JP5942660B2 - フレームロス測定装置、伝送装置、通信システム及び性能測定方法 - Google Patents

フレームロス測定装置、伝送装置、通信システム及び性能測定方法 Download PDF

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Description

本明細書で論じられる実施態様は、測定フレームを用いた伝送路の性能測定に関する。
ネットワーク上の伝送装置間で測定フレームをやりとりすることにより伝送路の性能を測定する技術が知られている。このような技術の例として、イーサネット(登録商標)OAM(Operation Administration and Maintenance)がある。図1は、ITU-T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)勧告 G.8013/Y.1731 OAMを用いてレイヤ2ネットワークの障害監視を行う構成の説明図である。
図1に示すように、レイヤ2ネットワークの監視区間を、カスタマ拠点間の単位やプロバイダネットワーク内のある区間等の単位で分けることによって、ネットワークの管理セグメントに応じた障害監視が行える。イーサネット(登録商標)OAMでは、レイヤ2ネットワークの監視対象のグループであるMEG(Maintenance Entity Group)毎に、MEG内の終端点の伝送装置がMEP(MEG end point)として設定される。また監視区間の間には、監視中間点の伝送装置がMIP(MEG Intermediate Point)として設定される。開始MEP(Initiating MEP)は、測定を開始するエンティティであり、応答MEP(Responding MEP)は開始MEPからのrequestメッセージに対して、Responding メッセージにて応答するエンティティである。このようなエンティティはVLAN(Virtual Local Area Network)単位に存在する。MEP間でVLANパスの正常性確認や、VLANパスごとのフレームロス、フレーム遅延などを測定するPerformance Measurementが行われる。
イーサネット(登録商標)OAMを用いてフレームロスを測定する手段の一つとして、ITU-T勧告 G.8013/Y.1731にETH-SLM(Ethernet(登録商標) Synthetic Loss Measurement function)が規定されている。ETH-SLMでは、フレームロスを測定するとき、あるMEPからrequestメッセージが送信される。本明細書においてこのrequestメッセージをSLM(Synthetic Loss Message)と表記する。SLMを受信したMEPは、responseメッセージを返信する。本明細書においてこのresponseメッセージをSLR(Synthetic Loss Reply)と表記する。SLMの送信元MEPは、SLMの送信数とSLRの受信数からフレームロス数を計算する。このようにして測定を行ったフレームロスは、伝送路の品質を示すために用いられる。通信事業者は、伝送路の品質を課金体系に反映し、エンドユーザに対して、伝送路の品質に応じたサービスを提供することが可能である。
ITU-T勧告 G.8013/Y.1731, OAM functions and mechanisms for Ethernet based networks, 2011年7月
伝送装置内で測定フレームのロスが発生すると、伝送装置内の測定フレームロスの影響が測定結果に反映されることにより伝送路性能の測定誤差が発生する。伝送装置内での測定フレームのロスは、例えば、伝送装置における測定フレームの受信処理の輻輳などによって発生することがある。
測定フレームのロスが発生する態様の一例として、開始MEPがマルチキャストアドレスを用いて複数の応答MEPにSLMを送信した場合が考えられる。図2は、測定フレームのロスが発生する態様の一例の説明図である。開始MEPは、1つのSLMに対して、毎回応答MEP分のSLRを受信する。開始MEPからのSLMの送信レートが高い、フレームサイズが大きい及び/又は応答MEP数が多いと、送信側NE(Network Element)においてSLR受信処理の輻輳が発生する可能性がある。SLR受信処理が輻輳すると、例えば、送信側NE内部でSLRを伝送するインタフェースの許容最大帯域を超えるSLRを受信することによって、SLRのフレームロスが発生する。
本明細書に開示される装置又は方法は、伝送装置内における測定フレームのロスによる伝送路性能の測定誤差をなくすことを目的とする。
装置の一観点によれば、フレームロス測定装置が与えられる。フレームロス測定装置は、伝送路を測定するための測定フレームを受信する受信部と、受信される測定フレームに基づいて測定フレームが伝送された伝送路の性能を測定する測定部と、受信される測定フレームに割り当てるフレームロス測定装置のリソースを確保する割当部と、対向装置に測定フレームを要求する要求フレームを送信する送信部と、対向装置にて受信される要求フレームに割り当てる対向装置のリソースの確保を要求するリソース確保要求信号を送信するリソース確保要求部と、を備え、送信部は、測定フレームに割り当てるフレームロス測定装置のリソースが確保され、かつ対向装置のリソースの割当て後に要求フレームの送信を開始する
装置の他の一観点によれば、フレームロス装置が与えられる。フレームロス測定装置は、伝送路を測定するための測定フレームを受信する受信部と、受信される測定フレームに基づいて、測定フレームが伝送された伝送路の性能を測定する測定部と、受信される測定フレームに割り当てるフレームロス測定装置のリソースを確保する割当部と、測定フレームに割り当てるフレームロス測定装置のリソースを確保した後に、測定フレームを要求する要求フレームを送信する送信部と、を備え、要求フレームは、複数の対向装置に送信されるマルチキャストフレームであり、送信部は、複数の対向装置から送信される測定フレームに割り当てるフレームロス測定装置のリソースが確保された後に要求フレームの送信を開始する。
装置の他の一観点によれば、フレームロス測定装置が与えられる。フレームロス測定装置は、伝送路を測定するための測定フレームを受信する受信部と、受信される測定フレームに基づいて、測定フレームが伝送された伝送路の性能を測定する測定部と、受信される測定フレームに割り当てるフレームロス測定装置のリソースを確保する割当部と、測定フレームに割り当てるフレームロス測定装置のリソースを確保した後に、測定フレームを要求する要求フレームを送信する送信部と、を備え、要求フレーム及び測定フレームは、伝送路におけるフレームロス数の測定に用いる測定フレームである
方法の一観点によれば、フレームロス測定装置と対向装置との間の伝送路の性能を測定する性能測定方法が与えられる。性能測定方法は、伝送路を経由して対向装置からフレームロス測定装置へ送信される測定フレームに割り当てるフレームロス測定装置のリソースを確保することと、測定フレームを送信する対向装置に、対向装置にて受信される要求フレームに割り当てる対向装置のリソースの確保を要求するリソース確保要求信号を送信することと、対向装置のリソースの割当て後に要求フレームの送信を開始することと、フレームロス測定装置で受信される測定フレームに基づいて対向装置との間の伝送路の性能を測定することを含む。
方法の一観点によれば、フレームロス測定装置と対向装置との間の伝送路の性能を測定する性能測定方法が与えられる。性能測定方法は、管理装置が、フレームロス測定の測定条件を対向装置に送信することと、対向装置が、測定条件に従って対向装置のリソースを確保できるか否かを判定することと、対向装置が対向装置のリソースを確保できる場合、管理装置は、フレームロス測定装置に測定条件を送信することと、フレームロス測定装置は、測定条件に従ってフレームロス測定装置のリソースを確保できるか否かを判定することと、フレームロス測定装置のリソースを確保できる場合、フレームロス測定装置は、伝送路の性能測定を開始することを含む。
本明細書に開示される装置又は方法によれば、伝送装置内における測定フレームのロスによる伝送路性能の測定誤差がなくなる。
