JPH07110362A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH07110362A
JPH07110362A JP5277920A JP27792093A JPH07110362A JP H07110362 A JPH07110362 A JP H07110362A JP 5277920 A JP5277920 A JP 5277920A JP 27792093 A JP27792093 A JP 27792093A JP H07110362 A JPH07110362 A JP H07110362A
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JP
Japan
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circuit
semiconductor device
insulation
wiring
inspection
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JP5277920A
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Inventor
Satoshi Kanemitsu
聡 金光
Hiroaki Mita
浩章 三田
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】絶縁性検査を簡単に短時間で行える半導体装置
の提供を目的とする。 【構成】半導体装置20はTAB基板22上に配線24
〜29が施され、この配線24〜29にバンプ32を介
して接続された状態で半導体チップ23が実装されてい
る。半導体チップ23には駆動回路33と検査回路34
が組み込まれており、検査回路34は駆動回路33用の
配線39に接続されたスイッチ35、36、配線38及
び絶縁判定回路37を備えている。絶縁性検査時、半導
体装置20は外部検査装置21からリード線31を介し
て電源とカット信号(Cut)及びチェック信号(Ch
eck)が供給されると、半導体装置20内の配線をス
イッチ35、36により駆動回路33から切り離すとと
もに、絶縁判定回路37に接続して、電源電圧Vccを
各配線に1本置きに供給し、絶縁状態に応じた検査結果
信号(Result)を絶縁判定回路37から検査装置
21に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置、詳細に
は、回路基板上に回路素子(以下、チップと言う。)の
実装された半導体装置であって、該回路基板の絶縁状態
を簡単に検出する半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、半導体技術の進歩に伴って、半導
体装置は、半導体メモリや駆動回路等のチップを回路基
板上に実装するようになってきている。
【0003】このような半導体装置は、写真製版技術の
発達により回路基板上の配線も積層化が可能となり、ま
た、回路基板自体も、セラミック等のハード基板から樹
脂フィルム等のフレキシブル基板を用いるようになって
いる。
【0004】特に、このような樹脂フィルムを用いた半
導体装置としては、例えば、TAB(Tape Automated B
onding)方式のものがある。
【0005】このTAB方式の半導体装置は、チップに
バンプ(突起電極)を形成し、ポリイミド膜やポリエス
テル膜等のフレキシブルな樹脂フィルム(キャリアテー
プ)の上面にインナーボンディングした後、キャリアテ
ープと配線基板とを接続するものである。
【0006】一方、TAB方式のように樹脂フィルムを
介して実装することをしないものとして、COG方式が
あり、これはチップの表面に形成されたバンプを異方導
電性接着剤でガラスからなるパネル上のITO(透明電
極)等の電極に接続したものである。
【0007】そして、このような半導体装置において
は、回路基板上の配線間の絶縁性や回路基板の配線と回
路基板上に実装されるチップとの接続部材間の絶縁性が
適切に保たれているかが重要な問題である。
【0008】そこで、従来、半導体装置のこのような絶
縁性を検査するために、図3に示すように、半導体装置
1に検査装置2を接続し、半導体装置1の動作試験を行
うことにより、絶縁性の検査を行っている。なお、図3
は、TAB方式で形成された液晶駆動用の半導体装置1
の絶縁性検査の様子を示したものである。
