JPH07112339A - 複合加工システム - Google Patents

複合加工システム

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Publication number
JPH07112339A
JPH07112339A JP5260101A JP26010193A JPH07112339A JP H07112339 A JPH07112339 A JP H07112339A JP 5260101 A JP5260101 A JP 5260101A JP 26010193 A JP26010193 A JP 26010193A JP H07112339 A JPH07112339 A JP H07112339A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
machining
laser
head
electrode
piercing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5260101A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Watabe
雅幸 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP5260101A priority Critical patent/JPH07112339A/ja
Publication of JPH07112339A publication Critical patent/JPH07112339A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工システムをさほど大型化することなく、
またフレームの高剛性化を必要とすることなく、板厚の
厚い加工材や難加工材にも小径のピアスを正確に加工す
ることができる複合加工システムを提供することにあ
る。 【構成】 レーザ加工システムのレーザ加工ヘッド13
に細穴放電加工装置のサーボヘッド15を取り付け、電
極27による細穴放電加工によりピアス加工を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複合加工システムに関
し、特に切断加工を行うレーザ加工システムを主体とし
た複合加工システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】レーザ加工システムによる切断加工にお
いては、加工材に板厚方向に貫通するピアスを設け、こ
のピアスより切断を開始する。
【0003】従来、このピアスの加工は、レーザ加工シ
ステムのレーザ光による溶解、パンチプレスによる打ち
抜き、ドリルによる切削などにより行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】レーザ加工システムの
レーザ光によるピアス加工は、他の加工システムを必要
することがないか、しかし加工材の材質、板厚によって
は、正確にピアスを形成することができず、このピアス
加工のために、レーザ発振器を高ピークパルス出力にす
るなどの必要が生じている。またピアス加工完了を検出
するうえで、種々の問題が生じ、これがレーザ光による
ピアス加工の技術上のネックになっている。
【0005】パンチプレスによる打ち抜き、ドリルによ
る切削によるピアス加工においては、加工材の材質、板
厚の制限は、レーザ光による場合に比して緩和される
が、しかし、何れの場合も加工可能な板厚に限界があ
り、また工具の小径化の限界によりピアスの穴径をあま
り小さくすることができない。
【0006】ピアス加工をパンチプレスによる打ち抜き
により行う場合は、パンチプレス装置をレーザ加工シス
テムに組み込む必要が生じ、加工システムが大型のもの
となり、またピアス加工をドリルによる切削により行う
場合を含めて、加工システムは、機械加工荷重を受け止
めるべく、フレームなどを高剛性化する必要が生じる。
【0007】本発明は、上述の如き問題点に着目してな
されたものであり、加工システムをさほど大型化するこ
となく、またフレームの高剛性化を必要とすることな
く、板厚の厚い加工材や難加工材にも小径のピアスを正
確に加工することができる複合加工システムを提供する
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本発
明によれば、レーザ加工システムにピアス加工用の細穴
放電加工装置が複合装備されていることを特徴とする複
合加工システムによって達成される。
【0009】この複合加工システムにおいては、細穴放
電加工装置のサーボヘッドがレーザ加工システムのレー
ザ加工ヘッドに装着されていてよい。
【0010】
【作用】上述の如き構成によれば、ピアス加工が細穴放
電加工装置によって電気的に行われる。
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0012】図3は本発明による複合加工システムの一
実施例を示している。複合加工システムは、レーザ発振
器1とNCによる制御部3とを含む装置本体5と、装置
本体5の一方に連設された水平なワークテーブル部7
と、ワーククランプ9を具備し、X、Y軸方向に移動可
能なワークキャレッジ11と、装置本体5の上部よりこ
れの一方に水平に延在し、先端部にレーザ加工ヘッド1
3を上下動可能に支持した上部水平アーム15とを有
し、レーザ発振器1よりレーザ加工ヘッド13にレーザ
光が与えられ、ワーククランプ9により把持されてワー
クテーブル部7上に載置された加工材をレーザ光により
所定の工具軌跡をもって所定形状に切断加工する。
【0013】図1、図2に示されている如く、レーザ加
工ヘッド13には、細穴放電加工用のサーボヘッド15
が取り付けられている。サーボヘッド15はレーザ加工
ヘッド13に固定装着された本体ハウジング17を有
し、本体ハウジング17には電極支持スリーブ19が上
下動可能に設けられている。電極支持スリーブ19は、
内蔵モータおよび送りねじ機構(図示省略)によりオリ
ジン位置Aとオリジン位置Aより所定量降下した加工位
置Bとの間に上下動駆動され、電極支持回転軸21を回
転可能に支持している。電極支持回転軸21は、電極回
転モータ23により回転駆動され、下端に電極チャック
25により細穴放電加工用の電極27を支持している。
電極27は、黄銅、銅などにより直径が0.3〜3mm
程度のパイプ電極として構成されている。また電極27
に電極振れ防止用の電極サポートピース29が取り付け
られている。
【0014】サーボヘッド15には加工液供給装置31
