JPH07112640A - 車両用警告灯 - Google Patents

車両用警告灯

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JPH07112640A
JPH07112640A JP11128094A JP11128094A JPH07112640A JP H07112640 A JPH07112640 A JP H07112640A JP 11128094 A JP11128094 A JP 11128094A JP 11128094 A JP11128094 A JP 11128094A JP H07112640 A JPH07112640 A JP H07112640A
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JP
Japan
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light
hologram
vehicle
light source
warning
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JP11128094A
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English (en)
Inventor
Shoichi Takeuchi
彰一 竹内
Toshio Minowa
俊夫 箕輪
Kunio Naganami
国男 長南
Hiromi Sakurai
宏巳 桜井
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03HHOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
    • G03H1/00Holographic processes or apparatus using light, infrared or ultraviolet waves for obtaining holograms or for obtaining an image from them; Details peculiar thereto
    • G03H1/22Processes or apparatus for obtaining an optical image from holograms
    • G03H1/2202Reconstruction geometries or arrangements

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  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
  • Holo Graphy (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】周縁部に合成樹脂製枠体61を備える窓用板状
体1の車内面側にはホログラム8が貼設され、車体3に
装着された光源7とホログラム8との間に介在された導
光手段21によって導かれた光源7からの光を後方車両
に向けて回折する車両用警告灯。 【効果】警告情報を有する光を発する光源を車両のスペ
ースを犠牲にしない所望位置に配しても、後方車両に対
して十分に警告情報を伝達できる角度に光を回折して照
射できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用警告灯に関する
ものであって、特に後方にむけて車両の制動動作を警告
する車両用警告灯に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両等において制動時、後退時、
進行方向変更時等のそれらの情報を後方の車両に知らせ
る方法としては、バンパー上部に位置するブレーキラン
プや後退灯、方向指示器等を点灯させることが通常であ
る。しかし、通常のバンパー上部に位置するブレーキラ
ンプ等では、降雪時に、ブレーキランプ等が雪に隠れ、
後方車両から見えなくなること、また、トラック、バス
等の高い座席の運転者からは近接して走行する前方の乗
用車両の上記ブレーキランプの点灯表示を判別すること
が困難であること、また、夜間においては車幅灯などが
点灯するため前方の乗用車両のブレーキ操作状態を明確
には判別しにくくなることなどのため、安全上、問題が
あった。
【0003】このような問題を解決するため、ブレーキ
ランプの発光部をリヤガラス付近の比較的高い位置に置
くもの(以下、ハイマウントストップランプと称する)
が提案、実用化されている。これは、警告灯部分が比較
的高い位置にあるため、後方の車両から視認しやすい利
点があるだけでなく、降雪時にも警告灯部分が雪に隠れ
ることがなく安全性が高いという利点があるため、非常
に有用である。
【0004】従来のハイマウントストップランプとして
は、光源を車内の後部のリヤパーシェルフに置くもの、
リヤガラスに吸盤等で取り付けるもの、リヤスポイラー
部に線状に点光源を配置するもの等がある。このリヤパ
ーシェルフに置くタイプでは、リヤーパーシェルフ上部
