JPH07112667A - ヨーレートセンサの故障判定方法および車両の走行制御装置 - Google Patents

ヨーレートセンサの故障判定方法および車両の走行制御装置

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JPH07112667A
JPH07112667A JP2660894A JP2660894A JPH07112667A JP H07112667 A JPH07112667 A JP H07112667A JP 2660894 A JP2660894 A JP 2660894A JP 2660894 A JP2660894 A JP 2660894A JP H07112667 A JPH07112667 A JP H07112667A
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浩司 細田
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真睦 小坂
Masasuke Ito
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハンドル舵角センサと、ヨーレートセンサ
と、これらセンサにより検出されたハンドル舵角とヨー
レートに基づいて制御される、例えば後輪転舵手段のよ
うな走行制御手段と、上記ヨーレートセンサの故障を判
定する故障判定手段とを備えた車両の操舵装置におい
て、ヨーレートセンサの故障判定方法の改良により、制
御用ヨーレートの値の急変を防止して、上記走行制御手
段の制御の連続性を確保して、操縦安定性を向上させ
る。 【構成】 上記故障判定手段は、上記舵角センサにより
検出されたハンドル舵角θH が所定値θ0 以上になり、
かつ上記ヨーレートセンサにより検出されるヨーレート
ψ′が所定値よりも小さくなった状態が所定時間T0
続した場合に、フェイルと判定するように構成される。
そして、上記故障判定手段がフェイル信号を出力する時
点までは、上記ヨーレートセンサにより検出されるヨー
レートψ′を上記走行制御手段の制御に用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヨーレートセンサの故
障判定方法およびこのヨーレートセンサ故障判定方法を
適用した車両の走行制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車速、ハンドル舵角、ヨーレ
ート等に応じて車両の走行状態をフィードバック制御す
る装置、例えば前輪の舵角に対する後輪の転舵比を可変
設定するように構成された車両の操舵装置等が知られて
いる。
【0003】このような車両の走行制御にヨーレートセ
ンサを用いるのは、例えば、車両の操舵装置の場合、所
定の走行条件で、ハンドル操舵に合わせて、後輪を初め
に前輪と逆位相に転舵し、車両の重心を通る縦軸周りの
旋回運動(ヨーイング)が発生した時点で、後輪を前輪
と同位相に転舵することにより、ハンドル操作に違和感
のない制御を行う際に、車体のヨーレート(ヨー角速
度)を検出する必要があるからであり、ヨーレートセン
サを用いることによって、回頭性および走行安定性を向
上させることができる。
【0004】ところで、上述のような目的にヨーレート
センサを使用する場合、このヨーレートセンサで検出さ
れたヨーレートが信頼性のあるものか否かを判断するた
め、左右の従動輪の回転速度差やハンドル舵角等に基づ
いて推定ヨーレートを演算し、この推定ヨーレートと、
ヨーレートセンサにより検出された実ヨーレートとを比
較して、推定ヨーレートと実ヨーレートとの差が所定値
以上になった場合、ヨーレートセンサのフェイルを判定
する故障判定手段を備えた車両の操舵装置も提案されて
いる(特開平2−249765号公報等参照)。
【0005】そして、この種の車両の操舵装置において
は、ヨーレートセンサのフェイルを判定する故障判定手
段が設けられ、この故障判定手段により故障判定がなさ
れた場合、直ちに、他の走行状態検出手段、例えば、車
速センサまたは舵角センサによる操舵制御に切り替えて
いる。
【0006】上記故障判定は、例えば以下のような手順
で実行される。すなわち、ハンドル舵角から推定される
推定ヨーレートと実ヨーレートとの差が所定値以上にな
ったことが検出された場合、あるいは、実ヨーレートの
値が変化せずに一定値に固着した場合、その時点でタイ
マをセットするとともに、このタイマでセットされた所
定時間が経過するまでは、制御に用いるヨーレート値
を、前回の制御サイクルで検出された正常な実ヨーレー
ト値に固定する。そして、上記タイマでセットされた所
定時間が経過する以前に、推定ヨーレートと実ヨーレー
トとの差が所定値未満にまで回復した場合、故障判定を
行わずに、実ヨーレートを用いた正常な制御に復帰させ
る。また、上記固定値を制御に用いた状態で所定時間が
経過しても、推定ヨーレートと実ヨーレートとの差が所
定値未満に復帰しない場合、あるいは、実ヨーレート値
の固着状態が解消しない場合は、上記所定時間が経過し
た時点で初めてヨーレートセンサの故障判定を行って、
直ちに他の走行状態検出センサ、例えば車速センサまた
は舵角センサによる操舵制御に切り替えている。
【0007】このように、タイマを用いて、このタイマ
でセットされた所定時間が経過するまでは故障判定を禁
止することにより、ヨーレートセンサが正常に動作して
いるにも拘らず、低μ路走行時における車輪のスリップ
によって、またはノイズ等の発生によって、推定ヨーレ
ートと実ヨーレートとの差が短期的に所定値以上になっ
た場合、あるいはヨーレートセンサの出力が短期的に固
着した場合に、誤ってヨーレートセンサの故障判定が行
われるのを防止している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
ヨーレートセンサの故障判定を行う従来の車両の走行制
御装置には、以下に述べるような問題がある。
【0009】図12は、ヨーレートセンサの故障判定の
説明に供する波形図である。図において、ヨーレートセ
ンサの出力である実ヨーレートψ′(ダッシュは微分を
表す)は破線で示され、ハンドル舵角θH に対応する推
定ヨーレートψ′B は1点鎖線で示され、実ヨーレート
ψ′に沿って実際の制御に用いるヨーレートψ′A (以
下これを「制御用ヨーレート」と呼ぶ)は実線で示され
ている。そして、ヨーレートセンサが正常に動作してい
るにも拘らず、低μ路走行時における車輪のスリップに
よって、実ヨーレートψ′はハンドル舵角θH から推定
される推定ヨーレートψ′B に対して遅れて発生し、両
