JPH07115435A - パケット処理装置 - Google Patents

パケット処理装置

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JPH07115435A
JPH07115435A JP5260977A JP26097793A JPH07115435A JP H07115435 A JPH07115435 A JP H07115435A JP 5260977 A JP5260977 A JP 5260977A JP 26097793 A JP26097793 A JP 26097793A JP H07115435 A JPH07115435 A JP H07115435A
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JP5260977A
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Inventor
Yoshinari Kumaki
良成 熊木
Yasuro Shohata
康郎 正畑
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 LSI化された複数のパケット処理装置(含
む、パケット交換装置)を実装したシステムの動作試験
を行う場合に、各装置単体の動作状態を容易に把握する
ことができ、障害発生箇所を容易に特定することができ
るパケット処理装置を提供すること。 【構成】 本発明のパケット処理装置は、1つまたは複
数の入力端および1つまたは複数の出力端を有し、各入
力端に入力されたヘッダ情報の付加されたパケットに所
定の処理を施して所望の出力端へ出力する処理手段と、
前記処理手段の入力パケットおよび出力パケットの少な
くとも一方から前記ヘッダ情報を抽出するヘッダ情報抽
出手段と、このヘッダ情報抽出手段により抽出されたヘ
ッダ情報の内容を表示するヘッダ情報表示手段とを備え
たことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信すべき情報をヘッ
ダ情報が付加されたパケットの形式で通信するパケット
通信システムに用いられるパケット処理装置に係わり、
特に、パケットを入力して一旦蓄積した後、ヘッダ変換
処理もしくはヘッダ情報を変換しないその他の処理を施
して出力するパケット処理装置、およびパケットを入力
し、蓄積し、交換して出力するパケット交換装置(以
下、場合によってパケット処理装置およびパケット交換
装置を含めて単にパケット処理装置という)を実装した
状態において各装置の単体試験を実施できる手段を備え
たものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパケット処理装置およびパケット
交換装置を実装したパケット通信システムの一例として
パケット交換システムの概略構成を図12に示す。この
システムは、k回線の入力通信路およびl回線の出力通
信路を有するパケット交換装置220と、各入出力通信
路ごとに設けられた各種前処理(例えば、セル同期やヘ
ッダ変換など)を行う複数のパケット処理装置221〜
222および各種後処理を行うパケット処理装置223
〜224から構成される。通常、図12に示す各ブロッ
クごとにLSI化して実装するものである。
【0003】このような従来の通信システムにおいて
は、前記パケット処理装置および前記パケット交換装置
がLSIとして実装済みであるため、外部からは入力端
にあるパケット処理装置221の入力通信路側と出力端
にあるパケット処理装置224の出力通信路側にしか接
続を取れない。従って、パケット処理装置等の単体動作
試験やシステムの障害発生、異常発生箇所の特定などの
試験をするためには、通信システムの入出力端にロジッ
クアナライザ等を接続し、入出力信号のパターンを目視
によってチェックして、各試験を行う手法が一般的であ
った。
【0004】しかし、上述したような従来の試験方法で
は、入力試験信号を調整しながら、実装済みの通信シス
テム全体に対する入出力信号をロジックアナライザ等に
よって観察、解析することによって、各装置単体の動作
状態を推定したり、障害発生箇所を逐次探索していく必
要があることから、非常に非効率的であり多大な労力を
