JPH0711228Y2 - 鋼製階段の組立ユニット及び組立階段 - Google Patents

鋼製階段の組立ユニット及び組立階段

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JPH0711228Y2
JPH0711228Y2 JP1989020950U JP2095089U JPH0711228Y2 JP H0711228 Y2 JPH0711228 Y2 JP H0711228Y2 JP 1989020950 U JP1989020950 U JP 1989020950U JP 2095089 U JP2095089 U JP 2095089U JP H0711228 Y2 JPH0711228 Y2 JP H0711228Y2
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plate
checker
riser
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shaped steel
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精文 横森
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株式会社横森製作所
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、鋼製階段の組立ユニット及びこの組立ユニ
ットを用いた組立階段に関する。
(従来の技術) 従来、相対向する2枚の鋼製側板と、該側板の間に配置
される複数のL字型端面を成す鋼製階段単位体とからな
る鋼製階段が知られていた(特公昭49−43411号)。
(発明により解決すべき課題) 前記従来の鋼製組立階段は、簡易性および組立の作業性
等に優れ、多数実施されて来たが、踏板としては上側板
上へセメントモルタルを充填すると共に、端縁上部へ滑
り止金具を取付けるなどを必要とする問題点があった。
また、前記従来の組立階段においては、階段単位体とさ
さら桁とは貫通ボルトによって連結されていたので、横
方向からボルトを挿通しなければならない問題点もあっ
た。
また、従来普通に使用されている鋼製階段においては、
単板をL状に屈曲し、溶接しているが、この構造は歩く
ことによって騒音を発生する問題点があった。
(課題を解決する為の手段) 然るにこの考案は、L状鋼板の踏板受板上に、チェッカ
ー板を張り合わせ、その両端縁部の前記両板の間にナッ
トを固定したので、踏板用にセメントモルタルを充填し
たり、滑り止金具を取付ける必要がなく、かつ騒音も発
生しないなど、前記従来の問題点を解決したのである。
即ちこの考案は、蹴込み板と踏板受板よりなるL状鋼板
の踏板受板上に、立上り側壁を設けたチェッカー板の該
立上り側壁をL状鋼板の蹴込み板の下部に設けた嵌合凹
部へ嵌合して、該チェッカー板を張り合わせ、前記嵌合
部の蹴込み板とチェッカー板の立上り側壁とを略面一に
形成し、前記蹴込み板の上部には上位の階段組立ユニッ
トとの屈曲掛止片を連設し、前記踏板受板とチェッカー
板の自由端には下位の階段組立ユニットとの挟着掛止部
を連設し、前記踏板受板の巾方向全長に亘り凹状のナッ
ト溝を設け、該ナット溝の前後両端縁部にささら桁固定
用のナットを嵌入固着してなる鋼製階段の組立ユニット
である。
前記L状鋼板とチェッカー板とは、所定間隔(例えば15
0mmピッチ)でスポット溶接して固着する。前記におけ
るチェッカー板とは鋼板上面へ凹凸部を設けたもので、
凹凸部の具体的形状には限定を受けない。例えば、所定
間隔に縦横の溝を設けたり、突起を均等密度に設けるこ
ともある。
また、他の考案は、蹴込み板と踏板受板よりなるL状鋼
板の踏板受板上に、立上り側壁を設けたチェッカー板の
該立上り側壁をL状鋼板の蹴込み板の下部に設けた嵌合
凹部へ嵌合して、該チェッカー板を張り合わせ、前記嵌
合部の蹴込み板とチェッカー板の立上り側壁とを略面一
に形成し、前記蹴込み板の上部には、上位の階段組立ユ
ニットの連結時に挿入連結具と連結する為の屈曲片を連
設し、踏板受板とチェッカー板の自由端には下位の階段
組立ユニットの連結時に挿入連結具と連結する為の屈曲
片を連設し、前記踏板受板の巾方向全長に亘り凹状のナ
ット溝を設け、該ナット溝の前後両端縁部にささら桁固
定用のナットを嵌入固着してなる鋼製階段の組立ユニッ
トである。
前記階段の組立ユニットを順次組立て、その両側へささ
ら桁を当接し、ささら桁の外側よりボルトを挿通し、ナ
ットに螺合して組立ユニットとささら桁とを固着すれ
ば、鋼製組立階段が出来る。前記におけるナットは、L
状鋼板の踏板受板に設けた凹入溝に嵌合固着されている