者の間にはかなりの差を生じている。
【0010】いま、時点t1 またはt4 において、|
ψ′ーψ′B |≧dになったとすると、コントロールユ
ニットがヨーレートセンサに異常が発生したと判定し
て、図9に実線で示す制御用ヨーレートψ′A を前回の
実ヨーレートψ′の値に固定するとともに、設定時間を
Tyとするタイマカウンタのカウントアップを開始して
いる。そして、時点t1 またはt4 を基準にして、上記
設定時間Tyに達する時点t3またはt6よりも以前の
時点t2 またはt5 において、|ψ′ーψ′B |<dに
なったため、制御用ヨーレートψ′A は実ヨーレート
ψ′の線上に復帰して、再び実ヨーレートψ′に沿って
変化することになる。
【0011】すなわち、図12から明らかなように、制
御用ヨーレートψ′Aの値が時点t2 またはt5 において
急激に変化することになり、これに伴って、この制御用
ヨーレートψ′A に基づいて制御される、例えば後輪の
舵角が急激に変化するから、車両の挙動が不連続にな
り、乗員に不快感を与えるという問題があった。
【0012】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、上記制御用ヨーレートψ′A の値の急
変を防止して、滑らかな制御を可能にするヨーレートセ
ンサの故障判定方法およびこの故障判定方法を適用した
車両の走行制御装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によるヨーレート
センサの故障判定方法の1つの態様によれば、ハンドル
舵角に関するデータが所定値以上になり、かつ上記ヨー
レートセンサにより検出されるヨーレートまたは該ヨー
レートから演算されるヨー加速度が所定値よりも小さく
なった状態が所定時間継続した場合に、上記故障判定を
行うことを特徴とするものである。
【0014】また、本発明によるヨーレートセンサの故
障判定方法の他の態様によれば、ハンドル舵角に関する
データが所定値以下になり、かつ上記ヨーレートセンサ
により検出されるヨーレートまたは該ヨーレートから演
算されるヨー加速度が所定値よりも大きくなった状態が
所定時間継続した場合に、上記故障判定を行うことを特
徴とするものである。
【0015】さらに、発明によるヨーレートセンサの故
障判定方法の他の態様によれば、ハンドル舵角と車速と
から求められる基準ヨーレートと、上記ヨーレートセン
サにより検出されるヨーレートとの差が所定値以上とな
った状態が所定時間継続した場合に、上記故障判定を行
うことを特徴とするものである。
【0016】本発明による車両の走行制御装置は、ハン
ドル舵角を検出する舵角センサと、ヨーレートを検出す
るヨーレートセンサと、これらセンサにより検出された
ハンドル舵角とヨーレートに少なくとも基づいて制御さ
れる走行制御手段と、上記ヨーレートセンサの故障を判
定する故障判定手段とを備えた構成において、上記故障
判定手段が、上記舵角センサにより検出されたハンドル
舵角に関するデータが所定値以上になり、かつ上記ヨー
レートセンサにより検出されるヨーレートに関するデー
タが所定値よりも小さくなった状態が所定時間継続した
場合、あるいは、上記舵角センサにより検出されたハン
ドル舵角に関するデータが所定値以下になり、かつ上記
ヨーレートセンサにより検出されるヨーレートに関する
データが所定値よりも大きくなった状態が所定時間継続
した場合、さらには、ハンドル舵角と車速とから求めら
れる基準ヨーレートと、上記ヨーレートセンサにより検
出されるヨーレートとの差が所定値以上となった状態が
所定時間継続した場合に、フェイルと判定するように構
成されている。
【0017】そして、上記故障判定手段がフェイルと判
定する時点までは、上記ヨーレートに関するデータを上
記走行制御手段の制御に用いてなることを特徴とするも
のである。
【0018】上記走行制御手段は、例えば後輪転舵手段
よりなる。
【0019】
【発明の作用および効果】本発明によるヨーレートセン
サの故障判定方法では、ハンドル舵角に関するデータが
所定値以上になり、かつ上記ヨーレートセンサにより検
出されるヨーレートまたは該ヨーレートから演算される
ヨー加速度が所定値よりも小さくなった状態が所定時間
継続した場合に、あるいは、ハンドル舵角に関するデー
タが所定値以下になり、かつ上記ヨーレートセンサによ
り検出されるヨーレートまたは該ヨーレートから演算さ
れるヨー加速度が所定値よりも大きくなった状態が所定
時間継続した場合に、さらには、ハンドル舵角と車速と
から求められる基準ヨーレートと、上記ヨーレートセン
サにより検出されるヨーレートとの差が所定値以上とな
った状態が所定時間継続した場合に、フェイルと判定す
るものであるから、ヨーレートセンサが正常に動作して
いるにも拘らず、低μ路走行時における車輪のスリップ
によって、またはノイズ等の発生によって、ヨーレート
センサがフェイルと判定されるのを防止でき、ヨーレー
トセンサの故障判定を正確に行うことができる効果があ
る。
【0020】また本発明による車両の走行制御装置で
は、上記ヨーレートセンサの故障判定方法を適用してお
り、かつ上記故障判定手段がフェイルと判定する時点ま
では、上記ヨーレートに関するデータを上記走行制御手
段の制御に用いているから、例えば上記走行制御手段が
後輪転舵手段である場合において、上記所定時間の計時
中に、ヨーレートセンサが故障したように見做される状
態から復帰した場合であってもは、走行制御手段の制御
に急激な変更は行われないから、後輪舵角の急激に変化
により車両の挙動が不連続になって、操縦安定性が損な
われたり、乗員に不快感を与えたりするという問題を回
避することができる。
【0021】また、本発明によれば、万一、ヨーレート
センサの出力が固着した場合であっても、図12の時点
t1〜t3間および時点t4〜t6間においては、制御
用ヨーレートψ′A の値が固定されずに、固着した実ヨ
ーレートψ′の値がをそのまま制御用ヨーレートψ′A
の値として用いられ、かつヨーレートセンサの固着が回
復しなければ、時点t3およびt6において故障判定が
なされるから、万一、ヨーレートセンサの出力が固着し
た場合であっても、危険を招くおそれもないものであ
る。
【0022】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例について説明する。
【0023】図1は、本発明を車両の操舵装置に適用し
た場合の概略的構成を示す図である。
【0024】図1において、車両の操舵装置10は、前
輪12を転舵する前輪転舵機構14と、この前輪転舵機
構14に伝達シャフト16を介して機械的に連結され、
該前輪転舵機構14による前輪転舵と連動して、後輪1