必要とするという問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
のパケット処理装置およびパケット交換装置を実装した
パケット通信システムにおいて、LSI化されて実装さ
れた任意の装置と直接には接続を取れないことから、入
出力信号の解析のみによる各装置の単体試験や障害発生
箇所の特定には、非常に非効率的であり多大な労力を必
要とするという問題点があった。
【0006】本発明は、上記の問題点を鑑みてなされた
もので、LSI化された複数のパケット処理装置および
パケット交換装置を実装したシステムの動作試験を行う
場合に、各装置単体の動作状態を容易に把握することが
でき、障害発生箇所を容易に特定することができるパケ
ット処理装置(含む、パケット交換装置)を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明のパケット処理装置は、1つまたは複数の
入力端および1つまたは複数の出力端を有し、各入力端
に入力されたヘッダ情報の付加されたパケットに所定の
処理を施して所望の出力端へ出力する処理手段と、前記
処理手段の入力パケットおよび出力パケットの少なくと
も一方から前記ヘッダ情報を抽出するヘッダ情報抽出手
段と、このヘッダ情報抽出手段により抽出されたヘッダ
情報の内容を表示するヘッダ情報表示手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0008】ここに、前記処理手段における所定の処理
には、ヘッダ変換処理、同期処理などのヘッダ変換を伴
わない他の処理、あるいは交換処理などを含む。従っ
て、パケット処理装置には、ヘッダ変換処理などを行う
パケット処理装置の他に、パケット交換装置も含む。
【0009】好ましくは、前記パケット処理装置には、
前記パケットが予め設定された条件を満たす場合にの
み、前記ヘッダ表示手段が表示しているヘッダ表示を更
新させる更新手段をさらに設けても良い。
【0010】また、前記パケット処理装置には、前記入
力ヘッダ情報表示手段が表示するヘッダ情報を収集する
とともに、このヘッダ情報が収集された前記処理手段が
正常に動作する場合に得られると予想されるヘッダ情報
を生成し、収集した前記ヘッダ情報と生成した前記ヘッ
ダ情報とを比較し、この比較結果に不一致が発生した場
合に不一致の発生した前記処理手段を指示する監視手段
をさらに設けても良い。
【0011】一方、本発明のパケット処理装置は、1つ
または複数の入力端および1つまたは複数の出力端を有
し、各入力端に入力されたヘッダ情報の付加されたパケ
ットに所定の処理を施して所望の出力端へ出力する処理
手段と、前記処理手段の前段に設けられ、外部からの制
御信号に応答して、前記処理手段へ接続されるパケット
入力通信路を通常動作時のパケット入力通信路または試
験時のパケット入力通信路に切替える入力通信路切替手
段と、前記処理手段の後段に設けられ、前記入力通信路
切替手段と連動して、前記処理手段の出力パケットを通
常動作時のパケット出力通信路または試験時のパケット
出力通信路に取り出す出力通信路切替手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0012】好ましくは、前記パケット処理装置には、
試験時のパケット入力通信路を通じて入力され、前記処
理手段において所定の処理が施され、試験時のパケット
出力通信路から出力される試験パケットのヘッダ情報を
収集するとともに、前記処理手段が正常に動作する場合
に得られると予想されるヘッダ情報を生成し、収集され
た前記ヘッダ情報と生成した前記ヘッダ情報とを比較
し、この比較結果に不一致が発生した場合に該当する前
記処理手段に異常が発生したことを指示する監視手段を
さらに設けても良い。
【0013】
【作用】本発明によれば、前記ヘッダ情報抽出手段が前
記処理手段の入力パケットおよび/または出力パケット
からヘッダ情報を抽出し、前記ヘッダ情報表示手段がこ
のヘッダ情報抽出手段により抽出されたヘッダ情報を表
示する。従って、この表示されたヘッダ情報を監視する
ことによって、パケット処理装置の入力インターフェー
スにおける情報の授受が正常に行われたか、およびパケ
ット処理装置の出力インターフェースに対して情報を正
常に出力されたかを容易に判断することができ、監視さ