の空間を占有するため、また、リヤガラスに取り付ける
タイプではリヤガラスの一部を占有するため車両の運転
者の後方視界の妨げになる。
【0005】さらに、これらのハイマウントストップラ
ンプにおいて、高度な警告情報を提供できるという点か
ら、文字や図形表示、あるいは種々のデザインを付加し
た表示が望まれているが、これらの表示には発光部の面
積を大きくすることが必要であり、車両の運転者の後方
視界がさらに妨げられてしまうものであった。
【0006】上記した問題点を解決するため、車体に光
源を組み込むなどして、この光源から表示すべき警告情
報光をリヤガラスに向かって照射し、このリヤガラスに
ホログラムを配しておくことによって、光源からの光を
車両の後方に向かって回折するハイマウントストップラ
ンプが提案されている。これによれば、運転手の後方視
界を妨げることなく、視認性がよく、高い位置に警告灯
を配することができる。また、警告灯として作動しない
ときは、運転手および後方の車両の運転手は、通常のリ
ヤガラスに近い明瞭な視界を得ることができるものであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなホ
ログラフィックハイマウントストップランプは、リヤガ
ラス上の広い範囲を表示面として使用できる特徴がある
にもかかわらず、実際には車体への組み込みに制約があ
るために光源の大きさを小さくすることが多く、放射さ
れる光線のむらのため広い範囲で均一の見栄えのハイマ
ウントストップランプを得ることが難しい。さらに、光
源からの光はガラス表面での不要な反射により、車内に
放射され安全上、美観上問題であった。
【0008】また、光源とホログラムとの間には空間が
存在するものであり、この空間に光を遮断する物体また
は人体が入り込みやすく、その場合、警告情報を後方に
対して伝達できず、安全上問題である。
【0009】一方、車両内のスペースを確保するため
に、特開平4−342626号公報や、実開平4−34
106号公報に開示されているように、発光部をリヤウ
インドの枠体に備え、この発光部に車体に備えられた光
源からの光を光導波路や光ファイバー等によって導くこ
とが提案されている。
【0010】しかし、これらのものは、枠体位置から後
方に向かって照射される光の方向を十分に警告情報とし
て後方に対して伝えることのできる方向とするために
は、枠体内や車体における光源や導波路の位置に制約が
生じてしまい、車両内のスペース確保には有効とはいえ
ず、特に米国連邦車両安全基準第108号(FMVSS
No.108)に記載されるような配光特性を持たせる
ことは困難であった。
【0011】さらには、特開昭63−22725号公報
に開示されているように、ランプユニットを包含するガ
ラス窓モジュールが提案されているが、そこに開示され
ているランプユニットのランプを交換しようとする場合
には、枠体にランプが埋め込まれたものであるために、
その交換は非常に困難であった。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決すべくなされたものであり、表示すべき情報を光と
して発生する光源と、前記光を車両の後方に向けて回折
するホログラムとを少なくとも備えてなる車両用警告灯
であって、前記光源からの光は、光源とホログラムとの
間に介在された導光手段によって光源からホログラムに
向けて照射されることを特徴とする車両用警告灯を提供
する。
【0013】
【作用】本発明によれば、車両のスペースを犠牲にする
ことのない所望の位置に警告情報を有する光を発する光
源を配しても、この光源からの光を車両の後方に対して
十分に警告情報として伝達できる角度に回折するよう
に、所定の露光条件で作製されたホログラムを用いるこ
とによって、安全基準に見合った車両用警告灯とするこ
とができる。
【0014】特に、本発明によれば、光源をリヤパーシ
ェルフの下方の車体に嵌め込むようにして配しても、こ
の下方からの光が車両の後方に向かって回折されるよう
に露光されたホログラムを用いることによって、上記の
ように警告情報を確実に後方に対して伝達することを可
能とする。
【0015】しかも、本発明における車両用警告灯は、
光源とホログラムとの間に光源からの光をホログラムに
導く導光手段が介在されているために、光源とホログラ
ムとの間に光を遮断するような異物が介入してしまうこ
とを防止でき、特に制動動作にともなう警告情報を後方
に向けて照射する場合には、その制動動作をもれなく後
方に対して伝えることができ、安全性に不安を残すこと
もない。
【0016】さらに、本発明において、導光手段が枠体
に備えられたものは、車両のスペースを十分確保できる
とともに、光源自身が枠体に嵌め込まれた場合と比べて
光源の取り替えが容易である車両用警告灯を得ることが
できる。
【0017】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の基本的構成の一例を示す概念図で
あり、図2はそのA−A線断面図である。図1におい
て、1は窓用板状体、3は車体、4はトランクリッド、
5はリヤパーシェルフ、8はホログラム、60は黒セラ
ミック隠蔽層、61は合成樹脂製の枠体である。図2に
