JP2773582B2 - プラスチゾルのコーティング方法 - Google Patents

プラスチゾルのコーティング方法

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JP2773582B2
JP2773582B2 JP4283918A JP28391892A JP2773582B2 JP 2773582 B2 JP2773582 B2 JP 2773582B2 JP 4283918 A JP4283918 A JP 4283918A JP 28391892 A JP28391892 A JP 28391892A JP 2773582 B2 JP2773582 B2 JP 2773582B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチゾルに関し、
詳しくは「刃もれ」の起こりにくいプラスチゾルのコー
ティング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、塩化ビニル樹脂をペースト加
工するに際しては、ペースト加工用に製造された塩化ビ
ニル樹脂を、可塑剤、安定剤の他、必要に応じて顔料、
充填剤などの配合剤とともに混合して液状のプラスチゾ
ル(ゾル又はペーストとも言う)を得て、これを注型、
コーティング、浸漬等の手段で賦形し、加熱溶融固化さ
せることによって成形品を得ることが行われている。プ
ラスチゾルの流動特性はペースト加工の成形性に極めて
重要な影響を及ぼす特性であるため、流動性の改善には
多大な努力と工夫が施されているのが実情である。
【0003】紙やプラスチックフィルム、鋼板上へのビ
ニル被覆による、ビニル壁紙、化粧シート、ビニル鋼板
などのコーティング製品の作成に、プラスチゾルが多用
されている。こうしたビニルコーティング製品は塗布法
により製造されるが、そこでは、塗布面の均質性の確
保、塗布厚みの均質性の確保、塗布速度の向上及び
これら塗布特性の経時安定性の向上といった塗布品質
及び生産性の向上が不断の課題である。これらの課題に
対しては従来から種々検討がなされている。塗布機の側
では特に塗工刃の改良が著しく、塗布品質及び生産性の
向上に寄与している。
【0004】一方、塗布に用いられるプラスチゾルの側
からも、高速塗布性並びに塗布の経時安定性のよいプラ
スチゾルの検討が積み重ねられてきた。高速塗布性は、
主として塗布速度の上昇に伴う塗布厚みムラや、基体へ
の応力増加に伴って生じる張力の増加をいかに防ぐかに
関する問題であり、これには塗布速度に対応する剪断速
度下におけるプラスチゾルの粘度を低下させることによ
り、流動性を上げて対応してきた。しかし塗布の経時安
定性には、塗布の時間経過とともにゾルが塗工刃の裏側
へもれこみ、これが塗布面に落ちるという「刃もれ」と
呼ばれる現象の発生という問題が存在する。この現象に
より、塗布面にムラが生じてしまうため、コーティング
製品の安定した連続生産の支障となっていた。特に、壁
紙の様に塗工後の製品に更に印刷等の表面処理を施す場
合、塗布面のムラの為に、表面処理の再現性にも支障を
きたしていた。
【0005】これに対し、従来からゾル中の液状分を増
やすことによる粘度の低下、という対策が採られてきた
が、「刃もれ」の改善は必ずしも十分でなかった。しか
も、この方法では液状分として可塑剤を増やすことによ
り塗膜の硬度が低下するという問題を生み、また、可塑
剤に代えて希釈剤を増やすと、加熱工程から排出される
炭化水素蒸気の量が増えて環境汚染を招くという問題が
あった。また、同様に粘度低下のため、ブレンド用塩化
ビニル系樹脂の混用という方策も採られてきた。しかし
この方法では、塗布速度に対応の高剪断速度下における
粘度低下の効果はあるものの、「刃もれ」現象は殆ど改
良されていなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ビニル被覆
製品の製造において、「刃もれ」の少ないプラスチゾル
