JPH07113389A - 掘削機における掘削作業ロッドの掘進方向修正装置 - Google Patents
掘削機における掘削作業ロッドの掘進方向修正装置Info
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- JPH07113389A JPH07113389A JP28389993A JP28389993A JPH07113389A JP H07113389 A JPH07113389 A JP H07113389A JP 28389993 A JP28389993 A JP 28389993A JP 28389993 A JP28389993 A JP 28389993A JP H07113389 A JPH07113389 A JP H07113389A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 掘削作業ロッドの掘進方向修正を簡単な操作
で安全に行うことができるようにする。 【構成】 地上に起立された作業ロッド支持体に、回転
駆動部から回転を伝達される中空掘削作業ロッドを昇降
自在に支持させた掘削機において、上記掘削作業ロッド
の下端に、掘削ヘッドを該掘削作業ロッドの軸心延長線
についてユニバーサル方向に首振り回転自在に連結する
と共に、上記掘削ヘッドの軸心に掘削ヘッド支持ロッド
を回転自在に縦通し、上記掘削作業ロッドの中空内に首
振り操作ロッドを回転自在に挿通し、該首振り操作ロッ
ド下端と上記掘削ヘッド支持ロッド上端とを、該首振り
操作ロッドの上下動により上記掘削ヘッドを首振りさせ
る首振り作動機構を介して回転伝達可能に連結し、上記
首振り操作ロッドを上下動させる駆動手段および回転さ
せる駆動手段を備えた、掘削機における掘削作業ロッド
の掘進方向修正装置。
で安全に行うことができるようにする。 【構成】 地上に起立された作業ロッド支持体に、回転
駆動部から回転を伝達される中空掘削作業ロッドを昇降
自在に支持させた掘削機において、上記掘削作業ロッド
の下端に、掘削ヘッドを該掘削作業ロッドの軸心延長線
についてユニバーサル方向に首振り回転自在に連結する
と共に、上記掘削ヘッドの軸心に掘削ヘッド支持ロッド
を回転自在に縦通し、上記掘削作業ロッドの中空内に首
振り操作ロッドを回転自在に挿通し、該首振り操作ロッ
ド下端と上記掘削ヘッド支持ロッド上端とを、該首振り
操作ロッドの上下動により上記掘削ヘッドを首振りさせ
る首振り作動機構を介して回転伝達可能に連結し、上記
首振り操作ロッドを上下動させる駆動手段および回転さ
せる駆動手段を備えた、掘削機における掘削作業ロッド
の掘進方向修正装置。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、スクリューオーガ、撹
拌ロッド等の掘削作業ロッドを備える掘削機における掘
削作業ロッドの掘進方向修正装置に関する。
拌ロッド等の掘削作業ロッドを備える掘削機における掘
削作業ロッドの掘進方向修正装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、例えばクローラにリーダマストを
垂直に支持させ、該リーダマストに昇降自在に支持され
たモータ等の回転駆動部にスクリューオーガの上端を接
続したオーガ掘削機において、該スクリューオーガの回
転により地中に垂直縦孔を掘削していく途中で地盤内の
転石または地層の変化等によりスクリューオーガの掘進
方向が曲った場合、該スクリューオーガを所要高さ引き
上げた後、その曲り方向および曲り角度に応じてリーダ
マストを傾斜させ、またはクローラを移動させる操作を
行って再びスクリューオーガの掘進を行う方法が知られ
ている。
垂直に支持させ、該リーダマストに昇降自在に支持され
たモータ等の回転駆動部にスクリューオーガの上端を接
続したオーガ掘削機において、該スクリューオーガの回
転により地中に垂直縦孔を掘削していく途中で地盤内の
転石または地層の変化等によりスクリューオーガの掘進
方向が曲った場合、該スクリューオーガを所要高さ引き
上げた後、その曲り方向および曲り角度に応じてリーダ
