JPH07110663B2 - 箱体の開梱方法 - Google Patents

箱体の開梱方法

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JPH07110663B2
JPH07110663B2 JP3116738A JP11673891A JPH07110663B2 JP H07110663 B2 JPH07110663 B2 JP H07110663B2 JP 3116738 A JP3116738 A JP 3116738A JP 11673891 A JP11673891 A JP 11673891A JP H07110663 B2 JPH07110663 B2 JP H07110663B2
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flaps
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学 小吹
輝昭 宮本
研司 渡
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Japan Tobacco Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フラップを吸着後、フ
ラップ間の隙間に板状体を挿入して段ボール箱等の箱体
を開梱する箱体の開梱方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】箱体の開梱方法に関する従来の技術とし
ては、特公昭57−48452号公報、特開昭62−1
68840号公報に記載のもの等が知られている。
【0003】上記公報に記載されている従来の技術につ
いて説明すると、特公昭57−48452号公報には、
ダンボール箱を2つの押圧用ローラーで左右から押さえ
両側の外面フラップをわずかに浮き上がらせることによ
って生じた外面フラップと内面フラップとの間隙に突起
部材を侵入させてダンボール箱の外面フラップを開放す
るダンボール箱開封装置が記載されている。
【0004】また、特開昭62−168840号公報に
は、下端を舟形の広盤部となし、鋭利さをもたない鈍な
刃部が形成されているI貼部カッターを備える自動開梱
機が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の技術は以下のような課題を有していた。
【0006】即ち、特公昭57−48452号公報に記
載されているダンボール箱開封装置、特開昭62−16
8840号公報に記載されている自動開梱機の何れも、
フラップを吸着し、上記フラップが吸着されていること
を条件として、板状体を挿入することについては記載さ
れておらず、何らの示唆もない。
【0007】従って、本発明の目的は、フラップの吸着
動作後、上記フラップが吸着されているか否かを確認す
ることによって箱体を確実に開梱できる箱体の開梱方法
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、フラップ間の
隙間に板状体を挿入して箱体を開梱する箱体の開梱方法
において、上記フラップの位置に基づいて吸着具を移動
した後、上記フラップの吸着動作をし、吸着が不充分の
場合には上記吸着具を更に移動した後、再び上記フラッ
の吸着動作をし、上記フラップが吸着されていること
を条件として、上記板状体を挿入することを特徴とする
箱体の開梱方法を提供することによって上記の目的を達
成したものである。
【0009】
【0010】
【作用】本発明の箱体の開梱方法は、フラップの吸着動
作後、上記フラップが吸着されているか否かを確認し、
上記フラップが吸着されていることを条件として、板状
体を挿入することによって箱体を確実に開梱することが
できる。
【0011】
【実施例】以下、先ず、本発明の箱体の開梱方法の実施
に好適な箱体の開梱装置の実施例について説明する。
【0012】図1は箱体の開梱装置の板状体昇降装置と
検出具昇降装置等の一実施例を示す斜視図、図2は図1
