JPH07113117A - 高Mn非磁性鋼の鋼片加熱時における脱炭防止方法 - Google Patents

高Mn非磁性鋼の鋼片加熱時における脱炭防止方法

Info

Publication number
JPH07113117A
JPH07113117A JP28051493A JP28051493A JPH07113117A JP H07113117 A JPH07113117 A JP H07113117A JP 28051493 A JP28051493 A JP 28051493A JP 28051493 A JP28051493 A JP 28051493A JP H07113117 A JPH07113117 A JP H07113117A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating
steel
slab
temperature
cwt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28051493A
Other languages
English (en)
Inventor
Soichi Ikeda
田 惣 一 池
Shoji Tone
根 正 二 登
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP28051493A priority Critical patent/JPH07113117A/ja
Publication of JPH07113117A publication Critical patent/JPH07113117A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Of Steel Electrode Plates (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】C、Si、Mnが特定された高Mn非磁性鋼の
鋼片の表面に酸化防止剤を塗布し、その表面の一部また
は全部を薄鋼板により被覆した後、加熱温度≦[20
(60×Cwt%+Mnwt%)/3+900℃]、か
つ、 加熱温度≦1250℃ の式を満足する温度に加熱して熱間圧延を行う。 【効果】鋼片表層部の脱炭を効果的に抑制することがで
き、鋼片表面のスケールを除去するだけで、鋼片表面の
透磁率が1.02以下という優れた値を示し、表面研削
処理を行う必要がなく、工期を短縮できるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高Mn非磁性鋼の鋼片加
熱時における脱炭防止方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】一般に、高Mn非磁性鋼はNiを多量に含
有しているSUS304等のオーテナイト系ステンレス
鋼に比較して、高い強度を有しており、さらに、透磁率
も低く安定しているので、リニアモーターカー軌道設備
や核融合実験炉および各種発電機器等に広い技術分野に
おいて適用が促進されている。
【0003】そして、高Mn非磁性鋼においては、鋼片
を加熱して熱間圧延を行った後、鋼材表面に発生したス
ケールをショットブラストにより除去した後において
も、製品となる鋼材の表面透磁率は、内部の透磁率と比
較して高くなるという現象が起きる。
【0004】これは、熱間圧延を行う際に鋼片の加熱す
ると、この鋼材の表層部の炭素が酸化してCOガスとな
って脱出し、即ち、脱炭現象が起こり、オーテナイト組
織が不安定となるためである。
【0005】しかして、従来においては、このような脱
炭現象を防止する技術としては、鋼片の加熱を行う際
に、鋼片表面に酸化ぼ防止剤を塗布することが行われて
いたが、これでは脱炭現象を防止するには不充分であ
り、製品出荷の時には、グラインダー等による表面研削
処理を行わなければならず、従って、工期が長くなり、
そのため製造コストの大幅な上昇を招来するという問題
があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記に説明し
た従来における高Mn非磁性鋼の製造において発生する
種々の問題点を解決するために、本発明者が鋭意研究を
行い、検討を重ねた結果、鋼材に安定した透磁率を保持
することができ、脱炭現象によりオーテナイト組織が不
安定となることがない高Mn非磁性鋼の鋼片加熱時にお
ける脱炭防止方法を開発したのである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る高Mn非磁
性鋼の鋼片加熱時における脱炭防止方法は、C 0.1
5〜0.70wt%、Si 0.10〜3.00wt%、
Mn 12〜30wt%を含有し、残部Feおよび不可
避不純物からなり、そして、CおよびMnの含有量が、
60×Cwt%+Mnwt%≧36wt%を満足する鋼
片の表面に酸化防止剤を塗布し、その表面の一部または
全部を薄鋼板により被覆した後、加熱温度≦[20(6
0×Cwt%+Mnwt%)/3+900℃]、かつ、
加熱温度≦1250℃の式を満足する温度に加熱して熱
間圧延を行うことを特徴とする高Mn非磁性鋼の鋼片加
熱時における脱炭防止方法を第1の発明とし、C 0.