のコーティング方法を提供することを目的とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の問題
を解決するべく種々検討を重ねた結果、従来のペースト
加工用塩化ビニル樹脂には、樹脂製造の際のスプレー乾
燥時の噴霧液滴に由来する凝集体が多く含まれており、
これら凝集体はブレンドレジンを加えて混練してプラス
チゾルを調製した後も残るため、ゾル中の粗大粒子の比
率は「刃もれ」改善に有効な範囲を越えてしまい、粘度
は低下するものの、「刃もれ」は依然として起きること
を突き止めた。そこで、プラスチゾル調製後は凝集体が
少なくなる特定のペースト加工用塩化ビニル系樹脂を用
い、このような樹脂にブレンド用塩化ビニル系樹脂をブ
レンドすることによって「刃もれ」が抑制できることを
見いだし、この知見に基づいて本発明を完成するに至っ
た。
【0008】かくして本発明によれば、 (1)(イ)材料温度が40℃を越えない温度範囲で少
なくとも恒率乾燥期間はスプレー乾燥により乾燥して得
られる、下記測定法によるプラスチゾル中の未崩壊粒子
径が50μmより小さいものであるペースト加工用塩化
ビニル系樹脂75〜95重量部及び(ロ)平均粒子径が
10〜60μmのブレンド用塩化ビニル系樹脂5〜25
重量部からなる塩化ビニル系樹脂100重量部並びに
(ハ)可塑剤を必須成分とするプラスチゾルを用いるこ
とを特徴とするプラスチゾルのコーティング方法、およ
び、 (2)(ニ)塩化ビニル系樹脂の水性分散液に、水に難
溶であってかつ塩化ビニル系樹脂を溶解または膨潤させ
ない有機液体を添加して混合することにより粒状集合体
として水相より分離せしめた後、材料温度が40℃を越
えない範囲で乾燥して得られる、下記測定法によるプラ
スチゾル中の未崩壊粒子径が50μmより小さいもので
あるペースト加工用塩化ビニル系樹脂75〜95重量部
及び(ロ)平均粒子径が10〜60μmのブレンド用塩
化ビニル系樹脂5〜25重量部からなる塩化ビニル系樹
脂100重量部並びに(ハ)可塑剤を必須成分とするプ
ラスチゾルを用いることを特徴とするプラスチゾルのコ
ーティング方法、が提供される。ここに、プラスチゾル
中の未崩壊粒子径は次の方法で測定する。すなわち、ペ
ースト加工用塩化ビニル系樹脂100重量部及びジオク
チルフタレート60重量部をライカイ機で混合して得ら
れたプラスチゾル0.5gを深さテーパーを持たせた溝
を設けたステンレス製グラインドゲージの最大深にある
基線に置き、ゾルをコーターで溝の浅い方に引いて延ば
し、表面から突出する粗大な集合体粒子が多く存在する
位置のゲージの読みを未崩壊粒子径とする。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
おいて用いられるペースト加工用塩化ビニル系樹脂
(イ)または(ニ)は、通常の乳化重合、播種乳化重合
又は微細懸濁重合により製造されるもので、単一粒子の
平均径は0.05〜5μmである。ペースト加工用塩化
ビニル系樹脂(イ)または(ニ)は、塩化ビニルの単独
重合体、又は塩化ビニルを主体とし、これと共重合可能
なビニル化合物との共重合体を、その樹脂組成として有
するものである。塩化ビニルと共重合可能なビニル化合
物としては、例えば、酢酸ビニル、塩化ビニリデン、エ
チレン、プロピレン、ブテン、アクリロニトリル、アク
リル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸2−エチルヘキシル又はマレイン酸等
の不飽和単量体があげられるが、塩化ビニルとラジカル
共重合し得るビニル化合物が特に好ましく使用される。
これらは、一種のみ用いても、二種以上を用いてもよ
い。この場合、共重合体中の塩化ビニル単位は通常70
重量%以上である。
【0010】本発明に用いられるペースト加工用塩化ビ
ニル系樹脂(イ)または(ニ)を得るためには、水分散
液中の塩化ビニル系樹脂の含量が10〜70重量%のも
のを使用することが好ましい。すなわち、通常は重合後
の塩化ビニル系樹脂の水分散液をそのまま乾燥すればよ
いので好都合であるが、必要ならば一部脱水し、或は水
を添加して用いることも可能である。10重量%未満の
