JP2009065404A - 通信障害切り分け方法、通信障害切り分け機能を有する映像配信システムおよび受信端末 - Google Patents

通信障害切り分け方法、通信障害切り分け機能を有する映像配信システムおよび受信端末 Download PDF

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Abstract

【課題】映像・音声コンテンツのリアルタイム配信において、品質劣化の原因となるパケット欠落が、少なくとも宅外で発生したのか宅内で発生したのかを切り分ける。
【解決手段】インターネットを利用したリアルタイム映像配信システムにおいて、受信端末は、映像配信サーバに至るまでのネットワーク上に存在するルータに対して、パケット長や送信間隔を調整したPINGコマンドを送信することにより、擬似的に映像・音声コンテンツ配信時と同等の負荷を与え、各々のルータや映像配信サーバからのPINGコマンドの応答に欠落が発生した場合、その発生箇所をパケット欠落箇所として特定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、インターネットを利用した映像配信システムにおいて、映像品質障害の一因であるパケット欠落が発生した場所を特定することが可能な通信障害切り分け方法、通信障害切り分け機能を有する映像配信システムおよび受信端末に関するものである。
インターネットを利用したリアルタイム映像配信システムは、Webブラウザや電子メール等の一般的なインターネットアプリケーションとは異なる要件を持っている。すなわち、Webブラウザや電子メールでは、それぞれのサーバと受信端末(クライアント端末)間において、多少の時間がかかっても正しくデータが送受信できることが求められ、そのため、欠落したパケットの再送等の機能を備えた信頼性の高いTCP(Transmission Control Protocol)を用いて通信を行っている。一方、リアルタイム映像配信システムでは、多少映像が乱れても映像が途切れること無く配信できることが求められ、そのため、欠落したパケットの再送処理等の信頼性を高める機能を有していない反面、ネットワークやサーバあるいは受信端末の負荷が少なくなるという特徴を備えたUDP(User Datagram Protocol)が用いられることが多い。
しかしながら、近年ネットワーク技術の発達により、FTTH(Fiber To The Home)等の広帯域高品質のインターネットアクセス回線が提供され始め、UDPを用いても十分な信頼性が確保されつつあり、これに伴い、ハイビジョン映像のような、よりビットレートの高い高品質な映像コンテンツをUDPで提供するサービスが増加しつつある。
一方、家庭内では、帯域や品質は低いという欠点はあるものの、配線する手間が省ける無線LAN(Local Area Netowork)やPLC(Power Line Communication)等が普及しつつある。
このような環境において、高品質な映像コンテンツをインターネット経由で視聴しようとすると、例えアクセス回線としてFTTHを用いていたとしても、家庭内LANの影響でパケット欠落等の通信品質上の問題が発生する事がある。特に、有料サービスの場合においては、通信品質上の問題が発生すると早期の解決が望まれるため、パケット欠落の原因、すなわち通信障害の発生箇所が家庭内LANにあるのか、それとも他の要因なのかを切り分けることは重要な課題となる。
パケット欠落が発生した場所を特定する技術としては、例えば、特許文献1に、ネットワーク障害分析支援システムに関する技術が開示されている。特許文献1に開示されている技術は、ネットワーク上の様々な通信経路での遅延時間やパケットロス率を測定したデータを監視装置で収集し、それらの収集したデータを基に品質劣化の箇所を特定することを特徴としている。
特開2004−228828号公報
しかしながら、上述の特許文献1に開示されている従来の技術は、ネットワーク業者が独自に利用しているものであり、一般のユーザが同様の方法でデータを収集し、それを基にネットワーク上での通信品質劣化の発生箇所を特定することはできない。
本発明は、上記課題を解決するため、サーバとユーザ端末の2つの機器のみを利用してパケット欠落箇所を特定する、すなわち、通信品質劣化の発生箇所(通信障害発生箇所)を特定する通信障害切り分け方法、通信障害切り分け機能を有する映像配信システムおよび受信端末を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本願の第1の発明の通信障害切り分け方法は、サーバからネットワークで互いに接続された受信端末に対して、少なくとも1つのネットワーク機器を経由して映像および/または音声コンテンツを配信する映像配信システムにおける通信障害を切り分けるための方法であって、前記受信端末が、前記サーバに対してtracerouteコマンドを送信し、前記サーバに至る前記ネットワーク上の経路の全ての前記ネットワーク機器のIPアドレスを取得するステップ1と、前記受信端末は、前記ネットワークに対して、前記サーバより配信される映像および/または音声コンテンツと同等の負荷をかけることが可能なコマンドを送出する機能を有しており、前記コマンドを、前記ステップ1において取得したIPアドレスを基に、前記受信端末に最短で接続され、最初のテスト対象機器となっている前記ネットワーク機器に向けて送出するステップ2と、前記受信端末から送出された前記コマンドに対応して前記ネットワーク機器から返信される応答情報を受信し、受信した前記応答情報を基に通信障害が発生しているか否かを判定するステップ3と、前記ステップ3において、通信障害が発生していると判定された場合、前記テスト対象機器となった前記ネットワーク機器と、それに隣接する前記受信端末側の前記ネットワーク機器もしくは前記受信端末との間が通信障害箇所と特定して障害の切り分け作業を終了するステップ4と、前記ステップ3において、通信障害が発生していないと判定された場合、前記受信端末は、前記ステップ1において取得したIPアドレスを基に、次に続く前記テスト対象機器となる前記ネットワーク機器に対して前記ステップ2〜前記ステップ4と同様の操作を行い、その結果、通信障害が発生していないと判定された場合は、前記テスト対象機器が前記サーバとなるまで前記ステップ2〜前記ステップ4と同様の操作を繰り返すステップ5と、を備えることを特徴とするものである。
また、本願の第2の発明の通信障害切り分け方法は、サーバからネットワークで互いに接続された受信端末に対して、少なくとも1つのネットワーク機器を経由して映像および/または音声コンテンツを配信する映像配信システムにおける通信障害を切り分けるための方法であって、前記受信端末が、前記サーバに対してtracerouteコマンドを送信し、前記サーバに至る前記ネットワーク上の経路の全ての前記ネットワーク機器のIPアドレスを取得するステップ1と、前記受信端末は、前記ネットワークに対して、前記サーバより配信される映像および/または音声コンテンツと同等の負荷をかけることが可能なコマンドを送出することができる機能を有しており、所定負荷の前記コマンドを、前記ステップ1において取得したIPアドレスを基に、前記受信端末に最短で接続され最初のテスト対象機器となっている前記ネットワーク機器に向けて送出するステップ2と、前記受信端末から送出された所定負荷の前記コマンドに対応して前記最初のテスト対象機器となっている前記ネットワーク機器から返信される応答情報を受信し、受信した応答情報を基に通信障害が発生しているか否かを判定するステップ3と、前記ステップ3において、通信障害が発生していると判定された場合、前記最初のテスト対象機器となった前記ネットワーク機器と前記受信端末との間が通信障害箇所と特定して障害の切り分け作業を終了するステップ4と、前記ステップ3において、通信障害が発生していないと判定された場合、前記受信端末は、前記ステップ1において取得したIPアドレスを基に、2番目の前記テスト対象機器となる前記ネットワーク機器に対して所定負荷の前記コマンドを送出するステップ5と、前記受信端末から送出された前記コマンドに対応して前記2番目の前記テスト対象機器となる前記ネットワーク機器から返信される応答情報を受信し、受信した応答情報を基に前記コマンドのパケット欠落が100%であるか否かを判定するステップ6と、ステップ6において、前記コマンドのパケット欠落が100%であると判定された場合、前記受信端末は前記サーバに対し、パケット欠落テストを行うためにパケット欠落の有無を特定できる情報を備えたテストデータの送信要求を行い、前記サーバは前記受信端末に対し、前記受信端末からの送信要求に対応して前記テストデータの送信を行うとともに、前記受信端末からの前記テストデータの送信停止要求に対応して前記テストデータの送信を停止し、前記受信端末は前記サーバから受信した前記テストデータを基にパケット欠落の有無(通信障害発生の有無)を確認し、その結果を表示してパケット欠落テストを終了するステップ7と、ステップ6において、前記コマンドのパケット欠落が100%でないと判定された場合、前記受信端末が、所定負荷の前記コマンドを、前記ステップ1において取得したIPアドレスを基に、前記2番目のテスト対象機器となっている前記ネットワーク機器に向けて送出するステップ8と、前記受信端末から送出された前記コマンドに対応して前記ネットワーク機器から返信される応答情報を受信し、受信した応答情報を基に通信障害が発生しているか否かを判定するステップ9と、前記ステップ9において、通信障害が発生していると判定された場合、そのとき前記テスト対象機器となった前記ネットワーク機器と、それに隣接する前記受信端末側の前記ネットワーク機器もしくは前記受信端末との間が通信障害箇所と特定して障害の切り分け作業を終了するステップ10と、前記ステップ9において、通信障害が発生していないと判定された場合、受信端末は、前記ステップ1において取得したIPアドレスを基に、次に続くテスト対象機器となる前記ネットワーク機器に対して前記ステップ8〜前記ステップ10と同様の操作を行い、その結果、通信障害が発生していないと判定された場合は、テスト対象機器が前記サーバとなるまで前記ステップ8〜前記ステップ10と同様の操作を繰り返すステップ11と、を備えることを特徴とするものである。
