JPH07111298A - 気密ガラス端子のアイレットの製造方法 - Google Patents
気密ガラス端子のアイレットの製造方法Info
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- JPH07111298A JPH07111298A JP28011993A JP28011993A JPH07111298A JP H07111298 A JPH07111298 A JP H07111298A JP 28011993 A JP28011993 A JP 28011993A JP 28011993 A JP28011993 A JP 28011993A JP H07111298 A JPH07111298 A JP H07111298A
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- H01L2224/47—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 アイレットに放熱体の位置決め用の凹部とリ
ード挿通用の穴とを歪みやバリを生じさせずにプレス加
工により精度良く形成できるアイレットの製造方法を得
る。 【構成】 アイレット200に放熱体の位置決め用の凹
部220をプレス加工により形成する際に、アイレット
200に形成する凹部220の位置決め機能を損なわぬ
箇所の一部をリード挿通用の穴24を開けるアイレット
部分200aとその周辺部まで拡張する。次いで、その
凹部220を拡張した部分内側の薄く形成されたアイレ
ット部分200aにリード挿通用の穴24を剪断加工に
より開口して、リード挿通用の穴の下端開口部の内側周
縁24aにバリが生じたり凹部220周縁がその内側に
歪んで凹部220に放熱体が嵌入しにくくなったりする
のを防ぐ。
ード挿通用の穴とを歪みやバリを生じさせずにプレス加
工により精度良く形成できるアイレットの製造方法を得
る。 【構成】 アイレット200に放熱体の位置決め用の凹
部220をプレス加工により形成する際に、アイレット
200に形成する凹部220の位置決め機能を損なわぬ
箇所の一部をリード挿通用の穴24を開けるアイレット
部分200aとその周辺部まで拡張する。次いで、その
凹部220を拡張した部分内側の薄く形成されたアイレ
ット部分200aにリード挿通用の穴24を剪断加工に
より開口して、リード挿通用の穴の下端開口部の内側周
縁24aにバリが生じたり凹部220周縁がその内側に
歪んで凹部220に放熱体が嵌入しにくくなったりする
のを防ぐ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体チップを搭載す
る気密ガラス端子のアイレットの製造方法に関する。
る気密ガラス端子のアイレットの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図5に示したような、半導体
チップ10を搭載する気密ガラス端子のアイレット20
がある。アイレット20には、その上面に半導体チップ
10又は該チップ搭載用の放熱体30を嵌入してそれら
を位置決めする凹部22を形成している。凹部22近く
のアイレット20部分には、リード挿通用の穴24を開
口している。
チップ10を搭載する気密ガラス端子のアイレット20
がある。アイレット20には、その上面に半導体チップ
10又は該チップ搭載用の放熱体30を嵌入してそれら
を位置決めする凹部22を形成している。凹部22近く
のアイレット20部分には、リード挿通用の穴24を開
口している。
【0003】このアイレット20の使用に際しては、図
5に示したように、その穴24にリード40を挿通し
て、リード40を穴24にガラス材50を介して気密に
封着している。凹部22には、半導体チップ10又は放
熱体30(図では、放熱体30としている)を嵌入して
それらをアイレット20上面の所定位置に位置決めして
いる。そして、それらの半導体チップ10又は放熱体3
0を凹部22内に接合している。凹部22内に接合した
半導体チップ10又は放熱体30に搭載した半導体チッ
プ10の電極(図示せず)は、リード40上端にワイヤ
60を介して接続している。半導体チップ10を搭載し
たアイレット20上方には、キャップ70を被せて、そ
のキャップの下端周縁70aをアイレット20に気密に
接合している。
5に示したように、その穴24にリード40を挿通し
て、リード40を穴24にガラス材50を介して気密に
封着している。凹部22には、半導体チップ10又は放
熱体30(図では、放熱体30としている)を嵌入して
それらをアイレット20上面の所定位置に位置決めして