レイヤ2ネットワークの障害監視を行う構成の説明図である。 測定フレームのロスが発生する態様の一例の説明図である。 通信システムの全体構成例を示す図である。 フレームロス測定動作の一例の説明図である。 伝送装置のハードウエア構成の一例の説明図である。 対向装置の機能構成の第1例を示す図である。 フレームの構成例の説明図である。 対向装置での測定フレーム格納テーブルの一例を示す図である。 対向装置でのカウンタテーブルの一例を示す図である。 対向装置での統計情報テーブルの一例を示す図である。 空きリソーステーブルの一例を示す図である。 応答MEPでの使用リソーステーブルの一例を示す図である。 伝送装置の機能構成の一例を示す図である。 伝送装置での測定フレーム格納テーブルの一例を示す図である。 伝送装置でのカウンタテーブルの一例を示す図である。 伝送装置での統計情報テーブルの一例を示す図である。 伝送装置データベースに記憶される測定結果履歴の一例を示す図である。 伝送装置での使用リソーステーブルの一例を示す図である。 フレームロス測定開始動作の第1例の説明図である。 伝送装置でのリソース確保動作の一例を示す図である。 SLMのプロトコルデータユニットのフォーマットの説明図である。 SLMのFlagsフィールドの使用例の説明図である。 SLRのプロトコルデータユニットのフォーマットの説明図である。 SLRのFlagsフィールドの使用例の説明図である。 対向装置の機能構成の第2例を示す図である。 伝送装置の測定受付動作の一例を示す図である。 対向装置の測定受付動作の一例を示す図である。 フレームロス測定開始動作の第2例の説明図である。
<1.第1実施例>
<1.1 システム構成例>
以下、添付する図面を参照して好ましい実施例について説明する。図3は、通信システムの全体構成例を示す図である。通信システム1は、フレームを伝送するための伝送装置2a〜2c及び3a〜3cによって形成されるネットワーク4と、管理装置5と、保守ネットワーク6を備える。管理装置5は伝送装置2a〜2c及び3a〜3cの状態監視及び制御を行う情報処理装置であり、保守ネットワーク6を経由して伝送装置2a〜2c及び3a〜3cに接続される。
以下、ITU-T Y.1731 ETH-SLMによるフレームロスの測定の例示を用いて、通信システム1の説明を行う。但し、本明細書に開示される装置及び方法は、伝送装置間やMEP等の予め定められているポイント間で、フレーム等をやりとりして伝送路の性能測定を行う通信システムであれば他の方式の通信システムでも適用可能である。また、本明細書に開示される装置及び方法は、フレームロスの測定以外の他の伝送路性能の測定、例えばフレーム遅延量の測定の際にも適用可能である。
以下の説明では、伝送装置2aが開始MEPとして動作し伝送装置2b及び2cが応答MEPとして動作する測定セッションに注目する。ある測定セッションで伝送装置2aからのSLMに応答してSLRを伝送装置2aへ送信する伝送装置2b及び2cを「対向装置」と表記する。SLM及びSLRはそれぞれ要求フレーム及び測定フレームの一例である。また、伝送装置2aは、フレームロス測定装置の一例である。対向装置2b及び2cを総称して「対向装置2」と表記することがある。
またこの測定セッションでは、伝送装置2aと対向装置2bとの間の監視区間の中間点の伝送装置3a及び3bはMIPとして動作する。また、伝送装置2aと対向装置2cとの間の監視区間の中間点の伝送装置3a〜3cはMIPとして動作する。伝送装置3a〜3cを総称して「伝送装置3」と表記することがある。
<1.2 フレームロス測定動作>
図4を参照して、伝送装置2aと対向装置2bとの間のフレームロス測定動作の一例を説明する。参照符号100は伝送装置2aによるSLMの送信を示し、参照符号101は対向装置2bによるSLRの送信を示す。伝送装置2aは、SLMを複数回送信しSLMの送信回数をカウントする。各SLMには、それぞれの送信時点tにおける伝送装置2aでのSLMの送信カウント数TxFCf(t)が格納される。「TxFCf(tp)」及び「TxFCf(tc)」は、測定開始時tp及び測定終了時tcにおけるSLMの送信カウント数を示す。
対向装置2bは、SLMを1個受信する度にSLRを1個送信し、SLRの送信回数をカウントする。各SLRには、受信したSLMに格納されたSLMの送信カウント数TxFCf(t)と、対向装置2bでのSLRの送信カウント数TxFCb(t)が格納される。「TxFCb(tp)」及び「TxFCb(tc)」は、それぞれ、TxFCf[tp], TxFCf[tc]に対応するSLRの送信カウント数を示す。
伝送装置2aは、次式により対向装置2bの受信フレームのロス数である遠端(far-end)フレームロス数と、伝送装置2aの受信フレームのロス数である近端(near-end)フレームロス数を算出する。
遠端フレームロス数=|TxFCf(tc)- TxFCf(tp)|-|TxFCb(tc)-TxFCb(tp)|
近端フレームロス数=|TxFCb(tc)- TxFCb(tp)|-|RxFCl(tc)-RxFCl(tp)|
ここで、RxFCl(tp)及びRxFCl(tc)は、TxFCf[tp], TxFCf[tc]に対応する伝送装置2aのSLRの受信カウント数を示す。伝送装置2aは、算出したフレームロス数に基づいてフレームロス率を伝送路の性能として算出する。上述のように、送路の性能の算出には、フレームロス率を用いている。つまり、受信フレーム数の算出を間違えてしまうと、伝送路の性能の測定結果に与える影響が大きいので、伝送路でロスしたフレーム数を正確に算出する必要がある。
<1.3 ハードウエア構成例>
続いて図5を参照して、伝送装置2aのハードウエア構成の一例を説明する。対向装置2b及び2c、並びに伝送装置3a〜3cのハードウエア構成も同様であってよい。伝送装置2aは、制御カード10と、回線インタフェースカード20−1〜20−nと、パケットスイッチカード30を備える。以下の説明及び添付する図面においてインタフェースを「IF」と表記することがある。回線IFカード20−1〜20−nを総称して「回線IFカード20」と表記することがある。
制御カード10は、伝送装置全体の動作を制御する信号処理のためのプロセッサ11を備える。メモリ12には、プロセッサ11による信号処理のための制御プログラムやこのプログラムの実行中に使用されるデータが格納される。メモリ12は、コンピュータプログラムやデータを記憶するための、不揮発性記憶装置や、読み出し専用メモリ(ROM: Read Only Memory)やランダムアクセスメモリ(RAM: Random Access Memory)等を含んでいてよい。
制御カード10は、制御カード10と回線IFカード20との物理的な通信インタフェースとして動作するLSI(large scale integration)13を備える。LSI13は、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field-Programming Gate Array)であってよい。制御カード10は、LSI13を経由して回線IFカード20のデータ収集及び状態管理を行う。LSI13は、ユーザがコマンドラインIF等でOAMの状態を監視したり、設定情報を入力するための物理インタフェースとして使用される。また、LSI13は、管理装置5との通信インタフェースとしても使用される。
回線IFカード20は、ネットワーク4で伝送されるレイヤ2トラフィックに対する入出力インタフェースである。回線IFカード20は、物理IF21とネットワークプロセッサ22と、トラフィックマネージャ23と、回線IFカード制御回路24を備える。以下の説明及び添付する図面において物理IF21、ネットワークプロセッサ22及びトラフィックマネージャ23を、それぞれ「PHY21」、「NPU22」及び「TM23」と表記することがある。
PHY21は、物理的な光信号入出力端子を持ち、受信した光信号を電気信号に変換してNPU22に入力する。またNPU22から出力される送信データを光信号に変換してネットワーク4へ送信する。NPU22は、フレームの送受信のための信号処理を行う。つまり、NPU22は、伝送路から入力された測定フレームの送受信のための信号処理も行う。TM23は、フレーム毎に定められた優先度に応じたキューイング及び帯域制御を行う。 伝送路の性能を測定するときは、回線カードIF(又はポート)に入力されるまでの間(伝送路)にロスした測定フレーム数で評価する必要がある。
回線IFカード制御回路24は、ネットワーク4におけるフレーム伝送の制御に使用される制御フレームの生成、送信、受信及び受信フレームに基づく信号処理を行う。ネットワーク4の伝送路の性能を測定する測定フレームであるSLM及びSLRは、制御フレームの一例である。回線IFカード制御回路24は、FPGA26及びメモリ27を備える。
