JPH07113106B2 - シ−リング材 - Google Patents
シ−リング材Info
- Publication number
- JPH07113106B2 JPH07113106B2 JP22618086A JP22618086A JPH07113106B2 JP H07113106 B2 JPH07113106 B2 JP H07113106B2 JP 22618086 A JP22618086 A JP 22618086A JP 22618086 A JP22618086 A JP 22618086A JP H07113106 B2 JPH07113106 B2 JP H07113106B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parts
- weight
- resin
- sealing material
- vinyl chloride
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- Sealing Material Composition (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は鋼板から成る車両部品の接合部に用いるシーリ
ング材に関する。
ング材に関する。
(従来の技術) 従来、自動車等の車両において鋼板から成る車両部品を
接合する工程の後に、塗装工程に移されるが、車両部品
の接合部が錆易いことが指摘されていた。そこで接合部
の錆を防ぐ手段として車両部品の接合部に常温でペース
トタイプ塩化ビニル樹脂と、ブレンドタイプ塩化ビニル
樹脂とを主体とした塩化ビニルプラスチゾルから成るシ
ーリング材を塗布した後温度140℃前後で時間30分前後
の加熱硬化処理を施す方法が採られていた。しかしなが
ら塩化ビニルプラスチツクゾルから成るシーリング材は
常温で流動性が大きいため、シーリング材塗布中に流動
し所定の膜厚を得ることが出来ないため例えば脂肪酸処
理炭酸カルシウムのようなチキソトロピツク剤を多量に
加えて流動しないように調整を行つていたが、かかる流
動性が少ないシーリング材はレベリング性が失われて車
両部品の接合部に最初から均一厚に塗布することが出来
ないため、塗布したシーリング材をヘラ等を用いて均一
厚に仕上げる作業を行う必要が生じる。しかしこの均一
仕上作業はシーリング材のチキソトロピツク性が強いた
め仲々困難であつて、かつ仕上面は凹凸になり易く、そ
の結果塗布後に行われる塗装工程で塗料の仕上りにムラ
を生ずる。また均一厚に仕上げ中に塗布したシーリング
材がヘラで掻き取られることもあり、そのときはシーリ
ング材が掻き取られた部分の車両部品の接合部にはシー
ル効果が期待できず、この部分より発錆する問題があつ
た。
接合する工程の後に、塗装工程に移されるが、車両部品
の接合部が錆易いことが指摘されていた。そこで接合部
の錆を防ぐ手段として車両部品の接合部に常温でペース
トタイプ塩化ビニル樹脂と、ブレンドタイプ塩化ビニル
樹脂とを主体とした塩化ビニルプラスチゾルから成るシ
ーリング材を塗布した後温度140℃前後で時間30分前後
の加熱硬化処理を施す方法が採られていた。しかしなが
ら塩化ビニルプラスチツクゾルから成るシーリング材は
常温で流動性が大きいため、シーリング材塗布中に流動
し所定の膜厚を得ることが出来ないため例えば脂肪酸処
理炭酸カルシウムのようなチキソトロピツク剤を多量に
加えて流動しないように調整を行つていたが、かかる流
動性が少ないシーリング材はレベリング性が失われて車
両部品の接合部に最初から均一厚に塗布することが出来
ないため、塗布したシーリング材をヘラ等を用いて均一
厚に仕上げる作業を行う必要が生じる。しかしこの均一
仕上作業はシーリング材のチキソトロピツク性が強いた
め仲々困難であつて、かつ仕上面は凹凸になり易く、そ
の結果塗布後に行われる塗装工程で塗料の仕上りにムラ
を生ずる。また均一厚に仕上げ中に塗布したシーリング
材がヘラで掻き取られることもあり、そのときはシーリ
ング材が掻き取られた部分の車両部品の接合部にはシー
ル効果が期待できず、この部分より発錆する問題があつ
た。
更にこの種のシーリング材は塗布時にそのチキソトロピ