場合は廃水量が製品量に比し、多くなり過ぎる結果、不
経済であり、70重量%を越える場合には、水性分散液
と有機液体の混合物の粘度が著しく上昇してしまうた
め、操業が困難となる。
【0011】本発明に用いられるペースト加工用塩化ビ
ニル系樹脂を得る方法は、大別して2つに分けられる。
一つは、スプレー乾燥法による方法である。もう一つ
は、例えば特公平1−42282号公報に記載のもの
で、有機液体を介して樹脂を集合せしめてから乾燥する
方法である。本発明に用いられるペースト加工用塩化ビ
ニル系樹脂(イ)である第1の樹脂の製造法であるスプ
レー乾燥法による方法について説明する。この方法は、
塩化ビニル系樹脂の水性分散液から乾燥操作により樹脂
を回収するに際し、材料温度即ち樹脂温度が40℃以下
となるような条件でスプレー乾燥する方法である。その
ためには、まず恒率乾燥期間は材料温度が40℃以下と
なるような入口熱風温度条件下にてスプレー乾燥するこ
とが必要である。また、減率乾燥期間は、樹脂温度が4
0℃以下となるような出口熱風温度条件を採用すること
が肝要である。
【0012】ここでいう恒率乾燥期間とは、被乾燥物の
含水率が限界含水率まで減少する期間である。この期間
においては、噴霧液滴表面の水が蒸発していくため、液
滴内の樹脂温度は入口空気の湿球温度であると考えられ
る。例えば、絶対湿度が0.01Kg−水/Kg−空気
の乾燥空気の場合、入口空気温度80℃の熱風条件にす
れば恒率乾燥期間の樹脂温度は湿球温度である32℃で
ある。通常、塩化ビニル樹脂の限界含水率は、ウェット
ベースで約3重量%である。
【0013】一方、減率乾燥期間とは、被乾燥物の含水
率が限界含水率を下回る期間である。良好なゾル分散性
を確保し、かつ「刃もれ」の改善をするには、樹脂温度
が減率乾燥期間も40℃を越えないような条件を保つ必
要がある。そのためには、樹脂の含水率が限界含水率よ
り低くなると、樹脂温度が空気温度に近い値まで急速に
上昇するので、少なくとも出口空気温度を40℃以下に
保つことが好ましい。減率乾燥期間における乾燥手段
は、スプレー乾燥の継続が可能である。しかしそれ以外
の手段による方が装置のコンパクト化や生産性の向上に
つながるため望ましい。スプレー乾燥以外の手段として
は広く公知のもの、例えば、流動層乾燥、通気乾燥、回
転乾燥、伝導加熱乾燥等から適宜選択することができ
る。被乾燥物の温度を低く維持するためには減圧の撹拌
乾燥機の使用が好ましく、樹脂の粒度が比較的揃ってい
れば、低温操業、操業能率向上の点から、流動床式乾燥
機が好ましい。また、前段の乾燥のためのスプレー乾燥
機と後段の乾燥のための乾燥機とを別に分けても、前段
部のスプレー乾燥機の下部に後段部の乾燥機を付加させ
た装置を用いてもよいが、前段と後段を続けて行うこと
が、本発明における必要条件である。
【0014】一方、ペースト加工用塩化ビニル系樹脂
(ニ)である第2の樹脂の製造法の例である特公平1−
42282号公報に記載の方法は、以下の工程から構成
される。すなわち、(1)樹脂の水性分散液と有機液体
とを混合し、樹脂を有機液体を介して集合せしめる第1
工程、(2)樹脂の水性分散液と有機液体との混合液か
ら水相を除去する第2工程、(3)水相を除去した集合
体を脱水乾燥して集合体粒状物を製造する第3工程であ
る。なお、所望により、これらの工程に(4)第2工程
で分離された水相から樹脂を回収してこれを単独又は第
3工程の水相を除去した樹脂と混合して乾燥する工程を
付加することができる。
【0015】本発明に用いられるペースト加工用塩化ビ
ニル系樹脂(ニ)の製造法において、水性分散液に添加
される有機液体は、水に難溶であって、かつ分離回収時
に樹脂を溶解又は膨潤させないものである。この有機液
体として、一般には、融点が20℃以下、常圧における
沸点が分離回収時の温度以上、好ましくは200℃以上
のものが望ましい。有機液体として沸点が分離回収時の
温度未満のものを用いた場合、分離回収中に有機液体が
揮散するので、その回収の為に付加設備が必要となり、
経済的でない。むろん、単品としては以上に述べた条件