いる。そして、それらの半導体チップ10又は放熱体3
0を凹部22内に接合している。凹部22内に接合した
半導体チップ10又は放熱体30に搭載した半導体チッ
プ10の電極(図示せず)は、リード40上端にワイヤ
60を介して接続している。半導体チップ10を搭載し
たアイレット20上方には、キャップ70を被せて、そ
のキャップの下端周縁70aをアイレット20に気密に
接合している。
【0004】アイレット20には、次のa又はbの方法
を用いて、凹部22とリード挿通用の穴24とを形成し
ている。
を用いて、凹部22とリード挿通用の穴24とを形成し
ている。
【0005】aの方法は、図6と図7に示したように、
アイレット20上面に凹部22をプレス加工により形成
した後に、図6と図7に破線で示したように、アイレッ
ト20にリード挿通用の穴24をプレス加工により開口
している。
アイレット20上面に凹部22をプレス加工により形成
した後に、図6と図7に破線で示したように、アイレッ
ト20にリード挿通用の穴24をプレス加工により開口
している。
【0006】bの方法は、図8と図9に示したように、
アイレット20にリード挿通用の穴24をプレス加工に
より開口した後に、図8と図9に破線で示したように、
アイレット20上面に凹部22をプレス加工により形成
している。
アイレット20にリード挿通用の穴24をプレス加工に
より開口した後に、図8と図9に破線で示したように、
アイレット20上面に凹部22をプレス加工により形成
している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、aの方
法により、アイレット20に凹部22とリード挿通用の
穴24を形成した場合には、アイレット20にリード挿
通用の穴24を開口した際に、図6に二点鎖線で示した
ように、それ以前にアイレット20に形成した凹部22
の一部が内側に弓状に歪んで凹部22の内径が狭まり、
凹部22に半導体チップ10又は放熱体30を嵌入でき
なくなることがあった。
法により、アイレット20に凹部22とリード挿通用の
穴24を形成した場合には、アイレット20にリード挿
通用の穴24を開口した際に、図6に二点鎖線で示した
ように、それ以前にアイレット20に形成した凹部22
の一部が内側に弓状に歪んで凹部22の内径が狭まり、
凹部22に半導体チップ10又は放熱体30を嵌入でき
なくなることがあった。
【0008】また、bの方法により、アイレット20に
凹部22とリード挿通用の穴24を形成した場合には、
アイレット20上面に凹部22を形成した際に、図8に
二点鎖線で示したように、それ以前にアイレット20に
形成したリード挿通用の穴24の一部が内側に歪んで穴
24の内径が狭まり、穴24に封着するリード40が金
属製のアイレット20に接触してしまうことがあった。
凹部22とリード挿通用の穴24を形成した場合には、
アイレット20上面に凹部22を形成した際に、図8に
二点鎖線で示したように、それ以前にアイレット20に
形成したリード挿通用の穴24の一部が内側に歪んで穴
24の内径が狭まり、穴24に封着するリード40が金
属製のアイレット20に接触してしまうことがあった。
【0009】さらに、図10に示したような、凹部22
にリード挿通用の穴24の一部が重なり合うアイレット
20においては、そのアイレット20に凹部22と穴2
4をaの方法により形成した場合に、図11に示したよ
うに、リード挿通用の穴の下端開口部の内側周縁24a
にバリ80が生じてしまった。その原因は、リード挿通
用の穴24を、凹部22内側の薄く形成されたアイレッ
ト20部分と凹部22外側の厚く形成されたアイレット
20部分とに亙って剪断加工により開口するからであ
る。
にリード挿通用の穴24の一部が重なり合うアイレット
20においては、そのアイレット20に凹部22と穴2
4をaの方法により形成した場合に、図11に示したよ
うに、リード挿通用の穴の下端開口部の内側周縁24a
にバリ80が生じてしまった。その原因は、リード挿通
用の穴24を、凹部22内側の薄く形成されたアイレッ
ト20部分と凹部22外側の厚く形成されたアイレット
20部分とに亙って剪断加工により開口するからであ
る。
【0010】なお、凹部22にリード挿通用の穴24の
一部が重なり合わないアイレット20においては、アイ
レット20に穴24と凹部22とをbの方法により順次
形成する場合に、リード挿通用の穴24に硬質のガイド
ピン(図示せず)を挿入した状態で、アイレット20上
面に凹部22をプレス加工により形成して、それ以前に
アイレット20に開口した穴24の一部が内側に歪むの
を防ぐ方法も従来より行われている。
