JPH07112837A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JPH07112837A
JPH07112837A JP28445993A JP28445993A JPH07112837A JP H07112837 A JPH07112837 A JP H07112837A JP 28445993 A JP28445993 A JP 28445993A JP 28445993 A JP28445993 A JP 28445993A JP H07112837 A JPH07112837 A JP H07112837A
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JP
Japan
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sheet
feeding
roller
paper
pad
Prior art date
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Application number
JP28445993A
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English (en)
Inventor
Naohiro Nakane
直広 中根
Taku Goto
卓 後藤
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シートの分離を確実にした重送防止パッドを
有する給紙装置を実現する。 【構成】 重送防止パット1a表面に設けた少くとも1
つの凹部1bの開口面積が、給紙されたシートの搬送方
向B→B′に向かって、次第に大きくなるように形成す
る。これにより、重送防止パッド1aの下流方向に向う
に従って、単位面積当たりの面圧、すなわち重送防止パ
ッド1aとシートとの摩擦力が次第に大きくなって、従
来の重送防止パットよりも重送発生率を小さくすること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタや複写機およ
び印刷機等の画像形成装置の給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
〈従来の技術1〉図5に従来の重送防止パットを用いた
画像形成装置の例を示す。
【0003】同図において、画像形成装置30は、給紙
カセット31が挿入されていて、そのカセット31内に
は、記録用のシート32が収納されている。このシート
32は、中板33、その回動部34及びコイルばね35
によって、給紙ローラ36に加圧されて接触するように
なっている。
【0004】そして、給紙ローラ36が、図中矢印の方
向に回転すると、給紙が行われ、重送防止パット37a
によって分離が行われる。このパット37aは、ホルダ
ー37bに接着されていて、コイルばね38によって給
紙ローラ36に圧接している。上記ホルダー37bは、
4本のピン39によってガイドされている。
【0005】分離されたシート32は、紙ガイド40
a,40bによってガイドされ、レジスローラ41a、
41bに当接し、このとき重送防止パット37aとレジ
ストローラ対41との間で多少のループができるように
設定されている。
【0006】そして、シート32が、レジストローラ対
41に当接したことを、不図示のセンサが検知すると、
レジストローラ41が駆動され、紙ガイド40、44と
感光ドラム42a、一次帯電器、現像器、トナーを内蔵
したプロセス用カートリッジ42との間でガイドされな
がら、シート32は感光ドラム42a、転写ローラ43
との間へ搬送されることで転写が行われる。さらに、ヒ
ータ48を中心に配置し、このON/OFFによって温
度制御が行われている熱ローラ47と、不図示の加圧ば
ねによって熱ローラ47に圧接している加圧ローラ46
との間へ、紙ガイド45及びカートリッジ42の下面と
をガイドとし、搬送されることで定着が行われる。
【0007】そして、紙ガイド49a,49bにガイド
されて排紙ローラ50、51によって、スタッカー52
へ排出される。53はゴム足である。
【0008】なお、給紙ローラ36、レジストローラ対
41、カートリッジ42、熱ローラ47、排紙ローラ5
0は、不図示の駆動モータによって駆動され、適時にO
N、OFF制御されている。
【0009】実際の像形成過程では、カートリッジ42
内の感光ドラム42aに画像イメージを露光するのに、
不図示のレーザーユニットとコリメーターレンズによっ
て、発せられたレーザー光を、スキャナーモータ57の
軸に取り付けられているポリゴンミラー54に照射し、
ポリゴンミラー54が回転駆動され、そしてfθレンズ
55とミラー56を通り感光ドラム42aへレーザー光
りを走査する。
【0010】冷却ファン59は、画像形成装置30の本
体の上面近傍に配置され、その上には排気ルーバー58
bが設けてある。
【0011】この冷却ファン59は、ダクト61に取り
付けられており、このダクト下方では、ポート62a,
62bによって風路が2方向に分けられている。
【0012】ポート62aは、冷却ファン59による負
圧によって、吸気ルーバー58aから外気が吸入され、
この外気を用いて、スキャナーモータ57と、不図示の
レーザーユニットと、fθレンズ55等の光学系を収納
している不図示の光学箱及びプロセスカートリッジ42
内のトナー、廃トナー部とを冷却するための風路を構成
する不図示のダクトへ連結されている。
【0013】ポート62bは、電源部63へと通じてお
り、そのための外気の吸気口(不図示)は、本体の下面
に設けられていて、そこから外気を導入して冷却を行う
構成となっている。
【0014】以上が、従来の重送防止パットを用いた画
像形成装置の例である。
【0015】次に図6、図7を用いて、従来の重送防止
パットを用いた給紙装置について説明を行う。
【0016】図6は、図5の画像形成装置の給紙装置の
みの拡大図を示す。この図を用いて給紙動作を詳細に説
明する。
【0017】カセット31は、シート32を積層した状
態で収納できる構成になっていて、そのシートは、中板
33とコイルばね35によって、給紙ローラ36へ圧接
させる構成になっている。また、中板33は、回動部3
4によって、回動可能に支持されている。
【0018】給紙ローラ36が図中矢印方向に回転する
と、シート32が1枚あるいは2〜3枚給紙され、重送
防止パット37aと給紙ローラとの間に搬送される。
【0019】その重送防止パット37aは、給紙ローラ
36よりも大きなRを持って湾曲している。これは、コ
イルばね38の加圧力によって給紙ローラへ圧接される
ことによって生ずるニップにおいて、そのニップ幅を大
きくして、耐重送性能を高めるために用いられている。
【0020】その重送防止パット37aの材質は通常中
硬度のウレタンを用いている。給紙ローラ36の材質
は、通常低硬度のEPDMを用いている。
