JP4229810B2 - 通信試験装置 - Google Patents

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Description

本発明は通信試験装置に関し、特にネットワークに接続される中継装置の通信試験をする通信試験装置に関する。
現在、通信プロトコルは、増加するインターネットの使用者に対応するため、IPv4(Internet Protocol version 4)からIPv6(Internet Protocol version 6)へと移行が進められている。そのため、IPv6に対応した通信装置は、一般にIPv4にも対応できるようになっている(IPv6、IPv4に対応する通信装置をIPv4/v6デュアルスタックという。)。この傾向は、IPv6が普及するまで続き、IPv4/v6デュアルスタックが今後主流となってくると予想される。なお、ネットワークプロトコルのバージョン番号の切替えを容易にし、さらに、元バージョンのサービスを維持しながら、バージョン番号移行済みの計算機との通信や新規のアプリケーションの利用を可能にしたインターネットプロトコルバージョン変換用入出力同期方法がある(例えば、特許文献1参照)。
これらIPv4/v6デュアルスタックの通信装置が、IPv6またはIPv4の通信プロトコルで通信できるためには、ネットワークに接続されるルータやスイッチ、ハブの中継装置が、IPv4、IPv6の両方の通信プロトコルに対応して通信できることが必須となる。中継装置は、トランスレータやトンネル方式(IPv4上にIPv6を通す方式)が採用され、IPv6とIPv4の両方の通信プロトコルで通信できるようになっている。
特開2000−40041号公報(段落番号〔0017〕〜〔0049〕、図3〜図5)
このように、2種類の通信プロトコルに対応した中継装置が存在するようになってきた。そして、2種類の通信プロトコルに対応した中継装置の通信試験を行うことができる通信試験装置が望まれていた。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、2種類の通信プロトコルに対応した中継装置の試験を行うことができる通信試験装置を提供することを目的とする。
本発明では上記問題を解決するために、図1に示すようなネットワークに接続される中継装置2の通信試験をする通信試験装置1において、第1の通信プロトコルに対応した第1のデータフレームと第2の通信プロトコルに対応した第2のデータフレームとをランダムに生成するデータフレーム生成手段1aと、第1のデータフレームと第2のデータフレームとにまたがって、連続した番号を付加する連続番号付加手段1bと、第1のデータフレームと第2のデータフレームとに試験データを付加する試験データ付加手段1cと、第1のデータフレームおよび第2のデータフレームを付加された番号の順に中継装置2に送信する送信手段1dと、中継装置2から第1のデータフレームおよび第2のデータフレームを受信する受信手段1eと、第1のデータフレームおよび第2のデータフレームが番号の順に受信されたか否かを判断する連続番号判断手段1fと、受信された第1のデータフレームおよび第2のデータフレームに付加されている試験データと、試験データ付加手段1cが付加した試験データとを比較する試験データ比較手段1gと、を有することを特徴とする通信試験装置1が提供される。
このような通信試験装置1によれば、連続番号付加手段1bは、ランダムに生成される第1の通信プロトコルに対応した第1のデータフレームと、第2の通信プロトコルに対応した第2のデータフレームとにまたがって、連続した番号を付加する。試験データ付加手段1cは、第1のデータフレームと第2のデータフレームとに試験データを付加する。送信手段1dは、第1のデータフレームおよび第2のデータフレームを付加された番号の順に中継装置2に送信する。連続番号判断手段1fは、第1のデータフレームおよび第2のデータフレームが番号の順に中継装置2から受信されたか否かを判断する。試験データ比較手段1gは、受信された試験データと、試験データ付加手段1cが付加した試験データとを比較する。
本発明の通信試験装置では、第1の通信プロトコルに対応した第1のデータフレームと、第2の通信プロトコルに対応した第2のデータフレームとにまたがって、連続した番号を付加し、試験データを付加して中継装置に送信する。そして、中継装置から第1のデータフレームおよび第2のデータフレームが番号の順に受信されたか否かを判断し、受信された試験データと、付加した試験データとを比較するようにした。
これによって、中継装置の送受信する第1のデータフレームおよび第2のデータフレームの連続性と、第1のデータフレームおよび第2のデータフレームに付加されるデータの信頼性とが試験され、2種類の通信プロトコルに対応した中継装置の試験を行うことができる。
以下、本発明の原理を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の通信試験装置の原理図である。
図に示すように通信試験装置1は、データフレーム生成手段1a、連続番号付加手段1b、試験データ付加手段1c、送信手段1d、受信手段1e、連続番号判断手段1f、および試験データ比較手段1gを有している。中継装置2は、ネットワークに接続されて通信を行う装置で、例えば、ルータやスイッチ、ハブである。中継装置2は、第1の通信プロトコルに対応した第1のデータフレームおよび第2の通信プロトコルに対応した第2のデータフレームの両方で通信することができる。通信試験装置1と中継装置2は、光ケーブルまたは電気ケーブルで接続されている。図には通信試験装置1と中継装置2とで送受信がされる第1のデータフレーム3a,3b,3d,3gおよび第2のデータフレーム3c,3f,3eが示してある。
データフレーム生成手段1aは、第1の通信プロトコルに対応した第1のデータフレームと第2の通信プロトコルに対応した第2のデータフレームとをランダムに生成する。
連続番号付加手段1bは、第1のデータフレームと第2のデータフレームとにまたがって、連続した番号を付加する。
試験データ付加手段1cは、試験データを第1のデータフレームと第2のデータフレームとに付加する。
送信手段1dは、第1のデータフレームおよび第2のデータフレームを、付加されている番号の順に中継装置2に送信する。なお、図1においては、番号は、第2のデータフレーム3e,3f、第1のデータフレーム3g、…、第1のデータフレーム3b、第2のデータフレーム3c、第1のデータフレーム3d、…第1のデータフレーム3aの順に連続して付加されている。
受信手段1eは、中継装置2から第1のデータフレームおよび第2のデータフレームを受信する。
連続番号判断手段1fは、第1のデータフレームおよび第2のデータフレームが、付加されている番号の順に受信されたか否かを判断する。
試験データ比較手段1gは、受信された第1のデータフレームおよび第2のデータフレームに付加されている試験データと、試験データ付加手段1cによって付加された試験データとを比較する。
ネットワークに接続される中継装置2は、正常であれば通信試験装置1から送信される第1のデータフレームおよび第2のデータフレームを、受信した順に通信試験装置1に返す(送信する)はずである。また、第1のデータフレームおよび第2のデータフレームに付加されている試験データを、例えば、データ化けすることなくそのまま通信試験装置1に返すはずである。
従って、連続番号判断手段1fにより、第1のデータフレームおよび第2のデータフレームが、付加されている番号の順に受信されているか判断し、受信された第1のデータフレームおよび第2のデータフレームの試験データと、試験データ付加手段1cが付加した試験データとを比較することによって、中継装置2は正常であると判断することが可能となる。
このように、第1の通信プロトコルに対応した第1のデータフレームと、第2の通信プロトコルに対応した第2のデータフレームとにまたがって、連続した番号を付加し、試験データを付加して中継装置に送信する。そして、中継装置から第1のデータフレームおよび第2のデータフレームが番号の順に受信されたか否かを判断し、受信された試験データと、付加した試験データとを比較するようにした。これによって、中継装置の送受信する第1のデータフレームおよび第2のデータフレームの連続性と、第1のデータフレームおよび第2のデータフレームに付加されるデータの信頼性とが試験され、2種類の通信プロトコルに対応した中継装置の試験を行うことができる。
次に、本発明の通信試験装置の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図2は、本発明の通信試験装置の適用例を示した図である。
図に示すように通信試験装置は、本体10とコンソール11とから構成されている。通信試験装置の本体10と中継装置12は、光ケーブルまたは電気ケーブルで接続されている。
中継装置12は、試験対象となる装置である。中継装置12は、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)に接続される、IPv4およびIPv6の通信プロトコルで通信することができるIPv4/v6デュアルスタックである。中継装置12は、例えば、ルータやスイッチ、ハブである。
通信試験装置のコンソール11は、キーボードおよびディスプレイを具備している。コンソール11は、具備しているキーボードにより、試験者からの指示を受け付け、指示された内容を本体10に送信する。また、コンソール11は、本体10から中継装置12の試験結果を受信し、具備しているディスプレイに試験結果を表示する。コンソール11は、例えば、パーソナルコンピュータである。
通信試験装置の本体10は、コンソール11からの指示に応じて、中継装置12の通信試験をする。本体10は、IPv4とIPv6の混在したデータフレームに対して、中継装置12が適正に通信するか否かの通信試験を行う。本体10は、中継装置12の試験結果をコンソール11に送信する。
なお、図2において通信試験装置は本体10とコンソール11とに別れているが、1つにして構成するようにしてもよい。
次に、通信試験装置の本体10のハードウェア構成について説明する。
図3は、通信試験装置の本体のハードウェア構成を示すブロック図である。
図に示すように本体10は、CPU10bによって装置全体が制御されている。CPU10bには、バス10iを介してFPGA(Field Programmable Gate Array)10a、ROM10c、RAM10d、MACデバイス10e、通信I/F10hが接続されている。MACデバイス10eには、PHYデバイス10fが接続され、PHYデバイス10fには、回線I/F10gが接続されている。