ツク性により流動性が少ないが、塗布後の加熱硬化処理
時には軟化し、塗布部分よりシーリング材が流動すると
いう問題が生ずる。また、シーリング材の被着物との接
着性を高めるためにアクリル酸エステルを用いていた
が、アクリル酸エステルは嫌気性を有するため、膜厚を
0.5mm以下に形成したときは空気中の酸素の影響を受け
て接着力が低下し、更に樹脂自体の硬化の進行に伴いシ
ーリング材の硬度が急激に高まつて硬くなり伸びが低下
して被着体へのシール性が悪くなるという問題がある。
ツク性により流動性が少ないが、塗布後の加熱硬化処理
時には軟化し、塗布部分よりシーリング材が流動すると
いう問題が生ずる。また、シーリング材の被着物との接
着性を高めるためにアクリル酸エステルを用いていた
が、アクリル酸エステルは嫌気性を有するため、膜厚を
0.5mm以下に形成したときは空気中の酸素の影響を受け
て接着力が低下し、更に樹脂自体の硬化の進行に伴いシ
ーリング材の硬度が急激に高まつて硬くなり伸びが低下
して被着体へのシール性が悪くなるという問題がある。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明はかかる従来の問題を解消し、塗布時および加熱
処理時に流動することがなく、塗布面に対して優れた塗
布性と接着性および容易な作業性を有するシーリング材
を提供するものである。
処理時に流動することがなく、塗布面に対して優れた塗
布性と接着性および容易な作業性を有するシーリング材
を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は前記問題点を解消するためになされたものであ
つて、ペーストタイプ塩化ビニル樹脂10〜16重量部と、
塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体樹脂5〜10重量部と、
ブレンドタイプ塩化ビニル樹脂5〜10重量部と、無機充
填剤30〜40重量部と、チキソトロピツク剤5〜10重量部
と、可塑剤20〜30重量部と、変性アクリル樹脂、イソシ
アネート樹脂、ポリアミド樹脂のうち少なくとも1種類
5〜10重量部とから成ることを特徴とする。
つて、ペーストタイプ塩化ビニル樹脂10〜16重量部と、
塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体樹脂5〜10重量部と、
ブレンドタイプ塩化ビニル樹脂5〜10重量部と、無機充
填剤30〜40重量部と、チキソトロピツク剤5〜10重量部
と、可塑剤20〜30重量部と、変性アクリル樹脂、イソシ
アネート樹脂、ポリアミド樹脂のうち少なくとも1種類
5〜10重量部とから成ることを特徴とする。
本発明は、シーリング材を接合部に塗布する際、常温で
良好なレベリング性を備えていること、また塗布中およ
び塗布後の加熱処理時に流動しないこと、薄膜状に形成
出来てかつ車両部品との接着性が良いこと、後工程で行
う塗装仕上りが良いこと等について種々検討した結果、
従来の塩化ビニルプラスチツクゾルから成るシーリング
材に新たに、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体樹脂を加
え、またアクリル酸エステルの代りに変性アクリル樹
脂、イソシアネート樹脂、ポリアミド樹脂のうち少くと
も1種類を加え、チキソトロピツク剤の配合量を減少さ
せたものが最適であることを知見し、従来の問題点を解
消したものである。
良好なレベリング性を備えていること、また塗布中およ
び塗布後の加熱処理時に流動しないこと、薄膜状に形成
出来てかつ車両部品との接着性が良いこと、後工程で行
う塗装仕上りが良いこと等について種々検討した結果、
従来の塩化ビニルプラスチツクゾルから成るシーリング
材に新たに、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体樹脂を加
え、またアクリル酸エステルの代りに変性アクリル樹
脂、イソシアネート樹脂、ポリアミド樹脂のうち少くと
も1種類を加え、チキソトロピツク剤の配合量を減少さ
せたものが最適であることを知見し、従来の問題点を解
消したものである。
以下本発明を詳細に説明する。
本発明のシーリング材は乳化重合により製造された平均
