患者及び検査情報とは、制御装置32によって相互に関連付けされる。
【0034】
図1の記憶蛍光板読取装置10は、ハードウェアと放射線技師において次のことを可能にするソフトウェアとから成る臨界治療システムの一部である。即ち、その放射線技師は、(1)通常型のX線撮影法を使用して、記憶蛍光板プレートを含む標準型カセット上に画像を取り込み、(2)記憶蛍光板読取装置10を使用してそれらの画像を電子画像に変換し、(3)特性制御ワークステーションを使用して、誤った患者情報,検査情報、そして必要によってはそのX線画像表現を補正し、(4)X線レーザプリンタによって画像とそのテキストラベルとを印刷し、そして(5)患者情報を患者データベースに入力し、患者認識のためにバーコードラベルを生成することが可能になる。更にまた、この臨界治療システムによれば、医者又は放射線検査技師の要求に応じて、テキサスのリチャードソンのボルテックによって提供されるパーソナルディスプレイシステムのような高解像度ワークステーション上で、その画像を見うるようにすることができる。このシステムはまた、オプションとして光ディスク上にX線検査の永久的記録保管を行い得るように拡張可能であり、そのディスクは、後の観察もしくは再印刷のために再生可能となる。
【0035】
図4には、本発明の実施例による臨界治療システムが図示されている。図示のように、臨界治療システム200は、制御及び観察モニタ14を有する記憶蛍光板読取装置10を含んでいる。読取装置10は、カセット記憶蛍光板のX線画像をデジタルX線画像に変換するための記憶蛍光板X線カセット22を受け入れる。患者のID及び検査情報を読取装置10にダウンロードするために、手持ち式バーコードスキャナ94が提供される。システム200はまた、高解像度モニタ204,データ入力キーボード206及びマウス208を含む特性制御・データ入力ワークステーション202を含んでいる。附属のバーコードプリンタ210は、特性制御ワークステーション202に接続されている。記憶蛍光板読取装置10は、SCSI通信リンク212のような通信チャネルによってワークステーション202と接続される。
【0036】
リンク212は、未処理のX線画像を、記憶蛍光板読取装置10から特性制御ワークステーション202へと伝達する。放射線技師は、ワークステーション202によりそのX線画像を観察することができる。それはまた、データベースサーバとして機能する。そこには、デモグラフィック・データベースが常駐している。ワークステーション202は、以下に更に詳細に記述されるが、概して、技師のための相互・データ入力インターフェースを形成し、バーコードプリンタ210で患者IDバーコードラベルを印刷する。特性制御ワークステーション202を使用することにより、放射線技師は画像を確認し、それを次の送付先に送る前に、画像表現形態(向き,階調調整,エッジ強調)や患者もしくは検査情報を修正することができる。技師は、ある1つの画像に対して、患者に関するルーチン的な情報の修正もしくは付加を行うこともできる。
【0037】
特性制御ワークステーション202は、パス・スルーモード(pass-through mode)又は手動モードで用いることができる。パス・スルーモードにおいては、X線検査情報はワークステーション202にて処理され、それから他の送付先、即ち高解像度PDS214或いはレーザプリンタ216(例えば、コダック社のイクタスキャンレーザプリンタ)へ送られる。手動モードにおいては、使用者は、X線画像をその送付先に送る前に、読取装置10からのX線情報と患者及び検査情報を確認する必要がある。診断目的のために適切な画像表示を可能にする画像強調は、適応性非鮮鋭マスク処理及び階調調整によって行われる。
【0038】
特性制御ワークステーション202は、例えばイーサネットリンク(ethernetlink)のような通信リンクによって、高解像度パーソナルディスプレイシステム214及びレーザプリンタ216と接続される。このリンクは、ハードワイヤもしくは光学的ラインリンク又はワイヤレスリンク或いはサテライトリンク等であってよい。
【0039】