RAM10dには、CPU10bに実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM10dには、CPU10bによる処理に必要な各種データが保存される。ROM10cには、OSやアプリケーションプログラム、処理に必要なデータなどが格納される。
FPGA10aには、中継装置12を通信試験するための機能を実現する回路が構成されている。FPGA10aに構成されている回路は、通信試験の内容変更、更新に応じて、再プログラミングが可能である。FPGA10aは、MACデバイス10eと専用の送受信バスで接続されている。
MACデバイス10eは、IPv4とIPv6の両方の通信プロトコルに対応し、データフレームのMAC層の制御を行う。PHYデバイス10fは、IPv4とIPv6の両方の通信プロトコルに対応し、データフレームの物理層の制御を行う。回線I/F10gは、イーサネット(登録商標)の回線インターフェースである。
通信I/F10hは、コンソール11と接続される。通信I/F10hは、例えば、RS232Cのインターフェースである。CPU10bは、通信I/F10hを介して、コンソール11とデータの送受信を行う。
以上のようなハードウェア構成によって、本発明の通信試験装置の処理機能を実現することができる。
ここで、IPv6の通信プロトコルに対応するデータフレーム、IPv4の通信プロトコルに対応するデータフレームについて説明する。まず、IPv4の通信プロトコルに対応するデータフレームについて説明する。
図4は、IPv4のデータフレームのフレームフォーマットを示した図である。
図に示すデータフレーム21は、IPv4の通信プロトコルに対応するデータフレームで、OSI参照モデルの第2層から第4層の部分が示されている。データフレーム21は、MAC(Media Access Control)ヘッダ21a、IPv4ヘッダ21b、UDP(User datagram protocol)ヘッダ21c、およびUDPデータグラム21dに分けることができる。
MACヘッダ21aは、送信先のMACアドレスを示すMAC_DA、送信元のMACアドレスを示すMAC_SA、およびデータリンク層で処理されるデータフレームのタイプを示すFrame_Typeから構成されている。MAC_DA、MAC_SAは、48ビットで表される。Frame_Typeには、データフレーム21がIPv4に対応することを示す0x0800が格納される。
IPv4ヘッダ21bは、IPのバージョンを示すIP_Ver.、IPv4ヘッダ21bの長さを示すIPヘッダ長、データフレームの品質を示すTOS、データフレームの長さを示すTotal_Length、分割されたデータフレームの組み立てを補助するために、送信側で割り当てられる識別値のIdentification、データフレームを分割する際に使用されるFlag、分割されたデータフレームが元のデータのどこに位置するかを示すFagment_Offset、データフレームがインターネット上で生存できる最大時間を示す(ルータを経由することができる数を示す)Time_To_Live、上位層のプロトコル種別を示すProtocol、IPv4ヘッダ21bのチェックサム値を示すHeader_Checksum、送信元のIPアドレスを示すIP_SA、および送信先のIPアドレスを示すIP_DAから構成されている。IP_SA、IP_DAは、32ビットで表される。IP_Ver.には、IPv4を示す4ビットの0x4が格納される。
UDPヘッダ21cは、送信元のポート番号を示すSource_Port_No.、送信先のポート番号を示すDestination_Port_No.、UDPヘッダ21cとUDPデータグラム21dの長さを示すLength、UDPヘッダ21cとUDPデータグラム21dのチェックサム値を示すChecksumから構成されている。
UDPデータグラム21dは、データフレーム21が32ビット境界で終了することを保証するために使用されるPN_PADDING、チェックデータパターンが試験データであることを示す識別子のPN_ID、チェックデータパターンの長さを示すPN_LENGTH、データフレーム21の連続性を試験するために付加される連続した番号のPN_SEQ、および中継装置12がデータを誤りなく送受信しているか否かを試験するためのチェックデータパターンから構成される。
次に、VLAN(Virtual Local Area Network)タグを有するIPv4のデータフレームについて説明する。
図5は、VLANタグを有するIPv4のデータフレームのフレームフォーマットを示した図である。
図に示すデータフレーム22は、IPv4の通信プロトコルに対応するデータフレームで、OSI参照モデルの第2層から第4層の部分が示されている。データフレーム22は、MACヘッダ22a、IPv4ヘッダ22b、UDPヘッダ22c、およびUDPデータグラム22dに分けることができる。
MACヘッダ22aは、MAC_SAとFrame_Typeの間に、VLANのタグ付きフレームであることを示すTPID、スイッチの優先度を示すPrio.、フォーマットの表示形式を示すCFI、および各VLANを識別するためのVIDが挿入されている。
なお、IPv4ヘッダ22b、UDPヘッダ22c、およびUDPデータグラム22dは、図4のIPv4ヘッダ21b、UDPヘッダ21c、およびUDPデータグラム21dと同じであるので、その説明を省略する。
次に、IPv6の通信プロトコルに対応するデータフレームについて説明する。
図6は、IPv6のデータフレームのフレームフォーマットを示した図である。
図に示すデータフレーム23は、IPv6の通信プロトコルに対応するデータフレームで、OSI参照モデルの第2層から第4層の部分が示されている。データフレーム23は、MACヘッダ23a、IPv6ヘッダ23b、UDPヘッダ23c、およびUDPデータグラム23dに分けることができる。
IPv6ヘッダ23bは、IPのバージョンを示すVer.、データフレームの品質を示すTraffic_Class、データフレームが同じフローに属しているか否かを識別するためのFlow_Label、ヘッダ部に続くデータフレームの残りの長さを示すPayload_Length、IPv6ヘッダ23bに続く部分のヘッダ・タイプを示すNext_Header、所定の値が格納され、各ノードに転送されるごとに1減らされるHop_Limit、IPv6ヘッダ23bのチェックサム値を示すHeader_Checksum、送信元のIPアドレスを示すIP_SA、および送信先のIPアドレスを示すIP_DAから構成されている。IP_SA、IP_DAは、128ビットで表される。Ver.には、IPv6を示す4ビットの0x6が格納される。
なお、MACヘッダ23a、UDPヘッダ23c、およびUDPデータグラム23dは、図4のMACヘッダ21b、UDPヘッダ21c、およびUDPデータグラム21dと同様であるので、その説明を省略する。ただし、MACヘッダ23aのFrame_Typeには、データフレーム23がIPv6に対応することを示す0x86DDが格納される。
次に、VLANタグを有するIPv6のデータフレームについて説明する。
図7は、VLANタグを有するIPv6のデータフレームのフレームフォーマットを示した図である。
図に示すデータフレーム24は、IPv6の通信プロトコルに対応するデータフレームで、OSI参照モデルの第2層から第4層の部分が示されている。データフレーム24は、MACヘッダ24a、IPv6ヘッダ24b、UDPヘッダ24c、およびUDPデータグラム24dに分けることができる。
MACヘッダ24aは、MAC_SAとFrame_Typeの間に、VLANのタグ付きフレームであることを示すTPID、スイッチの優先度を示すPrio.、フォーマットの表示形式を示すCFI、および各VLANを識別するためのVIDが挿入されている。
なお、IPv6ヘッダ24b、UDPヘッダ24c、およびUDPデータグラム24dは、図6のIPv6ヘッダ23b、UDPヘッダ23c、およびUDPデータグラム23dと同じであるので、その説明を省略する。
次に、本体10のFPGA10aが有する機能について説明する。
図8は、FPGAの機能ブロック図である。
図に示すようにFPGA10aは、IPv4とIPv6のデータフレームを混在して生成するIPv4/IPv6デュアルスタックフレーム生成部30、中継装置12から受信したデータフレームが適正か否かを検査するIPv4/IPv6デュアルスタックフレーム検査部40、データフレームが適正でなかった場合、適正でなかったデータフレームの前後のデータフレームを記憶するフレーム蓄積部50、生成されたデータフレームを、MACデバイス10e、PHYデバイス10f、および回線I/F10gを介して中継装置12に送信する送信MACインターフェース60、および中継装置12からデータフレームを、回線I/F10g、PHYデバイス10f、およびMACデバイス10eを介して受信する受信MACインターフェース70を有している。
IPv4/IPv6デュアルスタックフレーム生成部30は、MACヘッダ生成部31、IPv4ヘッダ生成部32、IPv6ヘッダ生成部33、UDPヘッダ生成部34、UDPデータグラム生成部35、負荷率調整部36、フレーム長調整部37、デュアルスタックフレーム多重部38、およびレジスタ部39を有している。
レジスタ部39は、CPU10bからデータが設定される。また、レジスタ部39は、IPv4/IPv6デュアルスタックフレーム生成部30の各部によってデータが書き込まれる。レジスタ部39に書き込まれたデータは、CPU10bによって読み出される。レジスタ部39は複数のレジスタからなり、複数のデータを一時記憶する。
MACヘッダ生成部31は、レジスタ部39に設定されたデータに基づいて、MACヘッダを生成する。IPv4ヘッダ生成部32は、レジスタ部39に設定されたデータに基づいて、IPv4ヘッダを生成する。IPv6ヘッダ生成部33は、レジスタ部39に設定されたデータに基づいて、IPv6ヘッダを生成する。UDPヘッダ生成部34は、レジスタ部39に設定されたデータに基づいて、UDPヘッダを生成する。UDPデータグラム生成部35は、レジスタ部39に設定されたデータに基づいて、UDPデータグラムを生成する。UDPデータグラム生成部35は、連続した番号のシーケンシャル番号と、チェックデータパターン(試験データ)とを生成し、UDPデータグラムに挿入する。
負荷率調整部36は、レジスタ部39に設定されたデータに基づいて、デュアルスタックフレーム多重部38が生成するIPv4とIPv6のデータフレーム全体の生成率(負荷率)を決定する。負荷率は、1秒間に生成するIPv4とIPv6のデータフレーム全体の数で定義される。例えば、負荷率が大きければ、多くのデータフレームが中継装置12に送信されることになる。また、負荷率調整部36は、レジスタ部39に設定されたデータに基づいて、IPv4とIPv6のデータフレームの生成比率を決定する。生成比率によって、例えば、生成される全体のデータフレームの40%をIPv4のデータフレーム、残り60%をIPv6のデータフレームと決定できる。