15〜0.70wt%、Si 0.10〜3.00wt
%、Mn 12〜30wt%を含有し、さらに、Ni
0.05〜3.00wt%、Cr 0.05〜8.00wt
%、Mo 0.05〜3.00wt%の1種または2種以
上を含有し、残部Feおよび不可避不純物からなり、そ
して、CおよびMnの含有量が、60×Cwt%+Mn
wt%≧36wt%を満足する鋼片の表面に酸化防止剤
を塗布し、その表面の一部または全部を薄鋼板により被
覆した後、加熱温度≦[20(60×Cwt%+Mnw
t%)/3+900℃]、かつ、加熱温度≦1250℃
の式を満足する温度に加熱して熱間圧延を行うことを特
徴とする高Mn非磁性鋼の鋼片加熱時における脱炭防止
方法を第2の発明とし、C 0.15〜0.70wt%、
Si 0.10〜3.00wt%、Mn 12〜30wt
%を含有し、さらに、Nb 0.01〜1.00wt%、
V 0.01〜1.00wt%、Ti 0.01〜1.00
wt%の1種または2種以上を含有し、残部Feおよび
不可避不純物からなり、そして、CおよびMnの含有量
が、60×Cwt%+Mnwt%≧36wt%を満足す
る鋼片の表面に酸化防止剤を塗布し、その表面の一部ま
たは全部を薄鋼板により被覆した後、加熱温度≦[20
(60×Cwt%+Mnwt%)/3+900℃]、か
つ、加熱温度≦1250℃の式を満足する温度に加熱し
て熱間圧延を行うことを特徴とする高Mn非磁性鋼の鋼
片加熱時における脱炭防止方法を第3の発明とし、C
0.15〜0.70wt%、Si 0.10〜3.00wt
%、Mn 12〜30wt%を含有し、さらに、Ni
0.05〜3.00wt%、Cr 0.05〜8.00wt
%、Mo 0.05〜3.00wt%の1種または2種以
上を含有し、また、Nb 0.01〜1.00wt%、V
0.01〜1.00wt%、Ti 0.01〜1.00w
t%の1種または2種以上を含有し、残部Feおよび不
可避不純物からなり、そして、CおよびMnの含有量
が、60×Cwt%+Mnwt%≧36wt%を満足す
る鋼片の表面に酸化防止剤を塗布し、その表面の一部ま
たは全部を薄鋼板により被覆した後、加熱温度≦[20
(60×Cwt%+Mnwt%)/3+900℃]、か
つ、加熱温度≦1250℃の式を満足する温度に加熱し
て熱間圧延を行うことを特徴とする高Mn非磁性鋼の鋼
片加熱時における脱炭防止方法を第4の発明とする4つ
の発明よりなるものである。
【0008】本発明に係る高Mn非磁性鋼の鋼片加熱時
における脱炭防止方法について、以下詳細に説明する。
先ず、本発明に係る高Mn非磁性鋼の鋼片加熱時におけ
る脱炭防止方法において使用する鋼片の含有成分および
成分割合について説明する。
【0009】Cはオーテナイトの安定化を図り、非磁性
化および強度向上に有効な元素であり、含有量が0.1
5wt%未満ではこの効果は少なく、また、0.70w
t%を越えて多量に含有させると熱間加工性および機械
加工性が劣化する。よって、C含有量は0.15〜0.7
0wt%とする。
【0010】Siは鋼溶製時の脱酸に必要であり、か
つ、強度を向上させるのに有効な元素であり、含有量が
0.10wt%未満ではこの効果は少なく、また、3.0
0wt%を越えて過剰に含有させると熱間加工性を損な
うようになる。よって、Si含有量は 0.10〜3.0
0wt%とする。
【0011】MnはCと共にオーテナイトを安定化さ
せ、かつ、非磁性化に有効な重要元素であり、含有量が
12wt%未満ではこのような効果を期待することがで
きず、また、30wt%を越えて多量に含有させると熱
間加工性が著しく劣化する。よって、Mn含有量は12
〜30wt%とする。
