JP4340300B2 - 伝送装置、試験方法および伝送装置制御プログラム - Google Patents

伝送装置、試験方法および伝送装置制御プログラム Download PDF

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Description

この発明は、伝送装置、試験方法および伝送装置制御プログラムに関する。
従来より、IPネットワークを利用したネットワーク網(例えば、イーサネット(登録商標)など)における保守作業の方法や装置について、様々な工夫がなされている。具体的には、近年の通信技術や通信設備の飛躍的発達により、IPネットワーク網を利用したサービスが急増し、それに伴い、低コストかつ専用線並みの品質を有するサービスが要望されている。このため、シンプルな保守手順を有し、かつ、確実なネットワーク障害検出機能を有する方法や装置が求められている。
例えば、特許文献1では、イーサネット(登録商標)において、端末装置から任意の試験区間に対して実施可能な導通性試験システムが開示されている。また、例えば、IEEE P802.1ag/D6.1や、ITU−TY.1730において勧告化されつつあるイーサネットOAM(Operation Administration Management)では、対向装置との間での導通性を確認することを主な目的として、定期的に試験フレーム(CCM(Continuity Check Messages)フレーム)を送信して、障害を迅速に検出するイーサネット連続性チェック(CC(Continuity Check)機能)に関する技術が開示されている。具体的には、伝送装置Aから伝送装置Bに定期的に試験フレームを送信し、伝送装置Bは、この試験フレームが定期的に受信されなかった場合に、伝送装置Aと伝送装置Bとの間に障害(導通断(LOC:loss of. connectivity))があることを検出する。
また、その他にも、障害を確認するために(例えば、故障箇所を特定するために)故障箇所を特定することを主な目的として、ユーザの指示によりフレームを対向装置で折り返して正常に戻ってくるかを確認するLB(Loopback)機能に関する技術が開示されている。また、障害時の故障個所の絞込みを行うことを主な目的として、フレームを送出して途中で通過したスイッチが送る確認応答を用いるLT(Link Trace)機能などの技術が開示されている。
特開2004−356854号公報(第1−2頁)
ところで、上記した従来の技術は、ある特定のフレーム長を持つパケットのみ廃棄されるようなネットワーク障害を、連続性チェックにより迅速に検知することができないというという問題点があった。
具体的に説明すると、ネットワークを構成する機器には、対応するフレーム長の上限(MTU(Max Transfer Unit)またはMRU(Maximum Receive Unit))がそれぞれ設定されている。このため、MTUを設定された(例えば、MTU:1540バイト)装置は、設定された値以下のフレーム長を持つパケット(例えば、1540バイト)を処理することはできるが、設定された値より大きなフレーム長を持つパケット(例えば、1541バイト)を受信すると、このパケットのみ廃棄することとなり、パケットサイズにより障害(ネットワークにおいて、ある特定のフレーム長を持つパケットのみが通過されない障害)が生じるという問題があった。
そして、従来の技術では、ある特定のフレーム長を持つパケットのみ廃棄されるようなネットワーク障害を、連続性チェックにより迅速に検出することができなかった。すなわち、図16に示すように、上記した従来の連続性チェック(CC機能)においては、試験フレームのフレーム長は97バイトに固定されており、パケットサイズにより生じる障害を検出することはできない。
例えば、図16に示す例では、装置Aから連続性チェックにより97バイトの試験フレームが送信された場合には、装置Bと装置Cと装置Dとは、それぞれこの試験フレームを受信するため、異常を検出しない(図16の(1)〜(5)参照)。一方、装置Xから装置Yに対して1540バイトのパケットと1541バイトのパケットを送信された場合には、MTUを1540と設定された装置Bが、1540バイトのパケットと1541バイトのパケットとを受信すると、1541バイトのパケットを廃棄するため、装置Cと装置Dとは、1540バイトのパケットのみ受信し、その結果、装置Yは、1540バイトのパケットのみ受信する(図16の(6)〜(10)参照)。つまり、従来の連続性チェックにおいては送信する試験フレームのフレーム長が97バイトに固定されているため、装置Bによって1541バイトのパケットのみが廃棄されるという障害の発生を検出することはできない。なお、図16は、従来技術に係る伝送装置を説明するための図である。
なお、例えば、上記したLB(Loopback)機能においては、フレーム長をユーザが指定することはできるが、この機能は連続性チェック(CC機能)によって障害の発生を検知した場合などに故障箇所を特定するために、ユーザによって検出する箇所をそれぞれ指定されて行うものであり、連続性チェックとして用いられるものではなく、ある特定のフレーム長を持つパケットのみ廃棄されるようなネットワーク障害を迅速に検出することはできない。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、ある特定のフレーム長を持つパケットのみ廃棄されるようなネットワーク障害を、連続性チェックにより迅速に検知することが可能な伝送装置、試験方法および伝送装置制御プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1に係る発明は、他の伝送装置との間における導通性を試験するための試験フレームを定期的に他の伝送装置との間で送受信する伝送装置であって、前記他の伝送装置に対して試験フレームを定期的に送信する場合に、当該試験フレームの容量であるフレーム長を送信ごとに変更するフレーム長変更手段と、前記他の伝送装置からフレーム長を変更されて定期的に送信される試験フレームを定期的に受信したか否かを判定する受信判定手段と、前記受信判定手段によって試験フレームを受信しなかったと判定された場合に、当該受信しなかった試験フレームのフレーム長を算出するフレーム長算出手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、上記の発明において、前記フレーム長変更手段は、前記試験フレームにおいて未使用な領域であるリザーブ領域における容量を変更することで、前記フレーム長を変更することを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、上記の発明において、前記他の伝送装置から試験フレームを受信した場合に、前記リザーブ領域における容量が変更されているか否かを判定するリザーブ領域判定手段をさらに備え、前記受信判定手段は、前記リザーブ領域判定手段によって前記リザーブ領域が変更されていると判定された場合に、フレーム長を変更した独自の試験フレームであるとして、定期的に受信したか否かを判定し、前記リザーブ領域判定手段によって前記リザーブ領域における容量を変更されていないことが監視された場合に、フレーム長を変更しない通常の試験フレームであるとして、定期的に受信したか否かを判定することを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、上記の発明において、前記フレーム長変更手段は、予め設定された上限フレーム長および/または下限フレーム長の範囲でフレーム長を定期的に変更することを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、上記の発明において、前記フレーム長算出手段によって試験フレームのフレーム長が算出された場合に、当該試験フレームが受信されなかった回数と算出されたフレーム長とをネットワーク障害を示す統計情報として格納する統計情報格納手段とをさらに備えることを特徴とする。