フレーム長調整部37は、レジスタ部39に設定されたデータに基づいて、デュアルスタックフレーム多重部38が生成するIPv4とIPv6のデータフレームのフレーム長を決定する。例えば、IPv4のデータフレームのフレーム長を64バイト、IPv6のデータフレームのフレーム長を1518バイトと決定できる。
デュアルスタックフレーム多重部38は、各部から生成される各種ヘッダおよびUDPデータグラムをつなぎ合わせ、IPv4とIPv6のデータフレームを生成する。このとき、デュアルスタックフレーム多重部38は、負荷率調整部36、フレーム長調整部37からの負荷率、生成比率、フレーム長の指示に基づいて、IPv4とIPv6のデータフレームを生成する。
例えば、IPv4のデータフレームを生成する場合、デュアルスタックフレーム多重部38は、MACヘッダ生成部31より生成されるMACヘッダ、IPv4ヘッダ生成部32より生成されるIPv4ヘッダ、UDPヘッダ生成部34より生成されるUDPヘッダ、およびUDPデータグラム生成部35より生成されるUDPデータグラムをつなぎ合わせ、IPv4の通信プロトコルに対応したデータフレームを生成する。IPv6のデータフレームを生成する場合、デュアルスタックフレーム多重部38は、MACヘッダ生成部31より生成されるMACヘッダ、IPv6ヘッダ生成部33より生成されるIPv6ヘッダ、UDPヘッダ生成部34より生成されるUDPヘッダ、およびUDPデータグラム生成部35より生成されるUDPデータグラムをつなぎ合わせ、IPv6の通信プロトコルに対応したデータフレームを生成する。
IPv4/IPv6デュアルスタックフレーム検査部40は、IPv4ヘッダ検査部41、IPv6ヘッダ検査部42、シーケンシャル検査部43、データパターン検査部44、同期処理部45、およびレジスタ部46を有している。
レジスタ部46は、CPU10bからデータが設定される。また、レジスタ部46は、IPv4/IPv6デュアルスタックフレーム検査部40の各部によってデータが書き込まれる。レジスタ部46に書き込まれたデータは、CPU10bによって読み出される。レジスタ部46は複数のレジスタからなり、複数のデータを一時記憶する。
IPv4ヘッダ検査部41は、受信MACインターフェース70より受信されるIPv4のデータフレームのMACヘッダ、IPv4ヘッダ、およびUDPヘッダを検査する。IPv6ヘッダ検査部42は、受信MACインターフェース70より受信されるIPv6のデータフレームのMACヘッダ、IPv6ヘッダ、およびUDPヘッダを検査する。
シーケンシャル検査部43は、データフレームのUDPデータグラムに挿入されているPN_SEQ(シーケンシャル番号)を検出する。シーケンシャル検査部43は、連続した値の期待値を生成し、データフレームより検出したシーケンシャル番号と比較する。シーケンシャル検査部43は、データフレームがシーケンシャル番号の順に受信されているか判断し、判断結果をレジスタ部46に書き込む。
データパターン検査部44は、受信されたデータフレームのUDPデータグラムに挿入されているチェックデータパターン(試験データ)と、UDPデータグラム生成部35で生成されたチェックデータパターンとを比較する。データパターン検査部44は、チェックデータパターンをビット単位で比較する。データパターン検査部44は、比較結果をレジスタ部46に書き込む。
同期処理部45は、受信されたデータフレームのシーケンシャル番号が期待値と異なった場合(連続性のエラーが生じた場合)、期待値をエラーの生じたシーケンシャル番号の次の値から生成するように、シーケンシャル検査部43を制御する(再同期処理)。また、同期処理部45は、再同期処理を行わずに、強制的にデータフレームの検査を行う(非再同期処理)。同期処理部45は、レジスタ部46に設定されたデータに基づいて、再同期処理または非再同期処理を行う。
なお、CPU10bは、レジスタ部46に書き込まれた結果を読み出し、バス10i、通信I/F10hを介して、コンソール11に送信する。コンソール11は、受信した試験結果を表示する。これによって、試験者は、中継装置12の試験結果を知ることができる。
フレーム蓄積部50は、エラー検出部51、フレーム記憶部52、およびレジスタ部53を有している。
レジスタ部53は、CPU10bからデータが設定される。また、レジスタ部53は、フレーム蓄積部50の各部によってデータが書き込まれる。レジスタ部53に書き込まれたデータは、CPU10bによって読み出される。レジスタ部53は複数のレジスタからなり、複数のデータを一時記憶する。
エラー検出部51は、受信されるデータフレームを、FIFO(First In First Out)方式でフレーム記憶部52に記憶する。エラー検出部51は、シーケンシャル番号のエラー、チェックデータパターンのエラーが生じた場合、所定数のデータフレームを記憶した後、フレーム記憶部52への記憶を終了する。また、エラー検出部51は、受信されたデータフレームに所定のエラーが含まれている場合、所定数のデータフレームを記憶した後、フレーム記憶部52への記憶を停止する。これによって、指定された内容のデータフレームの前後の内容、およびエラーが生じたデータフレームの前後の内容を知ることができる。なお、フレーム記憶部52は、FPGA10aが内蔵するメモリで実現でき、また、RAM10dでも実現することができる。
次に、図8のIPv4/IPv6デュアルスタックフレーム生成部30、IPv4/IPv6デュアルスタックフレーム検査部40、およびフレーム蓄積部50の詳細について説明する。まず、IPv4/IPv6デュアルスタックフレーム生成部30の詳細について説明する。
図9は、図8のIPv4/IPv6デュアルスタックフレーム生成部の詳細な機能ブロック図である。
図に示すようにMACヘッダ生成部31は、MACDA生成部31a、MACSA生成部31b、VLANTag生成部31c、およびFrameType生成部31dを有している。
MACDA生成部31aは、MACヘッダのMAC_DAを生成する。MACDA生成部31aは、レジスタ部39に設定されるデータに基づいて、固定値のMAC_DAまたは巡回値のMAC_DAを生成する。なお、レジスタ部39に設定されるデータは、試験者によりコンソール11から送られる。
図10は、MAC_DAの生成を説明する図である。
図には、固定値のMAC_DAの生成、および巡回値のMAC_DAの生成を説明する表81が示してある。表81に示すように、MAC_DAは、固定値、巡回値ともに48ビットで表される。
固定値の場合、MACDA生成部31aは、複数の固定値のMAC_DAを生成することができる。MACDA生成部31aは、レジスタ部39に設定される設定値に応じて、固定値のMAC_DAを生成する。巡回値の場合、MACDA生成部31aは、表81の巡回値の欄に示す範囲でMAC_DAをインクリメントし、生成する。
MACSA生成部31bは、MACヘッダのMAC_SAを生成する。MACSA生成部31bは、レジスタ部39に設定されるデータに基づいて、固定値のMAC_SAまたは巡回値のMAC_SAを生成する。なお、レジスタ部39に設定されるデータは、試験者によりコンソール11から送られる。
MAC_SAは、48ビットで表される。固定値の場合、MACSA生成部31bは、複数の固定値のMAC_SAを生成することができる。MACSA生成部31bは、レジスタ部39に設定される設定値に応じて、固定値のMAC_SAを生成する。巡回値の場合、MACSA生成部31bは、表81の巡回値の欄に示す範囲と同じ範囲でMAC_SAをインクリメントし、生成する。
VLANTag生成部31cは、レジスタ部39に設定されるデータに基づいて、MACヘッダのVLANタグを生成する。VLANTag生成部31cは、中継装置12がVLANに対応する装置である場合のみVLANタグを生成する。
図11は、VLANタグの生成を説明する図である。
図には、VLANタグの生成を説明する表82が示してある。VLANタグの値は、レジスタ部39に設定するデータで変更することができる。VLANタグの値は、レジスタ部39に設定されるデータが変更されるまで可変されない固定値である。
表82に示すように、VLANタグのTPIDは16ビット、Prio.は3ビット、CFIは1ビット、VIDは12ビットで表される。従ってトータルでは、VLANタグは32ビットで表される。TPID、Prio.、CFI、およびVIDは、デフォルトではすべて0で生成される。
FrameType生成部31dは、MACヘッダのFrame_Typeを生成する。Frame_Typeは、IPv4の場合とIPv6の場合で値が異なる。
図12は、Frame_Typeの生成を説明する図である。
図には、Frame_Typeを説明する表83が示してある。表83に示すようにFrame_Typeの値は、固定値である。Frame_Typeは16ビットで表され、Pv4の場合は0x0800、IPv6の場合は0x86DDとなる。Frame_Typeは固定値で変更されることがなく、例えば、ハードウェアに固定値として設定される。
このようにMACヘッダ生成部31では、MACDA生成部31aにより、MACヘッダのMAC_DAが生成される。MACSA生成部31bにより、MACヘッダのMAC_SAが生成される。VLANTag生成部31cより、MACヘッダのVLANタグが生成される。FrameType生成部31dより、MACヘッダのFrame_Typeが生成される。
図9に示すようにIPv4ヘッダ生成部32は、IPv4ヘッダ情報生成部32a、IPv4DA生成部32b、およびIPv4SA生成部32cを有している。
IPv4ヘッダ情報生成部32aは、IPv4ヘッダのヘッダ情報を生成する。ヘッダ情報は、IP_Ver.、IPヘッダ長、TOS、Total_Length、Identification、Flag、Fagment_Offset、Time_To_Live、Protocol、およびHeader_Checksumである。また、IPv4ヘッダ情報生成部32aは、IPv4ヘッダのIP_SA、IP_DAを生成する。
図13は、IPv4ヘッダ情報の生成を説明する図である。