に示す板状体昇降装置に搭載される板状体移動装置等の
一実施例を示す斜視図、図3は箱体の開梱装置の他の実
施例の要部を示す斜視図、図4は図2に示す板状体の拡
大図、図5〜図12は図1と図2とに示す箱体の開梱装
置の開梱の動作手順の説明図である。
【0013】これらの図面において、(1)は天面部
(P1)から底面部(P2)方向に延設される(上側)
フラップ(F1)と底面部(P2)から天面部(P1)
方向に延設される(下側)フラップ(F2)とが中央で
突き合わされ、(内)フラップ(F3)に糊付けされて
側面部(P3)が形成されている箱体(B)を保持する
箱体保持装置、(2)は上側フラップ(F1)と下側フ
ラップ(F2)との突き合わせ部の隙間(G)に挿入さ
れ、上側フラップ(F1)を内フラップ(F3)から剥
離する板状体(へら)で、図3に示す如くローラコンベ
ア(7)を挟んで両側に一対ずつ設けられている。ま
た、(3)はへら(2)、(2)が上側フラップ(F
1)と内フラップ(F3)との間を通過するように、へ
ら(2)、(2)を左右方向に移動する左右移動装置
で、ローラコンベア(7)を挟んで両側に1台ずつ設け
られている。また、(4)はへら(2)を上下方向に移
動する上下移動装置で、ローラコンベア(7)を挟んで
両側に一対ずつ設けられている。また、(5)は後述す
る板状体昇降装置に搭載される板状体移動装置(前後移
動装置)で、吸着具(58)、(58)を備え、へら
(2)、(2)、(2)、(2)を前後方向に移動する
ようにローラコンベア(7)を挟んで両側に一台ずつ設
けられている。また、(6)はへら(2)を揺動する揺
動装置でローラコンベア(7)を挟んで両側に一対ずつ
設けられている。また、(8)はへら(2)、(2)、
(2)、(2)を昇降する板状体昇降装置、(9)は箱
体(B)の天面部(P1)を検出する検出具(91)を
昇降する検出具昇降装置であり、板状体昇降装置(8)
と検出具昇降装置(9)とが、同一の駆動装置(81)
によって駆動される移動用ねじ(82)、(82)、
(92)、(92)を備えており、検出具昇降装置
(9)の移動用ねじ(92)、(92)のピッチが板状
体昇降装置(8)の移動用ねじ(82)、(82)のピ
ッチの2倍で構成されている。尚、図1と図2とではロ
ーラコンベア(7)が、図3では奥側の左右移動装置
(3)及び前後移動装置(5)、板状体昇降装置
(8)、検出具昇降装置(9)が図示省略されている。
而して、検出具(91)によって検出される天面部(P
1)の位置に基づいて上側フラップ(F1)と下側フラ
ップ(F2)との突き合わせ部の位置を検出し、下側フ
ラップ(F2)をへら(2)、(2)で押圧すると共
に、吸着具(58)が上側フラップ(F1)を吸引する
ことによって形成される上側フラップ(F1)と下側フ
ラップ(F2)との突き合わせ部の隙間(G)からへら
(2)、(2)を上側フラップ(F1)に沿って挿入し
た後、へら(2)、(2)を上側フラップ(F1)に沿
ってそれぞれ内フラップ(F3)、(F3)方向に移動
することにより、上側フラップ(F1)を内フラップ
(F3)、(F3)から剥離して箱体(B)を開梱する
ようになしてある。
【0014】上記実施例における各部について説明する
と、箱体保持装置(1)は保持板(11)とエアーシリ
ンダ(12)とで構成され、エアーシリンダ(12)の
作動によって保持板(11)が上下方向に移動するよう
になしてある。
【0015】また、へら(2)は揺動装置(6)の揺動
アーム(61)に取り付けられており、図4に示す如
く、箱体(B)の側面部(P3)と平行に配設される面
(図4(a)参照)が略台形となしてあり、図4(b)
に示す如く、その上端部(21)が弓状に形成されてい
ると共に、最上端部(22)が鋭利に研磨され刃状に形
成されている。また、側端部(23)は鋭利さがない程
度で刃状に形成されている。
【0016】また、左右移動装置(3)は前後移動装置
(5)の前後移動台(51)上に設けられたリニアレー
ル(31)に沿って左右に移動する一対の左右移動台
