JPH0711082Y2 - 無端回動体用テンション機構 - Google Patents

無端回動体用テンション機構

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JPH0711082Y2
JPH0711082Y2 JP4734789U JP4734789U JPH0711082Y2 JP H0711082 Y2 JPH0711082 Y2 JP H0711082Y2 JP 4734789 U JP4734789 U JP 4734789U JP 4734789 U JP4734789 U JP 4734789U JP H0711082 Y2 JPH0711082 Y2 JP H0711082Y2
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山田  正明
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、無端回動体に所定の張力を付与するためのテ
ンションローラを、一対の側板間に支承される支軸にそ
れの軸芯方向に移動可能な状態で回転自在に外嵌し、前
記テンションローラを張り側へ移動付勢する付勢具を設
け、前記付勢具の一端を前記支軸に取付けるためのブラ
ケットを前記テンションローラを迂回する状態で当該支
軸に装着すると共に、前記支軸を前記側板間に支承させ
た状態において当該支軸に対する前記テンションローラ
及び前記ブラケットの軸芯方向での位置決めを行なうた
めの間隔規制部材を、当該テンションローラの軸芯方向
両側端面とこれに対応するブラケットの内面との間及び
/又は前記ブラケットの外面とこれに対応する側板の内
面との間に夫々位置させた状態で前記支軸に外嵌してあ
る無端回動体用テンション機構に関する。
〔従来の技術〕
上記無端回動体に所定の張力を付与するためのテンショ
ンローラを組付けるに、例えば第14図及び第15図に示す
ように、頭付きの支軸(22A)を一対の側板(19),(1
9)間に支承する際に、側板(19),(19)に形成して
ある長溝(19H),(19H)のうちの一方(19H)に前記
支軸(22A)の先端を差し込み、この支軸(22A)の先端
から4つの間隔規制部材(27),(28),(27),(2
8)、スプリング取付用のブラケット(24)、テンショ
ンローラ(22)の夫々を図に示す配置関係で順次外嵌さ
せていき、この外嵌終了後、他方の長溝(19H)に支軸
(22A)の先端を差し込んだのち、この支軸(22A)の抜
け止めを阻止するためのナット(N)を当該支軸(22
A)に螺合させることにより、テンションローラ(22)
の側板(19),(19)への組付けが完了するように構成
していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来構成によると、ブラケット(2
4)を支軸(22A)に装着する場合には、一対の側板(1
9),(19)のうちの一方の側板(19)に差し込まれた
支軸(22A)の先端にブラケット(24)を外嵌させるこ
とを両側板(19),(19)同士間の狭い空間内で行なわ
なければならず、しかもブラケット(24)に形成された
嵌合孔(24D),(24D)に支軸(22A)を差し込むため
には支軸(22A)の軸芯上に2つの嵌合孔(24D),(24
D)が位置するように支軸(22A)を正確に位置合せしな
ければならないことから、ブラケット(24)の支軸(22
A)への装着に手間取ることがあった。
本考案の目的は、ブラケットの支軸への装着を容易・迅
速に行なえるようにする点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案による無端回動体用テンション機構は、前記ブラ
ケットを前記支軸に対して前記付勢具による張力付与方
向と交差する方向から係脱するための切欠き部を当該ブ
ラケットに形成してある点に最大の特徴を有し、さら
に、前記間隔規制部材に、前記ブラケットを前記支軸に
係合案内するための傾斜案内面を形成してある点、前記
テンションローラ及び前記間隔規制部材を外嵌した前記
支軸をそれの軸芯方向から前記側板内に挿入するための
開口部を、前記側板のうちの少なくとも一方に形成する
と共に、前記支軸の前記開口部への挿入後において当該
支軸を前記付勢具による張力付与方向の張り側へ移動案