【0009】すなわち、半導体装置1は、TAB基板3
に半導体チップ4が実装されており、TAB基板3に
は、入力信号用のプリント配線5、出力信号用のプリン
ト配線6及び電源関係のプリント配線7等の各種配線が
施されている。
【0010】また、TAB基板3には、これらプリント
配線5、6、7を外部回路に接続するための複数の端子
8が設けられており、半導体装置1の絶縁性検査を行う
際には、この全ての端子8に検査装置2からのリード線
9が接続される。
【0011】そして、上記半導体チップ4の一面には、
複数のバンプ10が形成されており、バンプ10とTA
B基板3上の各プリント配線5、6、7とは、インナー
ボンディングにより接続されている。この半導体チップ
4には、液晶を駆動するための駆動回路11が組み込ま
れている。
【0012】このような半導体装置1の絶縁性検査を行
うには、まず、半導体装置1の全ての端子8を検査装置
2に接続し、検査装置2から半導体装置1の動作に必要
な電源や全ての入力信号I1〜Inを供給して、半導体
装置1を動作させる。そして、検査装置2は、半導体装
置1の出力用の端子8を介して入力される出力信号O1
〜Omが半導体装置1の正常動作時の出力信号O1〜O
mと一致するか否かにより、絶縁性の検査を行ってい
る。
【0013】すなわち、絶縁性検査を行う場合、図4に
示すように、検査装置2は、半導体装置1に検査用の動
作を行わせるための入力信号I1〜Inを半導体装置1
に出力する(ステップK1)。
【0014】これに対して、半導体装置1は、検査装置
2から入力信号I1〜Inが入力されると(ステップH
1)、入力信号I1〜Inに対応した通常の液晶駆動動
作を行い、動作結果の出力信号O1〜Omを検査装置2
に出力する(ステップH2)。
【0015】検査装置2は、半導体装置1から出力信号
O1〜Omが入力されると(ステップK2)、入力され
た出力信号O1〜Omが入力信号I1〜Inに対応した
出力信号O1〜Omであるかどうかを照合し(ステップ
K3)、この照合結果により、絶縁性の検査結果の判定
を行う(ステップK4)。
【0016】すなわち、検査装置2は、検査用の入力信
号I1〜Inのデータとこの入力信号I1〜Inに対応
した半導体装置1の正常動作時の出力信号O1〜Omの
データを内部に記憶しており、半導体装置1から入力さ
れた出力信号O1〜Omが、この記憶している出力信号
O1〜Omと一致すると、絶縁性は良好であると判定す
る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の半導体装置にあっては、全ての端子を検査装
置と接続し、検査装置により半導体装置の動作試験を行
うことにより、半導体装置の基板上の配線間の絶縁性及
び基板上の配線とチップとの接続部材間の絶縁性を検査
するようになっていたため、絶縁性の検査が複雑で、必
要以上の時間を要するとともに、検査装置として半導体
装置に予め設定した動作試験を行わせ、かつその動作結
果から半導体装置の絶縁性の判定を行うのに必要な回路
やデータを記憶するメモリを備えている必要があり、検
査装置が大掛かりで、高価なものになるという問題があ
った。
【0018】そこで、本発明は、簡単に、かつ短時間に
半導体装置の絶縁性の検査を行うことのできる半導体装
置を提供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
回路基板上に少なくとも入出力端子と該入出力端子に接
続された配線とが施され、該配線に接続して回路素子が
実装された半導体装置において、前記回路素子に、外部
装置から動作信号が入力されると前記回路基板上の配線
間の絶縁状態及び該配線と該回路素子との接続部材間の
絶縁状態に応じて異なる値の出力信号を出力する絶縁検
査回路を組み込んだことにより、上記目的を達成してい
る。
【0020】この場合、前記絶縁検査回路は、例えば、
請求項2に記載するように、前記回路基板上の配線間の
絶縁状態及び該配線と前記回路素子との接続部材間の絶
縁状態に応じて異なる値の出力信号を出力する絶縁判定
回路と、外部装置から動作信号が入力されると、前記入
出力端子間に接続された配線を前記絶縁判定回路に切り
換えて接続する切換手段と、を備えていてもよく、この
場合、例えば、請求項3に記載するように、前記切換手
段が、前記動作信号が入力されると、前記入出力端子に
接続された配線を前記絶縁判定回路に切り換えて接続す
るとともに、前記回路基板上の各配線間に所定の電圧を