【0021】上記の構成において 給紙ローラと紙との摩擦係数をμ1 重送防止パットと紙との摩擦係数をμ2 紙と紙との摩擦係数をμ3 とすると、これらの大小関係は、 μ1 >μ2 >μ3 ………… のように設定されている。
【0022】したがって、給紙ローラ36によって、1
枚あるいは2枚給紙された、シート32が、その給紙ロ
ーラ36と重送防止パット37aとのニップ部に突入す
ると、μ3 が最も小さいことから、分離が行われる。
【0023】また、3枚以上重送した場合は、図7に示
すようにμ1 が最も大きいことから、32a(1枚目)
は給紙が行える。また3枚目のシート32cはパット3
7aに圧接し、μ2 による摩擦力が得られるため、パッ
ト上に止まることができる。そして、その中間にある2
枚目のシート32bは、図のように、シート32aの搬
送方向に多少重送した後に、パット37aに圧接するこ
とで、止まることができ、分離が行われる。
【0024】図6にて、図中A方向から見た重送防止パ
ット37のA視図を図8に示す。図からわかるように、
重送防止パット37aは、表面がフラットな板状になっ
ている。 〈従来の技術2〉従来、積載したシートを1枚ずつ分離
して給送する手段として、シートを送り出す給紙ローラ
と、上記シートを給紙ローラに圧接させて1枚ずつ分離
させる分離パッドを備えた給紙装置が使用されている。
この種給紙ローラを用いた給紙装置の構成例を図17に
示す。
【0025】同図において、カセット201内に積載さ
れたシート202は、給紙ローラ203の摩擦搬送力に
よって一番上のシートが連れ出される。連れ出されたシ
ート202は、2枚以上のシートが重なって搬送される
ことを防ぐための分離パッド204により一番上のシー
トのみが分離され、送りローラ205の方向へ搬送され
て、図示していない印字機構部等へ導かれ、印字等が行
なわれる。
【0026】図18は、給紙ローラの構成例を示してい
る。
【0027】すなわち、ゴム部材210で作られた給紙
ローラ203は、軸211に直接圧入、接着等によって
固着され、歯車列213を介して入力される駆動力によ
り、矢印方向に回転駆動される。
【0028】また、図19は、他の給紙ローラの構成を
示すものであり、この場合は、プラスチック等で作られ
たボス215に円筒状ゴム部材216を巻き付けて、給
紙ローラを構成している。 〈従来の技術3〉図28に従来の重送防止パットを用い
た画像形成装置の例を示す。
【0029】同図において、画像形成装置330は、給
紙カセット331が挿入されていて、そのカセット内に
は、記録用のシート332が収納されている。このシー
ト332は、中板333、その回転部334及びコイル
ばね335等によって、給紙ローラ336に加圧されて
接触するようになっている。
【0030】そして、給紙ローラ336が図中矢印の方
向に回転すると、給紙が行われ、重送防止パット337
aによって分離が行われる。そのパット337aは、ホ
ルダ337bに接着されていて、コイルばね338によ
って給紙ローラ336に圧接されている。上記ホルダ3
37bは、4本のピン339によってガイドされてい
る。
【0031】分離されたシート332は、紙ガイド34
0a,340bによってガイドされ、レジストローラ対
341a,341bに当接し、このとき重送防止パット
337aとレジストローラ対340a,340bとの間
で多少のループができるように設定されている。
【0032】そして、シート332が、レジストローラ
341に当接したことを、不図示のセンサが検知する
と、レジストローラ341が駆動され、紙ガイド34
0,344と感光ドラム342a、一次帯電器、現像
器、トナーを内蔵したプロセスカートリッジ342との
間でガイドされながら、シート332は感光ドラム34
2a、転写ローラ343との間へ搬送されることで転写
が行われる。
【0033】更にシート332は、ヒータ348が中心
に配置され、このヒータのON/OFFによって温度制
御が行われている熱ローラ347と、不図示の加圧ばね
によって熱ローラ347に圧接している加圧ローラ34
6との間へ搬送され、シートガイド345及びカートリ
ッジ342の下面をガイドとし、搬送されることで定着
が行われる。
【0034】そして、シートガイド349a,349b
にガイドされて排紙ローラ350,351によって、ス
タッカ352へ排出される。353はゴム足である。
【0035】なお、給紙ローラ336、レジストローラ
341a、カートリッジ342、熱ローラ347、給紙
ローラ150は、不図示の駆動モータによって駆動さ
れ、適時にON、OFF制御されている。
【0036】実際の像形成過程では、カートリッジ34
2内の感光ドラム342に、画像イメージを露光するの
に、不図示のレーザーユニットとコリメーターレンズに
よって、発せられたレーザー光を、スキャナモータ15
7の軸に取り付けられているポリゴンミラー154に照
射し、ポリゴンミラー354が回転駆動され、そしてf
θレンズ355とミラー356を通り感光ドラム342
aへレーザー光を走査する。
【0037】冷却ファン359は、画像形成装置330
の本体の上面近傍に配置され、その上には、排気ルーバ
ー358bが設けてある。
【0038】この冷却ファン359は、ダクト361に
取り付けられており、このダクト下方では、ポート36
2a,362bによって風路が2方向に分けられてい
る。
【0039】ポート367aは、冷却ファン359によ
る負圧によって、吸気ルーバー58aから外気が吸入さ
れ、この外気を用いて、スキャナモータ357と、不図
示のレーザーユニットと、fθレンズ355等の光学系
を収納している不図示の光学箱及びプロセスカートリッ
ジ342内のトナー、廃トナー部を冷却するための風路
を構成する不図示のダクトへ連結されている。
【0040】ポート367bは、電源部363へと通じ
ており、そのための外気の吸気口(不図示)は、本体の
下面に設けられていて、そこから外気を導入して冷却を
行う構成となっている。
【0041】以上が、従来の重送防止パットを用いた画
像形成装置の例である。
【0042】次に図29、図30を用いて、従来の重送
防止パットを用いた給紙機構について説明を行う。
【0043】図29は、図28の画像形成装置の給紙機
構のみの拡大図を示す。この図を用いて給紙動作を詳細
に説明する。
【0044】カセット331はシート332を積層した
状態で収容できる構成になっていて、そのシートは、中
板333と並行コイルばね335によって、給紙ローラ
336へ圧接させる構成になっている。また、中板33
3は、回転部334によって、回動可能に支持されてい
る。
【0045】給紙ローラ336が図中矢印方向に回転す
ると、シート332が1枚あるいは2〜3枚給紙され、
重送防止パット337aと給紙ローラとの間に搬送され
る。
【0046】その重送防止パット337aは、給紙ロー
ラ336よりも大きなRを持って湾曲している。これ
は、並行コイルばね338の加圧力によって給紙ローラ
へ圧接されることによって生ずるニップにおいて、その
ニップ幅を大きくして、耐重送性能を高める為に用いら