一部が重なり合わないアイレット20においては、アイ
レット20に穴24と凹部22とをbの方法により順次
形成する場合に、リード挿通用の穴24に硬質のガイド
ピン(図示せず)を挿入した状態で、アイレット20上
面に凹部22をプレス加工により形成して、それ以前に
アイレット20に開口した穴24の一部が内側に歪むの
を防ぐ方法も従来より行われている。
【0011】しかしながら、そうした場合には、ガイド
ピンをリード挿通用の穴24から引き抜いた際に、穴2
4の開口部周縁にバリが生じてしまったり、アイレット
20上面に凹部22をプレス加工により形成した際に、
リード挿通用の穴24の一部がその内側に歪んで穴24
の内径が狭まり、ガイドピンが穴24から引き抜きにく
くなったり、ガイドピン周囲が穴24内周面で強く擦ら
れて早期に磨耗してしまったりした。
ピンをリード挿通用の穴24から引き抜いた際に、穴2
4の開口部周縁にバリが生じてしまったり、アイレット
20上面に凹部22をプレス加工により形成した際に、
リード挿通用の穴24の一部がその内側に歪んで穴24
の内径が狭まり、ガイドピンが穴24から引き抜きにく
くなったり、ガイドピン周囲が穴24内周面で強く擦ら
れて早期に磨耗してしまったりした。
【0012】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たもので、アイレットに半導体チップ又は放熱体の位置
決め用の凹部とリード挿通用の穴とを歪みやバリを生じ
させずにプレス加工により精度良く形成することのでき
る気密ガラス端子のアイレットの製造方法(以下、アイ
レットの製造方法という)を提供することを目的として
いる。
たもので、アイレットに半導体チップ又は放熱体の位置
決め用の凹部とリード挿通用の穴とを歪みやバリを生じ
させずにプレス加工により精度良く形成することのでき
る気密ガラス端子のアイレットの製造方法(以下、アイ
レットの製造方法という)を提供することを目的として
いる。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のアイレットの製造方法は、半導体チップ又
は該チップ搭載用の放熱体を嵌入して位置決めする凹部
とリード挿通用の穴とをプレス加工により順次形成する
気密ガラス端子のアイレットの製造方法において、前記
凹部の位置決め機能を損なわぬ箇所の一部を少なくとも
リード挿通用の穴を開けるアイレット部分まで拡張し
て、その凹部の拡張した部分内側にリード挿通用の穴を
形成することを特徴としている。
に、本発明のアイレットの製造方法は、半導体チップ又
は該チップ搭載用の放熱体を嵌入して位置決めする凹部
とリード挿通用の穴とをプレス加工により順次形成する
気密ガラス端子のアイレットの製造方法において、前記
凹部の位置決め機能を損なわぬ箇所の一部を少なくとも
リード挿通用の穴を開けるアイレット部分まで拡張し
て、その凹部の拡張した部分内側にリード挿通用の穴を
形成することを特徴としている。
【0014】
【作用】上記アイレットの製造方法においては、アイレ
ットにプレス加工により形成する凹部の一部を少なくと
もリード挿通用の穴を開けるアイレット部分まで拡張し
ている。
ットにプレス加工により形成する凹部の一部を少なくと
もリード挿通用の穴を開けるアイレット部分まで拡張し
ている。
【0015】そのため、リード挿通用の穴を凹部の拡張
した部分内側の厚さが均一に薄く形成されたアイレット
部分に剪断加工により開口できる。そして、リード挿通
用の穴の下端開口部の内側周縁にバリが生ずるのを防ぐ
ことができる。
した部分内側の厚さが均一に薄く形成されたアイレット
部分に剪断加工により開口できる。そして、リード挿通
用の穴の下端開口部の内側周縁にバリが生ずるのを防ぐ
ことができる。
【0016】それと共に、リード挿通用の穴を凹部の拡
張した部分内側のアイレット部分に開口しているため、
アイレットにリード挿通用の穴を形成する際に、アイレ
ットに形成した凹部周縁がその内側に歪んで凹部内径が
狭まるのを防ぐことができる。
張した部分内側のアイレット部分に開口しているため、
アイレットにリード挿通用の穴を形成する際に、アイレ
ットに形成した凹部周縁がその内側に歪んで凹部内径が
狭まるのを防ぐことができる。
【0017】また、アイレットに凹部を形成する際に
は、凹部の位置決め機能を損なわぬ箇所の一部をその外
側に拡張している。
は、凹部の位置決め機能を損なわぬ箇所の一部をその外
側に拡張している。
【0018】そのため、凹部に半導体チップ又は放熱体
を嵌入してそれらを凹部を用いてアイレットの所定位置
に的確に位置決めできる。