おいて、21は導光手段、7は光源、9は車体と枠体と
を取り付ける接着剤である。
【0018】リヤウインド10はガラス板からなる窓用
板状体1の周縁部に合成樹脂製の枠体61が備えられた
ものであり、また、この窓用板状体1の周縁部には黒セ
ラミック隠蔽層60が形成されていて、このリヤウイン
ド10の車内側下辺部近傍の黒セラミック隠蔽層60の
形成されていない部分には反射型のホログラム8が配さ
れている(この場合、リヤウインドの車内側下辺部近傍
における黒セラミック隠蔽層60のくりぬき部にホログ
ラム8が配されている。)。
【0019】ホログラム8は窓用板状体1の車内面側に
貼設されており、さらに、車内側から枠体61によって
被包されている。光源7は車体3の下部に装着されてお
り、光源7とホログラム8との間には複数本のバンドル
状光ファイバーからなる導光手段21が介在されてい
て、導光手段21の光出射端面がホログラム8に近接し
て配設されている。
【0020】光源7から発せられた光、例えば制動動作
に同期して発せられる制動警告を表示する光は、導光手
段21によってホログラム8まで導かれ、ホログラム8
はこの光を後方の車両等に向けて回折する。
【0021】窓用板状体としては、単板のガラス板や合
わせガラス、合成樹脂製の透明板等が用いられ、さらに
はこれらが着色されていたり、表面に熱線反射膜等が設
けられていてもよい。また、ホログラムを紫外線等から
守るために、対紫外線保護膜等を窓用板状体の表面に設
けることは好ましい。さらに、余分な光の反射を減らし
てコントラストを高めるため、表示の視認側に反射防止
膜を設けてもよい。
【0022】ホログラムは通常は数10μm程度の厚み
と適宜の面積を持ち、かつ光回折機能を持てば、エンボ
スタイプ、レインボータイプ、その他ホログラムと呼ば
れるものを広く用いることができる。また、ホログラム
材料としては、重クロム酸ゼラチン、光レジスト、銀
塩、ポリビニルカルバゾール系フォトポリマーなど種々
の感光材料を用いることができる。なお、本実施例で
は、厚さ40μm、縦70mm、横170mmのアクリ
ル系フォトポリマーからなる、リップマンタイプの透過
型ホログラムを用いた。
【0023】また、ホログラムの回折角度はリヤガラス
の設置角度、光ファイバーの出射端角度、配光特性によ
り決定され、ホログラムの回折強度のピーク波長は、光
源の強度のピーク波長とほぼ一致させることが、効率を
高めるうえで好ましい。
【0024】表示すべき警告情報としては、その用途に
より適宜選択され、制動動作を表すストップランプ、後
退灯、方向指示器等が例として挙げられる。特に警告情
報として制動動作を後方に伝える場合には、ホログラム
の波長選択性を用いて安全基準に適合する赤色領域に強
度のピーク波長がくるようにすればよい。また、ホログ
ラムは複数層異なる光回折機能を持つホログラムを積層
したものであってもよく、一枚のホログラム材料に、性
質の異なる光で多重露光を施して形成したものであって
もよい。
【0025】かかるホログラムは、リヤガラスと別に設
けられていてもよいが、構造の簡素さから、車両のリヤ
ガラスに備えられるのがよく、特にホログラム保護の観
点からは、図示は省略しているがポリエチレンテレフタ
レートフィルム等の保護膜でホログラムの上を覆った
り、リヤガラスに合せガラスを用い、ホログラムを合わ
せガラスの内部に封入して用いることが好ましい。
【0026】この場合、合せガラスは、少なくとも一枚
のガラス板にポリビニルブチラール膜、ポリウレタン膜
等の合成樹脂膜を積層、接着したものであり、その形態
の例としては、ガラス板/合成樹脂膜、ガラス板/合成
樹脂膜/ガラス板、ガラス板/合成樹脂膜/ガラス板/
合成樹脂膜、ガラス板/合成樹脂膜/合成樹脂膜等のも
のがある。ホログラムはこれらのガラス板または合成樹
脂膜の境界面部または合成樹脂膜中に封入されればよ
い。
【0027】本実施例において、導光手段として用いた
光ファイバーは、NAが0.5の光ファイバーバンドル
であり、窓用板状体の車内面にほぼ密着するように、そ
の光出射端面は斜めに加工されており、車体に設けられ
た貫通孔を通り光源に連通している。また、光ファイバ
ーは光源の光強度むらを防ぐためランダム配列して束ね
たものを用いている。
【0028】本実施例では導光手段として光ファイバー
を用いたが、透明なロッド等の光導波路でもよく、同様
な機能を有すればこれに限定されない。光強度のむらを
抑えることができ、組み付け時の利便を考慮すると可撓
性があるという点で、導光手段としては光ファイバーが
好ましい。
【0029】本実施例における光源としてはハロゲンラ
ンプを用いており、赤色フィルター(図示しない)を通
して光ファイバーに光を入射するように配している。ラ
ンプとしては上記のハロゲンランプの他、タングステン
ランプやLED等、十分な輝度が得られれば特に制限は
ない。また、警告情報として制動動作を後方に伝える場
合には、光源として既存のブレーキランプをそのまま用
いてもよく、このブレーキランプから導光手段によって
ホログラムまで光を導いてもよい。
【0030】枠体は、あらかじめ射出成形法や押出成形
法等によって成形されて、必要に応じて導光手段を通す
