JPH07110801B2 - 除草用組成物 - Google Patents

除草用組成物

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JPH07110801B2
JPH07110801B2 JP61308917A JP30891786A JPH07110801B2 JP H07110801 B2 JPH07110801 B2 JP H07110801B2 JP 61308917 A JP61308917 A JP 61308917A JP 30891786 A JP30891786 A JP 30891786A JP H07110801 B2 JPH07110801 B2 JP H07110801B2
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安信 船越
俊夫 南保
貞文 江田
昌弘 ▲榊▼原
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三井東圧化学株式会社
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は式(I) (式中、Rはハロゲン原子、低級アルキル基、低級ハロ
アルキル基、低級アルコキシ基、フェニル基、フェノキ
シ基または置換フェノキシ基を示し、nは0〜5の整数
を示し、R1はアリル基、低級アルキル基またはハロゲン
原子で置換されたアリル基、低級ハロアルケニル基、低
級ハロアルキニル基を示し、R2は水素原子又はハロゲン
原子を示す)。で表わされるフェニルアミノピリダジン
誘導体とフェノキシ系、ナフトキシ系、酸アミド系、ウ
レア系、ジフェニルエーテル系、カーバメート系、キノ
ン系、ピラゾレート系、スルフォニルウレア系、トリア
ジン系化合物群及び3,7−ジクロロ−8−カルボキシ−
キノリンより選ばれた一種または二種以上を有効成分と
して含有することを特徴とする除草用組成物に関するも
のである。
本発明除草用組成物は、各々の単剤施用では期待できな
い程著しい相乗効果をもたらし、低施用量で多くの種類
の問題雑草を枯殺できるものである。
〔従来の技術〕
従来、水田の雑草であるノビエ、コナギ、ホタルイ等の
一年生雑草及びウリカワ、ミズガヤツリ等の多年生雑草
の防除のために、水田用除草剤として単剤、混合剤が広
く使用されている。しかし一般に一年生雑草に有効な除
草剤は多いが、多年生雑草に有効な除草剤は少なく、そ
の種類も多いので、異種の除草剤を数回にわたって散布
する体系処理が実施されているが、多量の薬剤散布とか
数回散布という労働の問題があった。さらに有効な除草
剤がなく多年生雑草が増加しその防除が切望されてい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は水田において一回の散布で難防除多年生雑草を
防除でき、かつ、水稲に無害な除草剤組成物を提供する
ことを課題とする。
〔問題を解決するための手段および作用〕
一回散布で全雑草を完全に防除し、しかも水稲に対して
安全性を有した除草剤を探索した結果、フェニルアミノ
ピリダジンとフェノキシ系、ナフトキシ系、酸アミド
系、ウレア系、ジフェニルエーテル系、カーバメート
系、キノン系、ピラゾレート系、スルフォニルウレア
系、トリアジン系化合物群及び3,7−ジクロロ−8−カ
ルボキシ−キノリンの1種又は2種を有効成分として含
有している水田用除草剤組成物が前述した問題点を改良
した優れた除草活性を示し、目的を達成し得ることを見
い出し本発明を完成した。
すなわち、本発明は式(I) (式中、Rはハロゲン原子、低級アルキル基、低級ハロ
アルキル基、低級アルコキシ基、フェニル基、フェノキ
シ基または置換フェノキシ基を示し、nは0〜5の整数
を示し、R1はアリル基、低級アルキル基またはハロゲン
原子で置換されたアリル基、低級ハロアルケニル基、低
級ハロアルキニル基を示し、R2は水素原子又はハロゲン
原子を示す)。で表わされるフェニルアミノピリダジン
誘導体とフェノキシ系、ナフトキシ系、酸アミド系、ウ
レア系、ジフェニルエーテル系、カーバメート系、キノ
ン系、ピラゾレート系、スルフォニルウレア系、トリア
ジン系化合物群及び3,7−ジクロロ−8−カルボキシ−
キノリンより選ばれた一種または二種以上を有効成分と
して含有することを特徴とする除草用組成物である。
本発明において式(I)で表わされるフェニルアミノピ
リダジン誘導体としては、例えば次の化合物等が挙げら
れる。
3−クロロ−4−メチル−6−(N−メチル−N−フェ
