JPH0711407B2 - ガラスエッジ検出装置 - Google Patents

ガラスエッジ検出装置

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JPH0711407B2
JPH0711407B2 JP1083788A JP1083788A JPH0711407B2 JP H0711407 B2 JPH0711407 B2 JP H0711407B2 JP 1083788 A JP1083788 A JP 1083788A JP 1083788 A JP1083788 A JP 1083788A JP H0711407 B2 JPH0711407 B2 JP H0711407B2
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JP
Japan
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displacement meter
glass
point
laser displacement
light
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JP1083788A
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重人 清水
保吉 小川
保 斉藤
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Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は3次元曲面形状を有する自動車用窓ガラスなど
その周縁部がシーミングされた彎曲板ガラスのエッジを
検出して、板ガラスの寸法、曲率などを測定する装置に
関する。
〔従来の技術〕
従来、このような装置としては、特開昭55-89708号など
に示されるように、周縁部輪郭に沿って配置された複数
のプローブによって測定するもの、また特開昭58-19871
0号で示されるように、移動自在なアームの先端に位置
計測センサーを備えたもので、基準型に基づき測定の位
置・順序を学習記憶させ、その後記憶内容を反復再現す
ることにより測定するものが知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、いずれもセンサーが接触タイプであり、
被対象物を傷つけ、またセンサー自身が摩耗することは
避けられないものであった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたもので非接触に
よりエッジ部分を簡易に測定する装置を提供することを
目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、自動車用窓ガラスなどとして使用されるシー
ミングされた彎曲板ガラスの検出装置であって、該シー
ミング部にレーザ光を投射する投光器ならびにシーミン
グ部で反射された光を受光する受光センサーとが一体的
に組み込まれ、距離センサーとして作動するレーザ変位
計と、該レーザ変位計を3次元空間において移動自在で
あって、前記シーミング部に照射された光が受光センサ
ーに反射されるように調整可能な駆動装置と、レーザ変
位計の位置を検出する位置検出器を少なくとも具備する
ようにしたことを特徴とする。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説明する。
第1図は本発明の装置全体を示す概略構成図、第2図は
ガラス検査型に基づいて設定された3次元座標系、第3
図〜第5図はいずれも設計上の仮想曲面(ガラス検査
型)と彎曲板ガラスの関係と測定方法を示す図で、第3
図の(a)は平面図、(b)は(a)の円部拡大図、第
4図は第3図A−B線における一部断面図、第5図は第
3図においてAからBの方向を見た一部立面図である。
第6図は位置−レーザ変位計出力特性図、第7図はレー
ザ変位計の概略構成図である。
図面において、1はガラス検査型2に載置された3次元
曲面形状を有する彎曲板ガラスで周縁部分には第4図に
示すように研磨されたシーミング部1aが形成されてい
る。
3は5軸以上の軸を有するロボットで3次元空間におい
て移動自在なアーム3aと、その先端に軸自身回動自在に
取り付けされたアクチュエータ3bと、アクチュエータ3b
に回動自在に取り付けられたハンド3cなどを具備し、ロ
ボットコントローラ4によって駆動される。
5は第7図に示すようにレーザ投光器5aとイメージセン
サーなどの受光センサー5b等を一体的に組み込んだレー
ザ変位計で、対象物が変位すると受光センサー上のスポ
ットが移動するのでこのスポットの移動量を電気信号に
変換し出力す距離センサである。
6はレーザ変位計の位置を検出する位置検出器でロボッ
トの5軸移動をそれぞれのパルス発生器、パルスカウン
ターなどにより検出するものである。
このような装置を作動させるために3次元空間の任意の
点を基準点すなわち原点として水平面にX軸およびY
軸、垂直軸にZ軸からなる3次元座標系を設定しこれを
基に表わした駆動情報をコンピュータ7に記憶させる。
〔作用〕
3次元空間の任意の点、例えば第2図におけるガラス検
査型の任意の点Poを基準点、すなわち原点として水平面
にX軸およびY軸、垂直軸にZ軸を設定し、この点を基
準にしてレーザ変位計5の移動量をカウントすることと
し、自動車メーカー等から指示される板ガラスの寸法、
形状すなわち設計上の曲面(ガラス検査型)から得られ
る仮想測定点の位置P(X、Y、Z)と仮想測定点Pに
おけるレーザ変位計の駆動方向としての方向ベクトルU
(u、v、w)、仮想測定点Pに対するセンサーの向き
としての法線ベクトルI(i、j、k)などの情報を基
にレーザ変位計5を駆動する。
すなわち、仮想測定点P(XP、YP、ZP)の近傍と反対側
の近傍の位置をそれぞれA(XA、YA、ZA)、B(XB
YB、ZB)とし、AB間の距離を例えば10mmとすると、コン
ピュータ7によりAはXA=XP+10/2×(−1)×u、YA
=YP+10/2×(−1)×v、ZA=ZP+10/2×(−1)×
w、BはXB=XP+10/2×u、YB=YP+10/2×v、ZB=ZP
+10/2×wとして演算される。