れているパケット処理装置が正常に動作しているか否か
を容易に判定することができる。
【0014】このため、前記パケット通信システムの入
出力インターフェースにロジックアナライザ等を接続
し、パケットのヘッダ情報の入出力パターンを目視によ
りチェックする必要がなくなるため、前記手段を設けた
各処理手段の動作試験を容易に、かつシステム通常運用
時にもチェックを行うことができるという利点がある。
【0015】また、前記パケット処理装置では、前記処
理手段に設けられたヘッダ情報表示手段が表示する入力
ヘッダ情報および/または出力ヘッダ情報を収集、監視
する監視手段を設けた場合、前記監視手段において、そ
の収集された入力ヘッダ情報および/または出力ヘッダ
情報と各処理手段ごとに予想される入力ヘッダ情報およ
び/または出力ヘッダ情報との比較を行い、比較結果に
不一致が発生したときに、その不一致が発生した処理手
段が正常に動作していないとして指示するようにできる
ので、障害発生箇所を容易に限定することができる。
【0016】一方、本発明によれば、前記入力および出
力通信路切替手段が、通常動作時にパケット情報を入出
力するための通常時のパケット入力および出力通信路、
および試験動作時にパケットを入出力するための試験時
のパケット入力および出力通信路を切替えて接続する。
従って、当該パケット処理装置がシステムに実装されて
いる状態で、試験時のパケット入出力通信路を用いて、
パケットの入出力および入出力ヘッダ情報のチェックを
行うことにより、その単体動作試験を容易に行うことが
できる。
【0017】また、通常時のパケットの入出力を行うパ
ケット入出力通信路を用いて、各処理手段の単体動作試
験を行った後、この入出力通信路を用いて、パケット情
報の入出力及び入出力ヘッダ情報のチェックを行うこと
により、当該パケット処理装置を用いて構成したシステ
ムにおける障害発生箇所を限定することができ、システ
ムの障害発生箇所の限定のための労力を大幅に削減する
ことができる。
【0018】以上のように、従来、パケット通信システ
ムに実装したパケット処理装置単体の動作試験を行う際
に、障害発生箇所を限定することができず、当該パケッ
ト通信システムの入出力信号に対してロジックアナライ
ザ等を用いて障害発生箇所を逐次探索する必要があるの
で非常に非効率的であり、多大な労力を必要とするとい
う問題点を解決することができる。
【0019】また、前記パケット処理装置を多段接続し
た場合、前段のパケット処理装置における出力ヘッダ情
報の状態が正常で、後段のパケット処理装置における入
力ヘッダ情報の状態が異常である場合には、前段と後段
の各パケット処理装置の間のインターフェースの部分に
障害が発生していると判定するといったような適用のし
かたも可能である。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。図1は、本発明の第1の実施例に係るパケッ
ト処理装置の概略構成を示すブロック図である。このパ
ケット処理装置は、パケット処理部2およびヘッダ情報
表示部4から構成され、パケット処理部2はパケット入
力手段6、パケット蓄積変換手段8およびパケット出力
手段10を備え、ヘッダ情報表示部4は入力パケットヘ
ッダ情報表示手段12および出力パケットヘッダ情報表
示手段14を備える。また、パケット蓄積変換手段8に
は、外部のヘッダ変換テーブル3が接続されている。
【0021】図1に示したパケット処理装置では、入力
通信路から順次入力してくるパケットをパケット入力手
段6で受け取り、パケット蓄積変換手段8に一旦蓄積す
る。そして、パケット蓄積変換手段8において、有効パ
ケットについてパケットヘッダ変換テーブル3を参照し
て所定の処理、例えばヘッダ変換処理などを施し、パケ
ット出力手段10を通して出力通信路へ送り出す。
【0022】その際、前記入力パケットヘッダ表示手段
12は、入力パケットに含まれるヘッダ情報を抽出して
外部に表示する。同様に、前記出力パケットヘッダ表示
手段14は、出力パケットのヘッダ情報を抽出して外部
に表示する。
【0023】ヘッダ情報は、すべてのパケットについて
表示しても良いが、入力パケットが予め設定した一定の
条件を満たす場合にのみ現在表示しているヘッダ情報の
表示内容を更新する手段を設けても良い。
【0024】ヘッダ情報の更新条件としては、例えば次