また、請求項6に係る発明は、伝送装置間の導通性を試験するための試験フレームを伝送装置間で送受信するシステムにおける試験方法であって、前記試験フレームを送信する伝送装置は、前記他の伝送装置に対して試験フレームを定期的に送信する場合に、当該試験フレームの容量であるフレーム長を送信ごとに変更するフレーム長変更工程と、前記試験フレームを受信する伝送装置は、前記伝送装置からフレーム長を変更されて定期的に送信される試験フレームを定期的に受信したか否かを判定する受信判定工程と、前記受信判定工程によって試験フレームを受信しなかったと判定した場合に、当該受信しなかった試験フレームのフレーム長を算出するフレーム長算出工程と、を含んだことを特徴とする。
また、請求項7に係る発明は、他の伝送装置との間における導通性を試験するための試験フレームを定期的に他の伝送装置との間で送受信する方法をコンピュータに実行させる伝送装置制御プログラムであって、前記他の伝送装置に対して試験フレームを定期的に送信する場合に、当該試験フレームの容量であるフレーム長を送信ごとに変更するフレーム長変更手順と、前記他の伝送装置からフレーム長を変更されて定期的に送信される試験フレームを定期的に受信したか否かを判定する受信判定手順と、前記受信判定手段によって試験フレームを受信しなかったと判定された場合に、当該受信しなかった試験フレームのフレーム長を算出するフレーム長算出手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項1、6および7の発明によれば、他の伝送装置に対して試験フレームを定期的に送信する場合に、当該試験フレームの容量であるフレーム長を送信ごとに変更し、他の伝送装置からフレーム長を変更されて定期的に送信される試験フレームを定期的に受信したか否かを判定し、試験フレームを受信しなかったと判定された場合に、当該受信しなかった試験フレームのフレーム長を算出するので、ある特定のフレーム長を持つパケットのみ廃棄されるようなネットワーク障害である特定パケット損失障害の発生を、連続性チェックにより迅速に検知することが可能である。
また、請求項2の発明によれば、試験フレームにおいて未使用な領域であるリザーブ領域における容量を変更することで、フレーム長を変更するので、フレーム長を変更しない通常の連続性チェックで用いられている試験クレームを利用することができ、本発明に対応しない装置がネットワークに存在する場合であっても、特定パケット損失障害の発生を検出することが可能である。また、通常の連続性チェックで用いられている試験クレームを利用しつつ、フレーム長を変更させて連続性チェックを行うことができ、専用装置や別実装することなく、特定パケット損失障害の発生を検出することが可能である。
また、請求項3の発明によれば、他の伝送装置から試験フレームを受信した場合に、リザーブ領域における容量が変更されているか否かを判定し、リザーブ領域が変更されていると判定された場合に、フレーム長を変更した独自の試験フレームであるとして、定期的に受信したか否かを判定し、リザーブ領域判定手段によってリザーブ領域における容量を変更されていないことが監視された場合に、フレーム長を変更しない通常の試験フレームであるとして、定期的に受信したか否かを判定するので、通常の連続性チェックか本発明に係る連続性チェックかを簡便に判別することができ、両方式の連続性チェックを簡単に併用することが可能である。
また、請求項4の発明によれば、予め設定された上限フレーム長および/または下限フレーム長の範囲でフレーム長を定期的に変更するので、例えば、特定パケット損失障害が起こりえないフレーム長を範囲外とするなど、特定パケット損失障害を機動的に検出することが可能である。
また、請求項5の発明によれば、試験フレームのフレーム長が算出された場合に、当該試験フレームが受信されなかった回数と算出されたフレーム長とをネットワーク障害を示す統計情報として格納するので、ネットワーク障害発生状況について簡単に把握することができ、システム全体のネットワーク状況を迅速に把握することが可能である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る伝送装置、試験方法および伝送装置制御プログラムの実施例を詳細に説明する。なお、以下では、本実施例に係る伝送装置の概要および特徴、伝送装置の構成および処理の流れを順に説明する。
[伝送装置の概要および特徴]
まず最初に、図1を用いて、本実施例に係る伝送装置の概要および特徴を説明する。図1は、実施例1に係る伝送装置の概要および特徴を説明するための図である。
同図に示すように、実施例1に係る伝送装置は、他の伝送装置との間における導通性を試験するための試験フレームを定期的に他の伝送装置との間で送受信する伝送装置であって、以下で説明するように、ある特定のフレーム長を持つパケットのみ廃棄されるようなネットワーク障害である特定パケット損失障害の発生を、連続性チェックにより迅速に検知することができる点に主たる特徴がある。
すなわち、図1に示すように、各伝送装置は、例えば、通信装置やスイッチなどであり、対応するフレーム長の上限(MTU(Max Transfer Unit)またはMRU(Maximum Receive Unit))がそれぞれ設定されている。例えば、図1に示す例では、装置Bには「MTU:1540」と設定され、装置Cには「MTU:2000」と設定され、装置Dには「MTU:2000」と設定されている。また、各伝送装置、各装置間(例えば、装置Bと装置Cとの間)における導通性を確認することを主な目的として、定期的に試験フレームを送受信する。
そして、実施例1に係る伝送装置は、他の伝送装置に対して試験フレームを定期的に送信する場合に、当該試験フレームの容量であるフレーム長を送信ごとに変更する。具体的には、試験フレームにおいて未使用な領域であるリザーブ領域における容量を変更することで、フレーム長を変更する。例えば、図1に示す例では、装置Aは、装置Bと装置Cと装置Dとにマルチキャストで、フレーム長を固定した通常の試験フレームを送受信するのではなく、リザーブ領域における容量を変更することによって、例えば、「97バイト」から「2000バイト」まで容量を変更させた独自の試験フレームを送信する。
そして、実施例1に係る伝送装置は、他の伝送装置からフレーム長を変更されて定期的に送信される試験フレームを定期的に受信したか否かを判定する。例えば、図1に示す例では、装置Cは、装置Bから「1549バイト」の試験フレームを受信した後に、装置Bから定期的に送信される試験フレームである試験フレーム(例えば、「1540バイト」の試験フレーム)を、定期的に受信した場合には、定期的に受信したと判定する。一方、装置Bから「1540バイト」の試験フレームを受信した後に、装置Bから定期的に送信される試験フレーム(例えば、「1541バイト」の試験フレーム)を、定期的に受信しなかった場合には、装置Bから試験フレームを定期的に受信しなかったと判定する。また、同様に、装置Dも判定する。
そして、実施例1に係る伝送装置は、試験フレームを受信しなかったと判定された場合に、当該受信しなかった試験フレームのフレーム長を算出する。例えば、図1に示す例では、装置Cは、装置Bから「1540バイト」の試験フレームを受信した後に、装置Bから試験フレームを定期的に受信しなかったと判定すると、受信しなかった試験フレームのフレーム長である「1541バイト」を算出する。