レーザ変位計5は、このようにして得られた位置情報
A、Bと、仮想測定点Pにおける法線ベクトルI(i、
j、k)によって、その照射スポットが第3図(a)
(b)に示すように測定点PのX−Y平面における法線
A−P−Bに沿ってAから測定点Pを通ってBまで直線
補間するように、しかも第4図に示すようにX−Y−Z
空間における点Pの接平面A−P−Bに平行であって、
レーザ変位計のビーム照射角度をX−Y−Z空間におけ
る点Pの法線方向に保つように、しかも、変位計の角度
を、シーミング部に照射されて反射されたレーザ光が受
光センサに戻るように調整して(従って板ガラス面に照
射されて反射されたレーザ光は受光センサに戻らな
い)、ロボットコントローラー4を介してロボット3に
より駆動される。
このとき、レーザ変位計の出力は第6図に示すようにA
点からQ点までは出力はなく、Q点からP1まで出力さ
れ、P1点で再び出力がなくなる。
Q点がシーミングの始発点で、この点において得られた
出力(距離m′)と予めコンピュータ7に記憶された板
ガラスの厚さt、基準の長さmを基に、曲率Mをm−
(m′+t)として、コンピュータ7により演算して求
める。
つづいてP1点が板ガラスエッジであり、このときのレー
ザ変位計の位置を位置検出器で検出し、さらに仮想測定
点Pにおける位置座標(X、Y、Z)と法線ベクトルU
(u、v、w)によって板ガラスのエッジを仮想エッジ
P2の位置座標としては勿論、仮想曲面との寸法の差Lを
演算して求めることができる。
以下、複数の点において同様の測定を行なうことによっ
て実際の彎曲板ガラスのエッジ部を3次元の位置座標と
して把握することができる。
このような装置により、例えば30点の測定をしたとこ
ろ、約6分で測定でき、測定精度も±0.3mmと良好であ
った。
本実施例では、第3図(b)の点線で示すように、仮想
測定点PのX−Y平面における法線方向から外れて駆動
したり、第5図の点線で示すように光学式距離センサー
のビーム照射角度がX−Y−Z空間における仮想測定点
Pの法線から外れて照射されると、それぞれ実測される
べき点、Q、P1からQ′、P1′に外れてしまうので補正
して再度測定しなければならない不都合を防ぐとともに
測定精度を向上させるものである。また、レーザビーム
スポットを仮想の測定点Pの近傍から反対側の近傍Bに
走査することにより、仮想測定点Pと測定点P2がずれて
いても必ず測定することができる。
なお、本実施例において仮想曲面を基に説明したが、ガ
ラス検査型はこの仮想曲面に倣って精密に製作されてい
るので、実質的に等しいと考えてよいので、図面上はガ
ラス検査型と表示している。
3次元曲面形状を有する板ガラスのエッジ部分の測定は
光や超音波を被測定物に照射してその反射を検出する方
式では従来不可能とされていたが、自動車用窓ガラスな
どに用いられる板ガラスには破壊の始発点となる凹凸を
除去するため、あるいは安全上の理由によりエッジ部分
が研磨されシーミングが施されているが、このシーミン
グ部は微小な凹凸を有しており、比較的不透明であるこ
とに着目して、この部分にコヒーレントで、エネルギー
密度の高いレーザ光を照射すれば、反射光の拡散が小さ
く、また光の減衰量が小さいので受光センサで充分高精
度に検出することを可能にしたものである。
以上、好適な実施例により説明したが、本発明はこれら
に限定されるものではなく種々の応用が可能である。
ロボットは5軸ロボット以外にも5軸以上の軸を有する
ロボットであればよく、またロボットとして一体的に製
作されたものだけでなく各軸の駆動装置を別々に製作し
て組み合せたものでもよいのは勿論である。
また、実施例では、3次元空間の任意の点としてガラス
検査型上の点Poを設定したが、Poを基準点として測定点
の座標が与えられていればPoはどこでもよい。さらに必
ずしも3次元の座標を設定する必要はなく、ロボットに
測定手順をティーチングして、その移動量によってガラ
スエッジを検出することも可能である。
本実施例では、彎曲板ガラスのエッジ部分を検出するこ
とを説明したが超音波距離センサを併用して、エッジ部
以外の彎曲面までの距離を測定すれば任意の点における
彎曲度(だふり)を検出することもできる。
〔発明の効果〕
本発明はレーザ光をレーザ変位計から板ガラスのシーミ
ング部に照射してその反射光をレーザ変位計により検出
することにより、従来、不可能とされた彎曲板ガラスの
エッジ部分の検出を非接触方式で可能にしてものであ
る。
さらに、3次元座標系を設定し、この座標によりレーザ
変位計を駆動させると、迅速かつ高精度に検出すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装置全体を示す概略構成図、第2図は
ガラス検査型に基づいて設定された3次元座標系、第3
図〜第5図はいずれも設計上の仮想曲面(ガラス検査
型)と彎曲板ガラスの関係と測定方法を示す図で、第3
図の(a)は平面図、(b)は(a)の円部拡大図、第
4図は第3図A−B線における一部断面図、第5図は第
3図においてAからBの方向を見た一部立面図である。
第6図は位置−レーザ変位計出力特性図、第7図はレー
ザ変位計の概略構成図である。 1……彎曲板ガラス、1a……シーミング部 2……ガラス検査型、3……ロボット 5……レーザ変位計、6……位置検出器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シーミングされた彎曲板ガラスの検出装置
    であって、該シーミング部にレーザ光を投射する投光器
    ならびにシーミング部で反射された光を受光する受光セ
    ンサーとが一体的に組み込まれ、距離センサーとして作
    動するレーザ変位計と、該レーザ変位計を3次元空間に
    おいて移動自在であって、前記シーミング部に照射され
    た光が受光センサーに反射されるように調整可能な駆動
    装置と、レーザ変位計の位置を検出する位置検出器を少
    なくとも具備するようにしたことを特徴とするガラスエ
    ッジ検出装置。
JP1083788A 1988-01-22 1988-01-22 ガラスエッジ検出装置 Expired - Lifetime JPH0711407B2 (ja)

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