概して、特性制御ワークステーション202は、十分な常設メモリ及び固定ディスク記憶装置を有しており、次のような要求、即ち(1)所定数のX線検査情報の記憶、(2)患者データベース、(3)検査情報(露光条件,身体部位,患者位置等)、(4)選択情報、即ち検査形式に応じた画像処理パラメータ、(5)誤差及び処理ログ、(6)オペレーティングシステム、(7)アプリケーションソフトウェアに適合する。図15のブロック図に示されるように、QCW202は、放射線検査画像,患者・検査情報,制御バー及びメニュー等を表示するためのディスプレイ300を含み、また(磁気もしくは光ディスクドライブのような)放射線検査画像メモリ302,(マイクロプロセッサのような)デジタルコンピュータ304,キーボード306,(マウスもしくはトラックボールのような)使用者入力装置308,(RAMのような)一時的メモリ310及び(ビデオRAMのような)カラーLUTを含んでいる。
【0040】
特性制御ワークステーション202は概して、放射線技師に対して次のような機能を提供する。
【0041】
1.記憶蛍光板読取装置10から得られた画像をチェックする。
【0042】
2.患者情報及びX線検査情報を補正する。
【0043】
3.画像向きやウィンドウ幅及びレベル等の画像パラメータを(それらが、ワークステーション202において階調調整及び非鮮鋭マスク技術を用いて自動的に強調された後に)調節する。
【0044】
4.許容可能な検査情報もしくは画像を自動的に或いは指定に従って、X線レーザプリンタ,観察ステーション(PDS)又は画像記録保管部のような1又は複数の送付先に送る。手動モードにおいては、検査情報は、特定の或いはデフォルトの送付先に自動的に送られる前に、その技師によって確認(リリース)される必要がある。好適には、画像データは、ACR−NEMA(米国放射線会−ナショナル・エレクトリカル・マニュファクチャラー協会)ファイル形式で送付先に伝送されるが、このファイルには、処理された画像データ及び(患者情報及び検査情報を含んでいる)ACR−NEMAヘッダや適用可能なルックアップテーブルが含まれる。
【0045】
5.検査情報を自動的に処理すると共に送付する。これは、パス・スルーモードと呼ばれる。
【0046】
6.患者情報(デモグラフィックス)をローカル(即ち、臨界治療システム)患者データベースに入力し、又はそのシステムの患者データベースにアクセスする。
【0047】
7.各々の新たに取得された患者認識番号に対してバーコードラベルを生成し、必要ならば検査データ収集カードや、加えて放射線技師の識別のために必要な新たなバーコードラベルを生成する。
【0048】
ここで図5〜図7を参照して、特性制御ワークステーション202の特定機能について更に詳細に説明する。これらの図は、マウスによって制御される画面上のポインタにより操作可能なメニュー及びオペレーションを表示する画面を表している。図5に示されるように、メインメニューは、使用されるべき特性制御機能を選定するために用いられる。図5に示されるメインメニューは、選択可能な機能として、QC検査,患者データ入力,システム設定,観察ログ,終了を含んでいる。
【0049】
図6は、最初の特性制御処理が可能な検査情報(画像)のQC検査画面を示している。ロビン及びヒスに関する2つの検査情報がリスト表示されている。この画面はまた、(キーボード306又はユーザ入力装置308によって)選択可能なその他の数種の機能ボタン、即ち再処理リスト,患者情報,検査情報,画像の向き,画像処理,検査情報送付,検査情報廃棄,検査リスト及びメインメニュー等を表している。
【0050】
図7には、画像処理ウィンドウが表示されたQC検査画面を示されており、使用者は、現在表示されたバージョンに対する画像処理パラメータを変更することができる。このウィンドウは、検査が再処理のために選択され、又は画像処理ボタンが選択された場合に表示される。
【0051】
左側の画像処理ウィンドウに示されるように、画像処理パラメータは、非鮮鋭マスク処理パラメータ及び階調調整パラメータを含んでいる。概して、画像に対する非鮮鋭マスク処理もしくはエッジ強調は、より明瞭に判別されるライン又はエッジを持った画像を形成するために適用される。これは、画像のコピーをコンボリュージョンによって先ず「ぼんやりさせる(ブルーリング;blurring )」ことによって行われる。コンボリュージョンは、その画像と中核部(kernel)とを掛け合わす数学的処理である。中核部のサイズは、重み因子の数と画像がブルーリングされる範囲を決定する。ブルーリングされた画像は次に、「エッジのみ」画像を生成するために、オリジナル画像から除去される。高・低ブースト因子は、「エッジのみ」画像に選択的に適用され、非鮮鋭マスク処理画像を形成するオリジナル画像に付加される。
【0052】
図7を再び参照する。画像処理ウィンドウにおいて、使用者は、低,中間,高もしくは標準的非鮮鋭マスキング処理,低ブースト,高ブースト及び中核部サイズを選択することができる。図示されるように、標準的非鮮鋭マスキング処理に対しては、低ブースト因子は0.375として、また高ブースト因子は1.25として、そして中核部サイズは75(75×75マトリクス)としてそれぞれ選定される。