このようなことから、実施例1に係る伝送装置は、上記した主たる特徴の如く、ある特定のフレーム長を持つパケットのみ廃棄されるようなネットワーク障害である特定パケット損失障害の発生を、連続性チェックにより迅速に検知することが可能である。
[伝送装置の構成]
次に、図2を用いて、実施例1に係る伝送装置の構成を説明する。図2は、実施例1に係る伝送装置の構成を示すブロック図である。同図に示すように、この伝送装置10は、出力ポート20と、入力ポート30と、送信部40と、受信部50とを備えている。なお、実施例1に係る伝送装置の構成に関する説明は、本実施例に密接に関連する箇所のみを重点的に説明し、その他の構成に係る説明は、従来の伝送装置と同様であるため、省略または簡潔に行う。
出力ポート20は、各種の情報を他の伝送装置に向けて出力する。具体的には、後述する送信部40の指示に従って、後述する送信バッファ41に記憶されたデータ(例えば、他の伝送装置に試験フレーム)を出力する。また、入力ポート30は、各種の情報を他の伝送装置から入力する。具体的には、データ(例えば、他の伝送装置から発信された試験フレーム)を入力し、後述する受信部50の指示に従って、後述する受信バッファ51に格納する。
送信部40は、各種の情報を送信する処理を行う。具体的には、後述する送信バッファ41に記憶されたデータを出力ポート20から送信する。そして、本発明に密接に関連するものとしては、図2に示すように、送信バッファ41と、試験フレーム送信処理部42とを備える。なお、以下においては、本発明に係る試験フレームを送信する処理を行う場合について説明するが、送信部40の行う処理はこれに限定されるものではなく、それ以外の情報(例えば、使用者によって送信されるパケットや、本発明に関連しない試験フレームなど)を送信する処理も併せて行う。
送信バッファ41は、送信装置10から他の伝送装置へ送信するデータを記憶する。例えば、メモリなどによって構成され、後述する試験フレーム送信処理部42によって制御された試験フレームを記憶する。
試験フレーム送信処理部42は、他の伝送装置との間における導通性を試験するための試験フレームを定期的に他の伝送装置に対して送信する処理を行う。そして、本発明に密接に関連するものとしては、図2に示すように、試験フレーム送信処理制御部43と、試験フレーム送信処理記憶部46と、試験フレーム送信ポリシー記憶部47とを備える。
試験フレーム送信処理記憶部46は、試験フレーム送信処理に必要な各種データおよびプログラムを記憶する。例えば、試験フレームとして送信するフレームのフォーマットを記憶する。
試験フレーム送信ポリシー記憶部47は、試験フレームを送信するために必要な送信ポリシーを記憶する。具体的には、図3に示すように、後述するフレーム長変更部45によって試験フレームのフレーム長を変更されることができる上限を示す「変更可能上限フレーム長」と、後述するフレーム長変更部45によって試験フレームのフレーム長を変更されることができる下限を示す「変更可能下限フレーム長」と、後述するフレーム長変更部45によって定期的にフレーム長を変更する容量間隔を示す「容量間隔」と、後述する試験フレーム送信部44によって試験フレームが送信される送信間隔を示す「送信間隔(秒)」とを、送信ポリシーとして送信ポリシーテーブルに記憶する。
例えば、図3に示す例では、試験フレーム送信ポリシー記憶部47は、「変更可能上限フレーム長」として「2000」を記憶し、「変更可能下限フレーム長」として「0」を記憶し、「容量間隔」として「1」を記憶し、「送信間隔(秒)」として「1」を記憶する。なお、図3は、実施例1における試験フレーム送信ポリシー記憶部に記憶される送信ポリシーの一例を示す図である。
試験フレーム送信処理制御部43は、各種の処理手順などを規定したプログラムおよびデータを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する。例えば、試験フレームを送信するために必要な種々の処理を実行する。そして、本発明に密接に関連するものとしては、図2に示すように、試験フレーム送信部44と、フレーム長変更部45とを備える。なお、フレーム長変更部45は、特許請求の範囲に記載の「フレーム長変更手段」に対応する。
試験フレーム送信部44は、他の伝送装置との間における導通性を試験するための試験フレームを定期的に他の伝送装置に対して送信する。具体的には、後述するフレーム長変更部45によって送信すべき旨を指示された試験フレームを、送信バッファに格納することにより、この試験フレームを定期的に他の伝送装置に対して送信する。
フレーム長変更部45は、他の伝送装置に対して試験フレームを定期的に送信する場合に、当該試験フレームの容量であるフレーム長を送信ごとに変更する。具体的には、試験フレームにおいて未使用な領域であるリザーブ領域における容量を変更することで、フレーム長を変更する。
例えば、図4および図5に示すように、フレーム長変更部45は、通常の試験フレームにおいて、未使用な領域である「Reserved」領域(例えば、図4の「Reserved(All0)」参照)における容量を変更することで、図5に示すように、この領域を試験フレームのフレームサイズを示す領域(例えば、図5の「Length」「大きさは可変(Length分)」参照)として使用し、フレーム長を送信ごとに変更する。なお、図4は、実施例1における通常の試験フレームのフレームフォーマットを説明するための図であり、図5は、実施例1における独自の試験フレームのフレームフォーマットを説明するための図である。
なお、図4および図5に示した試験フレームのフォーマットにおいて、「DA」はOAM用DAとして設定されたマルチキャストアドレス(例えば、下位4bitはMEG Levelにより自動設定される)であり、「SA」は自装置のMACアドレスであり、「Ether Type(VWAN)」はEther Typeであり、「VWAN−ID」は送信元MEPを割り付けたVWAN値であり、「EtherTyep(OAM)」はOAM用Ether Typeとして設定されたEther Typeであり、「MEL」は送信元MEPのMEG Level(Step1は装置単位の設定)であり、「Version」は0(例えば、Versionが異なるフレームを受信時は廃棄)であり、「OpeCode」は1(CCM)であり、「Period」はCCM送受信間隔(例えば、1s:4や、10s:5や60s:6など)であり、「TLV Offset」は70(10進)であり、「Sequence Number」は未使用(all 0設定推奨)であり、「MEP ID」は送信元のMEPのMEP IDであり、「MEG ID」は送信元のMEPのMEG IDであり、「TxFCf」はCCMフレーム送信時のローカルカウンターであり、「RxFCb」は、対向MEPからの最終CCMフレームレセプション時のローカルカウンターであり、「TxFCb」は、対向MEPからのCCMフレームを受信した最終TxFCf値であり、「Reserved」はリザーブ領域であり、「Length」は通常の試験フレームにおいて未使用(0固定)であったReserved領域をフレームサイズを示す領域として使用したものであり、「FCS」は、エラーを検出するためのチェックサムを用いて誤り検出を行うための領域である。なお、「(All 0)」は、未使用(0固定)であることを示す。また、ME(Maintenance Entity)は、試験フレームを用いてメンテナンスを行う一つの区間を示し、MEG(Maintenance Entity Group)は、MEの集合体を示し、MEPは、試験フレームを終端するMEのエンドポイントを示す。