を外れるものであっても、2種以上の液体の混合物とし
て上述した要件を備えているものであれば使用可能であ
る。本発明に用いられるペースト加工用塩化ビニル系樹
脂(ニ)の製造法において添加される有機液体が水に難
溶であることが要求される理由は、水に分散した樹脂粒
子を有機液体を介して集合せしめるには、有機液体が粒
子表面に存在することが必要となるからである。また、
この有機液体が分離回収時の温度において樹脂を溶解又
は膨潤させるものである場合には、樹脂粒子の変形、変
質をきたすため不都合である。また、この有機液体は大
部分が製品樹脂に残留する為、ペースト加工時の操作
性、加工性および成形品の品質に対し悪影響を与えるも
のは避けなければならない。故に、かかる有機液体とし
ては、通常ペースト加工に用いられる液状配合剤を使用
するのが一番自然で合理的である。
【0016】上記の有機液体としては、下記の可塑剤、
プロセス油、滑剤などがあげられる。これらは、一種の
み用いても、2種以上同時に用いてもよい。 (1)ジオクチルフタレート、ジノニルフタレート、ブ
チルラウリルフタレート、メチルオレイルフタレート等
のフタル酸アルキルエステル系可塑剤。 (2)トリオクチルトリメリテート、ジエチレングリコ
ールジベンゾエート等の芳香族カルボン酸エステル系可
塑剤。 (3)ジオクチルアジペート、ジブチルセバケート、ジ
オクチルテトラヒドロフタレート等の脂肪族二塩基酸エ
ステル系可塑剤。 (4)トリオクチルフオスフエート、トリクロロエチル
フオスフエート等のリン酸エステル系可塑剤。 (5)ジエチレングリコールジカプリレート、1,4−
ブチレングリコール−ジ−2−エチルヘキサノエート等
の脂肪酸グリコールエステル系可塑剤 (6)ポリエステル系可塑剤。 (7)オレイン酸ブチル、アセチルリシノール酸メチ
ル、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオー
ルジイソブチレート等の脂肪酸エステル系;エポキシ化
大豆油、エポキシステアリン酸オクチル等のエポキシ
系;塩素化脂肪酸メチル、塩素化パラフィン等の塩素化
パラフィン系;コハク酸ジオクチル等の脂肪族二塩基酸
エステル系の二次可塑剤。 (8)ミネラルスピリット、ミネラルターペン等の石油
系;ドデシルベンゼン等の長鎖アルキルベンゼン系の希
釈剤。 (9)高級アルコール、流動パラフィン、高級脂肪酸ア
ルキルエステル等の液状滑剤。
【0017】上記の有機液体の添加量は、水性分散液中
のペースト加工用塩化ビニル系樹脂100重量部に対
し、0.5〜15重量部の範囲、好ましくは3〜10重
量部の範囲で任意に選ぶことができる。該添加量が0.
5重量部未満では集合体が形成せず、15重量部を越え
ると樹脂との混合時の集合体の形成が円滑でなく、ま
た、プラスチゾルの粘度の貯蔵安定性も低下する。ま
た、有機液体と樹脂の水性分散液との混合は、20〜5
0℃の範囲で、用いる有機液体が樹脂を溶解又は膨潤さ
せない温度で行われる。50℃を超えると、有機液体に
よる樹脂の膨潤速度が大きくなって有機液体の樹脂への
吸収が早まるだけでなく、樹脂が軟化して合体化し、最
終製品がもはやペースト加工に適合しなくなる危険があ
る。ペースト加工用塩化ビニル系樹脂の水性分散液と有
機液体とを混合し、樹脂を有機液体を介して集合せしめ
る方法としては、公知の混合方法が採用できる。しか
し、混合の程度は有機液体を介した樹脂の集合能率に大
きな影響を与えるため、好ましくは、混合装置の単位容
積当りの混合動力が1KWH/m(1立方メートル当
り1キロワットアワー)以上であって、混合時間との積
が、4KWH/m以上であるようにすべきである。混
合装置としては、混合の均一性、連続性などの点から、
高速回転式連続混合機や多翼型連続混合槽の使用が好ま
しいが、通常の攪拌槽型の混合機や静止型混合器なども
使用することができる。
【0018】次に有機液体を介して集合した樹脂集合体
から水相を分離するには、捕捉された樹脂混合物の形状
に応じて、公知の方法、例えば、遠心分離、傾斜、スク
リーンなどの方法を用いればよい。ただし、樹脂の軟