8を前輪転舵機構14から入力される前輪舵角θF に応
じた所定の目標後輪舵角TGθR (これについては後述
する)となるよう転舵する後輪転舵機構20と、この後
輪転舵機構20内に設けられ、前輪舵角θF に対する後
輪舵角θR の比として表される転舵比θS の設定および
変更を行う転舵比可変機構22と、この転舵比可変機構
22を制御するコントロールユニット24とを備えてお
り、コントロールユニット24には、ハンドル舵角セン
サ25(ステアリングシャフトに設けられている。)か
らのハンドル舵角θH と、転舵比センサ26からの転舵
比θS と、車速センサ27からの車速Vと、ヨーレート
センサ28からのヨーレートψ′と、をそれぞれ表す信
号が入力されるようになっている。
【0025】上記ヨーレートセンサ28は、振動してい
る音叉により生じたコリオリの力を利用して車両の旋回
時におけるヨーレートψ′を検出するようになってい
る。
【0026】さらに、コントロールユニット24には、
悪路センサ23およびブレーキスイッチ29からの各信
号も入力される。なお、上記後輪転舵機構20の構成
は、特開平4ー108079号公報により公知であるの
で、その詳細な説明は省略する。
【0027】図2は、本実施例の車両の操舵装置10の
ブロックダイアグラムである。
【0028】コントロールユニット24は、ハンドル舵
角速度θ′H を演算する舵角速度演算手段31と、実ヨ
ー加速度ψ″を演算するヨー加速度演算手段32と、ヨ
ーレートセンサ28の故障を判定するフェイル判定手段
34と、タイマ33と、舵角速度θ′H から推定ヨー加
速度ψ″B を演算する推定ヨー加速度演算手段35と、
上記フェイル判定手段34のフェイル判定時に該手段3
4から出力されるフェイル判定信号に基づいて、実ヨー
加速度ψ″を補正基準値に補正するヨー加速度補正手段
36と、フェイル判定信号により、制御モードを選択す
る制御モード選択手段37と、その選択信号と、ハンド
ル舵角θH から求められる前輪舵角θ、ヨーレート
ψ′、車速V、舵角速度θ′、および実ヨー加速度
ψ″をそれぞれ表す信号とに基づいて後輪18,18の
転舵比および転舵速度を算出する転舵比算出手段38
と、この転舵比算出手段38からの信号に基づいて、転
舵比可変用サーボモータの駆動回路39に駆動信号を出
力する転舵比制御手段40と、モータフェイル判定手段
41と、モータフェイル判定用タイマ42と、モータ応
答性変更手段43とを備えている。
【0029】上記舵角速度演算手段31は、舵角センサ
25からの舵角信号を受け、この舵角信号に基づいてハ
ンドル舵角速度を演算し、推定ヨー加速度演算手段35
とフェイル判定手段34とに舵角速度信号を出力するよ
うに構成されている。上記ヨー加速度演算手段32は、
ヨーレートセンサ28からのヨーレート信号に基づい
て、図4に示す、舵角速度舵角速度θ′H と推定ヨー加
速度ψ″B との関係を示すマップにより、推定ヨー加速
度ψ″B を演算し、その推定ヨー加速度信号を上記フェ
イル判定手段34およびヨー加速度補正手段36に出力
するように構成されている。
【0030】ヨー加速度補正手段36は、フェイル判定
手段34および推定ヨー加速度演算手段35からの信号
を受け、フェイル判定手段34からの故障判定信号に基
づいて、推定ヨー加速度演算手段35により演算された
推定ヨー加速度ψ″B を補正基準値として、この補正基
準値による制御を行うように制御モード選択手段37に
制御信号を出力するとともに、上記補正基準値をフェイ
ル判定手段34に出力するように構成されている。
【0031】フェイル判定手段34は、舵角センサ2
5、車速センサ27、ヨーレートセンサ28、舵角速度
演算手段31、ヨー加速度演算手段32、推定ヨー加速
度演算手段35およびヨー加速度補正手段36からの信
号を受け、これらの信号に基づいて、ヨーレート故障判
定を開始するとともにタイマ33を起動し、タイマ33
の設定時間が経過してもヨーレートフェイル判定条件が
解消しない場合に、ヨーレートセンサ28がフェイルで
あると判定し、その判定信号を制御モード選択手段37
に出力するように構成され、そのフェイル判定信号をヨ
ー加速度補正手段36にも出力するように構成されてい
る。
【0032】すなわち、フェイル判定手段34は、車速
センサ27により検出された車速Vが所定速度(例え
ば、40km/h)以上、および舵角速度演算手段31によ
り演算された舵角速度舵角速度θ′H が所定値(例え
ば、200deg/sec )以上で、かつ、ヨー加速度演算手
段32により演算されたヨー加速度ψ″が所定の基準値
(例えば、1.0deg/sec )以下のときに、フェイルか
否かの監視を開始するとともにタイマ33を起動して、
タイマ33の設定時間が経過しても上記条件が解消しな
い場合に、ヨーレートセンサ28がフェイルであると判
定するように構成されている。
【0033】また、フェイル判定手段34は、車速セン
サ27により検出された車速Vが所定の低車速(例え
ば、10km/h)以上、および舵角センサ25により検出
された舵角θH が所定値(例えば、90deg )以上で、
かつヨーレートセンサ28により検出されたヨーレート
ψ′が所定値(例えば、5deg/sec )よりも小さいとき
に、フェイルか否かの監視を開始するとともにタイマ3
3を起動して、タイマ33の設定時間が経過しても上記
条件が解消しない場合に、ヨーレートセンサ28がフェ
イルであると判定するように構成されている。
【0034】また、フェイル判定手段34は、車速セン
サ27により検出された車速Vが所定速度(例えば、4
0km/h)以上で、かつヨー加速度演算手段32から入力
された実ヨー加速度ψ″が推定ヨー加速度演算手段35
から入力された推定ヨー加速度ψ″B の許容範囲外とな
ったときに、ヨーレートセンサ28がフェイルであると
判定するように構成されている。
【0035】さらに、フェイル判定手段34は、そのフ
ェイル信号出力後にも、ヨー加速度演算手段32により
演算された実ヨー加速度ψ″と、ヨー加速度補正手段3
6から入力された補正基準値とを複数回繰り返して比較
判定するように構成され、このときの複数回のフェイル
判定に基づいて、制御モード選択手段37にフェイル確
定信号を出力するように構成されている。
【0036】制御モード選択手段37は、フェイル判定
手段34からの信号により、制御モードA1、制御モー
ドA2、制御モードA3および制御モードBを選択し、
その制御モード信号を転舵比算出手段38に出力するよ
うに構成されている。
【0037】ここで、制御モードA1は、ヨー加速度演
算手段32により演算された実ヨー加速度ψ″に基づい
て制御するモードであり、制御モードA2は、推定ヨー
