JPH0575925A - 医用放射線画像表示装置 - Google Patents

医用放射線画像表示装置

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JPH0575925A
JPH0575925A JP3325123A JP32512391A JPH0575925A JP H0575925 A JPH0575925 A JP H0575925A JP 3325123 A JP3325123 A JP 3325123A JP 32512391 A JP32512391 A JP 32512391A JP H0575925 A JPH0575925 A JP H0575925A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 医用放射線画像中の種々の部分を短時間でか
つ高い信頼性で診断することが可能であって、病変の有
無や種類の予想が困難な医用放射線画像を多数読影する
のに適した医用放射線画像表示装置を提供することにあ
る。 【構成】 多数の医用放射線画像が記憶されている画像
記憶部より送られた医用放射線画像を表示画像用メモリ
に一時的に記憶させ、この表示画像用メモリから送られ
た医用放射線画像に対して複数のLUT用メモリから選
択されたLUT(階調変換テーブル)によって複数の階
調処理を可能にしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医用放射線画像表示装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルX線画像において、被写体の
部位や診断目的に応じて階調処理を行うことは知られて
いる。特に、その画像をフィルムに焼付けてハードコピ
ーを得ることが多い(特開昭59−83149号公
報)。蛍光増感紙−フィルム系の場合には、X線露光量
と写真濃度との関係は常に一定であるが、ディジタルラ
ジオグラフィーシステムでは、画像読取装置で画像信号
として必要な範囲をディジタル信号に変換しているた
め、そのディジタル信号をどのような濃度に再現するか
をコントロールすることができる。これを階調処理とい
う。その動作原理を図6に示す。
【0003】階調処理は、第II象限に示され、入力画像
信号QLを非線形変換曲線QV=f(QL)で出力画像
信号、すなわち画像記録装置の入力信号QVに変換す
る。この変換後の画像記録装置に入力する画像信号QV
と出力濃度Dの関係、すなわち画像記録装置の特性は、
第III 象限に示される変換曲線D=h(QV)で表され
る。例えば、D≧0.3のとき、D=〔1.2+(2.
64−1.2)÷(1023−511)×(QV−51
1)〕とすると、入力画像信号QLと出力濃度Dの関係
はD=h〔f(QL)〕で表され、非線形変換曲線f
(*)を変えることで階調、すなわちX線量対出力濃度
の関係を自由にコントロールできる。一般に、ディジタ
ル信号で階調変換曲線に基づく変換を行うには、各々の
入力信号値に対応する出力信号値を一連のデータ列(階
調変換テーブル)として記憶しておき、入力信号値が与
えられるごとにデータ列を参照することによって出力信
号値を得るようにしている。階調処理の効果の一例とし
て、入力画像信号の差ΔQLを、より大きな濃度差にな
るように非線形変換曲線に変える場合には、コントラス
トが向上する。
【0004】ディジタルラジオグラフィーシステムで
は、診断目的に応じてコントラストの向上の必要な領域
を強調することができる。例えば、胸部では、図7に示
すように、肺野に相当する領域のコントラストを最も高
くし、縦隔の領域は白く飛ばないようにコントラストを
抑え、広い画像信号の範囲にわたって濃度が得られるよ
うに再現することが多い(特開昭55−116339号
公報参照)。これは、従来の蛍光増感紙−フィルム系の
階調特性とほぼ同様、または肺野の領域のコントラスト
がやや高めの階調処理である。このような階調特性をも
った画像は中庸を得ており、標準的な診断に適している
が、肺野の領域のコントラストを一層高くして診断した
