JPH07112735A - 開封防止機構を具えた包装用の箱 - Google Patents

開封防止機構を具えた包装用の箱

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JPH07112735A
JPH07112735A JP5339849A JP33984993A JPH07112735A JP H07112735 A JPH07112735 A JP H07112735A JP 5339849 A JP5339849 A JP 5339849A JP 33984993 A JP33984993 A JP 33984993A JP H07112735 A JPH07112735 A JP H07112735A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
rear wall
bottom plate
lid plate
box
Prior art date
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Pending
Application number
JP5339849A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Ishinabe
秀之 石鍋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OGURA ART PRINTING CO Ltd
Original Assignee
OGURA ART PRINTING CO Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by OGURA ART PRINTING CO Ltd filed Critical OGURA ART PRINTING CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蓋板及び底板の差し込み舌片を挿入する壁面
を二重壁面とし、不正な開封が行えないよう構成した包
装用箱を提供する。 【構成】 筒状に形成した箱体の前壁上下両端に、先端
に糊代を兼用する差し込み舌片を有する蓋板及び底板を
形成し、差し込み舌片を挿入する壁面を二重壁構造と
し、二重壁の隙間に差し込み舌片を挿入し、表裏両面を
接着する。 【効果】 差し込み舌片の表裏両面を二重壁に接着した
ので不正な開封が不可能となる安全性が発揮できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は包装用の箱に関し、特に
組立手段が簡単であり、しかも、改ざん、或いは不正な
開封の防止に有効な機構を有する包装用の箱に関するも
のである。
【0002】
【従来技術】一般に包装用の箱は、箱本体を四角い筒状
体として形成し、この筒状体を構成する前壁或いは後壁
の上下両端に蓋板と底板とをそれぞれ開閉自在に連設し
た構造としている。
【0003】包装用の箱は、収容される物品が薬品のよ
うな人の健康や生命に関わるものである場合、薬品類に
不正な細工をされたり、内容物を抜き取られる危険を防
止するため、不正な開封操作を防止できる機能を持つこ
とが必要とされている。
【0004】これらの目的を達成する手段として、従来
より採用されている不正開封の防止機構は、不正操作が
行われ易い蓋板や底板部分に集中されていたが、その具
体的防止手段としては、蓋板や底板部分を二重構造と
し、万一不正な開封操作が行われると、開封の痕跡が外
部から確認され易いよう構成している程度であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
不正開封防止の手段は、上記のように蓋板や底板部分を
二重構造とした程度のものであり、箱本体に改ざん防止
の機能を持たせたものが少なかったため、蓋板や底板を
除く部分、例えば箱本体の糊代部分を鋭利な刃物などで
丁寧に開披すれば蓋板や底板部分に損傷を与えることな
く内容物を取り出すことができるという欠点が指摘され
ている。
【0006】また、箱本体に不正な開封を防止する機能
を持たせたものの場合、箱体の構造が複雑となり商品を
包装する際の箱体の組立手段が煩雑となったり、自動包
装による量産性に欠ける等の欠点を有することが指摘さ
れている。
【0007】
【発明の目的】本発明は上記の事情に鑑み、これに対応
しようとするものであり、不正な開封や改ざん防止の機
能に優れた効果を発揮できるのは勿論のこと、自動包装
に適する構造をもった包装用の箱を提供することを目的
としている。
【0008】また本発明の他の目的は、箱体を一枚の板
紙によって構成することができ、しかも包装材(箱体)
として保管する時は、偏平な板状に圧偏してコンパクト
に保管できるよう構成した包装用の箱を提供せんとする
ものである。
【0009】
【発明の要点】本発明は、前後左右四つの壁面により筒
状に形成される包装用の箱において、前壁の上下両端
に、先端に糊代を兼用する差し込み舌片を形成した蓋板
及び底板をそれぞれ連続させ、前壁と対向する後壁を、
内側後壁と外側後壁の二重構造するとともに蓋板及び底
板の先端に連続させた糊代を兼用する差し込み舌片の表
裏両面を、内側後壁の上下内側面及び外側後壁の上下内
側面にそれぞれ接着させてなる開封防止機構を具えた包
装用の箱を発明の要点としている。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0011】本発明の包装用箱は一枚の板紙を折り畳ん
で形成するものであり、外糊代17,右側壁11、前壁12、
左側壁13、外側後壁14,内側後壁15及び内糊代16を折り
曲げ線18…18を介して連続させると共に、前壁12の上下
上端には折り曲げ線18,18を介して蓋板19及び底板20を
それぞれ連設し、右側壁11,左側壁13,内側後壁15の上
下両端には中蓋21…21をそれぞれ折り曲げ可能に連設し
ている。
【0012】蓋板19及び底板20の先端には糊代を兼用す
る差し込み用の舌片19′及び20′をそれぞれ連設してい