なお、図4に示した通常の試験フレームフォーマットにおいては、「DA」と「TLV Offset」と「Sequence Number」と「MEG ID(17バイト以降はAll 0)」と「TxFCf」と「RxFCb」と「TxFCb」と「Reserved」とは、試験フレーム受信時には考慮されない。また、図5に示した独自の試験フレームフォーマットにおいては、「DA」と「TLV Offset」と「Sequence Number」と「MEG ID(17バイト以降はAll 0)」と「TxFCf」と「RxFCb」と「TxFCb」とは、試験フレーム受信時には考慮されない。
また、フレーム長変更部45は、フレーム長変更部45は、予め設定された上限フレーム長および/または下限フレーム長の範囲でフレーム長を定期的に変更し、および/または、予め設定された容量間隔でフレーム長を定期的に変更する。具体的には、フレーム長変更部45は、試験フレーム送信ポリシー記憶部47に記憶された送信ポリシーである「変更可能上限フレーム長」と「変更可能下限フレーム長」と「容量間隔」と「送信間隔(秒)」とを読込み、読込んだ送信ポリシーを使用して試験フレームのフレーム長を決定して変更し、試験フレーム送信部44に対してこの試験フレームを送信する旨を指示する。
例えば、図3に示す例では、フレーム長変更部45は、送信タイミングになると、変更可能上限フレーム長:2000」と「変更可能下限フレーム長:0」と「容量間隔:1」と「送信間隔(秒):1」を読み出し、フレーム長を「0」から「2000」の範囲で、容量間隔「1」で送信する試験フレームのフレーム長を決定し、送信する試験フレームのフレーム長を決定し、試験フレーム送信部44に対してこの試験フレームを送信する旨を指示する。
なお、送信部40としては、試験フレームを発信する場合に限られず、他の伝送装置から発信されて入力ポート30から入力された試験フレームを、他の伝送装置に対して送信する(中継する)処理も行う。
受信部50は、各種の情報を受信する処理を行う。具体的には、後述する受信バッファ51に記憶されたデータを入力ポート30から受信する。そして、本発明に密接に関連するものとしては、図2に示すように、受信バッファ51と、試験フレーム受信処理部52とを備える。なお、以下においては、本発明に係る試験フレームを受信する処理を行う場合について説明するが、受信部50の行う処理はこれに限定されるものではなく、それ以外の情報(例えば、使用者によって受信されるパケットや、本発明に関連しない試験フレームなど)を受信する処理も併せて行う。
受信バッファ51は、他の伝送装置から送信されて伝送装置10によって受信されたデータを記憶する。例えば、メモリなどによって構成され、後述する試験フレーム受信処理部52によって制御された試験フレームを記憶する。
試験フレーム受信処理部52は、他の伝送装置との間における導通性を試験するための試験フレームを定期的に他の伝送装置に対して受信する処理を行う。そして、本発明に密接に関連するものとしては、図2に示すように、試験フレーム受信処理制御部53と、試験フレーム受信処理記憶部57と、試験フレーム受信情報記憶部58と、特定パケット損失障害情報記憶部59とを備える。
試験フレーム受信処理記憶部57は、試験フレーム受信処理に必要な各種データおよびプログラムを記憶する。例えば、試験フレームとして受信するフレームのフォーマットを記憶する。
試験フレーム受信情報記憶部58は、後述する試験フレーム受信部54の指示によって、受信部50によって受信された試験フレームに関する情報を記憶する。具体的には、図6に示すように、受信部50によって受信された試験フレームが発信された伝送装置を示す「発信元」と、この試験フレームが受信された時刻を示す「受信時刻」と、この試験フレームのフレーム長を示す「フレーム長」とを対応付けて「試験フレーム受信テーブル」に記憶する。
例えば、図6に示す例では、試験フレーム受信情報記憶部58は、「発信元」と「受信時刻」と「フレーム長」として、「装置B」と「11:59:59」と「1499」とを対応付けて記憶し、「装置B」と「12:01:39」と「1540」とを対応付けて記憶し、「装置B」と「12:09:39」と「1」とを対応付けて記憶する。なお、図6は、実施例1における試験フレーム受信情報記憶部に記憶される試験フレーム受信情報の一例を示す図である。
特定パケット損失障害情報記憶部59は、後述するフレーム長算出部56によって算出されたフレーム長であって、受信しなかった試験フレームのフレーム長を記憶する。具体的には、図7に示すように、受信しなかった試験フレームをどの通信端末から受信する予定であったかを示す「予定発信元」と、受信する予定であった時刻を示す「受信予定時刻」と、受信しなかった試験フレームのフレーム長を示す「特定パケット長」とを対応付けて「特定パケット損失障害テーブル」に記憶する。なお、図7は、実施例1における特定パケット損失障害情報記憶部に記憶される特定パケット損失障害情報の一例を示す図である。
例えば、図7に示す例では、特定パケット損失障害情報記憶部59は、「予定発信元」と「受信予定時刻」と「特定パケット長」として、「装置B」と「12:01:40」と「1541」とを対応付けて記憶する。
試験フレーム受信処理制御部53は、各種の処理手順などを規定したプログラムおよびデータを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する処理部である。例えば、試験フレームを受信するために必要な種々の処理を実行する。そして、本発明に密接に関連するものとしては、図2に示すように、試験フレーム受信部54と、受信判定部55と、フレーム長算出部56とを備える。なお、受信判定部55は特許請求の範囲に記載の「受信判定手段」に対応し、フレーム長算出部56は特許請求の範囲に記載の「フレーム長算出手段」に対応する。
試験フレーム受信部54は、他の伝送装置から定期的に送信された試験フレームが伝送装置10によって受信された場合に、この受信した試験フレームについての情報を格納する。具体的には、試験フレームを受信した場合に、この試験フレームから「発信元」と「受信時刻」と「フレーム長」とを読み出し、試験フレーム受信情報記憶部58に対応付けて格納する。
受信判定部55は、他の伝送装置からフレーム長を変更されて定期的に送信される試験フレームを定期的に受信したか否かを判定する。具体的には、判定タイミングとなると、試験フレーム受信情報記憶部58から、任意の「発信元」について対応付けて記憶された「受信時刻」を読み出し、読み出した「受信時刻」から所定の時間間隔で定期的に試験フレームを受信したか否かを判定する。
例えば、図6に示す例では、受信判定部55は、「装置B」について対応付けて記憶された「受信時刻」である「「11:59:59」〜「12:01:39」および「12:09:39」〜「12:09:41」」を読み出し、「受信時刻 「12:01:40」〜「12:09:38」」の間は定期的に試験フレームを受信しないと判定する。一方、定期的に試験フレームを受信している場合には、受信判定処理を終了する。
フレーム長算出部56は、試験フレームを受信しなかったと判定された場合に、当該受信しなかった試験フレームのフレーム長を算出する。具体的には、受信判定部55によって試験フレームを定期的に受信しなかったと判定された場合に、受信しなかったと判定された「受信時刻」の直前(または、直後)に、同一の発信元から受信した試験フレームと対応付けて記憶された「フレーム長」を読み出し、特定パケット長を算出する。そして、「予定発信元」と「受信予定時刻」と「特定パケット長」とを対応付けて特定パケット損失障害情報記憶部59に格納する。
例えば、図6および図7に示す例では、フレーム長算出部56は、受信判定部55によって「発信元:装置B、受信時刻:「12:01:40」」に試験フレームを受信しなかったと判定された場合に、この受信時刻の直前である「受信時刻:「12:01:39」」に、装置Bから受信した試験フレームのフレーム長である「1540」を読み出し、「発信元:装置B、受信時刻:「12:01:40」」における特定パケット長である「1541」を算出する。そして、算出した特定パケット長「1541」を特定パケット損失障害情報記憶部59に格納する。