孔あるいは溝が設けられたものを窓用板状体に嵌め込ん
だり、成形時に窓用板状体の周縁部に一体化されるよう
に成形されるものであってもよく、図1、図2に示すよ
うに導光手段の出射端近傍とホログラムとを包み込むよ
うに、ホログラムの貼設された窓用板状体と導光手段を
枠体成形用の金型に装着して、この金型のキャビティー
内に枠体の材料を射出する射出成形法や反応射出成形法
によって、窓用板状体に一体的に成形されることが好ま
しい。また、枠体は窓用板状体の全周にわたって備えら
れるものであってもその周縁部の一部に備えられるもの
であってもよく、意匠的効果等に鑑みて適宜選択でき
る。
【0031】本発明の枠体の材料としては、例えば塩化
ビニル樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリスチレン樹脂、ポ
リプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリウレタン系
樹脂、シリコン系樹脂、その他各種合成樹脂を使用する
ことができ、合成樹脂材料が好ましく用いられ、また発
泡剤を含有してもよい。かかる枠体の裏側部分は発泡剤
を含有する合成樹脂原料を型の中に射出して発泡性樹脂
を反応性射出成形により形成してもよい。上記枠体の少
なくとも裏側部分は発泡成形により低圧で成形するのが
好ましく、例えば、150kg/cm2 以下の低圧で発
泡成形するのが好ましい。
【0032】発泡成形用の発泡剤としては、揮発性発泡
剤、分解性発泡剤が用いられるが押出しあるいは射出成
形機を使用する場合には分解性発泡剤が好ましい。分解
性発泡剤としては炭酸アンモニウム、重炭酸ナトリウム
等の無機化合物、アゾジカルボンアミド、ジアゾアミノ
ベンゼン等のアゾ化合物、ジフェニルオキシド−4’,
4’−ジスルホニルヒドラジド等のスルホニルヒドラジ
ド化合物、N,N’−ニトロソペンタメチレンテトラミ
ン等のニトロソ化合物、テレフタルアジド等のアジド化
合物が好ましく使用される。
【0033】さらに、本実施例ではリヤガラスの下部に
光源を配したが、これにとらわれずリヤガラスの上部に
ホログラムや光源を備えてもよい。
【0034】図3〜図8は、本発明における車両用警告
灯の要部の別の例を示す断面図である。図3において、
ホログラム8は窓用板状体1に貼設されていて、枠体6
1からは露出している。導光手段21のホログラム8側
の光出射端部は、枠体61の開口端に位置しており、こ
の光出射端部からホログラム8に向けて光源7からの光
を照射する。
【0035】図4において、ホログラム8は導光手段2
1の光出射端面に貼設されていて、さらに、ホログラム
8は導光手段21と反対側(すなわち車内側)の面で反
射板31に貼設されている。導光手段21光出射端部を
含む導光手段21の一部、ホログラム8、および反射板
31は、枠体61によって被包されており、車内側から
隠蔽されている。
【0036】ここで、ホログラム8として反射型ホログ
ラムを用いた場合、光出射端部から出射した光のうちの
特定波長域の光がホログラム8によって反射回折され
て、黒セラミック隠蔽層のくりぬき部を通って車両の後
方に向けて警告情報を発せられる。ホログラム8によっ
て選択されなかった光は、ホログラム8をそのまま透過
して、反射板31によって後方車両の運転者等の視野の
外に向けて正反射される。
【0037】また、ホログラム8として透過型ホログラ
ムを用いた場合には、光出射端部から出射した光のうち
の特定波長域の光がホログラム8によって透過回折され
て、反射板の正反射によって黒セラミック隠蔽層のくり
ぬき部を通って車両の後方に向けて警告情報を発せられ
る。ホログラム8によって選択されなかった光は、ホロ
グラム8をそのまま透過して、反射板31によって後方
車両の運転者等の視野の外に向けて正反射される。
【0038】図5の例では、ホログラム8はその車内側
面で反射板31に貼設されていて、反射板31はホログ
ラム8と反対側の面で保持部材32を介して車体のリヤ
パーシェルフ5に取り付けられている。さらに、導光手
段21の光出射端部は枠体61の開口端に位置し、この
光出射端部からホログラム8に向けて光源からの光が照
射される。
【0039】図6の例では、ホログラム8は窓用板状体
1に貼設されていて、枠体61からは露出している。一
方、反射板31は保持部材32を介して車体のリヤパー
シェルフ5に取り付けられている。さらに、導光手段2
1の光出射端部は枠体61の開口端に位置し、この光出
射端部から反射板31に向けて光源からの光が照射さ
れ、この光がホログラムに向けて反射される。
【0040】図7の例では、ホログラム8はその車内側
面で反射板31に貼設されていて、反射板31はホログ
ラム8と反対側の面で保持部材32に保持されている。
これらのホログラム8、反射板31、保持部材32は、
枠体61の成形時に導光手段21とともに枠体61に被
包されるように一体化されている。こうして、導光手段
21の光出射端部からホログラム8に向けて光源からの
光が照射される。
【0041】図8の例では、ホログラム8は窓用板状体
1に貼設されており、一方、反射板31は保持部材32
に保持されている。反射板31、保持部材32は、枠体
