JPH0711426U - ブルドーザの速度制限機構 - Google Patents
ブルドーザの速度制限機構Info
- Publication number
- JPH0711426U JPH0711426U JP4538093U JP4538093U JPH0711426U JP H0711426 U JPH0711426 U JP H0711426U JP 4538093 U JP4538093 U JP 4538093U JP 4538093 U JP4538093 U JP 4538093U JP H0711426 U JPH0711426 U JP H0711426U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lever
- speed
- shaft
- lever shaft
- lock
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- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 前進2速で作業中、後進に切換えると1速に
ダウンするようにしたもの。 【構成】 基台1の上に変速用の操作レバ−の操作によ
り回動する第1レバ−軸2と、前後進用の操作レバ−の
操作により回動する第2レバ−軸3と、第1レバ−軸1
をロックさせるロックレバ−4aを有するロック軸4を
それぞれ適宜間隔に設け、第1レバ−軸2は第2レバ−
軸3と長穴付きロッド5により結合して、近傍に変速用
レバ−の前進1速、および2速位置をそれぞれ規定する
第1および第2のストッパ6,7を設け、第2レバ−軸
3は前記ロック軸4とル−ズスプリング8を介して結合
したもの。 【効果】 未熟のオペレ−タであっても前進1,2速、
後進1速の操作が確実に行え、安全性が向上できる。
ダウンするようにしたもの。 【構成】 基台1の上に変速用の操作レバ−の操作によ
り回動する第1レバ−軸2と、前後進用の操作レバ−の
操作により回動する第2レバ−軸3と、第1レバ−軸1
をロックさせるロックレバ−4aを有するロック軸4を
それぞれ適宜間隔に設け、第1レバ−軸2は第2レバ−
軸3と長穴付きロッド5により結合して、近傍に変速用
レバ−の前進1速、および2速位置をそれぞれ規定する
第1および第2のストッパ6,7を設け、第2レバ−軸
3は前記ロック軸4とル−ズスプリング8を介して結合
したもの。 【効果】 未熟のオペレ−タであっても前進1,2速、
後進1速の操作が確実に行え、安全性が向上できる。
Description
【0001】
本考案はブルド−ザの前後進および速度段を選択する機構において、オペレ− タの選択するコントロ−ルレバ−のうち、傾斜地等で危険度の高い後進2速を使 用できないようにして安全性を図ったブルド−ザの速度制限機構に関する。
【0002】
従来、ブルド−ザには前後進用と、速度段の2本のレバ−が設けられていて、 これらレバ−を独立して操作することができるようになっており、したがって前 後進および速度段の選択は自由であった。しかしながらトルクフロ−車は変速操 作が容易であることがセ−ルスポイントとなっており、一般には速度段を固定し 前後進レバ−を切換えて作業している。ところがトルクフロ−車を傾斜地で使用 するとエンジンブレ−キが殆ど効かないために高速段ではスピ−ドが速くなって しまう欠点がある。
【0003】
これに対して熟練のオペレ−タはデクセルペタルを踏むことにより充分スピ− ドをコントロ−ルすることができるが、未熟のオペレ−タでは前後の高速段で押 し上げ作業のあと、そのまま後進に変速すると前述のようにスピ−ドが出て非常 に危険であった。この場合前進側はスピ−ドが速くても、例えばブレ−ドを下げ にして土に食い込ませる等の対応ができるが、後進側ではこの対応が困難である 。
【0004】 本考案はこれに鑑み、前進2速で作業中、後進に切換えると1速にダウンする ようにしたブルド−ザの速度制限機構を提供して従来技術の持つ欠点の解消を図 ることを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するため本考案は基台の上に変速用の操作レバ−の操作により 回動する第1レバ−軸と、前後進用の操作レバ−の操作により回動する第2レバ −軸と、前記第1レバ−軸をロックさせるロックレバ−を有するロック軸をそれ ぞれ適宜間隔に設け、第1レバ−軸は第2レバ−軸と長穴付きロッドにより結合 して、近傍に変速用レバ−の前進1速、および2速位置をそれぞれ規定する第1 および第2のストッパを設け、第2レバ−軸は前記ロック軸とル−ズスプリング を介して結合してなり、前後進用の操作レバ−の後進2速の切換時、第2レバ− 軸の回転を第1レバ−軸に伝えて1速位置に復帰させると共に、前記ロックレバ −を回動させて第1レバ−軸をロックさせることを特徴とする。
【0006】
上記構成によれば、前進1,2速の場合、第1レバ−軸は回動するが、前進3 速は第2ストッパにより回動を阻止され、また、前進2速から後進2速に切換え られると第2レバ−軸は第1レバ−軸を長穴付きロッドを介して回動させて1速 位置に復帰させると共に、ロック軸のロックレバ−を回動させて第1軸をロック する。したがって前進3速、および後進2速の操作は本願機構により不可能とな る。
【0007】
