JPH07110385B2 - タレットパンチプレス - Google Patents
タレットパンチプレスInfo
- Publication number
- JPH07110385B2 JPH07110385B2 JP1302082A JP30208289A JPH07110385B2 JP H07110385 B2 JPH07110385 B2 JP H07110385B2 JP 1302082 A JP1302082 A JP 1302082A JP 30208289 A JP30208289 A JP 30208289A JP H07110385 B2 JPH07110385 B2 JP H07110385B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- punches
- punch
- striker
- dies
- punch press
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Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、多数のパンチ,ダイを着脱交換自在に支承
した上下のタレットを回転自在に備えてなるタレットパ
ンチプレスに係り、さらに詳細には、加工領域に対する
上下のタレットの1回の割出し位置決めでもって多数の
パンチ,ダイを加工領域に割出すことができ、かつ上記
複数のパンチ,ダイを打圧するストライカを二次元的に
移動自在に備えてなるタレットパンチプレスに関する。
した上下のタレットを回転自在に備えてなるタレットパ
ンチプレスに係り、さらに詳細には、加工領域に対する
上下のタレットの1回の割出し位置決めでもって多数の
パンチ,ダイを加工領域に割出すことができ、かつ上記
複数のパンチ,ダイを打圧するストライカを二次元的に
移動自在に備えてなるタレットパンチプレスに関する。
(従来の技術) 周知のように、タレットパンチプレスは、多数のパン
チ,ダイを支承して上下に対向した扇形状あるいは円板
形状の上下のタレットを回転自在に備えると共に、上記
両タレットの回転により加工領域に割出し位置決めされ
たパンチを打圧するストライカを備えたラムを上下自在
に備えている。さらにタレットパンチプレスは、テーブ
ル上に載置された板状のワークピースをX軸,Y軸方向へ
移動して、前記加工領域に対してワークピースの位置決
めを行なうワーク位置決め装置を備えている。
チ,ダイを支承して上下に対向した扇形状あるいは円板
形状の上下のタレットを回転自在に備えると共に、上記
両タレットの回転により加工領域に割出し位置決めされ
たパンチを打圧するストライカを備えたラムを上下自在
に備えている。さらにタレットパンチプレスは、テーブ
ル上に載置された板状のワークピースをX軸,Y軸方向へ
移動して、前記加工領域に対してワークピースの位置決
めを行なうワーク位置決め装置を備えている。
通常、タレットパンチプレスにおいては、上下のタレッ
トの回転により、必要なパンチ,ダイを加工領域に割出
し位置決めした後、ワーク位置決め装置によりワークピ
ースの位置決めを行ない、次に、ストライカによりパン
チを打圧することによってワークピースのパンチング加
工を行なっている。
トの回転により、必要なパンチ,ダイを加工領域に割出
し位置決めした後、ワーク位置決め装置によりワークピ
ースの位置決めを行ない、次に、ストライカによりパン
チを打圧することによってワークピースのパンチング加
工を行なっている。
上下のタレットの回転によって加工領域に割出されるパ
ンチ,ダイは1対であるので、この1対のパンチ,ダイ
によるパンチング加工を行なった後、別個のパンチ,ダ
イのペアにより次のパンチング加工を行なおうとすると
きには、再び上下のタレットを回転して必要なパンチ,
ダイの割出しを行わなければならないものである。
ンチ,ダイは1対であるので、この1対のパンチ,ダイ
によるパンチング加工を行なった後、別個のパンチ,ダ
イのペアにより次のパンチング加工を行なおうとすると
きには、再び上下のタレットを回転して必要なパンチ,
ダイの割出しを行わなければならないものである。
タレットパンチプレスにおける上下のタレットは比較的
大きく重いものであるから、パンチとダイの割出し位置
決めを迅速に行なうことは中々困難である。したがっ
て、加工領域に対するパンチ,ダイの割出し位置決めが
頻繁に行なわれる加工は、パンチ,ダイの割出し位置決
めに時間を要し、非能率的であった。
大きく重いものであるから、パンチとダイの割出し位置
決めを迅速に行なうことは中々困難である。したがっ