また、本願の第3の発明の通信障害切り分け方法は、受信端末がサーバとネットワークで互いに接続され、または、前記受信端末が前記サーバとコマンドの転送機能を有さないホームルータを介して前記ネットワークで互いに接続され、前記サーバから前記ネットワークを介して前記受信端末に対し、少なくとも1つのネットワーク機器を経由して映像および/または音声コンテンツを配信する映像配信システムにおいて通信障害を切り分けるための方法であって、前記受信端末が前記サーバに対して例えば1つのIPパケットで構成される通常の前記コマンドを送信するステップ1と、前記受信端末が送信した通常の前記コマンドに対する前記サーバからの応答情報を確認し、前記サーバへの通常の前記コマンドの送信が成功したか否かを判定するステップ2と、前記ステップ2において、通常の前記コマンドの送信が失敗したと判定された場合、前記ネットワークに対して前記サーバより配信される映像および/または音声コンテンツと同等の負荷をかけることが可能な前記コマンドを送出する機能を有する前記受信端末は、前記映像配信システムにおいて前記ホームルータは使用されているものと判断し、前記ホームルータに対して一定負荷の前記コマンドを送信するステップ3と、前記受信端末が、送信した一定負荷の前記コマンドに対する前記ホームルータからの応答情報(コマンド応答情報)を受信し、前記コマンド応答情報を基に通信障害が発生しているか否かを判定するステップ4と、前記ステップ4において、通信障害が発生していると判定された場合、通信障害が宅内で発生したことを示す表示をして障害切り分けテストを終了するステップ5と、前記ステップ4において、通信障害が発生していないと判定された場合、前記受信端末は前記サーバに対し、パケット欠落テストを行うためにパケット欠落の有無を特定できる情報を備えたテストデータの送信要求を行い、前記サーバは前記受信端末に対し、前記受信端末からの送信要求に対応して前記テストデータの送信を行うとともに、前記受信端末からの前記テストデータの送信停止要求に対応して前記テストデータの送信を停止し、前記受信端末は前記サーバから受信した前記テストデータを基に通信障害が発生しているか否かを判定するステップ6と、
前記ステップ2において、通常の前記コマンドの送信が成功したと判定された場合、前記映像配信システムにおいて前記ホームルータは使用されていないものと判断して、前記受信端末が前記サーバとのパケット欠落テストを実施するステップ6に移行するステップ7と、前記ステップ6において、パケット欠落が確認された場合、パケット欠落が宅外で発生したことを示す表示をして障害切り分けテストを終了するステップ8と、前記ステップ6において、通信障害が発生していないと判定された場合、通信障害が発生しなかったことを示す表示をして障害切り分けテストを終了するステップ9と、を備えることを特徴とするものである。
また、本願の第4の発明の通信障害切り分け方法は、本願の第2または第3の発明の通信障害切り分け方法において、前記サーバが前記受信端末に対して前記テストデータを配信する際に用いるパケット長および送信間隔は、前記映像および/または音声コンテンツを配信する際に用いるパケット長および送信間隔と同一であることを特徴とするものである。
また、本願の第5の発明の通信障害切り分け方法は、本願の第1乃至第4のいずれかの発明の通信障害切り分け方法において、前記コマンドはPINGコマンドであり、前記受信端末は、前記PINGコマンドのパケット長および送信間隔を調整することにより、前記ネットワークにかける負荷のレベルを設定することを特徴とするものである。
また、本願の第6の発明の通信障害切り分け方法は、本願の第5の通信障害切り分け方法において、前記PINGコマンドのパケット長は、前記サーバが前記受信端末に対して前記映像および/または音声コンテンツを配信する際に使用するパケット長と同じであることを特徴とするものである。
また、本願の第7の発明の通信障害切り分け機能を有する映像配信システムは、受信端末と前記受信端末がネットワークで互いに接続されたサーバとで構成、または、前記受信端末と前記受信端末がPINGコマンドの転送機能を有さないホームルータを介して前記ネットワークで互いに接続された前記サーバとで構成され、前記サーバから前記受信端末に対して、少なくとも1つのネットワーク機器を経由して映像および/または音声コンテンツを配信する通信障害切り分け機能を有する映像配信システムであって、前記サーバは、前記受信端末との間でパケット欠落テストを実行するために必要なパケット欠落の有無を特定できる情報を備えたテストデータを保持するテストデータ保持手段と、前記受信端末から送信される前記テストデータの送信要求に対応して、前記テストデータ保持手段に保持している前記テストデータを送信するテストデータ送信手段と、前記受信端末から送信される前記テストデータの送信停止要求に対応して、前記テストデータ送信手段からの前記テストデータの送信を停止させるテストデータ送信停止手段と、を備え、前記受信端末は、IPアドレス取得手段、コマンド送出手段、判定手段、パケット欠落テスト手段、繰り返し手段および表示手段を備え、前記IPアドレス取得手段は、前記サーバに対してtracerouteコマンドを送信し、前記サーバに至る前記ネットワーク上の経路の全ての前記ネットワーク機器のIPアドレスを取得するものであり、前記コマンド送出手段は、前記ネットワークに対して、前記サーバより配信される前記映像および/または音声コンテンツと同等の負荷をかけることが可能なコマンドを有し、所定負荷の前記コマンドを、前記IPアドレス取得手段において取得したIPアドレスを基に、前記受信端末に最短で接続され、最初のテスト対象機器となっている前記ネットワーク機器に向けて送出する第1のコマンド送出手段と、前記第1のコマンド送出手段から送出した所定負荷の前記コマンドに対応して前記最初のテスト対象機器となっている前記ネットワーク機器から返信される応答情報を基に、前記判定手段が通信障害は発生していないと判定した場合、前記IPアドレス取得手段において取得したIPアドレスを基に2番目の前記テスト対象機器となる前記ネットワーク機器に対して所定負荷の前記コマンドを送出する第2のコマンド送出手段と、前記第2のコマンド送出手段から送出された所定負荷の前記コマンドに対応して前記2番目の前記テスト対象機器となる前記ネットワーク機器から返信される応答情報を基に、前記判定手段が所定負荷の前記コマンドのパケット欠落が100%でないと判定した場合、所定負荷の前記コマンドを、前記IPアドレス取得手段において取得したIPアドレスを基に前記2番目の前記テスト対象機器となっている前記ネットワーク機器に向けて送出する第3のコマンド送出手段を備えたものであり、前記判定手段は、前記コマンド送出手段から送出された所定負荷の前記コマンドに対応して前記最初のテスト対象機器となっている前記ネットワーク機器から返信される応答情報を受信し、受信した応答情報を基に通信障害が発生しているか否かを判定して通信障害が発生していると判定された場合、前記最初のテスト対象機器となった前記ネットワーク機器と前記受信端末との間が通信障害の発生箇所として前記表示手段に表示する第1の判定手段と、前記第1の判定手段において通信障害が発生していないと判定された場合に、前記コマンド送出手段から送出された所定負荷の前記コマンドに対応して前記2番目の前記テスト対象機器となる前記ネットワーク機器から返信される応答情報を基に、所定負荷の前記コマンドのパケット欠落が100%であるか否かを判定する第2の判定手段と、前記第2の判定手段において前記コマンドのパケット欠落が100%でないと判定された場合に、前記第3のコマンド送出手段から送出された所定負荷の前記コマンドに対応して前記2番目の前記テスト対象機器となる前記ネットワーク機器から返信される応答情報を受信し、受信した前記応答情報を基に通信障害が発生しているか否かを判定する第3の判定手段を備えたものであり、
前記パケット欠落テスト手段は、前記第2の判定手段において、所定負荷の前記コマンドのパケット欠落が100%であると判定された場合、前記サーバに対し、前記テストデータの送信要求を行い、前記テストデータの送信要求に対応して前記サーバが送信する前記テストデータを受信するとともに、所定の時間経過後前記サーバに対して前記テストデータの送信停止要求を送信して前記テストデータの送信を停止させた後、前記サーバから受信した前記テストデータを基にパケット欠落の有無を確認/判定してその結果を前記表示手段に表示させるものであり、前記繰り返し手段は、前記第3の判定手段において、通信障害が発生していると判断された場合、そのとき前記テスト対象機器となった前記ネットワーク機器と、それに隣接する前記受信端末側の前記ネットワーク機器もしくは前記受信端末との間が通信障害箇所と特定してその結果を前記表示手段に表示し、通信障害が発生していないと判断された場合、前記IPアドレス取得手段において取得したIPアドレスを基に、次に続く前記テスト対象機器となる前記ネットワーク機器に対して前記第3のコマンド送出手段から所定負荷の前記コマンドを送出させ、送出した所定負荷の前記コマンドに対する応答情報を基に、前記第3の判定手段において通信障害の発生有無を判定する処理作業を前記テスト対象機器が前記サーバとなるまで繰り返し実施するものであり、前記表示手段は、前記サーバとの間の前記パケット欠落テストの結果などを表示するものである、ことを特徴とするものである。
また、本願の第8の発明の通信障害切り分け機能を有する映像配信システムは、受信端末と前記受信端末がネットワークで互いに接続されたサーバとで構成、または、前記受信端末と前記受信端末がコマンドの転送機能を有さないホームルータを介して前記ネットワークで互いに接続された前記サーバとで構成され、前記サーバから前記受信端末に対して、少なくとも1つのネットワーク機器を経由して映像および/または音声コンテンツを配信する障害切り分け機能を有する映像配信システムであって、前記サーバは、前記受信端末から送信された例えば1つのIPパケットで構成される通常の前記コマンドに対する応答を送信する応答送信手段と、前記受信端末との間でパケット欠落テストを実行するために必要なパケット欠落の有無を特定できる情報を備えたテストデータを保持するテストデータ保持手段と、前記受信端末から送信される前記テストデータの送信要求に対応して、前記テストデータ保持手段に保持している前記テストデータを送信するテストデータ送信手段と、前記受信端末から送信される前記テストデータの送信停止要求に対応して、前記テストデータ送信手段からの前記テストデータの送信を停止させるテストデータ送信停止手段と、を備え、前記受信端末は、送信手段、判定手段、パケット欠落テスト手段および表示手段を備え、前記送信手段は、前記サーバに対して通常の前記コマンドを送信する第1の送信手段と、前記判定手段において前記通常の前記コマンドの前記サーバに対する送信が失敗したと判定された場合、前記映像配信システムにおいて前記ホームルータは使用されているものと判断し、前記ホームルータに対して所定負荷の前記コマンドを送信する第2の送信手段を備えたものであり、前記判定手段は、前記第1の送信手段が送信した前記通常の前記コマンドに対する前記サーバからの応答情報を確認し、前記サーバへの前記通常の前記コマンドの送信が成功したか否かを判定する第1の判定手段と、前記第2の送信手段が送信した前記所定負荷の前記コマンドに対する前記ホームルータからの応答(コマンド応答)を受信し、前記コマンド応答の情報を基に通信障害が発生しているか否かを確認/判定する第2の判定手段を備えたものであり、パケット欠落テスト手段は、前記第2の判定手段において通信障害が発生していないと判定された場合、または、前記第1の判定手段において前記通常の前記コマンドの送信が成功したと判定された場合、前記サーバに対し、前記パケット欠落テストを行うためにパケット欠落の有無を特定できる情報を備えた前記テストデータの送信要求を行い、前記送信要求に対応して前記サーバから送信される前記テストデータを受信し、所定時間経過後前記サーバに対し、前記テストデータの送信停止要求を行って前記テストデータの送信を停止させるとともに、前記サーバから受信した前記テストデータを基にパケット欠落の有無、すなわち、通信障害が発生しているか否かを確認/判定し、その確認/判定結果を前記表示手段に表示させるものであり、前記表示手段は、前記第2の判定手段において前記コマンド応答の情報を基に通信障害が発生していると確認/判定された場合の確認/判定結果や、前記パケット欠落テスト手段における確認/判定結果などを表示するものである、ことを特徴とするものである。