図1は本考案にかかるブルド−ザの速度制限機構の一実施例を示す平面図、図 2は図1のZ視図、図3は図1の側面図、図4は図1の背面図、図5は本考案の 第1レバ−軸の単品をを示し、(a)は平面図、(b)は側面図、図6は本考案 の第2レバ−軸の単品を示し、(a)は平面図、(b)は側面図、図7は図1の 中立から前進1速に操作した場合の作動図、図8は図7のY視図、図9は図7の 位置から前進2速に操作した場合の作動図、図10は図1の中立から後進1速に 操作した場合の作動図、図11は図10のX視図である。
【0008】 以下、本考案を図1乃至図11に示す一実施例を参照して説明する。本考案に かかるブルド−ザの速度制限機構は、基台1の上に変速用の操作レバ−の操作に より回動する第1レバ−軸2と、前後進用の操作レバ−の操作により回動する第 2レバ−軸3と、前記第1レバ−軸1をロックさせるロックレバ−4aを有する ロック軸4をそれぞれ適宜間隔に設け、第1レバ−軸2は第2レバ−軸3と長穴 付きロッド5により結合して、近傍に変速用レバ−の前進1速、および2速位置 をそれぞれ規定する第1および第2のストッパ6,7を設け、第2レバ−軸3は 前記ロック軸4とル−ズスプリング8を介して結合したもので構成されている。
【0009】 第1レバ−軸2および第2レバ−軸3は竪形で何れも基台1に設けられた軸受 9,10にそれぞれ回動可能に支承されている。そして第1レバ−軸2には軸の 頂部に特殊形状の上部レバ−部材11が、その下側に適宜間隔を置いて上部レバ −部材11とは異形の下部レバ−部材12がそれぞれ固着されており、何れも一 側がロット等を連結できるようにしてある。上部レバ−部材11には前記ロック レバ−4aと係合する溝11aが設けられ、下部レバ−部材12の一側側面12 aは前記ストッパ6,7との接触面となっている。第2レバ−軸3にも第1レバ −軸2と同じように軸の頂部に両側がロット等の連結部を有する上部レバ−部材 13が、その下側に一側のみが連結部を有する下部レバ−部材14が設けられて いて、これらレバ−部材13,14は第1レバ−軸2のレバ−部材11,12と はそれぞれほぼ同じ高さとなっている。
【0010】 ロック軸4は横形で基台1に設けられた軸受15に支承され、両端には前記ロ ックレバ−4aとル−ズスプリング8側につながる連結レバ−4bとが平行に固 着されている。ル−ズスプリング8は公知のもので一側からの力は他側にそのま ま伝達されるが、他側からの力は内部のスプリングの反発に抗して一側に伝達さ れるようになっている。第1レバ−軸2の上部レバ−部材11と第2レバ−軸3 の上部レバ−部材13とを連結するロッド5には両端にヨ−ク16,17があっ て第1レバ−軸2側のヨ−ク17には上部レバ−部材11との取付けピン18の 移動に遊びを与える長穴17aが設けられている。
【0011】 第1レバ−軸2の下部レバ−部材12は図示しない変速用のレバ−とロッド1 9を介して連結され、ロッド19の先端には下部レバ−部材12と直接連結する ヨ−ク20があってピン21により連結されている。同様に第2レバ−軸3の下 部レバ−部材14は図示しない前後進用のレバ−とロッド22を介して連結され 、ロッド22の先端には下部レバ−部材14と直接連結するヨ−ク23があって ピン24により連結されている。なお、第1レバ−軸2、および第レバ−軸3の 回動は図3に示す突起2a,3a部分で図示しない走行用の操作弁を操作するよ うになっている。
【0012】 つぎに作用を説明する。図1乃至図4に示すように第1レバ−軸2の下部レバ −部材12は1速位置では一側面12aでストッパ6に接触して位置決めされて おり、また、第2レバ−軸3の中立のN位置では長穴付きロッド5のヨ−ク17 と上部レバ−部材11の取付ピン18は長穴17aの中間に位置しており、第1 レバ−軸2の上部レバ−部材11の2速位置の時に図1の第2レバ−軸3側で接 するように設定されている。車両を前進させるために前後進用のレバ−を図7に 示すように前進のF(図1参照)に操作するとロッド22が押され、第2レバ− 軸3は右回転し、第2レバ−軸3の上側部材13によりル−ズスプリング8側が 右に押されるのでロック軸4の連結レバ−4bの先端は第1レバ−軸2から遠ざ かり、したがって同軸のロックレバ−4aは図8のように回動する。しかしなが ら、このとき第1レバ−軸2の上部レバ−部材11のヨ−ク17との取付ピン1 8は、長穴付きロッド5の左側への移動で長穴17aの右端位置まで移動するが 、まだ第2レバ−軸3の回転による影響は受けない。
【0013】 つぎに前進1速から前進2速にするために図示しない変速レバ−を2速に操作 すると、ロッド19により上部レバ−部材11が から 位置(図1参照)に引 っ張られて移動するため、図9に示すように第1レバ−軸2が左回転して下部レ バ−部材12の一側面12aがストッパ7に接触する。これにより2速の位置が 規定されるが、ここで仮に3速にしようとして操作してもストッパ7により移動 が阻止され、3速への切換えは不可能である。そして2速における取付ピン18 の位置は長穴17aの左端に接触することになる。