て、加工領域に対するパンチ,ダイの割出し位置決めが
頻繁に行なわれる加工は、パンチ,ダイの割出し位置決
めに時間を要し、非能率的であった。
そこで、加工領域に対する上下のタレットの1度の割出
し位置決めでもって複数のパンチ,ダイによる加工が行
ない得るタレットパンチプレスとしては、例えば米国特
許第3685380号明細書公報に開示されている。
し位置決めでもって複数のパンチ,ダイによる加工が行
ない得るタレットパンチプレスとしては、例えば米国特
許第3685380号明細書公報に開示されている。
上記先行例におけるタレットパンチプレスにおいて、加
工領域に対する複数のパンチ,ダイの配置は上下のタレ
ットの径方向への配置であり、上下動自在なラムに装着
したストライカは、パンチ,ダイの配置方向に対応して
径方向へ直線的に往復動し得る構成である。すなわち先
行例においては、パンチ,ダイの配置は直線配置であっ
て一次元的配置であり、またストライカの移動も一次元
的である。したがって、加工領域に対する上下のタレッ
トの1回の回転割り出しでもって複数個のパンチ,ダイ
のペアによってパンチング加工ができるとしても、高々
3種程度のパンチ,ダイが使用できるにすぎないもので
あり、しかもパンチ,ダイは小径のものに限られるもの
であった。
工領域に対する複数のパンチ,ダイの配置は上下のタレ
ットの径方向への配置であり、上下動自在なラムに装着
したストライカは、パンチ,ダイの配置方向に対応して
径方向へ直線的に往復動し得る構成である。すなわち先
行例においては、パンチ,ダイの配置は直線配置であっ
て一次元的配置であり、またストライカの移動も一次元
的である。したがって、加工領域に対する上下のタレッ
トの1回の回転割り出しでもって複数個のパンチ,ダイ
のペアによってパンチング加工ができるとしても、高々
3種程度のパンチ,ダイが使用できるにすぎないもので
あり、しかもパンチ,ダイは小径のものに限られるもの
であった。
なお、従来のタレットパンチプレスには、加工領域に対
する複数のパンチ,ダイを同一円周上に配置し、かつス
トライカをラムに回転自在に装着した構成のものもあ
る。この種の構成においては、一見するとパンチ,ダイ
の配置は平面的であるけれども、ストライカの移動につ
いて見ると、ストライカは同一円周上を公転するにすぎ
ないものであり、かつパンチ,ダイはストライカが公転
する円周と同一円周上に配置してあるから、パンチ,ダ
イの配置は平面的な広がりをもった配置とは言えず、や
はり一次元的な配置である。
する複数のパンチ,ダイを同一円周上に配置し、かつス
トライカをラムに回転自在に装着した構成のものもあ
る。この種の構成においては、一見するとパンチ,ダイ
の配置は平面的であるけれども、ストライカの移動につ
いて見ると、ストライカは同一円周上を公転するにすぎ
ないものであり、かつパンチ,ダイはストライカが公転
する円周と同一円周上に配置してあるから、パンチ,ダ
イの配置は平面的な広がりをもった配置とは言えず、や
はり一次元的な配置である。
(発明が解決しようとする課題) いずれにしても、従来のタレットパンチプレスにおいて
は、加工領域に対する上下のタレットの回転割出しでも
って使用し得るパンチ,ダイは3種程度にすぎないもの
であり、しかも、小径のパンチ,ダイに限られるものだ
ったので、加工能率向上に問題があった。
は、加工領域に対する上下のタレットの回転割出しでも
って使用し得るパンチ,ダイは3種程度にすぎないもの
であり、しかも、小径のパンチ,ダイに限られるものだ
ったので、加工能率向上に問題があった。
この発明は、前述した如き従来のタレットパンチプレス
における問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、
加工領域に対する上下のタレットの1度の割出し位置決
めでもって多数(例えば9個)のパンチ,ダイによるパ
ンチング加工が可能であって、加工能率向上を容易に図
ることができ、かつ限られた狭い面積内により多くのパ
ンチを配置することのできるタレットパンチプレスを提
供することである。
における問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、
加工領域に対する上下のタレットの1度の割出し位置決
めでもって多数(例えば9個)のパンチ,ダイによるパ
ンチング加工が可能であって、加工能率向上を容易に図
ることができ、かつ限られた狭い面積内により多くのパ
ンチを配置することのできるタレットパンチプレスを提