FPGA26は、SLM及びSLRのカウント処理や、カウント結果に基づくフレームロスの算出処理を行う。メモリ27には、フレームロスの測定時に使用される測定フレームを格納する測定フレーム格納テーブルや、SLM及びSLRのカウント値を格納するカウンタテーブル、フレームロスの算出結果を格納する統計情報テーブルが記憶される。このように、伝送装置内では、伝送路から入力されてすぐではなく、メモリ27に格納された後にFPGA27によってフレームロスが算出される。伝送装置に入力されてからフレームロスが算出し終わるまでの間に測定フレームがロスしてしまった場合、算出結果に影響してしまうことがわかる。
NPU22は、回線IFカード制御回路24により生成された制御フレームを送信フレーム間に挿入する。参照符号25は、回線IFカード制御回路24からNPU22へ制御フレームを送信する送信IFである。また、NPU22は受信フレームの中から制御フレームを抽出して回線IFカード制御回路24へ出力する。参照符号26は、回線IFカード制御回路24がNPU22から制御フレームを受信する受信IFである。
NPU22は、フレームロスの測定開始時及び測定終了時において、NPU22と回線IFカード制御回路24間の測定フレームの転送処理を、それぞれ有効及び無効に切り替える測定フレームフィルタリング処理を実行する。つまり、測定フレームフィルタリング処理が有効であるとき、測定フレームを回線IFカード制御回路24間で転送する。このように、本実施形態では、参照符号26と回線IFカード24とを測定フレームが占有するリソースとして確保することで、輻輳によるフレームロスを防ぐことが出来る。
パケットスイッチカード30は、制御カード10に記憶されているVLAN(Virtual Local Area Network)ID毎のレイヤ2トラフィックの転送先情報に基づいて、回線IFカード間でレイヤ2トラフィックのスイッチングを行う。
なお、図5に示すハードウエア構成は実施例の説明のための例示にすぎない。以下に記載される動作を実行するものであれば、本明細書に記載される伝送装置2aは他のどのようなハードウエア構成を採用してもよい。
<1.4 対向装置の機能構成>
続いて、上記ハードウエア構成によって実現される機能について説明する。図6は、対向装置2bの機能構成の第1例を示す図である。対向装置2cも同様の機能構成を有していてよい。なお、図6の機能構成図は、対向装置2bについて本明細書において以下に説明される機能に関係する構成を中心に示している。対向装置2bは、図示の構成要素以外の他の構成要素を含んでいてよい。図13及び図25の機能構成図についても同様である。
対向装置2bは、通信部40と、制御フレーム処理部41と、測定フレーム処理部42と、測定フレーム格納メモリ43と、統計情報算出部44と、統計情報格納メモリ45を備える。対向装置2bは、条件受信部50と、受付判定部51と、リソース管理部52を備える。
通信部40は、対向装置2bにおけるフレームの送受信処理を行う。制御フレーム処理部41は、伝送装置2aから送信されたSLMを通信部40で受信したフレームの中から抽出して測定フレーム処理部42に出力する。図7は、通信部40で受信されるフレームの一例であるOAM PDU(Protocol Data Unit:プロトコルデータユニット)の構成を示す。制御フレーム処理部41は、「OpCode」フィールドを監視し、「OpCode」フィールドの値がSLMを指定する所定値「55」であるフレームをSLMとして抽出する。また、制御フレーム処理部41は、測定フレーム処理部42が生成したSLRを送信フレーム間に挿入する。
測定フレーム処理部42は、伝送装置2aからSLMを1個受信する度にSLRを1個生成して、制御フレーム処理部41へ出力する。このとき測定フレーム処理部42は、SLRのOAM PDUの「OpCode」フィールドの値には、SLRを指定する所定値「54」が指定される。測定フレーム格納メモリ43には、測定セッション毎にSLRを生成するために使用される情報を格納する測定フレーム格納テーブルが記憶される。
図8は、対向装置2bでの測定フレーム格納テーブルの一例を示す図である。測定フレーム格納テーブルは、情報要素「測定ID」及び「送信フレームデータ」を有する。測定IDは、測定セッション毎に対向装置2bで割り当てた測定セッションの識別子である。送信フレームデータは、各測定セッションで送信するSLRを生成するために使用する情報を含む。
送信フレームデータは、例えば、装置内通信用データ、MAC(Media Access Control) ヘッダ、VLANタグ、type、SLR PDU及びパディングを含んでいてよい。装置内通信用データは、対向装置2b内におけるSLRの転送に使用されるデータである。MACヘッダ及びVLANタグは、測定セッションで送信されるフレームに付加されるMACヘッダ及びVLANタグである。typeは、測定セッションで送信されるフレームのtypeフィールドの指定値である。SLR PDUは、測定セッションで送信されるフレームに格納するSLR PDUである。
図6を参照する。測定フレーム処理部42は、SLRを送信するとその送信回数をカウントする。測定フレーム処理部42は、フレームロスの測定開始時におけるSLRの送信カウント数TxFCb[tp]と、測定開始時に伝送装置2aから送信されたSLMに格納されていたSLMの送信カウント数TxFCf[tp]を、カウンタテーブルに格納する。
図9は、対向装置2bでのカウンタテーブルの一例を示す図である。カウンタテーブルは、情報要素「測定ID」、「TxFCf」及び「TxFCb」を有する。測定IDは、測定セッション毎に対向装置2bで割り当てた測定セッションの識別子である。TxFCfは、フレームロスの測定開始時に伝送装置2aから送信されたSLMに格納されていたSLMの送信カウント数TxFCf[tp]である。TxFCbは、フレームロスの測定開始時におけるSLRの送信カウント数TxFCb[tp]である。
図6を参照する。統計情報算出部44は、フレームロスの測定が終了すると、伝送装置2aから送信した送信フレーム数である「遠端送信フレーム数」と、対向装置2bの受信フレームのフレームロス数である「近端フレームロス数」を算出する。統計情報格納メモリ45には、遠端送信フレーム数と近端フレームロス数を格納する統計情報テーブルが記憶される。
図10は、対向装置2bでの統計情報テーブルの一例を示す図である。統計情報テーブルは、「測定ID」と、「開始MEP-ID」と、「応答MEP-ID」と、「遠端送信フレーム数」と、「近端フレームロス数」を含む。測定IDは、測定セッション毎に対向装置2bで割り当てた測定セッションの識別子である。開始MEP-ID及び応答MEP-IDは、各測定セッションの開始MEP及び応答MEPの識別子である。近端送信フレーム数は、各測定セッションにおいて伝送装置2aが送信した送信フレーム数|TxFCf[tc]-TxFCf[tp]|である。近端フレームロス数は、各測定セッションにおける対向装置2bの受信フレームのロス数|TxFCf[tc]-TxFCf[tp]|-|TxFCb[tc]-TxFCb[tp]|である。
図6を参照する。フレームロスの測定を開始する際に条件受信部50は、開始するフレームロス測定の測定条件を管理装置5から受信する。測定条件は、例えば、受信IF26におけるSLMの帯域使用量及び送信IF25におけるSLRの帯域使用量を定める条件を含んでいてよい。例えば、測定条件は、SLM及びSLRの送信間隔やSLM及びSLRのフレームサイズを含んでいてよい。また、測定条件は、フレームロス測定に使用されるメモリの使用量を定める条件を含んでいてよい。
条件受信部50が測定条件を受信すると、受付判定部51は、リソース管理部52に送信IF25、受信IF26、測定フレーム格納メモリ43及び統計情報格納メモリ45の空きリソース量を照会する。リソース管理部52は、送信IF25、受信IF26、測定フレーム格納メモリ43及び統計情報格納メモリ45の空きリソース量が格納された空きリソーステーブルを参照する。図11は、空きリソーステーブルの一例を示す図である。
空きリソーステーブルは、情報要素「IFカード番号」と、「送信IF空き帯域」と、「受信IF空き帯域」と、「測定フレーム格納メモリ空き容量」と、「統計情報格納メモリ空き容量」を備える。IFカード番号は、回線IFカード20−1〜20−nのそれぞれを識別する識別番号である。送信IF空き帯域及び受信IF空き帯域は、それぞれ各回線IFカード20の送信IF25及び受信IF26の空き帯域である。測定フレーム格納メモリ空き容量及び統計情報格納メモリ空き容量は、それぞれ各回線IFカード20の測定フレーム格納メモリ43及び統計情報格納メモリ45の空き容量である。
