JPH07125742A - 不正開封の防止機構を具えた包装用の箱 - Google Patents
不正開封の防止機構を具えた包装用の箱Info
- Publication number
- JPH07125742A JPH07125742A JP5289851A JP28985193A JPH07125742A JP H07125742 A JPH07125742 A JP H07125742A JP 5289851 A JP5289851 A JP 5289851A JP 28985193 A JP28985193 A JP 28985193A JP H07125742 A JPH07125742 A JP H07125742A
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- Japan
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- tip
- bottom plate
- continuous
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 蓋板先端の差し込み舌片の裏面側を中蓋先端
の折り込み片の外側に接着し、外部から接着面に触れる
ことができないように構成する。 【構成】 筒状に形成した箱体の前壁14上下両端に、
先端に、裏面を糊代15とした差し込み舌片18′を有
する蓋板18及び底板を連続させ、差し込み舌片18′
の裏面側を、側壁の上下両端に連続させた中蓋16又は
中底17の先端に形成した折り込み片16′の外側に接
着する。 【効果】 差し込み舌片の裏面を折り込み片の外側面に
接着したので接着面が外部から遮断され、不正な開封が
不可能となる安全性が発揮できる。
の折り込み片の外側に接着し、外部から接着面に触れる
ことができないように構成する。 【構成】 筒状に形成した箱体の前壁14上下両端に、
先端に、裏面を糊代15とした差し込み舌片18′を有
する蓋板18及び底板を連続させ、差し込み舌片18′
の裏面側を、側壁の上下両端に連続させた中蓋16又は
中底17の先端に形成した折り込み片16′の外側に接
着する。 【効果】 差し込み舌片の裏面を折り込み片の外側面に
接着したので接着面が外部から遮断され、不正な開封が
不可能となる安全性が発揮できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は包装用の箱に関し、特に
組立手段が簡単であり、しかも、改ざん、或いは不正な
開封の防止に有効な機構を有する包装用の箱に関するも
のである。
組立手段が簡単であり、しかも、改ざん、或いは不正な
開封の防止に有効な機構を有する包装用の箱に関するも
のである。
【0002】
【従来技術】一般に包装用箱は、箱本体を四角い筒状体
として形成し、この筒状体を構成する前壁或いは後壁の
上下両端に蓋板と底板とをそれぞれ開閉自在に連設した
構造としている。
として形成し、この筒状体を構成する前壁或いは後壁の
上下両端に蓋板と底板とをそれぞれ開閉自在に連設した
構造としている。
【0003】包装用の箱に改ざん防止機能を持たせるこ
とは最近では一般的となりつつあるが、このような構造
を持つ箱は専ら医薬品のような人の健康や生命に関わる
ものを収容する個装箱に限定されており、ダンボール箱
のような大箱にそのような構造を施したものは未だ提案
されていない。
とは最近では一般的となりつつあるが、このような構造
を持つ箱は専ら医薬品のような人の健康や生命に関わる
ものを収容する個装箱に限定されており、ダンボール箱
のような大箱にそのような構造を施したものは未だ提案
されていない。
【0004】また、従来より採用されている不正開封の
防止機構は、不正操作が行われ易い蓋板や底板部分に集
中されていたが、その具体的防止手段としては、蓋板や
底板部分を二重構造とし、万一不正な開封操作が行われ
ると、開封の痕跡が外部から確認され易いよう構成して
いる程度であった。
防止機構は、不正操作が行われ易い蓋板や底板部分に集
中されていたが、その具体的防止手段としては、蓋板や
底板部分を二重構造とし、万一不正な開封操作が行われ
ると、開封の痕跡が外部から確認され易いよう構成して
いる程度であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
不正開封防止の手段は、上記のように蓋板や底板部分を