のようなものが考えられる。 1)無条件に、すべてのパケットのヘッダ情報を表示す
る。 2)空パケットでないパケットのヘッダ情報を表示す
る。 3)有効パケットのヘッダ情報を表示する。 4)エラーパケットではないパケットのヘッダ情報を表
示する。 5)エラーパケットではなく、且つヘッダ情報に特定パ
ターンを含むパケットのヘッダ情報を表示する。特定パ
ターンを含むパケットとしては、例えばi)試験パケッ
ト、ii)指定パターン(複数指定も可)を含むパケッ
トが考えられる。
【0025】なお、上記において有効パケットとは空パ
ケットおよびエラーパケットからなる無効パケット以外
のパケットのことを、エラーパケットとはパケット処理
装置内においてエラー(例えば、パリティ・エラーやヘ
ッダ変換テーブル3の検索エラーなど広く含む)が検出
された場合のパケットのことを言うものとする。また、
空パケットとはパケット中に通信すべき情報を含まない
ダミーのパケットのことを言い、ヘッダ情報によって識
別できるものである。
【0026】次に、図2に、上記パケット処理装置のよ
り詳細な構成例を示す。パケット処理部2は、パケット
入力レジスタ21、パケット蓄積変換部22、アドレス
作成部23、ヘッダ情報格納部24、切替部25および
パケット出力レジスタ26を備える。また、ヘッダ情報
表示部4は、旧ヘッダ情報抽出部30、第1更新判定部
31および旧ヘッダレジスタ32、ならびに第2更新判
定部33および新ヘッダレジスタ34を備える。アドレ
ス作成部23およびヘッダ情報格納部24には、外部の
ヘッダ変換テーブル3が接続されている。
【0027】図2に示したパケット処理装置では、ま
ず、入力通信路からパケットをパケット入力レジスタ2
1で受け取り、パケット蓄積変換部22に一旦蓄積する
とともに、パケット入力レジスタ21からヘッダ情報が
アドレス作成部23およびヘッダ情報格納部24に与え
られる。アドレス作成部23は、当該ヘッダ情報をキー
としてヘッダ情報のうちの書替えるべき部分の新しいデ
ータが格納されているヘッダ変換テーブル3内の該当す
るアドレスを生成して前記ヘッダ変換テーブル3に与え
る。このヘッダ変換テーブル3は指示されたアドレスに
格納しているデータをヘッダ情報格納部24に与える。
これを受けて、ヘッダ情報格納部24では、入力パケッ
トのヘッダ情報のうちの所定の部分のみが書替えられ、
新ヘッダ情報として格納される。
【0028】パケット蓄積変換部22からは、取り込ま
れた複数のパケットのうち新ヘッダ情報が準備された有
効パケットが順次出力され、切替部25およびパケット
出力レジスタ26を通して出力通信路に送り出される。
ここで、当該パケットに含まれる旧ヘッダ情報がパケッ
ト蓄積変換部22から出力されようとするタイミングに
合わせて、切替部25は旧ヘッダ情報の代わりにヘッダ
情報格納部24に格納されている新ヘッダ情報がパケッ
ト出力レジスタ26に与えられるように切替え動作を行
う。これにより、入力パケットのヘッダ情報のうちの所
定の部分のみが新しい情報に変換された出力パケットが
出力通信路に送り出される。
【0029】一方、前記第1更新判定部31および前記
第2更新判定部33には、前述したような表示情報の更
新条件が予め設定されている。上記パケット処理装置の
動作中において、前記旧ヘッダ情報抽出部30はパケッ
ト蓄積変換部22に入力される入力パケットに含まれる
ヘッダ情報(旧ヘッダ情報)のみ抽出して第1更新判定
部31に与え、この第1更新判定部31は当該パケット
が前記条件を満たすかどうか判定し、満たす場合にのみ
旧ヘッダレジスタ32の表示情報を更新する。
【0030】また、同様に、ヘッダ情報格納部24から
対応する出力パケットに対して前述したようなタイミン
グで出力される新ヘッダ情報を得た第2更新判定部33
は、当該パケットが前記条件を満たすかどうか判定し、
満たす場合にのみ新ヘッダレジスタ34の表示情報を更
新する。
【0031】なお、前記特定パターンのようにヘッダ情
報を検索すれば更新条件について判定できるものと、エ
ラーパケットのように判定をするためには図示しない制
御回路などからエラー信号などを貰う必要のあるものと
がある。
【0032】このように、本発明によれば、外部から入
力される入力パケットのヘッダ情報(旧ヘッダ情報)お