リソース管理部52は、測定条件により指定されるリソースを、測定セッションに使用される回線IFカード20の空きリソースから確保できるか否かを判断する。リソースが確保可能な場合にリソース管理部52は、測定条件により指定されるリソースを確保する。リソースを確保する際にリソース管理部52は、空きリソーステーブルに格納される各リソースの空きリソース量を測定条件により指定されるリソース分だけ減じる。
また、リソース管理部52は、各測定セッションのために確保したリソース量を使用リソーステーブルに格納する。図12は、使用リソーステーブルの一例を示す図である。使用リソーステーブルは、情報要素「測定ID」と、「IFカード番号」と、「送信IF使用帯域」と、「受信IF使用帯域」と、「測定フレーム格納メモリ使用容量」と、「統計情報格納メモリ使用容量」を備える。
測定IDは、測定セッション毎に対向装置2bで割り当てた測定セッションの識別子である。IFカード番号は各測定セッションで使用される回線IFカード20の識別番号である。送信IF使用帯域及び受信IF使用帯域は、各測定セッションで使用される送信IF25及び受信IF26の使用帯域である。測定フレーム格納メモリ使用容量及び統計情報格納メモリ使用容量は、各測定セッションで使用される測定フレーム格納メモリ43及び統計情報格納メモリ45の使用量である。
図6を参照する。リソース管理部52によるリソースが確保できる場合に受付判定部51は、測定条件に適合したフレームロス測定ができると判断する。この場合に受付判定部51は、フレームロス測定の受け付けができることを示す受付可能通知を管理装置5に送信する。リソース管理部52によるリソースが確保でない場合に受付判定部51は、測定条件に適合したフレームロス測定ができないと判断する。このとき受付判定部51は、フレームロス測定の受け付けができないことを示す受付不可通知を管理装置5に送信する。
なお、通信部40の上記動作は図5に示すPHY21、NPU22及びTM23が協働することによって実行される。制御フレーム処理部41の上記動作はNPU22によって実行される。測定フレーム処理部42及び統計情報算出部44の上記動作はFPGA26によって実行される。条件受信部50の上記動作はプロセッサ11及びLSI13によって実行される。受付判定部51及びリソース管理部52の動作はプロセッサ11によって実行される。
測定フレーム格納メモリ43、統計情報格納メモリ45、カウンタテーブルの記憶領域は、回線IFカード制御回路24のメモリ27内に設けられる。空きリソーステーブル及び使用リソーステーブルの記憶領域は、制御カード10のメモリ12内に設けられる。
<1.5 伝送装置の機能構成>
続いて、図13を参照して伝送装置2aの機能構成の一例を説明する。伝送装置2aは、通信部60と、制御フレーム処理部61と、測定フレーム処理部62と、測定セッション管理部63と、測定フレーム格納メモリ64と、統計情報算出部65と、統計情報格納メモリ66と、測定結果データベースを備える。伝送装置2aは、条件受信部70と、受付判定部71と、リソース管理部72を備える。
なお、以下の説明及び添付する図面において、データベースを「DB」と表記することがある。なお、破線73は「2.第2実施例」で後述する他の実施例で使用される、測定セッション管理部63から受付判定部71への信号経路を示す。第1実施例では信号経路73を省略してもよい。
通信部60は、伝送装置2aにおけるフレームの送受信処理を行う。制御フレーム処理部61は、測定フレーム処理部62が生成したSLMを送信フレーム間に挿入する。制御フレーム処理部61は、対向装置2bから送信されたSLRを通信部60で受信したフレームの中から抽出して測定フレーム処理部62に出力する。
フレームロスの測定が開始すると、測定フレーム処理部62は、SLMを複数回生成して制御フレーム処理部61へ順次出力する。測定フレーム格納メモリ64には、測定セッション毎にSLMを生成するために必要な情報を格納する測定フレーム格納テーブルが記憶される。
図14は、伝送装置2aでの測定フレーム格納テーブルの一例を示す図である。測定フレーム格納テーブルは、情報要素「セッションID」及び「送信フレームデータ」を有する。セッションIDは、各測定セッションの識別子である。送信フレームデータは、各測定セッションで送信するSLMを生成するために必要な情報を含む。送信フレームデータは、例えば、装置内通信用データ、MACヘッダ、VLANタグ、type、SLM PDU及びパディングを含んでいてよい。SLM PDUは、測定セッションで送信されるフレームに格納するSLM PDUである。他の情報要素は、図8を参照して上述した情報要素と同様である。
図13を参照する。測定フレーム処理部62は、SLMの送信が開始するとその送信回数をカウントする。測定フレーム処理部42は、フレームロスの測定開始時におけるSLMの送信カウント数TxFCf[tp]をカウンタテーブルに格納する。また、測定フレーム処理部42は、対向装置2bからのSLRの受信が始まると、受信開始時のSLRの受信カウント数RxFCl[tp]と、受信開始時のSLRに格納されていたSLRの送信カウント数TxFCb[tp]を、カウンタテーブルに格納する。
図15は、伝送装置2aでのカウンタテーブルの一例を示す図である。カウンタテーブルは、情報要素「セッションID」、「TxFCf」、「TxFCb」及び「RxFCl」を有する。セッションIDは、各測定セッションの識別子である。TxFCfは、フレームロスの測定開始時におけるSLMの送信カウント数TxFCf[tp]である。TxFCbは、SLRの送信開始時に対向装置2bから送信されたSLRに格納されていたSLRの送信カウント数TxFCb[tp]である。RxFClは、SLRの受信時におけるSLRの受信カウント数RxFCl[tp]である。
図13を参照する。測定セッション管理部63は、測定セッションの開始及び終了を制御する。統計情報算出部65は、フレームロスの測定が終了すると、伝送装置2aから送信した送信フレーム数である「近端送信フレーム数」と、対向装置2bの受信フレームのフレームロス数である「遠端フレームロス数」を算出する。統計情報算出部65は、対向装置2bから送信した送信フレーム数である「遠端送信フレーム数」と、伝送装置2aの受信フレームのフレームロス数である「近端フレームロス数」を算出する。統計情報格納メモリ66には、近端送信フレーム数、遠端フレームロス数、遠端送信フレーム数及び近端フレームロス数を格納する統計情報テーブルが記憶される。
図16は、伝送装置2aでの統計情報テーブルの一例を示す図である。統計情報テーブルは、「セッションID」と、「開始MEP-ID」と、「応答MEP-ID」と、「近端送信フレーム数」と、「遠端フレームロス数」と、「遠端送信フレーム数」と、「近端フレームロス数」を含む。セッションIDは、各測定セッションの識別子である。開始MEP-ID及び応答MEP-IDは、各測定セッションの開始MEP及び応答MEPの識別子である。
近端送信フレーム数は、各測定セッションにおいて伝送装置2aが送信した送信フレーム数である。遠端フレームロス数は、対向装置2bの受信フレームのロス数|TxFCf[tc]-TxFCf[tp]|-|TxFCb[tc]-TxFCb[tp]|である。遠端送信フレーム数は、各測定セッションにおいて対向装置2bが送信した送信フレーム数である。近端フレームロス数は、伝送装置2aの受信フレームのロス数|TxFCb[tc]-TxFCb[tp]|-|RxFCl[tc]-RxFCl[tp]|である。
図13を参照する。各測定セッション毎のフレームロスの測定結果は各回線IFカード20の統計情報テーブルに格納されるが、伝送装置2aの制御カード10は、測定結果を時系列の履歴を記憶する測定結果DB67を備える。図17は、測定結果DB67に記憶される測定結果履歴の一例を示す図である。