重合度1300〜1400、平均粒径1〜2μmのペーストタイ
プ塩化ビニル樹脂と、塩化ビニル93〜94重量%と酢酸ビ
ニル6〜7重量%から成り平均重合度400〜500、平均粒
径30〜100μmの塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体と、
懸濁重合法で製造された平均重合度900〜1000、平均粒
径30〜35μmのブレンドタイプ塩化ビニル樹脂と、例え
ば炭酸カルシウム等の無機充填剤と、例えば脂肪酸処理
カルシウム、樹脂酸処理カルシム、珪酸カルシウム、有
機アミン処理ベントナイト、金属石鹸等のチキソトロピ
ツク剤と、例えばフタル酸エステル、ポリエステル系可
塑剤等の可塑剤と、更に不飽和結合を有する第3級アミ
ン含有化合物のホモ、またはコポリマー、或いは多官能
メタアクリルエステルモノマー、メタアクリル変性多官
能エポキシエステルとの混合物からなる変性アクリル樹
脂、平均分子量1132の高分子重合体のノニルフェノール
ブロック体からなるイソシアネート樹脂、一般式 HOOC−R−CONH−R−NHnH (式中、RはHまたはアルキル骨格を示す)で表される
分子量4000〜9000のポリアミド樹脂のうち少なくとも1
種類とから成るものである。即ちペーストタイプ塩化ビ
ニル樹脂においてはその量を併用する塩化ビニル・酢酸
ビニル共重合体樹脂およびブレンドタイプ塩化ビニル樹
脂との経済性、作業性から10〜16重量部とした。
重合度1300〜1400、平均粒径1〜2μmのペーストタイ
プ塩化ビニル樹脂と、塩化ビニル93〜94重量%と酢酸ビ
ニル6〜7重量%から成り平均重合度400〜500、平均粒
径30〜100μmの塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体と、
懸濁重合法で製造された平均重合度900〜1000、平均粒
径30〜35μmのブレンドタイプ塩化ビニル樹脂と、例え
ば炭酸カルシウム等の無機充填剤と、例えば脂肪酸処理
カルシウム、樹脂酸処理カルシム、珪酸カルシウム、有
機アミン処理ベントナイト、金属石鹸等のチキソトロピ
ツク剤と、例えばフタル酸エステル、ポリエステル系可
塑剤等の可塑剤と、更に不飽和結合を有する第3級アミ
ン含有化合物のホモ、またはコポリマー、或いは多官能
メタアクリルエステルモノマー、メタアクリル変性多官
能エポキシエステルとの混合物からなる変性アクリル樹
脂、平均分子量1132の高分子重合体のノニルフェノール
ブロック体からなるイソシアネート樹脂、一般式 HOOC−R−CONH−R−NHnH (式中、RはHまたはアルキル骨格を示す)で表される
分子量4000〜9000のポリアミド樹脂のうち少なくとも1
種類とから成るものである。即ちペーストタイプ塩化ビ
ニル樹脂においてはその量を併用する塩化ビニル・酢酸
ビニル共重合体樹脂およびブレンドタイプ塩化ビニル樹
脂との経済性、作業性から10〜16重量部とした。
塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体樹脂は温度100℃前後
で硬化するためにシーリング材を加熱硬化処理する際流
動化するのを防止するために添加するものであつて、そ
の量は10重量部を超えると常温での粘度が増大し、また
車両部品への接着性が低下し、5重量部以下では加熱処
理時に軟化し流動する傾向を有する。ブレンドタイプ塩
化ビニル樹脂は10重量部を超えると粘度が増大して塗布
時のレベリング性が低下し、またシーリング材上への塗
装仕上りが悪くなる傾向を有し、5重量部以下では車両
部品への塗布が困難となる傾向を有する。無機充填剤は
塗布時および加熱処理時における流動性、経済上から前
記三種類の樹脂の前記量に対して30〜40重量部が良い。
チキソトロピツク剤は10重量部を超えると粘度が増大し
て塗布時のレベリング性が低下する傾向を有し、5重量
部以下では流動し易くなり車両部品への接着性が低下す
る傾向を有する。可塑剤としては塩化ビニル樹脂等のプ
ラスチツク材の汎用の可塑剤を用いることが出来るが、
シーリング材としての粘度、塗装仕上、塗布時のレベリ
ング性を考慮するとフタル酸エステルと、ポリエステル
系可塑剤との併用が好適であり、またその添加量も20〜
30重量部が良い。特にポリエステル系可塑剤を併用した