内するための長溝を前記開口部に連通する状態で形成し
てある点、前記テンションローラ及び前記間隔規制部材
を外嵌した前記支軸を前記側板間に支承させるべく、当
該支軸を前記付勢具による張力付与方向の張り側への係
入移動を案内する係入溝を前記側板夫々に形成してある
点にも特徴を有している。
〔作用〕
ブラケットを支軸に装着する場合には、ブラケットを一
旦支軸側へ移動させる。このとき、ブラケットの切欠き
部の入口が支軸に合致している場合には、その状態のま
まブラケットをさらに支軸側へ移動させる、あるいは前
記ブラケットの切欠き部の入口が支軸に合致していない
場合には、支軸に対するブラケットの位置を多少変更さ
せてブラケットの切欠き部の入口を支軸に合致させたの
ち、前記同様にブラケットをさらに支軸側へ移動させる
ことによって、ブラケットの切欠き部が支軸に係入し、
支軸にブラケットを装着させることができる。尚、装着
されたブラケットを前記係入状態が解除される側へ移動
させることにより支軸からブラケットを取り外すことが
できるのである。
又、間隔規制部材に傾斜案内面を形成することによっ
て、ブラケットを支軸に係入する場合に、ブラケットが
支軸に対して所定の係入位置から多少外れていたとして
も、ブラケットを支軸側へ移動させるに伴って前記傾斜
案内面によりブラケットが所定の係入位置へ強制的に移
動案内されるのである。
又、側板にテンションローラ及び間隔規制部材を外嵌し
た支軸をそれの軸芯方向から側板内へ挿入するための開
口部を形成することによって、テンションローラ及び間
隔規制部材を広い場所で支軸に組付けたのち、この支軸
を前記開口部を通して側板内へ挿入したのち、この開口
部に連通する長溝に支軸を係入することによって、支軸
の側板への装着が完了するのである。
又、側板夫々に支軸の係入移動を案内する係入溝を形成
することによって、上記と同様にテンションローラ及び
間隔規制部材を広い場所で支軸に組付けたのち、この支
軸を前記係入溝に係入することによって、支軸の側板へ
の装着が完了するのである。
〔考案の効果〕
したがって、ブラケットを支軸に係脱させる構成にする
ことによって、従来のように、ブラケットに形成の2つ
の孔が支軸の軸芯上に一致するようにしてブラケットを
支軸に外嵌する場合に比して、ブラケットの切欠き部に
支軸が係入するようにブラケットを移動させるだけでブ
ラケットを支軸に装着することができるから、ブラケッ
トの支軸への装着を容易・迅速に行なうことができるよ
うになった。
又、前記ブラケットを支軸に係脱自在に設けてあるか
ら、例えばブラケットの破損による交換やブラケットに
取付けられている付勢具の破損による交換等、ブラケッ
トを支軸から取外すことを支軸を側板から取外すことな
く行なえるから、ブラケットの支軸からの取外しをも容
易・迅速に行なうことができ、メンテナンス面において
も有利になる。
又、規制部材に傾斜案内面を形成することによって、支
軸に対してブラケットが所定の位置から多少外れた状態
でブラケットを係入させる場合でも、傾斜案内面の案内
作用によりブラケットの位置修正が自ずと行なわれて、
ブラケットを支軸に迅速に係入させることができ、ブラ
ケットの支軸への装着をより一層容易に行なうことがで
きる。
又、前記支軸にテンションローラ及び間隔規制部材を装
着した状態で支軸を側板間にそれに形成された開口部又
は長溝を介して装着できるように構成することによっ
て、従来のように、側板同士の狭い空間内でテンション
ローラ及び間隔規制部材を外嵌する場合に比して支軸に
テンションローラ及び間隔規制部材を外嵌することを広
い場所で容易に行なうことができ、組付作業面において
より一層有利にすることができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、搬送装置を示し、これは、メダル(M)を搬
送する無端回動体としての無端ベルト(1)の幅方向両
側部夫々に、当該無端ベルト(1)の搬送面(1A)より
も上方に突出してメダル(M)を摺動移動案内する案内
面(2a)を備えたガイド部(2A)を設けて成る搬送フレ
ーム(2)の2個を連結具(3)を介してメダル搬送方
向に連結位置変更自在に連結して構成されている。
前記搬送フレーム(2)は、第2図に示すように、前記
左右一対のガイド部(2A),(2A)とこれらガイド部
(2A),(2A)を連結する連結部(2B)とから構成さ