ニルアミノ)ピリダジン(化合物A) 3−クロロ−4−メチル−6−(N−メチル−N−2−
メチルフェニルアミノ)ピリダジン(化合物B) 3−クロロ−4−メチル−6−(N−2−クロロ−2−
プロペニル−N−フェニルアミノ)ピリダジン(化合物
C) 3−クロロ−4−メチル−6−(N−アリル−N−2−
フルオロフェニルアミノ)ピリダジン(化合物D) 3−クロロ−4−メチル−6−(N−エチル−N−2−
メチルフェニルアミノ)ピリダジン(化合物E) 上記式(I)化合物で表わされるフェニルアミノピリダ
ジン誘導体は、特開昭60−185769号及び特開昭60−1857
68号公報に記載された化合物である。すなわち、ホタル
イ、タマガヤツリ、ミズガヤツリ、ヒエに対して効果が
あると記載してあるが、水田の難防除雑草であるクログ
ワイに対する効果の記載がないが、本発明者らの検討結
果では単剤でもかなり高い効果がある。
他方の配合成分であるフェノキシ系化合物は、例えば、
2−メチル−4−クロロフェノキシ酢酸(化合物1)、
2−(2,4−ジクロロ−3−メチルフェノキシ)プロピ
オンアニリド(化合物3)、S−エチル−4−クロロ−
2−メチルフェノキシチオアセテート(化合物30)があ
げられ、ナフトキシ系化合物は、例えば2−(2−ナフ
トキシ)プロピオンアニリド(化合物2)があげられ、
酸アミド系化合物は、例えば、3,4−ジクロロプロピオ
ンアニリド(化合物4)、N−(1,1−ジメチルベンジ
ル)−2−ブロモ−tert−ブチルアセトアマイド(化合
物5)、2−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ−N−
メチルアセトアリニド(化合物6)、2−クロロ−
2′,6′−ジエチル−N−(ブトキシメチル)アセトア
ニリド(化合物7)、2−クロロ−2′,6′−ジエチル
−N−(n−プロポキシエチル)アセトアニリド(化合
物8)があげられ、ウレア系化合物は、例えば、1−
(α,α−ジメチルベンジル)−3−(4−メチルフェ
ニル)ウレア(化合物9)があげられ、ジフェニルエー
テル系化合物は、例えば、2,4,6−トリクロロフェニル
−4′−ニトロフェニルエーテル(化合物15)、3−
[2−ニトロ−5−(2−クロロ−4−トリフルオロメ
チルフェノキシ)フェノキシ]テトラヒドロフラン(化
合物16)があげられ、カーバメート系化合物は、例え
ば、S−(4−クロロベンジル)−N,N−ジエチルチオ
ールカーバメート(化合物11)、S−エチル−N,N−ヘ
キサメチレンチオールカーバメート(化合物12)、S−
(1−メチル−1−フェネチル)ピペリジン−1−カー
バチオエート(化合物13)、S−ベンジル−N−エチル
−N−(1,2−ジメチルプロピル)チオールカーバメー
ト(化合物29)があげられ、キノン系化合物は、例え
ば、3−クロロ−2−アミノ−1,4−ナフトキノン(化
合物14)があげられ、ピラゾレート系化合物は、例え
ば、4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,3−ジメチル
ピラゾリン−5−イル−p−トルエンスルホネート(化
合物20)、1,3−ジメチル−4−(2,4−ジクロロベンゾ
イル)−5−フェナシルオキシピラゾール(化合物2
1)、1−メチル−4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−
5−ベンジルオキシピラゾール(化合物22)、1,3−ジ
メチル−4−(2,4−ジクロロ−3−メチルベンゾイ
ル)−5−(4−メチルフェナシルオキシ)ピラゾール
(化合物23)があげられ、スルフォニルウレア系化合物
は、例えば、メチル−2−[3−(4,6−ジメトキシピ
リミジン−2−イル)ウレイドスルフォニルメチル]ベ
ンゾエート(化合物10)、エチル−5−[3−(4,6−
ジメトキシピリミジン−2−イル)ウレイドスルフォニ
ル]−1−メチルピラゾール−4−カーボキシレート
(化合物31)があげられ、トリアジン系化合物は、例え
ば、2−クロロ−4,6−ビス(エチルアミノ)−1,3,5−
トリアジン(化合物24)、2−メチルチオ−4,6−ビス
(エチルアミノ)−1,3,5−トリアジン(化合物25)、
2−メチルチオ−4−(1,2−ジメチルプロピルアミ
ノ)−6−エチルアミノ−1,3,5−トリアジン(化合物2
6)があげられる。
2−メチル−4−クロロフェノキシ酢酸、2−(2−ナ
フトキシ)プロピオンアニリド、2−(2,4−ジクロロ
−3−メチルフェノキシ)プロピオンアニリドと2−ク