い、縦隔の部分のコントラストを高くして診断したい、
等の要望がある。特に集団検診の場合には、被検者に自
覚症状はなく、病変の有無や種類がまったく予想できな
いために異なる階調処理で再生された複数の画像を用い
て診断することは効果的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、1枚の医用画
像の中でのある部分またはある病変を見やすくするよう
に階調変換処理を行うと、別の部分または別の病変は必
ずしも見やすくはならない。例えば、胸部画像では肺野
に重点を置いて階調処理を行うと縦隔や骨は見にくくな
る。すなわち、1つの階調処理でこれらの要望のすべて
に応える画像を提供することは困難であり、異なる階調
変換曲線を用いた複数の画像を再生する必要がある。し
かし、フィルム等の感光材料に記録して画像を再生する
場合、必要に応じて改めて違う階調処理を行うと読影に
時間がかかるし、あらかじめ複数の処理を行った画像を
プリントアウトする場合にはフィルムの枚数が多くな
り、記録・現像時間やコストが余分にかかり、好ましく
ない。
【0006】また、CRTなどに画像を表示して読影す
る場合、階調を自由に変えられるようにすると、読影者
が無意識に、より良い階調を求めて試行錯誤をしてしま
い、診断に時間がかかってしまう。特に集団検診のよう
に多数の画像を読影するときにはリズムが大切なので、
このような方式は適切でない。また、特開昭57−66
480号公報のようにウィンドウ幅とウィンドウレベル
を設定、変更するだけでは診断に適した微妙な階調性を
もつ画像は表示し得ない。そこで、本発明の目的は、医
用放射線画像中の種々の部分を短時間でかつ高い信頼性
で診断することが可能であって、病変の有無や種類の予
想が困難な医用放射線画像を多数読影するのに適した医
用放射線画像表示装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明の医用放射線画像表示装置は、多数の医用放
射線画像が記憶されている画像記憶部と、この画像記憶
部より送られた医用放射線画像を一時的に記憶する表示
画像用メモリと、この表示画像用メモリから送られた医
用放射線画像に対してLUT(階調変換テーブル)に基
づいて階調変換を行う階調変換部と、この階調変換部か
ら送られた画像を表示する表示部と、複数のLUTを記
憶するLUT用メモリと、LUT選択指令を入力するL
UT選択指令入力部と、このLUT選択指令入力部より
送られたLUT選択指令信号を基に前記複数のLUTの
うちの1つを選択して前記階調変換部に送るLUT選択
部とを有することを特徴とする。また、多数の医用放射
線画像が記憶されている画像記憶部と、この画像記憶部
より送られた医用放射線画像を一時的に記憶する表示画
像用メモリと、この表示画像用メモリから送られた医用
放射線画像に対してLUT(階調変換テーブル)に基づ
いて階調変換を行う階調変換部と、この階調変換部から
送られた画像を表示する表示部と、標準的な診断に適し
た標準LUT、標準LUTを用いて階調変換したときよ
りも画像濃度が高くなるような高濃度用LUT、標準L
UTを用いて階調変換したときよりも画像濃度が低くな
るような低濃度用LUTの少なくとも3つを記憶するL
UT用メモリと、LUT選択指令を入力するLUT選択
指令入力部と、このLUT選択指令入力部より送られた
LUT選択指令信号をもとに前記LUTメモリに記憶さ
れたLUTのうちの1つを選択して前記階調変換部に送
るLUT選択部とを有することを特徴とする。
【0008】
【作用】LUT用メモリにはあらかじめ複数のLUTが
用意されており、読影者が目的に応じてLUTを選択す
ることができるので、1枚の医用放射線画像中の種々の
部分を短時間でかつ高い信頼性で診断することが可能と
なる。特に集団検診のように病変の有無や種類が予想で
きない医用放射線画像を多数読影する場合に優れた効果
を発揮する。また、標準的な診断に適した標準LUT、
標準LUTを用いて階調変換したときよりも画像濃度が
高くなるような高濃度用LUT、標準LUTを用いて階