れている。
【0047】その重送防止パットの材質は中硬度のウレ
タンを用いている。給紙ローラの材質は、低硬度のEP
DMを用いている。
【0048】上記の構成において 給紙ローラと紙とのμをμ1 重送防止パットと紙とのμをμ2 紙と紙とのμをμ3 とすると、これらの大小関係は、 μ1 >μ2 >μ3 ……… のように設定されている。
【0049】したがって、給紙ローラによって、1枚あ
るいは2枚給紙された、シートが、その給紙ローラと重
送防止パットとのニップ部に突入すると、μ3 が最も小
さいことから、分離が行われる。
【0050】また、3枚以上重送した場合は、図30に
示すようにμ1 が最も大きいことから、332a(1枚
目)は給紙が行える。また3枚目のシート332cはパ
ット337aに圧接し、μ2 による摩擦力が得られるた
め、パット上に止まることができる。そして、その中間
にある2枚目のシート332bは、図のようにシート3
32aの搬送方向に多少重送した後に、パット337a
に圧接することで、止まることができ、分離が行われ
る。
【0051】図29にて、図中A方向から見た重送防止
パット337aのA視図を図31に示す。図からわかる
ように、重送防止パット337aは、表面がフラットな
板状になっている。
【0052】また、その重送防止パットは、画像形成装
置330に搭載された状態において、紙搬送方向と直角
をなす方向、すなわち、そのパット337の長手方向に
移動させる手段は設けられていない。
【0053】
【発明が解決しようとする課題】
〈第1の発明の課題〉しかしながら、上記従来例では、
シート32に対する給紙ローラ36及び重送防止パット
37aの摩擦係数が、常に式に示す大小関係になって
いれば良いわけであるが、ある確率においてμの大きさ
が変わり、重送が少なからず発生してしまう欠点があっ
た。
【0054】μが変動する要因として、給紙ローラ36
は、耐久による紙粉の付着によってμ1 が低下する傾向
にあり、重送防止パット37aも、同様の理由でμ2
低下する。
【0055】それらの低下率は多少異なるが、いずれの
場合も、低下する傾向になっている。
【0056】これに対し、シートとシートによる摩擦
は、シートの製造工程における裁断時に、そのエッジ部
のダレによって、2〜3枚があたかも固着したような状
態になる場合や、シート表面の繊維が2枚目の繊維とか
らみ合っている場合、μ3 の見かけ上の大きさが、ある
確率で増加する傾向があり、このときの見かけ上のμ3
の大きさによっては、式が成り立たなくなり、重送が
発生してしまう。
【0057】第1の発明は、シートの分離を確実にした
給紙装置を提供することを目的とするものである。 〈第2の発明の課題〉しかしながら、上記従来の技術2
においては、シートの給紙、分離に対してはゴムの粘弾
性特性を利用してシートを連れ出し、また、紙さばきを
行なっており、次のような欠点を有していた。
【0058】(1)多数回の給紙により、給紙ローラの
ゴムローラ表面が摩耗し、摩擦係数が低下するため、給
紙ローラがシート表面で滑ってしまい、確実に給紙する
ことができなくなってしまう。
【0059】(2)給紙ローラのシートにかかる圧力が
変動してしまった場合、上記(1)と同様の現象によ
り、給紙不良となる。
【0060】(3)ゴムの硬さ、環境特性等の変化によ
り、給紙能力が左右され、安定しない。
【0061】第2の発明は、積載したシートの給紙を安
定して行うことができる給紙ローラを備えた給紙装置を
提供することを目的とするものである。 〈第3の発明の課題〉上述した従来の技術3において
は、重送防止パット表面の形状がフラットな板状となっ
ているため、給紙ローラとの接触面積は、給紙ローラの
横幅を長辺とした略長方形となっている。このことか
ら、給紙ローラは、装置の耐久寿命に対し、ほぼ全面が
使用されることになり、給紙ローラの耐久寿命は、ロー
ラ周速によって多少異なるが、およそある程度の耐久枚
数になると、紙とのμ(摩擦係数)が低下して給紙不良
が発生しはじめて、寿命に達してしまうようになる。
【0062】また最近では、給紙ローラ以外の構成部品
の耐久寿命が、伸びてゆく傾向にあるのに対して、給紙
ローラの寿命は上記従来例において、これ以上伸ばすこ
とができないため、このローラ寿命によって装置全体の
寿命が左右されてしまう、という欠点があった。
【0063】第3の発明は、給送回転体としての給紙ロ
ーラの寿命の延長化を図った給紙装置を提供することを
目的とするものである。
【0064】
【課題を解決するための手段】
〈第1の発明の手段〉本発明は、複数枚の記録用のシー
ト(32)を収納する収納手段(31)と、前記シート
(32)に圧接して回動してシート(32)を給送する
給送回転体(36)と、該給送回転体(36)に前記シ
ート(32)を圧接させてシート(32)を1枚ずつ分
離する重送防止パッド(1a)と、を有する給紙装置に
おいて、前記重送防止パッド(1a)が、その表面に少
なくとも1つの凹部(1c,2b,3b)を有し、該凹
部(1c,2b,3b)の開口面積が、給紙されるシー
ト(32)の搬送方向下流側に向って大きくなるように
形成したことを特徴する。 〈第2の発明の手段〉本発明は、積載されたシート(1
32)に圧接・回転してシート(132)を給送自在で
あって中空をなすと共に外周面に吸気穴(115)を有
し、かつ内部の空気が排気される給紙ローラ(100)
を有することを特徴とする。
【0065】また、前記給紙ローラ(100)が、その
内部の空気を排気する空気排出機構(104A)を有す
ることを特徴とする。 〈第3の発明の手段〉本発明は、複数枚の記録用のシー
ト(332)を収納する収納手段(331)と、前記シ
ート(332)に圧接して回動してシート(332)を
給送する給送回転体(302)を有する給紙装置におい
て、前記給送回転体(302)に前記シート(332)
を圧接させてシート(332)を1枚ずつ分離するもの
であって、表面に少なくとも1つの凹部(305a)及
び凸部(305b)とを有し、前記凹部(305a)の
開口面積が給紙されるシート(332)の搬送方向下流
側に向って一定の大きに形成されている重送防止パット
(305)と、前記給送回転体(302)と前記重送防
止パット(305)とを、シート搬送方向に対して直角
方向に相対的に移動させる移動手段(308)と、を有
することを特徴とする。
【0066】また、前記給送回転体(302)と重送防
止パットとの相対的な移動は、少なくとも1枚のシート
(332)を給紙する毎に行なわれることを特徴とす
る。
【0067】
【作用】
〈第1の発明の作用〉シート搬送方向に向って、開口面
積が次第に大きくなる分離パッド(1a)を用いること
で、給送回転体(36)と重送防止パッド(1a)との
ニップ部で、シート(32)が給紙搬送されるとき、そ
のニップ内の上流部と下流部とで接触面積が異なってお
り、下流に行くほど接触面積が小さくなっている。
【0068】このことは、重送防止パッド(1a)とシ
ート(32)との接触面積が小さくなることで、摩擦力