マストを傾斜させ、またはクローラを移動させる操作を
行って再びスクリューオーガの掘進を行う方法が知られ
ている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来方
法は、操作が大掛りで危険を伴うばかりでなく、掘進方
向の修正が正確さに欠ける難点があった。本発明は、従
来の欠点を除くことを課題とする。
法は、操作が大掛りで危険を伴うばかりでなく、掘進方
向の修正が正確さに欠ける難点があった。本発明は、従
来の欠点を除くことを課題とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する手段
として、本発明は、地上に起立された作業ロッド支持体
に、回転駆動部から回転を伝達される中空掘削作業ロッ
ドを昇降自在に支持させた掘削機において、上記掘削作
業ロッドの下端に、掘削ヘッドを該掘削作業ロッドの軸
心延長線についてユニバーサル方向に首振り回転自在に
連結すると共に、上記掘削ヘッドの軸心に掘削ヘッド支
持ロッドを回転自在に縦通し、上記掘削作業ロッドの中
空内に首振り操作ロッドを回転自在に挿通し、該首振り
操作ロッド下端と上記掘削ヘッド支持ロッド上端とを、
該首振り操作ロッドの上下動により上記掘削ヘッドを首
振りさせる首振り作動機構を介して回転伝達可能に連結
し、上記首振り操作ロッドを上下動させる駆動手段およ
び回転させる駆動手段を備えた、掘削機における掘削作
業ロッドの掘進方向修正装置を提案する。
として、本発明は、地上に起立された作業ロッド支持体
に、回転駆動部から回転を伝達される中空掘削作業ロッ
ドを昇降自在に支持させた掘削機において、上記掘削作
業ロッドの下端に、掘削ヘッドを該掘削作業ロッドの軸
心延長線についてユニバーサル方向に首振り回転自在に
連結すると共に、上記掘削ヘッドの軸心に掘削ヘッド支
持ロッドを回転自在に縦通し、上記掘削作業ロッドの中
空内に首振り操作ロッドを回転自在に挿通し、該首振り
操作ロッド下端と上記掘削ヘッド支持ロッド上端とを、
該首振り操作ロッドの上下動により上記掘削ヘッドを首
振りさせる首振り作動機構を介して回転伝達可能に連結
し、上記首振り操作ロッドを上下動させる駆動手段およ
び回転させる駆動手段を備えた、掘削機における掘削作
業ロッドの掘進方向修正装置を提案する。
【０００５】本発明における上記「掘削作業ロッド」と
は、ロッド外周面に連続スクリュー羽根を有するスクリ
ューオーガ、ロッド外周面に不連続スクリュー羽根、撹
拌翼、カッター翼等を有する撹拌ロッド、その他種々の
作業を行う作業ロッドを含む。また、上記「首振り作動
機構」には、溝カム等のカム機構、リンク機構、その他
種々の機構が用いられる。以下図面を参照して本発明の
実施例について説明する。
は、ロッド外周面に連続スクリュー羽根を有するスクリ
ューオーガ、ロッド外周面に不連続スクリュー羽根、撹
拌翼、カッター翼等を有する撹拌ロッド、その他種々の
作業を行う作業ロッドを含む。また、上記「首振り作動
機構」には、溝カム等のカム機構、リンク機構、その他
種々の機構が用いられる。以下図面を参照して本発明の
実施例について説明する。
【０００６】
【実施例】図１において、作業ロッド支持体として、本
例ではクローラ（１）の前端部に連続されたマスト
（２）が垂直に支持され、該マスト（２）の全長に敷設
されたガイドレール（３）、（３）に駆動部ボックス
（４）をスライド金具（５）…を介して上下摺動自在に
係合させると共に、トップシーブ（６）から垂下したワ
イヤロープ（７）により該ボックス（４）を昇降自在に
吊支し、この駆動部ボックス（４）の下面から突出され
た中空回転駆動軸（８）に中空スクリューオーガ（９）
を接続して垂下し、該スクリューオーガ（９）の下端に
掘削ヘッド（１０）を取つけてある。
例ではクローラ（１）の前端部に連続されたマスト
（２）が垂直に支持され、該マスト（２）の全長に敷設
されたガイドレール（３）、（３）に駆動部ボックス
（４）をスライド金具（５）…を介して上下摺動自在に
係合させると共に、トップシーブ（６）から垂下したワ
イヤロープ（７）により該ボックス（４）を昇降自在に
