JPH07112676A - 鞍乗型車両におけるイグニッションスイッチ取付構造 - Google Patents
鞍乗型車両におけるイグニッションスイッチ取付構造Info
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- JPH07112676A JPH07112676A JP26132993A JP26132993A JPH07112676A JP H07112676 A JPH07112676 A JP H07112676A JP 26132993 A JP26132993 A JP 26132993A JP 26132993 A JP26132993 A JP 26132993A JP H07112676 A JPH07112676 A JP H07112676A
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Abstract
ッションスイッチを悪戯できなくして車両の盗難を未然
に防止する。 【構成】 イグニッションスイッチ11を破断ボルト1
2,12でステー8の下端に分離不能に固着し、そのス
テー8の上端をボルト9,9を介してメインパイプ1の
側面に着脱可能に取り付ける。メインパイプ1を跨ぐよ
うに取り付けた燃料タンクTに遮られて前記ボルト9,
9を緩めることができないため、悪戯でイグニッション
スイッチ11を取り外すことは不可能である。車両の組
立時やメンテナンス時には、燃料タンクTを取り外して
ボルト9,9を操作することにより、イグニッションス
イッチ11をステー8と一体のまま容易に着脱すること
ができる。
Description
ら覆うように燃料タンクを配設し、この燃料タンクの下
方にイグニッションスイッチを設けてなる鞍乗型車両に
おけるイグニッションスイッチ取付構造に関する。
ッチは車体外部に露出して設けられているため、悪戯に
よってイグニッションスイッチが取り外されたり自動二
輪車自体が盗難にあう可能性がある。そこで、イグニッ
ションスイッチを車体フレームの内部に収納してキー孔
だけを外部に露出させたものが、実開平2−11358
7号公報により公知である。
ようにイグニッションスイッチを車体フレームの内部に
収納したものでは、車両の組立時やメンテナンス時にお
けるイグニッションスイッチの組付作業性が悪いだけで
なく、イグニッションスイッチの取付位置の自由度が大
幅に低下する問題がある。
で、外部からの悪戯が困難であり、且つ組付作業性や取
付位置の自由度に優れた鞍乗型車両におけるイグニッシ
ョンスイッチ取付構造を提供することを目的とする。
に、本発明の鞍乗型車両におけるイグニッションスイッ
チ取付構造は、車体フレームを上方から覆うように燃料
タンクを配設し、この燃料タンクの下方にイグニッショ
ンスイッチを設けてなる鞍乗型車両において、前記イグ
ニッションスイッチをステーに分離不能に固着するとと
もに、このステーを前記車体フレームに着脱自在に固着
する固着手段を前記燃料タンクで覆ったことを特徴とす
る。
する。
で、図1は自動二輪車の全体側面図、図2は図1の2方
向矢視図、図3は図2の3方向拡大矢視図、図4は図3
の4方向矢視図、図5は図3の5−5線拡大断面図、図
6は図3の6方向矢視図、図7は図6の7方向矢視図、
図8は図6の8−8線断面図である。
は骨格を構成する車体フレームFを備えており、車体フ
レームFの前端に操向可能に支持されたフロントフォー
クFfの上端には操向ハンドルHが設けられ、また下端
には前輪Wfが軸支される。車体フレームFの後部に上
下揺動自在に枢支されてリヤクッションCrにより懸架
されたリヤフォークFrの後端に、車体フレームFの中
央部に搭載されたV型2気筒水冷エンジンEにより駆動
される後輪Wrが軸支される。
前後に配置されており、エンジンEの前部にはラジエー
タRが、右側面にはエアクリーナAが、上部には一対の
キャブレタC及び吸気チャンバChがそれぞれ設けられ
る。エンジンEから車体後方に延びるエグゾーストパイ
プPは、車体右側面に配置したマフラーMに接続され
る。
は図示せぬヘッドパイプから車体後方に延びて下方に湾
曲するメインパイプ1を備えており、このメインパイプ
1の後部に左右一対のシートレール2,2の前端が接続
される。燃料タンクTはアッパー部材3とロアー部材4
とをフランジ5において接合した構造を備えており(図
5参照)、ロアー部材4の中央部を上向きに湾曲させて
なる凹部に前記メインパイプ1が間隙6を介して嵌合す
る。
ドナット7,7に、板状のステー8の上端が2本のボル
ト9,9を介して着脱自在に固定される。また、前記ス
テー8の下端に溶接された一対のウエルドナット10,
10に、イグニッションスイッチ11の取付フランジ1
11 ,111 が一対の破断ボルト12,12によって固
定される。破断ボルト12,12は頭部121 ,1
21 、軸部122 ,122及びフランジ部123 ,12
3 から成り、締付時のトルクが所定値を越えると工具の
ソケットに係合する頭部121 ,121 がフランジ部1
23 ,123 から破断分離し、フランジ部123 ,12
3 とウエルドナット10,10とに挟まれてイグニッシ
ョンスイッチ11がステー8に締着される。そして、一
旦締め付けられて頭部121 ,121 を失った破断ボル
ト12,12は再び緩めることが不能であるため、イグ
ニッションスイッチ11はステー8から分離することが
できなくなる。
チ11を取り外そうとしても、前述したように破断ボル
ト12,12を緩めることは不可能であり、またステー
8をメインパイプ1に取り付けるボルト9,9の頭部は
燃料タンクTのロアー部材4とメインパイプ1との間に
形成された間隙6に位置しているため、燃料タンクTを
取り外さない限り緩めることは不可能であり、イグニッ
ションスイッチ11に対する悪戯が確実に防止される。
ステー8の下端に設けたイグニッションスイッチ11に
イグニッションキー13を挿入するキー挿入孔112 は
燃料タンクTの下縁よりも下方に露出しているため、イ
グニッションキー13の操作は支障なく行うことが可能
である。
タンクTを取り外してステー8の上部を露出させるだけ
で、イグニッションスイッチ11をステー8と共に2本
のボルト9,9で容易に着脱することができる。しか
も、2本のボルト9,9が燃料タンクTによって覆われ
ており、且つキー挿入孔112 が外部に露出してさえい
れば、イグニッションスイッチ11の取付位置をメイン
パイプ1に沿って移動させることができるので、取付位
置の自由度が増加して外観及び操作性の向上が可能とな
る。
チューブの後端に接続されて後上方に延びる左右一対の
バックステー14,14の上端が、左右一対のシートレ
ール2,2の下面に接続されており、その接続部近傍に
おいて左右のシートレール2,2がクロスメンバ15に