の総和は同じだが、単位面積当りの面圧が大きくなるこ
とから、摩擦力も単位面積当りに対して大きくなる。
【0069】このことから、シート(32)とシート
(32)との摩擦力の大きさも、単位面積当りに対して
大きくなるが、シート(32)の裁断時のダレによる固
着力や、シート(32)の繊維のからみ合いによる固着
力は、不変なので、相対的にシート(32)の分離が行
い易くなる。
【0070】また、上述のようにパット表面の凹部(1
c,2b,3b)の開口面積を下流方向に向かって、次
第に大きくなるように設ける理由は、開口面積を急激
に、あるいは、ステップ状に小さくすると、シート(3
2)が重送防止パッド(1a)に食い付いてしまい、さ
らに給紙ローラ(36)がスリップしてしまって、給紙
不良が、ある確率で発生しやすくなったり、シート(3
2)が単純に凹部の開口面積が変わった部分に、引っ掛
かってしまって、ジャムが発生しやすくなることを防ぐ
ためである。 〈第2の発明の作用〉中空の給紙ローラ(101)を回
転させるとき、この給紙ローラ(100)の内部の空気
は排出され、かつ外周面の吸気穴(115)から空気を
吸引する。これにより、最上位のシート(132)が、
給紙ローラ(100)の外周面に吸着されながら給送さ
れて、誤動作を生じることなく安定した給紙を行うこと
ができる。
【0071】また、給紙ローラ(100)を回転駆動さ
せるときに、給紙ローラ(100)内の空気の排出は、
給紙ローラ(100)に設けた空気排出機構(104
A)により行なわれることにより、特別の空気排出機構
を用いることなく給紙ローラ内の空気排出ができて、給
紙ローラ(100)の構成を簡単にすることができる。 〈第3の発明の作用〉給送回転体(302)の回転によ
り、収納手段(331)内のシート(332)が送り出
され、給送回転体(302)とこれにシート(332)
を圧接させる重送防止パット(305)により1枚ずつ
分離される。
【0072】シート(332)の分離は、重送防止パッ
ト(305)の凸部(305b)と給送回転体(30
2)との圧接部において行なわれ、1枚のシート(33
2)が給送されると、移動手段(308)により例えば
重送防止パット(305)が給送回転体(302)に対
し、相対的にシート搬送方向と直角方向に移動される。
これにより、2枚のシート(332)を分離する毎に、
給送回転体(302)は、その全周が重送防止パット
(305)に圧接することになって、給送回転体(30
2)の寿命を延長させることができる。
【0073】なお、カッコ内の符号は、図面を参照する
ために示すものであって、本発明の構成を何ら限定する
ものではない。
【0074】
【実施例】
〈第1の発明の実施例1〉図1は、本実施例に係る重送
防止パッドの平面図を示し、図2は、そのパットを搭載
した画像形成装置の縦断側面図を示す。
【0075】図2の画像形成装置は、重送防止パット3
7a以外は、従来例の図5で説明した例と全く同一の機
能を示すので、各構成要素には同一番号を記してあり、
その説明は省略する。
【0076】図1は、図2のA方向から見た重送防止パ
ットを示す。図において、1aは重送防止パット、1b
はホルダー、1c(斜線部)は重送防止パットの凹部を
示す。また図中B→B′方向は下流方向であることを示
す。
【0077】図からわかるように、重送防止パット1a
は、ホルダー1bに接着されており、さらにそのパット
1aは凹部1cが設けられている。その凹部1cの開口
面積は、下流方向(B→B′方向)に向かって大きくな
るように設けられている。
【0078】上述の構成の重送防止パット1aを、図2
の様に、画像形成装置30に組み込んで使用すると、重
送発生確率が約30%程度小さくなり、信頼性を向上さ
せることができる。
【0079】上記の重送防止パット1aの材質は、ウレ
タンゴムを用いているが、他のゴム、例えばNBR、C
R、EPDM等を用いることは可能であるが、なるべく
耐油性が高いもの方が良い。
【0080】また、上記重送防止パッド1aの凹部であ
る1cは、加硫時に型成型によって加工されたものであ
り、凸部であるパッド部1aは、加硫後に、研削加工を
施して、平面度及び厚みの精度出しを行なったものであ
る。
【0081】一方、この重送防止パッド1aに組み合わ
せて用いる給紙ローラ36の材質は、ポリノルブルネン
系、EPDM系、シリコン系、ウレタン系等を用いるこ
とができる。
【0082】なお、本実施例では、給紙ローラ材質は、
ポリノルボルネン系で硬度25o (JIS−K630
1)、重送防止パット材質は、ウレタンゴムで硬度70
o (JIS−K6301)を用いた。 〈第1の発明の実施例2〉図3に実施例2に係る重送防
止パッド2aを示す。
【0083】重送防止パッド2aの材質は、実施例1と
同じウレタンを用いており、図よりパット部2aは、凹
部2bをV字型とし、実施例1の凹部1cの凹部の台形
型とは異なっている。
【0084】この形状とすることで、パット部2aをパ
ットの長さ方向(紙搬送方向と直角方向)に対して、一
体にすることができる。
【0085】すなわち、加硫型を単純な板状に成形する
ことができ、そして、その後の研削も、板状のゴムを研
削して板厚の精度を出すだけなので、特別な段取りを不
要とし、そして研削後には、ビク型で、パット2aの形
状に加工することができるので、加硫型及び研削の低コ
スト化、そして凹部2bをV型の切り欠き形状とするこ
とで、パット全体の薄肉化が可能となり、材料コストの
低減が望める。 〈第1の発明の実施例3〉第1の発明の実施例3に係る
重送防止パッドを図4に示す。
【0086】図のように、凹部3bの形状を、2次曲線
あるいは指数関数で定義できるような曲線にしたもので
ある。
【0087】凹部の開口面積が、B→B′方向(下流方
向)に向けて次第に大きくなるように設けられていれ
ば、実施例1と全く同一の作用で、全一の効果を得るこ
とができる。 〈第2の発明の実施例1〉図9は、本発明の特徴を最も
よく表わす給紙装置の給紙ローラの一部を縦断した正面
図、図10は斜視図をそれぞれ示している。
【0088】図中100は給紙ローラを示しており、こ
の給紙ローラ100は、両側部をボス部102とハウジ
ング103とに固着されている給紙ローラゴム部101
と、変速機構部103Aと、排気機構部104A等を備
えている。
【0089】上記ボス部102及びゴム部101が固着
されているハウジング103は、軸受106,107を
介して軸105に装着されており、この軸105は不図
示の駆動源により矢印方向に回転自在になっている。軸
105の自由端には、変速機構部103Aの位置におい
て太陽歯車108が、そして排気機構部104Aの位置
において排気ファン111が、それぞれ固着されてい
る。
【0090】ハウジング103には、中空の給紙ローラ
100内の空気を排気するための排気部114が設けら
れており、また上記ゴム部101には、外部の空気を給
紙ローラ100内に吸気するための少なくとも1個の吸
気穴115を有している。この穴部115は、通常は閉
塞した状態にある。