吊支し、この駆動部ボックス（４）の下面から突出され
た中空回転駆動軸（８）に中空スクリューオーガ（９）
を接続して垂下し、該スクリューオーガ（９）の下端に
掘削ヘッド（１０）を取つけてある。
【０００７】上記のような掘削機におけるスクリューオ
ーガの掘進方向修正装置について説明する。上記スクリ
ューオーガ（９）の中空軸下端に、図２に示すように内
周面に環状凹面の球面座を有する環状ソケット（１１）
を、その軸心をスクリューオーガ（９）の軸心線上にお
いた状態で、ボルト（１２）…により固定し、該環状ソ
ケット（１１）内に、外周面に環状凸面を有し且つ軸心
に軸孔（１４）を設けた円板状ローター（１３）を回転
自在に嵌合してユニバーサル球面軸受を形成し、この軸
受のローター（１３）に、軸心に軸孔（１６）を有する
掘削ヘッド軸（１５）を、軸心線を合致させた状態で、
フランジを介してボルト（１７）…、ナット（１８）…
により連結すると共に、これらローター（１３）および
掘削ヘッド軸（１５）の各軸孔（１４）、（１６）に掘
削ヘッド支持ロッド（１９）を上端を適宜突出させた状
態で回転自在かつ軸方向摺動不能に挿入してある。上記
軸方向摺動不能の構造は、支持ロッド（１９）の中間段
部に接するベアリング（２０）および該ベアリング（２
０）を上記段部との間で挾持するベアリングナット（２
１）からなる。このような掘削ヘッド支持構造におい
て、上記支持ロッド（１９）のスクリューオーガ中空軸
内への突出上端部を任意の方向へ傾斜させると、ロータ
ー（１３）がソケット（１１）内で回転して掘削ヘッド
（１０）全体をその方向へ首振りさせることとなる。
ーガの掘進方向修正装置について説明する。上記スクリ
ューオーガ（９）の中空軸下端に、図２に示すように内
周面に環状凹面の球面座を有する環状ソケット（１１）
を、その軸心をスクリューオーガ（９）の軸心線上にお
いた状態で、ボルト（１２）…により固定し、該環状ソ
ケット（１１）内に、外周面に環状凸面を有し且つ軸心
に軸孔（１４）を設けた円板状ローター（１３）を回転
自在に嵌合してユニバーサル球面軸受を形成し、この軸
受のローター（１３）に、軸心に軸孔（１６）を有する
掘削ヘッド軸（１５）を、軸心線を合致させた状態で、
フランジを介してボルト（１７）…、ナット（１８）…
により連結すると共に、これらローター（１３）および
掘削ヘッド軸（１５）の各軸孔（１４）、（１６）に掘
削ヘッド支持ロッド（１９）を上端を適宜突出させた状
態で回転自在かつ軸方向摺動不能に挿入してある。上記
軸方向摺動不能の構造は、支持ロッド（１９）の中間段
部に接するベアリング（２０）および該ベアリング（２
０）を上記段部との間で挾持するベアリングナット（２
１）からなる。このような掘削ヘッド支持構造におい
て、上記支持ロッド（１９）のスクリューオーガ中空軸
内への突出上端部を任意の方向へ傾斜させると、ロータ
ー（１３）がソケット（１１）内で回転して掘削ヘッド
（１０）全体をその方向へ首振りさせることとなる。
【０００８】上記球面軸受のソケット（１１）の内周面
には図４（Ｂ）に示すように母線方向の係合溝（２
２）、（２２）を凹設し、他方のローター（１３）の外
周面に上記係合溝（２２）、（２２）内に摺動自在に係
合するキー（２３）、（２３）を突設し、これらのキー
係合によりスクリューオーガ（９）の回転が上記ソケッ
ト（１１）からローター（１３）を経て掘削ヘッド（１
０）に伝達されることとなる。
には図４（Ｂ）に示すように母線方向の係合溝（２
２）、（２２）を凹設し、他方のローター（１３）の外
周面に上記係合溝（２２）、（２２）内に摺動自在に係
合するキー（２３）、（２３）を突設し、これらのキー
係合によりスクリューオーガ（９）の回転が上記ソケッ
ト（１１）からローター（１３）を経て掘削ヘッド（１
０）に伝達されることとなる。
【０００９】上記掘削ヘッド（１０）の首振り駆動装置
は次のようである。上記スクリューオーガ（９）の中空
軸内の軸心位置に多数の軸受（２４）…を設置し、これ
ら軸受（２４）…にスクリューオーガ（９）全長に及ぶ
長さの首振り操作ロッド（２５）を回転自在かつ軸方向
摺動自在に支持させてロッド下端を上記掘削ヘッド支持