加速度演算手段35により演算された推定ヨー加速度
ψ″B に基づいて制御するモードであり、制御モードA
3は、前回検出したヨーレートを用いて制御するモード
である。また、制御モードBは、ヨーレートセンサ28
以外の他のセンサ25,26からの信号に基づく制御お
よび前輪のみを操舵する2輪操舵制御の制御モードであ
る。
【0038】転舵比算出手段38は、ハンドル舵角セン
サ25からの舵角信号、車速センサ27からの車速信
号、ヨーレートセンサ28からのヨーレート信号および
制御モード選択手段37からの制御モード信号を受け、
これらの入力信号に基づいて、所定の転舵比特性に従
い、前輪12,12に対する後輪18,18の転舵比お
よび転舵速度を算出し、転舵比制御手段40に出力する
ように構成されている。
【0039】転舵比算出手段38は、制御モード選択手
段37から2輪操舵制御のモード信号が入力されたとき
には、後輪操舵停止信号を転舵比制御手段40に出力す
るように構成されている。
【0040】転舵比制御手段40は、転舵比算出手段3
8によって算出された目標転舵比TGθS と、ハンドル
舵角センサ25で検出された検出舵角θH と、転舵比セ
ンサ26で検出された検出転舵比θS とをそれぞれ表す
信号を受け、目標転舵比TGθS と検出舵角θH とに基
づいて後輪18,18の転舵角θR を求め、検出転舵比
により転舵比をフィードバック制御しつつ、その転舵角
に対応する制御信号をモータ駆動回路39に出力し、モ
ータ駆動回路39を介して、後輪転舵機構20内に設け
られているサーボモータ(図示は省略)を作動させるよ
うに構成されている。
【0041】モータ応答性変更手段43は、車速センサ
27の出力を受け、低速時にはサーボモータの応答性を
高速時よりも低下させている。
【0042】モータフェイル判定手段41は、転舵比算
出手段38によって算出された目標転舵比と、転舵比セ
ンサ26で実測された転舵比とを比較するとともに、サ
ーボモータによる転舵比可変機構22の駆動を開始した
時点で、タイマ42をスタートさせ、所定時間(スレッ
シュタイム)が経過した時点で、目標転舵比と実測転舵
比との差が所定値よりも小さくならないときは、モータ
フェイル判定信号を制御モード選択手段37に出力する
ように構成され、かつ、上記モータフェイル判定スレッ
シュタイムは、低速時にサーボモータの応答性が高速時
よりも低下させられるのに伴って、高速時よりも長くな
るように変更される。
【0043】制御モード選択手段37は、モータフェイ
ル判定手段41からモータフェイル判定信号をうける
と、制御モードB(2輪操舵)を選択するように構成さ
れている。
【0044】上記コントロールユニット24は、左右の
従動輪の回転速度V1 ,V2 を平均して得られる車速
V、ヨーレートψ′および前輪舵角θF 、さらに前輪舵
角θFを微分して得られる前輪舵角変化率θ′F2の各々
の検出信号から得られる信号演算値を加減算して転舵比
可変機構22に対する目標転舵比TGθS (後輪転舵制
御用目標値)を決定し、さらにこの目標転舵比TGθS
が、車速に応じて設定された所定の許容範囲を超えたと
きには、この目標転舵比TGθS を許容範囲内の値に修
正するようになっている。そして、修正後の目標転舵比
TGθS1を用いて、次式 TGθR =θF ・TGθS1 により、目標後輪舵角TGθR を演算するようになって
いる。
【0045】上記目標転舵比TGθS は、次式 TGθS =−G1 ・f1 (V)・θS・ST +G2 ・K2 (θF2)・J2 (|θ′F2|)・f
2 (V)・θS・YAW −G3 ・K3 (θF2)・f3 (V)・θS・STD +G4 ・f4 (V) で設定されている。
【0046】上式中、右辺第1項は舵角補正項であり、
第2項はヨーレート補正項であり、第3項は舵角変化率
補正項であり、第4項は車速に応じた後輪転舵制御を行
う際のベースとなる車速感応項である。このように目標
転舵比TGθS を設定することにより、車速感応型後輪
転舵制御をベースとして、直進走行状態から前輪を転舵
したとき、その転舵初期には後輪を前輪とは向きが反対
になる逆位相側へ転舵して回頭性を高めるとともに、そ
の後、ヨーレート発生に伴い後輪を前輪と向きが同じに
なる同位相側へ転舵して方向安定性を図る制御(位相反
転制御)を行うことができるようになっている。
【0047】上式中、G1 、G2 、G3 、G4 は定数で
あり、それ以外の各変数は、図3に示すように、車速
V、ヨーレートψ′および前輪舵角θF を基に、以下の
ようにして算出されるようになっている。
【0048】まず、右辺各項の変数f1 (V)、f
2 (V)、f3 (V)、f4 (V)は、車速感応ゲイン
であって、車速Vから、マップm10、m5、m13、
m1により、それぞれ算出するようになっている。上記
マップのうちマップm10、m13は、変数f
1 (V)、f3 (V)を、それぞれ低車速および高車速
領域では0、中車速領域では正の一定値とする特性にな
っている。また、上記マップのうちマップm5は、変数
2 (V)を、それぞれ低車速領域では0、中車速およ
び高車速領域では正の一定値とする特性になっている。
さらに、残りのマップm1は、変数f4 (V)を、低車
速領域では負の大きな値、中車速領域では車速が増大す
るに従って負から正の値に変化し、高車速領域では正の
大きな値とする特性になっている。
【0049】次に、右辺第1項の変数θS・STは、舵角補
正値であって、前輪舵角θF をマップm8によりオフセ
ットを付加してθF1とした後、マップm11によりこの
θF1にヒステリシスを付加してθF2とし、その絶対値を
とった|θF2|から、マップm9により算出するように
なっている。マップm8でオフセットを付加するのは、
微小舵角領域に不感帯を設けることにより不必要な制御
が行われるのを防止するためであり、また、マップm1
1でヒステリシスを付加するのは、制御にハンチングが
生じるのを防止するためである。上記マップm9は、変
数θS・STを、小舵角領域では0、中舵角領域では舵角に
比例した値、大舵角領域では正の一定値、さらに大きい
舵角領域になったときは異常が発生したとして0とする
特性になっている。
【0050】次に、右辺第2項の変数θS・YAW は、ヨー
レート補正値であって、ヨーレートψ′をマップm2に
よりオフセットを付加してψ′1 とした後、マップm3
によりこのψ′1 にヒステリシスを付加したψ′2
ら、マップm4により算出するようになっている。上記
オフセットおよびヒステリシスを付加する理由は、上記
変数θS・STの場合と同様である。上記マップm4は、変
数θS・YAW を、小ヨーレート領域ではψ′2 に比例した