供給し、前記絶縁判定回路が、該所定電圧の供給された
各配線間の電圧を所定の電圧値と比較し、その比較結果
に基づいて前記出力信号を出力してもよい。
【0021】
【作用】本発明の半導体装置によれば、回路基板上の回
路素子に、外部装置から動作信号が入力されると該回路
基板上の配線間の絶縁状態及び該配線と該回路素子との
接続部材間の絶縁状態に応じて異なる値の出力信号を出
力する絶縁検査回路が組み込まれているので、外部装置
から簡単な動作信号を入力するだけで、半導体装置が自
らこれらの絶縁状態を検査して、その検査結果を出力す
る。その結果、従来のような大掛かりな動作試験を行う
ことなく、簡単に、かつ、短時間に絶縁性検査を行うこ
とができるとともに、絶縁性検査を行うための外部装置
を簡単、かつ、安価なものとすることができる。
【0022】
【実施例】以下、図を参照して実施例を説明する。
【0023】図1及び図2は、本発明の半導体装置の一
実施例を示す図であり、本実施例は、TAB方式で形成
された液晶駆動用の半導体装置に適用したものである。
【0024】まず、構成を説明する。
【0025】図1は、半導体装置20を検査装置21で
絶縁性の検査を行う場合の接続状態を示す図である。
【0026】この半導体装置20は、TAB基板22に
半導体チップ23が実装されており、TAB基板22に
は、入力信号用のプリント配線24、出力信号用のプリ
ント配線25、電源関係のプリント配線26及び検査用
プリント配線27、28、29等の各種配線が施されて
いる。
【0027】また、TAB基板22には、これらプリン
ト配線24〜29を外部回路に接続するための複数の端
子30が設けられている。
【0028】半導体装置20の絶縁性検査を行う際に
は、後述するように、これらの端子30のうち、検査用
プリント配線27、28、29及び電源関係のプリント
配線26の端子30のみをリード線31で検査装置21
に接続する。
【0029】そして、上記半導体チップ23の一面に
は、複数のバンプ(接続部材)32が形成されており、
バンプ32とTAB基板22上の各プリント配線24〜
29とは、インナーボンディングにより接続されてい
る。この半導体チップ23には、液晶を駆動するための
駆動回路33と検査回路34が組み込まれている。
【0030】検査回路34は、スイッチ回路35、3
6、絶縁判定回路37及び各種配線38等を備えてい
る。
【0031】スイッチ回路35は、その一方の端子に、
配線39が接続されており、配線39は、バンプ32を
介して上記TAB基板22の入力信号用のプリント配線
24と出力信号用のプリント配線25に接続されてい
る。スイッチ回路35の他方の端子には、駆動回路33
に接続された配線40が接続されている。また、スイッ
チ回路35のカット入力端子には、インバータIN1を
介して検査用配線41が接続されており、検査用配線4
1は、前記バンプ32を介して検査用プリント配線28
に接続されている。また、スイッチ回路35のカット入
力端子は、インバータIN1及び抵抗R1を介して接地
されている。
【0032】スイッチ回路35は、後述するように、そ
のカット入力端子に、ハイとローに変化するカット信号
(Cut)が入力され、ハイのカット信号(Cut)が
入力されると、回路を開いて駆動回路33と配線39と
の接続を遮断する。
【0033】そして、スイッチ回路35とバンプ32と
の間に接続されている各配線39には、検査回路34の
配線38が接続されており、配線38は、スイッチ回路
36の一方側の端子に接続されている。スイッチ回路3
6の他方側の端子には、端子1つおきに所定の電源電圧
Vccに接続された電源線42が接続されており、この
スイッチ回路36の他方側の残りの端子は、検査用配線
43により絶縁判定回路37に接続されるとともに、抵
抗r1〜rnを介して接地されている。
【0034】また、スイッチ回路36のチェック入力端
子には、インバータIN2を介して検査用配線44が接
続されており、検査用配線44は、前記バンプ32を介
してTAB基板22上の検査用プリント配線27に接続
されている。また、スイッチ回路36のチェック入力端
子には、インバータIN2及び抵抗R2を介して所定の
電源電圧Vccが印加されている。
【0035】スイッチ回路36は、後述するように、そ
のチェック入力端子に、ハイとローに変化するチェック
信号(Check)が入力され、ローのチェック信号
(Check)が入力されると、回路を閉じて配線39
に接続された配線38を判定回路37に接続するととも