調変換したときよりも画像濃度が低くなるような低濃度
用LUTの少なくとも3つを用意することにより、適正
な診断を効率的に行うことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を具体的に説明する。 実施例1 図1は、本実施例に係る医用放射線画像表示装置のブロ
ック図であり、1は画像記憶部、4は表示画像用メモ
リ、5は階調変換部、6は表示部、7はLUT用メモ
リ、8はLUT選択指令入力部、9はLUT選択部であ
る。
【0010】画像記憶部1には、多数のディジタル化さ
れた医用放射線画像が記憶されている。この画像記憶部
1としては、光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディス
ク等が用いられる。特に、複数の光磁気ディスクを有す
る光磁気ディスクライブラリが好ましい。これらの多数
の医用放射線画像は、画像識別符号等の情報と対応付け
て画像記憶部1に記憶されていることが好ましい。
【0011】ディジタル化された放射線画像を得る方法
としては、増感紙/フィルムを用いた直接撮影やミラー
カメラ等を用いた間接撮影によって得られたフィルムを
スキャナー等の画像読取装置で読み取ってもよいし、特
開昭62−2769号公報に記載されているような、輝
尽性蛍光体層を有する放射線画像変換パネルを用い、フ
ィルムを介さずに直接ディジタル信号として取り込む装
置を用いてもよい。放射線画像変換パネルを用いるシス
テムの場合には、フィルムの現像やスキャナー等による
読取の手間がかからないので大量の画像を扱うときには
特に好ましい。また、X線CTなどを用いてディジタル
X線画像を得てもよい。
【0012】放射線画像の撮影方法としては、放射線
源、被写体、ディテクタ(フィルム、輝尽性蛍光体パネ
ルなど)の位置を変化させながら複数回放射線を照射し
て撮影する断層撮影(X線CTもこの撮影方法の1種で
ある)や、被写体と放射線源との位置を固定して1回の
み放射線を照射して撮影する単純撮影、血管などにX線
吸収物質を混入させ、所望の部分を強調して撮影する造
影撮影、被写体とディテクタの距離を離して撮影する拡
大撮影等がある。一般に通常のフィルムを用いて得た画
像や輝尽性蛍光体を用いて得た画像の方がX線CTで得
られた画像より微妙な階調性を要求されるので、複数の
LUTを切り替えて読影する本発明においては、診断能
の向上効果が顕著である。中でも胸部や腹部の単純撮影
画像は特に微妙な階調性が要求され、撮影枚数も多い
が、本発明の医用放射線画像表示装置は、医用放射線画
像の種々の部分を短時間でかつ高い信頼性で診断するこ
とが可能であって病変の有無や種類の予想が困難な医用
放射線画像を多数読影するのに特に適したものである。
【0013】表示画像用メモリ4は、画像記憶部1より
送られた医用放射線画像を一時的に記憶するものであ
る。階調変換部5は、表示画像用メモリ4から送られた
医用放射線画像に対してLUT(階調変換テーブル)に
基づいて階調変換を行うものであり、後述のLUT選択
部9から送られたLUTデータを一時的に記憶する機能
を有することが好ましい。表示部6は、階調変換部5か
ら送られた医用放射線画像を表示するものであり、CR
T、液晶ディスプレイー、プラズマディスプレイー等に
より構成されている。表示画像用メモリ4に記憶された
画像データが、表示部6および階調変換部5と常に同期
を取りながら繰返し階調変換部5を介して表示部6に転
送されるように構成すれば、階調変換部5のLUTデー
タを切換えるだけで即座に異なる階調処理を施した画像
が得られるので好ましい。
【0014】LUT用メモリ7は、複数のLUTを記憶
するものである。LUTデータの数は、2〜10が好ま
しく、特に2〜5が好ましい。この数があまり多過ぎる
場合には、読影者による試行錯誤により診断に長時間を
要するようになる。複数のLUTデータの具体例として
は、以下に掲げるものが挙げられる。 LUTの具体例1 下記数1を満たす3つのLUT(L0 ,L1 ,L2 )を
少なくとも有する複数のLUTデータ。なお、図5は当