測定結果履歴は、情報要素「開始MEP-ID」と、「測定開始時刻」と、「応答MEP-ID」と、「SLM送信数」と、「SLR送信数」と、「遠端フレームロス数」と、「近端フレームロス数」と、「測定期間(分)」を含む。開始MEP-ID及び応答MEP-IDは、各測定セッションの開始MEP及び応答MEPの識別子である。測定開始時刻は、測定セッションの開始時刻である。SLM送信数及びSLR送信数は、それぞれ伝送装置2aによるSLMの送信カウント数|TxFCf[tc]-TxFCf[tp]|、及び対向装置2bによるSLRの送信カウント数|TxFCb[tc]-TxFCb[tp]|である。「遠端フレームロス数」は、対向装置2bの受信フレームのロス数|TxFCf[tc]-TxFCf[tp]|-|TxFCb[tc]-TxFCb[tp]|である。「近端フレームロス数」は、伝送装置2aの受信フレームのロス数|TxFCb[tc]-TxFCb[tp]|-|RxFCl[tc]-RxFCl[tp]|である。
図13を参照する。フレームロスの測定を開始する際に条件受信部70は、フレームロス測定の測定条件を管理装置5から受信する。条件受信部70が測定条件を受信すると、受付判定部71は、測定条件により指定されるリソースを、送信IF25、受信IF26、測定フレーム格納メモリ64及び統計情報格納メモリ66の空きリソース量から確保できるか否かをリソース管理部72に照会する。
受付判定部71は、リソース管理部72によりリソースが確保できるか否かに応じて、測定条件に適合したフレームロス測定ができるか否かを判断する。リソース管理部72による空きリソースの判断処理及びリソース確立処理は、対向装置2bのリソース管理部52による処理と同様である。リソース管理部72は、各測定セッションのために確保したリソース量を、図18に示す使用リソーステーブルに格納する。使用リソーステーブルは、測定セッションの識別子「セッションID」を、対向装置2bで使用される情報要素「測定ID」の代わりに使用する他は図12に示す使用リソーステーブルと同様である。
図13を参照する。リソース管理部72によるリソースが確保できる場合に測定セッション管理部63は、指定された測定条件で測定セッションを開始する。リソース管理部72によるリソースが確保できない場合に、測定セッション管理部63は、測定セッションを開始しない。受付判定部51は、測定条件に適合するフレームロス測定の受付ができないことを示す受付不可通知を管理装置5に送信してもよい。
通信部60の上記動作は図5に示すPHY21、NPU22及びTM23が協働することによって実行される。制御フレーム処理部61の上記動作はNPU22によって実行される。測定フレーム処理部62及び統計情報算出部65の上記動作はFPGA26によって実行される。条件受信部70の上記動作はプロセッサ11及びLSI13によって実行される。受付判定部71、リソース管理部72及び測定セッション管理部63の動作はプロセッサ11によって実行される。
測定フレーム格納メモリ64、統計情報格納メモリ66、カウンタテーブルの記憶領域は、回線IFカード制御回路24のメモリ27内に設けられる。空きリソーステーブル、使用リソーステーブル及び測定結果DB67の記憶領域は、制御カード10のメモリ12内に設けられる。
<1.6 フレームロス測定開始動作>
続いて、フレームロス測定開始時における管理装置5、伝送装置2a及び対向装置2bの動作について説明する。図19は、フレームロス測定開始動作の第1例の説明図である。図19を参照して説明する一連の動作は複数の手順を含む方法と解釈してもよい。この場合に「オペレーション」を「ステップ」と読み替えてもよい。図20及び図26〜図28に示す動作も同様である。
オペレーションAAにおいて管理装置5は、開始するフレームロス測定の測定条件を対向装置2bへ送信する。オペレーションABにおいて対向装置2bのリソース管理部52は、測定条件により指定されるフレームロス測定に使用されるリソースを確保する。図20は、対向装置2bでのリソース確保動作の一例を示す図である。
オペレーションBAにおいて条件受信部50は、測定条件を管理装置5から受信する。オペレーションBBにおいてリソース管理部52は、測定条件に適合するフレームロス測定で使用される送信IF25及び受信IF26の使用帯域を算出する。例えば、測定条件においてSLM及びSLRの送信間隔並びにSLM及びSLRのフレームサイズが指定されていれば送信間隔とフレームサイズの積により使用帯域が算出できる。
リソース管理部52は、算出した送信IF25及び受信IF26の使用帯域が、それぞれの空き容量以下であるか否かを判断する。使用帯域が空き容量以下であり、フレームロス測定で使用できるIFリソースがある場合(オペレーションBB:Y)に、動作はオペレーションBDへ進む。使用帯域が空き容量よりも大きく、フレームロス測定で使用できるIFリソースが足りない場合(オペレーションBB:N)に動作はオペレーションBCへ進む。
オペレーションBCにおいて受付判定部51は、測定条件に適合したフレームロス測定ができないと判断する。受付判定部51は、受付不可通知を管理装置5に送信する。その後動作は終了する。
オペレーションBDにおいてリソース管理部52は、新たに使用するSLRの生成に使用される情報を格納するための空き容量が、測定フレーム格納メモリ43にあるか否かを判断する。空き容量がある場合(オペレーションBD:Y)に動作はオペレーションBEへ進む。空き容量がない場合(オペレーションBD:N)に動作はオペレーションBCへ進む。
オペレーションBEにおいてリソース管理部52は、新たにフレームロス測定結果を格納するための空き容量が、統計情報格納メモリ45にあるか否かを判断する。空き容量がある場合(オペレーションBE:Y)に動作はオペレーションBFへ進む。空き容量がない場合(オペレーションBE:N)に動作はオペレーションBCへ進む。
オペレーションBFにおいてリソース管理部52は、フレームロス測定に使用されるリソースを確保する。オペレーションBGにおいて受付判定部51は、測定条件に適合したフレームロス測定ができると判断する。受付判定部51は、受付可能通知を管理装置5に送信する。その後動作は終了する。
図19を参照する。本例ではリソース管理部52によるリソースの確保が成功した場合を想定する。オペレーションACにおいて受付判定部51は、管理装置5に受付可能通知を送信する。対向装置2bから受付可能通知を受信した場合、オペレーションADにおいて管理装置5は、フレームロス測定の測定条件を伝送装置2aへ送信する。一方で対向装置2bから受付不可通知を受信した場合には、管理装置5は測定条件を伝送装置2aへ送信しない。
オペレーションAEにおいて伝送装置2aのリソース管理部72は、測定条件により指定されるフレームロス測定に使用されるリソースを確保する。伝送装置2aによるリソース確保動作は図20に示すリソース確保動作と同様であってよい。但し、測定条件に適合したフレームロス測定ができる場合に伝送装置2aの測定セッション管理部63は、指定された測定条件で測定セッションを開始する。伝送装置2aによる受付可能通知及び受付不可通知の送信を省略してもよい。
本例では、リソース管理部72によるリソースの確保が成功した場合を想定する。オペレーションAFにおいて測定セッション管理部63は、指定された測定条件で測定セッションを開始し、この結果、SLMの送信が開始される。
<1.7 実施例の効果>
本実施例によれば、フレームロス測定に使用される伝送装置2aや対向装置2内部のリソースを確保した後に、フレームロス測定を実行することができる。このため、伝送装置2aや対向装置2内でのSLM及びSLRのロスが低減される。この結果、伝送装置2aや対向装置2内部でのSLM及びSLRのロスに起因する伝送路性能の測定誤差が低減される。
SLMがマルチキャストで送信される場合には、複数の対向装置2b及び2cからSLRを受信する伝送装置2aにおいて複数のSLRの同時受信によって受信IFの伝送帯域が不足しSLRのフレームロスが生じる恐れがある。また、同一の伝送装置が複数の対向装置2bとして動作する場合にも、複数のSLMの同時受信によって受信IFの伝送帯域が不足しSLMのフレームロスが生じる恐れがある。本実施例によれば、フレームロス測定に使用されるリソースを確保することができるためSLM及びSLRのフレームロスが低減される。
<2.第2実施例>
続いて、通信システム1の他の実施例について説明する。本実施例の対向装置2b及び2cは、測定条件の情報を伝送装置2aから受信する。伝送装置2aは、測定条件の情報をSLMのFlagsフィールドに格納して対向装置2b及び2cへ送信することによって、測定条件に適合したフレームロス測定を行うためのリソースの確保を要求する。以下の説明及び添付する図面において、測定条件の情報を格納したSLMを「リソース確保要求」と表記することがある。