図には、IPv4ヘッダ情報の生成を説明する表84が示してある。表84に示すように、ヘッダ情報のIP_Ver.は4ビットで表され、IPv4であることを示す0x4となる。IPヘッダ長は4ビットで表され0x5となる。TOSは8ビットで表され0x00となる。Total_Lengthは16ビットで表されるデータフレームの長さとなる。Identificationは16ビットで表され0x0000となる。Flagは3ビットで表され0x0となる。Fagment_Offsetは13ビットで表され0x000となる。Time_To_Liveは8ビットで表され0x20となる。Protocolは8ビットで表され0x11となる。Header_Checksumは16ビットで表されIPv4ヘッダのチェックサム値となる。なお、Total_LengthとHeader_Checksumの値は、ハードウェアによって計算される。その他のIPv4ヘッダ情報の値は、例えば、ハードウェアに固定値として設定される。
IPv4DA生成部32bは、IPv4ヘッダのIP_DAを生成する。IPv4DA生成部32bは、レジスタ部39に設定されるデータに基づいて、固定値のIP_DAまたは巡回値のIP_DAを生成する。なお、レジスタ部39に設定されるデータは、試験者によりコンソール11から送られる。
図14は、IPv4のIP_DAの生成を説明する図である。
図には、固定値のIP_DAの生成、および巡回値のIP_DAの生成を説明する表85が示してある。表85に示すように、IP_DAは、固定値、巡回値ともに32ビットで表される。
固定値の場合、IPv4DA生成部32bは、複数の固定値のIP_DAを生成することができる。IPv4DA生成部32bは、レジスタ部39に設定される設定値に応じて、固定値のIP_DAを生成する。巡回値の場合、IPv4DA生成部32bは、表85の巡回値の欄に示す範囲でIP_DAをインクリメントし、生成する。
IPv4SA生成部32cは、IPv4ヘッダのIP_SAを生成する。IPv4SA生成部32cは、レジスタ部39に設定されるデータに基づいて、固定値のIP_SAまたは巡回値のIP_SAを生成する。なお、レジスタ部39に設定されるデータは、試験者によりコンソール11から送られる。
IP_SAは、32ビットで表される。固定値の場合、IPv4SA生成部32cは、複数の固定値のIP_SAを生成することができる。IPv4SA生成部32cは、レジスタ部39に設定される設定値に応じて、固定値のIP_SAを生成する。巡回値の場合、IPv4SA生成部32cは、表85の巡回値の欄に示す範囲と同じ範囲でIP_SAをインクリメントし、生成する。
このようにIPv4ヘッダ生成部32では、IPv4ヘッダ情報生成部32aにより、IPv4ヘッダのヘッダ情報が生成される。IPv4DA生成部32bにより、IPv4ヘッダのIP_DAが生成される。IPv4SA生成部32cにより、IPv4ヘッダのIP_SAが生成される。
図9に示すようにIPv6ヘッダ生成部33は、IPv6ヘッダ情報生成部33a、IPv6DA生成部33b、およびIPv6SA生成部33cを有している。
IPv6ヘッダ情報生成部33aは、IPv6ヘッダのヘッダ情報を生成する。ヘッダ情報は、Ver.、Traffic_Class、Flow_Label、Payload_Length、Next_Header、Hop_Limit、およびHeader_Checksumである。また、IPv6ヘッダ情報生成部33aは、IPv6ヘッダのIP_SA、IP_DAを生成する。
図15は、IPv6ヘッダ情報の生成を説明する図である。
図には、IPv6ヘッダ情報の生成を説明する表86が示してある。表86に示すように、Ver.は4ビットで表され、IPv6であることを示す0x6となる。Traffic_Classは8ビットで表され0x00となる。Flow_Labelは20ビットで表され0x00000となる。PayLoad_Lengthは16ビットで表されるペイロードの長さとなる。Next_Headerは8ビットで表され0x11となる。Hop_Limitは8ビットで表され0xFFとなる。なお、Payload_Lengthの値は、ハードウェアによって計算される。その他のIPv6ヘッダ情報の値は、例えば、ハードウェアに固定値として設定される。
IPv6DA生成部33bは、IPv6ヘッダのIP_DAを生成する。IPv6DA生成部33bは、レジスタ部39に設定されるデータに基づいて、固定値のIP_DAまたは巡回値のIP_DAを生成する。なお、レジスタ部39に設定されるデータは、試験者によりコンソール11から送られる。
図16は、IPv6のIP_DAの生成を説明する図である。
図には、固定値のIP_DAの生成、および巡回値のIP_DAの生成を説明する表87が示してある。表87に示すように、IP_DAは、固定値、巡回値ともに128ビットで表される。
固定値の場合、IPv6DA生成部33bは、複数の固定値のIP_DAを生成することができる。IPv6DA生成部33bは、レジスタ部39に設定される設定値に応じて、固定値のIP_DAを生成する。巡回値の場合、IPv6DA生成部33bは、表87の巡回値の欄に示す範囲でIP_DAをインクリメントし、生成する。
IPv6SA生成部33cは、IPv6ヘッダのIP_SAを生成する。IPv6SA生成部33cは、レジスタ部39に設定されるデータに基づいて、固定値のIP_SAまたは巡回値のIP_SAを生成する。なお、レジスタ部39に設定されるデータは、試験者によりコンソール11から送られる。
IP_SAは、128ビットで表される。固定値の場合、IPv6SA生成部33cは、複数の固定値のIP_SAを生成することができる。IPv6SA生成部33cは、レジスタ部39に設定される設定値に応じて、固定値のIP_SAを生成する。巡回値の場合、IPv6SA生成部33cは、表87の巡回値の欄に示す範囲と同じ範囲でIP_SAをインクリメントし、生成する。
図9に示すUDPヘッダ生成部34は、UDPヘッダを生成する。なお、IPヘッダがIPv4、IPv6のどちらであってもUDPヘッダの情報は同じである。
図17は、UDPヘッダの生成を説明する図である。
図には、UDPヘッダの生成を説明する表88が示してある。表88に示すように、UDPヘッダのSource_Port_No.は16ビットで表され0x0000となる。Destination_Port_No.は16ビットで表され0x0000となる。Lengthは8ビットで表されUDPヘッダとUDPデータグラムの長さとなる。Checksumは16ビットで表され0x0000となる。なお、Lengthの値は、ハードウェアによって計算される。その他のUDPヘッダの値は、例えば、ハードウェアに固定値として設定される。Checksumの値を0x0000とするのは、UDPデータグラムは試験のためのデータであり、UDPデータグラムの信頼性を保障する必要がないためである。このようにUDPヘッダ生成部34では、UDPヘッダが生成される。
図9に示すようにUDPデータグラム生成部35は、シーケンシャル番号生成部35a、チェックデータパターン生成部35b、およびエラー挿入部35cを有している。
シーケンシャル番号生成部35aは、16ビットのすべてが0のPN_PADDING、チェックデータパターンが試験データであることを示すPN_ID、チェックデータパターンの長さを示すPN_LENGTH、および連続した番号のPN_SEQを生成する。
図18は、PN_IDの生成を説明する図である。
図には、PN_IDの生成を説明する表89が示してある。表89に示すように、PN_IDの値は32ビットで表され、レジスタ部39に設定されるデータが反映される。レジスタ部39にUDPデータグラムが試験データであることを示す値を書き込むことによって、PN_IDは、UDPデータグラムのチェックデータパターンが試験データであることを示すこととなる。
図19は、PN_SEQの生成を説明する図である。
図に示すようにPN_SEQは、32ビットで表される。PN_SEQは、0x00000000から1ずつインクリメントした値に1を加算した値である。PN_SEQは、0xFFFFFFFFの次には0x00000000となって、再び1ずつインクリメントした値となる。
チェックデータパターン生成部35bは、試験データとなるチェックデータパターンを生成する。チェックデータパターン生成部35bは、レジスタ部39に設定されるデータに基づいて、固定値のチェックデータパターン、1ずつインクリメントされたチェックデータパターン、またはランダムな値のチェックデータパターンを生成する。
図20は、チェックデータパターンの生成を説明する図である。
図には、チェックデータパターンの生成を説明する表90が示してある。表90に示すように、チェックデータパターンが固定値の場合、チェックデータパターン生成部35bは、レジスタ部39で指定される32ビットの値をチェックデータパターンとして生成する。レジスタ部39に指定されるデータは、試験者によりコンソール11から送られる。
チェックデータパターンをインクリメントする場合、チェックデータパターン生成部35bは、レジスタ部39に設定される範囲で繰り返しチェックデータパターンをインクリメントする。インクリメントを繰り返す範囲は、0x00000000〜0xFFFFFFFFの範囲で可能である。レジスタ部39に設定されるデータは、試験者によりコンソール11から送られる。
ランダムなチェックデータパターンを生成する場合、チェックデータパターン生成部35bは、PNパターンを生成する生成多項式に基づいて、ランダムなチェックデータパターン(PNパターン)を生成する。生成多項式は、例えば、X31+X28+1である。初期値は0xFFFFFFFFである。すべて0に帰還する場合は初期値に回復させる。なお、チェックデータパターン生成部35bは、32ビットの並列処理によりランダムなチェックデータパターンを生成する。
エラー挿入部35cは、生成されたチェックデータパターンに、エラーとなるためのデータを付加する。これによって、IPv4/IPv6デュアルスタックフレーム検査部40が適正にエラーを検出するかの確認をすることができる。
図21は、エラー挿入を説明する図である。
図には、エラー挿入を説明する表91が示してある。エラー挿入部35cは、レジスタ部39に設定されるデータに基づいて、生成されたチェックデータパターンにビットエラーを挿入する。エラー挿入位置は、1ワード目の最上位ビット(ビット31)に挿入する。また、エラー挿入部35cは、レジスタ部39に設定されるデータに基づいて、シーケンシャル番号が1つ飛ばしてデータフレームに付加されるようにする。また、エラー挿入部35cは、レジスタ部39に設定されるデータに基づいて、シーケンシャル番号が2個連続してデータフレームに付加されるようにする。
このようにUDPデータグラム生成部35では、シーケンシャル番号生成部35aより、UDPデータグラムのPN_PADDING、PN_ID、PN_LENGTH、およびPN_SEQ(シーケンシャル番号)が生成される。チェックデータパターン生成部35bより、チェックデータパターンが生成される。エラー挿入部35cにより、チェックデータパターンにエラーが挿入される。
