JP4275059B2 - パケット通信方法及びシステム並びにその装置 - Google Patents

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本発明はパケット通信方法及びシステム並びにその装置に関し、更に詳しくは、所定以下のフレーム長からなる通常フレームと、前記所定を超えるフレーム長からなるジャンボフレームとが混在して伝送されるパケット通信システムのパケット通信方法及びシステム並びにその装置に関する。
近年、インターネットの普及により、企業や家庭ではより高速な通信環境が要求されている。スループット向上のために、イーサネット(登録商標)標準仕様の最大フレーム長(1518バイト)を超えるサイズの所謂ジャンボフレームに対応する通信機器も増えている。
本発明は、イーサネット標準仕様及びジャンボフレーム対応の機器が混在するネットワークにおいて、ジャンボフレームを処理可能な通信経路や通信機器のみで構成されたジャンボフレーム対応ネットワークとジャンボフレームには対応しないジャンボフレーム非対応ネットワークとの境界部分又は通信端末において利用されるものである。。
図7は従来技術を説明する図で、ジャンボフレーム対応ネットワークとジャンボフレーム非対応ネットワークとが混在する一例のネットワーク構成を示している。図において、80はジャンボフレーム対応端末、40は該端末を収容する同対応ハブ、60は対応ルータであり、これらがジャンボフレーム対応ネットワーク100a,100bを構成している。また、90はジャンボフレーム非対応端末、50は同非対応ハブ、70は非対応伝送装置、そして、200は非対応ネットワーク(NW)である。
係る構成により、例えば、ネットワーク100aの対応端末A,Bとネットワーク100bの対応端末F,Gとの間で通信する場合は、途中のジャンボフレーム非対応ネットワーク200でジャンボフレームを処理できずに廃棄してしまうため、ジャンボフレームによる通信は行えない。また、対応端末A,Bが非対応端末C,D,Eと通信し、又は対応端末F,Gが非対応端末Hと通信するためには、ジャンボフレーム機能を一律に無効としなければならないため、ジャンボフレーム対応端末A-B間,あるいは対応端末F-G間でもジャンボフレームによる通信を行えない。従って、結果的にジャンボフレーム通信は使用できない。このように、従来は、ジャンボフレームによる通信は送受信端末及び通信経路の全てがジャンボフレームに対応していなくてはならない。
なお、ジャンボフレームに非対応の通信経路や機器を経由しなければならない場合は、IP等パケットの分割機能を備えた上位プロトコルを使用している場合に限り、ルータ等によってフレームを分割可能であるが、分割されたフレームの組立は受信端末で行われるため、一度分割されてしまった後はジャンボフレームのメリットは失われてしまう。
また従来は、送信端末がフレームを複数セルに分解して送信し、受信端末が複数の受信セルをフレームに組み立てるところの非同期転送モード通信方式が知られている(特許文献1)。
特開平03−231547(第1図,5頁左上欄)
このように、従来ジャンボフレーム通信を有効に行うためには、ネットワーク全ての通信経路や機器をジャンボフレーム対応にしなければならないため、現状、ジャンボフレームによる通信は限られたネットワークの範囲に限定されていた。
本発明は上記従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、その目的とする所は、ジャンボフレーム非対応の通信経路や機器が途中に介在してもジャンボフレームによる通信を有効に活用できるパケット通信方法及びシステム並びにその装置を提供することにある。