供することである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この発明においては、加工
領域に対して上下のタレットパンチプレスの割出し位置
決めを行なったとき、多数のパンチ,ダイが加工領域に
位置決めされるように、加工領域に対応して上下のタレ
ットに多数のパンチ,ダイを平面的(2次元的)に配置
し、かつラムに備えられたストライカを、パンチ,ダイ
の配置に対応して水平方向に移動し得るように構成し、
かつ隣接して配置されたパンチはリフタスプリングを共
用する構成としてなるものである。
領域に対して上下のタレットパンチプレスの割出し位置
決めを行なったとき、多数のパンチ,ダイが加工領域に
位置決めされるように、加工領域に対応して上下のタレ
ットに多数のパンチ,ダイを平面的(2次元的)に配置
し、かつラムに備えられたストライカを、パンチ,ダイ
の配置に対応して水平方向に移動し得るように構成し、
かつ隣接して配置されたパンチはリフタスプリングを共
用する構成としてなるものである。
(作用) 上記構成により、本発明によれば、加工領域に対して上
下のタレットを割出し位置決めした後には、ストライカ
を、打圧すべきパンチに対応する位置へ二次元的に移動
することにより、多数のパンチ,ダイによるパンチング
加工が行ない得ることとなる。すなわちストライカは軽
量であるので迅速な移動位置決めが可能であり、加工領
域に対応した多数のパンチ,ダイによるパンチング加工
が迅速に行なわれ、加工能率が向上することとなる。
下のタレットを割出し位置決めした後には、ストライカ
を、打圧すべきパンチに対応する位置へ二次元的に移動
することにより、多数のパンチ,ダイによるパンチング
加工が行ない得ることとなる。すなわちストライカは軽
量であるので迅速な移動位置決めが可能であり、加工領
域に対応した多数のパンチ,ダイによるパンチング加工
が迅速に行なわれ、加工能率が向上することとなる。
また加工領域に対応して大,中,小径の種々のパンチ,
ダイを配置することができる。したがって、所定の加工
工程に対応して多数のパンチ,ダイを配置することによ
り、加工領域に対する上下のタレットの1度の割出し位
置決めでもって所定の加工工程の加工を終了することが
でき、加工能率向上に著効を奏するものである。
ダイを配置することができる。したがって、所定の加工
工程に対応して多数のパンチ,ダイを配置することによ
り、加工領域に対する上下のタレットの1度の割出し位
置決めでもって所定の加工工程の加工を終了することが
でき、加工能率向上に著効を奏するものである。
(実施例) 第4図を参照するに、総括的に符号1で示すタレットパ
ンチプレスは、本実施例においてはベース3の両側にサ
イドフレーム5,7をそれぞれ立設し、このサイドフレー
ム5,7でもって上部フレーム9を支持した態様の門型の
フレームに構成してある。
ンチプレスは、本実施例においてはベース3の両側にサ
イドフレーム5,7をそれぞれ立設し、このサイドフレー
ム5,7でもって上部フレーム9を支持した態様の門型の
フレームに構成してある。
タレットパンチプレス1は、多数のパンチ11およびダイ
13を着脱自在に支承した上下のタレット15,17を上下に
対向して水平に回転自在に備えている。また、タレット
パンチプレス1は、上下のタレット15,17の回転により
加工領域に割出し位置決めされたパンチ11を打圧するス
トライカ19を備えたラム21が上下動自在に設けられてお
り、このラム21はコネクティングロッド23を介して偏心
軸25の偏心部の回転により上下動される構成である。
13を着脱自在に支承した上下のタレット15,17を上下に
対向して水平に回転自在に備えている。また、タレット
パンチプレス1は、上下のタレット15,17の回転により
加工領域に割出し位置決めされたパンチ11を打圧するス
トライカ19を備えたラム21が上下動自在に設けられてお
り、このラム21はコネクティングロッド23を介して偏心
軸25の偏心部の回転により上下動される構成である。
さらにタレットパンチプレス1は、テーブル27上に載置
された板状のワークピースWをX軸,Y軸方向へ移動し
て、加工領域のパンチ,ダイに対してワークピースWの
移動位置決めを行なうワーク位置決め装置29を備えてい
る。このワーク位置決め装置29は周知であるが、その構
成について概略的に説明すると、ワーク位置決め装置29
は、Y軸方向のガイドレール31に案内されてY軸方向へ
移動自在のキャリッジベース33と、このキャリッジベー
ス33に設けたX軸方向のガイドレール35に案内されてX
軸方向へ移動自在のキャリッジ37と、キャリッジ37に装