対向装置2b及び2cは、測定条件に適合したフレームロス測定が可能であるか否かを判断し、可能である場合にはフレームロス測定に使用するリソースを確保する。対向装置2b及び2cは、リソース確保要求に応答するため、判断結果をSLRのFlagsフィールドに格納して伝送装置2aへ送信する。伝送装置2aは、全ての対向装置2b及び2cにおける測定が可能である場合に測定セッションを開始する。以下の説明及び添付する図面において、リソース確保要求に応答して送信されるSLRを「リソース確保応答」と表記することがある。
本実施例では、ポイントツーマルチポイントでフレームロス測定を行う通信システムにおいて、複数の対向装置2b及び2cへリソース確保要求がマルチキャスト送信される。マルチキャスト送信は伝送経路中のマルチキャストコピー処理によって実現されるので、複数の対向装置2b及び2cに対するフレームロス測定の可否の照会やリソース確保の要求がより簡易になる。なお、他の実施例では、伝送装置2aがSLM以外の他のマルチキャストフレームに測定条件の情報を格納して送信してもよい。
図21は、SLMのPDUのフォーマットの説明図である。SLMのPDUは、MELフィールド、 Versionフィールド、OpCodeフィールド、Flagsフィールド、TLV Offsetフィールド、Source MEP ID フィールド、Test IDフィールド、TxFCfフィールド、End TLVフィールド、及び予約領域を含む。MELフィールドは、測定セッションによって保守管理されるネットワーク範囲を示すMEGレベルを示す。Versionフィールドは、OAMのプロトコルバージョンを示す。OpCodeフィールドの値は「55」に設定される。
Flagsフィールドは、SLMのPDUに設定できるフラグ情報を示す。図22は、SLMのFlagsフィールドの使用例の説明図である。なお、フレームロス測定中に送信される測定条件を含まないSLMのFlagsフィールドのビットは全て「0」にセットされている。第1ビットは、対向装置2b及び2cから送信されるリソース確保応答で使用するために予約されている。第2及び第3ビットは、測定条件としてSLMの送信間隔を指定するために使用される。値「01」、「10」及び「11」はそれぞれ「10ms」、「100ms」及び「1s」を示す。
第4〜第6ビットは、測定条件としてSLMのフレームサイズを指定するために使用される。値「01」、「10」及び「11」はそれぞれ「64バイト」、「1500バイト」及び「9600バイト」を示す。第8及び第7ビットは、SLMのPDUの種別を示す。値「01」は、リソース確保要求を示す。値「10」は測定の最初に送信されるSLMであることを示す。値「10」は測定の最後に送信されるSLMであることを示す。
図21を参照する。TLV Offsetフィールドの値は「16」に設定される。Source MEP IDフィールドは伝送装置2aの識別子を示す。Test IDフィールドは同時に実施される複数のテストの識別子を示す。TxFCfフィールドはSLM送信時tのSLMの送信カウント数TxFCf[t]を示す。End TLVフィールドの値は「0」に設定される。
図23は、SLRのPDUのフォーマットの説明図である。SLRのPDUは、MELフィールド、 Versionフィールド、OpCodeフィールド、Flagsフィールド、TLV Offsetフィールド、Source MEP IDフィールドを含む。また、SLRのPDUは、Responder MEP IDフィールド、Test IDフィールド、TxFCfフィールド、TxFCbフィールド、End TLVフィールド及び予約領域を含む。
MELフィールド、Versionフィールド、TLV Offsetフィールド、Source MEP IDフィールド、Test IDフィールド及びEnd TLVフィールドの内容は、SLMのPDUの場合と同様である。OpCodeフィールドの値は「54」に設定される。Responder MEP IDフィールドは、SLRを送信した対向装置2b又は2cの識別子を示す。TxFCfフィールドの値は、SLRに対応するSLMのTxFCfフィールドからコピーされた値である。TxFCbフィールドは、SLR送信時tのSLRの送信カウント数TxFCb[t]を示す。
図24は、SLRのFlagsフィールドの使用例の説明図である。第2〜第8ビットの値は、SLMからコピーされた値が設定される。第1ビットは、測定条件に適合したフレームロス測定が可能であるか否かをリソース確保応答で指定するために使用される。測定条件に適合したフレームロス測定の受付ができる場合に値が「0」に設定される。測定条件に適合したフレームロス測定の受付ができない場合に値が「1」に設定される。以下の説明及び添付する図面において第1ビットの値が「0」及び「1」であるリソース確保応答を、それぞれ「受付可能応答」及び「受付不可応答」と表記することがある。
図13の機能構成図を参照して、第2実施例における伝送装置2aの機能を説明する。伝送装置2aの条件受信部70が測定条件を受信すると、受付判定部71は、指定された測定条件でSLMを送信するための使用リソースを、送信IF25及び測定フレーム格納メモリ64の空きリソース量から確保できるか否かをリソース管理部72に照会する。
SLMを送信するための使用リソースが確保できない場合には、受付判定部71は受付不可通知を管理装置5に送信する。SLMを送信するための使用リソースが確保できる場合に、リソース管理部72はSLM送信用のリソースを確保する。受付判定部71は、リソース確保要求の送信を測定セッション管理部63に指示する。
測定セッション管理部63は、受付判定部71からの指示に応じてリソース確保要求の生成及び送信を測定フレーム処理部62に指示する。測定フレーム処理部62は、測定条件を指定する値が設定されたFlagsフィールドを格納するリソース確保要求を、マルチキャストフレームとして送信する。
測定セッション管理部63は、対向装置2b及び2cから送信されるリソース確保応答の受信結果を受付判定部71に通知する。受付判定部71は、全ての対向装置2b及び2cのリソース確保応答が受付可能応答である場合に、指定された測定条件で全ての対向装置2b及び2cからSLRを受信するための使用リソースを確保できるか否かをリソース管理部72に照会する。
リソース管理部72は、対向装置一台当たりの受信IF26の使用帯域に、SLRを送信する対向装置の台数を乗じて、SLRを受信するための受信IF26の使用リソースを算出する。また、リソース管理部72は、対向装置一台当たりの統計情報格納メモリ66の使用量に、SLRを送信する対向装置の台数を乗じて、SLRを受信するための統計情報格納メモリ66の使用量を算出する。リソース管理部72は、これらSLRを送信する対向装置の台数分のリソースを、受信IF26及び統計情報格納メモリ66の空きリソース量から確保できるか否かを判断する。
SLRを受信するための使用リソースが確保できない場合には、リソース管理部72は、SLMを送信するために確保したリソースを解放する。受付判定部71は、リソース確保要求に応じて対向装置2b及び2cが確保したリソースを解放するために、対向装置2b及び2cへのリソース解放要求の送信を測定セッション管理部63に指示する。測定セッション管理部63は、受付判定部71からの指示に応じてリソース解放要求の生成及び送信を測定フレーム処理部62に指示する。
SLRを受信するための使用リソースを確保できる場合には、リソース管理部72はSLR受信用のリソースを確保する。測定セッション管理部63は、指定された測定条件で測定セッションを開始する。
続いて対向装置2b及び2cの機能を説明する。図25は、対向装置2bの機能構成の第2例を示す図である。対向装置2cの機能も同様である。第2実施例の対向装置2bは、測定条件を含んだSLMを受信するため、第1実施例の対向装置2bが測定条件の受信に使用する条件受信部50を省略してもよい。
対向装置2bがリソース確保要求を受信した場合に、受付判定部51は、リソース確保要求のFlagsフィールドに設定された測定条件を取得する。受付判定部51は、測定条件により指定されるリソースを、送信IF25、受信IF26、測定フレーム格納メモリ43及び統計情報格納メモリ45の空きリソース量から確保できるか否かをリソース管理部52に照会する。
リソース管理部52によるリソースが確保できる場合に受付判定部51は、受付可能応答の送信を測定フレーム処理部42へ指示する。測定フレーム処理部42は、Flagsフィールドの第1ビットが「0」に設定されたリソース確保応答を伝送装置2aに送信する。リソース管理部52によるリソースが確保でない場合に受付判定部51は、受付不可応答の送信を測定フレーム処理部42へ指示する。測定フレーム処理部42は、Flagsフィールドの第1ビットが「1」に設定されたリソース確保応答を伝送装置2aに送信する。