【0012】さらに、本発明に係る高Mn非磁性鋼の鋼
片加熱時における脱炭防止方法においては、基本的には
CおよびMnによってオーテナイトを安定化させ、非磁
性を確保させているが、CおよびMnは上記に説明した
成分割合の下限近傍になるとオーテナイトが不安定にな
る。従って、オーテナイトの不安定を防止するために、
60×Cwt%+Mnwt%≧36wt%の式を満足さ
せなければならない。なお、この式は、合金元素の含有
量から鋼の組織を推定できるシェフラーの組織図から導
き出したものであり、CおよびMnによりオーステナイ
ト組織(非磁性)の安定化を図るためには、この式を満
足させるだけの含有量が必要であり、また、60×Cw
t%+Mnwt%の量が多いほどオーステナイト組織は
安定する。
【0013】Niは靭性を向上させるのに有効な元素で
あり、含有量が0.05wt%未満ではこの効果は少な
く、また、3.00wt%を越えると効果が飽和してし
まいこれ以上の含有は無駄である。よって、Ni含有量
は0.05〜3.00wt%とする。
【0014】Crは高強度化に有効な元素であり、含有
量が0.05wt%未満ではこの効果は少なく、また、
8.00wt%を越えて多量に含有させるとδフェライ
トが生成し易くなり、靭性を劣化させると共に透磁率を
上昇させる。よって、Cr含有量は0.05〜8.00w
t%とする。
【0015】MoはCrと同様に高強度化に有効な元素
であり、含有量が0.05wt%未満ではこの効果は少
なく、また、3.00wt%を越えると効果は飽和して
それ以上含有させることは無駄である。よって、Mo含
有量は0.05〜3.00wt%とする。
【0016】Nb、V、Tiは高強度化に有効な元素で
あり、含有量が0.01wt%未満ではこの効果は少な
く、また、1.00wt%を越えると熱間加工性の低下
を招来する。よって、Nb含有量は0.01〜1.00w
t%、V含有量は0.01〜1.00wt%、Ti含有量
は0.01〜1.00wt%とする。
【0017】次に、本発明に係る高Mn非磁性鋼の鋼片
加熱時における脱炭防止方法の処理手段について説明す
る。
【0018】図1には、90キロ高周波炉において0.
26C−0.30Si−25.5Mn−0.5Crを溶製
し、作製された鋼を種々の条件において加熱し、熱間圧
延により25mmの板厚とした後、鋼片表面のスケール
をショットブラストにより除去して、表面透磁率を測定
した結果を示してある。
【0019】この図1から明らかなように、鋼片の表面
に酸化防止剤を塗布し、その上に薄鋼板により被覆した
後、加熱を行った場合、鋼片表面の透磁率が最も低い値
を示していることがわかる。図1において、○は酸化防
止剤塗布、□は薄鋼板(0.5t)被覆、●は酸化防止剤
塗布+薄鋼板(0.5t)被覆を示す。また、酸化防止
剤はAl23−SiO2−ZrO2系セラミックコート剤
を使用した。
【0020】次に、図2には、鋼片表面のスケールをシ
ョットブラストにより除去した後の、表面透磁率におよ
ぼすC、Mn含有量(オーテナイト安定化度の指標:6
0×Cwt%+Mnwt%)と加熱温度の影響を調査し
た結果を示してある。
【0021】即ち、60×Cwt%+Mnwt%量が、
40、45、50および60になるように、0.25C
−0.30Si−25Mn鋼、0.30C−0.30Si
−27Mn鋼、0.50C−0.30Si−20Mn鋼、
0.60C−0.30Si−24Mn鋼、0.60C−0.
30Si−24Mn鋼を90キロ高周波炉において溶製
し、鋼片表面に酸化防止剤(Al23−SiO2−Zr
2系セラミックコート剤)を塗布した後、薄鋼板(0.