ロロ−4,6−ビス(エチルアミノ)−1,3,5−トリアジ
ン、S−エチル−2−メチル−4−クロロフェノキシチ
オアセテート、2−メチルチオ−4,6−ビス(エチルア
ミノ)−1,3,5−トリアジン及び2−メチルチオ−4−
(1,2−ジメチルプロピルアミノ)−6−エチルアミノ
−1,3,5−トリアジンは広葉雑草に効果があるが、多年
生雑草、例えばウリカワ、オモダカ、クログワイ等には
効果がない。N−(1,1−ジメチルベンジル)−2−ブ
ロモ−tert−ブチルアセトアミド及び1−(α,α−ジ
メチルベンジル)−3−(4−メチルフェニル)ウレア
はホタルイ、タマガヤツリには効果があるが、その他の
草種に対しては効果が低い。3−クロロ−2−アミノ−
1,4−ナフトキノンは広葉雑草を防除できるがヒエに効
果が低い。3,4−ジクロロプロピオンアニリド及び2−
ベンゾチアゾール−2−イルオキシ−N−メチルアセト
アニリドはヒエに対して効果が高いが、広葉雑草、多年
生雑草に対して効果が低い。2−クロロ−2′,6′−ジ
エチル−N−(ブトキシメチル)アセトアニリド、2−
クロロ−2′,6′−ジエチル−N−(n−プロポキシエ
チル)アセトアニリド、S−(4−クロロベンジル)−
N,N−ジエチルチオ−ルカ−バメート、S−エチル−N,N
−ヘキサメチレンチオールカ−バメイト、S−(1−メ
チル−1−フェネチル)−ピペリジン−1−カーバチオ
エート、2,4,6−トリクロロフェニル−4′−ニトロフ
ェニルエーテル、S−ベンジル−N−エチル−N−(1,
2−ジメチルプロピル)チオールカーバメート、3−
〔2−ニトロ−5−(2−クロロ−4−トリフルオロメ
チルフェノキシ)フェノキシ〕テトラヒドロフラン、は
ヒエ、一年生広葉雑草を防除できるが、多年生雑草には
効果が低い。メチル−2−〔3−(4,6−ジメトキシピ
リジン−2−イル)ウレイドスルフォニルメチル〕ベン
ゾエート、エチル−5−〔3−(4,6−ジメトキシピリ
ミジン−2−イル)ウレイドスルフォニル〕−1−メチ
ルピラゾール−4−カーボキシレートは一年生広葉及び
多年生であるウリカワを防除できるが、ヒエに対して効
果が低い。3,7−ジクロロ−8−カルボキシ−キノリン
はヒエを防除できる。1,3−ジメチル−4−(2,4−ジク
ロロベンゾイル)−5−フェナシルオキシピラゾール、
4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,3−ジメチルピラ
ゾリン−5−イル−p−トルエンスルホネート、1−メ
チル−4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−5−ベンジ
ルオキシピラゾール及び1,3−ジメチル−4−(2,4−ジ
クロロ−3−メチルベンゾイル)−5−(4−メチルフ
ェナシルオキシ)ピラゾールは一年生広葉雑草と多年生
広葉雑草を防除できるが、ヒエ及びカヤツリグサ科雑草
に効果が低い。
しかしながら、いずれの除草剤も水田に発生する多種の
雑草のほんの一部を防除するに過ぎず、1つの化合物で
完全な雑草防除をできる様な広い殺草スペクトラムを持
つ剤はない。また雑草の成育が進むと効果が弱くなるな
どの欠点がある。
本発明の混合物は、上記の各除草剤の欠点を改良するこ
とができ、混合することにより、効力持続は長期に及
び、成育の進んだ多種の雑草をも枯殺かることができる
ので、単剤施用で期待できない相乗効果をもたらす。
本発明除草剤は、原体そのものを散布してもよいし、担
体及び必要に応じて他の補助剤と混合して、除草剤とし
て通常用いられる製剤形態、例えば粉剤、粗粉剤、微粉
剤、粒剤、水和剤、乳剤、水溶液剤、水溶剤、油懸濁剤
等に調製して使用される。
本発明除草剤を調整するのに使用する適当な固体担体と
しては、カオリナイト群、モンモリロナイト群あるいは
アタパルジャイト群等で代表されるクレー類、タルク、
雲母、薬ロウ石、軽石、バーミュライト、石こう、炭酸
カルシウム、ドロマイト、けいそう土、マグネシウム、
石灰、リン石灰、ゼオライト、無水ケイ酸、合成ケイ
酸、カルシウム等の無機物質;大豆粉、タバコ粉、クル
ミ粉、小麦粉、木粉、大豆粉、きな粉、デンプン、結晶
セルロース等の植物性有機物質;クマロン樹脂、石油樹
脂、アルキド樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリアルキレング
リコール、ケトン樹脂、エルテルガム、コーバルガム、
ダンマルガム等の合成または天然の高分子化合物;カル
ナバロウ、密ロウ等のワックス類;あるいは尿素等が挙
げられる。
適当な液体担体としては、ケロシン、鉱油、スピンドル