[実施例1に係る試験フレーム送信処理]
次に、図8を用いて、実施例1における試験フレーム送信処理を説明する。図8は、実施例1における試験フレーム送信処理を示すフローチャートである。
図8に示すように、フレーム長変更部45は、送信タイミングになると(ステップS101肯定)、送信する試験フレームのフレーム長を決定する(ステップS102)。つまり、試験フレーム送信ポリシー記憶部47に記憶された送信ポリシーを読み出して送信する試験フレーム長を決定する。そして、試験フレームのフレーム長を変更する(ステップS103)。
その後、試験フレーム送信部44は、試験フレームを送信して(ステップS104)、試験フレーム送信処理を終了する。つまり、フレーム長変更部45によって送信すべき旨を指示された試験フレームを、送信バッファに格納することにより、この試験フレームを他の伝送装置に対して送信する。
[実施例1に係る試験フレーム受信処理]
次に、図9を用いて、実施例1における試験フレーム受信処理を説明する。図9は、実施例1における試験フレーム受信処理を示すフローチャートである。
図9に示すように、試験フレーム受信部54は、試験フレームを受信すると(ステップS201肯定)、受信した試験フレームからフレーム長を読み出す(ステップS202)。つまり、この試験フレームから「発信元」と「受信時刻」と「フレーム長」とを読み出す。
そして、試験フレーム受信部54は、読み出したフレーム長を格納して(ステップS203)、試験フレーム受信処理を終了する。つまり、読み出した「発信元」と「受信時刻」と「フレーム長」とを試験フレーム受信情報記憶部58に格納する。
[実施例1に係る特定パケット損失障害判定処理]
次に、図10を用いて、実施例1における特定パケット損失障害判定処理試験フレーム受信処理を説明する。図10は、実施例1における特定パケット損失障害判定処理を示すフローチャートである。
図10に示すように、受信判定部55は、判定タイミングとなると(ステップS301肯定)、定期的な受信ありかどうかを判定する(ステップS302)。つまり、試験フレーム受信情報記憶部58から、任意の「発信元」について対応付けて記憶された「受信時刻」を読み出し、読み出した「受信時刻」から所定の時間間隔で定期的に試験フレームを受信したか否かを判定する。ここで、定期的な受信がある場合には(ステップS302肯定)、特定パケット損失障害判定処理を終了する。
一方、受信判定部55によって定期的な受信がないと判定された場合には(ステップS302否定)、フレーム長算出部56は、試験フレーム受信情報記憶部58に記憶されたフレーム長を読み出す(ステップS303)。つまり、受信判定部55によって試験フレームを定期的に受信しなかったと判定された場合に、受信しなかったと判定された「受信時刻」の直前(または、直後)に、同一の発信元から受信した試験フレームと対応付けて記憶された「フレーム長」を読み出す。
そして、フレーム長算出部56は、読み出したフレーム長から特定パケット長を算出して(ステップS304)。その後、算出した特定パケット長を特定パケット損失障害情報記憶部59に格納して(ステップS305)、特定パケット損失障害判定処理を終了する。つまり、「予定発信元」と「受信予定時刻」と「特定パケット長」とを対応付けて特定パケット損失障害情報記憶部59に格納する。
[実施例1に係る伝送装置の処理の一例]
次に、図11を用いて、実施例1における伝送装置の処理の一例を説明する。図11は、実施例1における伝送装置の処理の一例を示すシーケンス図である。なお、以下では、装置Aと装置Bと装置Cと装置Dは実施例1に係る伝送装置であり、また、図1に示す装置Aと装置Bと装置Cと装置Dのように、装置Aと装置Bとが接続され、装置Bと装置Cとが接続され、装置Cと装置Dとが接続され、装置Aと装置Dとの間での特定パケット損失障害の発生を検出する場合を例として説明する。
図11に示すように、装置Aは、試験フレームのフレーム長を変更することができる範囲を設定される(ステップS1001)。つまり、「変更可能上限フレーム長」と「変更可能下限フレーム長」と「容量間隔」とを予め設定される。そして、装置Aは、「Length=1」にフレーム長を変更した試験フレームを作成し(ステップS1002)、装置Bに対して送信する(ステップS1003)。その後、装置Bは、「Length=1」の試験フレームを装置Aから受信して、同じフレーム長の試験フレームを装置C対して送信する(ステップS1004)。その後、装置Cは、「Length=1」の試験フレームを装置Bから受信して、同じフレーム長の試験フレームを装置Dに対して送信する(ステップS1005)。この結果、装置Aと装置Dとの間で、「Length=1」の試験フレームを受信可能であると確認する(ステップS1006)。
そして、装置Aは、フレーム長を送信ごとに変更する(ステップS1007)。その後、装置Aが「Length=1541」の試験フレームを装置Bに対して送信した場合に、装置Bには1541バイト以上のフレームを受信した場合に廃棄する旨の設定がされているため(ステップS1008)、装置Bから装置Cに対して試験フレームは送信されず、装置Cおよび装置Dは、所定の時間内に試験フレームを受信しないため、廃棄されたとして検出する(ステップS1009)。その結果、装置Cと装置Dとで「Length=1541」の試験フレームが不到達となっているため、装置Bの設定が異常であると検出する(ステップS1010)。
[実施例1の効果]
上記したように、実施例1によれば、伝送装置は、他の伝送装置に対して試験フレームを定期的に送信する場合に、当該試験フレームの容量であるフレーム長を送信ごとに変更し、他の伝送装置からフレーム長を変更されて定期的に送信される試験フレームを定期的に受信したか否かを判定し、試験フレームを受信しなかったと判定された場合に、当該受信しなかった試験フレームのフレーム長を算出するので、ある特定のフレーム長を持つパケットのみ廃棄されるようなネットワーク障害である特定パケット損失障害の発生を、連続性チェックにより迅速に検知することが可能である。
また、実施例1によれば、伝送装置は、試験フレームにおいて未使用な領域であるリザーブ領域における容量を変更することで、前記フレーム長を変更するので、フレーム長を変更しない通常の連続性チェックで用いられている試験クレームを利用することができ、本発明に対応しない装置がネットワークに存在する場合であっても、特定パケット損失障害の発生を検出することが可能である。また、通常の連続性チェックで用いられている試験クレームを利用しつつ、フレーム長を変更させて連続性チェックを行うことができ、専用装置や別実装することなく、特定パケット損失障害の発生を検出することが可能である。
また、実施例1によれば、伝送装置は、予め設定された上限フレーム長および/または下限フレーム長の範囲でフレーム長を定期的に変更するので、例えば、特定パケット損失障害が起こりえないフレーム長を範囲外とするなど、特定パケット損失障害を機動的に検出することが可能である。
また、実施例1によれば、伝送装置は、予め設定された容量間隔でフレーム長を定期的に変更するので、例えば、短い時間内で特定パケット損失障害の有無を知りたい場合には定期的に変更するフレーム長の容量間隔を大きくするなど、特定パケット損失障害を機動的に検出することが可能である。