値、中ヨーレート領域では正の一定値、大ヨーレート領
域では異常が発生したとして0とする特性になってい
る。
【0051】また、右辺第2項の変数K2 (θF2)は、
舵角感応ゲインであって、マップm11で得られたθF2
からマップm6により算出するようになっている。上記
マップm6は、変数K2 (θF2)を、小前輪舵角領域で
はθF2に略比例した値、前輪舵角が大きくなるに従って
増加率が減少する値とする特性になっている。
【0052】さらに、右辺の第2項の変数J2 (|θ′
F2|)は、舵角変化率感応ゲインであって、マップm1
1で得られたθF2を微分して絶対値をとった|θ′F2
からマップm7により算出するようになっている。上記
マップm7は、変数J2 (|θ′F2|)を、|θ′F2
が小さい領域すなわち小前輪舵角変化率領域では小さい
値、中前輪舵角変化率領域では大きい値、大前輪舵角変
化率領域では小前輪舵角変化率領域よりもさらに小さい
値とする特性になっている。
【0053】なお、コントロールユニット24内には、
低μ路用と高μ路用の2種類のマップが格納されてお
り、低μ路用のマップを用いるときには、上記右辺第2
項の変数J2 (|θ′F2|)が省略され、これにより、
走行安定性を向上させている。
【0054】次に、右辺第3項の変数θS・STD は、舵角
変化率補正値であって、マップm11で得られたθF2
微分した値θ′F2からマップm12により算出するよう
になっている。上記マップm12は、変数θS・STD を、
小前輪舵角変化率領域ではθ′F2に比例した値、中前輪
舵角変化率領域では正の一定値、大前輪舵角変化率領域
では異常が発生したとして0とする特性になっている。
【0055】また、右辺第3項の変数K3 (θF2)は、
舵角感応ゲインであって、マップm11で得られたθF2
からマップm14により算出するようになっている。上
記マップm14は、変数K3 (θF2)を、小前輪舵角領
域ではθF2に略比例した値、前輪舵角が大きくなるに従
って増加率が減少する値とする特性になっている。
【0056】上記目標転舵比TGθS は、上式の右辺各
項毎に上記定数および変数を乗算して得られる信号演算
値を加減算することによって決定されるが、この加減算
値が異常値をとると、目標転舵比TGθS も異常値とな
るので、マップm15により、目標転舵比TGθS が、
車速Vに応じて設定された許容範囲(マップm15にお
いて斜線で示す部分)を超えたときには、この目標転舵
比TGθS を上記許容範囲内の上限値あるいは下限値
(マップm15において破線で示す曲線)に修正するよ
うになっている。なお、マップm15中の実線で示す曲
線は、マップm1に示す変数f4 (v)である。
【0057】図5は本実施例の車両の操舵制御における
制御モード設定制御のフローチャートである。また、図
6は、図5のフローチャートに含まれるヨーレートセン
サのフェイル判定処理の内容の1例を示すフローチャー
トである。図中、Sは各ステップを示すものである。
【0058】なお、上記ヨーレートセンサ28は、その
構造上、比較的大きいGが作用すると、誤動作するおそ
れがある。そこで、本実施例では、ヨーレートセンサ2
8に比較的大きな上下Gが作用する悪路走行時およびヨ
ーレートセンサ28に比較的大きな前後Gが作用する車
速が所定値(例えば、60km/h)以上でかつ車輪制動時
(ブレーキペダルが踏まれてブレーキスイッチ29がO
Nになったとき)には、図6に示すヨーレートセンサの
フェイル判定処理を禁止している。
【0059】本実施例の制御モード設定制御は、イグニ
ッションスイッチONにより開始され、先ず、ハンドル
舵角センサ25、転舵比センサ26、車速センサ27お
よびヨーレートセンサ28から、車速V、実ヨーレート
ψ′、舵角θH の読み込みと、悪路センサ23およびブ
レーキスイッチ29からの読み込みとが実行される(S
1)。
【0060】次に、悪路走行中か否か、車速が所定値
(例えば、60km/h)以上でかつブレーキペダルが踏ま
れているか否かが判断され(S2,S3)、悪路走行時
(S2:YES)および車速が所定値(例えば、60km
/h)以上でかつ車輪制動時(S3:YES)には、制御
モードBの制御を実行し(S13)、S1に戻る。
【0061】悪路走行中でない場合(S2:NO)およ
び非制動時(S3:NO)には、図6に示すヨーレート
センサ28のフェイル判定処理が実行される(S4)。
【0062】ここで、ヨーレートセンサ28のフェイル
判定処理について、図6に基づいて説明すると、フェイ
ルフラグFf、車速Vが所定車速よりも低いときにセッ
トされる車速フラグFv、および舵角速度θ′H が所定
値よりも小さいときにセットされる舵角フラグFθがそ
れぞれリセットされ(S31)、次に車速センサ27に
より検出された車速Vが所定低車速V0 (例えば、10
km/h)以上か否か判断され(S32)、車速Vが所定低
車速V0 よりも低い場合(S32:NO)、判定処理が
できないので、車速フラグFvをリセットするとともに
(S37)、フェイル判定用フラグEhfおよびタイマ
33をリセットして(S41,S42)、リターンす
る。
【0063】車速Vが所定低車速V0 以上の場合(S3
2:YES)、ハンドル舵角θH が所定値θ0 (例え
ば、90deg )以上か否か判断され(S33)、次にヨ
ーレートセンサ28で検出されたヨーレートψ′が所定
値ψ′0 (例えば、5deg/sec)以上か否か判断される
(S34)。
【0064】これらの判断の結果、車速Vが所定低車速
0 以上で、かつ舵角θH が所定値θ0 以上であるにも
拘らず、ヨーレートψ′が所定値ψ′0 よりも小さい場
合(S33:YES、S34:NO)、ハンドルが切ら
れているにも拘らず、ヨーレートが所定値ψ′0 よりも
小さいことになり、この場合、ヨーレートセンサ28が
センター付近で固着している可能性があるので、フェイ
ル判定用フラグEhfをセットするとともに(S4
3)、設定時間をT0 とするタイマ33をセットし、か
つ時間T0 が経過したか否かを判定する(S44)。
【0065】そして、時間T0 が経過するまでは(S4
4:NO)、タイマ33をカウントアップし(S4
5)、設定時間T0 が経過した時点で(S44:YE
S)、フェイルフラグEfをセットして(S46)、す
なわちフェイルと判定してリターンする。
【0066】一方、車速Vが所定低車速V0 以上で、か
つ舵角θH が所定値θ0 よりも小さい場合(S33:N
O)、またはヨーレートψ′が所定値ψ′0 以上の場合
(S34:YES)、舵角速度θ′H の演算とヨー加速
度ψ″の演算が行われ(S35)、車速Vが所定速度V
1 (例えば、40km/h)以上か否か判断される(S3