油、ホワイトオイル等のパラフィン系もしくはナフチン
系炭化水素;ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベ
ンゼン、クメン、メチルナフタリン等の芳香族炭化水
素;四塩化炭素、クロロホルム、トリクロロエチレン、
モノクロロベンゼン、o−クロロトルエン等の塩素系炭
化水素;ジオキサン、テトラヒドロフランのようなエー
テル類;アセトン、メチルエチルケトン、ジイソブチル
ケトン、シクロヘキサノン、アセトフェノン、イソホロ
ン等のケトン類;酢酸エチル、酢酸アミル、エチレング
リコールアセテート、ジエチレングリコールアセテー
ト、マレイン酸ジブチル、コハク酸ジエチル等のエステ
ル類;メタノール、n−ヘキサノール、エチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、シクロヘキサノール、ベ
ンジルアルコール等のアルコール類;エチレングリコー
ルエチルエーテル、エチレングリコールフェニルエーテ
ル、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレン
グリコールブチルエーテル等のエーテルアルコール類;
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の極性
溶媒;あるいは水等が挙げられる。
乳化、分散、湿潤、拡展、結合、崩壊性調節、有効成分
安定化、流動性改良、防錆等の目的で使用される界面活
性剤は、非イオン性、陰イオン性、陽イオン性および両
性イオン性のいずれのものも使用し得るが、通常は非イ
オン性および陰イオン性のものが使用される。適当な非
イオン性界面活性剤としては、例えば、ラウリルアルコ
ール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール等の
高級アルコールにエチレンオキシドを重合付加させたも
の、イソオクチルフェノール、ノニルフェノール等のア
ルキルフェノールにエチレンオキシドを重合付加させた
もの、ブチルナフトール、オクチルナフトール等のアル
キルナフトールにエチレンオキシドを重合付加させたも
の、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸等の高級
脂肪酸にエチレンオキシドを重合付加させたもの、ステ
アリルリン酸、ジラウリルリン酸等のモノもしくはジア
ルキルリン酸にエチレンオキシドを重合付加させたも
の、ドデシルアミン、ステアリン酸アミド等のアミンに
エチレンオキシドを重合付加させたもの、ソルビタン等
の多価アルコールの高級脂肪酸エステル及びそれにエチ
レンオキシドを重合付加させたもの、エチレンオキシド
とプロピレンオキシドを重合付加させたもの等があげら
れる。適当な陰イオン性界面活性剤としては、例えば、
ラウリル硫酸ナトリウム、オレイルアルコール硫酸エス
テルアミン塩等のアルキル硫酸エステル塩、スルホコハ
ク酸ジオクチルエステルナトリウム、2−エチルヘキシ
ルスルホン酸ナトリウム等のアルキルスルホン酸塩、イ
ソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム、メチレン
ビスナフタレンスルホン酸ナトリウム、リグニンスルホ
ン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム等のアリールスルホン酸等が挙げられる。
さらに本発明の除草剤には製剤の性状を改善し、生物効
果を高める目的で、カゼイン、ゼラチン、アルブミン、
ニカワ、アルギン酸ソーダ、カルボキシメチルセルロー
ズ、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルアルコー
ル等の高分子化合物や他の補助剤を併用することもでき
る。
上記の担体および種々の補助剤は製剤の剤型、適用場面
等を考慮して目的に応じてそれぞれ単独にあるいは組合
わせて適宜使用される。
粉剤は、例えば有効成分化合物を通常1ないし25重量部
有し、残部は固体担体である。水和剤は、例えば有効成
分化合物を通常25ないし90重量部含有し、残部は固体担
体、分散湿潤剤であって、必要に応じて保護コロイド
剤、チクソトロピー剤、消泡剤等が加えられる。粒剤
は、例えば有効成分化合物を通常1ないし35重量部含有
し、残部は大部分が固体担体である。有効成分化合物は
固体担体と均一に混合されているか、あるいは固体担体
の表面に均一に固着もしくは吸着されており、粒の径は
