JPH03195755A - 塩化ビニル系樹脂組成物 - Google Patents

塩化ビニル系樹脂組成物

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JPH03195755A
JPH03195755A JP33413289A JP33413289A JPH03195755A JP H03195755 A JPH03195755 A JP H03195755A JP 33413289 A JP33413289 A JP 33413289A JP 33413289 A JP33413289 A JP 33413289A JP H03195755 A JPH03195755 A JP H03195755A
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JP
Japan
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vinyl chloride
average particle
particle diameter
weight
resin composition
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Pending
Application number
JP33413289A
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English (en)
Inventor
Osamu Matsumoto
修 松本
Shoichi Yoshizawa
昌一 吉澤
Hiroichi Seki
博一 関
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NIPPON PIGUMENTO KK
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
NIPPON PIGUMENTO KK
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は粉末(粉体)スラッシュ成形に際して特に要求
されている粉体流動特性に優れ工業的利用価値の極めて
高い塩化ビニル系樹脂組成物に関する。
(従来の技術) 近年、塩化ビニル系樹脂の粉末(粉体)スラッシュ成形
品の需要が急増している。この粉末(粉体)スラッシュ
成形法は所望の成形金型内に合成樹脂粉末を供給し、そ
の内面に沿って樹脂を焼結して一体の融合物を作ると共
に、過剰の樹脂粉末を回収、再使用する方法であるが、
これに用いられる合成樹脂組成物は粉体流動特性に優れ
ていること、とくに−度加熱を受けた回収樹脂組成物で
あっても粉体流動特性の損なわれないものであることが
要求されている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、従来の樹脂組成物では、過剰の樹脂分が幾度と
なく加熱を受けると、その度に凝集粒子が大きく成長し
、粉体流動特性を損ねて加工性を阻害するという問題が
あった。
したがって1本発明の目的は、粉末(粉体)スラッシュ
成形加工に際し、加熱を受けた過剰の樹脂を反復使用し
ても、その粉体流動特性を損なうことのない塩化ビニル
系樹脂組成物を得ようとするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記目的達成のため研究を進めた結果見出さ
れたもので、 (イ)1種もしくは2種以上の平均粒子径が30〜30
0、umで平均重合度が500〜2,000の塩化ビニ
ル系樹脂:100重景重量 (ロ)平均粒子径が2μm以下で平均重合度が500〜
2.000の塩化ビニル系ペースト樹脂=1〜50重量
部、 (ハ)可塑剤=30〜150重量部、および(ニ)平均
粒子径が5即以下のA型ゼオライト:0.1〜20重量
部、 からなる塩化ビニル系樹脂組成物としたことを要旨とす
るものである。
二九を説明すると、まず本発明の樹脂組成物において(
イ)成分として用いられる塩化ビニル系樹脂は、塩化ビ
ニル単量体に、必要に応じてこれと共重合し得る七ツマ
−である、例えば酢酸ビニル、エチレン、プロピレン、
塩化ビニリデン、アクリドニトリル、およびその他のア
クリル系モノマーを少量加えて、塊状重合法または懸濁
重合法により重合して得られる。平均粒子径が30〜3
00μm、平均重合度が500〜2,000のもので、
1種または2種以上を組合せて使用することができる。
ここで平均粒子径が300庫を超えるものは溶融特性が
悪くなって高温加熱が必要になり、その結果として熱劣
化を起こしやすくなる。また粒径が30μ未満のものは