化、合体を防ぐために温度は20〜50℃の範囲で、か
つ材料温度が40℃を越えないようにしなければならな
い。分離工程にて分離された樹脂粒子集合体は、直ちに
乾燥工程に送られ、有機液体と付着水分が除去される。
この乾燥工程においては、樹脂の集合、合体の強度がペ
ースト加工時の分散性を損なわぬような条件を設定する
ことが必要である。すなわち乾燥工程中の被乾燥体の温
度は低く維持する必要があり、乾燥温度は材料温度が4
0℃を越えない範囲とする必要がある。この条件を外れ
ると、乾燥時の樹脂の溶融、あるいは有機液体の吸収に
より、ペースト加工時の分散性が損なわれる。そうする
とゾル中の粗大粒子の比率が高くなりすぎ、結果として
「刃もれ」の改善効果が小さくなる。
【0019】ペースト加工用塩化ビニル系樹脂(ニ)の
乾燥装置としては、被乾燥物の温度を低く維持するため
には減圧の撹拌乾燥機の使用が好ましく、また、樹脂の
粒度が比較的揃っていれば低温操業、操業能率向上の点
から、流動床式乾燥機が適当であるが、広く公知の乾燥
装置が使用可能である。押出型造粒機などのペレット形
成機を工程中に組み込むことによって粒子形状を均質化
することも可能である。この場合も、造粒時に熱や圧力
により樹脂が溶融したり有機液体を吸収したりして、ペ
ースト加工時の分散性を損なう様なことがあってはなら
ない。
【0020】一方、本発明において用いられるブレンド
用塩化ビニル系樹脂(ロ)(しばしばブレンドレジンと
も言われる)は、懸濁重合により製造される塩化ビニル
の単独重合体、又は塩化ビニルを主体とし、これと共重
合可能なビニル化合物との共重合体である。塩化ビニル
と共重合可能なビニル化合物については、上記(イ)と
同様のものを使用することができる。本発明において、
ブレンドレジンは、平均粒子径10〜60μmのものが
用いられる。該粒子径は、JIS標準篩を用いて振動下
にて篩分析を行い、篩の目開きに対する樹脂通過量のプ
ロットの図を得て、50重量%となる粒径を読み取って
求められる。また、ほとんどが20μm以下である樹脂
粒子である場合は、コールターカウンターを用いた測定
により求めることもできる。平均粒子径が60μmを越
えるようなブレンドレジンを用いると、コーティング加
工時の筋引きを起こしやすい。また、平均粒子径が10
μm未満ではブレンドレジンの使用による塗布の経時安
定性に対する効果が充分でなく、「刃もれ」の改善効果
が小さい。
【0021】本発明においては、ペースト加工用塩化ビ
ニル系樹脂(イ)または(ニ)75〜95重量部に対し
ブレンドレジン(ロ)を5〜25重量部の比率で用いて
塩化ビニル樹脂の全重量を100重量部として、これに
可塑剤を加えてプラスチゾルを作成する。(ロ)の量が
5重量部未満では、塗布速度に対応する高剪断速度域に
おけるゾルの粘度が高いため、「刃もれ」の改善効果が
小さくなる。一方、(ロ)の量が25重量部を越える
と、ゾル中の粗大粒子の比率が高くなりすぎるため、や
はり「刃もれ」の改善効果が小さくなる。
【0022】本発明のプラスチゾルに(ハ)成分として
用いられる可塑剤には特に制限はなく、従来塩化ビニル
系樹脂プラスチゾルの可塑剤として慣用されているもの
が用いられる。そのような例としては、2−エチルヘキ
シルフタレート(しばしばジオクチルフタレートと呼ば
れる)、ジブチルフタレート、ジヘキシルフタレート等
のフタル酸エステル;ジオクチルアジペート、ジオクチ
ルセバケート等の二塩基酸エステル;エポキシ化大豆油
等のエポキシ系可塑剤;トリフェニルホスフェート等の
リン酸エステル系可塑剤等の単独又は二種以上を混合し
たものが使用される。可塑剤(ハ)の添加量は、プラス
チゾルに通常用いられる範囲、すなわち塩化ビニル樹脂
の全重量100重量部あたり30〜250重量部が好ま
しくで、その目的に応じて適宜選択される。
【0023】本発明のプラスチゾルには、所望により、
従来塩化ビニル樹脂プラスチゾルに慣用されている安定
剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、滑剤、充填剤、着色