よび/または外部へ出力する出力パケットのヘッダ情報
(新ヘッダ情報)を外部に表示するヘッダ情報表示部4
をパケット処理装置に設けたので、パケット処理装置か
ら入出力されるヘッダ情報を収集および監視する手段な
どを用いて、パケット処理装置単体の入力パケット情報
あるいは出力パケット情報を監視、解析することができ
るようになり、パケット通信システムへの実装後である
にもかかわらず、当該パケット処理装置が正常に動作し
ているか否かを容易に判断することができる。
【0033】なお、このパケット処理装置を実装するシ
ステムの目的に応じて、上記した入力パケットヘッダ表
示手段12または出力パケットヘッダ表示手段14のい
ずれかを省くことは自由である。また、前記判定部3
1,33を削除して、常にすべてのパケットについてヘ
ッダ情報を表示するように構成しても良い。
【0034】また、図2の構成では、旧ヘッダ情報抽出
部30は信号線aに接続してるので、すべての入力パケ
ットがヘッダ情報表示部4に与えられるが、その代わり
に、有効パケットのみ出力されるパケット蓄積部22の
出力側の信号線bに接続して、有効パケットのみヘッダ
情報表示部4に与えるようにしても良い。
【0035】もちろん、本発明は、パケット同期処理の
ようなヘッダを変換しない処理を施すパケット処理装置
にも適用可能である。次に、本発明の第2の実施例につ
いて説明する。図3は、図1に示すパケット処理装置を
n個直列に接続して実装したパケット通信システムの一
部分を示す。
【0036】このパケット通信システムの特徴は、各パ
ケット処理装置P1〜Pnのヘッダ情報表示部41 〜4
n に表示されるヘッダ情報(入力パケットのヘッダ情報
および/または出力パケットのヘッダ情報)を収集して
解析する監視手段40を備えた点にある。
【0037】図4に、この監視手段40の一例に係る概
略構成図を示す。この監視手段40は、装置アドレス指
示部41、ヘッダ情報収集部42、予想ヘッダ情報生成
部43、比較部44、出力スイッチ部45を備える。
【0038】以下、図5のフローチャートを参照しなが
ら、動作試験の一例について説明する。なお、各パケッ
ト処理装置P1〜Pnの装置アドレスiを、それぞれ1
〜nとする。
【0039】まず、試験パケットを入力通信路から挿入
する(ステップ1)。試験パケットが各装置を通過する
ように、所定の時間が経過するまで待つ(ステップ
2)。試験する装置の装置アドレスiを1として、装置
アドレス指示部41に設定する(ステップ3)。以下、
装置アドレス指示部41の装置アドレスiを1づつ増加
させながら、装置アドレス1からnについて、次に示す
ステップ5〜7を繰り返す。 ステップ5:装置アドレスiのパケット処理装置Piの
ヘッダ情報表示部4iに表示されているヘッダ情報を収
集する。これとともに、予想ヘッダ情報生成部43は前
記パケット処理装置Piについて得られると予想される
ヘッダ情報を生成する(以上ステップ5)。 ステップ6:比較部44は、ヘッダ情報収集部42によ
って収集されたヘッダ情報と予想ヘッダ情報生成部43
によって生成されたヘッダ情報とを比較する(以上ステ
ップ6)。 ステップ7:この比較の結果、両者が一致した場合、比
較部44は所定の制御信号を出力スイッチ部45に与え
る。これに応答して出力スイッチ部45は装置アドレス
指示部41に設定されている装置アドレスを外部に出力
する(以上ステップ7)。 このように、本発明によれば、外部から入力される入力
パケットのヘッダ情報(旧ヘッダ情報)および/または
外部へ出力する出力パケットのヘッダ情報(新ヘッダ情
報)を外部に表示するヘッダ情報表示部4をパケット処
理装置に設け、さらに各パケット処理装置の入出力パケ
ットのヘッダ情報を収集し、解析する監視手段を設けた
ので、パケット処理装置単体の入力パケット情報あるい
は出力パケット情報を監視、解析することができるよう
になり、パケット通信システムへの実装後であるにもか
かわらず、当該パケット処理装置の動作状態の把握、障
害発生箇所の特定が容易になる。
【0040】次に、本発明の第3の実施例に係るパケッ
ト処理装置について説明する。図6は、本実施例に係る
パケット処理装置の概略構成を示すブロック図である。
このパケット処理装置52は、パケット処理部52およ
び入出力通信路切替部から構成され、パケット処理部5
2は、パケット入力手段56、パケット蓄積変換手段5