また、本願の第9の発明の通信障害切り分け機能を有する映像配信システムは、本願の第7または第8の発明の通信障害切り分け機能を有する映像配信システムにおいて、前記コマンドはPINGコマンドであり、前記PINGコマンドのパケット長および送信間隔を調整することにより、前記ネットワークにかける負荷のレベルを設定することを特徴とするものである。
また、本願の第10の発明の通信障害切り分け機能を有する映像配信システムは、本願の第9の発明の通信障害切り分け機能を有する映像配信システムにおいて、前記PINGコマンドのパケット長は、前記サーバが前記映像および/または音声コンテンツを配信する際に使用するパケット長と同じであることを特徴とするものである。
また、本願の第11の発明の通信障害切り分け機能を有する映像配信システムは、本願の第7乃至第10のいずれかの発明の通信障害切り分け機能を有する映像配信システムにおいて、前記サーバが前記受信端末に対して前記テストデータを配信する際に用いるパケット長および送信間隔は、前記映像および/または音声コンテンツを配信する際に用いるパケット長および送信間隔と同一であることを特徴とするものである。
また、本願の第12の発明の受信端末は、サーバとネットワークで互いに接続され、前記サーバから前記ネットワークを介し、少なくとも1つのネットワーク機器を経由して映像および/または音声コンテンツを受信するとともに、通信障害切り分け機能を有する受信端末であって、前記サーバに対してtracerouteコマンドを送信し、前記サーバに至る前記ネットワーク上の経路の全ての前記ネットワーク機器のIPアドレスを取得するIPアドレス取得手段と、前記ネットワークに対して、前記サーバより配信される前記映像および/または音声コンテンツと同等の負荷をかけることが可能なコマンドを有し、前記コマンドを、前記IPアドレス取得手段において取得したIPアドレスを基に、前記受信端末に最短で接続され、最初のテスト対象機器となっている前記ネットワーク機器に向けて送出するコマンド送出手段と、前記コマンド送出手段から送出された前記コマンドに対応して前記ネットワーク機器から返信される応答情報を受信し、受信した前記応答情報を基に通信障害が発生しているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段において、通信障害が発生していると判定された場合、前記テスト対象機器となった前記ネットワーク機器と、それに隣接する前記受信端末側の前記ネットワーク機器もしくは前記受信端末との間が通信障害箇所であることなどを表示する表示手段と、前記判定手段において、通信障害が発生していないと判定された場合、前記IPアドレス取得手段において取得したIPアドレスを基に、次に続く前記テスト対象機器となる前記ネットワーク機器に対して前記コマンド送出手段から前記コマンドを送出し、送出した前記コマンドに対する応答情報を基に、前記判定手段において通信障害の発生有無を判定する処理作業を前記テスト対象機器が前記サーバとなるまで繰り返し実施する繰り返し手段と、を備えたことを特徴とするものである。
また、本願の第13の発明の受信端末は、本願の第7の発明の通信障害切り分け機能を有する映像配信システムを構成する受信端末であって、前記受信端末は、IPアドレス取得手段、コマンド送出手段、判定手段、パケット欠落テスト手段、繰り返し手段および表示手段を備え、前記IPアドレス取得手段は、前記サーバに対してtracerouteコマンドを送信し、前記サーバに至る前記ネットワーク上の経路の全ての前記ネットワーク機器のIPアドレスを取得するものであり、前記コマンド送出手段は、前記ネットワークに対して、前記サーバより配信される前記映像および/または音声コンテンツと同等の負荷をかけることが可能なコマンドを有し、所定負荷の前記コマンドを、前記IPアドレス取得手段において取得したIPアドレスを基に、前記受信端末に最短で接続され、最初のテスト対象機器となっている前記ネットワーク機器に向けて送出する第1のコマンド送出手段と、前記第1のコマンド送出手段から送出した所定負荷の前記コマンドに対応して前記最初のテスト対象機器となっている前記ネットワーク機器から返信される応答情報を基に、前記判定手段が通信障害は発生していないと判定した場合、前記IPアドレス取得手段において取得したIPアドレスを基に2番目の前記テスト対象機器となる前記ネットワーク機器に対して所定負荷の前記コマンドを送出する第2のコマンド送出手段と、前記第2のコマンド送出手段から送出された所定負荷の前記コマンドに対応して前記2番目の前記テスト対象機器となる前記ネットワーク機器から返信される応答情報を基に、前記判定手段が所定負荷の前記コマンドのパケット欠落が100%でないと判定した場合、所定負荷の前記コマンドを、前記IPアドレス取得手段において取得したIPアドレスを基に前記2番目の前記テスト対象機器となっている前記ネットワーク機器に向けて送出する第3のコマンド送出手段を備えたものであり、前記判定手段は、前記コマンド送出手段から送出された所定負荷の前記コマンドに対応して前記最初のテスト対象機器となっている前記ネットワーク機器から返信される応答情報を受信し、受信した応答情報を基に通信障害が発生しているか否かを判定して通信障害が発生していると判定された場合、前記最初のテスト対象機器となった前記ネットワーク機器と前記受信端末との間が通信障害の発生箇所として前記表示手段に表示する第1の判定手段と、前記第1の判定手段において通信障害が発生していないと判定された場合に、前記コマンド送出手段から送出された所定負荷の前記コマンドに対応して前記2番目の前記テスト対象機器となる前記ネットワーク機器から返信される応答情報を基に、所定負荷の前記コマンドのパケット欠落が100%であるか否かを判定する第2の判定手段と、前記第2の判定手段において前記コマンドのパケット欠落が100%でないと判定された場合に、前記第3のコマンド送出手段から送出された所定負荷の前記コマンドに対応して前記2番目の前記テスト対象機器となる前記ネットワーク機器から返信される応答情報を受信し、受信した前記応答情報を基に通信障害が発生しているか否かを判定する第3の判定手段を備えたものであり、前記パケット欠落テスト手段は、前記第2の判定手段において、所定負荷の前記コマンドのパケット欠落が100%であると判定された場合、前記サーバに対し、前記テストデータの送信要求を行い、前記テストデータの送信要求に対応して前記サーバが送信する前記テストデータを受信するとともに、所定の時間経過後前記サーバに対して前記テストデータの送信停止要求を送信して前記テストデータの送信を停止させた後、前記サーバから受信した前記テストデータを基にパケット欠落の有無を確認/判定してその結果を前記表示手段に表示させるものであり、前記繰り返し手段は、前記第3の判定手段において、通信障害が発生していると判断された場合、そのとき前記テスト対象機器となった前記ネットワーク機器と、それに隣接する前記受信端末側の前記ネットワーク機器もしくは前記受信端末との間が通信障害箇所と特定してその結果を前記表示手段に表示し、通信障害が発生していないと判断された場合、前記IPアドレス取得手段において取得したIPアドレスを基に、次に続く前記テスト対象機器となる前記ネットワーク機器に対して前記第3のコマンド送出手段から所定負荷の前記コマンドを送出させ、送出した所定負荷の前記コマンドに対する応答情報を基に、前記第3の判定手段において通信障害の発生有無を判定する処理作業を前記テスト対象機器が前記サーバとなるまで繰り返し実施するものであり、前記表示手段は、前記サーバとの間の前記パケット欠落テストの結果などを表示するものである、ことを特徴とするものである。
また、本願の第14の発明の受信端末は、本願の第8の発明の通信障害切り分け機能を有する映像配信システムを構成する受信端末であって、前記受信端末は、送信手段、判定手段、パケット欠落テスト手段および表示手段を備え、前記送信手段は、前記サーバに対して通常の前記コマンドを送信する第1の送信手段と、前記判定手段において前記通常の前記コマンドの前記サーバに対する送信が失敗したと判定された場合、前記映像配信システムにおいて前記ホームルータは使用されているものと判断し、前記ホームルータに対して所定負荷の前記コマンドを送信する第2の送信手段を備えたものであり、前記判定手段は、前記第1の送信手段が送信した前記通常の前記コマンドに対する前記サーバからの応答情報を確認し、前記サーバへの前記通常の前記コマンドの送信が成功したか否かを判定する第1の判定手段と、前記第2の送信手段が送信した前記所定負荷の前記コマンドに対する前記ホームルータからの応答(コマンド応答)を受信し、前記コマンド応答の情報を基に通信障害が発生しているか否かを確認/判定する第2の判定手段を備えたものであり、パケット欠落テスト手段は、前記第2の判定手段において通信障害が発生していないと判定された場合、または、前記第1の判定手段において前記通常の前記コマンドの送信が成功したと判定された場合、前記サーバに対し、前記パケット欠落テストを行うためにパケット欠落の有無を特定できる情報を備えた前記テストデータの送信要求を行い、前記送信要求に対応して前記サーバから送信される前記テストデータを受信し、所定時間経過後前記サーバに対し、前記テストデータの送信停止要求を行って前記テストデータの送信を停止させるとともに、前記サーバから受信した前記テストデータを基にパケット欠落の有無、すなわち、通信障害が発生しているか否かを確認/判定し、その確認/判定結果を前記表示手段に表示させるものであり、前記表示手段は、前記第2の判定手段において前記コマンド応答の情報を基に通信障害が発生していると確認/判定された場合の確認/判定結果や、前記パケット欠落テスト手段における確認/判定結果などを表示するものである、ことを特徴とするものである。