6)。この判断の結果、車速Vが所定速度V1 以上の場
合(S36:YES)、舵角速度θ′H の絶対値が所定
値θ′1 以上か否か判断される(S38)。
【0067】この判断の結果、舵角速度θ′H の絶対値
が所定値θ′1 以上の場合(S38:YES)、ヨー加
速度ψ″の絶対値が所定の基準値ψ″1 以上か否か判断
される(S40)。
【0068】この判断の結果、車速Vが所定速度V1
上で舵角速度θ′H の絶対値が所定値θ′1 以上である
にも拘らず、ヨー加速度ψ″の絶対値が所定の基準値
ψ″1よりも小さい場合(S40:NO)、所定車速以
上でハンドルを所定の舵角速度以上で切っているにも拘
らず、ヨーレートが小さいことになり、ヨーレートセン
サ28がセンタよりもかなりっずれた位置で固着してい
るものと判断でき、この場合には、S43へ進んで、フ
ェイル判定用フラグEhfをセットするとともに、タイ
マ33をセットして、上述したS44〜S46の処理を
行う。
【0069】また、S36での判断の結果、車速Vが所
定速度V1 よりも小さい場合(S36:NO)、ヨー加
速度によるフェイル判定ができないので、車速フラグF
vをセットし(S37)、フェイル判定用フラグEhf
およびタイマ33をリセットして(S41,S42)、
リターンする。
【0070】また、S38での判断の結果、舵角速度
θ′H の絶対値が所定値θ′1 よりも小さい場合(S3
8:NO)、ヨー加速度によるフェイル判定ができない
ので、舵角フラグFθをセットし(S39)、フェイル
判定用フラグEhfおよびタイマ33をリセットして
(S41,S42)、リターンする。
【0071】さらに、S40での判断の結果、ヨー加速
度ψ″の絶対値が所定の基準値ψ″1 以上の場合(S4
0:YES)には、フェイル判定処理を終了し、フェイ
ル判定用フラグEhfおよびタイマ33をリセットして
(S41,S42)、リターンする。
【0072】以上のヨーレートセンサフェイル判定処理
が終了後、図5に示すように、フェイルフラグFfがセ
ットされているか否かが判断される(S5)。フェイル
フラグFfがセットされている場合(S5:YES)、
ヨーレートセンサ28が固着しているものと推定できる
が、別の方法で再度フェイルを確認するため、舵角速度
θ′H と比例関係にあるヨー加速度の推定値、すなわ
ち、推定ヨー加速度ψ″B を、図4に示すマップに基づ
いて舵角速度θ′H から演算し(S6)、この推定ヨー
加速度ψ″B と、ヨー加速度演算手段32により演算さ
れた実ヨー加速度ψ″とを比較判定する(S7)。
【0073】この判定の結果、実ヨー加速度ψ″と推定
ヨー加速度ψ″B との差が、基準値ψ″2 よりも小さい
場合(S7:NO)、ヨーレートセンサ28からの信号
が正常であるため、カウンタnをリセットして(S1
4)、ヨーレートセンサ28により検出されたヨーレー
トψ′およびヨー加速度ψ″に基づく制御モードA1の
制御を実行し(S15)、S1に戻る。
【0074】推定ヨー加速度ψ″B と実ヨー加速度ψ″
との比較判定の結果、両者の差が基準値ψ″2 以上の場
合(S7:YES)、ヨーレートセンサ28のフェイル
であるが、ヨーレートは検出されていないので、実ヨー
加速度ψ″として、補正基準値である推定ヨー加速度
ψ″B を用いる(S8)。そして、カウンタnをインク
リメントし(S9)、カウンタnが所定回数N以上か否
かを判断し(S10)、その判断の結果、カウンタnが
所定回数Nに達していない場合(S10:NO)、実ヨ
ー加速度ψ″として、補正基準値である推定ヨー加速度
ψ″B を用い、この推定ヨー加速度ψ″B に基づく制御
モードA2の制御を実行し(S11)、S1に戻る。
【0075】S10の判断の結果、カウンタnが所定回
数Nに達している場合(S10:YES)、フェイル確
定と判断して、カウンタnをリセットし(S12)、他
のセンサ25、27に基づく制御モードBの制御を実行
し(S13)、S1に戻る。
【0076】一方、S5の判定でフェイルフラグFfが
セットされていない場合(S5:NO)、車速フラグF
vがセットされているか否か判断される(S16)。そ
の判断の結果、車速フラグFvがセットされている場合
(S16:YES)、すなわち、図6に示すヨーレート
センサのフェイル判定処理において、車速Vが所定車速
よりも小さいときには、ヨーレートセンサのフェイル判
定が行えず、このとき、異常なヨーレート信号により、
制御を行うと操縦安定性に掛けるので、カウンタnをリ
セットし(S20)、例えば、前回検出したヨーレート
を用いた制御モードA3による制御を実行する(S2
1)。
【0077】また、車速フラグFvがセットされていな
い場合(S16:NO)、舵角フラグFθがセットされ
ているか否か判断される(S17)。その判断の結果、
舵角フラグFθがセットされている場合(S17:YE
S)、図6に示すヨーレートセンサのフェイル判定処理
において、舵角速度θ′H が所定値よりも小さく、ヨー
加速度によるフェイル判定ができないので、別の方法に
よるヨーレートのフェイル判定を行うため、フェイルフ
ラグFfがセットされている場合と同様なルーチンの制
御を行う(S6〜S15)。
【0078】さらに、フェイルフラグFf、車速フラグ
Fvおよび舵角フラグFθがセットされていない場合
(S5,S16,S17:NO)、図6の処理において
で説明したように、ヨーレートセンサ28からの出力が
正常であるから、カウンタをクリアして(S18)、現
在の実ヨーレートおよびヨー加速度に基づく制御モード
A1の制御を実行し(S19)、S1に戻る。
【0079】このように、本実施例では、舵角センサ2
5で検出されたハンドル舵角θH が所定角度θ0 以上
で、かつヨーレートセンサ28で検出されたヨーレート
ψ′が所定値ψ′0 よりも小さくなった場合、直ちにヨ
ーレートセンサ28がフェイルと判定せず、このフェイ
ル状態が所定時間T0 間継続した時点で、フェイルと判
定するようにしているから、上記所定時間T0 ガ経過す
る以前に上記フェイル状態が解消した場合の制御の不連
続性を防止することができる。
【0080】また、ヨーレートセンサ28のフェイル判
定を、舵角速度θ′H およびヨー加速度ψ″を用いて行
っているので、フェイルを早期に検知でき、また、その
判定に、舵角速度θ′H と、この舵角速度θ′H から演
算した推定推定ヨー加速度ψ″B または車速を条件とし
て用いているので、フェイルも確実に検知できる。
【0081】さらに、フェイルフラグEfが1にセット
された場合、直ちにヨーレートセンサ28のフェイルを
確定せず、複数回のフェイル判定により初めて確定する
ため、フェイル判定も確実に行うことができ、さらに、
