JPH0751458Y2 - 箱体の開梱装置 - Google Patents

箱体の開梱装置

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JPH0751458Y2
JPH0751458Y2 JP1991051638U JP5163891U JPH0751458Y2 JP H0751458 Y2 JPH0751458 Y2 JP H0751458Y2 JP 1991051638 U JP1991051638 U JP 1991051638U JP 5163891 U JP5163891 U JP 5163891U JP H0751458 Y2 JPH0751458 Y2 JP H0751458Y2
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unpacking
flap
moving
outer flap
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学 小吹
輝昭 宮本
研司 渡
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Seibu Electric and Machinery Co Ltd
Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Seibu Electric and Machinery Co Ltd
Japan Tobacco Inc
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  • Control And Other Processes For Unpacking Of Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、内フラップと外フラッ
プとで形成された開梱面を有する段ボール箱等の箱体を
開梱する箱体の開梱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】箱体の開梱装置に関する従来の技術とし
ては、特公昭59−34576号公報に記載のもの等が
知られている。
【0003】上記公報に記載されている従来の技術につ
いて説明すると、特公昭59−34576号公報には、
蓋部分をテープにより封着したカートンのテープを回転
駆動される円板状のカッタで切断し開蓋する閉蓋テープ
切断装置が記載されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の技術は以下のような課題を有していた。
【0005】即ち、特公昭59−34576号公報に記
載されている閉蓋テープ切断装置は、カムレールを交換
することでカートンの高さの変化に対処するようになし
てあり、種々の大きさの箱体を部品交換することなく開
梱することはできない。
【0006】従って、本考案の目的は、部品交換するこ
となく種々の大きさの箱体を開梱できる箱体の開梱装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、内フラップと
外フラップとで形成された開梱面を有する箱体を開梱す
る箱体の開梱装置において、上記内フラップと上記外フ
ラップとの間に挿入される板状体と、該板状体を上記開
梱面の位置に応じて移動するシリンダと、該シリンダを
ストローク途中の位置で停止する回路と、上記板状体を
上記内フラップと上記外フラップとの間を通過させる移
動装置とを備え、上記シリンダをストローク途中の位置
で停止した状態で上記板状体を上記内フラップと上記外
フラップとの間を通過させることを特徴とする箱体の開
梱装置を提供することによって上記の目的を達成したも
のである。
【0008】尚、回路が、中央位置がオールポートブロ
ックの4ポート3位置切換弁を備えることが好ましい。
【0009】
【作用】本考案の箱体の開梱装置は、内フラップと外フ
ラップとの間に挿入される板状体を移動するシリンダ
を、内フラップと外フラップとで形成された開梱面の位
置に応じて停止することによって、種々の大きさの箱体
を開梱することができる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の箱体の開梱装置の実施例につ
いて説明する。
【0011】図1は本考案の箱体の開梱装置の板状体昇