また、本願の第15の発明の受信端末は、本願の第13または第14の発明の通信障害切り分け機能を有する映像配信システムを構成する受信端末において、前記サーバが前記受信端末に対して前記テストデータを配信する際に用いるパケット長および送信間隔は、前記映像および/または音声コンテンツを配信する際に用いるパケット長および送信間隔と同一であることを特徴とするものである。
また、本願の第16の発明の受信端末は、本願の第12乃至第15の発明の通信障害切り分け機能を有する映像配信システムを構成する受信端末において、前記コマンドはPINGコマンドであり、前記PINGコマンドのパケット長および送信間隔を調整することにより、前記ネットワークにかける負荷のレベルを設定することを特徴とするものである。
また、本願の第17の発明の受信端末は、本願の第16の発明の通信障害切り分け機能を有する映像配信システムを構成する受信端末において、前記PINGコマンドのパケット長は、前記サーバが前記映像および/または音声コンテンツを配信する際に使用するパケット長と同じであることを特徴とするものである。
以上のように、本発明の通信障害切り分け方法、通信障害切り分け機能を有する映像配信システムおよび受信端末によれば、ユーザは受信端末を操作することにより、映像・音声コンテンツの品質劣化要因の1つであるパケットの欠落が、少なくとも宅内によるものか宅外によるものかを特定できる、あるいは、通信障害の発生箇所を特定できるようになる。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1においては、映像コンテンツの受信端末がホームルータを介さずにインターネットに接続されている環境において、映像コンテンツのパケット欠落テストを行う場合を例にとって説明する。
図1は、本発明の実施の形態1における映像配信システムの概要を示したブロック図である。
図1において、受信端末(クライアント端末)100は、ユーザ宅500内に設置されており、映像コンテンツや音声コンテンツなどの受信・再生を行う機能を有している。受信端末100は、PC(Personal Computer)、テレビおよびHDD(Hard Disk Drive)レコーダ等のIPネットワークに対応した家電製品が考えられるがこれに限定されるものではない。アクセス回線200は、受信端末100とアクセスルータ310を接続するための回線であり、例えば、DSL(Digital Subscriber Line)技術を用いた固定電話回線や、FTTHなどが考えられる。受信端末100は、アクセスルータ310を経由してインターネット300に接続することができる。なお、アクセスルータ310は、通常はISP(Internet Service Provider)によって管理されており、ユーザはISPと契約することで、インターネットサービスを享受することができる。インターネット300には、アクセスルータ310の他に、映像配信サーバ400やその他の一般のルータ311〜315などが接続されており、映像配信サーバ400は、インターネット300を介して、受信端末100からの要求に応じて映像コンテンツなどを配信する機能を備えている。
次に、図2を用いて受信端末100の構成について説明する。なお、図2は、本発明の実施の形態1における受信端末100の内部の構成を示したブロック図である。
図2において、表示部101は、映像コンテンツの表示やパケット欠落テストの結果などを表示するデバイスであり、例えば、液晶ディスプレイが考えられる。また、表示部101は、必ずしも受信端末100に内蔵されている必要はなく、受信端末100の映像出力端子から送信される映像信号を受信して表示する外部機器であってもよい。入力部102は、制御部103に対してパケット欠落テストの起動等を要求するデバイスであり、例えば、リモコン受光部が考えられる。制御部103は、パケット欠落テストプログラムを記録しており、入力部102からの要求に応じてパケット欠落テストプログラムを読み込み実行するデバイスであり、例えば、CPUとメモリによって構成される。ネットワークインタフェース104は、インターネット300との物理的な接続を行うデバイスであり、例えば、イーサネット(登録商標)コントローラが考えられる。
次に、図3を用いて、本発明の実施の形態1における通信障害切り分け方法について、具体的には受信端末100においてパケット欠落テストを実施する手順について説明する。なお、図3は、本発明の実施の形態1における受信端末100がパケット欠落テストを実施する手順を示すフローチャートである。
図3において、受信端末100は、ユーザがリモコンなどを操作して送信したパケット欠落の確認要求を入力部102で受信すると、入力部102は、制御部103に対してパケット欠落テストの起動要求を行い(S100)、制御部103におけるIPアドレス取得手段(図示せず)は、入力部102からのパケット欠落テストの起動要求を受信すると、ネットワークインタフェース104を介し映像配信サーバ400に対してtracerouteコマンドを送信し、受信端末100から映像配信サーバ400に至るネットワーク上の経路の全てのルータのIPアドレスを取得する(S101)。なお、tracerouteコマンドは、受信端末100から映像配信サーバ400に至るネットワーク上の経路の全てのルータのIPアドレスを取得するコマンドであり、標準的なTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)機能を備えたほぼ全ての機器に搭載されている。なお、本発明の実施の形態1においては、受信端末100はアクセスルータ310、ルータ311およびルータ313を経由して映像配信サーバ400にアクセスするものとする。
次に、受信端末100は、より自分に近いルータ(本発明の実施の形態1においてはアクセスルータ310)から映像配信サーバ400に至るまでステップS102〜ステップS104の処理を順次実行する。まず、ステップS102においては、制御部103におけるコマンド送出手段(図示せず)は、所定の負荷を与えるPINGコマンド、例えば、映像コンテンツを送信する場合と同等の負荷を与えるPINGコマンドを対象ルータに対して送信する。PINGコマンドは、ICMP(Internet Control Message Protocol)の機能を用いてIPデータグラムの到達やネットワークの遅延を調べるためのコマンドであり、tracerouteコマンドと同様に、標準的なTCP/IP機能を備えたほぼ全ての機器に搭載されている。PINGコマンドは、パケット長や送信間隔を変更することが可能であり、これらを変更することにより、映像コンテンツをリアルタイムに配信している時と同等の負荷をネットワークに与えることができる。例えば、10Mbpsの映像コンテンツと同等の負荷を受信端末100からアクセスルータ310間のネットワークに与える場合、受信端末100は、PINGコマンドのペイロード長を1316Byteとして、約2.1ms毎に1個のPINGコマンドを送出すればよい。この時、受信端末100から送出されるPINGコマンド自体は約5Mbpsの負荷にしかならないが、アクセスルータ310からの応答も同様の負荷を与えるため、合計10Mbpsの負荷をネットワークに与えることになる。実際の映像コンテンツを配信する場合と同様に、アクセスルータ310から受信端末100方向へのネットワーク負荷を10Mbpsにしたい場合は、受信端末100はPINGコマンドの送出間隔を約1.05msに変更して送出すればよい。
ステップS103においては、制御部103における判定手段(図示せず)は、対象ルータからのPINGコマンドの応答情報を確認することによりパケット欠落の有無を確認する。例えば、100個のPINGコマンドを送出したにもかかわらず100個よりも少ないPINGコマンドの応答しか受信できない場合は、パケット欠落有りと判断する。ステップS103におけるパケット欠落の有無の確認の結果、パケット欠落がある(通信障害が発生している)と判明した場合、テスト(調査)結果を表示部(表示手段)101に表示し(S105)、処理を終了する。また、ステップS103におけるパケット欠落の有無の確認の結果、パケット欠落がない(通信障害が発生していない)と判定した場合、現在の調査対象が映像配信サーバ400かどうかを確認し(S104)、調査対象が映像配信サーバ400である場合、テスト結果を表示部101に表示し(ステップS105)て処理を終了し、そうでない場合は、制御部103における繰り返し手段(図示せず)により、ステップS102に戻り、調査対象を次のルータもしくは映像配信サーバ400に変更してステップS102〜ステップS104の調査を継続する。
ステップS105においては、パケット欠落のテスト結果を表示部101に表示する。その表示の仕方は、例えば、最後までパケット欠落がなかった場合は「欠落なし」、アクセスルータ310およびルータ311へのパケット欠落テストにおいてはパケット欠落がなく、ルータ313へのパケット欠落テストにおいてパケット欠落があった場合は「ルータ311とルータ313間で欠落」などと表示する。
なお、本発明の実施の形態1において、PINGコマンドのペイロード長を1316Byteとして説明したが、1316Byteという値はMPEG2−TSパケット7つ分のサイズであり、MPEG2−TSを映像フォーマットとした映像配信システムにおいては、PINGコマンドのペイロード長は映像コンテンツを伝送するUDPパケットのペイロード長として採用される場合が多い。このように、実際に伝送に使用されるUDPペイロード長とPINGコマンドのペイロード長を一致させることで、より正確にネットワーク負荷を与えることができる。
また、本発明の実施の形態1における映像配信システムの概要を示す図1においては、説明を簡単にするためインターネット300に接続されている受信端末100は1つのみであるが、通常はインターネット300には多くの受信端末が接続されている。これは、後述する本発明の実施の形態2および3においても同様である。
以上のように、本発明の実施の形態1によれば、比較的簡単な構成/方法により、パケット欠落の発生箇所を特定することが可能となる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2においては、映像コンテンツの受信端末がホームルータを介してインターネットに接続されている環境において、映像コンテンツのパケット欠落テストを行う場合を例にとって説明する。一般的なホームルータは、NAT(Network Address Translation)機能を備えているため、PINGコマンドの転送が行えないという特徴を持っており、本発明の実施の形態2において説明するホームルータもPINGコマンドの転送が行えないものとして説明する。