が流体的に連通接続され、加工液供給装置31は電極2
7による放電加工部に高圧の加工液(水)を供給する。
【0015】またサーボヘッド15には電源制御装置3
3が電気的に導通接続されている。電源制御装置33
は、放電加工のために放電電圧を電極27と加工材Wと
の間にパルス印加し、また電極支持スリーブ19の上下
動駆動、電極27の回転駆動を制御する。
【0016】次に上述の如き構成よりなる複合加工シス
テムの動作について説明する。
【0017】NC装置よりピアス加工が指示されると、
ワークキャレッジ11によりワークテーブル部7上の加
工材Wがレーザ加工ヘッド13に対して位置決め移動す
る。この位置決め移動は、レーザ加工ヘッド13に対す
るサーボヘッド15のX座標、Y座標のオフセット量を
補正して行われ、この位置決め移動によって、予め設定
されている加工材Wのピアス加工位置がサーボヘッド1
5の真下に位置する。なお、この位置決め移動時には、
干渉防止のために、図1に示されている如く、レーザ加
工ヘッド13は上昇位置に位置し、電極支持スリーブ1
9はオリジン位置Aに位置している。
【0018】位置決め移動が完了すると、電極27が電
極支持回転軸21と共に回転しつつ電極支持スリーブ1
9が降下移動し、電極27により加工材Wのピアス位置
にピアスpが放電加工される。電極支持スリーブ19の
降下移動量は加工材Wの板厚に応じて設定され、この電
極支持スリーブ19の降下移動量の指定により電極27
による細穴放電加工の深さが決まる。
【0019】ピアス加工が完了すると、電極27の回転
が停止されると共に電極支持スリーブ19がオリジン位
置Aに戻り、ワークキャレッジ11により加工材Wのピ
アスpがレーザ加工ヘッド13の真下に位置するよう加
工材Wの位置決め移動が行われる。
【0020】この位置決め移動が完了すると、図2に示
されている如く、レーザ加工ヘッド13が降下位置へ移
動し、レーザ加工ヘッド13よりのレーザ光Lにより加
工材Wのレーザ切断がピアスpより開始される。
【0021】なお、上述の実施例においては、細穴放電
加工用のサーボヘッド15がレーザ加工ヘッド13に装
着されているが、これは加工システムのフレーム、コラ
ムなどに設けられても、またロボットアームなどにより
移動可能に設けられてもよい。また本発明による複合加
工システムは光軸移動型のレーザ加工システムにおいて
も同様に実施され得るものである。
【0022】以上に於ては、本発明を特定の実施例につ
いて詳細に説明したが、本発明は、これに限定されるも
のではなく、本発明の範囲内にて種々の実施例が可能で
あることは当業者にとって明らかであろう。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
による複合加工システムによれば、ピアス加工が細穴放
電加工装置によって電気的に行われるから、電極径の選
択により、加工材の板厚に制限されることなく、ピアス
のための細穴、深穴が、バリや加工材に反りなどを発生
させることなく容易かつ正確に明けられ、また放電条件
の設定により各種金属材料による難加工材にもピアスが
的確に加工される。
【0024】また細穴放電加工装置はピアス加工専用で
あることから、安価で小型軽量のものでよく、これによ
り複合加工システムが大型化することがなく、またピア
ス加工時に大きい加工荷重が発生することがないと相ま
ってフレームを高剛性化する必要もない。
【0025】また細穴放電加工装置のサーボヘッドがレ
ーザ加工ヘッドに装着されていれば、レーザ加工ヘッド
に対するサーボヘッドのオフセット量を制御系が取得す
ることにより、NC加工によって所定位置に正確にピア
ス加工が自動的に行われるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による複合加工システムの要部をピアス
加工状態について示す正面図である。
【図2】本発明による複合加工システムの要部をレーザ
加工状態について示す正面図である。
【図3】本発明による複合加工システムの一実施例を示
す概略構成図である。
【符号の説明】
1 レーザ発振器 7 ワークテーブル部 11 ワークキャレッジ 13 レーザ加工ヘッド 15 サーボヘッド 19 電極支持スリーブ 27 電極 31 加工液供給装置 33 電源制御装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ加工システムにピアス加工用の細
    穴放電加工装置が複合装備されていることを特徴とする
    複合加工システム。
  2. 【請求項2】 レーザ加工システムのレーザ加工ヘッド
    に細穴放電加工装置のサーボヘッドが装着されているこ
    とを特徴する請求項1に記載の複合加工システム。
JP5260101A 1993-10-18 1993-10-18 複合加工システム Pending JPH07112339A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5260101A JPH07112339A (ja) 1993-10-18 1993-10-18 複合加工システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5260101A JPH07112339A (ja) 1993-10-18 1993-10-18 複合加工システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07112339A true JPH07112339A (ja) 1995-05-02

Family

ID=17343311

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5260101A Pending JPH07112339A (ja) 1993-10-18 1993-10-18 複合加工システム

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JP (1) JPH07112339A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017001046A (ja) * 2015-06-05 2017-01-05 株式会社Ihi レーザ切断システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017001046A (ja) * 2015-06-05 2017-01-05 株式会社Ihi レーザ切断システム

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