着され、ワークピースWの端縁部を把持自在の複数のワ
ーククランプ39とを備えてなるものである。
された板状のワークピースWをX軸,Y軸方向へ移動し
て、加工領域のパンチ,ダイに対してワークピースWの
移動位置決めを行なうワーク位置決め装置29を備えてい
る。このワーク位置決め装置29は周知であるが、その構
成について概略的に説明すると、ワーク位置決め装置29
は、Y軸方向のガイドレール31に案内されてY軸方向へ
移動自在のキャリッジベース33と、このキャリッジベー
ス33に設けたX軸方向のガイドレール35に案内されてX
軸方向へ移動自在のキャリッジ37と、キャリッジ37に装
着され、ワークピースWの端縁部を把持自在の複数のワ
ーククランプ39とを備えてなるものである。
上記のごとき構成により、タレットパンチプレスにおい
ては、上下のタレット15,17を回転せしめて、所望のパ
ンチ11,ダイ13を加工領域(ラム21の下方領域)に割出
し位置決めする。また、ワーク位置決め装置29によりワ
ークピースWの加工すべき部位を、加工領域に割出され
たパンチ11,ダイ13による加工位置に位置決めする。そ
の後にラム21を下降せしめて、ストライカ19によりパン
チ11を打圧することによって、ワークピースWにパンチ
ング加工が行なわれる。
ては、上下のタレット15,17を回転せしめて、所望のパ
ンチ11,ダイ13を加工領域(ラム21の下方領域)に割出
し位置決めする。また、ワーク位置決め装置29によりワ
ークピースWの加工すべき部位を、加工領域に割出され
たパンチ11,ダイ13による加工位置に位置決めする。そ
の後にラム21を下降せしめて、ストライカ19によりパン
チ11を打圧することによって、ワークピースWにパンチ
ング加工が行なわれる。
タレットパンチプレス1の加工領域に対する上下のタレ
ット15,17の1度の割出し位置決めでもって多数のパン
チ11,ダイ13を加工領域に位置決めできるように、本実
施例においては、パンチ11,ダイ13は次のごとく配置し
てある。ところで、各ダイ13は各パンチ11に対応して配
置してあるので、配置構成については、パンチ11の場合
について説明する。
ット15,17の1度の割出し位置決めでもって多数のパン
チ11,ダイ13を加工領域に位置決めできるように、本実
施例においては、パンチ11,ダイ13は次のごとく配置し
てある。ところで、各ダイ13は各パンチ11に対応して配
置してあるので、配置構成については、パンチ11の場合
について説明する。
第2図を参照するに、上部タレット15の外周付近は、タ
レットパンチプレス1における加工領域の広さに応じて
複数のパンチ装着領域41A,41B,………41Nに分割つして
あり、各パンチ装着領域には多数のパンチ11が着脱交換
自在に支承されている。
レットパンチプレス1における加工領域の広さに応じて
複数のパンチ装着領域41A,41B,………41Nに分割つして
あり、各パンチ装着領域には多数のパンチ11が着脱交換
自在に支承されている。
各パンチ装着領域には、ほぼ中央部を配置の原点位置0
として、X軸方向,Y軸方向の各座標位置(X1,Y0),(X
1,Y1),………の多数の位置に多数個(本実施例におい
ては9個)のパンチ11が装着されている。すなわち多数
のパンチ11は直交座標系の各座標位置に平面的(二次元
的)に配置してある。
として、X軸方向,Y軸方向の各座標位置(X1,Y0),(X
1,Y1),………の多数の位置に多数個(本実施例におい
ては9個)のパンチ11が装着されている。すなわち多数
のパンチ11は直交座標系の各座標位置に平面的(二次元
的)に配置してある。
上下のタレット15,17を適宜に回転して、所望のパンチ
装着領域41A,41B,………をタレットパンチプレス1の加
工領域に割出し位置決めすると、多数のパンチ11,ダイ1
3が加工領域に1度に位置決めされるものであり、上下
のタレット15,17の回転によるパンチ11,ダイ13の割出し
位置決め回数を減少することがきる。なお、本実施例に
おいては、パンチ11の径を総て等しく例示してあるけれ
ども、適宜位置、例えば座標位置(X1,Y1)のパンチ11
を大径にしたときには、隣接するパンチ11を小径とする
ことにより、或は省略することにより、大小各種のパン
チ11を問題なしに装着することができるものである。
装着領域41A,41B,………をタレットパンチプレス1の加
工領域に割出し位置決めすると、多数のパンチ11,ダイ1
3が加工領域に1度に位置決めされるものであり、上下
のタレット15,17の回転によるパンチ11,ダイ13の割出し
位置決め回数を減少することがきる。なお、本実施例に