図4は、本発明の実施の形態2における映像配信システムの概要を示したブロック図である。図4において、図1と同じ構成要素については同じ符号を用い、本発明の実施の形態2において補足すべき項目についてのみ説明する。
図4において、ホームルータ110は、ユーザ宅500内に設置されて受信端末100とアクセス回線200とに接続されており、ユーザ宅内のネットワークとユーザ宅外のネットワークを接続する機能を有している。
以下に、図5を用いて、本発明の実施の形態2における通信障害切り分け方法について、具体的には受信端末100においてパケット欠落テストを実施する手順について説明する。なお、図5は、本発明の実施の形態2における受信端末100によりパケット欠落テストを実施する手順を示すフローチャートである。
図5において、受信端末100は、ユーザがリモコンなどを操作して送信したパケット欠落の確認要求を入力部102で受信すると、入力部102は、制御部103に対してパケット欠落テストの起動要求を行い(S200)、制御部103におけるIPアドレス取得手段(図示せず)は、入力部102からのパケット欠落テストの起動要求を受信すると、ネットワークインタフェース104を介し映像配信サーバ400に対してtracerouteコマンドを送信し、受信端末100から映像配信サーバ400に至るネットワーク上の経路の全てのルータのIPアドレスを取得する(S201)。
なお、本発明の実施の形態2においては、受信端末100は、ホームルータ110、アクセスルータ310、ルータ311およびルータ313を経由して映像配信サーバ400にアクセスするものとする。
制御部103における第1のコマンド送出手段(図示せず)は、ステップS201において、映像配信サーバ400に対してtracerouteコマンドを送信することにより判明した最初のルータであるホームルータ110に対して、映像コンテンツと同等の一定の負荷(所定負荷)を与えるためにPINGコマンドを送信する(S202)。
次に、制御部103における第1の判定手段(図示せず)は、ホームルータ110からのPINGコマンドの応答情報を受信し、パケット欠落の有無(通信障害の発生有無)を確認/判定する(S203)。ステップS203における第1の判定手段によるパケット欠落有無の確認/判定の結果、PINGコマンドの応答に欠落がある場合、「最初のルータとの間で欠落」と表示部(表示手段)101へ表示してテストを終了する(S204)。ステップS203における第1の判定手段によるパケット欠落有無の確認/判定の結果、ホームルータ110からのPINGコマンドの応答に欠落がない場合、制御部103における第2のコマンド送出手段(図示せず)は、2つ目のルータであるアクセスルータ310に対して一定負荷(所定負荷)のPINGコマンドを送信する(S205)。
次に、制御部103における第2の判定手段(図示せず)は、アクセスルータ310からのPINGコマンドの応答情報を受信し、パケット欠落が100%であるか否かを確認/判定する(S206)。ステップS206において、パケット欠落が100%であると判定した場合、最初のルータであるホームルータ110がPINGコマンドを転送できないものと判断し、制御部103におけるパケット欠落テスト手段(図示せず)は、映像配信サーバ400との間でパケット欠落テストを実施し(S207)、そのテスト結果を表示部(表示手段)101に表示してテストを終了する(S208)。ステップS207における受信端末100と映像配信サーバ400との間のパケット欠落テストの方法については後述する。
次に、ステップS206において、パケット欠落が100%でないと判定した場合、最初のルータにPINGコマンドの転送を行う機能があると判断できるため、映像配信システムは、図1に示す映像配信システムと同様にホームルータ110を含んでいないものと推定できる。そのため、ステップS206において、パケット欠落が100%でないと判定した場合、本発明の実施の形態1と同様に、図3におけるステップS102〜ステップS105と同様の処理手順であるステップS212〜ステップS215の処理を、制御部103における繰り返し手段(図示せず)が、制御部103における第3のコマンド送出手段(図示せず)および第3の判定手段(図示せず)などを用いて繰り返し実施することにより、パケット欠落箇所(通信障害の発生箇所)を特定することができ、その結果を表示部(表示手段)101に表示することができる。
なお、上記説明において、第1〜第3のコマンド送出手段および第1〜第3の判定手段は、それぞれ独立した手段として説明したが、それぞれ1つのコマンド送出手段および1つの判定手段に統一しても、何ら問題がないことは明白である。
次に、図6を用いて、ステップS207において、受信端末100が行う映像配信サーバ400とのパケット欠落テストの手順について説明する。なお、図6は、映像配信サーバ400とのパケット欠落テストの手順を示すシーケンス図である。
図6において、まず、受信端末100におけるパケット欠落テスト手段(図示せず)は、映像配信サーバ400に対してテストデータの送信要求を行う(S207−01)。次に、映像配信サーバ400におけるテストデータ送信手段(図示せず)は、受信端末100に対して、受信端末100からのテストデータの送信要求に対応してテストデータ保持手段(図示せず)に保持しているテストデータを一定レートで送信する(S207−02)。この時、テストデータを送信するパケットサイズや送信間隔等の送信パラメータは、映像コンテンツを実際に配信する時と同じ条件にする必要がある。また、テストデータの各パケットにはシーケンスナンバーが付けられおり、受信端末100はこのシーケンスナンバーを基にパケット欠落の有無を確認することができる。例えば、映像配信サーバ400から受信したテストデータのパケットのシーケンスナンバーに不連続が発生しており、且つ、その不連続の原因がシーケンスナンバーの欠落による場合はパケット欠落が有りと判断し、シーケンスナンバーに不連続が発生していない場合はパケット欠落が無いと判断する。受信端末100は、映像配信サーバ400に対してテストデータの送信要求を送信してから一定の時間が経過すると、映像配信サーバ400に対して、テストデータの送信停止要求を行う(S207−03)。映像配信サーバ400におけるテストデータ送信停止手段(図示せず)は、受信端末100からのテストデータの送信停止要求に対応して、受信端末100に対するテストデータの送信を停止する(S207−04)。一方、受信端末100は、パケット欠落の有無(通信障害の発生有無)を確認/判定し、パケット欠落が有ることを確認/判定した場合は、「インターネットで欠落」等、宅外でパケット欠落が発生したことを示すメッセージを表示部(表示手段)101に表示(S208)してパケット欠落テストを終了し、パケット欠落がないことを確認/判定した場合は、「欠落なし」等、パケット欠落が発生しなかったことを示すメッセージを表示部(表示手段)101に表示(S208)してパケット欠落テストを終了する(S207−05)。
以上のように、本発明の実施の形態2によれば、少なくともパケット欠落が発生した箇所が宅外か宅内かを切り分けることが可能となる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態1および本発明の実施の形態2においては、パケット欠落が発生した箇所をできるだけ狭く特定することを目指してきたが、本発明の実施の形態3においては、パケット欠落が発生した箇所が宅外であるか宅内であるかのみを切り分ける手法について説明する。
なお、本発明の実施の形態3における映像配信システムは、図1または図4のいずれかで示されるシステムである。すなわち、ホームルータ110が存在する/しないにかかわらず、パケット欠落が発生した箇所が宅外であるか宅内であるかを切り分けることが可能なシステムである。
また、本発明の実施の形態3において説明するホームルータも、本発明の実施の形態2において説明したホームルータと同様にPINGコマンドの転送が行えないものとして説明する。
以下に、図7を用いて、本発明の実施の形態3における通信障害切り分け方法について、具体的には受信端末100においてパケット欠落テストを実施する手順について説明する。なお、図7は、本発明の実施の形態3における受信端末がパケット欠落テストを実施する手順を示すフローチャートである。
図7において、受信端末100は、ユーザがリモコンなどを操作して送信したパケット欠落の確認要求を受信すると、入力部102が制御部103に対してパケット欠落テストの起動要求を行い(S300)、制御部103における第1の送信手段(図示せず)は、入力部102からのパケット欠落テストの起動要求を受信すると、ネットワークインタフェース104を介し映像配信サーバ400に対して、通常のPINGコマンドを送信する(S301)。なお、通常のPINGコマンドとは、ネットワークに対して映像・音声コンテンツを送信する場合と同じような一定の負荷を与えるようなコマンドではなく、例えば、1つのIPパケットで構成されているようなPINGコマンドを意味する。
次に、制御部103における第1の判定手段(図示せず)は、送信した通常のPINGコマンドに対する映像配信サーバ400から送信されるPINGコマンドの応答情報を受信して確認/判定する。すなわち、映像配信サーバ400へのPINGコマンドの送信が成功したか否かを確認/判定する(S302)。
ステップS302において、PINGコマンドの送信が成功したと判定された場合、映像配信システムは図1に示すようにホームルータ110を使用していない、すなわち、宅内ネットワークが構築されていないものと判断し、ステップS306に移行して、制御部103におけるパケット欠落テスト手段(図示せず)は、映像配信サーバ400との間でパケット欠落テストを実施する(S306)。ステップS306において、受信端末100が映像配信サーバ400との間で行うパケット欠落テストについては、本発明の実施の形態2におけるステップS207−01〜ステップS207−05と同じであるので、ここでは説明を省略する。
ステップS302において、映像配信サーバ400へのPINGコマンドの送信が失敗したと判定された場合、映像配信システムは、図4に示すようにホームルータ110を使用した構成になっていると判断し、制御部103における第2の送信手段(図示せず)は、ネットワークインタフェース104を介しホームルータ110に対して一定の負荷を与える所定負荷のPINGコマンドを送信(S303)し、制御部103における第2の判定手段(図示せず)は、送信した一定負荷のPINGコマンドに対する応答(PINGコマンド応答)情報に欠落があるか否かを確認/判定する(S304)。
ステップS304において、ホームルータ110から送信された一定負荷のPINGコマンドに対する応答(PINGコマンド応答)情報に欠落があると判定された場合、「宅内で欠落」等、パケット欠落が宅内で発生したことを示すメッセージを表示部(表示手段)101に表示してテストを終了する(S305)。