(ロ)成分の塩化ビニル系ペースト樹脂との粒径差が小
さくなって粉体の流動特性を低下させる。他方、平均重
合度が500未満のものは引張り強度、引き裂き強度等
の物性が低く、また2、000を超えるものは加工性が
著しく低下するため好ましくない。
(ロ)成分としての塩化ビニル系ペースト樹脂は、乳化
重合法または溶液重合法により得られる、平均重合度が
500〜2,000、平均粒子径が2p以下のものであ
る。この平均重合度がこの範囲外のものは上記(イ)成
分の樹脂と同様の理由により、また平均粒子径が2即を
超えるものは粉体流動性が改善されないので本発明には
不適当である。
なお、この塩化ビニル系ペースト樹脂はその重合に際し
、用いられる塩化ビニル単量体に、これと共重合し得る
モノマーを少量併用しても差し支えない。
(ハ)成分としての可塑剤は従来塩化ビニル樹脂の軟質
成形品の製造に使用されているものであれば特に問題が
なく、これにはジブチルフタレート、ジー(2−エチル
ヘキシル)フタレート等のフタル酸エステル類;ジオク
チルアジペート、ジオクチルセバケート等の脂肪族多塩
基酸のアルキルエステル類;トリクレジルホスフェート
等のりん酸アルキルエステル類;その他低重合度ポリエ
ステル等が例示される。
(ニ)成分としてのA型ゼオライトは一般に市販されて
いる平均粒子径が5IIM以下のものであれば特に制限
されない。しかし、ここで平均粒子径が5μを超えると
、分散性が悪くなり外観を損ねるだけでなく、繰返し熱
を受けたときの粉体流動特性の向上が望めなくなる。
本発明の塩化ビニル系樹脂組成物は、以上述べた(イ)
〜(ニ)成分の4成分を主要成分とするものであるが、
これら各成分の配合割合は、(イ)成分としての塩化ビ
ニル系樹脂100重量部に対し、(ロ)成分としての塩
化ビニル系ペースト樹脂を1〜50重量部、(ハ)成分
としての可塑剤を30−150重量部、(ニ)成分とし
てのA型ゼオライトを0.1〜20重量部とする必要が
ある。
これは(ロ)成分が1重量部未満ではべたつきが大きく
加工性が悪くなり、 50重量部を超えると分散性が悪
くなる上、経済性に問題がある。また、(ハ)成分が3
0重量部未満では硬度の低下のほかに引張り強さ、引き
裂き強さ等の物性が低下するので好ましくなく、150
重量部を超えると粉体流動特性が著しく低下して加工困
難となり本発明の効果が得られない、さらに(ニ)成分
が0.1重量部未満では少なすぎて本発明の効果が得ら
れず、20重量部を超えると硬度、引張り強さ、引き裂
き強さ等の物性が低下するので好ましくない。
なお本発明の組成物には、さらに必要に応じ、安定剤、
滑剤、離型剤、充てん剤1着色剤、抗酸化剤、紫外線吸
収剤、その他各種の添加剤等を配合しても差し支えない
(実施例) 以下、本発明の具体的態様を実施例および比較例により
説明するが1本発明はその要旨を逸脱しない範囲におい
て、以下の実施例の記載に限定されるものではない。
下記の材料を用いて、別表に示す実施例1〜7および比
較例1〜6の13種類の混合物を調製した。
塩化ビニル系樹脂: TK−700(平均粒子径:約150μ川、平均重合度
二680、懸濁重合量、信越化学工業■ 製) TK−800(平均粒子径:約150p、平均重合度二
830、懸濁重合量、同前) 塩化ビニル系ペースト樹脂: (平均粒子径:11以下、平均重合 度: 1,500、一般市販品) 可塑剤: DL−911P (フタル酸エステル系、シェル化学■
製) A型ゼオライト: (平均粒子径=2.2〜2.5μ口、合成けい酸アルミ
ニウムカルシウム、 Ca○含有量:11.0%、 Al2O3含有量: 27.0%、 粒度325メツシュ全通、市販品) 安定剤: エポキシ化大豆油 バリウム・亜鉛系安定剤 ヘンシェルミキサーに、(イ)成分の塩化ビニル系樹脂
とバリウム・亜鉛系安定剤とを投入して、加熱しながら
撹拌混合する。材料温度が80℃に達したときに、エポ
キシ化大豆油の全量と(ハ)成分の可塑剤の半量とを投
入して、引き続き昇温撹拌混合する。材料温度が100
℃に達したときに、残りの可塑剤を加え、さらに材料温
度が120℃になるまで昇温撹拌混合する。120℃に
なったら通水により冷却し、40℃以下になったときに
、(ロ)成分の塩化ビニル系ペースト樹脂と(ニ)成分
のA型ゼオライトとを投入して撹拌混合する。混合終了
後、得られた混合物を ミキサーより排出し、JIS規
格合格の40メツシユふるいを通過させて、各パウダー
コンパウンドを得た。
それぞれについて下記の方法で粉体流動特性と加工性を
評価し、その結果を表に併記した。
コンパウンドの粉体流動特性: 下記の各温度および条件にて塩化ビニル樹脂試験方法(
JIS K−6721)のかさ比重測定装置を用い。