を嵌入してそれらを凹部を用いてアイレットの所定位置
に的確に位置決めできる。
【0019】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に従い説明す
る。図1と図2は本発明のアイレットの製造方法の好適
な実施例を示し、図1はその製造方法を示す平面図、図
2はその製造方法を示す正面断面図である。以下に、こ
のアイレットの製造方法を説明する。
る。図1と図2は本発明のアイレットの製造方法の好適
な実施例を示し、図1はその製造方法を示す平面図、図
2はその製造方法を示す正面断面図である。以下に、こ
のアイレットの製造方法を説明する。
【0020】鉄、コバール(鉄―ニッケル―コバルト合
金)、鉄−ニッケル合金等からなる板材をプレス加工等
してほぼ円盤状をしたアイレット200を形成してい
る。
金)、鉄−ニッケル合金等からなる板材をプレス加工等
してほぼ円盤状をしたアイレット200を形成してい
る。
【0021】次いで、アイレット200上面中央に、半
導体チップ又は該チップ搭載用の窒化アルミニウム等か
らなる放熱体を嵌入してそれらをアイレット200上面
中央に位置決めする方形状をした凹部220をプレス加
工により形成している。
導体チップ又は該チップ搭載用の窒化アルミニウム等か
らなる放熱体を嵌入してそれらをアイレット200上面
中央に位置決めする方形状をした凹部220をプレス加
工により形成している。
【0022】次いで、図1と図2に破線で示したよう
に、アイレット200の左右部分に、リード挿通用の穴
24を剪断加工によりそれぞれ開口している。
に、アイレット200の左右部分に、リード挿通用の穴
24を剪断加工によりそれぞれ開口している。
【0023】以上の製造方法は、前述従来のaの方法と
同様であるが、図のアイレットの製造方法では、図1と
図2に示したように、アイレット200に凹部220を
プレス加工により形成する際に、凹部220の位置決め
機能を損なわぬ箇所の一部をリード挿通用の穴24を開
けるアイレット部分200aとその周辺部まで拡張して
いる。具体的には、アイレット200上面に形成する方
形状の凹部220の左右側縁中途部をリード挿通用の穴
24を形成するアイレット部分200aとその周辺部ま
で横U字状にそれぞれ拡張している。凹部220の四隅
のコーナー部はそのまま残して、それらのコーナー部を
用いて凹部220に嵌入した方形状をした半導体チップ
又は放熱体をアイレット200上面中央に的確に位置決
めできるようにしている。
同様であるが、図のアイレットの製造方法では、図1と
図2に示したように、アイレット200に凹部220を
プレス加工により形成する際に、凹部220の位置決め
機能を損なわぬ箇所の一部をリード挿通用の穴24を開
けるアイレット部分200aとその周辺部まで拡張して
いる。具体的には、アイレット200上面に形成する方
形状の凹部220の左右側縁中途部をリード挿通用の穴
24を形成するアイレット部分200aとその周辺部ま
で横U字状にそれぞれ拡張している。凹部220の四隅
のコーナー部はそのまま残して、それらのコーナー部を
用いて凹部220に嵌入した方形状をした半導体チップ
又は放熱体をアイレット200上面中央に的確に位置決
めできるようにしている。
【0024】次いで、図1と図2に破線で示したよう
に、それらの横U字状に拡張した凹部220の左右側縁
中途部内側の厚さが均一に薄く形成されたアイレット部
分200aにリード挿通用の穴24を剪断加工によりそ
れぞれ開口している。そして、リード挿通用の穴の下端
開口部の内側周縁24aにバリが生ずるのを防いでい
る。それと共に、凹部220周縁がその内側に歪んで凹
部220に半導体チップ又は放熱体が嵌入しにくくなる
のを防いでいる。
に、それらの横U字状に拡張した凹部220の左右側縁
中途部内側の厚さが均一に薄く形成されたアイレット部
分200aにリード挿通用の穴24を剪断加工によりそ
れぞれ開口している。そして、リード挿通用の穴の下端
開口部の内側周縁24aにバリが生ずるのを防いでい
る。それと共に、凹部220周縁がその内側に歪んで凹
部220に半導体チップ又は放熱体が嵌入しにくくなる
のを防いでいる。
【0025】図1と図2に示したアイレットの製造方法
は、以上の工程からなる。
は、以上の工程からなる。
【0026】図3と図4は本発明のアイレットの他の好
適な実施例を示し、図3はその製造方法を示す平面図、
図4はその製造方法を示す正面断面図である。以下に、
このアイレットの製造方法を説明する。
適な実施例を示し、図3はその製造方法を示す平面図、
図4はその製造方法を示す正面断面図である。以下に、
このアイレットの製造方法を説明する。