れ、前記ガイド部(2A),(2A)の夫々は、それの上部
側箇所に外方側に突出する上部突出部(2b)と、下部側
箇所に外方側に突出するL字状の下部突出部(2c)とを
備えている。
前記無端ベルト(1)は、メダル搬送方向一端部に設け
られた駆動ローラ(4)とメダル搬送方向他端部に設け
られた従動ローラ(5)とに渡って巻回されている。
前記駆動ローラ(4)は、第5図及び第6図に示すよう
に、前記搬送フレーム(2)の端部にメダル搬送方向か
ら挿脱自在に外嵌される一対の側板(6),(6)間に
架設されている。そして、これら一対の側板(6),
(6)の上部に板部材(7)を介して電動モータ(8)
を取付けると共に、この電動モータ(8)の出力軸(8
a)と前記駆動ローラ(4)の回転軸(4a)とを伝動チ
ェーン(9)を介して連動連結してある。尚、図に示す
(10)は、前記伝動チェーン(9)に張力を付与するた
めのテンションローラ(22)であり、又、(11)は、前
記無端ベルト(1)の駆動ローラ(4)への巻き掛け面
積を増大させるべく、前記側板(6),(6)間に支承
された遊転ローラである。
前記側板(6),(6)の内面夫々には、当該側板
(6),(6)を前記搬送フレーム(2)にメダル搬送
方向から挿入した状態において、当該搬送フレーム
(2)の上部突出部(2b)と下部突出部(2c)とで形成
される空間内に入り込むコの字状の部材(12)が溶接さ
れており、これら部材(12),(12)の底面が前記搬送
フレーム(2)の下部突出部(2c)の上面に接当するこ
とによって、前記側板(6),(6)が搬送フレーム
(2)から下方へ離脱することを阻止するようにしてあ
る。尚、前記コの字状の部材(12),(12)夫々には、
前記側板(6),(6)を前記搬送フレーム(2)にメ
ダル搬送方向から挿入したとき、当該搬送フレーム
(2)の端部に接当して搬送フレーム(2)への最大挿
入位置を規制する上下姿勢の接当部(12a)が備えられ
ている。
前記従動ローラ(5)は、第7図乃至第9図に示すよう
に、前記搬送フレーム(2)の端部にメダル搬送方向か
ら挿抜自在に外嵌される断面形状ほぼコの字状の取付部
材(13)に遊転状態で取付けられている。尚、図に示す
(14)は、前記取付部材(13)の左右側壁(13A),(1
3A)の内面夫々に溶接されたコの字状の部材であり、前
述と同様に搬送フレーム(2)に前記取付部材(13)を
外嵌した状態において前記コの字状の部材(14)が搬送
フレーム(2)に上下方向から接当して取付部材(13)
が搬送フレーム(2)から離脱することがないようにし
てある。
前記搬送フレーム(2)の従動ローラ側端部には、メダ
ル受け止め用の平板(15)が前記取付部材(13)との協
働によって挾持されている。又、前記取付部材(13)に
は、左右一対のボルト(16),(16)が螺合されてお
り、これらボルト(16),(16)夫々を螺合操作して、
従動ローラ(5)の支軸(17)がメダル搬送方向に対し
て直交する方向に向くように調節することができるよう
にしてある。
前記連結具(3)は、第1図及び第4図に示すように、
メダル搬送方向上手側に位置するガイド部(2A),(2
A)の端部とこれらガイド部(2A),(2A)に対してメ
ダル搬送方向下手側に隣接位置するガイド部(2A),
(2A)の端部とに渡ってこれら上方から着脱自在に外嵌
する連結部材(3A)と、前記連結部材(3A)の外嵌状態
において、当該連結部材(3A)の嵌合部(3b)とこれに
近接位置するガイド部(2A),(2A),(2A),(2A)
同士とを夫々同時に接当して挾持固定する挾持固定具
(3B)と、この挾持固定具(3B)を挾持固定状態と挾持
解除状態とに切替操作する3個の回転式の操作部(3C)
とから構成されている。
前記連結部材(3A)は、前記操作部(3C)が貫通する上
部板部分(18)と、この上部板部分(18)にそれの左右
両端部に形成してある複数個の係止孔(18a)を介して
係止保持される左右一対の側板部分(19),(19)と、
これら両側板部分(19),(19)に、それらに形成の挿
通孔(19A),(19A)及び切欠き(19B)を介して架け
渡される3枚の下側板部分(20)とから構成されてい
る。
前記挾持固定具(3B)は、メダル搬送方向に長い板部材
から構成され、この板部材(3B)の左右両端部夫々に水
平方向に対して45度の傾斜を有した上向き傾斜部(3
K),(3K)を有するべく屈曲形成してある。