61の成形時に導光手段21とともに枠体61に一体化
され、ホログラム8とともに車内側から隠蔽されてい
る。こうして、導光手段21の光出射端部からホログラ
ム8に向けて光源からの光が照射される。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、車両用警告灯に回折機
能を有するホログラムを用いているため、警告情報を有
する光を発する光源を車両のスペースを犠牲にすること
のない所望の位置に配しても、車両の後方に対して十分
に警告情報を伝達できる角度に光を回折して照射するこ
とができ、また、ホログラムの露光時に所望の文字情報
や図形情報を付加して露光することによって、高度な警
告情報を後方にむけて伝達することができる。
【0043】しかも、本発明における車両用警告灯は、
光源とホログラムとの間に光源からの光をホログラムに
導く導光手段が介在されているために、光源とホログラ
ムとの間に光を遮断するような異物が介入してしまうこ
とを防止でき、特に制動動作にともなう警告情報を後方
に向けて照射する場合には、その制動動作をもれなく後
方に対して伝えることができる。
【0044】さらに、本発明において、導光手段を枠体
に備えて光源を車体に組み込んだ場合には、車両のスペ
ースが十分確保され、光源自身が枠体に嵌め込まれた場
合と比べて光源の取り替えが容易である車両用警告灯を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における車両用警告灯の基本的構成の一
例を示す概念図
【図2】図1におけるA−A断面図
【図3】本発明における車両用警告灯の要部の一例を示
す断面図
【図4】本発明における車両用警告灯の要部の一例を示
す断面図
【図5】本発明における車両用警告灯の要部の一例を示
す断面図
【図6】本発明における車両用警告灯の要部の一例を示
す断面図
【図7】本発明における車両用警告灯の要部の一例を示
す断面図
【図8】本発明における車両用警告灯の要部の一例を示
す断面図
【符号の説明】
1:窓用板状体 3:車体 4:トランクリッド 5:リヤパーシェルフ 7:光源 8:ホログラム 9:接着剤 21:導光手段 31:反射板 32:保持部材 60:黒セラミック隠蔽層 61:枠体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桜井 宏巳 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社中央研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示すべき情報を光として発生する光源
    と、前記光を車両の後方に向けて回折するホログラムと
    を少なくとも備えてなる車両用警告灯であって、前記光
    源からの光は、光源とホログラムとの間に介在された導
    光手段によって光源からホログラムに向けて照射される
    ことを特徴とする車両用警告灯。
  2. 【請求項2】前記ホログラムは透過型ホログラムであっ
    て、車両の窓用板状体の車内面側に貼設されていること
    を特徴とする請求項1の車両用警告灯。
  3. 【請求項3】前記ホログラムは透過型ホログラムであっ
    て、このホログラムの前記導光手段と対向する面と反対
    側の面には反射板が接合されていて、前記導光手段によ
    り導かれてホログラムを通過した光が反射板によって反
    射され、この反射した光がホログラムを透過回折して、
    車両の窓用板状体から車両の後方に向かうことを特徴と
    する請求項1の車両用警告灯。
  4. 【請求項4】前記ホログラムは反射型ホログラムであっ
    て、このホログラムによって前記導光手段からの光が車
    両の窓用板状体に向けて反射回折して、車両の後方に向
    かうことを特徴とする請求項1の車両用警告灯。
  5. 【請求項5】前記導光手段は、車両の窓用板状体と車両
    の窓開口部との間に介在される枠体に設けられた孔ある
    いは溝に備えられて、光源からホログラムに向けて光を
    導光することを特徴とする請求項1〜4のいずれかの車
    両用警告灯。
  6. 【請求項6】前記枠体は窓用板状体の周縁部に一体成形
    されており、前記導光手段は、枠体成形時に枠体に一体
    化されることを特徴とする請求項5の車両用警告灯。
  7. 【請求項7】前記ホログラムは車内側から枠体によって
    被包されていることを特徴とする請求項5または6の車
    両用警告灯。
JP11128094A 1993-08-25 1994-05-25 車両用警告灯 Pending JPH07112640A (ja)

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JP5-232511 1993-08-25
JP23251193 1993-08-25
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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