降装置と検出具昇降装置等の一実施例を示す斜視図、図
2は図1に示す板状体昇降装置に搭載される板状体移動
装置等の一実施例を示す斜視図、図3は本考案の箱体の
開梱装置の他の実施例の要部を示す斜視図、図4は図2
に示す板状体の拡大図、図5〜図12は図1と図2とに
示す箱体の開梱装置の開梱の動作手順の説明図、図13
は図1と図2とに示す板状体移動装置の駆動系の説明図
である。
【0012】これらの図面において、(1)は側面部に
内フラップ(F3)と外フラップ(F1)、(F2)と
で形成された開梱面(P3)を有する箱体(B)を保持
する箱体保持装置、(2)は内フラップ(F3)と外フ
ラップ(F1)との間に挿入され、外フラップ(F1)
を内フラップ(F3)から剥離する板状体(へら)で、
図3に示す如くローラコンベア(7)を挟んで両側に一
対ずつ設けられている。また、(3)はへら(2)が外
フラップ(F1)と内フラップ(F3)との間を通過す
るように、へら(2)を左右方向に移動する左右
動装置で、ローラコンベア(7)を挟んで両側に1台ず
つ設けられている。また、(4)はへら(2)を上下方
向に移動する上下移動装置で、ローラコンベア(7)を
挟んで両側に一対ずつ設けられている。また、(5)は
後述する板状体昇降装置に搭載される板状体移動装置
(前後移動装置)で、へら(2)を前後方向に移動する
ようにローラコンベア(7)を挟んで両側に一台ずつの
前後移動台(51)が設けられ、一対の前後移動台(5
1)を移動するために、1個の(エアー)シリンダ(5
3)と中央位置がオールポートブロックの4ポート3位
置切換弁(59)とが備えられており、切換弁(59)
によってエアーシリンダ(53)をストローク途中の位
置で停止し、へら(2)を開梱面(P3)の位置に応じ
て移動できるようになしてある。また、(6)はへら
(2)を揺動する揺動装置でローラコンベア(7)を挟
んで両側に一対ずつ設けられている。また、(8)はへ
ら(2)を昇降する板状体昇降装置、(9)は箱体
(B)の天面部(P1)を検出する検出具(91)を昇
降する検出具昇降装置である。尚、図1と図2とではロ
ーラコンベア(7)が、図3では奥側の左右移動装置
(3)及び前後移動台(51)、板状体昇降装置
(8)、検出具昇降装置(9)が図示省略されている。
而して、内フラップ(F3)と外フラップ(F1)との
間に挿入されるへら(2)を前後方向に移動するエアー
シリンダ(53)を内フラップ(F3)と外フラップ
(F1)とで形成された開梱面(P3)の位置に応じて
停止し、外フラップ(F2)をへら(2)で押圧するこ
とによって形成される外フラップ(F1)と外フラップ
(F2)との突き合わせ部の隙間(G)から、へら
(2)を外フラップ(F1)に沿って挿入した後、へら
(2)を外フラップ(F1)に沿ってそれぞれ内フラッ
プ(F3)方向に移動することにより、外フラップ(F
1)を内フラップ(F3)から剥離して箱体(B)を開
梱するようになしてある。
【0013】上記実施例における各部について説明する
と、箱体保持装置(1)は保持板(11)とエアーシリ
ンダ(12)とで構成され、エアーシリンダ(12)の
作動によって保持板(11)が上下方向に移動するよう
になしてある。
【0014】また、へら(2)は揺動装置(6)の揺動
アーム(61)に取り付けられており、図4に示す如
く、箱体(B)の開梱面(P3)と平行に配設される面
(図4(a)参照)が略台形となしてあり、図4(b)
に示す如く、その上端部(21)が弓状に形成されてい
ると共に、最上端部(22)が鋭利に研磨され刃状に形
成されている。また、側端部(23)は鋭利さがない程
度で刃状に形成されている。
【0015】また、左右移動装置(3)は前後移動装置
(5)の前後移動台(51)上に設けられたリニアレー
ル(31)に沿って左右に移動する一対の左右移動台
(32)、左右移動台(32)を移動するためのエアー
シリンダ(33)、一方の左右移動台(32)に取り付
けられたラック(34)、他方の左右移動台(32)に
取り付けられたラック(35)、ラック(34)の運動
をラック(35)に伝達するためのピニオン(36)等
で構成され、一対の左右移動台(32)を左右に移動す
ることによって、上下移動装置(4)及び揺動装置
(6)を介して、一対のへら(2)を外フラップ(F
1)と内フラップ(F3)との間を通過させるようにな
してある。即ち、エアーシリンダ(33)によって一方