【0053】
使用者にとって有用な階調調整の選択は、階調調整の見出しの下に、通常,ブラックボーン,高コントラスト又は線形として示される。これらの階調調整ルックアップテーブルは、図7の画面の表示領域に表示されるように選択されたバージョンに対して適用可能である。未処理の画像データが、特性制御ワークステーション202によって記憶蛍光板読取装置10から受信されると、階調調整変換ルックアップテーブル(LUT)が生成される。この変換ルックアップテーブル(LUT)は、検査形式,ヒストグラム等の情報を用いて、フィルムに対して未処理画像データの最適なマッピングを形成する。オリジナルLUTが最適な画像表現を形成し損じた場合には、使用者は、ワークステーション202にて変換LUTを修正することができる。上記のように形成された階調調整変換LUTの典型的な図示表現が図8に示されている。
【0054】
図7の画像処理ウィンドウに示される階調調整ボタンにより、使用者は、変換LUTで次の階調調整オペレーションを行うことができる。
【0055】
1.図8の変換LUTを、図9に示される線形LUTによって置換する。
【0056】
2.図8の変換LUTを、図10に示される高コントラストLUTによって置換する。
【0057】
3.図8の変換LUTを、図11に示されるブラックボーンLUTによって置換する。
【0058】
4.ウィンドウ幅又は/及びウィンドウレベルを変更する。ウィンドウ幅及びレベルの変更は、実際には変換LUTに対する乗算及び加算である。これらの変更(またデルタ(deltas)と呼ばれるが)は、画像(バージョン)ヘッダに記憶され、これにより使用者は、これらの値及びパラメータに基づいてオリジナルLUTに対して如何なる変更がなされたかを知ることができる。図12及び図13は、変換LUTにおけるウィンドウ幅及びウィンドウレベルの変更の効果を示している。図7には、垂直及び水平スクロール・バー(scroll bar)が設定されており、カーソルを垂直スクロール・バーの上下に移動させることによって、ウィンドウ幅を変更することができる。また水平スクロール・バー上でカーソルを左右に移動させることによって、ウィンドウレベルを変更することができる。マウス又はトラックボール(308)をX方向(左右)及びY方向(上下)に動かすことにより、ウィンドウ幅及びウィンドウレベルを同時に変更することが可能である。
【0059】
5.復帰ボタンを選択することによって、検査形式で定まるオリジナルLUTに復帰する。
【0060】
6.その検査形式のLUTが適用されるように、検査形式を変更する。
【0061】
ルックアップテーブルに対する如何なる変更も、現在選択されたバージョンに対してのみ適用される。
【0062】
本発明によれば、QCW202は、表示された放射線検査画像のリアルタイムなウィンドウ/レベル化を行うことができる。この機能により、使用者は、ウィンドウ及びレベルパラメータを変更することができ、また現に表示され演算された放射線検査画像でその結果を即座に観察することができる。従来、画像をウィンドウ/レベル化するための方法を用いるQCW202では、使用者に対して劣等な(遅い)フィードバックを形成していた。その結果、往々にして使用者が要求するウィンドウ及びレベル値を得るのが困難であった。本発明の技術によれば、使用者が(マウス又はトラックボールの)入力装置を操作しながら、連続的な視覚的応答を得ることができる。スピードの増加に伴い、QCW202は、アプリケーションによって既に使用されている表示カラーの変更を避けるための処理手順を用いる。
【0063】
画像のリアルタイムなウィンドウ/レベル化処理には、ハードウェアに存在するカラーLUTに加えて、ソフトウェアでカスケード接続された次の4つのLUTが必要である。即ち、
ガンマ・ルックアップテーブル(12ビット イン,8ビット アウト)
ウィンドウ/レベル・ルックアップテーブル(12ビット イン,12ビット アウト)
選択・ルックアップテーブル (12ビット イン,12ビット アウト)
ディスプレイ・ルックアップテーブル(12ビット イン/8ビット アウト)
カラー・ルックアップテーブル(8ビット イン/8ビット アウト)