8およびパケット出力手段60を備え、入出力通信路切
替部は、入力通信路切替手段54および出力通信路切替
手段55を備える。また、パケット蓄積変換手段58に
は、外部のヘッダ変換テーブル53が接続されている。
【0041】前記入力通信路切替手段54は、通常動作
時にパケット情報を入力するための通常パケット入力通
信路および試験動作時にパケット情報を入力するための
試験パケット入力通信路に接続されており、外部からの
入力通信路切替信号に基づいて、パケットを取り込む入
力通信路を切替える。
【0042】選択された入力通信路から入力してくる入
力パケットはパケット入力手段56で受け取り、パケッ
ト蓄積変換手段58に一旦蓄積した後、ヘッダ変換テー
ブル53を参照して所定の処理を施し、パケット出力手
段60から出力する。
【0043】出力パケットを受け取った前記出力通信路
切替手段55は、通常動作時にパケット情報を出力する
ための通常パケット出力通信路および試験動作時にパケ
ット情報を出力するための試験パケット出力通信路に接
続されており、外部からの出力通信路切替信号に基づい
て切替えた出力通信路に出力パケットを送り出す。
【0044】これによって、パケット処理装置がシステ
ムに実装されている状態、例えば図7のように複数のパ
ケット処理装置S1〜Snが直列に接続されて実装され
ている場合にも、入力通信路切替手段54および出力通
信路切替手段55を試験パケット入力通信路cおよび試
験パケット出力通信路dに切替えることによって、パケ
ット処理装置を直列接続から電気的に切り離すことが可
能となるので、パケット情報の入出力及び入出力ヘッダ
情報のチェックを行うことにより、装置単体の動作試験
を容易に行うことができる。
【0045】また、図8のように、同一のパケット処理
装置62、63を備え、一方のパケット処理装置を稼働
用とし、他方のパケット処理装置をバックアップ用とす
るデュプレックス構成を採用したシステムにおいても、
例えばパケット処理装置62による稼働中に、このパケ
ット処理装置62の障害発生の指示が表示されたとき、
切替装置61,64によって予備のパケット処理装置6
3に切替えて稼働を続けるデュプレックス構成を採用し
たシステムにおいても、本発明によれば障害発生の指示
があったパケット処理装置の入出力通信路を試験用の入
出力通信路e,fに切替えることができるので、稼働中
であるにもかかわらずパケット処理装置の単体動作試験
を容易に行うことができる。
【0046】ここで、各パケット処理装置に設けられた
前記パケット出力通信路切替手段55の出力を収集、監
視、解析する前述したような監視手段を設けても良い。
図6に示したパケット処理装置には、上記した構成に加
え、図1のようなヘッダ情報表示部を備えても良い。こ
の場合、両方の効果を合せ持つことができる。
【0047】もちろん、本発明は、パケット同期処理の
ようなヘッダを変換しない処理を施すパケット処理装置
にも適用可能である。このように、本実施例ではパケッ
ト処理装置やパケット交換装置に入出力通信路切替部を
設けて、通常動作時にパケット情報を入出力するための
通常パケット入出力通信路および試験動作時にパケット
情報を入出力するための試験パケット入出力通信路を切
替えて接続するように構成したので、各装置がシステム
に実装されている状態で、試験時のパケット情報の入出
力通信路を用いて、パケット情報の入出力及び入出力ヘ
ッダ情報のチェックを行うことにより、パケット処理装
置およびパケット交換装置の単体動作試験を容易に行う
ことができる。
【0048】次に、本発明の第4の実施例に係るパケッ
ト交換装置について説明する。図9は、本実施例に係る
パケット交換装置の概略構成を示すブロック図である。
このパケット交換装置は、パケット交換部、前述したヘ
ッダ情報表示部および入出力信号路切替部を備えたもの
である。パケット交換部102は、マルチプレクサ10
9、パケット蓄積交換手段108およびデマルチプレク
サ115を備え、ヘッダ情報表示部104は、入力パケ
ットヘッダ情報表示手段112および出力パケットヘッ
ダ情報表示手段114を備え、入出力信号路切替部は、
通常の入力通信路の各回線ごとに設けた複数の入力通信
路切替手段106および出力通信路切替手段116を備
える。
【0049】入力通信路切替手段106は、通常動作時