上記の課題は例えば図1の構成により解決される。即ち、本発明(1)のパケット通信方法は、所定以下のフレーム長からなる通常フレームと、前記所定を超えるフレーム長からなるジャンボフレームとが混在して伝送されるパケット通信システムのパケット通信方法であって、パケット分割側(例えば30d−10)では上流より受信したジャンボフレームを分割して所定以下のフレーム長の複数の分割フレームを生成し、下流に送信すると共に、該分割フレームは、その一部の情報につき通常フレームと同じ演算方法で生成された第1のフレームチェック語と、該第1のフレームチェック語を含むフレーム全体の情報につき前記と同じ演算方法で生成された第2のフレームチェック語とを含み、パケット組立側(例えば30e−20)では受信フレーム中の前記第1のフレームチェック語による検査が正しいことにより分割フレームを抽出し、こうして収集した複数の分割フレームを組み立ててジャンボフレームを生成するものである。
本発明(1)によれば、パケット組立側では、受信フレーム中の第1のフレームチェック語による検査が正しいことにより分割フレームを抽出するので、通常フレームと分割フレームとが混在する中から、極めて高い確度で分割フレームを抽出できる。しかも、第1のフレームチェック語は通常方式による第2のフレームチェック語と同じ演算方法で生成され、かつ検査されるため、既存のフレームチェック回路を有効に活用できる。また、このような簡単なジャンボフレーム分割・組立制御は、上位プロトコルとは関係無く、下位プロトコル(イーサネットフレーム)に閉じた形で、容易に実現できる。
また、本発明(2)のパケット通信システムは、所定以下のフレーム長からなる通常フレームと、前記所定を超えるフレーム長からなるジャンボフレームとが混在して伝送されるパケット通信システムにおいて、パケット分割装置では上流より受信したジャンボフレームを分割して所定以下のフレーム長からなる複数の分割フレームを生成し、下流に送信すると共に、該分割フレームは、その一部の情報につき通常フレームと同じ演算方法で生成された第1のフレームチェック語と、該第1のフレームチェック語を含むフレーム全体の情報につき前記と同じ演算方法で生成された第2のフレームチェック語とを含み、パケット組立装置では受信フレームの前記第1のフレームチェック語による検査が正しいことにより分割フレームを抽出し、こうして収集した複数の分割フレームを組み立ててジャンボフレームを生成するものである。。
本発明(3)においては、上記本発明(2)において、ジャンボフレームをそのまま処理可能なジャンボフレーム対応ネットワーク又は対応通信機器と、ジャンボフレームをそのまま処理できないジャンボフレーム非対応ネットワーク又は非対応通信機器との境界点に、前記パケット分割装置及びパケット組立装置を設けたものである。
従って、非対応ネットワーク中でも実質ジャンボフレームを効率よくを透過させることが可能となる。また、対応ネットワーク中はジャンボフレームをそのまま転送できるため、ジャンボフレームのメリットは失われない。
本発明(4)においては、上記本発明(2)又は(3)において、パケット分割装置及
びパケット組立装置は、受信した通常フレームをそのまま通過させるものである。従って、通常フレームは従来通りフリーで転送される。
本発明(5)のパケット分割装置は、所定以下のフレーム長からなる通常フレームと、前記所定を超えるフレーム長からなるジャンボフレームとが混在して伝送されるパケット通信システムのパケット分割装置であって、上流より受信したフレームのフレーム長が所定を超えることによりジャンボフレームを抽出する抽出手段と、前記抽出したジャンボフレームのデータ部分を複数ブロックに分割し、それぞれにジャンボフレームより複製したフレームヘッダと、分割フレームを表す分割ヘッダを付加すると共に、その一部の情報につき通常フレームと同じ演算方法で生成した第1のフレームチェック語と、該第1のフレームチェック語を含むフレーム全体の情報につき前記と同じ演算方法で生成した第2のフレームチェック語とを付加して所定以下のフレーム長の複数の分割フレームを生成する分割フレーム生成手段とを備えるものである。
従って、ジャンボフレームを効率よく抽出し、これを通常フレームと互換性ある複数の分割フレームに容易に分割できる。