フェイル判定がなされた場合に、フェイル確定に至るま
で、補正基準値ψ″B に基づいて後輪の転舵速度を制御
しているので、操縦安定性を向上することができる。
【0082】なお、図6のS33、S34では、ハンド
ル舵角θH が所定値θ0 以上か否かを判断し(S3
3)、次にヨーレートセンサ28で検出されたヨーレー
トψ′が所定値ψ′0 以上か否かを判断して(S3
4)、舵角θH が所定値θ0 以上であるにも拘らず、ヨ
ーレートψ′が所定値ψ′0 よりも小さい場合は(S3
3:YES、S34:NO)、フェイル判定用フラグE
hfをセットしているが(S43)、図7に示すよう
に、S33′でハンドル舵角θH が所定値θ3 以下か否
かを判断し、次にS34′で、ヨーレートセンサ28で
検出されたヨーレートψ′が所定値ψ′3 以下か否かを
判断して、舵角θH が所定値θ3 以上であるにも拘ら
ず、ヨーレートψ′が所定値ψ′3 よりも大きい場合
(S33′:YES、S34′:NO)、フェイル判定
用フラグEhfをセットする(S43)制御を加えても
良い。
【0083】また、図8に示すように、ヨーレートセン
サ28で検出されたヨーレートψ′と下記の式で演算さ
れる基準ヨーレートψ′M との差が所定値以上の場合
に、S43でフェイル判定用フラグEhfをセットする
ようにしても良い。
【0084】 ψ′M ={1/(9.8×ホイールベース)}×V2 ×tan (θH /ギヤレシオ) ここで、ギヤレシオは、ハンドル舵角θH に対する車輪
転舵角の比である。
【0085】さらに、図6のS38では、舵角速度θ′
H の絶対値が所定値θ′1 以上か否かを判断し、次にS
40で、ヨー加速度ψ″の絶対値が所定の基準値ψ″1
以上か否か判断して、舵角速度θ′H の絶対値が所定値
θ′1 以上であるにも拘らず、ヨー加速度ψ″の絶対値
が所定の基準値ψ″1 よりも小さい場合(S38:YE
S,S40:NO)、フェイル判定用フラグEhfをセ
ットしているが(S43)、図9に示すように、S3
8′では、舵角速度θ′H の絶対値が所定値θ′5 以下
か否かを判断し、次にS40′で、ヨー加速度ψ″の絶
対値が所定の基準値ψ″5 以下か否か判断して、舵角速
度θ′H の絶対値が所定値θ′5 以下であるにも拘ら
ず、ヨー加速度ψ″の絶対値が所定の基準値ψ″5 より
も大きい場合(S38′:YES,S40′:NO)、
フェイル判定用フラグEhfをセットする(S43)よ
うにしても良い。
【0086】次に、後輪の転舵比可変機構22の制御
と、これをを駆動するサーボモータのフェイル判定につ
いて説明する。
【0087】前述のように、図2に示すモータフェイル
判定手段41は、サーボモータが転舵比可変機構22の
駆動を開始した時点で、設定時間(スレッシュタイム)
をKとするタイマ42を起動するとともに、転舵比セン
サ26により実測された転舵比θS と、転舵比算出手段
38で算出された目標転舵比TGθS とを比較して、ス
レッシュタイムKが経過しても、実測転舵比θS と目標
転舵比TGθS との差が所定値θS0よりも小さくならな
いときには、モータフェイルと判定して、2輪操舵制御
(制御モードB)に移行している。
【0088】一方、モータによって駆動される転舵比可
変機構22では、その動力伝達系に歯車が介在している
ため、ロードノイズ等が減少する車両の低速走行時に
は、上記歯車の歯打ち音が耳につくようになる。そこ
で、本実施例では、転舵比可変機構22の駆動用モータ
にサーボモータを用いるとともに、目標値に到達するま
での所要時間を変更することができモータ応答性変更手
段43(図2参照)を設け、は、サーボモータの応答性
を高速時よりも低下させている。
【0089】ところが、このように、低速時にサーボモ
ータの応答性を低下させると、目標値に到達するまでの
所要時間が長くなるから、スレッシュタイムKを車速に
関係なく一定に設定しておくと、モータに異常がないに
も拘らず、低速時にはモータフェイルと判定されるおそ
れがある。
【0090】そこで、本実施例では、低速時にはスレッ
シュタイムKを高速時よりも長くして、誤判定が生じる
のを回避している。
【0091】図10は、転舵比可変機構22の制御ルー
チンを示すフローチャートである。また、図11は、こ
の制御に用いるマップを示す。
【0092】先ず、データをイニシャライズした後(S
51)、車速Vを入力し(S52)、図8のマップAに
基づき、車速Vから目標転舵比TGθS を決定する(S
53)。次に、図11のマップBに基づき、車速Vか
ら、サーボモータを駆動する駆動信号のパルス幅Pwを
決定する(S54)。
【0093】マップBから明らかなように、パルス幅P
wは車速Vの低下に伴って小さくなっており、これによ
って、低速時にはサーボモータの応答性が高速時よりも
低下されることになる。
【0094】次に、図11のマップCに基づき、車速V
からスレッシュタイムKを決定する(S55)。マップ
Cから明らかなように、スレッシュタイムKはパルス幅
Pwに反比例しているから、低速時にはスレッシュタイ
ムKが高速時よりも長くなる。
【0095】そして、上記のように決定されたパルス幅
PwとスレッシュタイムKとによって転舵比可変機構2
2の駆動を開始し(S56)、タイマ42をリセット
し、計時を開始する(S57)。そして、スレッシュタ
イムKが経過したか否かを判断し(S58)、スレッシ
ュタイムKに達するまでは(S58:NO)タイマ42
をインクリメントし(S59)、スレッシュタイムKが
経過した時点で(S58:YES)、実測転舵比θS
目標転舵比TGθS との差が所定値θS0よりも小さくな
ったか否かを判断し(S60)、この差が所定値θS0
りも小さくなっていれば(S60:YES)、S52に
リターンし、上記差が所定値θS0以上であれば、モータ
フェイルと判定して、2輪操舵制御(制御モードB)に
移行する。
【0096】以上の説明で、本発明によるヨーレートセ
ンサの故障判定方法と、これを適用した車両の操舵装置
の構成およびその動作が明らかになったが、本発明は車
両の操舵装置のみでなく、ABS装置その他の車両の走
行制御装置にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる車両の操舵装置の実施例の構成
を示す概略的構成図
【図2】図1の操舵装置のブロック図
【図3】図1の操舵装置の作用を示す制御ブロック図
【図4】推定ヨー加速度演算マップを示す図
【図5】図1の操舵装置の制御モード設定ルーチンを示
すフローチャート
【図6】図5のヨーレートセンサフェイル判定ルーチン
を示すフローチャート
【図7】図6のフローチャートにおける変更部分を示す