の左右移動台(32)をリニアレール(31)に沿って
移動すると共に、その左右移動台(32)に取り付けら
れたラック(34)の運動を、前後移動台(51)に取
り付けられたピニオン(36)を介して他方の左右移動
台(32)に取り付けられたラック(35)に伝達し
て、他方の左右移動台(32)をリニアレール(31)
に沿って一方の左右移動台(32)と反対の方向に移動
するようになしてある。
【0016】また、上下移動装置(4)は上下移動台
(41)、エアーシリンダ(42)[図3に示す実施例
では、直列に配設された2個のエアーシリンダ(4
2)、(43)]、左右移動台(32)に立設された2
本のガイド(44)等で構成され、上下移動台(41)
を上下に移動することによって、揺動装置(6)を介し
て、へら(2)を上下方向に移動するようになしてあ
る。即ち、エアーシリンダ(42)、(43)によって
上下移動台(41)をガイド(44)に沿って移動する
ようになしてある。
【0017】また、前後移動装置(5)は一対の前後移
動台(51)、昇降台(83)上に設けられたリニアレ
ール(52)、リニアレール(52)に沿って前後移動
台(51)を移動するためのエアーシリンダ(53)、
一方の前後移動台(51)に取り付けられたラック(5
4)、他方の前後移動台(51)に取り付けられたラッ
ク(55)、ラック(54)の運動をラック(55)に
伝達するためのピニオン(56)、押さえ板(57)、
吸着パット(58)[図3に示す実施例は押さえ板(5
7)、吸着パット(58)を備えていない]、中央位置
がオールポートブロックの4ポート3位置切換弁(5
9)を備える回路等で構成され、一対の前後移動台(5
1)を前後に移動することによって、左右移動装置
(3)、上下移動装置(4)及び揺動装置(6)を介し
て、へら(2)を開梱面(P3)の位置に応じて前後方
向に移動するようになしてある。即ち、エアーシリンダ
(53)によって一方の前後移動台(51)をリニアレ
ール(52)に沿って移動すると共に、その前後移動台
(51)に取り付けられたラック(54)の運動を、昇
降台(83)に取り付けられたピニオン(56)を介し
て他方の前後移動台(51)に取り付けられたラック
(55)に伝達して、他方の前後移動台(51)をリニ
アレール(52)に沿って一方の前後移動台(51)と
反対の方向に移動するようになしてあり、一対の前後移
動台(51)が箱体(B)をセンタリングすると、切換
弁(59)が中央位置に切換えられ、エアーシリンダ
(53)がストローク途中の位置で停止し、一対の前後
移動台(51)を停止するようになしてある。
【0018】また、揺動装置(6)は揺動アーム(6
1)、エアーシリンダ(62)[図3に示す実施例で
は、直列に配設された2個のエアーシリンダ(62)、
(63)]、支点(64)等で構成され、エアーシリン
ダ(62)、(63)によって、支点(64)を中心と
して揺動アーム(61)を揺動し、へら(2)を揺動す
るようになしてある。
【0019】また、ローラコンベア(7)はフレームに
多数のローラが軸架並設されていると共に、上記ローラ
の外周面には溝(図示省略)を設けてプーリが形成され
ており、ベルト(図示省略)を介して上記プーリに動力
を伝達し、上記ローラを駆動するように構成されてい
る。
【0020】また、板状体昇降装置(8)は駆動装置
(81)、台形ねじからなる移動用ねじ(82)、昇降
台(83)、架台(84)に立設された4本のガイド
(85)等で構成され、昇降台(83)を昇降すること
によって、前後移動装置(5)、左右移動装置(3)、
上下移動装置(4)及び揺動装置(6)を介して、へら
(2)を昇降するようになしてある。即ち、駆動装置
(81)を構成するモータ(86)、タイミングベルト
(87)で2本の移動用ねじ(82)を回転することに
よって、昇降台(83)をガイド(85)に沿って昇降
するようになしてある。
【0021】また、検出具昇降装置(9)は箱体(B)
の天面部(P1)を検出する光電スイッチからなる検出
具(91)、板状体昇降装置(8)の移動用ねじ(8
2)と同軸上に延設され駆動装置(81)によって移動
用ねじ(82)に同調して駆動される台形ねじからなる
移動用ねじ(92)、リニアレール(93)等で構成さ
れ、検出具昇降装置(9)の移動用ねじ(92)のピッ
チは板状体昇降装置(8)の移動用ねじ(82)のピッ
チの2倍となしてあり、モータ(86)を作動すること