以上述べた如く本発明によれば、ジャンボフレーム対応と非対応のネットワーク(通信経路や機器)が混在する中で、ジャンボフレーム通信の広域な使用を可能とすると共に、本発明を利用することで高速かつ大量のデータ転送に伴う処理負荷を軽減し、ネットワーク全体のスループットを向上させることが可能となる。
以下、添付図面に従って本発明に好適なる実施の形態を詳細に説明する。なお、全図を通して同一符号は同一又は相当部分を示すものとする。図1は実施の形態によるネットワークシステムの構成を示す図で、本発明のイーサネット(登録商標)への適用例を示している。なお、ネットワーク構成は上記図7で述べたものと同様であり、ここでは、本発明により新たに付加された構成を中心に説明する。
図において、30はジャンボフレーム対応と非対応の機器や通信経路の境界に設けられるジャンボフレーム分割・組立装置、10は、上流からの通常フレームはそのまま通過させるが、上流からのジャンボフレームについては、これを抽出して1518バイト以下の複数の分割フレームに分割し、出力するジャンボフレーム分割部、20は、同じく上流からの通常フレームはそのまま通過させるが、上流からの複数の分割フレームについては、これらを一旦バッファリングし、組み立てて元のジャンボフレームを生成し、出力するジャンボフレーム組立部である。
図示の如く、ジャンボフレーム対応ネットワークや機器とジャンボフレーム非対応ネットワークや機器との境界にジャンボフレーム分割・組立装置10を挿入することでジャンボフレーム非対応ネットワークや機器における実質ジャンボフレームの透過を可能としている。
例えば、ネットワーク100aの対応端末Aが対応端末F宛に送信したジャンボフレームはジャンボフレーム対応ネットワーク100aを介してそのままジャンボフレーム分割・組立装置30dのフレーム分割部10に至る。
フレーム分割部10は、上流からの通常フレームはそのまま通過させるが、上流からのジャンボフレームを抽出すると共に、そのデータ部分を複数ブロックに分割し、それぞれに元のジャンボフレームより複製したフレームヘッダと、分割フレームを表す分割ヘッダ
とを付加すると共に、その一部の情報につき通常フレームと同じ演算方法で生成した第1のフレームチェック語と、該第1のフレームチェック語を含むフレーム全体の情報につき前記と同じ演算方法で生成した第2のフレームチェック語とを付加してイーサネット標準仕様に準拠した通常フレームと互換性ある複数の分割フレームを生成し、下流に送信する。
これらの分割フレーム(即ち、実質ジャンボフレーム)はジャンボフレーム非対応ネットワーク200や機器を介してそのまま転送され、ジャンボフレーム分割・組立装置30eのフレーム組立部20に至る。該フレーム組立部20は、上流からの受信フレームにつき、一部の情報につき付与された第1のフレームチェック語についての検査を行い、検査が正しかった受信フレーム(即ち、分割フレーム)を抽出してメモリに蓄積すると共に、送信側で付与された分割ヘッダに基づき所要数の蓄積フレームを組み立ててジャンボフレームを生成し、下流に送信する。このジャンボフレームはジャンボフレーム対応ネットワーク100bを介して対応端末Fに受信され、適正に処理される。ジャンボフレーム対応端末Fから対応端末A宛に送信されたジャンボフレームについては上記の逆である。
一方、ジャンボフレーム非対応端末Cから非対応端末H宛に送信した通常フレームはジャンボフレーム対応ネットワーク100a、分割・組立装置30dのフレーム分割部10、非対応ネットワーク200、分割・組立装置30eのフレーム組立部20及びジャンボフレーム対応ネットワーク100bを介してそのまま転送され、非対応端末Hに受信される。即ち、イーサネット標準仕様フレームによる送受信は全く阻害されない。
また、例えばジャンボフレーム対応端末Aが非対応端末Cと通信する場合は、通常フレムを使用すれば良く、ジャンボフレーム機能を一律に無効とする必要はない。但し、対応端末Aにおいて、端末Cが非対応であることを知っているものとする。以下、各部の詳細を説明する。