【図8】図6のフローチャートにおける変更部分を示す
【図9】図6のフローチャートにおける変更部分を示す
【図10】図1の転舵比可変機構の駆動制御ルーチンを
示すフローチャート
【図11】図10の制御ルーチンで用いられるマップを
示す図
【図12】従来の操舵装置が有する問題点の説明に供す
るタイミングチャート
【符号の説明】
10 操舵装置 14 前輪転舵機構 20 後輪転舵機構 22 転舵比可変機構 24 コントロールユニット 25 舵角センサ 26 転舵比センサ 27 車速センサ 28 ヨーレートセンサ 31 舵角速度演算手段 32 ヨー加速度演算手段 34 フェイル判定手段 35 推定ヨー加速度演算手段 36 ヨー加速度補正手段 37 制御モード選択手段 38 転舵比算出手段 40 転舵比制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B62D 113:00 117:00 137:00 (72)発明者 伊藤 昌祐 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に発生するヨーレートを検出するヨ
    ーレートセンサの故障を判定する方法であって、ハンド
    ル舵角に関するデータが所定値以上になり、かつ上記ヨ
    ーレートセンサにより検出されるヨーレートが所定値よ
    りも小さくなった状態が所定時間継続した場合に、上記
    故障判定を行うことを特徴とするヨーレートセンサの故
    障判定方法。
  2. 【請求項2】 車体に発生するヨーレートを検出するヨ
    ーレートセンサの故障を判定する方法であって、ハンド
    ル舵角に関するデータが所定値以上になり、かつ上記ヨ
    ーレートセンサにより検出されるヨーレートから演算さ
    れるヨー加速度が所定値よりも小さくなった状態が所定
    時間継続した場合に、上記故障判定を行うことを特徴と
    するヨーレートセンサの故障判定方法。
  3. 【請求項3】 車体に発生するヨーレートを検出するヨ
    ーレートセンサの故障を判定する方法であって、ハンド
    ル舵角に関するデータが所定値以下になり、かつ上記ヨ
    ーレートセンサにより検出されるヨーレートが所定値よ
    りも大きくなった状態が所定時間継続した場合に、上記
    故障判定を行うことを特徴とするヨーレートセンサの故
    障判定方法。
  4. 【請求項4】 車体に発生するヨーレートを検出するヨ
    ーレートセンサの故障を判定する方法であって、ハンド
    ル舵角に関するデータが所定値以下になり、かつ上記ヨ
    ーレートセンサにより検出されるヨーレートから演算さ
    れるヨー加速度が所定値よりも大きくなった状態が所定
    時間継続した場合に、上記故障判定を行うことを特徴と
    するヨーレートセンサの故障判定方法。
  5. 【請求項5】 車体に発生するヨーレートを検出するヨ
    ーレートセンサの故障を判定する方法であって、ハンド
    ル舵角と車速とから求められる基準ヨーレートと、上記
    ヨーレートセンサにより検出されるヨーレートとの差が
    所定値以上となった状態が所定時間継続した場合に、上
    記故障判定を行うことを特徴とするヨーレートセンサの
    故障判定方法。
  6. 【請求項6】 ハンドル舵角を検出する舵角センサと、
    ヨーレートを検出するヨーレートセンサと、これらセン
    サにより検出されたハンドル舵角とヨーレートに少なく
    とも基づいて制御される走行制御手段と、上記ヨーレー
    トセンサの故障を判定する故障判定手段とを備えた車両
    の走行制御装置において、 上記故障判定手段は、上記舵角センサにより検出された
    ハンドル舵角に関するデータが所定値以上になり、かつ
    上記ヨーレートセンサにより検出されるヨーレートに関
    するデータが所定値よりも小さくなった状態が所定時間
    継続した時点でフェイルと判定するように構成され、 上記故障判定手段がフェイルと判定する時点までは、上
    記ヨーレートに関するデータを上記走行制御手段の制御
    に用いてなることを特徴とする車両の走行制御装置。
  7. 【請求項7】 上記走行制御手段が後輪転舵手段よりな
    ることを特徴とする請求項6に記載の車両の走行制御装
    置。
  8. 【請求項8】 ハンドル舵角を検出する舵角センサと、
    ヨーレートを検出するヨーレートセンサと、これらセン
    サにより検出されたハンドル舵角とヨーレートに少なく
    とも基づいて制御される走行制御手段と、上記ヨーレー
    トセンサの故障を判定する故障判定手段とを備えた車両
    の走行制御装置において、 上記故障判定手段は、上記舵角センサにより検出された
    ハンドル舵角に関するデータが所定値以下になり、かつ
    上記ヨーレートセンサにより検出されるヨーレートに関
    するデータが所定値よりも大きくなった状態が所定時間
    継続した時点でフェイルと判定するように構成され、 上記故障判定手段がフェイルと判定する時点までは、上
    記ヨーレートに関するデータを上記走行制御手段の制御
    に用いてなることを特徴とする車両の走行制御装置。
  9. 【請求項9】 上記走行制御手段が後輪転舵手段よりな
    ることを特徴とする請求項8に記載の車両の走行制御装
    置。
  10. 【請求項10】 ハンドル舵角を検出する舵角センサ
    と、車速を検出する車速センサと、ヨーレートを検出す
    るヨーレートセンサと、これらセンサにより検出された
    ハンドル舵角とヨーレートに少なくとも基づいて制御さ
    れる走行制御手段と、上記ヨーレートセンサの故障を判
    定する故障判定手段とを備えた車両の走行制御装置にお
    いて、 上記故障判定手段は、上記舵角センサにより検出された
    ハンドル舵角と上記車速センサにより検出された車速と
    から求められる基準ヨーレートと、上記ヨーレートセン
    サにより検出されるヨーレートとの差が所定値以上とな
    った状態が所定時間継続した時点でフェイルと判定する
    ように構成され、 上記故障判定手段がフェイルと判定する時点までは、上
    記ヨーレートに関するデータを上記走行制御手段の制御
    に用いてなることを特徴とする車両の走行制御装置。
  11. 【請求項11】 上記走行制御手段が後輪転舵手段より
    なることを特徴とする請求項10に記載の車両の走行制
    御装置。
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