ステップS304において、PINGコマンドに対する応答情報に欠落がないと判定された場合、制御部103におけるパケット欠落テスト手段は、映像配信サーバ400との間でパケット欠落テストを実施し(S306)、そのパケット欠落テストの結果を確認/判定する(S307)。
ステップS307において、パケット欠落が発生したと判定された場合、「宅外で欠落」等、パケット欠落が宅外で発生したことを示すメッセージを表示部(表示手段)101に表示してテストを終了する(S308)。一方、パケット欠落が発生しなかったと判定された場合、「欠落なし」等、パケット欠落が発生しなかったことを示すメッセージを表示部(表示手段)101に表示してテストを終了する(S309)。
なお、本発明の実施の形態3においては、映像配信サーバ400に対するPINGコマンドの送信の成功または失敗により、映像配信システム内にホームルータ110が存在している/していないを確認したが、受信端末100に割り当てられたIPアドレスが、グローバルアドレスかローカルアドレスかを判断することによっても、映像配信システム内にホームルータ110が存在している/していないを確認することができる。すなわち、受信端末100にローカルアドレスが割り当てられている場合、ローカルアドレスは直接インターネットと通信できないため、ホームルータ110のNAT機能によってアドレス変換されているとみなすことができる。
また、上記説明において、第1〜第2の送信手段および第1〜第2の判定手段は、それぞれ独立した手段として説明したが、それぞれ1つの送信手段および1つの判定手段に統一しても、何ら問題がないことは明白である。
以上のように、本発明の実施の形態3によれば、パケット欠落の発生箇所が宅外か、宅内かを切り分けることが可能となる。
本発明にかかる通信障害切り分け方法、通信障害切り分け機能を有する映像配信システムおよび受信端末は、インターネットを利用したリアルタイム映像配信システムにおいて、配信される映像・音声コンテンツの品質劣化の要因であるパケット欠落の発生箇所が、少なくとも宅内が原因か宅外が原因かを切り分けることができるため、それぞれに応じた対処方法を整備することで、トラブルシューティングやユーザサポートにおいて有用となる。
本発明の実施の形態1における映像配信システムの概要を示したブロック図 本発明の実施の形態1における受信端末の内部の構成を示したブロック図 本発明の実施の形態1における受信端末がパケット欠落テストを実施する手順を示すフローチャート 本発明の実施の形態2における映像配信システムの概要を示したブロック図 本発明の実施の形態2における受信端末によりパケット欠落テストを実施する手順を示すフローチャート 映像配信サーバとのパケット欠落テストの手順を示すシーケンス図 本発明の実施の形態3における受信端末がパケット欠落テストを実施する手順を示すフローチャート
符号の説明
100 受信端末
101 表示部
102 入力部
103 制御部
104 ネットワークインタフェース
110 ホームルータ
200 アクセス回線
300 インターネット
310 アクセスルータ
311 ルータ
312 ルータ
313 ルータ
314 ルータ
315 ルータ
400 映像配信サーバ
500 ユーザ宅

Claims (17)

  1. サーバからネットワークで互いに接続された受信端末に対して、少なくとも1つのネットワーク機器を経由して映像および/または音声コンテンツを配信する映像配信システムにおける通信障害を切り分けるための方法であって、
    前記受信端末が、前記サーバに対してtracerouteコマンドを送信し、前記サーバに至る前記ネットワーク上の経路の全ての前記ネットワーク機器のIPアドレスを取得するステップ1と、
    前記受信端末は、前記ネットワークに対して、前記サーバより配信される映像および/または音声コンテンツと同等の負荷をかけることが可能なコマンドを送出する機能を有しており、前記コマンドを、前記ステップ1において取得したIPアドレスを基に、前記受信端末に最短で接続され、最初のテスト対象機器となっている前記ネットワーク機器に向けて送出するステップ2と、
    前記受信端末から送出された前記コマンドに対応して前記ネットワーク機器から返信される応答情報を受信し、受信した前記応答情報を基に通信障害が発生しているか否かを判定するステップ3と、
    前記ステップ3において、通信障害が発生していると判定された場合、前記テスト対象機器となった前記ネットワーク機器と、それに隣接する前記受信端末側の前記ネットワーク機器もしくは前記受信端末との間が通信障害箇所と特定して障害の切り分け作業を終了するステップ4と、
    前記ステップ3において、通信障害が発生していないと判定された場合、前記受信端末は、前記ステップ1において取得したIPアドレスを基に、次に続く前記テスト対象機器となる前記ネットワーク機器に対して前記ステップ2〜前記ステップ4と同様の操作を行い、その結果、通信障害が発生していないと判定された場合は、前記テスト対象機器が前記サーバとなるまで前記ステップ2〜前記ステップ4と同様の操作を繰り返すステップ5
    と、
    を備えることを特徴とする通信障害切り分け方法。
  2. サーバからネットワークで互いに接続された受信端末に対して、少なくとも1つのネットワーク機器を経由して映像および/または音声コンテンツを配信する映像配信システムにおける通信障害を切り分けるための方法であって、
    前記受信端末が、前記サーバに対してtracerouteコマンドを送信し、前記サーバに至る前記ネットワーク上の経路の全ての前記ネットワーク機器のIPアドレスを取得するステップ1と、
    前記受信端末は、前記ネットワークに対して、前記サーバより配信される映像および/または音声コンテンツと同等の負荷をかけることが可能なコマンドを送出することができる機能を有しており、所定負荷の前記コマンドを、前記ステップ1において取得したIPアドレスを基に、前記受信端末に最短で接続され最初のテスト対象機器となっている前記ネットワーク機器に向けて送出するステップ2と、
    前記受信端末から送出された所定負荷の前記コマンドに対応して前記最初のテスト対象機器となっている前記ネットワーク機器から返信される応答情報を受信し、受信した応答情報を基に通信障害が発生しているか否かを判定するステップ3と、
    前記ステップ3において、通信障害が発生していると判定された場合、前記最初のテスト対象機器となった前記ネットワーク機器と前記受信端末との間が通信障害箇所と特定して障害の切り分け作業を終了するステップ4と、
    前記ステップ3において、通信障害が発生していないと判定された場合、前記受信端末は、前記ステップ1において取得したIPアドレスを基に、2番目の前記テスト対象機器となる前記ネットワーク機器に対して所定負荷の前記コマンドを送出するステップ5と、
    前記受信端末から送出された前記コマンドに対応して前記2番目の前記テスト対象機器となる前記ネットワーク機器から返信される応答情報を受信し、受信した応答情報を基に前記コマンドのパケット欠落が100%であるか否かを判定するステップ6と、
    ステップ6において、前記コマンドのパケット欠落が100%であると判定された場合、前記受信端末は前記サーバに対し、パケット欠落テストを行うためにパケット欠落の有無を特定できる情報を備えたテストデータの送信要求を行い、前記サーバは前記受信端末に対し、前記受信端末からの送信要求に対応して前記テストデータの送信を行うとともに、前記受信端末からの前記テストデータの送信停止要求に対応して前記テストデータの送信を停止し、前記受信端末は前記サーバから受信した前記テストデータを基にパケット欠落の有無(通信障害発生の有無)を確認し、その結果を表示してパケット欠落テストを終了するステップ7と、
    ステップ6において、前記コマンドのパケット欠落が100%でないと判定された場合、
    前記受信端末が、所定負荷の前記コマンドを、前記ステップ1において取得したIPアドレスを基に、前記2番目のテスト対象機器となっている前記ネットワーク機器に向けて送出するステップ8と、
    前記受信端末から送出された前記コマンドに対応して前記ネットワーク機器から返信される応答情報を受信し、受信した応答情報を基に通信障害が発生しているか否かを判定するステップ9と、
    前記ステップ9において、通信障害が発生していると判定された場合、そのとき前記テスト対象機器となった前記ネットワーク機器と、それに隣接する前記受信端末側の前記ネットワーク機器もしくは前記受信端末との間が通信障害箇所と特定して障害の切り分け作業を終了するステップ10と、
    前記ステップ9において、通信障害が発生していないと判定された場合、受信端末は、前記ステップ1において取得したIPアドレスを基に、次に続くテスト対象機器となる前記ネットワーク機器に対して前記ステップ8〜前記ステップ10と同様の操作を行い、その結果、通信障害が発生していないと判定された場合は、テスト対象機器が前記サーバとなるまで前記ステップ8〜前記ステップ10と同様の操作を繰り返すステップ11と、
    を備えることを特徴とする通信障害切り分け方法。
  3. 受信端末がサーバとネットワークで互いに接続され、または、前記受信端末が前記サーバとコマンドの転送機能を有さないホームルータを介して前記ネットワークで互いに接続され、前記サーバから前記ネットワークを介して前記受信端末に対し、少なくとも1つのネットワーク機器を経由して映像および/または音声コンテンツを配信する映像配信システムにおいて通信障害を切り分けるための方法であって、
    前記受信端末が前記サーバに対して例えば1つのIPパケットで構成される通常の前記コマンドを送信するステップ1と、
    前記受信端末が送信した通常の前記コマンドに対する前記サーバからの応答情報を確認し、前記サーバへの通常の前記コマンドの送信が成功したか否かを判定するステップ2と、
    前記ステップ2において、通常の前記コマンドの送信が失敗したと判定された場合、前記ネットワークに対して前記サーバより配信される映像および/または音声コンテンツと同等の負荷をかけることが可能な前記コマンドを送出する機能を有する前記受信端末は、前記映像配信システムにおいて前記ホームルータは使用されているものと判断し、前記ホームルータに対して一定負荷の前記コマンドを送信するステップ3と、
    前記受信端末が、送信した一定負荷の前記コマンドに対する前記ホームルータからの応答情報(コマンド応答情報)を受信し、前記コマンド応答情報を基に通信障害が発生しているか否かを判定するステップ4と、