図6は実施の形態によるジャンボフレームの分割態様を示す図である。ジャンボフレームのデータ領域を最大1490バイトとなるように分割し、それぞれの先頭に分割ヘッダを付与する。一例の分割ヘッダは6バイトから成り、先頭からジャンボフレームの一部(分割フレーム)であることを表すフレーム識別子、分割フレームのデータ長、フレームの分割数及び分割フレームの位置(分割前の何番目に相当するか)を表す。
更に、データ領域の末尾に分割ヘッダからデータ末尾までを演算範囲とした4バイト分のフレームチェックシーケンスFCS[d](本発明の第1のフレームチェック語に相当)を付与し、最大1500バイト分のデータブロックを生成する。なお、FCS[d]を4バイトとする意味は、イーサネット標準仕様のフレームチェックシーケンスFCSと全く同じ方法で実現できるため、ハードウェア及びソフトウェアの規模を抑える効果があるからである。
そして、これらのデータブロックの先頭に、元のジャンボフレームに付与されていたイーサネットフレームヘッダ(宛先アドレス、送り元アドレス、タイプ)を付与し、かつ、その末尾に前記宛先アドレスからFCS「d」までにつき求めた4バイト分のフレームチェックシーケンスFCS(本発明の第2のフレームチェック語に相当)を付与し、こうしてイーサネット標準仕様と互換性を有する分割フレームを生成する。なお、ジャンボフレームでない場合はフレーム分割は行わず、そのままフレームを透過させる。
図2は実施の形態によるジャンボフレーム分割部のブロック図で、上記図6のフレーム分割を行う場合を示している。図において、10はジャンボフレーム分割部、11は受信フレームを一時的に記憶するフレームバッファ、12は受信フレームのビット(バイト)
数をカウントするフレームカウンタ、13は受信フレームのFCS検査を行うFCS検査部、14はフレームバッファ11への受信データ書込制御を行う書込制御部、15は送信フレームのFCS[d]及びFCSを生成するFCS生成部、16はフレームバッファ11からの送信データ読出制御を行う読出制御部、17は送信フレームのフレームヘッダHD、分割ヘッダDHD、データDT、FCS[d]及びFCSを所定のフォーマットに従い組み合わせて出力するデータマルチプレクサ(MUX)、18は、上記各部の制御を行うと共に、入力の通常フレームはそのままで通過させ、かつ入力のジャンボフレームはイーサネット標準仕様に従う複数の分割フレームに分割して出力するフレーム分割制御部である。
図3は実施の形態によるジャンボフレーム組立部のブロック図で、図において、20はジャンボフレーム組立部、21は受信フレームを一時的に記憶するフレームバッファ、22は受信フレームのビット(バイト)数をカウントするフレームカウンタ、23は受信フレームのFCS[d]検査及びFCS検査を行うFCS検査部、24はフレームバッファ21への受信データ書込制御を行う書込制御部、25は送信フレームのFCSを生成するFCS生成部、16はフレームバッファ21からの送信データ読出制御を行う読出制御部、27は送信フレームのフレームヘッダHD、デ−タDT、送信フレームにつき生成したFCS検査バイトを所定のフォーマットに従い組み合わせて出力するデータマルチプレクサ(MUX)、28は、上記各部の制御を行うと共に、入力の通常フレームはそのままで通過させ、かつ入力の分割フレームは所要フレーム数を収集し、組み立てて送信ジャンボフレームを生成するフレーム組立制御部である。次に各部の動作を説明する。
図4は実施の形態によるジャンボフレーム分割処理のフローチャートで、ジャンボフレーム分割部10により実行される。ステップS11では新たなフレームの受信を待ち、受信でない場合はステップS11に戻る。やがて、新たなフレームを受信すると、ステップS12では当該受信フレームをバッファに蓄積する。ステップS13では受信フレームのFCS(Frame Check Sequence)検査が正常か否かを判別し、正常な場合は、更にステップS14で受信フレーム長が1518バイト以下か否かを判別する。以下でない場合は、ジャンボフレームであるので、ステップS15でフレーム分割数を、
フレーム分割数=[受信データ長/1490バイト]