【0027】図のアイレットの製造方法では、アイレッ
ト200上面中央に半導体チップ又は放熱体の位置決め
用の凹部220をプレス加工により形成する際に、凹部
220の位置決め機能を損なわぬ箇所の一部をリード挿
通用の穴24を開けるアイレット部分200aとその周
辺部まで拡張している。具体的には、アイレット200
上面に形成する方形状の凹部220の左右側縁中途部と
その上部側縁中途部をリード挿通用の穴24を開口する
アイレット部分200aとその周辺部まで横U字状及び
逆U字状にそれぞれ拡張している。凹部220の四隅の
コーナー部はそのまま残して、それらのコーナー部を用
いて凹部220に嵌入した方形状をした半導体チップ又
は放熱体をアイレット200上面中央に的確に位置決め
できるようにしている。
ト200上面中央に半導体チップ又は放熱体の位置決め
用の凹部220をプレス加工により形成する際に、凹部
220の位置決め機能を損なわぬ箇所の一部をリード挿
通用の穴24を開けるアイレット部分200aとその周
辺部まで拡張している。具体的には、アイレット200
上面に形成する方形状の凹部220の左右側縁中途部と
その上部側縁中途部をリード挿通用の穴24を開口する
アイレット部分200aとその周辺部まで横U字状及び
逆U字状にそれぞれ拡張している。凹部220の四隅の
コーナー部はそのまま残して、それらのコーナー部を用
いて凹部220に嵌入した方形状をした半導体チップ又
は放熱体をアイレット200上面中央に的確に位置決め
できるようにしている。
【0028】次いで、それらの横U字状及び逆U字状に
拡張した凹部220の左右側縁中途部と上部側縁中途部
内側の厚さが均一に薄く形成されたアイレット部分20
0aにリード挿通用の穴24をそれぞれ剪断加工により
合計三個開口している。そして、それらのリード挿通用
の穴の下端開口部の内側周縁24aにバリが生ずるのを
防いでいる。それと共に、凹部220周縁がその内側に
歪んで凹部220に半導体チップ又は放熱体が嵌入しに
くくなるのを防いでいる。
拡張した凹部220の左右側縁中途部と上部側縁中途部
内側の厚さが均一に薄く形成されたアイレット部分20
0aにリード挿通用の穴24をそれぞれ剪断加工により
合計三個開口している。そして、それらのリード挿通用
の穴の下端開口部の内側周縁24aにバリが生ずるのを
防いでいる。それと共に、凹部220周縁がその内側に
歪んで凹部220に半導体チップ又は放熱体が嵌入しに
くくなるのを防いでいる。
【0029】その他の製造方法は、前述図1と図2に示
したアイレットの製造方法と同様であり、その説明を省
略する。
したアイレットの製造方法と同様であり、その説明を省
略する。
【0030】上述アイレットの製造方法においては、ア
イレット200に形成する凹部220の一部をリード挿
通用の穴24を開けるアイレット部分200aのみでな
くその周辺部まで拡張している。そして、アイレット2
00にリード挿通用の穴24を開口した際に、穴24の
開口位置が若干ずれても、穴24の一部周縁が凹部22
0外側の厚く形成されたアイレット部分に掛かって穴2
4の下端開口部周縁にバリが生ずるのを防げるようにし
ている。しかしながら、凹部220は、その一部をリー
ド挿通用の穴24を開けるアイレット部分200aのみ
に限って拡張しても良く、そのようにしても、穴24を
凹部220内側の薄く形成されたアイレット部分200
aに正確に開口することにより、上述アイレット200
と同様に、アイレット200に開口するリード挿通用の
穴の下端開口部の内側周縁24aにバリ80が生じたり
凹部220周縁が内側に歪んだりするのを防ぐことがで
きる。
イレット200に形成する凹部220の一部をリード挿
通用の穴24を開けるアイレット部分200aのみでな
くその周辺部まで拡張している。そして、アイレット2
00にリード挿通用の穴24を開口した際に、穴24の
開口位置が若干ずれても、穴24の一部周縁が凹部22
0外側の厚く形成されたアイレット部分に掛かって穴2
4の下端開口部周縁にバリが生ずるのを防げるようにし
ている。しかしながら、凹部220は、その一部をリー
ド挿通用の穴24を開けるアイレット部分200aのみ
に限って拡張しても良く、そのようにしても、穴24を
凹部220内側の薄く形成されたアイレット部分200
aに正確に開口することにより、上述アイレット200
と同様に、アイレット200に開口するリード挿通用の
穴の下端開口部の内側周縁24aにバリ80が生じたり
凹部220周縁が内側に歪んだりするのを防ぐことがで
きる。
【0031】本発明の製造方法は、リード挿通用の穴を
四個以上開口するアイレットにも利用可能であり、その