図9に示すように負荷率調整部36は、IPv4フレーム調整部36aおよびIPv6フレーム調整部36bを有している。
IPv4フレーム調整部36a、IPv6フレーム調整部36bは、レジスタ部39に設定されたデータに基づいて、デュアルスタックフレーム多重部38が生成するIPv4のデータフレームとIPv6のデータフレームの全体の負荷率を決定する。また、IPv4フレーム調整部36a、IPv6フレーム調整部36bは、レジスタ部39に設定されたデータに基づいて、IPv4、Ipv6のデータフレームの生成比率を決定する。生成比率は、レジスタ部39に設定されるデータに基づいて、固定値にするかランダムにするかを決めることができる。
図22は、生成比率を説明する図である。
図には、生成比率を説明する表92が示してある。IPv4フレーム調整部36a、IPv6フレーム調整部36bは、レジスタ部39に設定されたデータに基づいて、負荷率を決め、レジスタ部39に設定されたデータに基づいて、IPv4とIPv6の生成比率を決める。例えば、IPv4フレーム調整部36a、IPv6フレーム調整部36bは、レジスタ部39に設定されたデータに基づいて、負荷率が50%、IPv4とIPv6のデータフレームの生成比率が40%、60%と決定する。
IPv4フレーム調整部36a、IPv6フレーム調整部36bは、レジスタ部39に設定されたデータに基づいて、生成比率をランダムにすることができる。このとき、IPv4フレーム調整部36a、IPv6フレーム調整部36bは、決定されている負荷率を満たすように、IPv4、IPv6のデータフレームをランダムに生成する。
このように負荷率調整部36では、IPv4フレーム調整部36aとIPv6フレーム調整部36bにより、データフレームの負荷率、およびIPv4、IPv6のデータフレームの生成比率を決定する。
図9に示すようにフレーム長調整部37は、IPv4フレーム長調整部37aおよびIPv6フレーム長調整部37bを有している。
IPv4フレーム長調整部37a、IPv6フレーム長調整部37bは、レジスタ部39に設定されるデータに基づいて、データフレームを固定値のフレーム長またはランダムのフレーム長にするかを決定する。データフレームを固定値のフレーム長にする場合、IPv4フレーム長調整部37aは、レジスタ部39に設定されたデータに基づいて、デュアルスタックフレーム多重部38が生成するIPv4のデータフレームのフレーム長を決定する。IPv6フレーム長調整部37bは、レジスタ部39に設定されたデータに基づいて、デュアルスタックフレーム多重部38が生成するIPv6のデータフレームのフレーム長を決定する。
図23は、フレーム長を説明する図である。
図には、フレーム長を説明する表93が示してある。固定値のフレーム長のデータフレームを生成する場合、IPv4フレーム長調整部37a、IPv6フレーム長調整部37bは、レジスタ部39に設定されたデータに基づいてフレーム長を決定する。例えば、IPv4フレーム長調整部37aは、デュアルスタックフレーム多重部38が生成するIPv4のデータフレームのフレーム長が、64バイトとなるように決定する。IPv6フレーム長調整部37bは、デュアルスタックフレーム多重部38が生成するIPv6のデータフレームのフレーム長が、1518バイトとなるように決定する。
ランダムのフレーム長のデータフレームを生成する場合、IPv4フレーム長調整部37a、IPv6フレーム長調整部37bは、ランダムなフレーム長のデータフレームが生成されるようにフレーム長を決定する。
このようにフレーム長調整部37では、IPv4フレーム長調整部37aとIPv6フレーム長調整部37bにより、データフレームのフレーム長が決定される。
図9に示すデュアルスタックフレーム多重部38は、各部から生成されるヘッダおよびデータをつなぎ合わせ、図4〜図7に示したデータフレームを1つずつ生成する。デュアルスタックフレーム多重部38は、ランダムにIPv4およびIPv6のデータフレームを生成する。ただし、負荷率調整部36の指示する負荷率および生成比率でIPv4、IPv6のデータフレームをランダムに生成する。また、フレーム長調整部37の指示するフレーム長でIPv4、IPv6のデータフレームを生成する。
デュアルスタックフレーム多重部38は、シーケンシャル番号生成部35aによって生成されたシーケンシャル番号と、チェックデータパターン生成部35bによって生成されたチェックデータパターンをIPv4、IPv6のデータフレームに付加する。このとき、デュアルスタックフレーム多重部38は、IPv4、IPv6のデータフレームを生成する順に、連続したシーケンシャル番号とチェックデータパターンを付加する。従って、シーケンシャル番号は、IPv4のデータフレームとIpv6のデータフレームとにまたがって順に付加されている。そして、IPv4のデータフレームとIpv6のデータフレームとが生成される順番と、シーケンシャル番号とが一致する。
次に、図8のIPv4/IPv6デュアルスタックフレーム検査部40の詳細について説明する。
図24は、図8のIPv4/IPv6デュアルスタックフレーム検査部の詳細な機能ブロック図である。
図に示すようにIPv4ヘッダ検査部41は、バージョン検査部41a、プロトコル検査部41b、およびヘッダチェックサム検査部41cを有している。
バージョン検査部41aは、受信されたデータフレームのMACヘッダのFrame_Typeが0x0800であるか否かを検査する。Frame_Typeが0x0800であった場合、バージョン検査部41aは、IPv4ヘッダのバージョン検査をする。
図25は、IPv4ヘッダのバージョン検査を説明する図である。
図には、IPv4ヘッダのバージョン検査を説明する表94が示してある。バージョン検査部41aは、受信されたデータフレームのIPv4ヘッダのIP_Ver.と、期待値(0x4:バージョン4)とを比較する。バージョン検査部41aは、IPv4ヘッダのIP_Ver.が期待値と一致していない場合、検査対象外としてデータフレームを破棄する。また、バージョン検査部41aは、レジスタ部46にIPバージョンエラーの書き込みをする。
プロトコル検査部41bは、IPv4ヘッダのプロトコル種別を検査する。プロトコル検査部41bは、上位層のプロトコルがUDPであるか否かを検査する。
図26は、IPv4ヘッダのプロトコル種別検査を説明する図である。
図には、IPヘッダのプロトコル種別検査を説明する表95が示してある。プロトコル検査部41bは、受信されたデータフレームのIPv4ヘッダのProtocolと、期待値(0x11:UDP)とを比較する。プロトコル検査部41bは、IPv4ヘッダのProtocolと期待値が一致していない場合、検査対象外としてデータフレームを破棄する。また、プロトコル検査部41bは、レジスタ部46にプロトコル種別エラーの書き込みをする。
ヘッダチェックサム検査部41cは、IPv4ヘッダのHeader_Checksumを検査する。ヘッダチェックサム検査部41cは、IPv4ヘッダ内のチェックサムを算出する。そして、IPv4ヘッダのHeader_Checksumの値と比較する。
図27は、IPv4ヘッダのチェックサム検査を説明する図である。
図には、IPv4ヘッダのチェックサム検査を説明する表96が示してある。ヘッダチェックサム検査部41cは、IPv4ヘッダ内のチェックサムを算出し、IPv4ヘッダのHeader_Checksumの値と比較する。ヘッダチェックサム検査部41cは、算出したチェックサムの値と、IPv4ヘッダのHeader_Checksumの値が一致しない場合、受信されたデータフレームを破棄する。また、ヘッダチェックサム検査部41cは、レジスタ部46にHeader_Checksumエラーの書き込みをする。
このようにIPv4ヘッダ検査部41では、バージョン検査部41aにより、受信されたデータフレームのIPv4ヘッダのバージョンが検査される。IPv4ヘッダのバージョンがバージョン4でない場合、受信されたデータフレームは検査対象外として破棄される。プロトコル検査部41bより、上位レベルのプロトコルが検査される。上位レベルのプロトコルがUDPでない場合、受信されたデータフレームは検査対象外として破棄される。ヘッダチェックサム検査部41cより、IPv4ヘッダのチェックサムが行われる。チェックサムの値がHeader_Checksumの値と異なる場合、受信されたデータフレームは検査対象外として破棄される。
なお、CPU10bがレジスタ部46に書き込まれた各種エラーを読み出し、コンソール11に通知することによって、試験者は中継装置に各種エラーが生じたことを知ることができる。
図24に示すようにIPv6ヘッダ検査部42は、バージョン検査部42aおよびネクストヘッダ検査部42bを有している。
バージョン検査部42aは、受信されたデータフレームのMACヘッダのFrame_Typeが0x86DDであるか否かを検査する。Frame_Typeが0x86DDであった場合、バージョン検査部42aは、IPv6ヘッダのバージョン検査をする。
図28は、IPv6ヘッダのバージョン検査を説明する図である。
図には、IPv6ヘッダのバージョン検査を説明する表97が示してある。バージョン検査部42aは、受信されたデータフレームのIPv6ヘッダのVer.と、期待値(0x6:バージョン6)とを比較する。バージョン検査部42aは、IPv6ヘッダのVer.が期待値と一致していない場合、検査対象外としてデータフレームを破棄する。また、バージョン検査部42aは、レジスタ部46にIPバージョンエラーの書き込みをする。
ネクストヘッダ検査部42bは、IPv6ヘッダのNext_Headerを検査する。ネクストヘッダ検査部42bは、Next_Headerの検査により、IPヘッダに続く次のデータのプロトコルがUDPであるか否かを検査する。
図29は、IPvヘッダのNext_Header検査を説明する図である。
図には、IPヘッダのNext_Header検査を説明する表98が示してある。ネクストヘッダ検査部42bは、受信されたデータフレームのIPv6ヘッダのNext_Headerと、期待値(0x11:UDP)とを比較する。ネクストヘッダ検査部42bは、IPv6ヘッダのNext_Headerと期待値が一致していない場合、検査対象外としてデータフレームを破棄する。また、ネクストヘッダ検査部42bは、レジスタ部46にプロトコル種別エラーの書き込みをする。
このようにIPv6ヘッダ検査部42では、バージョン検査部42aにより、受信されたデータフレームのIPv6ヘッダのバージョンが検査される。IPv6ヘッダのバージョンがバージョン6でない場合、受信されたデータフレームは検査対象外として破棄される。ネクストヘッダ検査部42bより、上位レベルのプロトコルが検査される。上位レベルのプロトコルがUDPでない場合、受信されたデータフレームは検査対象外として破棄される。