さて、これまで、実施例1として、フレーム長を変更した独自の試験フレームのみ使用する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、フレーム長を固定した通常の試験フレームも併せて使用してもよい。そこで、実施例2では、フレーム長を固定した通常の試験フレームも合わせて使用する場合について説明する。なお、以下では、実施例1に係る伝送装置と同様の点については、簡単に説明することにする。
すなわち、実施例2に係る伝送装置は、他の伝送装置から試験フレームを受信した場合に、リザーブ領域における容量が変更されているか否かを判定する。例えば、図4に例示するように、リザーブ領域が「All0」であるか(図4の「Reserved(All0)」参照)、図5に例示するように、リザーブ領域が「Length」として使用されて容量を変更されているか(図5の「Length」および「大きさは可変(Length分)」参照)を判定する。
そして、実施例2に係る伝送装置は、リザーブ領域が変更されていると判定された場合に、フレーム長を変更した独自の試験フレームであるとして、定期的に受信したか否かを判定し、リザーブ領域における容量を変更されていないことが監視された場合に、フレーム長を変更しない通常の試験フレームであるとして、定期的に受信したか否かを判定する。
例えば、図5に例示するように、実施例2に係る伝送装置は、リザーブ領域が「Length」として使用されて容量を変更されていると判定された場合には、独自の試験フレームであるとして、定期的に受信したか否かを判定し、一方、図4に例示するように、リザーブ領域が「All0」であると判定された場合には、通常の試験フレームであるとして、定期的に受信したか否かを判定する。
このように、実施例2に係る伝送装置は、通常の連続性チェックか本発明に係る連続性チェックかを簡便に判別することができるので、両方式の連続性チェックを簡単に併用することが可能である。
[実施例2に係る試験フレーム併用時での受信処理]
次に、図12を用いて、実施例2における独自仕様試験フレームおよび通常試験フレーム併用時での受信処理を説明する。図12は、実施例2における独自仕様試験フレームおよび通常試験フレーム併用時での受信処理を示すフローチャートである。
図12に示すように、実施例に2に係る伝送装置は、試験フレームを受信すると(ステップS401肯定)、独自仕様の試験フレームを受信したかどうかを判定する(ステップS402)。つまり、リザーブ領域における容量が変更されているか否かを判定する。ここで、独自仕様の試験フレームを受信していない場合には(ステップS402否定)、つまり、フレーム長を変更しない通常の試験フレームである場合には、通常の試験フレームを受信したと所定の記憶部に格納して(ステップS405)、試験フレーム併用時での受信処理を終了する。つまり、例えば、図2に示す例では、試験フレーム受信情報記憶部58に格納する。
一方、実施例に2に係る伝送装置は、独自仕様の試験フレームを受信した場合には(ステップS402肯定)受信した試験フレームからフレーム長を読み出して(ステップS403)、読み出したフレーム長を格納して(ステップS404)、試験フレーム併用時での受信処理を終了する。
[実施例2に係る試験フレーム併用時での特定パケット損失障害判定処理]
次に、図13を用いて、実施例2における独自仕様試験フレームおよび通常試験フレーム併用時での特定パケット損失障害判定処理を説明する。図13は、実施例2における独自仕様試験フレームおよび通常試験フレーム併用時での特定パケット損失障害判定処理を示すフローチャートである。
図13に示すように、実施例に2に係る伝送装置は、判定タイミングとなると(ステップS501肯定)、定期的な受信ありかどうかを判定する(ステップS502)。ここで、定期的な受信がある場合には(ステップS502肯定)、試験フレーム併用時での特定パケット損失障害判定処理を終了する。
一方、実施例に2に係る伝送装置は、定期的な受信がないと判定した場合には(ステップS502否定)、独自仕様の試験フレームであるかを判定する(ステップS503)。つまり、当該受信する予定の試験フレームが、独自仕様の試験フレームか通常の試験フレームかを判定する。ここで、独自仕様の試験フレームであった場合には(ステップS503肯定)、特定パケット長を算出して格納して(ステップS504〜S506)、試験フレーム併用時での特定パケット損失障害判定処理を終了する。一方、通常の試験フレームであった場合には(ステップS503否定)、フレーム長を算出せずに「障害発生」と所定の記憶部に格納して(ステップS507)、試験フレーム併用時での特定パケット損失障害判定処理を終了する。つまり、例えば、図2に示す例では、特定パケット損失障害情報記憶部59に格納する。
[実施例2に係る伝送装置の処理の一例]
次に、図14を用いて、実施例2における通常の試験フレームのみ使用する伝送装置の処理の一例を説明する。図14は、実施例2における通常の試験フレームのみ使用する伝送装置の処理の一例を示すシーケンス図である。なお、以下では、装置Aは本発明に係る伝送装置であり、装置Bと装置Cと装置Dとが本発明に係る伝送装置か否かは限定されない。また、図1に示す装置Aと装置Bと装置Cと装置Dのように、装置Aと装置Bとが接続され、装置Bと装置Cとが接続され、装置Cと装置Dとが接続され、装置Aと装置Dとの間での通常の試験フレームを用いてネットワーク障害の発生を検出する場合を例として説明する。
図14に示すように装置Aは、フレーム長固定の通常の試験フレームと設定されると(ステップS2001)、つまり、フレーム長を「Length=0」に設定されると、フレーム長が固定された通常の試験フレームを作成し(ステップS2002)、装置Bに対して送信する(ステップS2003)。その後、装置Bから装置C、装置Cから装置Dに対して通常の試験フレームが送信される(ステップS2004〜S2005)。
そして、装置Aは、フレーム長を送信ごとに変更せず、フレーム長が固定された通常の試験フレームを定期的に送信する(ステップS2006)。
[実施例2の効果]
上記したように、実施例2によれば、伝送装置は、他の伝送装置から試験フレームを受信した場合に、リザーブ領域における容量が変更されているか否かを判定し、リザーブ領域が変更されていると判定された場合に、フレーム長を変更した独自の試験フレームであるとして、定期的に受信したか否かを判定し、リザーブ領域における容量を変更されていないことが監視された場合に、フレーム長を変更しない通常の試験フレームであるとして、定期的に受信したか否かを判定するので、通常の連続性チェックか本発明に係る連続性チェックかを簡便に判別することができ、両方式の連続性チェックを簡単に併用することが可能である。
ところで、これまで実施例1〜2に係る伝送装置について説明してきたが、この発明は上記した実施例以外にも種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、実施例3に係る伝送装置として、異なる実施例を説明する。
(1)統計情報
例えば、上記の実施例では、特定パケット長が算出される度に、単純に特定パケット長を格納する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、統計情報として格納するようにしてもよい。
具体的には、実施例3に係る伝送装置は、試験フレームのフレーム長が算出された場合に、当該試験フレームが受信されなかった回数と算出されたフレーム長とをネットワーク障害を示す統計情報として格納する。例えば、試験フレームを受信しなかったと判定されて特定パケット長が算出された場合に、特定パケット長ごとに分類して統計情報として格納し、予定発信元ごとに分類して統計情報として格納し、予定受信時刻ごとに分類して統計情報として格納する。