前記連結具(3)にてメダル搬送方向で隣接位置するガ
イド部(2A),(2A),(2A),(2A)同士を連結する
場合には、前述のように、連結部材(3A)を前記ガイド
部(2A),(2A),(2A),(2A)に渡って外嵌したの
ち、前記3個の回転操作部(3C)を回転操作することに
より、前記挾持固定具(3B)を下降させる。この下降に
伴って挾持固定具(3B)の上向き傾斜部(3K),(3K)
の下面がガイド部(2A),(2A),(2A),(2A)の上
側突出部(2b)の下側コーナー部に夫々同時に接当す
る。このとき、挾持固定具(3B)による押圧力が上向き
傾斜部(3K),(3K)によりベルト幅方向と上下方向と
にほぼ均等に分散されて、前記連結部材(3A)とガイド
部(2A),(2A),(2A),(2A)とを挾持固定するの
である。
前記無端ベルト(1)に所定の張力を付与するためのテ
ンション機構(A)を、当該無端ベルト(1)の戻り経
路部分(1R)の中間に作用する状態で配設してある。
つまり、第1図乃至第4図に示すように、前記無端ベル
ト(1)に所定の張力を付与するためのテンションロー
ラ(22)を、前記連結部材(3A)を構成する側板(1
9),(19)間に支承される支軸(22A)にそれの軸芯方
向に移動可能な状態で回転自在に外嵌し、前記テンショ
ンローラ(22)を張り側へ移動付勢する付勢具としての
コイルスプリング(23)を設け、前記コイルスプリング
(23)の一端を前記支軸(22A)に取付けるためのブラ
ケット(24)を前記テンションローラ(22)を迂回する
状態で当該支軸(22A)に装着すると共に、前記支軸(2
2A)を前記側板(19),(19)間に支承させた状態にお
いて当該支軸(22A)に対する前記テンションローラ(2
2)及び前記ブラケット(24)の軸芯方向での位置決め
を行なうための大きさの異なる2つの間隔規制部材(2
7),(28)を、当該テンションローラ(22)の軸芯方
向両側端面(22B),(22B)とこれに対応するブラケッ
ト(24)の内面(24B)との間及び前記ブラケット(2
4)の外面(24C)とこれに対応する側板(19),(19)
の内面(19D),(19D)との間に夫々振り分けた状態で
前記支軸(22A)に外嵌してある。
前記ブラケット(24)には、当該ブラケット(24)を前
記支軸(22A)に対してコイルスプリング(23)による
張力付与方向と交差する方向から係脱するための切欠き
部(24A)が形成されている。
前記間隔規制部材(27),(28)夫々には、前記ブラケ
ット(24)を前記支軸(22A)に係合案内するための傾
斜案内面(27A),(28A)が形成されており、ブラケッ
ト(24)を両間隔規制部材(27),(28)同士間に案内
移動させることができるようにしてある。
前記側板(19),(19)夫々には、前記テンションロー
ラ(22)及び間隔規制部材(27),(28)を外嵌した前
記支軸(22A)をそれの軸芯方向から側板(19),(1
9)内に挿入するための開口部(19E)が形成されている
と共に、前記支軸(22A)の前記開口部(19E)への挿入
後において当該支軸(22A)を前記コイルスプリング(2
3)による張力付与方向の張り側へ移動案内するための
長溝(19C)が前記開口部(19E)に連通する状態で形成
されている。
したがって、ブラケット(24)を支軸(22A)に装着す
る場合には、まず最初に支軸(22A)に4つの間隔規制
部材(27),(28)及びテンションローラ(22)を外嵌
し、これら部材が外嵌された支軸(24)を側板(19),
(19)内に開口部(19E)を通して挿入すると共に、無
端ベルト(1)をテンションローラ(22)に巻回した状
態にセットし、こののち、支軸(22A)を長溝(19C)に
係合させる。この状態において、前記ブラケット(24)
を支軸(22A)に下方から係入させることによりスプリ
ング(23)の付勢力により無端ベルト(1)に所定の張
力を付与する状態にセットすることができるのである。
前記ブラケット(24)に一端が取付けられたコイルスプ
リング(23)の他端は、前記側板(19),(19)に挿抜
自在に取付けられた軸(25)に固着の板片(26)に取付
けられており、側板(19),(19)に形成してある複数
個の挿通孔(19F)に差し替えることにより無端ベルト
(1)に付与する張力を調節することができるようにし