おいては、パンチ11の径を総て等しく例示してあるけれ
ども、適宜位置、例えば座標位置(X1,Y1)のパンチ11
を大径にしたときには、隣接するパンチ11を小径とする
ことにより、或は省略することにより、大小各種のパン
チ11を問題なしに装着することができるものである。
パンチ装着領域に装着された各パンチ11は、パンチ装着
領域に装着した複数のリフタスプリング45に支承されて
いる。このリフタスプリング45の構成は、パンチプレス
においてパンチを所定の高さ位置に支持すべく作用する
一般的なリフタスプリングと同構の構成である。
領域に装着した複数のリフタスプリング45に支承されて
いる。このリフタスプリング45の構成は、パンチプレス
においてパンチを所定の高さ位置に支持すべく作用する
一般的なリフタスプリングと同構の構成である。
第2図(A),(B)より理解されるように、複数のパ
ンチ11は互に近接して配置されており、隣接したパンチ
11は1個のリフタスプリング45を共用している。換言す
れば、1個のリフタスプリング45でもって隣接した複数
のパンチ11を支持する構成である。このような構成とす
ることにより、限られた面積のパンチ装着領域41A,41B,
………内により多くのパンチ11を装着することができる
ものである。
ンチ11は互に近接して配置されており、隣接したパンチ
11は1個のリフタスプリング45を共用している。換言す
れば、1個のリフタスプリング45でもって隣接した複数
のパンチ11を支持する構成である。このような構成とす
ることにより、限られた面積のパンチ装着領域41A,41B,
………内により多くのパンチ11を装着することができる
ものである。
タレットパンチプレス1の加工領域に割出し位置決めさ
れた多数のパンチ11を個別に打圧するために、ストライ
カ19は、各パンチ11に対応した位置へ平面的(二次元
的)に移動自在に構成してある。
れた多数のパンチ11を個別に打圧するために、ストライ
カ19は、各パンチ11に対応した位置へ平面的(二次元
的)に移動自在に構成してある。
より詳細には、第1図に示すように、ラム21の下部には
ガイドブロック47が取付けてあり、このガイドブロック
47の下面にはX軸方向のガイド溝49が形成してある。そ
してガイド溝49には、X軸に対して直交するY軸方向の
ガイド溝51を備えた第1スライダブロック53がX軸方向
へ移動自在に支承されている。第1スライダブロック53
のガイド溝51には第2スライダブロック55がY軸方向へ
移動自在に支承されており、この第2スライダブロック
55の下面に前記ストライカ19が装着してある。
ガイドブロック47が取付けてあり、このガイドブロック
47の下面にはX軸方向のガイド溝49が形成してある。そ
してガイド溝49には、X軸に対して直交するY軸方向の
ガイド溝51を備えた第1スライダブロック53がX軸方向
へ移動自在に支承されている。第1スライダブロック53
のガイド溝51には第2スライダブロック55がY軸方向へ
移動自在に支承されており、この第2スライダブロック
55の下面に前記ストライカ19が装着してある。
上記第1スライダブロック53をX軸方向へ移動するため
に、ガイドブロック47には第1作動装置57が装着してあ
り、また第2スライダブロック55をY軸方向へ移動する
ために、第1スライダブロック53に第2作動装置59が装
着してある。上記第1,第2の作動装置57,59として、モ
ータ駆動によるボールネジ機構など種々の構成が採用可
能であるけれども、本実施例においては、複数段階(例
えば3段階)の位置の割出しが容易に行ない得るよう
に、複数のシリンダを直列に連結した態様の流体圧シリ
ンダを採用している。
に、ガイドブロック47には第1作動装置57が装着してあ
り、また第2スライダブロック55をY軸方向へ移動する
ために、第1スライダブロック53に第2作動装置59が装
着してある。上記第1,第2の作動装置57,59として、モ
ータ駆動によるボールネジ機構など種々の構成が採用可
能であるけれども、本実施例においては、複数段階(例
えば3段階)の位置の割出しが容易に行ない得るよう
に、複数のシリンダを直列に連結した態様の流体圧シリ
ンダを採用している。
すなわち、第1作動装置57に往復動自在に備えられたピ
ストンロッド57Pは第1スライダブロック53に連結して
ある。また、第2作動装置59は、ガイドブロック47の側
面に形成されたX軸方向の長孔47Hを貫通して第1スラ
イダブロック53に装着してあり、この第2作動装置59に
往復動自在に備えられたピストンロッド59Pが第2スラ