により求める。ここで、記号[]は小数点以下を切り上げ、整数化することを意味する。ステップS16では分割フレームカウンタn=0に初期化し、ステップS17ではnが(フレーム分割数−1)か否かを判別する。
n<(フレーム分割数−1)の場合はステップS18で分割データを、
分割データ=受信データ{(n×1490)〜(n×1490+1490)}
により求め、ステップS20では分割データの先頭に分割ヘッダ(n)を付与する。分割ヘッダ(n)は当該分割フレームがn番目のフレームであることを意味する。ステップS21では分割ヘッダから分割データの末尾までのFCS演算を行い、その演算結果FCS[d]を分割データの末尾に付与する。
ステップS22では受信フレームと同じ内容のヘッダを分割フレームの先頭に付与し、かつこうして得られた分割フレーム全体のFCS演算を行い、その演算結果FCSを末尾に付与する。ステップS23では分割フレームを送信する。ステップS24ではフレームカウンタnに+1し、ステップS17に戻る。
こうして、やがてステップS17の判別でn=(フレーム分割数−1)になると、ステップS19では分割データを、
分割データ=受信データ{(n×1490)〜(n×1490+データ末尾)}
により求め、上記ステップS20以降の処理を実行する。そして、次ぎにステップS17
の判別でn>(フレーム分割数−1)になった事により、処理はステップS11に戻る。
また、上記ステップS13の判別で受信フレームのFCS検査が正常でない場合はステップS26に進んで当該受信フレームを廃棄する。また、上記ステップS14の判別で受信フレーム長が1518バイト以下の場合は、通常フレールであるので、ステップS25に進んで当該受信フレームをそのまま出力する。
図5は実施の形態によるジャンボフレーム組立処理のフローチャートで、ジャンボフレーム組立部20により実行される。ステップS31では新たなフレーム受信を待ち、受信でない場合はステップS31に戻る。やがて、新たなフレームを受信すると、ステップS32では受信フレームをバッファに蓄積する。ステップS33では受信フレームのFCS(Frame Check Sequence)検査を行うと共に、その検査結果が正常か否かを判別し、正常でない場合はステップS39で当該受信フレームを廃棄し、ステップS31に戻る。
また、上記ステップS33の判別でFCS検査結果が正常の場合は、更にステップS34で受信フレーム長≦1518バイトか否かを判別する。受信フレーム長≦1518バイトでない場合は、ステップS39にすすみ、当該受信フレームを廃棄する。
また、上記ステップS34の判別で受信フレーム長≦1518バイトの場合はステップS35で分割ヘッダからデータ部分までのFCS演算を行い、その演算結果が受信FCS[d]と一致するか否かを判別する。一致しない場合は、分割フレームでは無い通常のフレームであるので、ステップS40に進み、当該受信フレームをそのまま出力する。
また、上記ステップS35の判別で分割ヘッダからデータ部分までのFCS演算結果が受信FCS[d]と一致する場合は、分割フレームであるので、ステップS36に進み、フレームバッファ21内に宛先、送り元、タイプ及び分割ヘッダのフレーム識別子の全てが一致するフレームがあるか否かを判別する。ない場合は、当該フレームが最初の分割フレームであるので、ステップS41で当該受信フレームをバッファ21に蓄積し、ステップS31に戻る。
また、上記ステップS36の判別で一致するフレームがある場合は、2番目以降の分割フレームであるので、ステップS37に進み、バッファ21内に全ての分割フレーム(分割ヘッダの内容により既知)がバッファ21内に揃ったか否かを判別する。揃っていない場合はステップS41に進み、こうして、必要数の分割フレームをバッファ21に蓄積する。そして、やがて、上記ステップS37の判別でバッファ21内に全ての分割フレームが揃っていた場合は、ステップS38で必要数の分割フレームを使用して元のジャンボフレームを組立てる。ステップS42では該生成したジャンボフレームを送信し、ステップS31に戻る。