ときはシーリング材塗布後に行うに塗装工程での仕上外
観を向上させかつ鮮明な塗料光沢が得られるので最適で
あり、その量は可塑剤量20〜30重量部中8〜20重量部と
した。即ち20重量部を超えると粘度が増大し塗布時のレ
ベリング性が低下する傾向を有し、8重量部以下では塗
装仕上効果が充分に発揮されない。
で硬化するためにシーリング材を加熱硬化処理する際流
動化するのを防止するために添加するものであつて、そ
の量は10重量部を超えると常温での粘度が増大し、また
車両部品への接着性が低下し、5重量部以下では加熱処
理時に軟化し流動する傾向を有する。ブレンドタイプ塩
化ビニル樹脂は10重量部を超えると粘度が増大して塗布
時のレベリング性が低下し、またシーリング材上への塗
装仕上りが悪くなる傾向を有し、5重量部以下では車両
部品への塗布が困難となる傾向を有する。無機充填剤は
塗布時および加熱処理時における流動性、経済上から前
記三種類の樹脂の前記量に対して30〜40重量部が良い。
チキソトロピツク剤は10重量部を超えると粘度が増大し
て塗布時のレベリング性が低下する傾向を有し、5重量
部以下では流動し易くなり車両部品への接着性が低下す
る傾向を有する。可塑剤としては塩化ビニル樹脂等のプ
ラスチツク材の汎用の可塑剤を用いることが出来るが、
シーリング材としての粘度、塗装仕上、塗布時のレベリ
ング性を考慮するとフタル酸エステルと、ポリエステル
系可塑剤との併用が好適であり、またその添加量も20〜
30重量部が良い。特にポリエステル系可塑剤を併用した
ときはシーリング材塗布後に行うに塗装工程での仕上外
観を向上させかつ鮮明な塗料光沢が得られるので最適で
あり、その量は可塑剤量20〜30重量部中8〜20重量部と
した。即ち20重量部を超えると粘度が増大し塗布時のレ
ベリング性が低下する傾向を有し、8重量部以下では塗
装仕上効果が充分に発揮されない。
変性アクリル樹脂、イソシアネート樹脂、ポリアミド樹
脂はシーリング材の膜厚を0.5mm以下に形成したときの
接着性向上と、被着体への接着性をよくし、シール効果
を高めるために添加するものであつて、その量は10重量
部を超えると加熱硬化処理後の硬度が増大する傾向を有
し、5重量部以下では被着体への接着性が低下する傾向
を有する。尚変性アクリル樹脂、イソシアネート樹脂、
ポリアミド樹脂は夫々単独に用いてもよいし、二種類ま
たは三種類を併用してもよい。ペーストタイプ塩化ビニ
ル樹脂と、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体樹脂と、ブ
レンドタイプ塩化ビニル樹脂と、無機充填剤と、チキソ
トロピツク剤と、可塑剤と、変性アクリル樹脂、イソシ
アネート樹脂、ポリアミド樹脂のうち少なくとも1種類
とについて夫々を前記範囲内で取捨選択してシーリング
材を作成すれば、塗布時および加熱処理時に流動するこ
とがなく、塗布時に作業性およびレベリング性がよく、
塗布面に対して優れた接着性と塗装性を有するシーリン
グ材が得られる。
脂はシーリング材の膜厚を0.5mm以下に形成したときの
接着性向上と、被着体への接着性をよくし、シール効果
を高めるために添加するものであつて、その量は10重量
部を超えると加熱硬化処理後の硬度が増大する傾向を有
し、5重量部以下では被着体への接着性が低下する傾向
を有する。尚変性アクリル樹脂、イソシアネート樹脂、
ポリアミド樹脂は夫々単独に用いてもよいし、二種類ま
たは三種類を併用してもよい。ペーストタイプ塩化ビニ
ル樹脂と、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体樹脂と、ブ
レンドタイプ塩化ビニル樹脂と、無機充填剤と、チキソ
トロピツク剤と、可塑剤と、変性アクリル樹脂、イソシ
アネート樹脂、ポリアミド樹脂のうち少なくとも1種類
とについて夫々を前記範囲内で取捨選択してシーリング
材を作成すれば、塗布時および加熱処理時に流動するこ
とがなく、塗布時に作業性およびレベリング性がよく、
塗布面に対して優れた接着性と塗装性を有するシーリン
グ材が得られる。
尚本発明のシーリング材に有機錫化合物のようなプラス
チツク材の汎用の安定剤、酸化カルシウムのようなプラ
スチツク材の汎用の発泡防止材を加えてシーリング材の