る。なお、蓋板19と前壁11との境界部に形成する折り曲
げ線18はミシン目を刻切した折り曲げ線18として形成し
ている。
【0013】22は内糊代16の貼着面、23,23は蓋板19及
び底板20の先端に形成した差し込み舌片19′,20′の内
側面の貼着面、24は差し込み舌片19′、20′の表側面の
貼着面、25は外糊代17の貼着面である。
【0014】なお、外糊代17は上下両端部を壁面の高さ
より少しだけ長く形成し、壁面より突出した部分を左側
壁13の上下に連続させた中蓋21,21の内側面に貼着させ
るよう構成することが不正開封の防止に効果的である。
【0015】
【箱の組立】上記の構成とした本発明の包装用箱は以下
のように組立てる。
【0016】図2に円弧状の矢印で示すように、先ず内
側後壁15を外側後壁14の内側に沿わせて互いに重合する
よう折り曲げ、内側後壁15先端の内糊代16を左側壁13の
貼着面22に接着させ、筒状体を構成する後部壁面を、外
側後壁14と内側後壁15の二重壁として形成する。(図2
参照)
【0017】次いで右側壁11、前壁12、左側壁13、及び
二重壁として形成した外側後壁14を順次折り曲げ、右側
壁11の外側に連続させた外糊代17を内側後壁15の貼着面
24に接着させて筒状の箱体を形成する。(図3、図4参
照)
【0018】商品を収納する場合は、上記操作により筒
状に形成された箱体を、内側後壁15の上下両端に連続さ
せた中蓋21,21及び右側壁11、左側壁13の上下両端に連
続させた中蓋21…21を順次折り曲げて上下開口部をそれ
ぞれ閉塞したのち前壁12の上下両端に連続させた蓋板19
及び底板20を折り曲げ、それぞれの先端に形成した糊代
を兼用する差し込み舌片19′及び20′を、内側後壁14と
外側後壁15により二重壁状に形成された隙間部分に差し
込み、差し込み舌片19′及び20′の内側面を内側後壁14
の上下両端の貼着面23,23に接着させ、表側面を外側後
壁15の上下両端の貼着面24に接着して箱体の組立を完成
する。(図5・図6参照)
【0019】
【発明の効果】本発明は上記のように、蓋板19及び底板
20を連続させた壁面(前壁12)と対向する面に内側後壁
14及び外側後壁15により二重壁構造とした壁面を形成
し、二つの壁面により形成される隙間部分に、蓋板19及
び底板20の先端に折り曲げ自在に連続させた糊代を兼用
する差し込み舌片19′及び20′を挿入させ、差し込み舌
片19′及び20′の表裏両面を内側後壁14と外側後壁15の
それぞれの向かい合う面に接着させるよう構成したの
で、改ざんその他の不正な目的をもって箱体を操作しよ
うとしても、差し込み舌片19′、20′の内側面が接する
側には絶対に触れることができないので、不正な開封を
行われる心配が絶無となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 展開状態を示す平面図
【図2】 内側後壁を外側後壁の内側に折り曲げる操作
を示す平面図
【図3】 箱体の各壁面を筒状に折り畳み開始した時を
示す斜視図
【図4】 組立終了時の箱体を示す斜視図
【図5】 蓋板閉止時の箱体の縦断側面図
【図6】 蓋板閉止時の箱体の一部を切欠して示す斜視
【符号の説明】
11 右側壁 12 前壁 13 左側壁 14 外側後壁 15 内側後壁 16 内糊代 17 外糊代 18 折り曲げ線 19 蓋板 20 底板 19′ 差し込み舌片 20′ 差し込み舌片 21 中蓋 22 底板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前後左右四つの壁面により筒状に形成され
    る包装用の箱において、前壁の上下両端に、先端に糊代
    を兼用する差し込み舌片を形成した蓋板及び底板をそれ
    ぞれ連続させ、前壁と対向する後壁を、内側後壁と外側
    後壁の二重構造するとともに蓋板及び底板の先端に連続
    させた糊代を兼用する差し込み舌片の表裏両面を、内側
    後壁の上下内側面及び外側後壁の上下内側面にそれぞれ
    接着させてなる開封防止機構を具えた包装用の箱。
JP5339849A 1993-12-07 1993-12-07 開封防止機構を具えた包装用の箱 Pending JPH07112735A (ja)

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JP5339849A JPH07112735A (ja) 1993-12-07 1993-12-07 開封防止機構を具えた包装用の箱

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JPH07112735A true JPH07112735A (ja) 1995-05-02

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ID=18331406

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016043928A (ja) * 2014-08-19 2016-04-04 株式会社タイヨーパッケージ 包装用箱及びそのブランクシート
JP2016055889A (ja) * 2014-09-09 2016-04-21 朝日印刷株式会社 包装用箱とその組み立て方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59196965A (ja) * 1983-04-23 1984-11-08 Mazda Motor Corp エンジンの排気ガス還流制御装置
JPS60203583A (ja) * 1984-03-27 1985-10-15 Toyoda Mach Works Ltd 動力舵取装置の操舵力制御装置
JPS62180872A (ja) * 1986-02-05 1987-08-08 Somar Corp 薄膜の搬送装置

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