イダブロック55に連結してある。
ストンロッド57Pは第1スライダブロック53に連結して
ある。また、第2作動装置59は、ガイドブロック47の側
面に形成されたX軸方向の長孔47Hを貫通して第1スラ
イダブロック53に装着してあり、この第2作動装置59に
往復動自在に備えられたピストンロッド59Pが第2スラ
イダブロック55に連結してある。
したがって、第1作動装置57の作動により第1スライダ
ブロック53をガイド溝49に沿ってX軸方向へ移動でき、
かつ複数段階の位置に位置決めできる。すなわち、第1
スライダブロック53に支承された第2スライダブロック
55,ストライカ19をX軸方向へ移動し位置決めすること
ができる。また、第2作動装置59の作動により第2スラ
イダブロック55を第1スライダブロック53のガイド溝51
に沿ってY軸方向へ移動し、複数段階の位置に位置決め
することができる。
ブロック53をガイド溝49に沿ってX軸方向へ移動でき、
かつ複数段階の位置に位置決めできる。すなわち、第1
スライダブロック53に支承された第2スライダブロック
55,ストライカ19をX軸方向へ移動し位置決めすること
ができる。また、第2作動装置59の作動により第2スラ
イダブロック55を第1スライダブロック53のガイド溝51
に沿ってY軸方向へ移動し、複数段階の位置に位置決め
することができる。
既に理解されるように、本実施例によれば、第1,第2の
作動装置57,59の作動によってストライカ19をX軸,Y軸
方向へ平面的(二次元的)に移動し位置決めできる。す
なわち、タレットパンチプレス1の加工領域に割出し位
置決めされた多数のパンチ11に対応した位置へストライ
カ19を移動し位置決めすることができる。
作動装置57,59の作動によってストライカ19をX軸,Y軸
方向へ平面的(二次元的)に移動し位置決めできる。す
なわち、タレットパンチプレス1の加工領域に割出し位
置決めされた多数のパンチ11に対応した位置へストライ
カ19を移動し位置決めすることができる。
すなわち本実施例によれば、上下のタレット15,17の1
度の割出し位置決めでもって多数のパンチ11,ダイ13を
加工領域に位置決めすることができる。そして、各パン
チ11に対応した位置へストライカ19を順次位置決めして
打圧することにより、加工領域に位置決めした多数のパ
ンチ11,ダイ13によるパンチング加工が順次行なわれ
る。この場合、ストライカ19を二次元的に移動し位置決
めするだけで良く、上下のタレット15,17の回転割り出
しが不要であるので、多数のパンチ11,ダイ13によるパ
ンチング加工を迅速に行なうことができ、加工能率が向
上するものである。
度の割出し位置決めでもって多数のパンチ11,ダイ13を
加工領域に位置決めすることができる。そして、各パン
チ11に対応した位置へストライカ19を順次位置決めして
打圧することにより、加工領域に位置決めした多数のパ
ンチ11,ダイ13によるパンチング加工が順次行なわれ
る。この場合、ストライカ19を二次元的に移動し位置決
めするだけで良く、上下のタレット15,17の回転割り出
しが不要であるので、多数のパンチ11,ダイ13によるパ
ンチング加工を迅速に行なうことができ、加工能率が向
上するものである。
第3図は第2実施例を示すもので、この実施例において
は、タレットパンチプレス1におけるフレーム9に支承
61を介して回転筒63が回転自在に支承されている。この
回転筒63内には、軸承65を介してラム21の下部に旋回の
み自在に支承された旋回部材67がキー69を介して上下動
のみ自在に嵌合してる。そして、旋回部材67の下面と回
転筒63の下部に設けた内側フランジ部との間には、旋回
部材67を上方向に付勢するスプリング71が弾装してあ
る。
は、タレットパンチプレス1におけるフレーム9に支承
61を介して回転筒63が回転自在に支承されている。この
回転筒63内には、軸承65を介してラム21の下部に旋回の
み自在に支承された旋回部材67がキー69を介して上下動
のみ自在に嵌合してる。そして、旋回部材67の下面と回
転筒63の下部に設けた内側フランジ部との間には、旋回
部材67を上方向に付勢するスプリング71が弾装してあ
る。
さらに上記旋回部材67の下面には半径方向に延伸したガ
イドアーム73が一体的に取付けてあり、このガイドアー
ム73の下面に形成した半径方向のガイド溝75には、スト
ライカ19を備えた移動ブロック77が移動自在に支承され
ている。そして、この移動ブロック77には、ガイドアー
ム73に装着した流体圧シリンダ79における往復動自在な
ピストンロッド79Pが連結してある。