【0091】上記太陽歯車108には、複数の遊星歯車
109が噛合しており、この遊星歯車109は、ハウジ
ング103に形成された内歯歯車110に抜け止めされ
た状態で噛合している。上記変速機構部103Aは、ハ
ウジング103と、上記各歯車からなる変速ギア列10
8,109,110等により構成されている。
【0092】上記遊星歯車109に回転自在に係合して
いる支軸109aの基部は、排気機構部104Aを構成
しているファンケース104の内側に固着されており、
この内側板には複数の変速機構部103A内を空気を通
すための穴部113が、そして外側板には同様の穴部1
12がそれぞれ穿設されている。上記排気部114は、
ハウジング103に対して回動自在であって、遊星歯車
109の公転時に回転する。次に、各々の動作について
説明する。
【0093】不図示の駆動源により軸105に伝達され
た回転により、太陽歯車108及びこれに噛合している
遊星歯車109が回転し、さらに遊星歯車109の自転
及び公転により内歯歯車110及びハウジング103が
回転する。ハウジング103は、給紙ローラゴム部10
1と一体的に固着されているので、ハウジング103と
共に給紙ローラゴム部101も回転する。
【0094】この給紙ローラゴム部101の回転数は、
軸105の回転数に較べると、歯車列108、109、
110の変速比に相当する量だけ変速(多くの場合は減
速)されている。
【0095】軸105の回転力と共に、さらに羽根11
1が回転して給紙ローラゴム部101内の空気を、排気
部114、穴部113、112を介して排出する。ゴム
部101には、その表面から内側へ貫通している吸気穴
115が多数設けられている。この吸気穴115は、通
常、図のようにその一部が左右あわさってゴム部内外の
空気の流通を阻止している状態にある。
【0096】いま、給紙ローラ100がシート132に
圧接され、給紙動作が行なわれようとすると、シート1
32との圧接位置にあるゴム部101の吸気穴115
は、図11のように変形し、ゴム部101の内外部を導
通する空気流通路130を形成する。
【0097】このとき、排気機構部104Aの排気ファ
ン111は回転していて、給紙ローラ内部の空気を排気
し続けているから、内部が負圧となることにより図12
のように、一番上のシートを吸いつけることとなる(図
12は吸いあげる様子を模式的に強調してある)。
【0098】最上位のシート132を、その下の2枚目
のシートから分離することができるならば、両シート1
32の間隙135の摩擦係数は急激に低下し、ひき続い
てのゴム部101と1枚目のシート132との摩擦搬送
力により、シート132は安定して搬送されることとな
る。
【0099】図9、図10では、軸105は片持ちにし
て示してあるが、これは軸105を貫通させ、両端支持
軸としてもよいことは勿論である。また、変速機構部1
03Aは歯車によって構成した場合を示したが、これは
摩擦伝達、ベルト伝達等によって構成してもよいことも
勿論である。さらに、変速機構部103Aの歯車列部
は、上記説明に示した遊星歯車列のみならず、直列の歯
車配列によることも同様可能である。 〈第2の発明の実施例2〉給紙ローラのゴム部に設けら
れる吸気穴の空気流通路の構成は、実施例1の他に図1
3に示すようなものが可能である。
【0100】図13においては、ゴム部150の空気流
通路151には、には弁となりうるピン152が配設さ
れ、そのゴム部内側におけるピン頭部は、板ばね153
により押さえつけられている。板ばね153は、その周
辺をゴム部150の内側に接着等によって止められてい
る。ピン152の軸側の先端は、ゴム部150の外周よ
りわずかに突き出た状態になっている図13(a) 。
【0101】この給紙ゴムローラが給紙動作を行なわせ
るべく回転し、ピン先端がシート154を押さえる位置
までくると、ピン先端はシート154により押し込ま
れ、ピン頭部は板ばね153の力に抗してゴムローラ内
部の方向へ動く。
【0102】これにより、ゴム部内周とピン頭部との間
には隙間ができ、ゴム部外部と内部には図13(b) に示
すように空気流通路151が導通される。これにより、
ゴム部外部より吸気された空気は、板ばね153にあけ
られた穴等をすりぬけ、結果として、シート154の最
上位の紙を吸引することとなる。
【0103】この板ばね153のかわりに、例えば図1
4に示すようにコイルばね160等を使用してもよいこ
とは勿論である。すなわち、複数のコイルばね160
は、内側のばねおさえ部材161により支えられてい
る。 〈第2の発明の実施例3〉給紙ローラに付設される排出
機構部と変速機構部の位置は、実施例1の場合のみなら
ず、ゴム部に対していずれのところでもよい。
【0104】すなわち、図15(a) は、給紙ローラのゴ
ム部170、排気部171、変速機構部172の順に配
置したものであり、(b) 図はゴム部170の両側に排気
部171、変速機構部172をそれぞれ配置したもので
あって、排気部171及び変速機構部172は、どのよ
うにでも配置することが可能である。 〈第2の発明の実施例4〉給紙ローラのゴム部の吸気穴
において、弁として作用する流通穴の開閉は、カム等に
より、その動きを制御してもよい。図16はその一例を
示している。
【0105】ゴム部180には、空気流通路181が複
数個設けられている。この空気流通路181には、ピン
182が各々板ばね183に固定されて設置されてい
る。軸184には、複数の突起部を有するカム185が
係止されており、軸174が回転することにより、この
カム185の突起部はピン頭をおさえつけるように作用
する。
【0106】このカム形状は、例えば1カ所の突起部1
85aは、ピン頭がゴム部内周より離れるような形に作
られており、これにより、この部分にはゴム部の内外を
導通する空気流通路181が形成されることになる。
【0107】軸184とゴム部180の空気流通路18
1との位置関係は、変速機構部103A(図9参照)に
よって定められた変速比によって決められるから、シー
トの給紙すべきタイミングにあわせてピン頭が上下する
ように設定することが可能である。 〈第3の発明の実施例1〉第3の発明の第1の実施例を
図20ないし図24に基づいて説明する。
【0108】図20において、301は実施例1の給紙
装置301全体を示し、302は給紙ローラ(給送回転
体)であり、この図では隠れて見えないが、断面が半月
形状となっている。303は給紙ローラ302の芯材で
材質は樹脂である。
【0109】304は給紙ローラ302を駆動するため
のシャフトであり、このシャフト304は不図示のモー
タ、ギア駆動系、クラッチを経て、動力が伝達されてお
り、不図示のクラッチを適時にON/OFF制御して給
紙ローラ302が回転するようになっている。
【0110】305は重送防止パットであり、305a
は重送防止パット305の凹部を、305bは凸部をそ
れぞれ示している。
【0111】306は、重送防止パット305のホルダ
ーであって、重送防止パット305が両面テープにて接