なお、上記本発明に好適なる実施の形態を述べたが、本発明思想を逸脱しない範囲内で各部の構成、処理及びこれらの組合せの様々な変更が行えることは言うまでも無い。
(付記1) 所定以下のフレーム長からなる通常フレームと、前記所定を超えるフレーム長からなるジャンボフレームとが混在して伝送されるパケット通信システムのパケット通信方法であって、パケット分割側では上流より受信したジャンボフレームを分割して所定以下のフレーム長の複数の分割フレームを生成し、下流に送信すると共に、該分割フレームは、その一部の情報につき通常フレームと同じ演算方法で生成された第1のフレームチェック語と、該第1のフレームチェック語を含むフレーム全体の情報につき前記と同じ演算方法で生成された第2のフレームチェック語とを含み、パケット組立側では受信フレーム中の前記第1のフレームチェック語による検査が正しいことにより分割フレー
ムを抽出し、こうして収集した複数の分割フレームを組み立ててジャンボフレームを生成することを特徴とするパケット通信方法。
(付記2) 所定以下のフレーム長からなる通常フレームと、前記所定を超えるフレーム長からなるジャンボフレームとが混在して伝送されるパケット通信システムにおいて、パケット分割装置では上流より受信したジャンボフレームを分割して所定以下のフレーム長からなる複数の分割フレームを生成し、下流に送信すると共に、該分割フレームは、その一部の情報につき通常フレームと同じ演算方法で生成された第1のフレームチェック語と、該第1のフレームチェック語を含むフレーム全体の情報につき前記と同じ演算方法で生成された第2のフレームチェック語とを含み、パケット組立装置では受信フレームの前記第1のフレームチェック語による検査が正しいことにより分割フレームを抽出し、こうして収集した複数の分割フレームを組み立ててジャンボフレームを生成することを特徴とするパケット通信システム。
(付記3) ジャンボフレームをそのまま処理可能なジャンボフレーム対応ネットワーク又は対応通信機器と、ジャンボフレームをそのまま処理できないジャンボフレーム非対応ネットワーク又は非対応通信機器との境界点に、前記パケット分割装置及びパケット組立装置を設けたことを特徴する付記2記載のパケット通信システム。
(付記4) パケット分割装置及びパケット組立装置は、受信した通常フレームをそのまま通過させることを特徴とする付記2又は3記載のパケット通信システム。
(付記5) 所定以下のフレーム長からなる通常フレームと、前記所定を超えるフレーム長からなるジャンボフレームとが混在して伝送されるパケット通信システムのパケット分割装置であって、上流より受信したフレームのフレーム長が所定を超えることによりジャンボフレームを抽出する抽出手段と、前記抽出したジャンボフレームのデータ部分を複数ブロックに分割し、それぞれにジャンボフレームより複製したフレームヘッダと、分割フレームを表す分割ヘッダを付加すると共に、その一部の情報につき通常フレームと同じ演算方法で生成した第1のフレームチェック語と、該第1のフレームチェック語を含むフレーム全体の情報につき前記と同じ演算方法で生成した第2のフレームチェック語とを付加して所定以下のフレーム長の複数の分割フレームを生成する分割フレーム生成手段とを備えることを特徴とするパケット分割装置。
(付記6) 所定以下のフレーム長からなる通常フレームと、前記所定を超えるフレーム長からなるジャンボフレームとが混在して伝送されるパケット通信システムのパケット組立装置であって、受信フレームにつき、その一部の情報につき通常フレームと同じ演算方法により送信側にて生成され、付与された第1のフレームチェック語についての検査を行うフレーム検査手段と、前記フレーム検査手段による検査が正しかった受信フレームを抽出してメモリに蓄積すると共に、前記一部の情報に含まれる所定のヘッダ情報であって送信側で付与されたもの、に基づき所要数の蓄積フレームを組み立てて、ジャンボフレームを生成するフレーム組立手段とを備えることを特徴とするパケット組立装置。