ようなアイレットに用いれば、該アイレットに半導体チ
ップ又は放熱体を嵌入してそれらを位置決めする凹部と
リード挿通用の穴とを歪みやバリを生じさせずにプレス
加工により精度良く形成できる。
四個以上開口するアイレットにも利用可能であり、その
ようなアイレットに用いれば、該アイレットに半導体チ
ップ又は放熱体を嵌入してそれらを位置決めする凹部と
リード挿通用の穴とを歪みやバリを生じさせずにプレス
加工により精度良く形成できる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のアイレッ
トの製造方法によれば、リード挿通用の穴に硬質のガイ
ドピンを挿入する等せずに、アイレットに半導体チップ
又は該チップ搭載用の放熱体の位置決め用の凹部とリー
ド挿通用の穴とをプレス加工により歪みやバリを生じさ
せずに精度良く形成できる。
トの製造方法によれば、リード挿通用の穴に硬質のガイ
ドピンを挿入する等せずに、アイレットに半導体チップ
又は該チップ搭載用の放熱体の位置決め用の凹部とリー
ド挿通用の穴とをプレス加工により歪みやバリを生じさ
せずに精度良く形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアイレットの製造方法を示す平面図で
ある。
ある。
【図2】本発明のアイレットの製造方法を示す正面断面
図である。
図である。
【図3】本発明のアイレットの製造方法を示す平面図で
ある。
ある。
【図4】本発明のアイレットの製造方法を示す正面断面
図である。
図である。
【図5】アイレットの使用状態を示す正面断面図であ
る。
る。
【図6】従来のアイレットの製造方法を示す平面図であ
る。
る。
【図7】従来のアイレットの製造方法を示す正面断面図
である。
である。
【図8】従来のアイレットの製造方法を示す平面図であ
る。
る。
【図9】従来のアイレットの製造方法を示す正面断面図
である。
である。
【図10】従来のアイレットの製造方法を示す平面図で
ある。
ある。
【図11】従来のアイレットの製造方法を示す正面断面
図である。
図である。
10 半導体チップ 20、200 アイレット 200a アイレット部分 22、220 凹部 24 リード挿通用の穴 24a リード挿通用の穴の下端開口部の内側周縁 30 放熱体 80 バリ
Claims (1)
- 【請求項1】 半導体チップ又は該チップ搭載用の放熱
体を嵌入して位置決めする凹部とリード挿通用の穴とを
プレス加工により順次形成する気密ガラス端子のアイレ
ットの製造方法において、前記凹部の位置決め機能を損
なわぬ箇所の一部を少なくともリード挿通用の穴を開け
るアイレット部分まで拡張して、その凹部の拡張した部
分内側に前記リード挿通用の穴を形成することを特徴と
する気密ガラス端子のアイレットの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28011993A JP3414805B2 (ja) | 1993-10-12 | 1993-10-12 | 気密ガラス端子及びそのアイレットの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28011993A JP3414805B2 (ja) | 1993-10-12 | 1993-10-12 | 気密ガラス端子及びそのアイレットの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07111298A true JPH07111298A (ja) | 1995-04-25 |
JP3414805B2 JP3414805B2 (ja) | 2003-06-09 |
Family
ID=17620603
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28011993A Expired - Fee Related JP3414805B2 (ja) | 1993-10-12 | 1993-10-12 | 気密ガラス端子及びそのアイレットの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3414805B2 (ja) |
-
1993
- 1993-10-12 JP JP28011993A patent/JP3414805B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3414805B2 (ja) | 2003-06-09 |
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