てある。
第1図に示す(21)は、前記無端ベルト(1)に対する
前記テンションローラ(22)の巻き掛け面積を増大させ
るために設けられた遊転ローラであり、又、(29)は、
前記コイルスプリング(23)を受ける遊転ローラであ
り、又、(30)は、前記側板(19),(19)の間隔を規
制するためのスペーサであり、又、(31)は、前記無端
ベルト(1)が前記遊転ローラ(21)に巻回されたベル
ト部分に接当することがないように当該遊転ローラ(2
1)側から無端ベルト(1)を離間させるための遊転ロ
ーラである。
尚、前記間隔規制部材(27),(28)のうち、ブラケッ
ト(24)とテンションローラ(22)との間に位置する間
隔規制部材(28)が側板(19)とブラケット(24)との
間に位置する間隔規制部材(27)よりも小に構成してあ
り、その理由は、前記テンションローラ(22)と支軸
(19A)との間に介装される軸受(図示せず)の外輪が
前記小径の間隔規制部材(27)に接触しないようにする
ためである。
前記回転操作部(3C)の夫々は、前記上部板部分(18)
の下面に固着のナット(32)に螺合された螺軸(33)
と、この螺軸(33)を螺進操作するべく、螺軸(33)の
上端部に取付けられたプラスチック製の取っ手(34)と
から構成されている。
〔別実施例〕
前記実施例では、ブラケット(24)を断面形状コの字状
に形成したが、第10図に示すような形状にしてもよく、
ブラケット(24)の形状は自由に変更できる。
又、前記実施例では、4つの間隔規制部材(27),(2
8),(27),(28)を設けたが、第10図に示すよう
に、テンションローラ(22)の軸芯方向両側端面(22
B),(22B)とこれに対応するブラケット(24)の内面
(24B)との間にのみ間隔規制部材(27),(28)を設
けてもよいし、又、第11図に示すように、ブラケット
(24)の外面(24C)とこれに対応する側板(19),(1
9)の内面(19D),(19D)との間にのみ間隔規制部材
(27),(28)を設けてもよい。
又、前記実施例では、間隔規制部材(27),(28)に傾
斜案内面(27A),(28A)を形成したが、第11図に示す
ように、これを省略してもよい。
又、前記実施例では、ブラケット(24)に形成の切欠き
部(24A)をL字状に構成したが、第13図に示すよう
に、斜め姿勢の長溝形状に構成してもよいし、又、第12
図に示すように、上下姿勢の長溝形状に構成してもよ
く、切欠き部(24A)の形状は自由に変更できる。
又、前記実施例では、無端ベルト(1)の中間部分にテ
ンション機構(A)を設けたが、無端ベルト(1)の搬
送方向下手側又は搬送方向上手側に設けてもよい。
又、前記実施例では、テンションローラ(22)の付勢力
を軸(25)を複数の孔(19F)に挿抜することにより変
更するようにしたが、第13図に示すように、ネジ式の調
節機構(B)から構成してもよい。この調節機構(B)
は、前記コイルスプリング(23)の一端が取付けられた
螺軸(35)を側板(19)に固着の一対のブラケット(3
6),(36)に移動自在に貫通させると共に、この螺軸
(35)のコイルスプリング弛み側への移動を接当阻止す
るナット(37)を設け、このナット(37)を回動操作す
ることによりテンションローラ(22)の付勢力を変更す
ることになる。
又、前記実施例では、無端回動体として無端ベルト
(1)を示したが、無端チェーンでもよい。
又、前記実施例では、支軸(22A)を開口部(19B)を通
して側板(19),(19)内に挿入したのち、この支軸
(22A)を長溝(19C)に移動案内するようにしたが、こ
れに代えて、第13図に示すように、側板(19),(19)
夫々に支軸(22A)をコイルスプリング(23)による張
力付与方向の張り側への係入移動を案内する係入溝(19
G)を形成し、この係入溝(19G),(19G)に支軸(22
A)を係入することにより支軸(22A)を側板(19),
(19)に支承させるようにしてもよい。
又、前記実施例では、付勢具としてコイルスプリング
(23)を示したが、板バネあるいは弾性ゴム等でもよ
い。
本考案は、メダル(M)を搬送するものに適用できる
他、硬貨あるいは各種の被搬送物を搬送するものに適用
することができる。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第9図は本考案に係る無端回動体用テンショ