安定性を計つてもよく、その添加量は経済上、安定性か
ら前記三種類の塩化ビニル樹脂の前記量に対して両者併
用で3〜5重量部がよい。またシーリング材の表面を滑
かに仕上げ、無機充填材と可塑剤との親和性を向上さ
せ、塗布前または塗布後における可塑剤のみの分離を防
止出来るようシランままたはチタネートカツプリング剤
を表面張力調整剤として添加してもよく、その添加量は
経済上から前記三種類の塩化ビニル樹脂の前記量に対し
て1〜3重量部がよい。
チツク材の汎用の安定剤、酸化カルシウムのようなプラ
スチツク材の汎用の発泡防止材を加えてシーリング材の
安定性を計つてもよく、その添加量は経済上、安定性か
ら前記三種類の塩化ビニル樹脂の前記量に対して両者併
用で3〜5重量部がよい。またシーリング材の表面を滑
かに仕上げ、無機充填材と可塑剤との親和性を向上さ
せ、塗布前または塗布後における可塑剤のみの分離を防
止出来るようシランままたはチタネートカツプリング剤
を表面張力調整剤として添加してもよく、その添加量は
経済上から前記三種類の塩化ビニル樹脂の前記量に対し
て1〜3重量部がよい。
(実施例) 次に本発明の実施例並びに比較例について説明する。
実施例1、2、3、4、5、6と比較例1、2との各シ
ーリング材の組成は表−1のとおりであり、組成物の夫
々について常法によりシーリング材を得た。
ーリング材の組成は表−1のとおりであり、組成物の夫
々について常法によりシーリング材を得た。
また前記実施例1、2、3、4、5、6と比較例1、2
との各シーリング材について粘度、流動性、剪断接着
力、伸び、引張強さ、作業性、レベリング性、接着性、
塗装性について調べた結果は表−2のとおりである。
との各シーリング材について粘度、流動性、剪断接着
力、伸び、引張強さ、作業性、レベリング性、接着性、
塗装性について調べた結果は表−2のとおりである。
試験方法 (1)粘 度:圧力式粘度計を用い温度20℃における粘
度(PS)。
度(PS)。
(2)流動性:5mm幅ビート状に塗布し、常温(20℃)は
経時後測定、140℃×30分は加熱硬化処理(温度140℃、
時間30分)後測定。
経時後測定、140℃×30分は加熱硬化処理(温度140℃、
時間30分)後測定。
(3)剪断接着力、伸び、引張強さ:加熱硬化処理(温
度140℃、時間30分)後JISA 6008に基く。
度140℃、時間30分)後JISA 6008に基く。
(4)作業性:温度20℃でハケで塗布したとき表面状態
を観察して評価した。
を観察して評価した。
◎(極めて平滑)、○(平滑)、 △(平滑になりにくい) (5)レベリング性:温度20℃で5mm幅ビート状に塗布
したとき表面状態を観察して評価した。
したとき表面状態を観察して評価した。
◎(極めて平滑)、○(平滑)、△(凹凸あり) (6)接着性:塗布時に厚さ0.5mm以下の薄膜の形成状
態を観察して評価した。
態を観察して評価した。
◎(形成出来る)、△(形成出来ず) (7)塗装性:シーリング材塗布後、その表面に塗料を
塗布し、その後温度140℃、時間30分の熱処理を施し、
塗装表面を観察して評価した。
塗布し、その後温度140℃、時間30分の熱処理を施し、
塗装表面を観察して評価した。
◎(光沢ムラなし)、○(わずかに光沢ムラ)△(光沢
ムラ大) 表−2に示すように本発明の実施例1、2、3、4、
5、6のシーリング材は、比較例1、2のシーリング材
に比して粘度が低いにもかかわらず車両部品の接合部へ
の塗布時に流動することがなく、薄膜状に形成出来て、
かつ塗布時の作業性およびレベリング性が容易であつ
て、優れた接着性と塗装性を有し、更に加熱処理を施し
ても軟化流動することがないことが確認された。
ムラ大) 表−2に示すように本発明の実施例1、2、3、4、
5、6のシーリング材は、比較例1、2のシーリング材
に比して粘度が低いにもかかわらず車両部品の接合部へ
の塗布時に流動することがなく、薄膜状に形成出来て、
かつ塗布時の作業性およびレベリング性が容易であつ
て、優れた接着性と塗装性を有し、更に加熱処理を施し
ても軟化流動することがないことが確認された。
(発明の効果) このように本発明によるときは、ペーストタイプ塩化ビ
ニル樹脂10〜16重量部と、塩化ビニル・酢酸ビニル共重
合体樹脂5〜10重量部と、ブレンドタイプ塩化ビニル樹