図24に示すようにシーケンシャル検査部43は、フレームID検査部43aおよびシーケンシャル番号検査部43bを有している。
フレームID検査部43aは、受信されたデータフレームのUDPデータグラムのPN_IDを検査する。フレームID検査部43aは、UDPデータグラムのPN_IDが、シーケンシャル番号生成部35aが生成したPN_IDに一致しているか否かを判断する。
図30は、UDPデータグラムのPN_ID検査を説明する図である。
図には、UDPデータグラムのPN_ID検査を説明する表99が示してある。フレームID検査部43aは、受信されたデータフレームのUDPデータグラムのPN_IDと、シーケンシャル番号生成部35aが生成したPN_ID(期待値)とを比較する。受信されたデータフレームのPN_IDと期待値とが一致しない場合、UDPデータグラムのチェックデータパターンは試験データではないとして、フレームID検査部43aは、受信されたデータフレームを破棄する。また、フレームID検査部43aは、レジスタ部46にフレームIDエラーの書き込みをする。
シーケンシャル番号検査部43bは、受信されたデータフレームのシーケンシャル番号が順番に受信されているかを検査し、IPv4、IPv6の混在したデータフレームが連続性を保って送受信されているかを検査する。
図31は、データフレームの連続性検査を説明する図である。
図には、データフレームの連続性検査を説明する表100が示してある。シーケンシャル番号検査部43bは、シーケンシャル番号の期待値と受信されたデータフレームのシーケンシャル番号を比較する。シーケンシャル番号検査部43bは、シーケンシャル番号生成部35aと同様の連続した番号の期待値を生成する。
シーケンシャル番号検査部43bは、期待値と受信されたデータフレームのシーケンシャル番号とが一致していない場合、チェックデータパターンの検査対象外として受信されたデータフレームを破棄する。また、シーケンシャル番号検査部43bは、レジスタ部46にシーケンスエラーの書き込みをする。シーケンシャル番号が一致していない場合で、同じシーケンシャル番号を連続して受信していた場合には、フレーム重複エラーをレジスタ部46に書き込む。
なお、CPU10bはレジスタ部46に書き込まれた各種エラーを読み出し、コンソール11に送信する。コンソール11は、受信した各種エラーをディスプレイに表示する。これによって、試験者は中継装置に各種エラーが生じたことを知ることができる。
図32は、シーケンシャルエラーの検出例を示した図である。
図に示すようにシーケンシャル番号の期待値は、1、2、3、4、…である。IPv4、IPv6、IPv6、IPv4、…の順で受信されたデータフレームのシーケンシャル番号が1、2、3、3、…であったとする。この場合、4であるべきシーケンシャル番号が3となっている。また、シーケンシャル番号が3、3、…と重複している。従って、この例では、シーケンシャル番号検査部43bは、シーケンスエラーとフレーム重複エラーを検出する。
このようにシーケンシャル検査部43では、フレームID検査部43aにより、受信されたデータフレームのチェックデータパターンが試験データであるか検査される。シーケンシャル番号検査部43bにより、受信されたデータフレームの連続性が検査される。
図24に示すデータパターン検査部44は、受信されたデータフレームのチェックデータパターンを期待値と比較する。期待値は、チェックデータパターン生成部35bで生成されるチェックデータパターンと同じ値である。
図33は、チェックデータパターン検査を説明する図である。
図には、チェックデータパターン検査を説明する表101が示してある。チェックデータパターン生成部35bが、ランダムのチェックデータパターンを生成している場合、データパターン検査部44は、チェックデータパターン生成部35bがPNパターンを生成している生成多項式と同じ生成多項式により、期待値を生成する。データパターン検査部44は、生成した期待値と、受信されたデータフレームのチェックデータパターンを比較する。期待値と受信されたデータフレームのチェックデータパターンとが一致しなかった場合、データパターン検査部44は、レジスタ部46にPNパターンビットエラーの書き込みをする。なお、図20においてチェックデータパターン生成部35bは、X31+X28+1の生成多項式を用いている。従ってこの場合、データパターン検査部44は、X31+X28+1の生成多項式を用いて期待値を生成する。
チェックデータパターン生成部35bが、固定のチェックデータパターンを生成している場合、データパターン検査部44は、チェックデータパターン生成部35bが生成している固定値と同じ値を期待値として生成する。データパターン検査部44は、生成した期待値と、受信されたデータフレームのチェックデータパターンを比較する。期待値と受信されたデータフレームのチェックデータパターンとが一致しなかった場合、データパターン検査部44は、レジスタ部46に固定データパターンビットエラーの書き込みをする。
チェックデータパターン生成部35bが、インクリメントされたチェックデータパターンを生成している場合、データパターン検査部44は、チェックデータパターン生成部35bが生成するのと同じインクリメントされたチェックデータパターンを期待値として生成する。データパターン検査部44は、生成した期待値と、受信されたデータフレームのチェックデータパターンを比較する。期待値と受信されたデータフレームのチェックデータパターンとが一致しなかった場合、データパターン検査部44は、レジスタ部46にインクリメントデータパターンビットエラーの書き込みをする。
なお、データパターン検査部44は、レジスタ部46に設定されるデータに基づいて、生成する期待値の種類を決める。レジスタ部46には、チェックデータパターン生成部35bによって、どの種類のチェックデータパターンを生成しているかが設定される。
さらに、CPU10bはレジスタ部46に書き込まれた各種エラーを読み出し、コンソール11に送信する。コンソール11は、受信した各種エラーをディスプレイに表示する。これによって、試験者は中継装置に各種エラーが生じたことを知ることができる。
このようにデータパターン検査部44により、受信されたデータフレームのチェックデータパターンのビットが検査される。
図24に示すように同期処理部45は、再同期処理部45aおよび非再同期処理部45bを有している。
再同期処理部45aは、受信されたデータフレームのシーケンシャル番号と期待値とが異なった場合、その異なったデータフレームのシーケンシャル番号の次の値から期待値が生成されるように、シーケンシャル番号検査部43bを制御する。また、同期処理部45は、再同期処理を行わずに、強制的にデータフレームの検査を行う。同期処理部45は、レジスタ部46に設定されたデータに基づいて、再同期処理または非再同期処理を行う。
図34は、再同期処理を説明する図である。
図において、受信されたデータフレームは、シーケンシャル番号が1、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、…の順で受信されている。2のシーケンシャル番号のデータフレームが受信されるべきところに、3のシーケンシャル番号のデータフレームが受信され、エラーが発生している。通常であれば、シーケンシャル番号検査部43bは、2の期待値の次には3の期待値を生成する。しかし、再同期処理部45aは、エラーの発生したシーケンシャル番号3の次の番号である4の期待値を生成するように、シーケンシャル番号検査部43bを制御する。
再同期処理部45aは、エラーの発生後同期を外す(レジスタ部46にシーケンシャル番号のエラー書き込みをさせない)。再同期処理部45aは、再同期処理によってエラーを解消すると、所定数のデータフレームを受信した後に同期を確立する(同期保護期間)。同期保護期間を設けるのは、エラーが発生するとデータフレームの性質上、シーケンシャル番号の不一致が所定回数続くためである。図においては、5データフレーム分同期保護期間が設けてある。なお、同期保護期間においてエラーが発生した場合、さらに再同期処理を行う。このように、再同期処理を行うことによって、エラー発生後、連続したシーケンシャル番号で受信されているデータフレームを連続してエラーと判断することを防止している。
図35は、非再同期処理を説明する図である。
非再同期処理部45bは、レジスタ部46によって非再同期処理が選択された場合、図に示すように連続した番号の期待値を生成するようにシーケンシャル番号検査部43bを制御する。非再同期処理では、再同期処理を行わずにチェックデータパターンの検査を強制的に続ける。再同期処理では、シーケンシャル番号のエラーや試験データのデータ化けが激しい場合、永遠に同期確立ができなくなる可能性があり、データフレームの検査を行うことができなくなる場合があるためである。このような場合に非再同期処理によって強制的にデータフレームの検査を続行する。
このように同期処理部45では、再同期処理部45aにより、再同期処理を行うようシーケンシャル番号検査部43bを制御し、非再同期処理部45bにより、非再同期処理を行うようシーケンシャル番号検査部43bを制御する。
次に、図8のフレーム蓄積部50の詳細について説明する。
図36は、図8のフレーム蓄積部の詳細な機能ブロック図である。
図に示すようにエラー検出部51は、MACヘッダエラー検出部51a、IPv4ヘッダエラー検出部51b、IPv6ヘッダエラー検出部51c、および検査エラー検出部51dを有している。
MACヘッダエラー検出部51aは、受信されたデータフレームのMACヘッダにエラーがあるか否かを検出する。IPv4ヘッダエラー検出部51bは、受信されたデータフレームのIPv4ヘッダにエラーがあるか否かを検出する。IPv6ヘッダエラー検出部51cは、受信されたデータフレームのIPv6ヘッダにエラーがあるか否かを検出する。検査エラー検出部51dは、IPv4/IPv6デュアルスタックフレーム検査部40より、シーケンシャル番号のエラーおよびチェックデータパターンのエラーを検出する。エラー検出部51は、データフレームをFIFO(First In First Out)方式でフレーム記憶部52に記憶する。エラー検出部51の各部はエラーを検出すると、そのエラーを検出した時点から、所定数のデータフレームが記憶された後に、データフレームの記憶を停止する。なお、所定数は、例えば、FIFO方式で記憶されるデータフレームの全容量の半分とする。このようにすれば、エラーが発生したデータフレームの前後の容量が同じになる。
図36においては、フレーム記憶部52は、2Mバイトのデータフレームを記憶する。エラー検出部51の各部は、エラーを検出してからデータフレームが1Mバイト記憶されるとデータフレームの記憶を停止する。これによって、フレーム記憶部52には、エラーのあったデータフレームの前後1Mバイトのデータフレームが記憶される(データフレームを約10Kバイトとすると前後約100個のデータフレームが記憶される)。