着されている。このホルダー306に設けられたリブ3
06aは、ホルダーガイド307に設けられた溝に嵌合
していて、ホルダー307全体が、図中上下方向に移動
可能となっている。
【0112】上述のホルダーガイド307内には、パッ
トばね312が2本配置されていて、ホルダー306下
部のダボ306b及びホルダーガイド内のダボ307d
にそれぞれ圧入されており、このの反力は、重送防止パ
ット305を給紙ローラ302へ圧接させる方向へ働く
ようになっている。
【0113】さらにホルダーガイド307には、突起3
07aにてコイルばね313が取り付けられており、こ
のばね313の他端は、ベースフレーム314に設けら
れている突起314aに取り付けられている。
【0114】また、ホルダーガイド307の下部に設け
られ軸受部307eには、レール310が挿入されてい
て、ホルダーガイド307は、図中左右方向に移動可能
に支持されており、上記レール310の両端はベースフ
レーム314に立設された軸受314b,314cにそ
れぞれ装着されている。
【0115】上記のホルダーガイド307の左右方向へ
の移動量は、ベースフレーム314に設けられている軸
受314b,314cに突き当たることで、規定される
ようになっている。
【0116】また、ホルダーガイド307は、突起30
7bが設けられていて、ソレノイド308の駆動ロッド
308aにピン309にて止められている。ソレノイド
308はねじ315によって、ベースフレーム314に
ネジ止めされている。
【0117】図21は、図20のA方向から見た平面図
であり、給紙ローラ302、芯材303、シャフト30
4を、後の説明のため、不図示としている。
【0118】図においては、重送防止パット305の凹
部305aをわかりやすくするために二重斜線で示して
ある。図からわかるように、凹部305aと凸部305
bとは、同じ間隔で配置してある。
【0119】また、レール310は2本用いてあり、そ
れが平行に配置されることで、ホルダーガイド307が
回転しないようになっている。
【0120】また、さらに図中にて、パットホルダー3
06の中央部には、係止部材306bが設けてある。こ
れは、ホルダー306とホルダーガイド307とをパッ
チン止めするための部材である。
【0121】パットホルダーのリブ306aは、図20
でも説明したように、ホルダーガイド307に設けられ
ている溝に入っており、図中の紙面垂直方向にスライド
可能となっている。
【0122】図22は、図20におけるB−B断面図を
示している。
【0123】図からわかるように、給紙ローラ302は
半月形状となっており、そのためにフラット部2aが設
けてある。
【0124】パッドホルダー306には、斜面306c
が設けてあり、この斜面を利用して、上流から給送され
てきた紙が、給紙ローラ302と重送防止パット305
との間に導きやすくなっている。
【0125】重送防止パット305の図中斜線部は、凹
部305aの断面であることを示し、凸部305bが給
紙ローラ302にパットばね312によって、圧接して
いる状態を示す。
【0126】さらに、パッドホルダー306の係止部材
306bは、ホルダーガイド307の係止部307cと
でパッチン止めを構成するようになっている。但し、図
の状態のように、パッド305が給紙ローラ302の円
周部へ圧接している状態では、係止部材306bと係止
部307c部とが離れた状態になっているが、給紙ロー
ラ302が図中矢印の方向に回転してゆき、フラット部
302aによってパット305と給紙ローラ302が離
れたとき、パットばね312のばね力によって係止部材
306bと係止部307c部とが当接し、パッドホルダ
ー306が、ホルダーガイド307からはずれない様に
なっている。
【0127】また、図21でも説明した様に、レール3
10は2本使用されている。軸受部307eには位置出
し用の丸穴307fと長穴307gによって、紙面垂直
方向に移動可能に支持されている。
【0128】図23に、図20と同じ方向から見た給紙
装置を示す。
【0129】この図は、給紙ローラ302が図中矢印の
ように回転し、フラット部302aが、パット305と
対向した状態であることを示す。この状態において、パ
ットばね312が伸長し、パッドホルダー306の係止
部材306bが、ホルダーガイド307の係止部307
c部に当接して、止まっていることがわかる。
【0130】さらに図23は、上述の状態から、ソレノ
イド308に電流を流すことで、ロッド308aを駆動
し、ホルダーガイド307を図中右へ移動させ、軸受3
14cに当接する位置を保持するように駆動している状
態を示している。このときのソレノイド308の駆動力
はコイルばね313の張力よりも大きいことは言うまで
もない。
【0131】そして、この状態で給紙を1回行い、その
後、ソレノイド308の電流をOFFにし、ばね313
のばね力によって、ホルダーガイド307は、パッドホ
ルダー306、重送防止パット305と共に、図中左へ
移動し、軸受314bへ突き当たったところで止まり、
次の給紙動作を行うようになっている。
【0132】図24に、本実施例の重送防止パット30
5を含む給紙装置301を画像形成装置に組み込んだ例
を示す。
【0133】図において、給紙装置301を除く各機構
要素は、図28の従来例の場合と全く同一かつ同機能で
あるので、説明は省略する。
【0134】図において、給紙動作について説明する。
給紙ローラ302は、シート332、重送防止パット3
05に圧接していて、給紙ローラ302が図中矢印方向
に回転すると、給紙が行われる。
【0135】給紙ローラ302に対するシート332の
圧接は、給紙カセット331からシート332を送り出
す給紙部と、重送防止パット305である分離部との2
か所で行なわれているが、シート332を1枚給送する
ためには、給紙部では、ローラ全面を使用するのに対
し、分離部においては、凹部305aとその移動手段が
設けられていることから、シート332の2枚の給紙で
ローラ全面を使用することになる。
【0136】一方、従来の給紙部及び分離部の給紙ロー
ラに対する耐久負荷は、ほぼ1:1であることがわかっ
ている。
【0137】それに対し、本実施例では、給紙部の耐久
負荷は、従来例と同じであるが、分離部の耐久負荷は、
約半分になるため、全体では、約1.5倍の耐久性向上
が実現できる。
【0138】もちろん、上記移動手段による移動量の大
きさが、任意の場合においても、寿命を従来例以上に向
上させることは言うまでもないが、上記実施例のよう
に、凸部305bの幅の大きさだけ移動させると、上述
したように、分離部での耐久負荷を約半分にできること
から、上述の移動量が特に良いと言える。 〈第3の発明の実施例2〉図25、図26に第3の発明
の実施例2を示す。
【0139】実施例2は、給紙ローラとして、丸ローラ
である給紙ローラ325を用いた場合の例を示す。丸ロ
ーラの場合は、半月ローラの場合の様に、給紙ローラ3
25とパット305とが、給紙ローラ325のある回転
角度によって離れることがないため、図示するように、