脂5〜10重量部と、無機充填剤30〜40重量部と、チキソ
トロピツク剤5〜10重量部と、可塑剤20〜30重量部と、
変性アクリル樹脂、イソシアネート樹脂、ポリアミド樹
脂のうち少なくとも1種類5〜10重量部とから成るシー
リング材は、車両部品の接合部の塗布すべき位置に容易
に薄膜状に塗布形成することが出来、塗布時および加熱
硬化処理時に流動することがなく、従つて塗布時におけ
る作業性およびレベリングがよく、塗布面に対して優れ
た接着性と塗装性を有する等の効果がある。
ニル樹脂10〜16重量部と、塩化ビニル・酢酸ビニル共重
合体樹脂5〜10重量部と、ブレンドタイプ塩化ビニル樹
脂5〜10重量部と、無機充填剤30〜40重量部と、チキソ
トロピツク剤5〜10重量部と、可塑剤20〜30重量部と、
変性アクリル樹脂、イソシアネート樹脂、ポリアミド樹
脂のうち少なくとも1種類5〜10重量部とから成るシー
リング材は、車両部品の接合部の塗布すべき位置に容易
に薄膜状に塗布形成することが出来、塗布時および加熱
硬化処理時に流動することがなく、従つて塗布時におけ
る作業性およびレベリングがよく、塗布面に対して優れ
た接着性と塗装性を有する等の効果がある。
Claims (1)
- 【請求項1】ペーストタイプ塩化ビニル樹脂10〜16重量
部と、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体樹脂5〜10重量
部と、ブレンドタイプ塩化ビニル樹脂5〜10重量部と、
無機充填剤30〜40重量部と、チキソトロピツク剤5〜10
重量部と、可塑剤20〜30重量部と、変性アクリル樹脂、
イソシアネート樹脂、ポリアミド樹脂のうち少なくとも
1種類5〜10重量部とから成ることを特徴とするシーリ
ング材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22618086A JPH07113106B2 (ja) | 1986-09-26 | 1986-09-26 | シ−リング材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22618086A JPH07113106B2 (ja) | 1986-09-26 | 1986-09-26 | シ−リング材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6383187A JPS6383187A (ja) | 1988-04-13 |
JPH07113106B2 true JPH07113106B2 (ja) | 1995-12-06 |
Family
ID=16841136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22618086A Expired - Lifetime JPH07113106B2 (ja) | 1986-09-26 | 1986-09-26 | シ−リング材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07113106B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2773582B2 (ja) * | 1992-09-29 | 1998-07-09 | 日本ゼオン株式会社 | プラスチゾルのコーティング方法 |
CN100374499C (zh) * | 2006-06-05 | 2008-03-12 | 上海达凯塑胶有限公司 | 一种用于激光打印面层的压延基材及其制备方法 |
JP4508161B2 (ja) * | 2006-06-09 | 2010-07-21 | 東ソー株式会社 | 床材用のペースト用塩化ビニル系樹脂及びそれよりなる床材用のペースト用塩化ビニル系樹脂組成物 |
-
1986
- 1986-09-26 JP JP22618086A patent/JPH07113106B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6383187A (ja) | 1988-04-13 |
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