(32)、(32)、左右移動台(32)、(32)を
移動するためのエアーシリンダ(33)、一方の左右移
動台(32)に取り付けられたラック(34)、他方の
左右移動台(32)に取り付けられたラック(35)、
ラック(34)の運動をラック(35)に伝達するため
のピニオン(36)等で構成され、一対の左右移動台
(32)、(32)を左右に移動することによって、上
下移動装置(4)及び揺動装置(6)を介して、一対の
へら(2)、(2)を上側フラップ(F1)と内フラッ
プ(F3)、(F3)との間を通過させるようになして
ある。即ち、エアーシリンダ(33)によって一方の左
右移動台(32)をリニアレール(31)に沿って移動
すると共に、その左右移動台(32)に取り付けられた
ラック(34)の運動を、前後移動台(51)に取り付
けられたピニオン(36)を介して他方の左右移動台
(32)に取り付けられたラック(35)に伝達して、
他方の左右移動台(32)をリニアレール(31)に沿
って一方の左右移動台(32)と反対の方向に移動する
ようになしてある。
【0017】また、上下移動装置(4)は上下移動台
(41)、エアーシリンダ(42)(図3に示す実施例
では、直列に配設された2個のエアーシリンダ(4
2)、(43))、左右移動台(32)に立設された2
本のガイド(44)、(44)等で構成され、上下移動
台(41)を上下に移動することによって、揺動装置
(6)を介して、へら(2)を上下方向に移動するよう
になしてある。即ち、エアーシリンダ(42)、(4
3)によって上下移動台(41)をガイド(44)、
(44)に沿って移動するようになしてある。
【0018】また、前後移動装置(5)は一対の前後移
動台(51)、(51)、昇降台(83)上に設けられ
たリニアレール(52)、リニアレール(52)に沿っ
て前後移動台(51)、(51)を移動するためのエア
ーシリンダ(53)、一方の前後移動台(51)に取り
付けられたラック(54)、他方の前後移動台(51)
に取り付けられたラック(55)、ラック(54)の運
動をラック(55)に伝達するためのピニオン(5
6)、押さえ板(57)、(57)、吸着パットからな
る吸着具(58)、(58)(図3に示す実施例は押さ
え板(57)を備えておらず、吸着具(58)を図示省
略している)等で構成され、一対の前後移動台(5
1)、(51)を前後に移動することによって、左右移
動装置(3)、(3)、上下移動装置(4)、(4)、
(4)、(4)及び揺動装置(6)、(6)、(6)、
(6)を介して、へら(2)、(2)、(2)、(2)
を前後方向に移動するようになしてある。即ち、エアー
シリンダ(53)によって一方の前後移動台(51)を
リニアレール(52)に沿って移動すると共に、その前
後移動台(51)に取り付けられたラック(54)の運
動を、昇降台(83)に取り付けられたピニオン(5
6)を介して他方の前後移動台(51)に取り付けられ
たラック(55)に伝達して、他方の前後移動台(5
1)をリニアレール(52)に沿って一方の前後移動台
(51)と反対の方向に移動するようになしてある。
【0019】また、揺動装置(6)は揺動アーム(6
1)、エアーシリンダ(62)(図3に示す実施例で
は、直列に配設された2個のエアーシリンダ(62)、
(63))、支点(64)等で構成され、エアーシリン
ダ(62)、(63)によって、支点(64)を中心と
して揺動アーム(61)を揺動し、へら(2)を揺動す
るようになしてある。
【0020】また、ローラコンベア(7)はフレームに
多数のローラが軸架並設されていると共に、上記ローラ
の外周面には溝(図示省略)を設けてプーリが形成され
ており、ベルト(図示省略)を介して上記プーリに動力
を伝達し、上記ローラを駆動するように構成されてい
る。
【0021】また、板状体昇降装置(8)は駆動装置
(81)、台形ねじからなる移動用ねじ(82)、(8
2)、昇降台(83)、架台(84)に立設された4本
のガイド(85)、(85)、(85)、(85)等で
構成され、昇降台(83)を昇降することによって、前