イドアーム73が一体的に取付けてあり、このガイドアー
ム73の下面に形成した半径方向のガイド溝75には、スト
ライカ19を備えた移動ブロック77が移動自在に支承され
ている。そして、この移動ブロック77には、ガイドアー
ム73に装着した流体圧シリンダ79における往復動自在な
ピストンロッド79Pが連結してある。
前記回転筒63を回転し位置決めするために、フレーム9
に適宜の制御用モータ81が装着してあり、このモータ81
の出力軸に備えた駆動プーリ83と回転筒63の外周面に備
えた従動プーリ85には、タイミングベルトのごときベル
ト87が掛回してある。
に適宜の制御用モータ81が装着してあり、このモータ81
の出力軸に備えた駆動プーリ83と回転筒63の外周面に備
えた従動プーリ85には、タイミングベルトのごときベル
ト87が掛回してある。
上記構成により、流体圧シリンダ79の作動によって移動
ブロック77,ストライカ19を半径方向に移動し位置決め
することができる。また、制御用モータ81を適宜に駆動
することにより、回転筒63,旋回部材67を介してストラ
イカ19を適宜の回転位置に位置決めすることができる。
ブロック77,ストライカ19を半径方向に移動し位置決め
することができる。また、制御用モータ81を適宜に駆動
することにより、回転筒63,旋回部材67を介してストラ
イカ19を適宜の回転位置に位置決めすることができる。
すなわち、回転筒63の回転中心が、第2図に示した原点
位置0と対応する構成において、流体圧シリンダ79の作
動によりストライカ19を半径R1あるいはR2の位置に位置
決めし、モータ81により回転筒63を回転位置決めするこ
とにより、ストライカ19を各パンチ11に対応した位置に
位置決めすることができる。
位置0と対応する構成において、流体圧シリンダ79の作
動によりストライカ19を半径R1あるいはR2の位置に位置
決めし、モータ81により回転筒63を回転位置決めするこ
とにより、ストライカ19を各パンチ11に対応した位置に
位置決めすることができる。
したがって、第2実施例の場合には、パンチ11が極座標
的に二次元に配置した構成とみることができ、またスト
ライカ19の位置決めも極座標的な二次元において位置決
めすることができる。
的に二次元に配置した構成とみることができ、またスト
ライカ19の位置決めも極座標的な二次元において位置決
めすることができる。
[発明の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるように、この
発明によれば、タレットパンチプレスの加工領域にタレ
ットを割出し位置決めしたときには、平面的(二次元
的)に配置した多数のパンチ,ダイが加工領域に位置決
めされるものである。そして、パンチを打圧するストラ
イカは水平方向に移動されて多数のパンチに順次対応す
ることができるものであるから、従来のタレットパンチ
プレスに比較してパンチング加工の能率を向上すること
ができるものである。
発明によれば、タレットパンチプレスの加工領域にタレ
ットを割出し位置決めしたときには、平面的(二次元
的)に配置した多数のパンチ,ダイが加工領域に位置決
めされるものである。そして、パンチを打圧するストラ
イカは水平方向に移動されて多数のパンチに順次対応す
ることができるものであるから、従来のタレットパンチ
プレスに比較してパンチング加工の能率を向上すること
ができるものである。
また、本発明によれば、隣接して配置されたパンチは、
パンチを所定の高さ位置に支持するリフタスプリングを
共用する構成であるから、少数のリフタスプリングでも
ってより多くのパンチを支持することができ、限られた
狭い面積内により多くのパンチを配置することができる
ものである。
パンチを所定の高さ位置に支持するリフタスプリングを
共用する構成であるから、少数のリフタスプリングでも
ってより多くのパンチを支持することができ、限られた
狭い面積内により多くのパンチを配置することができる
ものである。
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は、ラムに
対するストライカの装着構成の1実施例を示す斜視図
で、1部破断して図示してある。 第2図(A)は、タレットパンチプレスにおけるタレッ
トの1部分に対するパンチの配置例を示す図で、第4図
におけるII−II線矢視の拡大図に相当する。 第2図(B)は、第2図(A)におけるB−B線に沿っ
た断面図に相当する説明図である。 第3図は、ラムに対するストライカの装着構成の別実施
例を示す正断面図である。 第4図はタレットパンチプレスの全体的構成を示す正面