エラーを検出すべき内容は、コンソール11から指定することができる。指定されたエラーの検出内容は、レジスタ部53に書き込まれる。MACヘッダエラー検出部51a、IPv4ヘッダエラー検出部51b、およびIPv6ヘッダエラー検出部51cは、レジスタ部53を参照することによって、検出すべきエラーの内容を特定する。
図37は、エラー検出の内容を説明する図その1である。
図には、エラー検出の内容を説明する表102が示してある。各ヘッダのエラーを検出する検出内容が示してある。MACヘッダエラー検出部51aは、レジスタ部53に設定されたデータに基づいて、MACヘッダのMAC_DA、MAC_SA、またはFrame_Typeのエラーを検出する。IPv4ヘッダエラー検出部51bは、レジスタ部53に設定されたデータに基づいて、IPv4ヘッダのIP_Ver.、IPヘッダ長、TOS、Identification、Flag、Fagment_Offset、Time_To_Live、Protocol、IP_DA、またはIP_SAのエラーを検出する。IPv6ヘッダエラー検出部51cは、レジスタ部53に設定されたデータに基づいて、Ver.、Traffic_Class、Flow_Label、Next_Header、Hop_Limit、IP_DA、またはIP_SAのエラーを検出する。なお、上記エラーの検出は、IPv4/IPv6デュアルスタックフレーム生成部30で生成される各ヘッダと受信されたデータフレームの各ヘッダを比較することによって行われる。
図38は、エラー検出の内容を説明する図その2である。
図には、エラー検出の内容を説明する表103が示してある。検査エラー検出部51dは、IPv4/IPv6デュアルスタックフレーム検査部40より検出されたシーケンシャル番号のエラーおよびチェックデータパターンのエラーを検出する。
フレーム記憶部52に記憶されたデータフレームは、CPU10bによって、コンソール11に送信される。これによって、試験者は、どのシーケンシャル番号が失われたかまたは重複したかを解析することができる。また、エラーが生じたデータフレームのパターンを含め、前後のデータフレームのパターンはどのようになっているかを解析することができる。
以下、各機能ブロック図の動作について説明する。
図8の機能ブロック図の動作について説明する。IPv4/IPv6デュアルスタックフレーム生成部30のデュアルスタックフレーム多重部38は、各生成部から生成されるMACヘッダ、IPv4ヘッダ、UDPヘッダ、およびUDPデータグラムをつなぎ合わせ、IPv4のデータフレームを生成する。また、デュアルスタックフレーム多重部38は、各生成部から生成されるMACヘッダ、IPv6ヘッダ、UDPヘッダ、およびUDPデータグラムをつなぎ合わせ、IPv6のデータフレームを生成する。デュアルスタックフレーム多重部38は、負荷率調整部36からの負荷率および生成比率、フレーム長調整部37からのフレーム長に応じて、IPv4、IPv6のデータフレームを生成する。
デュアルスタックフレーム多重部38は、UDPデータグラム生成部35より生成されるシーケンス番号、および試験データのチェックデータパターンをデータフレームに付加する。シーケンシャル番号は、生成されるIPv4のデータフレームとIPv6のデータフレームとにまたがって順になっている。
送信MACインターフェース60は、デュアルスタックフレーム多重部38によって生成されたIPv4、IPv6のデータフレームを、シーケンシャル番号の順に回線I/F10gを介して中継装置12に送信する。
受信MACインターフェース70は、中継装置12からIPv4、IPv6のデータフレームを回線I/F10gを介して受信する。受信されたデータフレームは、IPv4/IPv6デュアルスタックフレーム検査部40およびフレーム蓄積部50に送られる。
IPv4/IPv6デュアルスタックフレーム検査部40のIPv4ヘッダ検査部41は、受信されたデータフレームがIPv4であるか、試験データを含むデータフレームであるかを検査する。IPv6ヘッダ検査部42は、受信されたデータフレームがIPv6であるか、試験データを含むデータフレームであるかを検査する。受信されたIPv4、IPv6のデータフレームが試験対象となるデータフレームと判断されると、シーケンシャル検査部43によって、データフレームがシーケンシャル番号の順に受信されているか検査される。また、データパターン検査部44によって、チェックデータパターンが適正な状態で送受信されたか検査される。同期処理部45は、再同期処理または非再同期処理を行うようシーケンシャル検査部43を制御する。
エラー検出部51は、FIFO方式によって、受信されたデータフレームをフレーム記憶部52に記憶する。エラー検出部51は、受信されたデータフレームのMACヘッダ、IPv4ヘッダ、IPv6ヘッダのエラーを検出する。エラー検出部51はエラーを検出した場合、そのエラーを検出した時点から、所定数のデータフレームが記憶された後にデータフレームの記憶を停止する。また、エラー検出部51は、IPv4/IPv6デュアルスタックフレーム検査部40よりシーケンシャル番号のエラー、チェックデータパターンのエラーが検出されると、そのエラーが検出された時点から、所定数のデータフレームが記憶された後にデータフレームの記憶を停止する。
図9の機能ブロック図の動作について説明する。MACヘッダ生成部31のMACDA生成部31aは、MACヘッダのMAC_DAを生成する。MACSA生成部31bは、MACヘッダのMAC_SAを生成する。VLANTag生成部31cは、VLANタグのデータフレームを生成する場合にMACヘッダのVLANタグを生成する。FrameType生成部31dは、MACヘッダのFrameTypeを生成する。
IPv4ヘッダ生成部32のIPv4ヘッダ情報生成部32aは、IPv4ヘッダのIPv4ヘッダ情報を生成する。IPv4DA生成部32bは、IPv4ヘッダのIP_DAを生成する。IPv4SA生成部32cは、IPv4ヘッダのIP_SAを生成する。
IPv6ヘッダ生成部33のIPv6ヘッダ情報生成部33aは、IPv6ヘッダのIPv6ヘッダ情報を生成する。IPv6DA生成部33bは、IPv6ヘッダのIP_DAを生成する。IPv6SA生成部33cは、IPv6ヘッダのIP_SAを生成する。
UDPヘッダ生成部34は、IPv4、IPv6ヘッダのUDPヘッダを生成する。なお、IPv4、IPv6のデータフレームにおいて、UDPヘッダは共通である。
UDPデータグラム生成部35のシーケンシャル番号生成部35aは、シーケンシャル番号を生成する。チェックデータパターン生成部35bは、レジスタ部39に設定されるデータに基づいて、固定値、インクリメント、またはPNパターンのチェックデータパターンを生成する。エラー挿入部35cは、レジスタ部39に設定されるデータに基づいて、ビットエラー、シーケンスエラー、または重複エラーとなるエラーをチェックデータパターンに挿入する。
負荷率調整部36のIPv4フレーム調整部36aおよびIPv6フレーム調整部36bは、デュアルスタックフレーム多重部38が生成するIPv4、IPv6のデータフレームの負荷率および生成比率を決定する。
フレーム長調整部37のIPv4フレーム長調整部37aおよびIPv6フレーム長調整部37bは、デュアルスタックフレーム多重部38が生成するIPv4、IPv6のデータフレームのフレーム長を固定値にするかランダムにするかを決定する。
デュアルスタックフレーム多重部38は、各部で生成されるMACヘッダ、IPv4ヘッダ、IPv6ヘッダ、UDPヘッダ、およびUDPデータグラムをつなぎ合わせてIPv4、IPv6のデータフレームを生成する。このとき、デュアルスタックフレーム多重部38は、負荷率調整部36で決定された負荷率および生成比率で、IPv4、IPv6のデータフレームを生成する。また、フレーム長調整部37で決定されたフレーム長で、IPv4、IPv6のデータフレームを生成する。
図24の機能ブロック図の動作について説明する。IPv4ヘッダ検査部41のバージョン検査部41aは、受信されたデータフレームのバージョンが4であるか検査を行う。プロトコル検査部41bは、受信されたデータフレームのバージョンが4である場合に、上位レベルのプロトコルがUDPであるか検査する。ヘッダチェックサム検査部41cは、上位レベルのプロトコルがUDPである場合に、IPv4ヘッダ内のチェックサムの検査をする。
IPv6ヘッダ検査部42のバージョン検査部42aは、受信されたデータフレームのバージョンが6であるか検査を行う。ネクストヘッダ検査部42bは、受信されたデータフレームのバージョンが6である場合に、上位レベルのプロトコルがUDPであるか検査する。
シーケンシャル検査部43のフレームID検査部43aは、受信されたデータフレームのPN_IDを検査する。シーケンシャル番号検査部43bは、シーケンシャル番号が連続した番号でデータフレームが受信されたか検査を行う。データパターン検査部44は、受信されたデータフレームのチェックデータパターンを検査する。
同期処理部45は、レジスタ部46に設定されたデータに基づいて、シーケンシャル検査部43およびデータパターン検査部44を、再同期処理させるかまたは非再同期処理をさせるかの制御を行う。
図36の機能ブロック図の動作について説明する。フレーム記憶部52には受信されたデータフレームがFIFO方式で記憶される。エラー検出部51のMACヘッダエラー検出部51a、IPv4ヘッダエラー検出部51b、およびIPv6ヘッダエラー検出部51cは、受信されたデータフレームのMACヘッダ、IPv4ヘッダ、およびIPv6ヘッダの検査を行う。MACヘッダ、IPv4ヘッダ、およびIPv6ヘッダにエラーが発生した場合、MACヘッダエラー検出部51a、IPv4ヘッダエラー検出部51b、およびIPv6ヘッダエラー検出部51cは、そのエラーを検出した時点から、所定数のデータフレームが記憶された後に、データフレームのフレーム記憶部52への記憶を停止する。
検査エラー検出部51dは、IPv4/IPv6デュアルスタックフレーム検査部40より、シーケンシャル番号のエラーおよびチェックデータパターンのエラーを検出する。検査エラー検出部51dは、シーケンシャル番号のエラーまたはチェックデータパターンを検出した場合、そのエラーを検出した時点から、所定数のデータフレームが記憶された後に、データフレームのフレーム記憶部52への記憶を停止する。