によって、検出具(91)の昇降量が昇降台(83)の
昇降量の2倍となるようになしてある。
【0022】次に、上述の箱体の開梱装置を用いた箱体
の開梱態様について説明する。
【0023】天面部(P1)から底面部(P2)方向に
延設される外フラップ(F1)と底面部(P2)から天
面部(P1)方向に延設される外フラップ(F2)とが
中央で突き合わされ、内フラップ(F3)に糊付けされ
て開梱面(P3)が形成されている箱体(B)の一対の
開梱面(P3)を搬送方向に対して側面に位置するよう
にして間隔をあけてローラコンベア(7)上を搬送し、
ストッパ(図示省略)によって箱体(B)の先端部を係
止することによって箱体(B)を停止する(搬送方向の
位置合わせをする)。
【0024】箱体(B)が上記ストッパによって停止す
ると、板状体昇降装置(8)の駆動装置(81)によっ
て、移動用ねじ(82)と検出具昇降装置(9)の移動
用ねじ(92)とが回転され、昇降台(83)がガイド
(85)に沿って上昇すると共に、検出具(91)がリ
ニアレール(93)に沿って上昇し、検出具(91)が
箱体(B)の天面部(P1)を検出する(光電スイッチ
が通光する)まで上昇する。このとき、移動用ねじ(9
2)のピッチが移動用ねじ(82)のピッチの2倍とな
してあり、検出具(91)の昇降量が昇降台(83)の
昇降量の2倍となるので、前後移動装置(5)、左右移
動装置(3)、上下移動装置(4)及び揺動装置(6)
を介して、へら(2)の最上端部(22)が外フラップ
(F1)と外フラップ(F2)との突き合わせ部の隙間
(G)の位置まで上昇して停止するように位置決めされ
る(図参照)。
【0025】昇降台(83)が位置決めされると、前後
移動装置(5)の一対の前後移動台(51)を開梱面
(P3)の位置に応じてリニアレール(52)に沿って
前進することによって、左右移動装置(3)、上下移動
装置(4)及び揺動装置(6)を介して、へら(2)の
最上端部(22)が箱体(B)の外フラップ(F1)と
外フラップ(F2)との突き合わせ部の隙間(G)に、
隙間(G)をシールしているクラフトテープ(図示省
略)の上から、接する位置まで前進する(図参照)と
共に、押さえ板(57)が箱体(B)の外フラップ(F
2)を押圧する位置まで前進し、箱体(B)と箱体
(B)の中に収納されている物品(W)をセンタリング
する。センタリングされると、切換弁(59)が中央位
置に切換えられ、エアーシリンダ(53)がストローク
途中の位置で停止し、一対の前後移動台(51)が停止
すると共にロックされた状態になる。また、一対の前後
移動台(51)の前進と同時に、吸着パット(58)が
前進すると共にその真空回路が作動して、吸着パット
(58)が箱体(B)の外フラップ(F1)を吸着す
る。尚、このとき、へら(2)は内フラップ(F3)が
外フラップ(F1)に重なっている位置より左右方向に
おいて内側(中央側)に位置するように位置決めされて
いる。
【0026】一対の前後移動台(51)が位置決めされ
て停止すると、両端部及び中央部の箱体保持装置(1)
のエアーシリンダ(12)によって、保持板(11)が
箱体(B)の天面部(P1)を押圧するまで下降して箱
体(B)を保持する(図参照)。また、前後移動台
(51)が位置決めされて停止すると、吸着パット(5
8)によって箱体(B)の外フラップ(F1)が確実に
吸着されているか否かを、吸着用の真空が所定の時間内
に所定の真空圧に達したかをチェックすることによって
確認し、吸着不良と判断された場合には、昇降台(8
3)を原点位置に戻して再び昇降台(83)の位置決め
動作から繰り返し、再び吸着不良の場合には、更に繰り
返し、5回繰り返しても未だ吸着不良の場合にはアラー
ムが出力される。
【0027】保持板(11)が箱体(B)の天面部(P
1)を保持し、吸着パット(58)によって外フラップ
(F1)が吸着されると、揺動装置(6)のエアーシリ
ンダ(62)によって、支点(64)を中心として揺動
アーム(61)とへら(2)とが傾斜し、箱体(B)の
外フラップ(F1)と外フラップ(F2)との突き合わ
せ部の隙間(G)の上をシールしているクラフトテープ
(図示省略)をへら(2)の鋭利に研磨され刃状に形成
されている最上端部(22)で突き破ると共に、吸着パ
ット(58)が外フラップ(F1)を吸着した状態で後
退することによって、上記クラフトテープを破断し、外
フラップ(F1)と外フラップ(F2)との突き合わせ