ロッド（１９）の上端まで延長し、この操作ロッド（２
５）下端部を二又状に形成すると共に、該二又部分に補
助板（２６）、（２７）（２７）を溶接して、全体とし
て図４（Ａ）に示すように断面コ字状継手（２８）に形
成し、一方上記支持ロッド（１９）の上端部を扁平板状
に形成し、該板状部（２９）の一側端に補助板（３０）
を直角に溶接して断面Ｔ字状継手（３１）に形成すると
共に、上記板状部（２９）に、スクリューオーガ（９）
の軸心線上に延長する短い上部溝部と、該上部溝部の下
端から適宜傾斜して下方へ延長する下部傾斜溝部からな
るく字状溝カム（３２）を形成してあり、このようなＴ
字状継手（３１）の板状部（２９）をコ字状継手（２
８）のコ字形溝内に挿入すると共に、カム作動ピン（３
３）をコ字形の両側壁を貫通して上記溝カム（３２）内
に係合させてある。従って、今首振り操作ロッド（２
５）を図２の位置から下方へ押せば、上記カム作動ピン
（３３）が溝カム（３２）内を下方へ移動して下部傾斜
溝部を押し、それにより掘削ヘッド支持ロッド（１９）
を球面軸受を支点に傾斜させ、それに伴い掘削ヘッド
（１０）全体を図３のように上記溝カム（３２）の傾斜
と同じ方向に傾斜させる。また、上記掘削ヘッド（１
０）の傾斜した状態において、上記首振り操作ロッド
（２５）を回転させると、掘削ヘッド支持ロッド（１
９）がすりこぎ運動を行い、掘削ヘッド（１０）が任意
の方向に旋回することとなる。
は次のようである。上記スクリューオーガ（９）の中空
軸内の軸心位置に多数の軸受（２４）…を設置し、これ
ら軸受（２４）…にスクリューオーガ（９）全長に及ぶ
長さの首振り操作ロッド（２５）を回転自在かつ軸方向
摺動自在に支持させてロッド下端を上記掘削ヘッド支持
ロッド（１９）の上端まで延長し、この操作ロッド（２
５）下端部を二又状に形成すると共に、該二又部分に補
助板（２６）、（２７）（２７）を溶接して、全体とし
て図４（Ａ）に示すように断面コ字状継手（２８）に形
成し、一方上記支持ロッド（１９）の上端部を扁平板状
に形成し、該板状部（２９）の一側端に補助板（３０）
を直角に溶接して断面Ｔ字状継手（３１）に形成すると
共に、上記板状部（２９）に、スクリューオーガ（９）
の軸心線上に延長する短い上部溝部と、該上部溝部の下
端から適宜傾斜して下方へ延長する下部傾斜溝部からな
るく字状溝カム（３２）を形成してあり、このようなＴ
字状継手（３１）の板状部（２９）をコ字状継手（２
８）のコ字形溝内に挿入すると共に、カム作動ピン（３
３）をコ字形の両側壁を貫通して上記溝カム（３２）内
に係合させてある。従って、今首振り操作ロッド（２
５）を図２の位置から下方へ押せば、上記カム作動ピン
（３３）が溝カム（３２）内を下方へ移動して下部傾斜
溝部を押し、それにより掘削ヘッド支持ロッド（１９）
を球面軸受を支点に傾斜させ、それに伴い掘削ヘッド
（１０）全体を図３のように上記溝カム（３２）の傾斜
と同じ方向に傾斜させる。また、上記掘削ヘッド（１
０）の傾斜した状態において、上記首振り操作ロッド
（２５）を回転させると、掘削ヘッド支持ロッド（１
９）がすりこぎ運動を行い、掘削ヘッド（１０）が任意
の方向に旋回することとなる。
【００１０】上記スクリューオーガ（９）の回転駆動手
段は次のようである。図５において、上記駆動部ボック
ス（４）の下部に連設されたギヤハウジング（３４）に
上記中空回転駆動軸（８）をハウジング（３４）を上下
に貫通する状態でベアリング（３５）、（３５）を介し
て回転自在に吊支し、この駆動軸（８）の下端にスクリ
ューオーガ（９）の上端を接続すると共に、駆動軸
（８）の外周面に大歯車（３６）を固着し、該歯車（３
６）にモータ（３７）の出力軸に固着された小歯車（３
８）をかみ合わせてある。
段は次のようである。図５において、上記駆動部ボック
ス（４）の下部に連設されたギヤハウジング（３４）に
上記中空回転駆動軸（８）をハウジング（３４）を上下
に貫通する状態でベアリング（３５）、（３５）を介し
て回転自在に吊支し、この駆動軸（８）の下端にスクリ
ューオーガ（９）の上端を接続すると共に、駆動軸
（８）の外周面に大歯車（３６）を固着し、該歯車（３