    前記ステップ4において、通信障害が発生していると判定された場合、通信障害が宅内で発生したことを示す表示をして障害切り分けテストを終了するステップ5と、
    前記ステップ4において、通信障害が発生していないと判定された場合、前記受信端末は
    前記サーバに対し、パケット欠落テストを行うためにパケット欠落の有無を特定できる情報を備えたテストデータの送信要求を行い、前記サーバは前記受信端末に対し、前記受信端末からの送信要求に対応して前記テストデータの送信を行うとともに、前記受信端末からの前記テストデータの送信停止要求に対応して前記テストデータの送信を停止し、前記受信端末は前記サーバから受信した前記テストデータを基に通信障害が発生しているか否かを判定するステップ6と、
    前記ステップ2において、通常の前記コマンドの送信が成功したと判定された場合、前記映像配信システムにおいて前記ホームルータは使用されていないものと判断して、前記受信端末が前記サーバとのパケット欠落テストを実施するステップ6に移行するステップ7と、
    前記ステップ6において、パケット欠落が確認された場合、パケット欠落が宅外で発生したことを示す表示をして障害切り分けテストを終了するステップ8と、
    前記ステップ6において、通信障害が発生していないと判定された場合、通信障害が発生しなかったことを示す表示をして障害切り分けテストを終了するステップ9と、
    を備えることを特徴とする通信障害切り分け方法。
  4. 前記サーバが前記受信端末に対して前記テストデータを配信する際に用いるパケット長および送信間隔は、前記映像および/または音声コンテンツを配信する際に用いるパケット長および送信間隔と同一であることを特徴とする請求項2または3記載の通信障害切り分け方法。
  5. 前記コマンドはPINGコマンドであり、前記受信端末は、前記PINGコマンドのパケット長および送信間隔を調整することにより、前記ネットワークにかける負荷のレベルを設定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の通信障害切り分け方法。
  6. 前記PINGコマンドのパケット長は、前記サーバが前記受信端末に対して前記映像および/または音声コンテンツを配信する際に使用するパケット長と同じであることを特徴とする請求項5記載の通信障害切り分け方法。
  7. 受信端末と前記受信端末がネットワークで互いに接続されたサーバとで構成、または、前記受信端末と前記受信端末がPINGコマンドの転送機能を有さないホームルータを介して前記ネットワークで互いに接続された前記サーバとで構成され、前記サーバから前記受信端末に対して、少なくとも1つのネットワーク機器を経由して映像および/または音声コンテンツを配信する通信障害切り分け機能を有する映像配信システムであって、
    前記サーバは、
    前記受信端末との間でパケット欠落テストを実行するために必要なパケット欠落の有無を特定できる情報を備えたテストデータを保持するテストデータ保持手段と、
    前記受信端末から送信される前記テストデータの送信要求に対応して、前記テストデータ保持手段に保持している前記テストデータを送信するテストデータ送信手段と、
    前記受信端末から送信される前記テストデータの送信停止要求に対応して、前記テストデータ送信手段からの前記テストデータの送信を停止させるテストデータ送信停止手段と、を備え、
    前記受信端末は、IPアドレス取得手段、コマンド送出手段、判定手段、パケット欠落テスト手段、繰り返し手段および表示手段を備え、
    前記IPアドレス取得手段は、前記サーバに対してtracerouteコマンドを送信し、前記サーバに至る前記ネットワーク上の経路の全ての前記ネットワーク機器のIPアドレスを取得するものであり、
    前記コマンド送出手段は、前記ネットワークに対して、前記サーバより配信される前記映像および/または音声コンテンツと同等の負荷をかけることが可能なコマンドを有し、所定負荷の前記コマンドを、前記IPアドレス取得手段において取得したIPアドレスを基に、前記受信端末に最短で接続され、最初のテスト対象機器となっている前記ネットワーク機器に向けて送出する第1のコマンド送出手段と、前記第1のコマンド送出手段から送出した所定負荷の前記コマンドに対応して前記最初のテスト対象機器となっている前記ネットワーク機器から返信される応答情報を基に、前記判定手段が通信障害は発生していないと判定した場合、前記IPアドレス取得手段において取得したIPアドレスを基に2番目の前記テスト対象機器となる前記ネットワーク機器に対して所定負荷の前記コマンドを送出する第2のコマンド送出手段と、前記第2のコマンド送出手段から送出された所定負荷の前記コマンドに対応して前記2番目の前記テスト対象機器となる前記ネットワーク機器から返信される応答情報を基に、前記判定手段が所定負荷の前記コマンドのパケット欠落が100%でないと判定した場合、所定負荷の前記コマンドを、前記IPアドレス取得手段において取得したIPアドレスを基に前記2番目の前記テスト対象機器となっている前記ネットワーク機器に向けて送出する第3のコマンド送出手段を備えたものであり、
    前記判定手段は、前記コマンド送出手段から送出された所定負荷の前記コマンドに対応して前記最初のテスト対象機器となっている前記ネットワーク機器から返信される応答情報を受信し、受信した応答情報を基に通信障害が発生しているか否かを判定して通信障害が発生していると判定された場合、前記最初のテスト対象機器となった前記ネットワーク機器と前記受信端末との間が通信障害の発生箇所として前記表示手段に表示する第1の判定手段と、前記第1の判定手段において通信障害が発生していないと判定された場合に、前記コマンド送出手段から送出された所定負荷の前記コマンドに対応して前記2番目の前記テスト対象機器となる前記ネットワーク機器から返信される応答情報を基に、所定負荷の前記コマンドのパケット欠落が100%であるか否かを判定する第2の判定手段と、前記第2の判定手段において前記コマンドのパケット欠落が100%でないと判定された場合に、前記第3のコマンド送出手段から送出された所定負荷の前記コマンドに対応して前記2番目の前記テスト対象機器となる前記ネットワーク機器から返信される応答情報を受信し、受信した前記応答情報を基に通信障害が発生しているか否かを判定する第3の判定手段を備えたものであり、
    前記パケット欠落テスト手段は、前記第2の判定手段において、所定負荷の前記コマンドのパケット欠落が100%であると判定された場合、前記サーバに対し、前記テストデータの送信要求を行い、前記テストデータの送信要求に対応して前記サーバが送信する前記テストデータを受信するとともに、所定の時間経過後前記サーバに対して前記テストデータの送信停止要求を送信して前記テストデータの送信を停止させた後、前記サーバから受信した前記テストデータを基にパケット欠落の有無を確認/判定してその結果を前記表示手段に表示させるものであり、
    前記繰り返し手段は、前記第3の判定手段において、通信障害が発生していると判断された場合、そのとき前記テスト対象機器となった前記ネットワーク機器と、それに隣接する前記受信端末側の前記ネットワーク機器もしくは前記受信端末との間が通信障害箇所と特定してその結果を前記表示手段に表示し、通信障害が発生していないと判断された場合、前記IPアドレス取得手段において取得したIPアドレスを基に、次に続く前記テスト対象機器となる前記ネットワーク機器に対して前記第3のコマンド送出手段から所定負荷の前記コマンドを送出させ、送出した所定負荷の前記コマンドに対する応答情報を基に、前記第3の判定手段において通信障害の発生有無を判定する処理作業を前記テスト対象機器が前記サーバとなるまで繰り返し実施するものであり、
    前記表示手段は、前記サーバとの間の前記パケット欠落テストの結果などを表示するものである、
    ことを特徴とする通信障害切り分け機能を有する映像配信システム。
  8. 受信端末と前記受信端末がネットワークで互いに接続されたサーバとで構成、または、前記受信端末と前記受信端末がコマンドの転送機能を有さないホームルータを介して前記ネットワークで互いに接続された前記サーバとで構成され、前記サーバから前記受信端末に対して、少なくとも1つのネットワーク機器を経由して映像および/または音声コンテンツを配信する通信障害切り分け機能を有する映像配信システムであって、
    前記サーバは、
    前記受信端末から送信された例えば1つのIPパケットで構成される通常の前記コマンドに対する応答を送信する応答送信手段と、
    前記受信端末との間でパケット欠落テストを実行するために必要なパケット欠落の有無を特定できる情報を備えたテストデータを保持するテストデータ保持手段と、
    前記受信端末から送信される前記テストデータの送信要求に対応して、前記テストデータ保持手段に保持している前記テストデータを送信するテストデータ送信手段と、
    前記受信端末から送信される前記テストデータの送信停止要求に対応して、前記テストデータ送信手段からの前記テストデータの送信を停止させるテストデータ送信停止手段と、を備え、
    前記受信端末は、送信手段、判定手段、パケット欠落テスト手段および表示手段を備え、
    前記送信手段は、前記サーバに対して通常の前記コマンドを送信する第1の送信手段と、
    前記判定手段において前記通常の前記コマンドの前記サーバに対する送信が失敗したと判定された場合、前記映像配信システムにおいて前記ホームルータは使用されているものと判断し、前記ホームルータに対して所定負荷の前記コマンドを送信する第2の送信手段を備えたものであり、
    前記判定手段は、前記第1の送信手段が送信した前記通常の前記コマンドに対する前記サーバからの応答情報を確認し、前記サーバへの前記通常の前記コマンドの送信が成功したか否かを判定する第1の判定手段と、前記第2の送信手段が送信した前記所定負荷の前記コマンドに対する前記ホームルータからの応答(コマンド応答)を受信し、前記コマンド応答の情報を基に通信障害が発生しているか否かを確認/判定する第2の判定手段を備えたものであり、
    パケット欠落テスト手段は、前記第2の判定手段において通信障害が発生していないと判定された場合、または、前記第1の判定手段において前記通常の前記コマンドの送信が成功したと判定された場合、前記サーバに対し、前記パケット欠落テストを行うためにパケット欠落の有無を特定できる情報を備えた前記テストデータの送信要求を行い、前記送信要求に対応して前記サーバから送信される前記テストデータを受信し、所定時間経過後前記サーバに対し、前記テストデータの送信停止要求を行って前記テストデータの送信を停止させるとともに、前記サーバから受信した前記テストデータを基にパケット欠落の有無、すなわち、通信障害が発生しているか否かを確認/判定し、その確認/判定結果を前記表示手段に表示させるものであり、