ン機構の実施例を示し、第1図は縦断側面図、第2図は
テンションローラの挿入状態を示す斜視図、第3図及び
第4図は底面図及び縦断正面図、第5図及び第6図は無
端ベルトの駆動部を示す側面図及び縦断正面図、第7図
及び第8図は無端ベルトの従動部を示す縦断側面図及び
平面図、第9図は無端ベルトの従動部を示す縦断正面図
である。 第10図及び第11図はテンションローラの取付部の別実施
例を示す横断平面図、第12図及び第13図はブラケットの
別実施例を示す縦断側面図である。 第14図はテンションローラの取付部の従来例を示す横断
平面図、第15図はブラケットの従来例を示す斜視図であ
る。 (1)……無端回動体、(19)……側板、(19C)……
長溝、(19D)……内面、(19E)……開口部、(19G)
……係入溝、(22)……テンションローラ、(22B)…
…端面、(22A)……支軸、(23)……付勢具、(24)
……ブラケット、(24A)……切欠き、(24B)……内
面、(24C)……外面、(27),(28)……間隔規制部
材、(27A),(28A)……傾斜案内面。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】無端回動体(1)に所定の張力を付与する
    ためのテンションローラ(22)を、一対の側板(19),
    (19)間に支承される支軸(22A)にそれの軸芯方向に
    移動可能な状態で回転自在に外嵌し、前記テンションロ
    ーラ(22)を張り側へ移動付勢する付勢具(23)を設
    け、前記付勢具(23)の一端を前記支軸(22A)に取付
    けるためのブラケット(24)を前記テンションローラ
    (22)を迂回する状態で当該支軸(22A)に装着すると
    共に、前記支軸(22A)を前記側板(19),(19)間に
    支承させた状態において当該支軸(22A)に対する前記
    テンションローラ(22)及び前記ブラケット(24)の軸
    芯方向での位置決めを行なうための間隔規制部材(2
    7),(28)を、当該テンションローラ(22)の軸芯方
    向両側端面(22B),(22B)とこれに対応するブラケッ
    ト(24)の内面(24B)との間及び/又は前記ブラケッ
    ト(24)の外面(24C)とこれに対応する側板(19),
    (19)の内面(19D),(19D)との間に夫々位置させた
    状態で前記支軸(22A)に外嵌してある無端回動体用テ
    ンション機構であって、 前記ブラケット(24)を前記支軸(22A)に対して前記
    付勢具(23)による張力付与方向と交差する方向から係
    脱するための切欠き部(24A)を当該ブラケット(24)
    に形成してある無端回動体用テンション機構。
  2. 【請求項2】前記間隔規制部材(27),(28)に、前記
    ブラケット(24)を前記支軸(22A)に係合案内するた
    めの傾斜案内面(27A),(28A)を形成してある請求項
    1記載の無端回動体用テンション機構。
  3. 【請求項3】前記テンションローラ(22)及び前記間隔
    規制部材(27),(28)を外嵌した前記支軸(22A)を
    それの軸芯方向から前記側板(19),(19)内に挿入す
    るための開口部(19E)を、前記側板(19),(19)の
    うちの少なくとも一方に形成すると共に、前記支軸(22
    A)の前記開口部(19E)への挿入後において当該支軸
    (22A)を前記付勢具(23)による張力付与方向の張り
    側へ移動案内するための長溝(19C)を前記開口部(19
    E)に連通する状態で形成してある請求項1記載の無端
    回動体用テンション機構。
  4. 【請求項4】前記テンションローラ(22)及び前記間隔
    規制部材(27),(28)を外嵌した前記支軸(22A)を
    前記側板(19),(19)間に支承させるべく、当該支軸
    (22A)を前記付勢具(23)による張力付与方向の張り
    側への係入移動を案内する係入溝(19G)を前記側板(1
    9),(19)夫々に形成してある請求項1記載の無端回
    動体用テンション機構。
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