このように、IPv4の通信プロトコルに対応したデータフレームとIPv6の通信プロトコルに対応したデータフレームとにまたがって順にシーケンシャル番号を付加する。また、IPv4、IPv6のデータフレームにチェックデータパターンを付加する。そして、試験対象となる中継装置にデータフレームを送信し、中継装置からIPv4、IPv6のデータフレームがシーケンシャル番号の順に受信されたか否かを検査し、チェックデータパターンが適正に受信されたかを検査するようにした。これによって、IPv4、IPv6の通信プロトコルに対応した中継装置の試験を行うことができる。
(付記1) ネットワークに接続される中継装置の通信試験をする通信試験装置において、
第1の通信プロトコルに対応した第1のデータフレームと第2の通信プロトコルに対応した第2のデータフレームとをランダムに生成するデータフレーム生成手段と、
前記第1のデータフレームと前記第2のデータフレームとにまたがって、連続した番号を付加する連続番号付加手段と、
前記第1のデータフレームと前記第2のデータフレームとに試験データを付加する試験データ付加手段と、
前記第1のデータフレームおよび前記第2のデータフレームを付加された前記番号の順に前記中継装置に送信する送信手段と、
前記中継装置から前記第1のデータフレームおよび前記第2のデータフレームを受信する受信手段と、
前記第1のデータフレームおよび前記第2のデータフレームが前記番号の順に受信されたか否かを判断する連続番号判断手段と、
受信された前記第1のデータフレームおよび前記第2のデータフレームに付加されている前記試験データと、前記試験データ付加手段が付加した前記試験データとを比較する試験データ比較手段と、
を有することを特徴とする通信試験装置。
(付記2) 前記試験データ付加手段は、ランダムな数値を生成する生成多項式に基づいてランダムな前記試験データを生成することを特徴とする付記1記載の通信試験装置。
(付記3) 前記試験データ比較手段は、前記生成多項式と同じ式に基づいて、前記第1のデータフレームおよび前記第2のデータフレームに付加されている前記試験データと比較するための期待値を生成することを特徴とする付記2記載の通信試験装置。
(付記4) 前記連続番号判断手段は、前記第1のデータフレームおよび前記第2のデータフレームに付加されている前記番号と比較するための連続した値の期待値を生成することを特徴とする付記1記載の通信試験装置。
(付記5) 前記連続番号判断手段は、前記番号と前記期待値とが異なった場合、前記期待値を前記番号の次の値から生成し始めることを特徴とする付記4記載の通信試験装置。
(付記6) 受信された前記第1のデータフレームおよび前記第2のデータフレームをFIFO方式によって記憶する記憶手段と、
前記第1のデータフレームおよび前記第2のデータフレームが前記番号の順に受信されなかったときまたは前記試験データの比較が異なったとき、前記第1のデータフレームおよび前記第2のデータフレームが所定数記憶された後、前記記憶手段の記憶を停止する記憶制御手段と、
をさらに有することを特徴とする付記1記載の通信試験装置。
(付記7) 前記記憶手段に記憶された前記第1のデータフレームおよび前記第2のデータフレームを表示する記憶表示手段をさらに有することを特徴とする付記6記載の通信試験装置。
(付記8) 試験データ付加手段は、外部から入力される指示によって、固定値の前記試験データ、1ずつ加算される前記試験データ、またはランダムな前記試験データを選択付加することを特徴とする付記1記載の通信試験装置。
(付記9) 前記連続番号判断手段によって判断された判断結果および前記試験データ比較手段によって比較された比較結果を表示する結果表示手段をさらに有することを特徴とする付記1記載の通信試験装置。
(付記10) データフレーム生成手段は、外部から入力される指示によって、前記第1のデータフレームと前記第2のデータフレームとの生成比率を制御することを特徴とする付記1記載の通信試験装置。
(付記11) データフレーム生成手段は、外部から入力される指示によって、前記第1のデータフレームと前記第2のデータフレームの全体の生成率を制御することを特徴とする付記1記載の通信試験装置。
(付記12) データフレーム生成手段は、外部から入力される指示によって、前記第1のデータフレームと前記第2のデータフレームのフレーム長を制御することを特徴とする付記1記載の通信試験装置。
(付記13) ネットワークに接続される中継装置の通信試験をする通信試験方法において、
第1の通信プロトコルに対応した第1のデータフレームと第2の通信プロトコルに対応した第2のデータフレームとをランダムに生成し、
前記第1のデータフレームと前記第2のデータフレームとにまたがって、連続した番号を付加し、
前記第1のデータフレームと前記第2のデータフレームとに試験データを付加し、
前記第1のデータフレームおよび前記第2のデータフレームを付加された前記番号の順に前記中継装置に送信し、
前記中継装置から前記第1のデータフレームおよび前記第2のデータフレームを受信し、
前記第1のデータフレームおよび前記第2のデータフレームが前記番号の順に受信されたか否かを判断し、
前記試験データと受信された前記第1のデータフレームおよび前記第2のデータフレームに付加されている前記試験データとを比較する、
ことを特徴とする通信試験方法。
本発明の通信試験装置の原理図である。 本発明の通信試験装置の適用例を示した図である。 通信試験装置の本体のハードウェア構成を示すブロック図である。 IPv4のデータフレームのフレームフォーマットを示した図である。 VLANタグを有するIPv4のデータフレームのフレームフォーマットを示した図である。 IPv6のデータフレームのフレームフォーマットを示した図である。 VLANタグを有するIPv6のデータフレームのフレームフォーマットを示した図である。 FPGAの機能ブロック図である。 図8のIPv4/IPv6デュアルスタックフレーム生成部の詳細な機能ブロック図である。 MAC_DAの生成を説明する図である。 VLANタグの生成を説明する図である。 Frame_Typeの生成を説明する図である。 IPv4ヘッダ情報の生成を説明する図である。 IPv4のIP_DAの生成を説明する図である。 IPv6ヘッダ情報の生成を説明する図である。 IPv6のIP_DAの生成を説明する図である。 UDPヘッダの生成を説明する図である。 PN_IDの生成を説明する図である。 PN_SEQの生成を説明する図である。 チェックデータパターンの生成を説明する図である。 エラー挿入を説明する図である。 生成比率を説明する図である。 フレーム長を説明する図である。 図8のIPv4/IPv6デュアルスタックフレーム検査部の詳細な機能ブロック図である。 IPv4ヘッダのバージョン検査を説明する図である。 IPv4ヘッダのプロトコル種別検査を説明する図である。 IPv4ヘッダのチェックサム検査を説明する図である。 IPv6ヘッダのバージョン検査を説明する図である。 IPv4ヘッダのNext_Header検査を説明する図である。 UDPデータグラムのPN_ID検査を説明する図である。 データフレームの連続性検査を説明する図である。 シーケンシャルエラーの検出例を示した図である。 チェックデータパターン検査を説明する図である。 再同期処理を説明する図である。 非再同期処理を説明する図である。 図8のフレーム蓄積部の詳細な機能ブロック図である。 エラー検出の内容を説明する図その1である。 エラー検出の内容を説明する図その2である。
符号の説明
1 通信試験装置
1a データフレーム生成手段
1b 連続番号付加手段
1c 試験データ付加手段
1d 送信手段
1e 受信手段
1f 連続番号判断手段
1g 試験データ比較手段
2,12 中継装置
3a,3b,3d,3g 第1のデータフレーム
3c,3f,3e 第2のデータフレーム
10 本体
10a FPGA
11 コンソール
21〜24 データフレーム
30 IPv4/IPv6デュアルスタックフレーム生成部
35 UDPデータグラム生成部
35a シーケンシャル番号生成部
35b チェックデータパターン生成部
36 負荷率調整部
37 フレーム長調整部
38 デュアルスタックフレーム多重部
40 IPv4/IPv6デュアルスタックフレーム検査部
43 シーケンシャル検査部
43b シーケンシャル番号検査部
44 データパターン検査部
45 同期処理部
50 フレーム蓄積部
51 エラー検出部
52 フレーム記憶部

Claims (5)

  1. ネットワークに接続される中継装置の通信試験をする通信試験装置において、
    第1の通信プロトコルに対応した第1のデータフレームと第2の通信プロトコルに対応した第2のデータフレームとをランダムに生成するデータフレーム生成手段と、
    前記第1のデータフレームと前記第2のデータフレームとにまたがって、連続した番号を付加する連続番号付加手段と、
    前記第1のデータフレームと前記第2のデータフレームとに試験データを付加する試験データ付加手段と、
    前記第1のデータフレームおよび前記第2のデータフレームを付加された前記番号の順に前記中継装置に送信する送信手段と、
    前記中継装置から前記第1のデータフレームおよび前記第2のデータフレームを受信する受信手段と、
    前記第1のデータフレームおよび前記第2のデータフレームが前記番号の順に受信されたか否かを判断する連続番号判断手段と、
    受信された前記第1のデータフレームおよび前記第2のデータフレームに付加されている前記試験データと、前記試験データ付加手段が付加した前記試験データとを比較する試験データ比較手段と、
    を有することを特徴とする通信試験装置。
  2. 前記連続番号判断手段は、前記第1のデータフレームおよび前記第2のデータフレームに付加されている前記番号と比較するための連続した値の期待値を生成することを特徴とする請求項1記載の通信試験装置。
  3. 受信された前記第1のデータフレームおよび前記第2のデータフレームをFIFO方式によって記憶する記憶手段と、
    前記第1のデータフレームおよび前記第2のデータフレームが前記番号の順に受信されなかったときまたは前記試験データの比較が異なったとき、前記第1のデータフレームおよび前記第2のデータフレームが所定数記憶された後、前記記憶手段の記憶を停止する記憶制御手段と、
    をさらに有することを特徴とする請求項1記載の通信試験装置。
  4. 試験データ付加手段は、外部から入力される指示によって、固定値の前記試験データ、1ずつ加算される前記試験データ、またはランダムな前記試験データを選択付加することを特徴とする請求項1記載の通信試験装置。
  5. データフレーム生成手段は、外部から入力される指示によって、前記第1のデータフレームと前記第2のデータフレームとの生成比率を制御することを特徴とする請求項1記載の通信試験装置。
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