該3つのLUT(L0 ,L1 ,L2 )の説明図である。
また、x軸は入力画像信号、y軸は出力画像濃度を表
す。
【0015】
【数1】
【0016】LUTの具体例2 上記数1を満たし、かつすべてのxにおいて、 L1 (x)≧L0 (x)≧L2 (x) を満たす3つのLUT(L0 ,L1 ,L2 )を少なくと
も有する複数のLUTデータ。 LUTの具体例3 上記数1を満たし、かつ平行移動の関係にある3つのL
UT(L0 ,L1 ,L2 )を少なくとも有する複数のL
UTデータ。 LUTの具体例4 上記数1を満たし、かつ、x=X1 でのL1 の傾きと、
x=X2 でのL2 の傾きとが、ともにx=x0 でのL0
の傾きより大きい関係にある3つのLUT(L0
1 ,L2 )を少なくとも有する複数のLUTデータ。
【0017】LUT選択指令入力部8は、読影者が複数
のLUTを選択し、その情報すなわちLUT選択指令を
入力するものである。LUT選択部9は、LUT選択指
令入力部8より送られたLUT選択指令信号を基にLU
T用メモリ7に記憶されている複数のLUTのうちの1
つを選択して階調変換部5に送るものである。LUT選
択指令の手段としては、キーボードからのキー入力、マ
ウス、ジョイスティック、ボタン等が挙げられる。な
お、LUT用メモリ7等は、汎用コンピュータで構成す
ることができる。
【0018】実施例2 図2は、本実施例に係る医用放射線画像表示装置のブロ
ック図であり、被検者情報記憶部2と検索部3を付加し
たほかは図1と同様の構成である。被検者情報記憶部2
には被検者情報が記憶されている。被検者情報記憶部2
としては、磁気ディスク等が用いられる。被検者情報に
は、氏名、生年月日、性別、住所、過去の診断歴等の個
人情報、画像の撮影日、撮影場所、放射線照射条件、画
像識別符号等の撮影情報等が挙げられる。被検者情報記
憶部2は、画像記憶部1と同じ媒体でもよいし、別に設
けてもよい。検索部3は、撮影日、撮影場所、過去の診
断歴等の被検者情報を基に対象となる医用放射線画像の
画像識別符号を検索し、それを基に画像記憶部1に画像
識別符号と対応付けて記憶されている画像データを検索
し、表示画像用メモリ4に転送するものである。なお、
検索部3等は、汎用コンピュータで構成することができ
る。
【0019】実施例3 図3は、本実施例に係る医用放射線画像表示装置のブロ
ック図であり、LUT設定手段10と、読影/設定切換
え部11を付加したほかは図2と同様の構成である。L
UT設定手段10は、複数のLUTを設定するものであ
る。読影/設定切換え部11は、読影モードと設定モー
ドを切換えるものである。読影/設定切換え部11を設
定モードに切換えたときには、ユーザーはLUT設定手
段10によってLUTのデータの書換えを可能にし、読
影モードに切換えたときには、ユーザーはLUTの選択
は可能であるが内容を書換えることはできないように構
成されている。
【0020】実施例4 図4は、本実施例に係る医用放射線画像表示装置のブロ
ック図であり、LUT作成用データメモリ12と、LU
T作成部13を付加したほかは図2と同様の構成であ
る。LUT作成用データメモリ12は、LUT作成用デ
ータを記憶するものである。LUT作成部13では、1
つの標準LUTデータとLUT作成用データを基にして
複数のLUTデータを作成し、これをLUT用メモリ7
に記憶させることができるように構成されている。LU
T作成部13におけるLUTの作成方法は例えば特開昭
59−83149号公報のように標準LUTデータの回
転、並行移動によってもよいし、LUT作成用の変換テ
ーブルを用いてもよい。ここでLUT作成用データと
は、標準LUTデータの回転量(比)、並行移動量
(比)やLUT作成用の変換テーブル等である。なお、
標準LUTデータは不変のものでもよいし、画像データ
ごとに異なってもよい。
【0021】同じ部位(例えば胸部)の画像であって
も、人によって体厚が違う、撮影条件が異なる等の理由
により、同一の階調変換テーブルを用いて処理しても診
断しやすい画像にならない場合がよくある。そこで、検
索部3に画像データの解析機能を持たせ、各々の画像デ