後移動装置(5)、左右移動装置(3)、(3)、上下
移動装置(4)、(4)、(4)、(4)及び揺動装置
(6)、(6)、(6)、(6)を介して、へら
(2)、(2)、(2)、(2)を昇降するようになし
てある。即ち、駆動装置(81)を構成するモータ(8
6)、タイミングベルト(87)で2本の移動用ねじ
(82)、(82)を回転することによって、昇降台
(83)をガイド(85)、(85)、(85)、(8
5)に沿って昇降するようになしてある。
【0022】また、検出具昇降装置(9)は箱体(B)
の天面部(P1)を検出する光電スイッチからなる検出
具(91)、(91)、板状体昇降装置(8)の移動用
ねじ(82)、(82)と同軸上に延設され駆動装置
(81)によって移動用ねじ(82)、(82)に同調
して駆動される台形ねじからなる移動用ねじ(92)、
(92)、リニアレール(93)、(93)等で構成さ
れ、検出具昇降装置(9)の移動用ねじ(92)、(9
2)のピッチは板状体昇降装置(8)の移動用ねじ(8
2)、(82)のピッチの2倍となしてあり、モータ
(86)を作動することによって、検出具(91)の昇
降量が昇降台(83)の昇降量の2倍となるようになし
てある。
【0023】次に、上述の箱体の開梱装置を用いた本発
明の箱体の開梱方法の実施態様について説明する。
【0024】箱体(B)の側面部(P3)、(P3)を
搬送方向に対して側面に位置するようにして間隔をあけ
てローラコンベア(7)上を搬送し、ストッパ(図示省
略)によって箱体(B)の先端部を係止することによっ
て箱体(B)を停止する(搬送方向の位置合わせをす
る)。
【0025】箱体(B)が上記ストッパによって停止す
ると、板状体昇降装置(8)の駆動装置(81)によっ
て、移動用ねじ(82)、(82)と検出具昇降装置
(9)の移動用ねじ(92)、(92)とが回転され、
昇降台(83)がガイド(85)、(85)、(8
5)、(85)に沿って上昇すると共に、検出具(9
1)、(91)がリニアレール(93)、(93)に沿
って上昇し、検出具(91)、(91)が箱体(B)の
天面部(P1)を検出する(光電スイッチが通光する)
まで上昇する。このとき、移動用ねじ(92)、(9
2)のピッチが移動用ねじ(82)、(82)のピッチ
の2倍となしてあり、検出具(91)、(91)の昇降
量が昇降台(83)の昇降量の2倍となるので、前後移
動装置(5)、左右移動装置(3)、(3)、上下移動
装置(4)、(4)、(4)、(4)及び揺動装置
(6)、(6)、(6)、(6)を介して、へら
(2)、(2)、(2)、(2)の最上端部(22)、
(22)、(22)、(22)が上側フラップ(F
1)、(F1)と下側フラップ(F2)、(F2)との
突き合わせ部の隙間(G)、(G)の位置まで上昇して
停止するように位置決めされる(図参照)。
【0026】昇降台(83)が位置決めされると、前後
移動装置(5)の一対の前後移動台(51)、(51)
をリニアレール(52)に沿って前進することによっ
て、左右移動装置(3)、(3)、上下移動装置
(4)、(4)、(4)、(4)及び揺動装置(6)、
(6)、(6)、(6)を介して、へら(2)、
(2)、(2)、(2)の最上端部(22)、(2
2)、(22)、(22)が箱体(B)の上側フラップ
(F1)、(F1)と下側フラップ(F2)、(F2)
との突き合わせ部の隙間(G)、(G)に、隙間
(G)、(G)をシールしているクラフトテープ(図示
省略)の上から、接する位置まで前進する(図参照)
と共に、押さえ板(57)、(57)が箱体(B)の下
側フラップ(F2)、(F2)を押圧する位置まで前進
し、箱体(B)と箱体(B)の中に収納されている物品
(W)をセンタリングする。また、天面部(P1)、即
ち上側フラップ(F1)、(F1)の位置に基づいて位
置決めされた昇降台(83)に搭載された一対の前後移
動台(51)、(51)の前進と同時に、吸着具(5
8)、(58)が前進し、吸着具(58)、(58)が
位置決めされると、その真空回路が作動して、吸着具