二重構造とした程度のものであり、箱本体に改ざん防止
の機能を持たせたものが少なかったため、蓋板や底板を
除く部分、例えば箱本体の糊代部分を鋭利な刃物などで
丁寧に開披すれば蓋板や底板部分に損傷を与えることな
く内容物を取り出すことができるという欠点が指摘され
ている。
不正開封防止の手段は、上記のように蓋板や底板部分を
二重構造とした程度のものであり、箱本体に改ざん防止
の機能を持たせたものが少なかったため、蓋板や底板を
除く部分、例えば箱本体の糊代部分を鋭利な刃物などで
丁寧に開披すれば蓋板や底板部分に損傷を与えることな
く内容物を取り出すことができるという欠点が指摘され
ている。
【0006】またダンボール箱のように、多数の個装箱
を収容する箱体では、箱体の構造が複雑となると、商品
(個装品)を収容するための操作や組立手段が煩雑とな
ってしまい、作業性に欠ける等の欠点を有することが指
摘されている。
を収容する箱体では、箱体の構造が複雑となると、商品
(個装品)を収容するための操作や組立手段が煩雑とな
ってしまい、作業性に欠ける等の欠点を有することが指
摘されている。
【0007】
【発明の目的】本発明は上記の事情に鑑み、これに対応
しようとするものであり、ダンボール箱のような大箱で
ありながら、不正な開封や改ざん防止の機能に優れた効
果を発揮できるのは勿論のこと、個装箱の収容操作が容
易である包装用の箱を提供することを目的としている。
しようとするものであり、ダンボール箱のような大箱で
ありながら、不正な開封や改ざん防止の機能に優れた効
果を発揮できるのは勿論のこと、個装箱の収容操作が容
易である包装用の箱を提供することを目的としている。
【0008】
【発明の要点】本発明は、前後左右四つの壁面により筒
状に形成される包装用の箱において、左右側壁の上下両
端に、一方の先端部に、外側面が接着面となる折り込み
片を折り曲げ自在に連続させた中蓋及び中底をそれぞれ
連続させ、また後壁の上端部と前壁の下端には、先端に
差し込み舌片を折り曲げ自在に連続させた蓋板及び底板
をそれぞれ折り曲げ自在に連続させ、前記差し込み舌片
の裏面側を中蓋及び中底の先端に連続させた折り込み片
に対する糊代面として形成してなる不正開封の防止機構
を具えた包装用の箱を発明の要点としている。
状に形成される包装用の箱において、左右側壁の上下両
端に、一方の先端部に、外側面が接着面となる折り込み
片を折り曲げ自在に連続させた中蓋及び中底をそれぞれ
連続させ、また後壁の上端部と前壁の下端には、先端に
差し込み舌片を折り曲げ自在に連続させた蓋板及び底板
をそれぞれ折り曲げ自在に連続させ、前記差し込み舌片
の裏面側を中蓋及び中底の先端に連続させた折り込み片
に対する糊代面として形成してなる不正開封の防止機構
を具えた包装用の箱を発明の要点としている。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【0010】本発明の包装用箱は一枚の板紙を折り畳ん
で形成するものであり、左側壁11、後壁12、右側壁13、
前壁14、糊代15を折り曲げ自在に連続させると共に、左
側壁11の上下上端には中蓋16及び中底17をそれぞれ折り
曲げ自在に連設し、後壁12の上端には蓋板18を、また、
前壁14の下端には底板19をそれぞれ折り曲げ自在に連設
している。
で形成するものであり、左側壁11、後壁12、右側壁13、
前壁14、糊代15を折り曲げ自在に連続させると共に、左
側壁11の上下上端には中蓋16及び中底17をそれぞれ折り
曲げ自在に連設し、後壁12の上端には蓋板18を、また、
前壁14の下端には底板19をそれぞれ折り曲げ自在に連設
している。
【0011】蓋板18及び底板19は左右の側壁11、13と後
壁12、前壁14に囲まれる寸法と同じ寸法を持つものであ
り、その先端には内側面が接着面となる糊代兼用の差し
込み舌片18′及び19′をそれぞれ連設している。
壁12、前壁14に囲まれる寸法と同じ寸法を持つものであ
り、その先端には内側面が接着面となる糊代兼用の差し
込み舌片18′及び19′をそれぞれ連設している。
【0012】また、中蓋16及び中底17の一方側の先端
部、特に蓋板18の差し込み舌片18′が挿入される側、及
び底板19の差し込み舌片19′が挿入される側には、外側
面が差し込み舌片18′又は19′の接着面となる折り込み
片16′及び17′を折り曲げ自在に連設している。