剤、発泡剤などを、本発明の目的を損なわない範囲で添
加配合することができる。
【0024】本発明に用いられるペースト加工用塩化ビ
ニル系樹脂は、可塑剤と混合される際崩れやすいもので
あることが肝要である。この崩れやすさの度合は、次に
記す測定法によるプラスチゾル中の未崩壊粒子径が50
μmより小さいことが指標となる。このようなプラスチ
ゾルであれば、ロール上でナイフで塗工するコーティン
グ工程において、「刃もれ」の起きにくい操業が可能と
なる。
【0025】プラスチゾル中の未崩壊粒子径の測定法 ペースト加工用塩化ビニル系樹脂100重量部及びジオ
クチルフタレート60重量部をライカイ機で混合して得
られたプラスチゾル0.5gを深さテーパーを持たせた
溝を設けたステンレス製グラインドゲージの最大深にあ
る基線に置き、ゾルをコーターで溝の浅い方に引いて延
ばし、表面から突出する粗大な集合体粒子が多く存在す
る位置のゲージの読みを未崩壊粒子径とする。
【0026】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの例によって何ら限定される
ものではない。なお、特に断わらない限り、実施例、比
較例及び参考例中の部及び%は重量基準である。 樹脂製造例1 粒子径1.2μmに分布のピークを有する広い粒径分布
を持つペースト加工用塩化ビニル樹脂の水性分散液
(a)に、(a)の樹脂分100部あたり5部のジオク
チルフタレートを混合して、8KWH/mの攪拌動力
下で1.5時間、30℃にて攪拌混合した。その後、粒
状の集合物となった樹脂を、濾過により分散液から回収
し、脱水した。その後流動床乾燥機で40℃にて乾燥し
て、含水率0.2%の粒状のペースト加工用塩化ビニル
樹脂(A)を得た。 樹脂製造例2 樹脂製造例1のペースト加工用塩化ビニル樹脂の水性分
散液(a)を、通常のペースト加工用塩化ビニル樹脂の
製法に従って、入口熱風温度170℃、出口熱風温度5
5℃にてスプレー乾燥した後、粉砕処理をしてペースト
加工用塩化ビニル樹脂(A’)を得た。
【0027】樹脂製造例3 1.4μmを中心とする粒子径分布の粒子群と0.23
μmを中心とする狭い粒子径分布の粒子群とからなり、
前者と後者の容量比が大略8:2であるペースト加工用
塩化ビニル樹脂の水性分散液(b)に、(b)の樹脂分
100部あたり5部のジイソノニルフタレートを混合し
て、9KWH/mの攪拌動力下で2時間、35℃にて
攪拌混合した。その後、粒状の集合物となった樹脂を、
濾過により分散液から回収し、脱水した。その後流動床
乾燥機で35℃にて乾燥して、ペースト加工用塩化ビニ
ル樹脂(B)を得た。 樹脂製造例4 樹脂製造例3のペースト加工用塩化ビニル樹脂の水性分
散液(b)を、樹脂製造例2の樹脂(A’)と同じ要領
で乾燥して、ペースト加工用塩化ビニル樹脂(B’)を
得た。
【0028】樹脂製造例5 1.2μmと0.2μmの2箇所の狭いピークからなる
粒子径分布の、ペースト加工用塩化ビニル樹脂の水性分
散液(c)を、上部に噴霧機、下部に流動床を有する乾
燥機を用いて、樹脂温度が32℃を越えないようにして
乾燥して、ペースト加工用塩化ビニル樹脂(C)を得
た。 樹脂製造例6 樹脂製造例1のペースト加工用塩化ビニル樹脂の水性分
散液(a)を、樹脂製造例5の樹脂(C)と同じ要領で
乾燥して、ペースト加工用塩化ビニル樹脂(D)を得
た。
【0029】実施例及び比較例 製造例で得られた6種の樹脂を、市販のペースト加工用
塩化ビニル樹脂(日本ゼオン(株)製、商品名ゼオン6
5)と共に、下記の配合組成で石川式ライカイ機で10
分間混合してプラスチゾルを得た。 プラスチゾルの配合組成 ペースト加工用塩化ビニル系樹脂 100−x重量部 ブレンド用塩化ビニル系樹脂 x ジオクチルフタレート 55 炭酸カルシウム 60 酸化チタン 15 アゾジカルボンアミド 3 安定剤 3 希釈剤 10 (但し,x=0、15又は30) ここで、ペースト加工用塩化ビニル系樹脂に可塑剤を含
むもの、即ち樹脂(A)及び(B)の重量部について
は、可塑剤を除く樹脂分の重量とし、樹脂中の可塑剤分