(58)、(58)が箱体(B)の上側フラップ(F
1)、(F1)の吸着動作をする。尚、このとき、へら
(2)、(2)、(2)、(2)は内フラップ(F
3)、(F3)、(F3)、(F3)が上側フラップ
(F1)、(F1)に重なっている位置より左右方向に
おいて内側(中央側)に位置するように位置決めされて
いる。
【0027】一対の前後移動台(51)、(51)が位
置決めされると、両端部及び中央部の箱体保持装置
(1)、(1)、(1)のエアーシリンダ(12)、
(12)、(12)によって、保持板(11)、(1
1)、(11)が箱体(B)の天面部(P1)を押圧す
るまで下降して箱体(B)を保持する(図参照)。ま
た、前後移動台(51)、(51)が位置決めされると
共に、吸着具(58)、(58)が箱体(B)の上側フ
ラップ(F1)、(F1)の吸着動作をすると、吸着具
(58)、(58)によって箱体(B)の上側フラップ
(F1)、(F1)が確実に吸着されているか否かを、
吸着用の真空が所定の時間内に所定の真空圧に達したか
をチェックすることによって確認し、吸着が不充分の場
合には、昇降台(83)を原点位置に戻して、即ち吸着
具(58)、(58)を原点位置に戻して、再び昇降台
(83)の位置決め動作から繰り返し、再び吸着不良の
場合には、更に繰り返し、5回繰り返しても未だ吸着不
良の場合にはアラームが出力される。
【0028】保持板(11)、(11)、(11)が箱
体(B)の天面部(P1)を保持し、吸着具(58)、
(58)によって上側フラップ(F1)、(F1)が吸
着されていることが確認されると、揺動装置(6)、
(6)、(6)、(6)のエアーシリンダ(62)、
(62)、(62)、(62)によって、支点(6
4)、(64)、(64)、(64)を中心として揺動
アーム(61)、(61)、(61)、(61)とへら
(2)、(2)、(2)、(2)とが傾斜し、箱体
(B)の上側フラップ(F1)、(F1)と下側フラッ
プ(F2)、(F2)との突き合わせ部の隙間(G)、
(G)の上をシールしているクラフトテープ(図示省
略)をへら(2)、(2)、(2)、(2)の鋭利に研
磨され刃状に形成されている最上端部(22)、(2
2)、(22)、(22)で突き破ると共に、吸着具
(58)、(58)が上側フラップ(F1)、(F1)
を吸着した状態で後退することによって、上記クラフト
テープを破断し、上側フラップ(F1)、(F1)と下
側フラップ(F2)、(F2)との突き合わせ部の隙間
(G)、(G)を拡げる。このとき、箱体(B)内に収
納されている下から1段目と2段目の物品(W)が内側
に押し込まれる(図参照)。
【0029】上側フラップ(F1)、(F1)と下側フ
ラップ(F2)、(F2)との突き合わせ部の隙間
(G)、(G)が拡げられると、揺動装置(6)、
(6)、(6)、(6)によって、傾斜しているへら
(2)、(2)、(2)、(2)が箱体(B)の側面部
(P3)、(P3)と略平行になるように戻される。
【0030】へら(2)、(2)、(2)、(2)が戻
されると、上下移動装置(4)、(4)、(4)、
(4)のエアーシリンダ(42)、(42)、(4
2)、(42)によって、上下移動台(41)、(4
1)、(41)、(41)を上昇することによって、エ
アーシリンダ(42)、(42)、(42)、(42)
の全ストローク分、へら(2)、(2)、(2)、
(2)が隙間(G)、(G)から上側フラップ(F
1)、(F1)の内側を上昇される(図参照)。この
とき、へら(2)、(2)、(2)、(2)の上端部
(21)、(21)、(21)、(21)が弓状に形成
されているので、へら(2)、(2)、(2)、(2)
をスムーズに上昇できる。
【0031】箱体(B)の背が高く、上述の上下移動装
置(4)、(4)、(4)、(4)によるへら(2)、
(2)、(2)、(2)の上昇だけでは上側フラップ
(F1)、(F1)を内フラップ(F3)、(F3)、
(F3)、(F3)から剥離するのに充分でない場合に
は、吸着具(58)、(58)による上側フラップ(F