部、特に蓋板18の差し込み舌片18′が挿入される側、及
び底板19の差し込み舌片19′が挿入される側には、外側
面が差し込み舌片18′又は19′の接着面となる折り込み
片16′及び17′を折り曲げ自在に連設している。
【0013】糊代15の長さは前壁14の上下両端部から適
宜長さだけ突出する長さを持たせており、上下両端の突
出部は、突出部が接する中蓋16及び中底17にそれぞれ接
着している。
宜長さだけ突出する長さを持たせており、上下両端の突
出部は、突出部が接する中蓋16及び中底17にそれぞれ接
着している。
【0014】
【箱の組立】上記の構成とした本発明の包装用箱は以下
のように組立てる。
のように組立てる。
【0015】先ず、図1例示のように、左側壁11、後壁
12、右側壁13、前壁14を順次折り曲げ、前壁14の外側に
連続させた糊代15を左側壁11の内側端部に接着させて筒
状の箱本体を形成する。
12、右側壁13、前壁14を順次折り曲げ、前壁14の外側に
連続させた糊代15を左側壁11の内側端部に接着させて筒
状の箱本体を形成する。
【0016】次いで、左側壁11及び右側壁13の下端に連
続させた中底17、17を、折り込み片17′,17′が箱体の
内側に挿入されるよう折り曲げたのち、底板19の先端に
連続させた糊代兼用の差し込み舌片19′を、中底17,17
先端の折り込み片17′、17′と後壁12との間に挿入すれ
ば、底板19先端の差し込み舌片19′の内側面に形成した
糊代となる面が、折り込み片17′、17′の外側面に強固
に接着一体化して底板の形成が完了し以後の包装に具え
ることとなる。(図2、図4、図5参照)
続させた中底17、17を、折り込み片17′,17′が箱体の
内側に挿入されるよう折り曲げたのち、底板19の先端に
連続させた糊代兼用の差し込み舌片19′を、中底17,17
先端の折り込み片17′、17′と後壁12との間に挿入すれ
ば、底板19先端の差し込み舌片19′の内側面に形成した
糊代となる面が、折り込み片17′、17′の外側面に強固
に接着一体化して底板の形成が完了し以後の包装に具え
ることとなる。(図2、図4、図5参照)
【0017】底板を組み立てた箱体の内部に所定の商品
(個別商品或いは個装された商品)を収容したのち、底
板の組み立て手段と同様に、左側壁11と右側壁13の上端
に連続させた中蓋16,16を、折り込み片16′,16′が箱
体の内側に位置するよう折り曲げ、次いで、蓋板18先端
の差し込み舌片18′を折り込み片16′、16′と前壁14と
の間に挿入すれば、差し込み舌片18′の裏面に形成した
糊代となる面が折り込み片16′、16′の外側面に接着一
体化して箱体の組み立てが完了する。(図4・図5参
照)
(個別商品或いは個装された商品)を収容したのち、底
板の組み立て手段と同様に、左側壁11と右側壁13の上端
に連続させた中蓋16,16を、折り込み片16′,16′が箱
体の内側に位置するよう折り曲げ、次いで、蓋板18先端
の差し込み舌片18′を折り込み片16′、16′と前壁14と
の間に挿入すれば、差し込み舌片18′の裏面に形成した
糊代となる面が折り込み片16′、16′の外側面に接着一
体化して箱体の組み立てが完了する。(図4・図5参
照)
【0018】
【発明の効果】本発明は上記のように、中蓋16,16が前
壁14と接する面、及び中底17,17が後壁12と接する面に
折り込み片16′及び17′をそれぞれ折り曲げ自在に連設
し、この折り込み片16′、17′の外側面に蓋板18の先端
に連続させた差し込み舌片18′の裏面及び底板19の先端
に連続させた差し込み舌片19′の裏面をそれぞれ接着さ
せるよう構成したので、接着させた面は外部から絶対に
触れることができないようになり、不正な改ざんや開封
を完全に回避できる優れた効果を有する。
壁14と接する面、及び中底17,17が後壁12と接する面に
折り込み片16′及び17′をそれぞれ折り曲げ自在に連設
し、この折り込み片16′、17′の外側面に蓋板18の先端
に連続させた差し込み舌片18′の裏面及び底板19の先端
に連続させた差し込み舌片19′の裏面をそれぞれ接着さ
せるよう構成したので、接着させた面は外部から絶対に
触れることができないようになり、不正な改ざんや開封
を完全に回避できる優れた効果を有する。
【0019】特に本発明は中蓋16及び中底17の先端に折
り曲げ形成した差し込み片16′及び17′の外側面を、蓋
板18の先端及び底板19の先端に連続させた差し込み舌片