にパケット情報を入力するための通常パケット入力通信
路および試験動作時にパケット情報を入力するための試
験パケット入力通信路に接続されており、外部からの入
力通信路切替信号に基づいて、パケットを取り込む入力
通信路を切替える。
【0050】各入力通信路切替手段106の出力は、マ
ルチプレクサ109で多重化され、パケット蓄積交換手
段108で交換処理された後、デマルチプレクサ115
で多重分離され、所定の出力通信路へ送り出される。
【0051】前記出力通信路切替手段116には、各出
力通信路から分岐した信号線が接続されており、外部か
らの出力通信路切替信号に基づいて、パケットを取り込
む出力通信路を切替える。出力通信路切替手段116か
らは、この当該出力通信路に出力されたパケットが得ら
れる。
【0052】一方、前述した実施例と同様に、入力パケ
ットヘッダ情報表示手段112および出力パケットヘッ
ダ情報表示手段114は、それぞれ入力パケットのヘッ
ダ情報(旧ヘッダ情報)および出力パケットのヘッダ情
報(新ヘッダ情報)を外部に表示する。
【0053】このように、本発明のパケット交換装置
は、外部から入出力されるパケット情報の入出力ヘッダ
情報を外部に表示するような構成にしたため、例えば前
述したような監視手段を用いることにより、パケット交
換装置が通常動作時に正常に動作しているか否かを容易
に判断することができる。
【0054】また、パケット交換装置がシステムに実装
されている状態で、試験時のパケット情報の入出力手段
を用いて、パケット情報の入出力及び入出力ヘッダ情報
のチェックを行うことにより、装置単体の動作試験を容
易に行うことができる。
【0055】ここで、前記出力通信路切替手段116は
上記構成の代わりに、前記入力通信路切替手段106と
同様、各出力通信路ごとに設けても良い。なお、このパ
ケット交換装置を実装するシステムの目的に応じて、前
記ヘッダ情報表示部および前記入出力信号路切替部のい
ずれかを省くことは自由である。
【0056】また、ここでは、ヘッダ情報表示手段を各
入出力通信路対応に設けた構成となっているが、指定さ
れた入力通信路、出力通信路のヘッダ情報を選択的に表
示するような構成としても良い。
【0057】また、前記ヘッダ情報表示部を備える場合
も、上記した入力パケットヘッダ表示手段または出力パ
ケットヘッダ表示手段のいずれかを省くことは自由であ
る。また、ヘッダ情報の表示内容を更新する手段を設
け、前記したようなヘッダ更新手段に基づいて表示内容
を更新しても良い。
【0058】ここで、以上説明したヘッダ情報表示部、
入出力通信路切替部をパケット通信システムに適用した
様子を示す。図10のパケット通信システムは、システ
ム上に実装された各種パケット処理装置121〜12
4、パケット交換装置120のそれぞれに、前述したヘ
ッダ情報表示部(図示せず)を設け、各ヘッダ情報表示
部を前述したような監視装置130に接続したものであ
る。
【0059】また、図11のパケット通信システムは、
システム上に実装された各種パケット処理装置141〜
144、パケット交換装置140のそれぞれに、前述し
た入出力通信路切替部(図示せず)を設けたものであ
る。
【0060】図10および図11は、システム上に実装
されたすべての装置の各々に、ヘッダ情報表示部あるい
は入出力通信路切替部を備えた例であるが、事情に応じ
て様々な構成を採用することが可能である。例えば、ヘ
ッダ情報表示部および/または入出力通信路切替部をす
べての装置ではなく一部の装置に設けても良いし、すべ
ての装置の各々にヘッダ情報表示部および入出力通信路
切替部を設けても良い。
【0061】いずれにしても、システム上に実装された
装置のうち、上記ヘッダ情報表示部あるいは入出力通信
路切替部が設けられたものについては、前述したように
容易に装置単体の動作試験あるいは動作監視を実施する
ことが可能となる。
【0062】好ましくは、同一通信路上に位置する装置
にヘッダ情報表示部および入出力通信路切替部を設け、
入出力通信路切替部によって試験時の入出力通信路に切
り替えて各装置の単体試験を実施した後、通常動作時の
入出力通信路に戻してヘッダ情報表示部を用いてヘッダ
情報の入出力及び入出力ヘッダ情報のチェックすなわち
ヘッダ情報の変化の追跡してしていくにより、システム
における障害発生箇所の特定を容易に実施することがで