1)、(F1)の吸着を解除し、板状体昇降装置(8)
によって、へら(2)、(2)、(2)、(2)を更に
上昇し(図10参照)、再び上側フラップ(F1)、
(F1)を吸着具(58)、(58)で吸着する。尚、
へら(2)、(2)、(2)、(2)はその最上端部
(22)、(22)、(22)、(22)が上側フラッ
プ(F1)と内フラップ(F3)とが糊付けされている
最上部の高さのやや上の位置まで挿入される。
【0032】へら(2)、(2)、(2)、(2)が所
定の位置まで挿入されると、左右移動装置(3)、
(3)のエアーシリンダ(33)、(33)を作動し、
左右移動台(32)、(32)、(32)、(32)を
リニアレール(31)、(31)に沿って内フラップ
(F3)、(F3)、(F3)、(F3)方向に移動す
ることによって、上下移動装置(4)、(4)、
(4)、(4)及び揺動装置(6)、(6)、(6)、
(6)を介して、へら(2)、(2)、(2)、(2)
が上側フラップ(F1)、(F1)に沿って内フラップ
(F3)、(F3)、(F3)、(F3)方向に移動
し、上記クラフトテープを破断しながら、上側フラップ
(F1)、(F1)を内フラップ(F3)、(F3)、
(F3)、(F3)から剥離する(図12参照)。この
とき、へら(2)、(2)、(2)、(2)の側端部
(23)、(23)、(23)、(23)が鋭利さがな
い程度で刃状に形成されているので、上側フラップ(F
1)、(F1)を内フラップ(F3)、(F3)、(F
3)、(F3)からスムーズに剥離できる。
【0033】上側フラップ(F1)、(F1)が内フラ
ップ(F3)、(F3)、(F3)、(F3)から剥離
されると、吸着具(58)、(58)による上側フラッ
プ(F1)、(F1)の吸着を解除すると共に、前後移
動装置(5)の前後移動台(51)、(51)をリニア
レール(52)に沿って後進し、前後移動台(51)、
(51)を原点位置に戻す。
【0034】前後移動台(51)、(51)が原点位置
に戻されると、左右移動装置(3)、(3)の左右移動
台(32)、(32)、(32)、(32)をリニアレ
ール(31)、(31)に沿って移動し、左右移動台
(32)、(32)、(32)、(32)を原点位置に
戻す。
【0035】左右移動台(32)、(32)、(3
2)、(32)が原点位置に戻されると、板状体昇降装
置(8)の昇降台(83)をガイド(85)、(8
5)、(85)、(85)に沿って下降すると共に、検
出具(91)、(91)をリニアレール(93)、(9
3)に沿って下降し、昇降台(83)を原点位置に戻
す。このとき、昇降台(83)を機械的に強制停止する
ようになしてあるので、昇降台(83)は確実に原点位
置に戻され、次の開梱サイクルにおいても箱体の突き合
わせ部の位置を正確に検出できる。
【0036】上述の如くして、へら(2)、(2)、
(2)、(2)が原点位置に戻されると、エアーシリン
ダ(12)の作動により保持板(11)が上昇し、箱体
(B)が箱体保持装置(1)、(1)、(1)から開放
されると共に、ローラコンベア(7)のストッパが下が
り、ローラコンベア(7)によって箱体(B)が次工程
に搬送される。即ち、次に箱体(B)の下側フラップ
(F2)、(F2)を内フラップ(F3)、(F3)、
(F3)、(F3)から剥離するために、箱体(B)は
上述の箱体の開梱装置のへら(2)、(2)、(2)、
(2)を下向きに取り付けてなる別の実施例の箱体の開
梱装置に搬送され、上側フラップ(F1)、(F1)と
同様にして下側フラップ(F2)、(F2)が内フラッ
プ(F3)、(F3)、(F3)、(F3)から剥離さ
れる。
【0037】以上、本発明の箱体の開梱方法の実施例に
ついて説明したが、これらに制限されるものではない。
例えば、フラップ間の隙間(G)はそれぞれのフラップ
が重ね合わされて形成された隙間であってもよい。ま
た、フラップ間の隙間(G)が天面部(P1)に形成さ
れている箱体(B)にも本発明の箱体の開梱方法を適用
できる。
【0038】また、吸着具(58)による上側フラップ