このように、実施例3に係る伝送装置は、試験フレームのフレーム長が算出された場合に、当該試験フレームが受信されなかった回数と算出されたフレーム長とをネットワーク障害を示す統計情報として格納するので、ネットワーク障害発生状況について簡単に把握することができ、システム全体のネットワーク状況を迅速に把握することが可能である。
(2)判定手法について
また、上記の実施例では、他の伝送装置からフレーム長を変更されて定期的に送信される試験フレームを定期的に受信したか否かを判定する際に、所定の受信タイミングで試験フレームを受信したか否かを判定する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、試験フレームを受信後に、所定の容量間隔ごとに試験フレームを受信したか否かを判定してよい。
例えば、図3に示す例を用いて説明すると、実施例3に係る伝送装置は、「変更可能上限フレーム長:2000」と「変更可能下限フレーム長:0」と「容量間隔:1」と設定されている。このため、例えば、受信した試験フレームが「1447」「1448」「1449」「1550」の場合には、試験フレームを定期的に受信したと判定し、一方、例えば、受信した試験フレームが「1449」「1550」「1」「2」の場合には、試験フレームを定期的に受信しないと判定する。
(3)システム
また、本実施例において説明した各処理のうち、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる(例えば、試験フレームを送信する伝送装置は、対応するフレーム長の上限(例えば、MTUなど)から、上限フレーム長を自動的に設定する)。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報(例えば、図2〜図14)については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる(例えば、図2に示す例では、フレーム長変更部45と試験フレーム送信ポリシー記憶部47とを統合し、試験フレーム送信処理制御部42を送信部40から分離する)。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(4)伝送装置のプログラム
ところで、上記実施例1では、ハードウェアロジックによって各種の処理を実現する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、予め用意されたプログラムをコンピュータで実行することによって実現するようにしてもよい。そこで、以下では、図15を用いて、上記の実施例1に示した伝送装置と同様の機能を有する伝送装置制御プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。なお、図15は、実施例1における伝送装置のプログラムを示す図である。
同図に示すように、伝送装置3000は、送信部3001、受信部3002、CPU3110、ROM3111、HDD3112、RAM3113をバス3010などで接続して構成されている。
ROM3111には、上記の実施例1で示した試験フレーム送信部44とフレーム長変更部45と、試験フレーム受信部54と、受信判定部55と、フレーム長算出部56と同様の機能を発揮する制御プログラム、つまり、図15に示すように、試験フレーム送信プログラム3111aと、フレーム長変更プログラム3111bと、試験フレーム受信プログラム3111cと、受信判定プログラム3111dと、フレーム長算出プログラム3111eとが予め記憶されている。なお、これらのプログラム3111a〜3111eについては、図2に示した伝送装置の各構成要素と同様、適宜統合または分離してもよい。
そして、CPU3110が、これらのプログラム3111a〜3111eをROM3111から読み出して実行することにより、図15に示すように、各プログラム3111a〜3111eについては、試験フレーム送信プロセス3110aと、フレーム長変更プロセス3110bと、試験フレーム受信プロセス3110cと、受信判定プロセス3110dと、フレーム長算出プロセス3110eとして機能するようになる。なお、各プロセス3110a〜3110eは、図2に示した、試験フレーム送信部44、フレーム長変更部45、試験フレーム受信部54、受信判定部55、フレーム長算出部56にそれぞれ対応する。
そして、CPU3110は、RAM3113に格納された試験フレーム送信ポリシーデータ3113aと、試験フレーム受信情報データ3113bと、特定パケット損失障害情報データ3113cとに基づいて伝送装置制御プログラムを実行する。
なお、本実施例で説明した各プログラム3111a〜3111eについては、必ずしも最初からROMに記憶させておく必要はなく、例えば伝送装置に挿入されるメモリーカード、フレキシブルディスク、CD−ROM、MOディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」、または、伝送装置の内外に備えられるHDDなどの「固定用の物理媒体」、さらには、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介して伝送装置に接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などに各プログラムを記憶させておき、伝送装置がこれらから各プログラムを読みだして実行するようにしてもよい。
(付記1)他の伝送装置との間における導通性を試験するための試験フレームを定期的に他の伝送装置との間で送受信する伝送装置であって、
前記他の伝送装置に対して試験フレームを定期的に送信する場合に、当該試験フレームの容量であるフレーム長を送信ごとに変更するフレーム長変更手段と、
前記他の伝送装置からフレーム長を変更されて定期的に送信される試験フレームを定期的に受信したか否かを判定する受信判定手段と、
前記受信判定手段によって試験フレームを受信しなかったと判定された場合に、当該受信しなかった試験フレームのフレーム長を算出するフレーム長算出手段と、
を備えたことを特徴とする伝送装置。
(付記2)前記フレーム長変更手段は、前記試験フレームにおいて未使用な領域であるリザーブ領域における容量を変更することで、前記フレーム長を変更することを特徴とする付記1に記載の伝送装置。
(付記3)前記他の伝送装置から試験フレームを受信した場合に、前記リザーブ領域における容量が変更されているか否かを判定するリザーブ領域判定手段をさらに備え、
前記受信判定手段は、前記リザーブ領域判定手段によって前記リザーブ領域が変更されていると判定された場合に、フレーム長を変更した独自の試験フレームであるとして、定期的に受信したか否かを判定し、前記リザーブ領域判定手段によって前記リザーブ領域における容量を変更されていないことが監視された場合に、フレーム長を変更しない通常の試験フレームであるとして、定期的に受信したか否かを判定することを特徴とする付記2に記載の伝送装置。
(付記4)前記フレーム長変更手段は、予め設定された上限フレーム長および/または下限フレーム長の範囲でフレーム長を定期的に変更することを特徴とする付記1または2に記載の伝送装置。
(付記5)前記フレーム長変更手段は、予め設定された容量間隔でフレーム長を定期的に変更することを特徴とする付記1または2に記載の伝送装置。
(付記6)前記フレーム長算出手段によって試験フレームのフレーム長が算出された場合に、当該試験フレームが受信されなかった回数と算出されたフレーム長とをネットワーク障害を示す統計情報として格納する統計情報格納手段とをさらに備えることを特徴とする付記1または2に記載の伝送装置。
(付記7)伝送装置間の導通性を試験するための試験フレームを伝送装置間で送受信するシステムにおける試験方法であって、
前記試験フレームを送信する伝送装置は、