ソレノイド320を設け、図中下方向にパッドホルダー
306を駆動させることで、パット305と給紙ローラ
325とを離しておき、その後に、ソレノイド308を
駆動して、ホルダーガイド307を図中右方に移動させ
ることができるようにしたものである。
【0140】図25を用いて給紙装置の構成を詳細に説
明すると、ソレノイド320は、2本のビス321によ
って、ベースフレーム314にネジ止めされていて、そ
のソレノイド320にはロッド320aがベースフレー
ム314に開けられた穴及びホルダーガイド307に開
けられた穴を通り図中上に伸びている。そのロッド32
0aの先端には、ピン324が貫通されていて、その両
端部は、パッドホルダー306に設けてあるリブ322
に開けられた穴に通して2個のEリング323によって
止められている。
【0141】図において、ロッド320aの穴とピン3
24との嵌合はクリアランスは大きく設けてある。
【0142】図25は、ソレノイド320を駆動して、
パッドホルダー306を図中下方へ移動させた状態を示
す。ソレノイド320の作動力がパットばね312のば
ね反力よりも大きいことは、勿論である。
【0143】上述の状態において、ソレノイド308を
駆動して、重送防止パット305全体を図中右方へ移動
させ、軸受314cに当接するまで移動させた状態を図
26に示す。
【0144】このことによって、給紙ローラ325が丸
ローラである場合においても、ソレノイド320を追加
することで、実施1と同様に重送防止パット305の移
動を行うことができ、全く同一の効果を得ることができ
る。 〈第3の発明の実施例3〉第3の発明の実施例3を図2
7に示す。図において番号が記していないものは、実施
例1、2と同一の機能を示すため説明は省略している。
【0145】同図において、給紙ローラ371は半月ロ
ーラからなっており、その断面形状は、実施例1の給紙
ローラ302と同一である。
【0146】実施例3では、図中右への移動を、2段階
に分けて行えるようにしたものであり、そのために、重
送防止パット370の凹部370aの大きさは、図から
わかるように、凸部370bの2倍になるように設けて
ある。
【0147】したがって、給紙3枚で給紙ローラ371
の全面を使用することになり、分離部での耐久負荷は、
従来例の1/3になる。このことから、給紙ローラとし
ての寿命は、約2倍に向上させることができる。
【0148】図27を用いて、給紙装置の構成をさらに
詳細に説明する。
【0149】実施例1及び2では、1段階のみのホルダ
ーガイドの駆動であったので、ソレノイド308による
ON/OFF駆動で十分であったが、実施例3では、重
送防止パット370を2段階に移動させるため、パルス
モータ373、スクリューねじ375等が用いられてい
る。パルスモータ373は、ねじ374によってベース
フレーム314に固定されている。パットホルダー37
6には、スクリューねじ375に螺合しているめじ部3
76aが設けてあり、これによって、パルスモータ37
3、スクリューねじ375から図中右方向への駆動力を
得られるようになっている。なお、コイルばね313
は、スクリューねじ375とめねじ部376aのガタ取
りのために用いている。
【0150】図は、給紙ローラ371のフラット部37
1aとパッド370とが、ちょうど対向した位置にある
状態を示している。
【0151】この状態になったとき、給紙1枚毎に、ホ
ルダーガイドド307は図中右方に移動されるようにな
っている。
【0152】このとき、パルスモータ373を駆動し、
スクリューねじ375のリードと、パルス数との関係か
ら、第1段階の移動に必要なパルス数を与え、給紙が行
われる毎に、パルスモータ373を駆動するシーケンス
になっている。また、図のようにパットホルダー376
が左端の軸受314bに当接した位置を原点とし、この
原点を検知する不図示のフォトニックセンサが設けられ
ていて、左端に戻ってくるたびに、位置校正を行なって
いる。
【0153】また、パルスモータ373のホールディン
グトルクに余裕がある場合(慣性トルクに対して)は、
軸受314bに当接する位置の他に、第1移動位置、及
び軸受314cに当接する位置にもフォトニックセンサ
を設け、そのセンサをよぎったとき、パルスモータ37
3が停止するシーケンスでもよい。
【0154】実施例3では、パッド370の移動を、パ
ルスモータ373とスクリューねじ375を用いた例を
示したが、他の駆動方法においても、給紙ローラ371
の耐久性に対して、全く同一の効果が得られることは、
言うまでもない。
【0155】さらに、凹部370aの幅と凸部370b
の幅との差をさらに大きくすることによって、耐久枚数
に対する給紙ローラ371の使用率が下がり、さらに耐
久性を向上させることができることは言うまでもない。
【0156】また、実施例1,2,3で用いている、重
送防止パットの305,370の凸部305b,370
bの面積の各総和は、従来例の重送防止パットの面積と
同じになるように設定してあるので、重送防止パット3
05,370の面圧は同じであり、パット自体の耐久性
が凹部305a,370aを設けることで、低下するこ
とはない。また、実施例1,2,3で用いた重送防止パ
ット材質はウレタンで硬度70o (JIS−K630
1)、給紙ローラ材質は、ポリノルボルネ系ゴムを用い
硬度は25o (JIS−K6301)が用いられてい
る。もちろん他の材質を用いた場合においても、同様の
効果が得られる。
【0157】
【発明の効果】
〈第1の発明の効果〉本発明によれば、重送防止パット
表面に設けた少くとも1つの凹部の開口面積が、給紙さ
れたシートの搬送方向に向かって、次第に大きくなるよ
うに設けたので、下流方向に向うに従って、単位面積当
たりの面圧、すなわち摩擦力が次第に大きくなって、従
来の重送防止パットよりも重送発生率を小さくすること
ができる。 〈第2の発明の効果〉本発明によれば、中空の給紙ロー
ラ内の空気を排出して、外周面の吸気穴から給紙ローラ
内に空気を吸気するようにしたので、最上位のシートの
分離・給送を確実に行うことができる。
【0158】また、給紙ローラ内の空気を排出する排気
機構の駆動を、給紙ローラを駆動する回転駆動により得
ているので、安価で小型化の給紙ローラを実現すること
ができる。 〈第3の発明の効果〉第3の発明によれば、重送防止パ
ット表面に少なくとも1つの凹部及び凸部を設けて、給
送されるシートの分離部における給送回転体と重送防止
パットとの圧接面積を低減し、かつ給送回転体と重送防
止パットとを相対的移動先端ことにより、給送回転体の
耐久負荷を1/2以下に低減することができ、給送回転
体のトータルでの耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の実施例1に係る重送防止パッドの
平面図
【図2】同じく実施例1の重送防止パッドが適用されて
いる画像形成装置の縦断側面図
【図3】第1の発明の実施例2に係る重送防止パッドの
平面図
【図4】第1の発明の実施例3に係る重送防止パッドの
平面図