６）にモータ（３７）の出力軸に固着された小歯車（３
８）をかみ合わせてある。
【００１１】次に、上記首振り操作ロッド（２５）の昇
降駆動手段および回転駆動手段について説明する。上記
首振り操作ロッド（２５）の上端を中空駆動軸（８）内
まで延長し、延長端にスプライン軸部（４０）を有する
軸（３９）を軸心線を合致させて接続し、このスプライ
ン軸（３９）の上端を、ボックス（４）上部に回転吊り
金具（４８）で吊支された昇降用油圧シリンダ（４１）
のラム（４２）に連結してある。
降駆動手段および回転駆動手段について説明する。上記
首振り操作ロッド（２５）の上端を中空駆動軸（８）内
まで延長し、延長端にスプライン軸部（４０）を有する
軸（３９）を軸心線を合致させて接続し、このスプライ
ン軸（３９）の上端を、ボックス（４）上部に回転吊り
金具（４８）で吊支された昇降用油圧シリンダ（４１）
のラム（４２）に連結してある。
【００１２】一方、上記ギヤハウジング（３４）上に、
上記スプライン軸（３９）を囲む副ギヤハウジング（４
３）を設置し、該ハウジング（４３）に、中心部にスプ
ライン孔（４５）を有するスプライン大歯車（４４）を
回転自在に支持し、該スプライン歯車（４４）のスプラ
イン孔（４５）を上記スプライン軸部（４０）に係合さ
せ、該歯車（４４）にモータ（４６）の出力軸に固着さ
れた小歯車（４７）をかみ合わせてある。
上記スプライン軸（３９）を囲む副ギヤハウジング（４
３）を設置し、該ハウジング（４３）に、中心部にスプ
ライン孔（４５）を有するスプライン大歯車（４４）を
回転自在に支持し、該スプライン歯車（４４）のスプラ
イン孔（４５）を上記スプライン軸部（４０）に係合さ
せ、該歯車（４４）にモータ（４６）の出力軸に固着さ
れた小歯車（４７）をかみ合わせてある。
【００１３】上記スプライン軸（３９）、首振り操作ロ
ッド（２５）および掘削ヘッド支持ロッド（１９）には
それぞれ軸心に薬液供給孔を縦通し、スプライン軸（３
９）上端部にスイベル継手（４９）を介して薬液注入管
（５０）を接続し、支持ロッド（１９）下端に薬液噴出
口を設けてある。（５１）は上記操作ロッド（２５）下
端部と支持ロッド（１９）上端部の各薬液供給孔をロッ
ド外部で接続するフレキシブル接続管である。
ッド（２５）および掘削ヘッド支持ロッド（１９）には
それぞれ軸心に薬液供給孔を縦通し、スプライン軸（３
９）上端部にスイベル継手（４９）を介して薬液注入管
（５０）を接続し、支持ロッド（１９）下端に薬液噴出
口を設けてある。（５１）は上記操作ロッド（２５）下
端部と支持ロッド（１９）上端部の各薬液供給孔をロッ
ド外部で接続するフレキシブル接続管である。
【００１４】上例の作用を次に説明する。モータ（３
７）を始動すると、歯車（３８）、（３６）を経て駆動
軸（８）およびスクリューオーガ（９）に回転が伝達さ
れ、さらにスクリューオーガ下端からソケット（１
１）、ローター（１３）を経て掘削ヘッド（１０）にも
回転が伝達され、この回転スクリューオーガ（９）を降
下させて地中へ垂直縦孔の掘削を開始する。スクリュー
オーガ（９）内に設けた曲り角度検出器（５２）（図２
参照）により許容範囲をこえるスクリューオーガ（９）
の掘進方向の曲りが検出されたら、まずスクリューオー
ガ（９）を曲りが生じる以前の位置まで逆転しつつ引き
上げる。次に、スクリューオーガ（９）の回転を止め
（または回転させたままで）、昇降用油圧シリンダ（４
１）の伸長駆動によりスプライン軸（３９）を介して首
振り操作ロッド（２５）を降下させて溝カム（３２）お
よびカム作動ピン（３３）の作用により掘削ヘッド（１
０）を所要角度傾斜させる。その状態でモータ（４６）
の始動により歯車（４７）、スプライン歯車（４４）、
スプライン軸（３９）を経て首振り操作ロッド（２５）
を適宜回転させて上記掘削ヘッド（１０）の傾斜方向を
曲り修正方向へ向ける。その状態でスクリューオーガ
（９）を回転させて掘削を再開する。
７）を始動すると、歯車（３８）、（３６）を経て駆動
軸（８）およびスクリューオーガ（９）に回転が伝達さ
れ、さらにスクリューオーガ下端からソケット（１