5t)を被覆してから、種々の温度に加熱した。
【0022】この図2からわかるように、加熱温度1が
20(60×Cwt%+Mnwt%)/3+900℃以
下の温度において鋼片の表面透磁率は1.02以下とな
っており良好である。そして、脱炭による鋼片表面透磁
率の低下におよぼすC、Mn含有量(非磁性の安定化指
標)と加熱温度の関係を実験により明らかにし、数式化
したものである。
【0023】さらに、加熱温度が1200℃を越えると
熱間加工性が著しく低下して、表面疵が初制するので、
加熱温度は1200℃以下とするのである。この図2に
おいて、○は鋼片表面透磁率が1.02を越えており、
●は鋼片表面透磁率が1.02以下であることを示す。
【0024】
【実 施 例】本発明に係る高Mn非磁性鋼の鋼片加熱
時における脱炭防止方法の実施例を比較例と共に説明す
る。
【0025】
【実 施 例】表1に示す含有成分および成分割合の鋼を
90キロ高周波炉において溶製した後、鋼片を製作し、
種々の条件により加熱を行い、熱間圧延を行って板厚さ
25mmとした後、鋼板表面にスケールをショットブラ
ストにより除去し、鋼片の表面透磁率を測定した。
【0026】表2および表3に測定結果を示してある。
記号A1、C1、D1、E1、G1、H1、J1は、所
定の加熱温度以下であり、酸化防止剤を塗布しただけで
あるので、鋼板表層部の脱炭の程度は大きく、透磁率は
1.02を越えている。
【0027】記号A2、B1、C2、D2、E2、F
1、G2、H2、I2は、所定の加熱温度以下である
が、薄鋼板を被覆したのみなので鋼板表面の透磁率は
1.02を越えている。
【0028】記号A4、B3、J3は、所定の加熱温度
以上であるため、酸化防止剤の塗布および薄鋼板による
被覆を行っても、鋼板表面の透磁率は1.02を越えて
いる。
【0029】記号E4は、加熱温度が1250℃を越え
ているため、表面疵が発生するので使用することができ
ない。
【0030】本発明に係る高Mn非磁性鋼の鋼片加熱時
における脱炭防止方法による、記号A3、B2、C3、
D3、E3、F2、G3、H3、I3、J2は、所定の
加熱温度以下であり、かつ、酸化防止剤を塗布し、さら
に、薄鋼板の被覆を行っているため、鋼板表面の透磁率
は1.02以下である。
【0031】K1は、所定の加熱温度以下であり、そし
て、酸化防止剤を塗布し、薄鋼板による被覆を行ってい
るものの、含有成分、成分割合において60×Cwt%
+Mnwt%≧36wt%を満足していないので、完全
オーテナイト組織ではなく、鋼板表面の透磁率は1.0
2を越えている。
【0032】なお、鋼片としては、条鋼、形鋼等の鋼
材、鋼板等に適用することが可能である。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】
【表3】
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る高M
n非磁性鋼の鋼片加熱時における脱炭防止方法は上記の
構成であるから、鋼片表層部の脱炭を効果的に抑制する
ことができ、鋼片表面のスケールを除去するだけで、鋼
片表面の透磁率が1.02以下という優れた値を示し、
表面研削処理を行う必要がなく、工期を短縮できるとい
う優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】鋼片の加熱温度と鋼片表面の透磁率との関係を
示す図である。
【図2】(60×Cwt%+Mnwt%)量と鋼片加熱
温度との関係を示す図である。
【符号の説明】
1・・・加熱温度=[20(60×Cwt%+Mnwt
%)/3+900]

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】C 0.15〜0.70wt%、Si 0.
    10〜3.00wt%、Mn 12〜30wt%を含有
    し、残部Feおよび不可避不純物からなり、そして、 CおよびMnの含有量が、60×Cwt%+Mnwt%
    ≧36wt%を満足する鋼片の表面に酸化防止剤を塗布
    し、その表面の一部または全部を薄鋼板により被覆した
    後、 加熱温度≦[20(60×Cwt%+Mnwt%)/3
    +900℃]、かつ、加熱温度≦1250℃の式を満足
    する温度に加熱して熱間圧延を行うことを特徴とする高
    Mn非磁性鋼の鋼片加熱時における脱炭防止方法。
  2. 【請求項2】C 0.15〜0.70wt%、Si 0.