受付可能応答の送信後に対向装置2bがリソース解放要求を受信した場合に、受付判定部51は、リソース管理部52にリソースの解放を指示する。リソース管理部52は、受付可能応答の送信時に確保したリソースを解放する。
続いて、第2実施例における伝送装置2a及び対向装置2bの動作について説明する。図26は、伝送装置2aにおけるフレームロスの測定受付動作の一例を示す図である。オペレーションCAにおいて条件受信部70は、測定条件を管理装置5から受信する。
オペレーションCBにおいてリソース管理部72は、指定された測定条件でSLMを送信するための送信IF25のリソースを確保できるか否かを判断する。リソースを確保できる場合(オペレーションCB:Y)に動作はオペレーションCCへ進む。リソースを確保できない場合(オペレーションCB:N)に動作は終了する。オペレーションCCにおいてリソース管理部72は、新たに使用するSLMの生成に使用される情報を格納するための空き容量が測定フレーム格納メモリ64にあるか否かを判断する。空き容量がある場合(オペレーションCC:Y)に動作はオペレーションCDへ進む。空き容量がない場合(オペレーションCC:N)に動作は終了する。
オペレーションCDにおいてリソース管理部52は、SLM送信用のリソースを確保する。オペレーションCEにおいて測定セッション管理部63は、リソース確保要求をマルチキャストフレームとして送信する。オペレーションCFにおいて測定セッション管理部63は、対向装置2b及び2cからリソース確保応答を受信する。測定セッション管理部63は、リソース確保応答の受信結果を受付判定部71に通知する。
オペレーションCGにおいて受付判定部71は、受信されたリソース確保応答の中に受付不可応答があるか否かを判断する。受付不可応答がある場合(オペレーションCG:Y)に動作はオペレーションCHへ進む。受付不可応答がない場合(オペレーションCG:N)に動作はオペレーションCJへ進む。
オペレーションCHにおいてリソース管理部52は、オペレーションCDで確保したSLM送信用のリソースを解放する。オペレーションCIにおいて測定セッション管理部63は、リソース確保応答を送信した対向装置2b及び2cへリソース解放要求を送信する。その後処理は終了する。
オペレーションCJにおいてリソース管理部72は、指定された測定条件でSLRを受信するための受信IF26のリソースを確保できるか否かを判断する。リソースを確保できる場合(オペレーションCJ:Y)に動作はオペレーションCKへ進む。リソースを確保できない場合(オペレーションCJ:N)に動作はオペレーションCHへ進む。オペレーションCKにおいてリソース管理部72は、新たにフレームロス測定結果を格納するための空き容量が、統計情報格納メモリ66にあるか否かを判断する。空き容量がある場合(オペレーションCK:Y)に動作はオペレーションCLへ進む。空き容量がない場合(オペレーションCK:N)に動作はオペレーションCHへ進む。
オペレーションCLにおいてリソース管理部72はSLR受信用のリソースを確保する。オペレーションCMにおいて測定セッション管理部63は、指定された測定条件で測定セッションを開始する。
図27は、対向装置2bでのフレームロスの測定受付動作の一例を示す図である。オペレーションDAにおいて測定フレーム処理部42はリソース確保要求を受信する。オペレーションDBにおいてリソース管理部52は、で、リソース確保要求で指定された測定条件でSLMの送信及びSLRの受信を行うための送信IF25及び受信IF26のIFリソースを確保できるか否かを判断する。IFリソースが確保できる場合(オペレーションDB:Y)に、動作はオペレーションDDへ進む。IFリソースが確保できない場合(オペレーションDB:N)に動作はオペレーションDCへ進む。オペレーションDCにおいて受付判定部51は、受付不可応答を伝送装置2aへ送信する。その後動作は終了する。
オペレーションDDにおいてリソース管理部52は、新たに使用するSLRの生成に使用される情報を格納するための空き容量が、測定フレーム格納メモリ43にあるか否かを判断する。空き容量がある場合(オペレーションDD:Y)に動作はオペレーションDEへ進む。空き容量がない場合(オペレーションDD:N)に動作はオペレーションDCへ進む。
オペレーションDEにおいてリソース管理部52は、新たにフレームロス測定結果を格納するための空き容量が、統計情報格納メモリ45にあるか否かを判断する。空き容量がある場合(オペレーションDE:Y)に動作はオペレーションDFへ進む。空き容量がない場合(オペレーションDE:N)に動作はオペレーションDCへ進む。
オペレーションDFにおいてリソース管理部52は、フレームロス測定に使用されるリソースを確保する。オペレーションDGにおいて受付判定部51は、受付可能応答を伝送装置2aへ送信する。その後動作は終了する。
続いて図28を参照して、第2実施例におけるフレームロス測定開始時の管理装置5、伝送装置2a及び対向装置2bの動作を説明する。オペレーションEAにおいて管理装置5は、開始するフレームロス測定の測定条件を伝送装置2aへ送信する。オペレーションEBにおいて伝送装置2aのリソース管理部72は、フレームロス測定に使用される送信IF25及び測定フレーム格納メモリ64のリソースを確保する。
オペレーションECにおいて測定セッション管理部63は、リソース確保要求をマルチキャストフレームとして送信する。オペレーションEDにおいて伝送装置2aと対向装置2b及び2cとの間の経路上の伝送装置3は、リソース確保要求をマルチキャストコピーする。オペレーションEE及びEFにおいて伝送装置3は、対向装置2b及び2cにそれぞれリソース確保要求を送信する。
オペレーションEG及びGHにおいて対向装置2b及び2cのリソース管理部52は、フレームロス測定に使用されるリソースを確保する。リソースの確保が成功した場合にオペレーションEI及びEJにおいて対向装置2b及び2cのリソース管理部52は、リソース確保応答を伝送装置2aへ送信する。
オペレーションEKにおいて伝送装置2aのリソース管理部72は、フレームロス測定に使用される受信IF26及び統計情報格納メモリ66のリソースを確保する。オペレーションELにおいて測定セッション管理部63は、指定された測定条件で測定セッションを開始する。この結果SLMの送信が開始される。オペレーションEMにおいて伝送装置3は、SLMをマルチキャストコピーする。オペレーションEN及びEOにおいて伝送装置3は、対向装置2b及び2cにそれぞれSLMを送信する。
本実施例によれば、複数の対向装置に対するフレームロス測定の可否の照会やリソース確保の要求を行うために、マルチキャスト送信を利用することが可能となる。このため、複数の対向装置に対して個別に処理を実施する場合と比べて、測定可否の照会処理やリソース確保の要求処理を行う装置の負荷が軽減される。なお、本実施例は、伝送装置と対向装置とがポイントツーポイント及びポイントツーマルチポイントでフレームロス測定を行ういずれの場合であっても適用することができる。
以上の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
フレームロス測定装置であって、
伝送路を測定するための測定フレームを受信する受信部と、
受信される測定フレームに基づいて、測定フレームが伝送された伝送路の性能を測定する測定部と、
受信される測定フレームに割り当てる前記フレームロス測定装置のリソースを確保する割当部と、
を備えることを特徴とするフレームロス測定装置。
(付記2)
測定フレームに割り当てる前記フレームロス測定装置のリソースを確保した後に、測定フレームを要求する要求フレームを送信する送信部を備えることを特徴とする付記1に記載のフレームロス測定装置。
(付記3)
測定フレームを送信する対向装置に、前記対向装置にて受信される要求フレームに割り当てる前記対向装置のリソースの確保を要求するリソース確保要求信号を送信するリソース確保要求部を備え、
前記送信部は、前記対向装置のリソースの割当て後に要求フレームの送信を開始することを特徴とする付記2に記載のフレームロス測定装置。
(付記4)
要求フレームは、複数の前記対向装置に送信されるマルチキャストフレームであり、