部の隙間(G)を拡げる。このとき、箱体(B)内に収
納されている下から1段目と2段目の物品(W)が内側
に押し込まれる(図参照)。
【0028】外フラップ(F1)と外フラップ(F2)
との突き合わせ部の隙間(G)が拡げられると、揺動装
置(6)によって、傾斜しているへら(2)が箱体
(B)の開梱面(P3)と略平行になるように戻され
る。
【0029】へら(2)が戻されると、へら(2)が前
後方向にロックされた状態で上下移動装置(4)のエア
ーシリンダ(42)によって、上下移動台(41)を上
昇することによって、エアーシリンダ(42)の全スト
ローク分、へら(2)が隙間(G)から外フラップ(F
1)の内側を上昇される(図参照)。このとき、へら
(2)の上端部(21)が弓状に形成されているので、
へら(2)をスムーズに上昇できる。
【0030】箱体(B)の背が高く、上述の上下移動装
置(4)によるへら(2)の上昇だけでは外フラップ
(F1)を内フラップ(F3)から剥離するのに充分で
ない場合には、吸着パット(58)による外フラップ
(F1)の吸着を解除し、板状体昇降装置(8)によっ
て、へら(2)を更に上昇し(図10参照)、再び外フ
ラップ(F1)を吸着パット(58)で吸着する。尚、
へら(2)はその最上端部(22)が外フラップ(F
1)と内フラップ(F3)とが糊付けされている最上部
の高さのやや上の位置まで挿入される。
【0031】へら(2)が所定の位置まで挿入される
と、へら(2)が前後方向にロックされた状態で左右移
動装置(3)のエアーシリンダ(33)を作動し、左右
移動台(32)をリニアレール(31)に沿って内フラ
ップ(F3)方向に移動することによって、上下移動装
置(4)及び揺動装置(6)を介して、へら(2)が外
フラップ(F1)に沿って内フラップ(F3)方向に移
動し、上記クラフトテープを破断しながら、外フラップ
(F1)を内フラップ(F3)から剥離する(図12
照)。このとき、へら(2)の側端部(23)が鋭利さ
がない程度で刃状に形成されているので、外フラップ
(F1)を内フラップ(F3)からスムーズに剥離でき
る。
【0032】外フラップ(F1)が内フラップ(F3)
から剥離されると、吸着パット(58)による外フラッ
プ(F1)の吸着を解除すると共に、前後移動装置
(5)の前後移動台(51)をリニアレール(52)に
沿って後進し、前後移動台(51)を原点位置に戻す。
【0033】前後移動台(51)が原点位置に戻される
と、左右移動装置(3)の左右移動台(32)をリニア
レール(31)に沿って移動し、左右移動台(32)を
原点位置に戻す。
【0034】左右移動台(32)が原点位置に戻される
と、板状体昇降装置(8)の昇降台(83)をガイド
(85)に沿って下降すると共に、検出具(91)をリ
ニアレール(93)に沿って下降し、昇降台(83)を
原点位置に戻す。このとき、昇降台(83)を機械的に
強制停止するようになしてあるので、昇降台(83)は
確実に原点位置に戻され、次の開梱サイクルにおいても
箱体の突き合わせ部の位置を正確に検出できる。
【0035】上述の如くして、へら(2)が原点位置に
戻されると、エアーシリンダ(12)の作動により保持
板(11)が上昇し、箱体(B)が箱体保持装置(1)
から開放されると共に、ローラコンベア(7)のストッ
パが下がり、ローラコンベア(7)によって箱体(B)
が次工程に搬送される。即ち、次に箱体(B)の外フラ
ップ(F2)を内フラップ(F3)から剥離するため
に、箱体(B)は上述の箱体の開梱装置のへら(2)を
下向きに取り付けてなる本考案の別の実施例の箱体の開
梱装置に搬送され、外フラップ(F1)と同様にして外
フラップ(F2)が内フラップ(F3)から剥離され
る。
【0036】以上、本考案の箱体の開梱装置の実施例に
ついて説明したが、これらに制限されるものではない。
例えば、本考案は内フラップ(F3)と外フラップ(F
1)、(F2)とで形成された開梱面(P3)が1面だ
け或いは3面以上ある箱体(B)にも適宜の台数の箱体
の開梱装置を組み合わせることによって適用できる。
【0037】また、外フラップ(F1)、(F2)が内
フラップ(F3)に糊付けされていない箱体(B)にも
本考案の箱体の開梱装置を適用できる。
【0038】また、外フラップ(F1)と外フラップ
(F2)との突き合わせ部がクラフトテープ等によって
シールされていない箱体(B)にも本考案の箱体の開梱