    10〜3.00wt%、Mn 12〜30wt%を含有
    し、さらに、 Ni 0.05〜3.00wt%、Cr 0.05〜8.0
    0wt%、Mo 0.05〜3.00wt%の1種または
    2種以上を含有し、残部Feおよび不可避不純物からな
    り、そして、 CおよびMnの含有量が、60×Cwt%+Mnwt%
    ≧36wt%を満足する鋼片の表面に酸化防止剤を塗布
    し、その表面の一部または全部を薄鋼板により被覆した
    後、 加熱温度≦[20(60×Cwt%+Mnwt%)/3
    +900℃]、かつ、加熱温度≦1250℃の式を満足
    する温度に加熱して熱間圧延を行うことを特徴とする高
    Mn非磁性鋼の鋼片加熱時における脱炭防止方法。
  3. 【請求項3】C 0.15〜0.70wt%、Si 0.
    10〜3.00wt%、Mn 12〜30wt%を含有
    し、さらに、 Nb 0.01〜1.00wt%、V 0.01〜1.00
    wt%、Ti 0.01〜1.00wt%の1種または2
    種以上を含有し、残部Feおよび不可避不純物からな
    り、そして、 CおよびMnの含有量が、60×Cwt%+Mnwt%
    ≧36wt%を満足する鋼片の表面に酸化防止剤を塗布
    し、その表面の一部または全部を薄鋼板により被覆した
    後、 加熱温度≦[20(60×Cwt%+Mnwt%)/3
    +900℃]、かつ、加熱温度≦1250℃の式を満足
    する温度に加熱して熱間圧延を行うことを特徴とする高
    Mn非磁性鋼の鋼片加熱時における脱炭防止方法。
  4. 【請求項4】C 0.15〜0.70wt%、Si 0.
    10〜3.00wt%、Mn 12〜30wt%を含有
    し、さらに、 Ni 0.05〜3.00wt%、Cr 0.05〜8.0
    0wt%、Mo 0.05〜3.00wt%の1種または
    2種以上を含有し、また、 Nb 0.01〜1.00wt%、V 0.01〜1.00
    wt%、Ti 0.01〜1.00wt%の1種または2
    種以上を含有し、残部Feおよび不可避不純物からな
    り、そして、 CおよびMnの含有量が、60×Cwt%+Mnwt%
    ≧36wt%を満足する鋼片の表面に酸化防止剤を塗布
    し、その表面の一部または全部を薄鋼板により被覆した
    後、 加熱温度≦[20(60×Cwt%+Mnwt%)/3
    +900℃]、かつ、加熱温度≦1250℃の式を満足
    する温度に加熱して熱間圧延を行うことを特徴とする高
    Mn非磁性鋼の鋼片加熱時における脱炭防止方法。
JP28051493A 1993-10-14 1993-10-14 高Mn非磁性鋼の鋼片加熱時における脱炭防止方法 Pending JPH07113117A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28051493A JPH07113117A (ja) 1993-10-14 1993-10-14 高Mn非磁性鋼の鋼片加熱時における脱炭防止方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28051493A JPH07113117A (ja) 1993-10-14 1993-10-14 高Mn非磁性鋼の鋼片加熱時における脱炭防止方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07113117A true JPH07113117A (ja) 1995-05-02

Family

ID=17626165

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28051493A Pending JPH07113117A (ja) 1993-10-14 1993-10-14 高Mn非磁性鋼の鋼片加熱時における脱炭防止方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07113117A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009542920A (ja) * 2006-07-11 2009-12-03 アルセロールミタル・フランス 優れた耐遅れ割れ性を有する鉄−炭素−マンガンオーステナイト系鋼板の製造方法、およびそのようにして製造された鋼板
CN103981465A (zh) * 2014-05-07 2014-08-13 中建材宁国新马耐磨材料有限公司 一种高锰钢锤头及其制备方法
CN106048208A (zh) * 2016-08-12 2016-10-26 武汉钢铁股份有限公司 Fe‑Mn系奥氏体无磁钢锻造方法