実施の形態によるネットワークシステムの構成を示す図である。 実施の形態によるジャンボフレーム分割部のブロック図である。 実施の形態によるジャンボフレーム組立部のブロック図である。 実施の形態によるジャンボフレーム分割処理のフローチャートである。 実施の形態によるジャンボフレーム組立処理のフローチャートである。 実施の形態によるジャンボフレームの分割態様を示す図である。 従来技術を説明する図である。
符号の説明
10 ジャンボフレーム分割部
20 ジャンボフレーム組立部
30 ジャンボフレーム分割・組立装置
40 ジャンボフレーム対応ハブ
50 ジャンボフレーム非対応ハブ
60 ジャンボフレーム対応ルータ
70 ジャンボフレーム非対応伝送装置
80 ジャンボフレーム対応端末
90 ジャンボフレーム非対応端末

Claims (5)

  1. 所定以下のフレーム長からなる通常フレームと、前記所定を超えるフレーム長からなるジャンボフレームとが混在して伝送されるパケット通信システムのパケット通信方法であって、
    パケット分割側では上流より受信したジャンボフレームを分割して所定以下のフレーム長の複数の分割フレームを生成し、下流に送信すると共に、該分割フレームは、その一部の情報につき通常フレームと同じ演算方法で生成された第1のフレームチェック語と、該第1のフレームチェック語を含むフレーム全体の情報につき前記と同じ演算方法で生成された第2のフレームチェック語とを含み、
    パケット組立側では受信フレーム中の前記第1のフレームチェック語による検査が正しいことにより分割フレームを抽出し、こうして収集した複数の分割フレームを組み立ててジャンボフレームを生成することを特徴とするパケット通信方法。
  2. 所定以下のフレーム長からなる通常フレームと、前記所定を超えるフレーム長からなるジャンボフレームとが混在して伝送されるパケット通信システムにおいて、
    パケット分割装置では上流より受信したジャンボフレームを分割して所定以下のフレーム長からなる複数の分割フレームを生成し、下流に送信すると共に、該分割フレームは、その一部の情報につき通常フレームと同じ演算方法で生成された第1のフレームチェック語と、該第1のフレームチェック語を含むフレーム全体の情報につき前記と同じ演算方法で生成された第2のフレームチェック語とを含み、
    パケット組立装置では受信フレームの前記第1のフレームチェック語による検査が正しいことにより分割フレームを抽出し、こうして収集した複数の分割フレームを組み立ててジャンボフレームを生成することを特徴とするパケット通信システム。
  3. ジャンボフレームをそのまま処理可能なジャンボフレーム対応ネットワーク又は対応通信機器と、ジャンボフレームをそのまま処理できないジャンボフレーム非対応ネットワーク又は非対応通信機器との境界点に、前記パケット分割装置及びパケット組立装置を設けたことを特徴する請求項2記載のパケット通信システム。
  4. パケット分割装置及びパケット組立装置は、受信した通常フレームをそのまま通過させることを特徴とする請求項2又は3記載のパケット通信システム。
  5. 所定以下のフレーム長からなる通常フレームと、前記所定を超えるフレーム長からなるジャンボフレームとが混在して伝送されるパケット通信システムのパケット分割装置であって、
    上流より受信したフレームのフレーム長が所定を超えることによりジャンボフレームを抽出する抽出手段と、
    前記抽出したジャンボフレームのデータ部分を複数ブロックに分割し、それぞれにジャンボフレームより複製したフレームヘッダと、分割フレームを表す分割ヘッダを付加すると共に、その一部の情報につき通常フレームと同じ演算方法で生成した第1のフレームチェック語と、該第1のフレームチェック語を含むフレーム全体の情報につき前記と同じ演算方法で生成した第2のフレームチェック語とを付加して所定以下のフレーム長の複数の分割フレームを生成する分割フレーム生成手段とを備えることを特徴とするパケット分割装置。
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