0.2mmないし2mm程度である。乳剤は、例えば有効成分化
合物を通常5ないし30重量部含有しており、これに約5
ないし20重量部の乳化剤が含まれ、残部は液体担体であ
り、必要に応じて防錆剤が加えられる。
〔実施例〕
次に本発明の除草剤組成物の製剤例を挙げるが本発明は
これのみに限定されるものではない。
なお、実施例中の混合割合はすべて重量比である。
製剤例1 粒剤 化合物B:3%、化合物5:4%、ベントナイト:90%、アル
キルナフタリンスルホン酸縮合物:2%及びジオクチルス
ルホンサクシネート:1%を混合した後適量の水を加えて
混練し、造粒機を用いて通常の方法で造粒し粒剤を調製
した。
製剤例2 粒剤 化合物A:4%、化合物8:2%、ベントナイト:55%、タル
ク:36%リグニンスルホン酸ナトリウム:2%及びドデシ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウム:1%を混合した後適量
の水を加えて混練し、造粒機を用いて通常の方法で造粒
し粒剤を調製した。
製剤例3 粒剤 化合物D:4%、化合物21:6%、ベントナイト:53%、クレ
ー:34.5%、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム:2
%及びポリビニルアルコール:0.5%を均一に粉砕、混合
した後適量の水を加えて混練し、造粒機を用いて通常の
方法で造粒し粒剤を調製した。
次に本発明の混合除草剤の効果試験例を挙げる。
試験例1 水田土壌を1/5000アール ワグネルポットに入れ、水田
状態とした。クログワイの塊茎を埋め込み、クログワイ
の生育期(草丈10cm前後)に粒剤を湛水処理した。ポッ
トを室温において管理育成し、処理後40日目に残存して
いるクログワイの地上部生重を測定し対無処理区比を算
出した。その結果を表1〜表4に示す。
以上の様に、各単剤では防除できない薬量でも混合する
ことにより単剤施用では期待できない相乗効果が認めら
れた。
試験例2 水田圃場で2.5葉期のイネ(日本晴)を移植し、移植7
日後に所定量の混合粒剤及び各単剤を湛水処理した。薬
剤処理後40日目に残草量を調査した。1区10m2とし3連
で試験した。その結果を表5〜表9に示す。
以上の様に、各単剤では防除できない薬量でも混合する
ことにより単剤施用では期待できない相乗効果が認めら
れ、殺草スペクトラムも広がった。
〔発明の効果〕
以上の結果から明らかな様に本発明組成物は、混合する
ことにより単剤施用では期待できない相乗効果が認めら
れる。
薬量の低量化という環境汚染の面からも好ましい除草剤
であり、広い殺草スペクトルを示す上、1回の散布で良
いという利点を有し、省力化を成し得た除草剤で、従来
多く使用されている除草剤に較べて著しく優れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(A01N 43/58 37:38) (A01N 43/58 37:36) (A01N 43/58 33:22) (A01N 43/58 43:56) (A01N 43/58 43:42) (A01N 43/70 43:58) (A01N 43/78 43:58) (A01N 47/12 43:58) (A01N 47/36 43:58)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(I) (式中、Rはハロゲン原子、低級アルキル基、低級ハロ
    アルキル基、低級アルコキシ基、フェニル基、フェノキ
    シ基または置換フェノキシ基を示し、nは0〜5の整数
    を示し、R1はアリル基、低級アルキル基またはハロゲン
    原子で置換されたアリル基、低級ハロアルケニル基、低
    級ハロアルキニル基を示し、R2は水素原子又はハロゲン
    原子を示す。)で表わされるフェニルアミノピリダジン
    誘導体とフェノキシ系、ナフトキシ系、酸アミド系、ウ
    レア系、ジフェニルエーテル系、カーバメート系、キノ
    ン系、ピラゾレート系、スルフォニルウレア系、トリア
    ジン系化合物群及び3,7−ジクロロ−8−カルボキシ−
    キノリンより選ばれた一種または二種以上を有効成分と
    して含有することを特徴とする除草用組成物。
JP61308917A 1986-12-26 1986-12-26 除草用組成物 Expired - Lifetime JPH07110801B2 (ja)

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