【0014】 ここで前後進レバ−を後進に操作するとロッド22は下部レバ−部材14のF 位置からN位置を経てR位置(図1参照)に引っ張られ、第2レバ−軸3は図1 0に示すように左回転する。これにより第2レバ−軸3の上部レバ−部材13の 一側は長穴付きロッド5を介して第1レバ−軸2を1速位置に回動させると同時 に他側はル−ズスプリング8を介して連結レバ−4bを第1レバ−軸2側に引き 寄せる。したがって連結レバ−4bと同じ向きのロックレバ−4aは上部レバ− 部材11に設けられた溝11a側に引き寄せられる。しかしながら第1レバ−軸 2も同時に回動しており、回動中は1速位置の溝11aにロックレバ−4aが嵌 まり合わないことがあるために、ル−ズスプリング8による逃げを設けてあり、 第1レバ−軸2が1速位置に戻った時の溝11aにル−ズスプリング8の作用で ロックレバ−4aの上部が嵌まり合い図11に示すようにロックされる。この結 果、後進の場合、速度段は2速から1速に減速される。
【0015】 なお、前後進操作レバ−をR位置から中立のN位置に戻すと、第2レバ−軸3 が右側に回動してロックレバ−4aは第1レバ−軸2の上部レバ−部材11の溝 11aとの係合が解除されるから、再び変速操作レバ−の操作により第1レバ− 軸2を2速位置に戻すことができる。
【0016】
本考案は以上説明したように、基台の上に変速用の操作レバ−の操作により回 動する第1レバ−軸と、前後進用の操作レバ−の操作により回動する第2レバ− 軸と、前記第1レバ−軸をロックさせるロックレバ−を有するロック軸をそれぞ れ適宜間隔に設け、第1レバ−軸は第2レバ−軸と長穴付きロッドにより結合し て、近傍に変速用レバ−の前進1速、および2速位置をそれぞれ規定する第1お よび第2のストッパを設け、第2レバ−軸は前記ロック軸とル−ズスプリングを 介して結合してなり、前後進用の操作レバ−の後進2速の切換時、第2レバ−軸 の回転を第1レバ−軸に伝えて1速位置に復帰させると共に、前記ロックレバ− を回動させて第1レバ−軸をロックさせるようにしたから、未熟のオペレ−タで あっても前進1,2速、後進1速の操作が確実に行え、したがって安全性が向上 できる。
【図1】本考案にかかるブルド−ザの速度制限機構の一
実施例を示す平面図である。
実施例を示す平面図である。
【図2】図1のZ視図である。
【図3】図1の側面図である。
【図4】図1の背面図である。
【図5】本考案の第1レバ−軸の単品をを示し、(a)
は平面図、(b)は側面図である。
は平面図、(b)は側面図である。
【図6】本考案の第2レバ−軸の単品をを示し、(a)
は平面図、(b)は側面図である。
は平面図、(b)は側面図である。
【図7】図1の中立から前進1速に操作した場合の作動
図である。
図である。
【図8】図7のY視図である。
【図9】図7の位置から前進2速に操作した場合の作動
図である。
図である。
【図10】図1の中立から後進1速に操作した場合の作
動図である。
動図である。
【図11】図10のX視図である。
1 基台 2 第1レバ−軸 3 第2レバ−軸 4 ロック軸 4a ロックレバ− 5 長穴付きロッド 6 第1ストッパ 7 第2ストッパ 8 ル−ズスプリング
Claims (1)
- 【請求項1】 基台の上に変速用の操作レバ−の操作に
より回動する第1レバ−軸と、前後進用の操作レバ−の
操作により回動する第2レバ−軸と、前記第1レバ−軸
をロックさせるロックレバ−を有するロック軸をそれぞ
れ適宜間隔に設け、第1レバ−軸は第2レバ−軸と長穴
付きロッドにより結合して、近傍に変速用レバ−の前進
1速、および2速位置をそれぞれ規定する第1および第
2のストッパを設け、第2レバ−軸は前記ロック軸とル
−ズスプリングを介して結合してなり、前後進用の操作
レバ−の後進2速の切換時、第2レバ−軸の回転を第1
レバ−軸に伝えて1速位置に復帰させると共に、前記ロ
ックレバ−を回動させて第1レバ−軸をロックさせるこ
とを特徴とするブルド−ザの速度制限機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993045380U JP2593483Y2 (ja) | 1993-07-28 | 1993-07-28 | ブルドーザの速度制限機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993045380U JP2593483Y2 (ja) | 1993-07-28 | 1993-07-28 | ブルドーザの速度制限機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0711426U true JPH0711426U (ja) | 1995-02-21 |
JP2593483Y2 JP2593483Y2 (ja) | 1999-04-12 |
Family
ID=12717668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993045380U Expired - Lifetime JP2593483Y2 (ja) | 1993-07-28 | 1993-07-28 | ブルドーザの速度制限機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2593483Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-07-28 JP JP1993045380U patent/JP2593483Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2593483Y2 (ja) | 1999-04-12 |
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