選択・ルックアップテーブルは、画像に総合的な外観、即ち「通常」表現(変換ルックアップテーブル又はホワイトボーン),ブラックボーン及び高コントラストを付与するために用いられる。ガンマ・ルックアップテーブルは、QCW202のビデオディスプレイ画面の非線形的な応答特性を補正するために用いられる。ウィンドウ/レベル・ルックアップテーブルは、表示された放射線検査画像内の関係領域を選択するために用いられ、その領域ではレベルが画像の輝度を調節し、またウィンドウが画像のコントラストを調節する。
【0064】
これらのLUTと共に、追加のパラメータ、即ちアプリケーションプログラムによって用いられたカラーセルの数が必要である。パラメータとして用いられるこのカラーセルの数は、カラーLUTにどれだけエントリーして、既に用いられているかについての情報を、画像処理ソフトウェアに与える。QCWアプリケーションにおいては、この値は通常、10以下である。
【0065】
ディスプレイハードウェアに記憶されるべき別のルックアップテーブル、即ちカラー・ルックアップテーブルも必要である。ディスプレイ・ルックアップテーブルの場合のように、それは、8ビット幅,256バイト長であり、そしてビデオディスプレイ管における出力画素に対して画素入力値をマップ化するために、ディスプレイハードウェアによって使用される。装置の例としては、カリフォルニア州サンディエゴのブルックツリー社製のBt459RAM DACaが知られている。この装置は、高速RAMをDACs(デジタル・アナログ変換器)と結合する。
【0066】
パラメータとして用いられるカラーセルの数は、ハードウェアカラーマップにおける画素(及びそれらの位置)ついての情報を、画像処理ソフトウェアに与える。QCWのウィンドウ境界部,スクロールバー等(例えば図7参照)のカラー及び/又は輝度の変化を避けるために、これらのカラーマップ配置は変更されるべきではない。スクロールバー等と共に、表示された画像のウィンドウ/レベル化は、使用者に対してデストラクトしている。
【0067】
本発明によれば、使用者は、表示された放射線検査画像のリアルタイムなウィンドウ/レベル化を次のように行う。
【0068】
使用者の要求により、画像特性を確認するために放射線検査画像メモリ302からの特定の画像がディスプレイ300に表示される。劣等な画像がウィンドウ化され、またレベル化される。
【0069】
QCW202の使用者は、入力装置308の左側のマウスボタンを押すことにより、ウィンドウ幅及びレベルの変更を行い、これと同時にマウスを動かす。使用者は次に、新たに適用されたウィンドウ/レベル値を持ったディスプレイ300上の画像を観察する。ハードウェア側のカラーLUTの使用によって、使用者がマウスを動かしてから、新たなウィンドウ/レベル値を持った画像を処理/表示するまでの時間はかなり短い。その時間間隔は、使用者のマウス操作と一体化している程極めて短いものである。この結果、QCWシステムにおいて画像のウィンドウ/レベル化を迅速且つ容易に行うことができる。
【0070】
使用者において、適正なウィンドウ/レベル値が得られ、その表示された画像が満足したものとなれば、その使用者は左側のマウスボタンを押すのをやめる。この時、図14に示されるようにデジタルコンピュータ304の画像処理ソフトウェアは、ウィンドウ/レベル・ルックアップテーブルを再確認し、次にガンマ・ルックアップテーブル,階調調整ルックアップテーブル及びウィンドウ/レベル・ルックアップテーブルをディスプレイ・ルックアップテーブルにカスケード接続する。尚ここで、LUTによるメモリ302からの放射線検査画像データをマップ化する代わりに、ハードウェアのLUT312に記憶されているカラー・ルックアップテーブルへディスプレイ・ルックアップテーブルがロードされる。この方法では、現在の画像に対して表示された画素は、ソフトウェアで同一オペレーションを行うのとは反対に、ディスプレイハードウェア312を介して処理される。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、医用画像処理システム、特に放射線画像処理システムにおいて、表示された医用画像に対してリアルタイムなウィンドウ/レベル値の変更を行うワークステーションを実現することができる等の利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記憶蛍光板読取装置の斜視図である。
【図2】図1の記憶蛍光板読取装置の構成部材の部分的な概略図である。
【図3】図1の記憶蛍光板読取装置の構成部材の斜視図である。
【図4】本発明に係る臨界治療システムの概略図である。
【図5】図4のシステムの特性制御部の機能を示す画面の図である。
【図6】図4のシステムの特性制御部の機能を示す画面の図である。