きる。本発明は上述した各実施例に限定されるものでは
なく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施
することができる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るパケ
ット処理装置(含む、パケット交換装置)では、各装置
に外部から入出力されるパケット情報の入出力ヘッダ情
報を外部に表示するような構成にしたため、これらがパ
ケット通信システムに実装されていても、各装置ごとに
正常に動作しているか否かを容易に判断することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るパケット処理装置
の概略構成を示すブロック図
【図2】図1に示す実施例に係るパケット処理装置のよ
り詳細な構成を示すブロック図
【図3】図1に示すパケット処理装置をn個直列に接続
して実装したパケット通信システムの一部分を示す図
【図4】図3の監視手段の一例を示す概略構成図
【図5】動作試験の一例を示すフローチャート
【図6】本発明の第3の実施例に係るパケット処理装置
の概略構成を示すブロック図
【図7】図6に示すパケット処理装置をn個直列に接続
して実装したパケット通信システムの一部分を示す図
【図8】図6に示すパケット処理装置をデュプレックス
システムに適用した一例を示す図
【図9】本発明の第4の実施例に係るパケット交換装置
の概略構成を示すブロック図
【図10】本発明のパケット通信システム全体の一例を
示す概略構成図
【図11】本発明のパケット通信システム全体の他の例
を示す概略構成図
【図12】従来のパケット通信システム全体を示す概略
構成図
【符号の説明】
2…パケット処理部 3…ヘッ
ダ変換テーブル 4…ヘッダ情報表示部 6…パケ
ット入力手段 8…パケット蓄積変換手段 10…パ
ケット出力手段 12…入力パケットヘッダ情報表示手段 14…出力パケットヘッダ情報表示手段 21…パケット入力レジスタ 22…パケット蓄積変換部 23…ア
ドレス作成部 24…ヘッダ情報格納部 25…切
替部 26…パケット出力レジスタ 30…旧
ヘッダ情報抽出部 31…第1更新判定部 32…ヘ
ッダレジスタ 33…第2更新判定部 34…新
ヘッダレジスタ 35…アドレス作成部 40…監
視手段 52…パケット処理装置 53…ヘ
ッダ変換テーブル 54…入力通信路切替手段 55…出
力通信路切替手段 56…パケット入力手段 58…パ
ケット蓄積変換手段 60…パケット出力手段 102…
パケット交換部 104…ヘッダ情報表示部 106…
入力通信路切替手段 108…パケット蓄積交換手段 109…
マルチプレクサ 112…入力パケットヘッダ情報表示手段 114…出力パケットヘッダ情報表示手段 115…デマルチプレクサ 116…
出力通信路切替手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1つまたは複数の入力端および1つまたは
    複数の出力端を有し、各入力端に入力されたヘッダ情報
    の付加されたパケットに所定の処理を施して所望の出力
    端へ出力する処理手段と、 前記処理手段の入力パケットおよび出力パケットの少な
    くとも一方から前記ヘッダ情報を抽出するヘッダ情報抽
    出手段と、 このヘッダ情報抽出手段により抽出されたヘッダ情報の
    内容を表示するヘッダ情報表示手段とを備えたことを特
    徴とするパケット処理装置。
JP5260977A 1993-10-19 1993-10-19 パケット処理装置 Pending JPH07115435A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014232903A (ja) * 2013-05-28 2014-12-11 大日本印刷株式会社 ネットワーク中継装置
JP2016052074A (ja) * 2014-09-02 2016-04-11 株式会社日立製作所 通信装置
JP2018152636A (ja) * 2017-03-09 2018-09-27 株式会社メディアリンクス 映像分配器

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