前記送信部は、前記複数の対向装置から送信される測定フレームに割り当てる前記フレームロス測定装置のリソースが確保された後に要求フレームの送信を開始することを特徴とする付記2又は3に記載のフレームロス測定装置。
(付記5)
要求フレーム及びリソース確保要求信号は、複数の前記対向装置に送信されるマルチキャストフレームであることを特徴とする付記3に記載のフレームロス測定装置。
(付記6)
前記送信部は、前記複数の対向装置から送信される測定フレームに割り当てる前記フレームロス測定装置のリソースが確保された後に要求フレームの送信を開始することを特徴とする付記5に記載のフレームロス測定装置。
(付記7)
リソース確保要求信号は、伝送路の性能の測定の測定条件の情報を含む付記3、5及び6のいずれか一項に記載のフレームロス測定装置。
(付記8)
リソース確保要求信号は、リソース確保要求信号として使用されるフレームであることを識別するフラグを含んだ要求フレームであることを特徴とする付記3、5、6及び7のいずれか一項に記載のフレームロス測定装置。
(付記9)
要求フレーム及び測定フレームは、伝送路におけるフレームロス数の測定に用いる測定フレームであることを特徴とする付記2〜8のいずれか一項に記載のフレームロス測定装置。
(付記10)
伝送装置であって、
伝送路を測定するための測定フレームを対向装置から受信する受信部と、
前記伝送装置にて受信される測定フレームに割り当てる前記伝送装置のリソースの確保を要求するリソース確保要求信号を前記対向装置から受信するリソース確保要求受付部と、
受信される測定フレームに割り当てる前記伝送装置のリソースを確保する割当部と、
前記リソースの割当て結果を前記対向装置へ通知するリソース確保要求応答部と、
を備えることを特徴とする伝送装置。
(付記11)
フレームロス測定装置と、対向装置と、前記フレームロス測定装置及び前記対向装置の間の伝送路の性能の測定動作を制御する制御装置を備える通信システムであって、
前記対向装置は、
伝送路を測定するための測定フレームを前記フレームロス測定装置から受信する受信部と、
前記対向装置にて受信される測定フレームに割り当てる前記対向装置のリソースを前記対向装置に確保させる信号を前記制御装置から受信する要求受付部と、
測定フレームの受信に使用される前記対向装置のリソースを確保する割当部と、
前記リソースの割当て結果を前記制御装置へ通知するリソース要求応答部と、
を備えることを特徴とする通信システム。
(付記12)
フレームロス測定装置と対向装置との間の伝送路の性能を測定する性能測定方法であって、
前記伝送路を経由して前記対向装置から前記フレームロス測定装置へ送信される測定フレームに割り当てる前記フレームロス測定装置のリソースを確保し、
前記フレームロス測定装置で受信される測定フレームに基づいて前記対向装置との間の伝送路の性能を測定することを特徴とする性能測定方法。
(付記13)
伝送装置と対向装置との間の伝送路の性能を測定する性能測定方法であって、
前記伝送路を経由して前記対向装置から前記伝送装置へ送信される測定フレームに割り当てる前記伝送装置のリソースの確保を要求するリソース確保要求信号を前記対向装置から受信し、
測定フレームに割り当てる前記伝送装置のリソースを確保し、
前記リソースの割当て結果を前記伝送装置から前記対向装置へ通知する、
を備えることを特徴とする性能測定方法。
1 通信システム
2a 伝送装置
2b、2c 対向装置
5 管理装置
25 送信IF
26 受信IF
42、62 測定フレーム処理部
43、64 測定フレーム格納メモリ
44、65 統計情報算出部
45、66 統計情報格納メモリ
50、70 条件受信部
51、71 受付判定部
52、72 リソース管理部
63 測定セッション管理部

Claims (8)

  1. フレームロス測定装置であって、
    伝送路を測定するための測定フレームを受信する受信部と、
    受信される前記測定フレームに基づいて、前記測定フレームが伝送された伝送路の性能を測定する測定部と、
    受信される前記測定フレームに割り当てる前記フレームロス測定装置のリソースを確保する割当部と、
    対向装置に前記測定フレームを要求する要求フレームを送信する送信部と、
    前記対向装置にて受信される前記要求フレームに割り当てる前記対向装置のリソースの確保を要求するリソース確保要求信号を送信するリソース確保要求部と、を備え、
    前記送信部は、前記測定フレームに割り当てる前記フレームロス測定装置のリソースが確保され、かつ前記対向装置のリソースの割当て後に前記要求フレームの送信を開始することを特徴とするフレームロス測定装置。
  2. 前記要求フレームは、複数の前記対向装置に送信されるマルチキャストフレームであり、
    前記送信部は、前記複数の対向装置から送信される測定フレームに割り当てる前記フレームロス測定装置のリソースが確保された後に前記要求フレームの送信を開始することを特徴とする請求項に記載のフレームロス測定装置。
  3. 前記要求フレーム及び前記リソース確保要求信号は、複数の前記対向装置に送信されるマルチキャストフレームであることを特徴とする請求項1に記載のフレームロス測定装置。
  4. 前記要求フレーム及び前記測定フレームは、伝送路におけるフレームロス数の測定に用いる測定フレームであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のフレームロス測定装置。
  5. フレームロス測定装置であって、
    伝送路を測定するための測定フレームを受信する受信部と、
    受信される前記測定フレームに基づいて、前記測定フレームが伝送された伝送路の性能を測定する測定部と、
    受信される前記測定フレームに割り当てる前記フレームロス測定装置のリソースを確保する割当部と、
    前記測定フレームに割り当てる前記フレームロス測定装置のリソースを確保した後に、前記測定フレームを要求する要求フレームを送信する送信部と、を備え、
    前記要求フレームは、複数の前記対向装置に送信されるマルチキャストフレームであり、
    前記送信部は、前記複数の対向装置から送信される測定フレームに割り当てる前記フレームロス測定装置のリソースが確保された後に前記要求フレームの送信を開始することを特徴とするフレームロス測定装置。
  6. フレームロス測定装置であって、
    伝送路を測定するための測定フレームを受信する受信部と、
    受信される前記測定フレームに基づいて、前記測定フレームが伝送された伝送路の性能を測定する測定部と、
    受信される前記測定フレームに割り当てる前記フレームロス測定装置のリソースを確保する割当部と、
    前記測定フレームに割り当てる前記フレームロス測定装置のリソースを確保した後に、前記測定フレームを要求する要求フレームを送信する送信部と、を備え、
    前記要求フレーム及び前記測定フレームは、伝送路におけるフレームロス数の測定に用いる測定フレームであることを特徴とするフレームロス測定装置。
  7. フレームロス測定装置と対向装置との間の伝送路の性能を測定する性能測定方法であって、
    前記伝送路を経由して前記対向装置から前記フレームロス測定装置へ送信される測定フレームに割り当てる前記フレームロス測定装置のリソースを確保し、
    前記測定フレームを送信する対向装置に、前記対向装置にて受信される要求フレームに割り当てる前記対向装置のリソースの確保を要求するリソース確保要求信号を送信し、
    前記対向装置のリソースの割当て後に要求フレームの送信を開始し、
    前記フレームロス測定装置で受信される測定フレームに基づいて前記対向装置との間の伝送路の性能を測定することを特徴とする性能測定方法。
  8. フレームロス測定装置と対向装置との間の伝送路の性能を測定する性能測定方法であって、
    管理装置が、フレームロス測定の測定条件を前記対向装置に送信し、
    前記対向装置が、前記測定条件に従って前記対向装置のリソースを確保できるか否かを判定し、
    前記対向装置が前記対向装置のリソースを確保できる場合、前記管理装置は、フレームロス測定装置に前記測定条件を送信し、
    前記フレームロス測定装置は、前記測定条件に従って前記フレームロス測定装置のリソースを確保できるか否かを判定し、
    前記フレームロス測定装置のリソースを確保できる場合、前記フレームロス測定装置は、前記伝送路の性能測定を開始することを特徴とする性能測定方法。
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