【図7】図4のシステムの特性制御部の機能を示す画面の図である。
【図8】階調調整画像処理を有効に図示するグラフである。
【図9】階調調整画像処理を有効に図示するグラフである。
【図10】階調調整画像処理を有効に図示するグラフである。
【図11】階調調整画像処理を有効に図示するグラフである。
【図12】ウィンドウ幅及びレベル画像処理を有効に示す図である。
【図13】ウィンドウ幅及びレベル画像処理を有効に示す図である。
【図14】QCWシステムにおける画像のウィンドウ/レベル化処理を有効に示すグラフである。
【図15】図4のディスプレイ部の機能部材のブロック図である。
【符号の説明】
10 読取装置
11 キャスタ
12 複合ユニットハウジング
14 ビデオモニタ
16 スクリーン
18 バーコード読取装置結合部署
20 記憶蛍光板カセット装填台
22 記憶蛍光板カセット
24 記憶蛍光板プレート
26 装填レバー
28 取出装置
30 取出モータ
32 制御装置
34 移送ステージ
40,42 レイル
48 ネジ駆動機構
50 ステップモータ
56 レーザ
58 レーザビーム
60 シャッタ
64 ミラー
66 ビームスプリッタ
70 コリメータ
72 走査ミラー
78 屈曲ミラー
80 光収集器
84 フィルタ
85 光学センサ
200 臨界治療システム
202 特性制御ワークステーション
204 高解像度モニタ
206 データ入力キーボード
208 マウス
210 バーコードプリンタ
212 SCSI通信リンク
214 高解像度PDS
216 レーザプリンタ
300 ディスプレイ
302 放射線検査画像メモリ
304 デジタルコンピュータ
306 キーボード
308 使用者入力装置
310 一時的メモリ

Claims (1)

  1. デジタル画像処理装置(202)であって、
    選択的に変更可能なパラメータを有するウィンドウ/レベル・ルックアップテーブルとガンマ・ルックアップテーブルを含んでいて、デジタル医用画像及び画像処理ルックアップテーブルを記憶するためのメモリ(302)と、
    画像ディスプレイ領域と非線形ディスプレイ領域を有する画像ディスプレイ装置(300)と、
    メモリ(302)と画像ディスプレイ装置(300)の間に接続されたハードウェアカラー・ルックアップテーブルメモリと、
    メモリ(302),画像ディスプレイ装置(300)及びハードウェアカラー・ルックアップテーブルメモリ(312)を制御するためのデジタル制御装置(304)と、
    デジタル制御装置に命令を入力するための使用者入力装置(306),(308)と、を備え、
    第1モードにおいて、使用者は、メモリ(302)からの医用画像を画像ディスプレイ装置(300)にて表示するために、使用者入力装置(306),(308)によって命令を入力し、デジタル制御装置(304)は、ウィンドウ/レベル・ルックアップテーブル及びガンマ・ルックアップテーブルを画像ディスプレイ・ルックアップテーブルにカスケード接続すると共に、その画像ディスプレイ・ルックアップテーブルをハードウェアカラー・ルックアップテーブルメモリ(312)に記憶し、これと同時に、画像ディスプレイ装置(300)の非画像領域で用いられたカラーセルを保持し、そして、画像がハードウェアカラー・ルックアップテーブルメモリ(312)を通過した後、メモリ(302)からの医用画像を画像ディスプレイ装置(300)の画像領域で表示し、
    また、第2モードにおいて、使用者は、ウィンドウ/レベル・ルックアップテーブルのパラメータを選択的に変更するために、使用者入力装置(306),(308)によって命令を入力し、デジタル制御装置(304)は、変更されたパラメータの作用としてウィンドウ/レベル・ルックアップテーブルを変更し、その変更されたウィンドウ/レベル・ルックアップテーブルをガンマ・ルックアップテーブルと共に、変更された画像ディスプレイ・ルックアップテーブルにカスケード接続すると共に、その変更された画像ディスプレイ・ルックアップテーブルをハードウェアカラー・ルックアップテーブルメモリ(312)に記憶し、そして、非画像ディスプレイ領域の表示された値を変更することなく、変更されたウィンドウ/レベルパラメータで、医用画像を画像ディスプレイ装置(300)の画像ディスプレイ領域で表示することを特徴とする放射線検査ワークステーションにおけるリアルタイムなウィンドウ/レベル化システム。
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