よって相互に接続される。また、メインパイプ1の垂直
部を左右方向に貫通するクロスパイプ16の両端には左
右一対の連結プレート17,17が接続されており、こ
の連結プレート17,17の下端は前記左右一対のバッ
クステー14,14に接続される。前記クロスパイプ1
6の下方において、リヤフォークFrの前端を枢支する
ピボット18が左右の連結プレート17,17及びメイ
ンパイプ1を貫通する。
バックステー14,14によって囲まれた空間に、ツー
ル19等の小型物品を収納する収納ボックス20が配設
される。収納ボックス20はブロー成形により一体成形
されており、その左側面に物品を出し入れするための開
口部201 が形成される。収納ボックス20は、前側の
段部202 を前記クロスパイプ16の上面に支持すると
もに、その後部に一体に形成した一対の取付ブラケット
203 ,203 を前記クロスメンバ15に2本のボルト
21で締め付けることにより固定される。
2,23で覆われており、車体右側のカバー22は固定
されており、また収納ボックス20の開口部201 に対
向する車体左側のカバー23は取外し可能であるととも
に、図示せぬ施錠手段によって取付位置に固定可能であ
る。従って、カバー23を取り外すことにより開口部2
01 を介して収納ボックス20の内部に物品を出し入れ
することができ、カバー23を取り付けて施錠すること
により、収納ボックス20内の物品の盗難を防止するこ
とができる。
支持される。即ち、収納ボックス20の後面にはバッテ
リ24が、上面にはスパークユニット25が、また下面
にはラジエータRのリザーブタンク26が、それぞれ収
納ボックス20に形成した凹凸部に嵌合するように支持
される。リザーブタンク26の給水口261 は車体右側
面に延出する。また、収納ボックス20の右側面に配設
した支持板27の外側面には、ウインカーリレー28、
フューズボックス29及びスタータマグネチックスイッ
チ30が支持される。
成形したことにより該収納ボックス20の部品点数を最
小限の1個で済ますことができ、しかも外周部に凹凸部
を形成してバッテリ24、スパークユニット25、リザ
ーブタンク26等の部品を安定良く支持することができ
る。また、開口部201 を収納ボックス20の側面に形
成したことにより、物品の支持に最も適した上面を有効
に利用することができる。
明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の設計変
更を行うことが可能である。
が、本発明は自動三輪車や4輪バギー車等の鞍乗型車両
に対しても適用することが可能である。
ッションスイッチに分離不能に固着したステーを、燃料
タンクによって覆われた位置において車体フレームに着
脱自在に固定したので、悪戯でイグニッションスイッチ
を取り外すことを不可能にして車両の盗難を未然に防止
することができるばかりか、イグニッションスイッチの
取付位置の自由度を増加させて外観や操作性の向上を図
ることができる。しかも、車両の組立時やメンテナンス
時には、燃料タンクを取り外すだけでイグニッションス
イッチをステーと一体で容易に着脱することが可能とな
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 車体フレーム(1)を上方から覆うよう
に燃料タンク(T)を配設し、この燃料タンク(T)の
下方にイグニッションスイッチ(10)を設けてなる鞍
乗型車両において、 前記イグニッションスイッチ(10)をステー(8)に
分離不能に固着するとともに、このステー(8)を前記
車体フレーム(1)に着脱自在に固着する固着手段
(9)を前記燃料タンク(T)で覆ったことを特徴とす
る、鞍乗型車両におけるイグニッションスイッチ取付構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26132993A JP3497214B2 (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | 鞍乗型車両におけるスイッチ取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26132993A JP3497214B2 (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | 鞍乗型車両におけるスイッチ取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07112676A true JPH07112676A (ja) | 1995-05-02 |
JP3497214B2 JP3497214B2 (ja) | 2004-02-16 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26132993A Expired - Fee Related JP3497214B2 (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | 鞍乗型車両におけるスイッチ取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3497214B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008001282A (ja) * | 2006-06-23 | 2008-01-10 | Yamaha Motor Co Ltd | 鞍乗型車両 |
JP2014058185A (ja) * | 2012-09-14 | 2014-04-03 | Suzuki Motor Corp | 自動二輪車 |
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---|---|---|---|---|
JP5285420B2 (ja) | 2008-12-26 | 2013-09-11 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗型車両 |
-
1993
- 1993-10-19 JP JP26132993A patent/JP3497214B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2014058185A (ja) * | 2012-09-14 | 2014-04-03 | Suzuki Motor Corp | 自動二輪車 |
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---|---|
JP3497214B2 (ja) | 2004-02-16 |
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