とジオクチルフタレートの合計量が55部となるように
した。また、ブレンド用塩化ビニル系樹脂としては、平
均粒子径40μmのブレンド用塩化ビニル樹脂(日本ゼ
オン(株)製、商品名ゼオン103ZXA)を用いた。
得られたゾルについて、下記の試験を行った。結果を表
1に示す。
【0030】(1)「刃もれ」特性 図1は本特性の試験に用いる試験機の説明図である。図
1で、1は塗工ナイフ、2はスチールロール、3はプラ
スチゾルバンク、4は回転により形成されたゾルの塗膜
である。1と2の間の間隙は150μmに設定されてい
る。また、ナイフの厚みは4mm、ナイフ先端の角度は
45度である。塗布速度は、2の回転速度により決ま
る。本試験では、塗布速度を80m/分に設定した。プ
ラスチゾルバンクにゾルを10g入れ、所定の速度でス
チールロールを回転させる。時間の経過とともに、ゾル
の一部がナイフの裏側にたまりこみ、これがロール面上
の塗膜に落ちる。ロールの回転開始から、ナイフ裏側の
ゾルがロール面上の塗膜に落ちるまでの時間を測定し、
この時間が短いと「刃もれ」が頻繁に起きることの尺度
とした。 (2)粘度 ロトビスコ粘度計(HAAKE社製)で、512秒−1
の剪断速度の粘度を測定した。
【0031】 (3)プラスチゾル中の未崩壊粒子の粒子径 ペースト加工用塩化ビニル樹脂及びブレンド用塩化ビニ
ル樹脂を併せた樹脂分100部当り可塑剤ジオクチルフ
タレート60部を加え、石川式ライカイ機で20分間混
合する。得られたプラスチゾル0.5gを深さテーパー
を持たせた溝を設けたステンレス製グラインドゲージの
最大深にある基線に置き、コーターでゾルを溝の浅い方
に引いて延ばし、表面から突出する粗大集合体粒子が多
く存在する位置のゲージの読みをプラスチゾル中の未崩
壊粒子の粒子径とする。
【0032】
【表1】
【0033】表1から明らかな通り、本発明のプラスチ
ゾルにおいては、未崩壊の粒がグラインドゲージ上で多
発する位置の粒子径は15μmで、市販のペースト加工
用塩化ビニル樹脂の50μmより明らかに細かく、分散
性が良好であることが判る。測定結果から明らかなよう
に、本発明のプラスチゾルを用いた場合は「刃もれ」が
改善されている。これらの結果は、ペースト加工用塩化
ビニル系樹脂(イ)または(ニ)とブレンドレジン
(ロ)を特定の比率で用いることにより、プラスチゾル
の粘度の高低に関係なくもたらされる。
【0034】図2〜7は、ブレンドレジン(ロ)の量と
刃もれ時間及び粘度の関係を示したものである。ここ
で、図2は樹脂(A)及び(A’)におけるブレンドレ
ジン(ロ)の量と刃もれ時間の関係である。また、図3
は図2と同U樹脂における粘度との関係である。同じ
く、図4は樹脂(B)及び(B’)におけるブレンドレ
ジン(ロ)の量と刃もれ時間の関係、図5は図4と同じ
樹脂における粘度との関係、図6は樹脂(C),(D)
及びゼオン65(市販ペースト加工用塩化ビニル樹脂)
におけるブレンドレジン(ロ)の量と刃もれ時間の関
係、図7は図6と同じ樹脂における粘度との関係であ
る。
【0035】参考例1 プラスチゾル中の未崩壊粒子の粒子径の測定に用いられ
たプラスチゾル試料の内、樹脂(A)を用いたゾルと、
樹脂(A’)を用いたゾルに赤色の染料を混合して、光
学顕微鏡でゾル中の凝集物の多さを観察した。図8はそ
の状態を示すもので、1は樹脂(A)を用いたゾルの写
真である。同じく、2は樹脂(A’)を用いたゾルの写
真である。これらの写真において、白い部分がゾル中の
未崩壊の凝集体粒子である。
【0036】図8から明きらかな通り、本発明のプラス
チゾルには未崩壊の凝集体粒子が少ない。そのためブレ
ンドレジンの混入で「刃もれ」抑制に有効な粗粒の比率
が実現されることになって、「刃もれ」を抑えることが
できるものと考えられる。
【0037】
【発明の効果】本発明のプラスチゾルをビニル壁紙等の
コーティング製品の製造に使用することにより、「刃も
れ」を抑えることができる。その結果、表面の荒れが少
ないコーティング製品を得ることができ、不良品の低減
による製造コストの低下を実現することが可能となる。