ータを基に標準LUTデータ、例えば前述のような中庸
を得たLUTを作成してLUT作成部13に送り、その
標準LUTデータを基にしてさらに複数のLUTを作成
するようにすれば診断能の高い画像が得られるので好ま
しい。また、各々の画像ごとの標準LUTデータをあら
かじめ作成して画像データとともに記憶しておき、画像
データを表示画像用メモリ4に転送すると同時に標準L
UTデータをLUT作成部13に転送するようにしても
よい。
【0022】実施例5 図8は、本実施例に係る医用放射線画像表示装置のブロ
ック図であり、画像記録読取装置14と画像一時記憶部
15を併記した以外は図4と同様である。図9は、本実
施例の装置の構成例を示す説明図である。画像記憶部1
として複数の光磁気ディスクを内蔵できる光磁気ディス
クライブラリを用い、被検者情報記憶部2として固定磁
気ディスクを用いた。表示画像用メモリ4、階調変換部
5、表示部6として表示画像用メモリおよび階調変換部
内蔵型の高精細CRT(以下、イメージディスプレイと
称する。)を用いた。検索部3、LUT用メモリ7、L
UT選択部9、LUT作成部13は汎用ワークステーシ
ョンを用い、LUT作成用データメモリ12は前記固定
磁気ディスクを兼用した。LUT選択指令入力部として
はマウスを用いた。
【0023】表示する画像は、輝尽性蛍光体層を有する
放射線画像変換パネルを用いて放射線像を直接ディジタ
ル信号として取り込む画像記録読取装置14により得た
画像を光磁気ディスクドライバからなる画像一時記憶部
15で記録媒体である光磁気ディスクに記憶し、光磁気
ディスクを画像記憶部1にかけ変えることによって得
た。画像記録読取装置14では、画像の読取りの際に画
像の解析を同時に行い、標準LUTを作成して画像デー
タとともに光磁気ディスクに記憶するように構成した。
標準LUTとしては例えば胸部画像の場合、図10のL
0に示すように、肺野に相当する領域のコントラストを
最も高くし、縦隔の領域は白く飛ばないようにコントラ
ストを抑え、広い画像信号の範囲にわたって濃度が得ら
れるようなものとした。これは図7に示したLUTと同
様であり、このLUTを用いて階調処理を行うと、標準
的な診断に適した画像を提供することができる。
【0024】検索部3は、被検者情報記憶部2に記憶さ
れた被検者情報をもとに画像を検索し、表示画像用メモ
リ4に画像を転送すると同時に標準LUTをLUT作成
部13に転送する。LUT作成部13では、LUT作成
用データメモリ12に記憶されたデータと標準LUTを
もとに複数のLUTを作成し、作成されたLUTをLU
T用メモリ7に転送する。LUTの作成方法としては標
準LUTの平行移動と回転を用い、LUT作成用データ
としては平行移動量と回転量を記憶した。LUT作成用
データ0は、平行移動量、回転量ともに0であり、標準
LUTがそのままLUT用メモリ(LUT0)に転送さ
れる。LUT作成用データ1を用いて作成するLUT
は、図10のL1に示すように、標準LUTを左側に平
行移動し、表示濃度が標準LUTを用いたときより全体
的に高濃度にし、縦隔の部分が見やすくなるようなLU
Tとした(高濃度用LUT)。本実施例では縦隔部のコ
ントラストを高めるために左回りの回転も加えている。
【0025】一方、LUT作成用データ2を用いて作成
するLUTは、図10のL2に示すように、標準LUT
を右側に平行移動し、表示濃度が標準LUTを用いたと
きより全体的に低濃度にし、肺野の部分が一層見やすく
なるようなLUTとした(低濃度用LUT)。本実施例
では、肺野部のコントラストをさらに高めるために左回
りの回転も加えている。以上のようにして作成されたL
UT0〜LUT2は、LUT用メモリ7に記憶される。
LUT選択部9は、LUT選択指令入力部8より送られ
たLUT選択指令信号をもとにLUT用メモリ7に記憶
されているLUTのうちの1つを選択して階調変換部5
に送る。階調変換部5では送られたLUTを用いて画像
の階調変換を行い、階調変換された画像は表示部6で表
示される。
【0026】
【発明の効果】(1)請求項1に記載された発明によれ