(F1)の吸着が不充分の場合に、昇降台(83)を原
点位置に戻さず、吸着具(58)、(58)を後進し、
吸着具(58)を僅かに昇降した後、吸着具(58)、
(58)が再び前進し、再び上側フラップ(F1)、
(F1)の吸着動作をするようにしてもよい。
【0039】また、上側フラップ(F1)が内フラップ
(F3)に糊付けされていない箱体(B)、或いは下側
フラップ(F2)が内フラップ(F3)に糊付けされて
いない箱体(B)にも本発明の箱体の開梱方法を適用で
きる。
【0040】また、上側フラップ(F1)と下側フラッ
プ(F2)との突き合わせ部がクラフトテープ等によっ
てシールされていない箱体(B)にも本発明の箱体の開
梱方法を適用できる。
【0041】
【発明の効果】本発明の箱体の開梱方法は、上述の如
く、フラップの吸着動作後、上記フラップが吸着されて
いるか否かを確認し、上記フラップが吸着されているこ
とを条件として、板状体を挿入するようになしてあり、
上記フラップが確実に吸着された状態で、上記板状体を
挿入できるので、箱体を確実に開梱することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の箱体の開梱方法の実施に好適な箱体の
開梱装置の板状体昇降装置と検出具昇降装置等の一実施
例を示す斜視図である。
【図2】図1に示す板状体昇降装置に搭載される板状体
移動装置等の一実施例を示す斜視図である。
【図3】本発明の箱体の開梱方法の実施に好適な箱体の
開梱装置の他の実施例の要部を示す斜視図である。
【図4】図2に示す板状体の拡大図であり、(a)は正
面図、(b)は(a)の側面図、(c)は(a)のA−
A断面図、(d)は(a)のB−B断面図である。
【図5】図1と図2とに示す箱体の開梱装置の開梱の動
作手順の説明図である。
【図6】図1と図2とに示す箱体の開梱装置の開梱の動
作手順の説明図である。
【図7】図1と図2とに示す箱体の開梱装置の開梱の動
作手順の説明図である。
【図8】図1と図2とに示す箱体の開梱装置の開梱の動
作手順の説明図である。
【図9】図1と図2とに示す箱体の開梱装置の開梱の動
作手順の説明図である。
【図10】図1と図2とに示す箱体の開梱装置の開梱の
動作手順の説明図である。
【図11】図1と図2とに示す箱体の開梱装置の開梱の
動作手順の説明図である。
【図12】図1と図2とに示す箱体の開梱装置の開梱の
動作手順の説明図である。
【符号の説明】
2 板状体(へら) 58 吸着具(吸着パット) B 箱体 F1 (上側)フラップ F2 (下側)フラップ F3 (内)フラップ G 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 輝昭 福岡県粕屋郡古賀町大字久保868番地の1 西部電機株式会社内 (72)発明者 渡 研司 福岡県粕屋郡古賀町大字久保868番地の1 西部電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−205539(JP,A) 特開 昭64−9141(JP,A) 特開 平2−191133(JP,A) 特開 昭55−89042(JP,A) 特公 昭57−2578(JP,B2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フラップ間の隙間に板状体を挿入して箱
    体を開梱する箱体の開梱方法において、上記フラップの
    位置に基づいて吸着具を移動した後、上記フラップの吸
    着動作をし、吸着が不充分の場合には上記吸着具を更に
    移動した後、再び上記フラツプの吸着動作をし、上記フ
    ラップが吸着されていることを条件として、上記板状体
    を挿入することを特徴とする箱体の開梱方法。
JP3116738A 1991-04-19 1991-04-19 箱体の開梱方法 Expired - Fee Related JPH07110663B2 (ja)

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