前記他の伝送装置に対して試験フレームを定期的に送信する場合に、当該試験フレームの容量であるフレーム長を送信ごとに変更するフレーム長変更工程と、
前記試験フレームを受信する伝送装置は、
前記伝送装置からフレーム長を変更されて定期的に送信される試験フレームを定期的に受信したか否かを判定する受信判定工程と、
前記受信判定工程によって試験フレームを受信しなかったと判定した場合に、当該受信しなかった試験フレームのフレーム長を算出するフレーム長算出工程と、
を含んだことを特徴とする試験方法。
(付記8)他の伝送装置との間における導通性を試験するための試験フレームを定期的に他の伝送装置との間で送受信する方法をコンピュータに実行させる伝送装置制御プログラムであって、
前記他の伝送装置に対して試験フレームを定期的に送信する場合に、当該試験フレームの容量であるフレーム長を送信ごとに変更するフレーム長変更手順と、
前記他の伝送装置からフレーム長を変更されて定期的に送信される試験フレームを定期的に受信したか否かを判定する受信判定手順と、
前記受信判定手段によって試験フレームを受信しなかったと判定された場合に、当該受信しなかった試験フレームのフレーム長を算出するフレーム長算出手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする伝送装置制御プログラム。
以上のように、本発明に係る伝送装置制御、試験方法および伝送装置制御プログラムは、他の伝送装置との間における導通性を試験するための試験フレームを定期的に他の伝送装置との間で送受信する伝送装置に有用であり、特に、ある特定のフレーム長を持つパケットのみ廃棄されるようなネットワーク障害である特定パケット損失障害の発生を、連続性チェックにより迅速に検知することに適する。
実施例1に係る伝送装置の概要および特徴を説明するための図である。 実施例1における伝送装置の構成を示すブロック図である。 実施例1における試験フレーム送信ポリシー記憶部に記憶される送信ポリシーの一例を示す図である。 実施例1における通常の試験フレームのフレームフォーマットを説明するための図である。 実施例1における独自の試験フレームのフレームフォーマットを説明するための図である。 実施例1における試験フレーム受信情報記憶部に記憶される試験フレーム受信情報の一例を示す図である。 実施例1における特定パケット損失障害情報記憶部に記憶される特定パケット損失障害情報の一例を示す図である。 実施例1における試験フレーム送信処理を示すフローチャートである。 実施例1における試験フレーム受信処理を示すフローチャートである。 実施例1における特定パケット損失障害判定処理を示すフローチャートである。 実施例1における伝送装置の処理の一例を示すシーケンス図である。 実施例2における独自仕様試験フレームおよび通常試験フレーム併用時での受信処理を示すフローチャートである。 実施例2における独自仕様試験フレームおよび通常試験フレーム併用時での特定パケット損失障害判定処理を示すフローチャートである。 実施例2における通常の試験フレームのみ使用する伝送装置の処理の一例を示すシーケンス図である。 実施例1における伝送装置のプログラムを示す図である。 従来技術に係る伝送装置を説明するための図である。
符号の説明
10 伝送装置
20 出力ポート
30 入力ポート
40 送信部
41 送信バッファ
42 試験フレーム送信処理部
43 試験フレーム送信処理制御部
44 試験フレーム送信部
45 フレーム長変更部
46 試験フレーム送信処理記憶部
47 試験フレーム送信ポリシー記憶部
50 受信部
51 受信バッファ
52 試験フレーム受信処理部
53 試験フレーム受信処理制御部
54 試験フレーム受信部
55 受信判定部
56 フレーム長算出部
57 試験フレーム受信処理記憶部
58 試験フレーム受信情報記憶部
59 特定パケット損失障害情報記憶部

Claims (7)

  1. 他の伝送装置との間における導通性を試験するための試験フレームを定期的に他の伝送装置との間で送受信する伝送装置であって、
    前記他の伝送装置に対して試験フレームを定期的に送信する場合に、当該試験フレームの容量であるフレーム長を送信ごとに変更するフレーム長変更手段と、
    前記他の伝送装置からフレーム長を変更されて定期的に送信される試験フレームを定期的に受信したか否かを判定する受信判定手段と、
    前記受信判定手段によって試験フレームを受信しなかったと判定された場合に、当該受信しなかった試験フレームのフレーム長を算出するフレーム長算出手段と、
    を備えたことを特徴とする伝送装置。
  2. 前記フレーム長変更手段は、前記試験フレームにおいて未使用な領域であるリザーブ領域における容量を変更することで、前記フレーム長を変更することを特徴とする請求項1に記載の伝送装置。
  3. 前記他の伝送装置から試験フレームを受信した場合に、前記リザーブ領域における容量が変更されているか否かを判定するリザーブ領域判定手段をさらに備え、
    前記受信判定手段は、前記リザーブ領域判定手段によって前記リザーブ領域が変更されていると判定された場合に、フレーム長を変更した独自の試験フレームであるとして、定期的に受信したか否かを判定し、前記リザーブ領域判定手段によって前記リザーブ領域における容量を変更されていないことが監視された場合に、フレーム長を変更しない通常の試験フレームであるとして、定期的に受信したか否かを判定することを特徴とする請求項2に記載の伝送装置。
  4. 前記フレーム長変更手段は、予め設定された上限フレーム長および/または下限フレーム長の範囲でフレーム長を定期的に変更することを特徴とする請求項1または2に記載の伝送装置。
  5. 前記フレーム長算出手段によって試験フレームのフレーム長が算出された場合に、当該試験フレームが受信されなかった回数と算出されたフレーム長とをネットワーク障害を示す統計情報として格納する統計情報格納手段とをさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の伝送装置。
  6. 伝送装置間の導通性を試験するための試験フレームを伝送装置間で送受信するシステムにおける試験方法であって、
    前記試験フレームを送信する伝送装置は、
    前記他の伝送装置に対して試験フレームを定期的に送信する場合に、当該試験フレームの容量であるフレーム長を送信ごとに変更するフレーム長変更工程と、
    前記試験フレームを受信する伝送装置は、
    前記伝送装置からフレーム長を変更されて定期的に送信される試験フレームを定期的に受信したか否かを判定する受信判定工程と、
    前記受信判定工程によって試験フレームを受信しなかったと判定した場合に、当該受信しなかった試験フレームのフレーム長を算出するフレーム長算出工程と、
    を含んだことを特徴とする試験方法。
  7. 他の伝送装置との間における導通性を試験するための試験フレームを定期的に他の伝送装置との間で送受信する方法をコンピュータに実行させる伝送装置制御プログラムであって、
    前記他の伝送装置に対して試験フレームを定期的に送信する場合に、当該試験フレームの容量であるフレーム長を送信ごとに変更するフレーム長変更手順と、
    前記他の伝送装置からフレーム長を変更されて定期的に送信される試験フレームを定期的に受信したか否かを判定する受信判定手順と、
    前記受信判定手段によって試験フレームを受信しなかったと判定された場合に、当該受信しなかった試験フレームのフレーム長を算出するフレーム長算出手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする伝送装置制御プログラム。
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