ば、医用放射線画像中の種々の部分を短時間でかつ高い
信頼性で診断することが可能であって、病変の有無や種
類の予想が困難な医用放射線画像を多数読影するのに適
した医用放射線画像表示装置が得られる。 (2)請求項2に記載された発明によれば、適正な診断
を効率的に行うことができる医用放射線画像表示装置が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係る医用放射線画像表示装置のブロ
ック図である。
【図2】実施例2に係る医用放射線画像表示装置のブロ
ック図である。
【図3】実施例3に係る医用放射線画像表示装置のブロ
ック図である。
【図4】実施例4に係る医用放射線画像表示装置のブロ
ック図である。
【図5】複数のLUTの具体例の説明図である。
【図6】階調処理の動作原理の説明図である。
【図7】胸部階調処理の特徴を示す説明図である。
【図8】実施例4に係る医用放射線画像表示装置のブロ
ック図である。
【図9】実施例4に係る医用放射線画像表示装置の構成
例を示す説明図である。
【図10】標準LUT、高濃度用LUT、低濃度用LU
Tを用いた胸部階調処理の特徴を示す説明図である。
【符号の説明】
1 画像記憶部 2 被検者情
報記憶部 3 検索部 4 表示画像
用メモリ 5 階調変換部 6 表示部 7 LUT用メモリ 8 LUT選
択指令入力部 9 LUT選択部 10 LUT設
定手段 11 読影/設定切換え部 12 LUT作
成用データメモリ 13 LUT作成部 14 画像記録
読取装置 15 画像一時記憶部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の医用放射線画像が記憶されている
    画像記憶部と、 この画像記憶部より送られた医用放射線画像を一時的に
    記憶する表示画像用メモリと、 この表示画像用メモリから送られた医用放射線画像に対
    してLUT(階調変換テーブル)に基づいて階調変換を
    行う階調変換部と、 この階調変換部から送られた画像を表示する表示部と、 複数のLUTを記憶するLUT用メモリと、 LUT選択指令を入力するLUT選択指令入力部と、 このLUT選択指令入力部より送られたLUT選択指令
    信号を基に前記複数のLUTのうちの1つを選択して前
    記階調変換部に送るLUT選択部とを有することを特徴
    とする医用放射線画像表示装置。
  2. 【請求項2】 多数の医用放射線画像が記憶されている
    画像記憶部と、 この画像記憶部より送られた医用放射線画像を一時的に
    記憶する表示画像用メモリと、 この表示画像用メモリから送られた医用放射線画像に対
    してLUT(階調変換テーブル)に基づいて階調変換を
    行う階調変換部と、 この階調変換部から送られた画像を表示する表示部と、 標準的な診断に適した標準LUT、標準LUTを用いて
    階調変換したときよりも画像濃度が高くなるような高濃
    度用LUT、標準LUTを用いて階調変換したときより
    も画像濃度が低くなるような低濃度用LUTの少なくと
    も3つを記憶するLUT用メモリと、 LUT選択指令を入力するLUT選択指令入力部と、 このLUT選択指令入力部より送られたLUT選択指令
    信号をもとに前記LUTメモリに記憶されたLUTのう
    ちの1つを選択して前記階調変換部に送るLUT選択部
    とを有することを特徴とする医用放射線画像表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4501101B2 (ja) * 2001-02-14 2010-07-14 本田技研工業株式会社 溶接状況監視装置

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JP4501101B2 (ja) * 2001-02-14 2010-07-14 本田技研工業株式会社 溶接状況監視装置

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