かさ比重測定操作で得られた100−の組成物の落下時
間を3回測定して平均値を求めた。
条件!=コンパウンド作成後20±2℃、湿度60±2
%の恒温恒湿状態で24時間放置後測定。
条件■:条件■による残りのコンパウンド200gを約
101,500mm2のアルミバット上に拡げ、20±
2℃、湿度60±2%の恒温恒湿状態で2時間放置し1
次に140℃に加熱したオーブンの中に4分間放置し た後、30分室温で放冷して測定。
条件■:条件■による残りのコンパウンドを回収し、1
40℃に加熱したオーブン中に4分間放置した後、30
分室温で放冷して測定。
条件l■:条件■による残りのコンパウンドを回収し、
さらに条件■と同様の処理を施 して測定。
条件■:条件■による残りのコンパウンドを回収し、さ
らに条件■と同様の処理を施 して測定。
条件■:条件■による残りのコンパウンドを回収し、さ
らに条件■と同様の処理を施 して測定。
コンパウンドの加工性: 条件■で得られた各コンパウンドを210℃に加熱した
鉄板(15CIIIX25■、表面をサンドブラストし
てエンボス加工しである金型)上に広げ、20秒間放置
後270℃のオーブン中に50秒放置してシートに成形
し、直ちに水冷して金型から取外したときの、厚さの再
現性とコンパウンド凝集物の発生状況より下記の基準で
総合的に評価した。
非常に良好        ・・・・・・・・・◎良好
           ・・・・・・・・・Oやや良好
         ・・・・・・・・・Δ加工性が悪い
       ・・・・・・・・・×なお、条件Iおよ
び■で得られた各コンパウンドを210℃に加熱した鉄
板上に厚さ約2膿でコーティングし、これを内温か27
0℃に保持された加熱炉に入れて50秒間焼結し、得ら
れた成形品について、引張り試験(JIS K 711
3) 、引き裂き試験(JIS K 6301) 、熱
老化試験(JISに7212) 、硬度(JIS K 
6301)の各物性試験を行い測定値の比較をしたが、
それぞれに有意差は認められなかった。
(発明の効果) 本発明による塩化ビニル系樹脂組成物は繰返し熱を加え
られたときの粉体流動特性(加工性)が顕著に改善され
るので、この組成物は粉末(粉体)スラッシュ成形に適
し、その工業的利用価値は頗る高い。
これによって得られる成形品は、例えば自動車内装用部
品および材料、特にインストルメントパネル、メーター
ボックス、コンソールボックス、ドアトリム、クラッシ
ュパッド、ヘッドレスト、アームレスト、グローブボッ
クス、シフトノブ等として極めて有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 (イ)1種もしくは2種以上の平均粒子径が30〜30
    0μmで平均重合度が500〜2,000の塩化ビニル
    系樹脂:100重量部、 (ロ)平均粒子径が2μm以下で平均重合度が500〜
    2,000の塩化ビニル系ペースト樹脂:1〜50重量
    部、 (ハ)可塑剤:30〜150重量部、および(ニ)平均
    粒子径が5μm以下のA型ゼオライト:0.1〜20重
    量部、 からなる塩化ビニル系樹脂組成物。 2、請求項1記載の塩化ビニル系樹脂組成物からなる粉
    末スラッシュ成形品。
JP33413289A 1989-12-22 1989-12-22 塩化ビニル系樹脂組成物 Pending JPH03195755A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06107887A (ja) * 1992-09-29 1994-04-19 Nippon Zeon Co Ltd プラスチゾル
US6096820A (en) * 1999-07-29 2000-08-01 Pq Corporation Aluminosilicate stabilized halogenated polymers
JP2001115097A (ja) * 1999-05-11 2001-04-24 Tosoh Corp 表面処理用添加剤およびそれよりなる表面処理用組成物、並びにその用途
WO2001032559A1 (en) * 1999-10-29 2001-05-10 Albemarle Corporation Process for producing ultra finely-divided zeolite powder
US6414071B1 (en) 1999-07-29 2002-07-02 Pq Corporation Aluminosilicate stabilized halogenated polymers

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