JP2022551861A (ja) * 2019-10-08 2022-12-14 ポスコ 非磁性高強度線材及びこの製造方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009542920A (ja) * 2006-07-11 2009-12-03 アルセロールミタル・フランス 優れた耐遅れ割れ性を有する鉄−炭素−マンガンオーステナイト系鋼板の製造方法、およびそのようにして製造された鋼板
US9200355B2 (en) 2006-07-11 2015-12-01 Arcelormittal France Process for manufacturing iron-carbon-manganese austenitic steel sheet with excellent resistance to delayed cracking, and sheet thus produced
US10006099B2 (en) 2006-07-11 2018-06-26 Arcelormittal Process for manufacturing iron-carbon-maganese austenitic steel sheet with excellent resistance to delayed cracking
US10131964B2 (en) 2006-07-11 2018-11-20 Arcelormittal France Iron-carbon-manganese austenitic steel sheet
CN103981465A (zh) * 2014-05-07 2014-08-13 中建材宁国新马耐磨材料有限公司 一种高锰钢锤头及其制备方法
CN106048208A (zh) * 2016-08-12 2016-10-26 武汉钢铁股份有限公司 Fe‑Mn系奥氏体无磁钢锻造方法
JP2022551861A (ja) * 2019-10-08 2022-12-14 ポスコ 非磁性高強度線材及びこの製造方法
EP4043604A4 (en) * 2019-10-08 2023-03-15 Posco HIGH STRENGTH WIRE ROD WITH NON-MAGNETIC PROPERTIES AND PROCESS FOR ITS PRODUCTION

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3530770B1 (en) Hot-rolled steel sheet for electrical steel sheet production and method of producing same
JP4860783B2 (ja) 無方向性電磁鋼板
JPS62185828A (ja) シヤドウマスク用フレ−ム材の製造方法
JPH07113117A (ja) 高Mn非磁性鋼の鋼片加熱時における脱炭防止方法
JPS62270721A (ja) 極低温用高Mnオ−ステナイトステンレス鋼の製造方法
JPH08269564A (ja) 非磁性ステンレス厚鋼板の製造方法
JP2564994B2 (ja) 直流磁化特性と耐食性に優れた軟磁性鋼材およびその製造方法
JPH1060543A (ja) 表面特性及び耐食性の優れたフェライト系ステンレス鋼薄板の製造方法
JPH0250931A (ja) 強磁性Ni―Fe系合金、および、前記合金の優れた表面性状を有するスラブまたは熱間圧延鋼帯を製造するための方法
JPS58221263A (ja) 加工性ならびに熱処理性の優れた特殊鋼およびその製造法
KR20210008732A (ko) 비자성 오스테나이트계 스테인리스강
JP2000064000A (ja) 軟磁性ステンレス鋼板およびその製造方法
JPS641531B2 (ja)
KR102493775B1 (ko) 방향성 전기강판 및 그의 제조방법
JPH0192342A (ja) 深絞り加工性に優れたオーステナイト系ステンレス鋼板
JPS6328830A (ja) 高純度フエライト系ステンレス鋼板の製造方法
JPH04143218A (ja) 局部変形能に優れた高Mn非磁性鋼の製造方法
JP2650506B2 (ja) 直流磁気シールド用電磁厚鋼板とその製造法
JPH1171650A (ja) 鉄損の低い無方向性電磁鋼板
JPH05255817A (ja) 耐食性軟磁性材料
JPS583923A (ja) ホ−ロ−性に優れたアルミキルド冷延鋼板の製造法
JPS5819391B2 (ja) 複合材料の製法
JP2001279327A (ja) 高周波用の無方向性電磁鋼板の製造方法
JPH0617548B2 (ja) 耐発錆性に優れた無方向性電磁鋼板
JPH0790497A (ja) 耐硝酸性オーステナイト系ステンレス鋼