18′及び19′の内側面と接着させる極めて簡単な構造と
したので、ダンボール紙のような厚さの厚い板紙を使用
した箱体を形成する場合でも正確に構成することが可能
となる優れた特徴がある。
り曲げ形成した差し込み片16′及び17′の外側面を、蓋
板18の先端及び底板19の先端に連続させた差し込み舌片
18′及び19′の内側面と接着させる極めて簡単な構造と
したので、ダンボール紙のような厚さの厚い板紙を使用
した箱体を形成する場合でも正確に構成することが可能
となる優れた特徴がある。
【図1】 箱体の組み立て途中を示す分解斜視図
【図2】 底板を組み立て、蓋板及び中蓋を開放した状
態を示す斜視図
態を示す斜視図
【図3】 中蓋を閉止した状態を示す斜視図
【図4】 組立終了時の箱体を縦断して示す斜視図
【図5】 組立終了時の箱体の縦断側面図
11 左側壁 12 後壁 13 右側壁 14 前壁 15 糊代 16 中蓋 16′ 折り込み片 17 中底 17′ 折り込み片 18 蓋板 18′ 差し込み舌片 19 底板 19′ 差し込み舌片
Claims (1)
- 【請求項1】前後左右四つの壁面により筒状に形成され
る包装用の箱において、左右側壁の上下両端に、一方の
先端部に、外側面が接着面となる折り込み片を折り曲げ
自在に連続させた中蓋及び中底をそれぞれ連続させ、ま
た後壁の上端部と前壁の下端には、先端に差し込み舌片
を折り曲げ自在に連続させた蓋板及び底板をそれぞれ折
り曲げ自在に連続させ、前記差し込み舌片の裏面側を中
蓋及び中底の先端に連続させた折り込み片に対する糊代
面として形成してなる不正開封の防止機構を具えた包装
用の箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5289851A JPH07125742A (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | 不正開封の防止機構を具えた包装用の箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5289851A JPH07125742A (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | 不正開封の防止機構を具えた包装用の箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07125742A true JPH07125742A (ja) | 1995-05-16 |
Family
ID=17748592
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5289851A Pending JPH07125742A (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | 不正開封の防止機構を具えた包装用の箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07125742A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6044254A (ja) * | 1983-08-15 | 1985-03-09 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 切削異常診断装置 |
JPS61183481A (ja) * | 1985-02-07 | 1986-08-16 | Kubota Ltd | 金属塗装前処理廃液の処理方法 |
-
1993
- 1993-10-27 JP JP5289851A patent/JPH07125742A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6044254A (ja) * | 1983-08-15 | 1985-03-09 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 切削異常診断装置 |
JPS61183481A (ja) * | 1985-02-07 | 1986-08-16 | Kubota Ltd | 金属塗装前処理廃液の処理方法 |
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