    前記表示手段は、前記第2の判定手段において前記コマンド応答の情報を基に通信障害が発生していると確認/判定された場合の確認/判定結果や、前記パケット欠落テスト手段における確認/判定結果などを表示するものである、
    ことを特徴とする通信障害切り分け機能を有する映像配信システム。
  9. 前記コマンドはPINGコマンドであり、前記PINGコマンドのパケット長および送信間隔を調整することにより、前記ネットワークにかける負荷のレベルを設定することを特徴とする請求項7または8記載の通信障害切り分け機能を有する映像配信システム。
  10. 前記PINGコマンドのパケット長は、前記サーバが前記映像および/または音声コンテンツを配信する際に使用するパケット長と同じであることを特徴とする請求項9記載の通信障害切り分け機能を有する映像配信システム。
  11. 前記サーバが前記受信端末に対して前記テストデータを配信する際に用いるパケット長および送信間隔は、前記映像および/または音声コンテンツを配信する際に用いるパケット長および送信間隔と同一であることを特徴とする請求項7乃至10のいずれかに記載の通信障害切り分け機能を有する映像配信システム。
  12. サーバとネットワークで互いに接続され、前記サーバから前記ネットワークを介し、少なくとも1つのネットワーク機器を経由して映像および/または音声コンテンツを受信するとともに、通信障害切り分け機能を有する受信端末であって、
    前記サーバに対してtracerouteコマンドを送信し、前記サーバに至る前記ネットワーク上の経路の全ての前記ネットワーク機器のIPアドレスを取得するIPアドレス取得手段と、
    前記ネットワークに対して、前記サーバより配信される前記映像および/または音声コンテンツと同等の負荷をかけることが可能なコマンドを有し、前記コマンドを、前記IPアドレス取得手段において取得したIPアドレスを基に、前記受信端末に最短で接続され、最初のテスト対象機器となっている前記ネットワーク機器に向けて送出するコマンド送出手段と、
    前記コマンド送出手段から送出された前記コマンドに対応して前記ネットワーク機器から返信される応答情報を受信し、受信した前記応答情報を基に通信障害が発生しているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段において、通信障害が発生していると判定された場合、前記テスト対象機器となった前記ネットワーク機器と、それに隣接する前記受信端末側の前記ネットワーク機器もしくは前記受信端末との間が通信障害箇所であることなどを表示する表示手段と、
    前記判定手段において、通信障害が発生していないと判定された場合、前記IPアドレス取得手段において取得したIPアドレスを基に、次に続く前記テスト対象機器となる前記ネットワーク機器に対して前記コマンド送出手段から前記コマンドを送出し、送出した前記コマンドに対する応答情報を基に、前記判定手段において通信障害の発生有無を判定する処理作業を前記テスト対象機器が前記サーバとなるまで繰り返し実施する繰り返し手段と、
    を備えたことを特徴とする受信端末。
  13. 請求項7記載の通信障害切り分け機能を有する映像配信システムを構成する受信端末であって、
    前記受信端末は、IPアドレス取得手段、コマンド送出手段、判定手段、パケット欠落テスト手段、繰り返し手段および表示手段を備え、
    前記IPアドレス取得手段は、前記サーバに対してtracerouteコマンドを送信し、前記サーバに至る前記ネットワーク上の経路の全ての前記ネットワーク機器のIPアドレスを取得するものであり、
    前記コマンド送出手段は、前記ネットワークに対して、前記サーバより配信される前記映像および/または音声コンテンツと同等の負荷をかけることが可能なコマンドを有し、所定負荷の前記コマンドを、前記IPアドレス取得手段において取得したIPアドレスを基に、前記受信端末に最短で接続され、最初のテスト対象機器となっている前記ネットワーク機器に向けて送出する第1のコマンド送出手段と、前記第1のコマンド送出手段から送出した所定負荷の前記コマンドに対応して前記最初のテスト対象機器となっている前記ネットワーク機器から返信される応答情報を基に、前記判定手段が通信障害は発生していないと判定した場合、前記IPアドレス取得手段において取得したIPアドレスを基に2番目の前記テスト対象機器となる前記ネットワーク機器に対して所定負荷の前記コマンドを送出する第2のコマンド送出手段と、前記第2のコマンド送出手段から送出された所定負荷の前記コマンドに対応して前記2番目の前記テスト対象機器となる前記ネットワーク機器から返信される応答情報を基に、前記判定手段が所定負荷の前記コマンドのパケット欠落が100%でないと判定した場合、所定負荷の前記コマンドを、前記IPアドレス取得手段において取得したIPアドレスを基に前記2番目の前記テスト対象機器となっている前記ネットワーク機器に向けて送出する第3のコマンド送出手段を備えたものであり、
    前記判定手段は、前記コマンド送出手段から送出された所定負荷の前記コマンドに対応して前記最初のテスト対象機器となっている前記ネットワーク機器から返信される応答情報を受信し、受信した応答情報を基に通信障害が発生しているか否かを判定して通信障害が発生していると判定された場合、前記最初のテスト対象機器となった前記ネットワーク機器と前記受信端末との間が通信障害の発生箇所として前記表示手段に表示する第1の判定手段と、前記第1の判定手段において通信障害が発生していないと判定された場合に、前記コマンド送出手段から送出された所定負荷の前記コマンドに対応して前記2番目の前記テスト対象機器となる前記ネットワーク機器から返信される応答情報を基に、所定負荷の前記コマンドのパケット欠落が100%であるか否かを判定する第2の判定手段と、前記第2の判定手段において前記コマンドのパケット欠落が100%でないと判定された場合に、前記第3のコマンド送出手段から送出された所定負荷の前記コマンドに対応して前記2番目の前記テスト対象機器となる前記ネットワーク機器から返信される応答情報を受信し、受信した前記応答情報を基に通信障害が発生しているか否かを判定する第3の判定手段を備えたものであり、
    前記パケット欠落テスト手段は、前記第2の判定手段において、所定負荷の前記コマンドのパケット欠落が100%であると判定された場合、前記サーバに対し、前記テストデータの送信要求を行い、前記テストデータの送信要求に対応して前記サーバが送信する前記テストデータを受信するとともに、所定の時間経過後前記サーバに対して前記テストデータの送信停止要求を送信して前記テストデータの送信を停止させた後、前記サーバから受信した前記テストデータを基にパケット欠落の有無を確認/判定してその結果を前記表示手段に表示させるものであり、
    前記繰り返し手段は、前記第3の判定手段において、通信障害が発生していると判断された場合、そのとき前記テスト対象機器となった前記ネットワーク機器と、それに隣接する前記受信端末側の前記ネットワーク機器もしくは前記受信端末との間が通信障害箇所と特定してその結果を前記表示手段に表示し、通信障害が発生していないと判断された場合、前記IPアドレス取得手段において取得したIPアドレスを基に、次に続く前記テスト対象機器となる前記ネットワーク機器に対して前記第3のコマンド送出手段から所定負荷の前記コマンドを送出させ、送出した所定負荷の前記コマンドに対する応答情報を基に、前記第3の判定手段において通信障害の発生有無を判定する処理作業を前記テスト対象機器が前記サーバとなるまで繰り返し実施するものであり、
    前記表示手段は、前記サーバとの間の前記パケット欠落テストの結果などを表示するものである、
    ことを特徴とする受信端末。
  14. 請求項8記載の通信障害切り分け機能を有する映像配信システムを構成する受信端末であって、
    前記受信端末は、送信手段、判定手段、パケット欠落テスト手段および表示手段を備え、
    前記送信手段は、前記サーバに対して通常の前記コマンドを送信する第1の送信手段と、
    前記判定手段において前記通常の前記コマンドの前記サーバに対する送信が失敗したと判定された場合、前記映像配信システムにおいて前記ホームルータは使用されているものと判断し、前記ホームルータに対して所定負荷の前記コマンドを送信する第2の送信手段を備えたものであり、
    前記判定手段は、前記第1の送信手段が送信した前記通常の前記コマンドに対する前記サーバからの応答情報を確認し、前記サーバへの前記通常の前記コマンドの送信が成功したか否かを判定する第1の判定手段と、前記第2の送信手段が送信した前記所定負荷の前記コマンドに対する前記ホームルータからの応答(コマンド応答)を受信し、前記コマンド応答の情報を基に通信障害が発生しているか否かを確認/判定する第2の判定手段を備えたものであり、
    パケット欠落テスト手段は、前記第2の判定手段において通信障害が発生していないと判定された場合、または、前記第1の判定手段において前記通常の前記コマンドの送信が成功したと判定された場合、前記サーバに対し、前記パケット欠落テストを行うためにパケット欠落の有無を特定できる情報を備えた前記テストデータの送信要求を行い、前記送信要求に対応して前記サーバから送信される前記テストデータを受信し、所定時間経過後前記サーバに対し、前記テストデータの送信停止要求を行って前記テストデータの送信を停止させるとともに、前記サーバから受信した前記テストデータを基にパケット欠落の有無、すなわち、通信障害が発生しているか否かを確認/判定し、その確認/判定結果を前記表示手段に表示させるものであり、
    前記表示手段は、前記第2の判定手段において前記コマンド応答の情報を基に通信障害が発生していると確認/判定された場合の確認/判定結果や、前記パケット欠落テスト手段における確認/判定結果などを表示するものである、
    ことを特徴とする受信端末。
  15. 前記サーバが前記受信端末に対して前記テストデータを配信する際に用いるパケット長および送信間隔は、前記映像および/または音声コンテンツを配信する際に用いるパケット長および送信間隔と同一であることを特徴とする請求項13または14記載の受信端末。
  16. 前記コマンドはPINGコマンドであり、前記PINGコマンドのパケット長および送信間隔を調整することにより、前記ネットワークにかける負荷のレベルを設定することを特徴とする請求項12乃至15のいずれかに記載の受信端末。
  17. 前記PINGコマンドのパケット長は、前記サーバが前記映像および/または音声コンテンツを配信する際に使用するパケット長と同じであることを特徴とする請求項16記載の受信端末。
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