装置を適用できる。
【0039】
【考案の効果】本考案の箱体の開梱装置は、上述の如
く、内フラップと外フラップとの間に挿入される板状体
を移動するシリンダを、内フラップと外フラップとで形
成された開梱面の位置に応じて停止するようになしてあ
るので、部品交換することなく種々の大きさの箱体を開
梱することができる。
【0040】また、中央位置がオールポートブロックの
4ポート3位置切換弁によってシリンダをストローク途
中の位置で停止するようになすことによって、板状体が
前後方向にロックされた状態で上下方向及び左右方向に
移動できるので、外フラップを内フラップからスムーズ
に剥離できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の箱体の開梱装置の板状体昇降装置と検
出具昇降装置等の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1に示す板状体昇降装置に搭載される板状体
移動装置等の一実施例を示す斜視図である。
【図3】本考案の箱体の開梱装置の他の実施例の要部を
示す斜視図である。
【図4】図2に示す板状体の形状を示す説明図である。
【図5】図1と図2とに示す箱体の開梱装置の開梱の動
作手順の説明図である。
【図6】図1と図2とに示す箱体の開梱装置の開梱の動
作手順の説明図である。
【図7】図1と図2とに示す箱体の開梱装置の開梱の動
作手順の説明図である。
【図8】図1と図2とに示す箱体の開梱装置の開梱の動
作手順の説明図である。
【図9】図1と図2とに示す箱体の開梱装置の開梱の動
作手順の説明図である。
【図10】図1と図2とに示す箱体の開梱装置の開梱の
動作手順の説明図である。
【図11】図1と図2とに示す箱体の開梱装置の開梱の
動作手順の説明図である。
【図12】図1と図2とに示す箱体の開梱装置の開梱の
動作手順の説明図である。
【図13】図1と図2とに示す板状体移動装置の駆動系
の説明図である。
【符号の説明】
2 板状体(へら) 53 (エアー)シリンダ 59 切換弁 B 箱体 F1、F2 外フラップ F3 内フラップ P3 開梱面
フロントページの続き (72)考案者 宮本 輝昭 福岡県粕屋郡古賀町大字久保868番地の1 西部電機株式会社内 (72)考案者 渡 研司 福岡県粕屋郡古賀町大字久保868番地の1 西部電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−142829(JP,A) 実開 昭57−26310(JP,U) 特公 昭51−49476(JP,B2) 特公 平2−53296(JP,B2) 特公 平6−102460(JP,B2)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内フラップと外フラップとで形成された
    開梱面を有する箱体を開梱する箱体の開梱装置におい
    て、上記内フラップと上記外フラップとの間に挿入され
    る板状体と、該板状体を上記開梱面の位置に応じて移動
    するシリンダと、該シリンダをストローク途中の位置で
    停止する回路と、上記板状体を上記内フラップと上記外
    フラップとの間を通過させる移動装置とを備え、上記シ
    リンダをストローク途中の位置で停止した状態で上記板
    状体を上記内フラップと上記外フラップとの間を通過さ
    ることを特徴とする箱体の開梱装置。
  2. 【請求項2】 回路が、中央位置がオールポートブロッ
    クの4ポート3位置切換弁を備える、請求項1記載の箱
    体の開梱装置。
JP1991051638U 1991-06-07 1991-06-07 箱体の開梱装置 Expired - Lifetime JPH0751458Y2 (ja)

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JPH0661710U JPH0661710U (ja) 1994-08-30
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JPS55101661A (en) * 1979-01-27 1980-08-02 Asahi Dow Ltd Sound insulating roof

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