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】刃もれ試験機の説明図である。
【図2】樹脂(A)及び(A’)における、ブレンド用
塩化ビニル樹脂(ロ)の量と刃もれ時間の関係を示した
グラフである。
【図3】樹脂(A)及び(A’)における、ブレンド用
塩化ビニル樹脂(ロ)の量と粘度の関係を示したグラフ
である。
【図4】樹脂(B)及び(B’)における、ブレンド用
塩化ビニル樹脂(ロ)の量と刃もれ時間の関係を示した
グラフである。
【図5】樹脂(B)及び(B’)における、ブレンド用
塩化ビニル樹脂(ロ)の量と粘度の関係を示したグラフ
である。
【図6】樹脂(C),(D)及びゼオン65(市販樹
脂)における、ブレンド用塩化ビニル樹脂(ロ)の量と
刃もれ時間の関係を示したグラフである。
【図7】樹脂(C),(D)及びゼオン65(市販樹
脂)における、ブレンド用塩化ビニル樹脂(ロ)の量と
粘度の関係を示したグラフである。
【図8】参考例1における、光学顕微鏡によるプラスチ
ゾルの写真である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−195755(JP,A) 特開 昭63−83187(JP,A) 特開 昭64−40549(JP,A) 特開 昭57−55948(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08L 27/00 - 27/24 C09D 127/00 - 127/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (イ)材料温度が40℃を越えない温度
    範囲で少なくとも恒率乾燥期間はスプレー乾燥により
    燥して得られる、下記測定法によるプラスチゾル中の未
    崩壊粒子径が50μmより小さいものであるペースト加
    工用塩化ビニル系樹脂75〜95重量部及び(ロ)平均
    粒子径が10〜60μmのブレンド用塩化ビニル系樹脂
    5〜25重量部からなる塩化ビニル系樹脂100重量部
    並びに(ハ)可塑剤を必須成分とするプラスチゾルを用
    いることを特徴とするプラスチゾルのコーティング方
    。 記 ペースト加工用塩化ビニル系樹脂100重量部及びジオ
    クチルフタレート60重量部をライカイ機で混合して得
    られたプラスチゾル0.5gを深さテーパーを持たせた
    溝を設けたステンレス製グラインドゲージの最大深にあ
    る基線に置き、ゾルをコーターで溝の浅い方に引いて延
    ばし、表面から突出する粗大な集合体粒子が多く存在す
    る位置のゲージの読みを未崩壊粒子径とする。
  2. 【請求項2】 (ニ)塩化ビニル系樹脂の水性分散液
    に、水に難溶であってかつ塩化ビニル系樹脂を溶解また
    は膨潤させない有機液体を添加して混合することにより
    粒状集合体として水相より分離せしめた後、材料温度が
    40℃を越えない範囲で乾燥して得られる、下記測定法
    によるプラスチゾル中の未崩壊粒子径が50μmより小
    さいものであるペースト加工用塩化ビニル系樹脂75〜
    95重量部及び(ロ)平均粒子径が10〜60μmのブ
    レンド用塩化ビニル系樹脂5〜25重量部からなる塩化
    ビニル系樹脂100重量部並びに(ハ)可塑剤を必須成
    分とするプラスチゾルを用いることを特徴とするプラス
    チゾルのコーティング方法。 記 ペースト加工用塩化ビニル系樹脂100重量部及びジオ
    クチルフタレート60重量部をライカイ機で混合して得
    られたプラスチゾル0.5gを深さテーパーを持たせた
    溝を設けたステンレス製グラインドゲージの最大深にあ
    る基線に置き、ゾルをコーターで溝の浅い方に引いて延
    ばし、表面から突出する粗大な集合体粒子が多く存在す
    る位置のゲージの読みを未崩壊粒子径とする。
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