ので、凹入溝とナットによって踏板受板に十分の強度を
与え、比較的薄板(例えば1.5mm〜2mm)であっても必要
な階段の強度を得ることができる。また、踏板受板とチ
ェッカー板とは張り合せであって、両板間に微小空隙を
有し、かつ両板の固有振動を異にするので単一鋼板を用
いた場合とは異なり、使用時の騒音が著しく小さい。
(作用) この考案によれば、L状鋼板の踏板受板上へチェッカー
板を張り合せて組立ユニットとしたので、踏板用にセメ
ントモルタルを充填したり、踏板の表面仕上げが不必要
となり、滑るおそれもない。また張り合せによって両板
間に小空隙を介装した為に、使用時に騒音を発生するお
それがない。
(実施例1) 次にこの考案の実施例を図面について説明する。
蹴込み板1aと踏板受板1bよりなるL状鋼板1の踏板受板
1bへ、所定間隔に凹状のナット溝2、2aを設け、各ナッ
ト溝2、2aの両端部へナット3、3を嵌入固着する(例
えば溶接固着)。前記L状鋼板1の蹴込み板1aの下部に
嵌合凹部4を設ける。一方、チェッカー板5の一側に立
上り側壁5aを設けて、該側壁5aを前記嵌合凹部4へ嵌合
すると共に、踏板受板1b上へチェッカー板5を重ね、両
板をスポット溶接により張り合せて鋼製階段の組立ユニ
ット6を構成した。前記蹴込み板1aの上部には上位の階
段組立ユニット6aとの屈曲掛止片1cを設け、踏板受板1b
とチェッカー板5の自由端は、所定間隙をおいて夫々屈
曲し、該屈曲片1dと5bによる挟着掛止部7を設けて、下
位の階段組立ユニット6bの蹴込み板の屈曲掛止片と掛止
できるようにしてある。
前記階段組立ユニット6、6a、6bを第1図のように順次
組立てると共に、その側面にささら桁8をボルト9で固
定すれば、階段10が出来上る。
第4図はナット溝2、2aを深くし、ナット3の上部へ矩
形板11を介装した実施例であって、例えば踊場に用いる
場合の一例である。前記実施例ではL状鋼板を薄く、チ
ェッカー板を厚くしたが、使用鋼板の厚さに限定はな
く、使用箇所、階段巾、必要強度、チェッカー板の表面
形状などにより適宜定める。この考案の階段組立ユニッ
トは、横方向(第1図中前後方向)から一方、又は両方
を摺動して組立掛止する。
前記実施例においては、屈曲片1bを設けたけれども、第
5図のように屈曲片を設けない場合であっても支障はな
い。
(実施例2) 次に実施例1において、蹴込み板1aの上端縁を「状1eに
屈曲し、踏板受板1bの自由端をL状1fに屈曲し、前記
「状1eとL状1fの対向部に挿入連結片12を挿入封止した
ものである。前記挿入連結片12を踏板の全巾に挿通する
場合(第6図)と、踏板の端縁側より所定巾だけ挿入す
る場合(第7図)とある。この実施例において、上下の
階段の組立ユニットの連結部は単に重ね合せるだけで、
挿入連結片12の挿入により堅固な連結ができるので、組
立時の作業性が頗る良好である。
尚、第7図の実施例によれば、挿入連結片の長さを小さ
くすることができる反面、1連結部につき挿入連結片が
2個必要になる。
(考案の効果) この考案によれば、L状鋼板の踏板受板にチェッカー板
を張り合せて固着すると共に、踏板受板に設けたナット
溝の両端にナットを嵌入固着したので、階段の組立ユニ
ットの組立作業およびささら桁と階段組立ユニットとの
固定作業がきわめて容易であり、踏板用にセメントモル
タルを充填する必要もなく、かつ滑り止金具なども不必
要であって、比較的廉価に鋼製階段の組立ユニット又は
鋼製階段を提供し得る効果がある。
また、張り合せ構造としたので、騒音の発生がなく、防
音手段を講じる必要もないなどの諸効果がある。
また、L状鋼板は蹴込み板に凹入部を設け、踏板受板に
ナット溝を設けたので、L状鋼板は巾方向の剛性を向上
できる。また、L状鋼板の凹入部にチェッカー板の立上
り側壁を嵌合して嵌合部を面一に形成したので、チェッ
カー板とL状鋼板との間に水が侵入することを防止でき
る効果がある。またナット溝内にナットを嵌入固着した
ので外側からナットが見えず、また蹴込み板とチェッカ
ー板の立上り側壁とを略面一にしたので、階段を構成し
た際に外観上の見栄えがよく、仕上げ材を不要にでき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の断面拡大図、第2図は同じ
く一部平面図、第3図は同じく階段の実施例の一部正面
図、第4図は同じくナット溝とナットの嵌合実施例の一
部断面拡大図、第5図乃至第7図は同じく上下組立ユニ
ットの掛止部の他の例を示す一部断面図で、第5図は自
由端の屈曲片を省略した図、第6図と第7図は挿入連結
片を用いた実施例の図である。 1……L状鋼板、1a……蹴込み板 1b……踏板受板、2、2a……ナット溝 3……ナット、5……チェッカー板 6……組立ユニット、8……ささら桁 10……階段、12……挿入連結片