１）、ローター（１３）を経て掘削ヘッド（１０）にも
回転が伝達され、この回転スクリューオーガ（９）を降
下させて地中へ垂直縦孔の掘削を開始する。スクリュー
オーガ（９）内に設けた曲り角度検出器（５２）（図２
参照）により許容範囲をこえるスクリューオーガ（９）
の掘進方向の曲りが検出されたら、まずスクリューオー
ガ（９）を曲りが生じる以前の位置まで逆転しつつ引き
上げる。次に、スクリューオーガ（９）の回転を止め
（または回転させたままで）、昇降用油圧シリンダ（４
１）の伸長駆動によりスプライン軸（３９）を介して首
振り操作ロッド（２５）を降下させて溝カム（３２）お
よびカム作動ピン（３３）の作用により掘削ヘッド（１
０）を所要角度傾斜させる。その状態でモータ（４６）
の始動により歯車（４７）、スプライン歯車（４４）、
スプライン軸（３９）を経て首振り操作ロッド（２５）
を適宜回転させて上記掘削ヘッド（１０）の傾斜方向を
曲り修正方向へ向ける。その状態でスクリューオーガ
（９）を回転させて掘削を再開する。
【００１５】掘進方向が正規の方向に戻ったら、上記手
順と逆に昇降用シリンダ（４１）の縮小駆動により首振
り操作ロッド（２５）を上昇させてカム作用により掘削
ヘッド（１０）をスクリューオーガ（９）の軸心線上に
戻して掘削を継続する。
順と逆に昇降用シリンダ（４１）の縮小駆動により首振
り操作ロッド（２５）を上昇させてカム作用により掘削
ヘッド（１０）をスクリューオーガ（９）の軸心線上に
戻して掘削を継続する。
【００１６】
【発明の効果】本発明の掘削機における掘削作業ロッド
の掘進方向修正装置によれば、修正操作が簡単で安全に
遂行できると共に、掘進方向の修正を正確に行うことが
できるのである。
の掘進方向修正装置によれば、修正操作が簡単で安全に
遂行できると共に、掘進方向の修正を正確に行うことが
できるのである。
【図１】掘削機の側面図である。
【図２】スクリューオーガの下端部分の拡大縦断面図で
ある。
ある。
【図３】掘削ヘッドを傾斜させた状態の同上拡大一部切
欠正面図である。
欠正面図である。
【図４】（Ａ）図２のＡ−Ａ切断端面図である。 （Ｂ）図２のＢ−Ｂ切断端面図である。
【図５】駆動部ボックス部分の拡大縦断側面図である。
２ マスト ９ 中空スクリューオーガ １０ 掘削ヘッド １１ 環状ソケット １３ 円板状ローター １９ 掘削ヘッド支持ロッド ２５ 首振り操作ロッド ３２ カム作動ピン ３３ 溝カム ３９ スプライン軸 ４１ 昇降用油圧シリンダ ４４ スプライン歯車 ４６ モータ ４７ 小歯車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平川 悦雄 千葉県千葉市花見川区天戸町1293 三和機 材株 式会社 千葉工場内
Claims (1)
- 【請求項１】 地上に起立された作業ロッド支持体に、
回転駆動部から回転を伝達される中空掘削作業ロッドを
昇降自在に支持させた掘削機において、 上記掘削作業ロッドの下端に、掘削ヘッドを該掘削作業
ロッドの軸心延長線についてユニバーサル方向に首振り
回転自在に連結すると共に、上記掘削ヘッドの軸心に掘
削ヘッド支持ロッドを回転自在に縦通し、 上記掘削作業ロッドの中空内に首振り操作ロッドを回転
自在に挿通し、該首振り操作ロッド下端と上記掘削ヘッ
ド支持ロッド上端とを、該首振り操作ロッドの上下動に
より上記掘削ヘッドを首振りさせる首振り作動機構を介
して回転伝達可能に連結し、 上記首振り操作ロッドを上下動させる駆動手段および回
転させる駆動手段を備えた、掘削機における掘削作業ロ
ッドの掘進方向修正装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28389993A JP3404680B2 (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | 掘削機における掘削作業ロッドの掘進方向修正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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