【図5】従来の重送防止パッドが適用されている画像形
成装置の縦断側面図
【図6】同じく給送装置部の縦断側面図
【図7】同じくシートの分離作用を示す給紙ローラ、重
送防止パッドの縦断側面図
【図8】同じく従来の重送防止パッドの平面図
【図9】第2の発明の第1の実施例に係る給紙装置の給
紙ローラの一部縦断正面図
【図10】同じく給紙ローラの一部破断した斜視図
【図11】同じく給紙ローラゴム部の空気流通路部の縦
断側面図
【図12】同じく給紙ローラによるシートの吸引・分離
作用図
【図13】第2の発明の実施例2に係る給紙ローラゴム
部の縦断側面図
【図14】同じく給紙ゴム部の他の例を示す縦断側面図
【図15】第2の発明の実施例3に係る給紙ローラの正
面図であって、(a) 図はゴム部の片側に排気機構、変速
機構を配置した図、(b) 図はゴム部の一方の側に排気機
構部を、他方の側に変速機構をそれぞれ配置した図
【図16】第2の発明の実施例4に係るゴム部の縦断側
面図
【図17】従来の給紙ローラが適用されている給紙装置
の縦断側面図
【図18】同じく給紙ローラの斜視図
【図19】同じく給紙ローラの別の例を示す斜視図
【図20】第3の発明の実施例1に係る給紙装置の縦断
正面図
【図21】同じく重送防止パットの図20におけるA矢
視図
【図22】同じく給紙装置の図20におけるB−B矢視
【図23】同じく重送防止パッド部が横動した状態の給
紙装置の縦断正面図
【図24】同じく第3の発明が適用されている画像形成
装置の縦断側面図
【図25】第3の発明の実施例2に係る給紙装置の縦断
正面図
【図26】同じく図25の装置の作用図
【図27】第3の発明の実施例3に係る給紙装置の縦断
側面図
【図28】従来の給紙装置が適用されている画像形成装
置の縦断側面図
【図29】同じく給紙装置の縦断側面図
【図30】同じく給紙ローラ及び重送防止パッド部の側
面図
【図31】同じく重送防止パッドの平面図
【符号の説明】 1a,2a,3a,37a 重送防止パッド 1b,37b パッドホルダー 1c,2b,3b 凹部 31 カセット(収納手段) 32 記録用のシート 36 給紙ローラ(回転体) 100 給紙ローラ 101,150,180 ゴム部 103 ハウジング 103A,172 変速機構部 104 ファンケース 104A,171 排気機構部 105 軸 108,109,110 変速ギア列 111 排気ファン 114 排気部 115, 吸気穴 130,151,181 空気流通路 132,154 シート 301 給紙装置 302 給紙ローラ(給送回転体) 305 重送防止パット 305a 凹部 305b 凸部 306 パッドホルダー 307 ホルダーガイド 308 ソレノイド(移動手段) 320 ソレノイド 320a ロッド 325 給紙ローラ(給送回転体) 370 重送防止パット 370a 凹部 370b 凸部 371 給紙ローラ(給送回転体) 373 パルスモータ(移動手段) 376 パットホルダー 330 画像形成装置 331 給紙カセット(収納手段) 332 シート

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の記録用のシートを収納する収納
    手段と、前記シートに圧接して回動してシートを給送す
    る給送回転体と、該給送回転体に前記シートを圧接させ
    てシートを1枚ずつ分離する重送防止パッドと、を有す
    る給紙装置において、 前記重送防止パッドが、その表面に少なくとも1つの凹
    部を有し、該凹部の開口面積が、給紙されるシートの搬
    送方向下流側に向って大きくなるように形成したことを
    特徴する給紙装置。
  2. 【請求項2】 積載されたシートに圧接・回転してシー
    トを給送自在であって中空をなすと共に外周面に吸気穴
    を有し、かつ内部の空気が排気される給紙ローラを有す
    ることを特徴とする給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記給紙ローラが、その内部の空気を排
    気する空気排出機構を有することを特徴とする請求項2
    に記載の給紙装置。
  4. 【請求項4】 前記給紙ローラが、給紙ローラの軸の回
    転に対して給紙ローラの回転を変速させる変速機構を有
    することを特徴とする請求項2に記載の給紙装置。
  5. 【請求項5】 前記給紙ローラが、同ローラを回転させ
    る回転動力により前記空気排出機構を動作させることを
    特徴とする請求項2に記載の給紙装置。
  6. 【請求項6】 前記吸気穴が、前記給紙ローラの給紙動
    作に同期して開閉を行うことを特徴とする請求項2に記
    載の給紙装置。
  7. 【請求項7】 複数枚の記録用のシートを収納する収納
    手段と、前記シートに圧接して回動してシートを給送す
    る給送回転体を有する給紙装置において、 前記給送回転体に前記シートを圧接させてシートを1枚
    ずつ分離するものであって、表面に少なくとも1つの凹
    部及び凸部とを有し、前記凹部の開口面積が給紙される
    シートの搬送方向下流側に向って一定の大きに形成され
    ている重送防止パットと、 前記給送回転体と前記重送防止パットとを、シート搬送
    方向に対して直角方向に相対的に移動させる移動手段
    と、 を有することを特徴とする給紙装置。
  8. 【請求項8】 前記給送回転体と重送防止パットとの相
    対的な移動は、少なくとも1枚のシートを給紙する毎に
    行なわれることを特徴とする請求項7に記載の給紙装
    置。
  9. 【請求項9】 前記重送防止パットは、前記凹部の幅が
    前記凸部の幅の大きさの整数倍になっていることを特徴
    とする請求項7に記載の給紙装置。
  10. 【請求項10】 前記給送回転体と前記重送防止パット
    との相対的な移動が、前記重送防止パットの凸部の幅の
    大きさと略同じであることを特徴とする請求項9に記載
    の給紙装置。
JP28445993A 1993-10-18 1993-10-18 給紙装置 Pending JPH07112837A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11334915A (ja) * 1998-05-29 1999-12-07 Hokushin Ind Inc 紙葉類分離部材
JP2003054775A (ja) * 2001-08-08 2003-02-26 Ricoh Co Ltd シート搬送装置および画像形成装置
EP2650243A2 (en) 2012-04-12 2013-10-16 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Sheet separation pad and image forming apparatus

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