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】蹴込み板と踏板受板よりなるL状鋼板の踏
    板受板上に、立上り側壁を設けたチェッカー板の該立上
    り側壁をL状鋼板の蹴込み板の下部に設けた嵌合凹部へ
    嵌合して、該チェッカー板を張り合わせ、前記嵌合部の
    蹴込み板とチェッカー板の立上り側壁とを略面一に形成
    し、前記蹴込み板の上部には上位の階段組立ユニットと
    の屈曲掛止片を連設し、前記踏板受板とチェッカー板の
    自由端には下位の階段組立ユニットとの挟着掛止部を連
    設し、前記踏板受板の巾方向全長に亘り凹状のナット溝
    を設け、該ナット溝の前後両端縁部にささら桁固定用の
    ナットを嵌入固着してなる鋼製階段の組立ユニット
  2. 【請求項2】L状鋼板とチェッカー板とは、所定間隔で
    スポット溶接した請求項1記載の鋼製階段の組立ユニッ
  3. 【請求項3】蹴込み板と踏板受板よりなるL状鋼板の踏
    板受板上に、立上り側壁を設けたチェッカー板の該立上
    り側壁をL状鋼板の蹴込み板の下部に設けた嵌合凹部へ
    嵌合して、該チェッカー板を張り合わせ、前記嵌合部の
    蹴込み板とチェッカー板の立上り側壁とを略面一に形成
    し、前記蹴込み板の上部には、上位の階段組立ユニット
    の連結時に挿入連結具と連結する為の屈曲片を連設し、
    踏板受板とチェッカー板の自由端には下位の階段組立ユ
    ニットの連結時に挿入連結具と連結する為の屈曲片を連
    設し、前記踏板受板の巾方向全長に亘り凹状のナット溝
    を設け、該ナット溝の前後両端縁部にささら桁固定用の
    ナットを嵌入固着してなる鋼製階段の組立ユニット
  4. 【請求項4】請求項1又は請求項3記載の階段の組立ユ
    ニットを順次組立て、その両側へささら桁を当接し、階
    段の組立ユニットをささら桁とをボルトで固着してなる
    鋼製組立階段
JP1989020950U 1989-02-16 1989-02-23 鋼製階段の組立ユニット及び組立階段 Expired - Lifetime JPH0711228Y2 (ja)

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JPH0453885Y2 (ja) * 1986-07-07 1992-12-17
JPS63101630U (ja) * 1986-12-22 1988-07-01

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