図である。 11……パンチ、13……ダイ 15……上部タレット、17……下部タレット 19……ストライカ、21……ラム 47……ガイドブロック 53……第1スライダブロック 55……第2スライダブロック 57,59……作動装置(流体圧シリンダ)
対するストライカの装着構成の1実施例を示す斜視図
で、1部破断して図示してある。 第2図(A)は、タレットパンチプレスにおけるタレッ
トの1部分に対するパンチの配置例を示す図で、第4図
におけるII−II線矢視の拡大図に相当する。 第2図(B)は、第2図(A)におけるB−B線に沿っ
た断面図に相当する説明図である。 第3図は、ラムに対するストライカの装着構成の別実施
例を示す正断面図である。 第4図はタレットパンチプレスの全体的構成を示す正面
図である。 11……パンチ、13……ダイ 15……上部タレット、17……下部タレット 19……ストライカ、21……ラム 47……ガイドブロック 53……第1スライダブロック 55……第2スライダブロック 57,59……作動装置(流体圧シリンダ)
Claims (1)
- 【請求項1】回転自在な上下の両タレットの回転により
加工領域に割出されたパンチを打圧自在なストライカを
備えた上下動自在なラムと、上記加工領域内に対応して
上下のタレットに二次元的に配置された複数のパンチ、
ダイと、上記加工領域に割出されたパンチを打圧すべく
ラムの下部に水平方向に移動自在に設けられたストライ
カとを備えてなり、隣接して配置されたパンチは、パン
チを所定の高さ位置に支持するリフタスプリングを共用
してなることを特徴とするタレットパンチプレス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1302082A JPH07110385B2 (ja) | 1989-03-28 | 1989-11-22 | タレットパンチプレス |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7403089 | 1989-03-28 | ||
JP1-74030 | 1989-03-28 | ||
JP1302082A JPH07110385B2 (ja) | 1989-03-28 | 1989-11-22 | タレットパンチプレス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH038524A JPH038524A (ja) | 1991-01-16 |
JPH07110385B2 true JPH07110385B2 (ja) | 1995-11-29 |
Family
ID=26415172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1302082A Expired - Lifetime JPH07110385B2 (ja) | 1989-03-28 | 1989-11-22 | タレットパンチプレス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07110385B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4553493B2 (ja) * | 2001-01-11 | 2010-09-29 | 株式会社アマダ | パンチプレス |
JP4619049B2 (ja) * | 2004-06-25 | 2011-01-26 | 株式会社アマダ | パンチ金型 |
CN103878247B (zh) * | 2014-03-13 | 2015-11-04 | 陕西科技大学 | 一种双肘杆冲床导向装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0677780B2 (ja) * | 1988-11-18 | 1994-10-05 | 株式会社アマダ | タレットパンチプレス |
JPH0671635B2 (ja) * | 1989-04-13 | 1994-09-14 | 株式会社アマダ | タレットパンチプレス |
-
1989
- 1989-11-22 JP JP1302082A patent/JPH07110385B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH038524A (ja) | 1991-01-16 |
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