に、半導体装置20の各配線間に電源電圧Vccを供給
する。
【0036】判定回路37は、複数の比較回路COP1
〜COPnと1つのアンド回路ANDを備えており、前
記スイッチ回路36に接続された検査用配線43は、そ
れぞれ比較回路COP1〜COPnのマイナス側入力端
子に接続されている。比較回路COP1〜COPnのプ
ラス側入力端子には、所定電圧VB が入力されており、
各比較回路COP1〜COPnは、検査用配線43を介
してそのマイナス側入力端子に入力される電圧を、その
プラス側入力端子に入力される所定電圧VB と比較し
て、プラス側入力端子に入力されている所定電圧VB が
マイナス側入力端子に入力される電圧よりも大きいと
き、ハイの出力をアンド回路ANDに出力する。
【0037】そして、この所定電圧VB は、前言電圧V
ccから供給され、電源電圧Vccよりも小さな電圧値
に設定されている。
【0038】アンド回路ANDには、各比較回路COP
1〜COPnの出力が入力され、アンド回路ANDは、
全ての比較回路COP1〜COPnの出力がハイのと
き、その出力端子からハイの検査結果信号(Resul
t)を出力する。
【0039】アンド回路ANDの出力端子には、検査配
線45が接続されており、検査配線45は、上記バンプ
32を介してTAB基板22の検査用プリント配線29
に接続されている。
【0040】上記検査装置21は、5個の端子46を備
えており、端子46には、半導体装置20の端子30の
うち、電源関係のプリント配線26と検査用プリント配
線27、28、29の5個の端子30にリード線31で
接続される。
【0041】検査装置21は、リード線31を介して半
導体装置20に、端子46から所定電圧Vccを供給す
るとともに、接地電位を供給し、また、図示しないが、
上記ハイとローに切り換わるカット信号(Cut)とチ
ェック信号(Check)を供給する。
【0042】そして、この検査装置21には、リード線
31を介して、半導体装置20からは検査結果信号(R
esult)が入力される。
【0043】次に、本実施例の動作を説明する。
【0044】本実施例の半導体装置20の絶縁性試験を
行うには、図1に示すように、半導体装置20の電源関
係のプリント配線26と検査用プリント配線27、2
8、29の端子30のみをリード線31により検査装置
21の端子46に接続し、半導体装置20の他の端子3
0は、開放状態とする。
【0045】この状態で、検査装置21から所定電圧V
ccを半導体装置20に供給し、ハイのカット信号(C
ut)とローのチェック信号(Check)を半導体装
置20に出力する。
【0046】半導体装置20は、ハイのカット信号(C
ut)が入力されると、スイッチ回路35がその回路を
開いて、配線39と駆動回路33との接続を遮断し、ロ
ーのチェック信号(Check)が入力れると、スイッ
チ回路36が配線38と絶縁判定回路37とを接続す
る。すなわち、半導体装置20は、ハイのカット信号
(Cut)とローのチェック信号(Check)が入力
されると、スイッチ回路35とスイッチ回路36を動作
させて、駆動回路33を半導体装置20内の主な配線群
と端子群から切り離し、絶縁判定回路37を半導体装置
20内の主な配線群と端子群に接続する。
【0047】そして、半導体チップ23内の配線39
は、バンプ32を介してTAB基板22上の入力信号用
のプリント配線24及び出力信号用のプリント配線25
に接続されており、また、配線39は、スイッチ回路3
6が閉じることにより、1本おきに配線38、スイッチ
回路36及び検査用配線43を介して、絶縁判定回路3
7に接続されるとともに、配線38、スイッチ回路36
及び電源線42を介して電源電圧Vccに接続される。
【0048】すなわち、スイッチ回路35が開状態とな
り、スイッチ回路36が閉状態となることにより、TA
B基板22上の入力信号用のプリント配線24、出力信
号用のプリント配線25、バンプ32、配線38及び半
導体チップ23内の配線39が1本おきにスイッチ回路
36及び電源線42を介して電源電圧Vccに接続さ
れ、これらのプリント配線24、25や配線38、39
及びバンプ32のうち、電源電圧Vccの印加されてい
ないものが、検査用配線43により絶縁判定回路37に
接続される。
【0049】そして、絶縁判定回路37は、各検査用配
線43から入力される電圧を比較回路COP1〜COP
nで所定電圧VB と比較して、入力電圧が所定電圧VB
より小さいと、ハイの出力をアンド回路ANDに出力
し、入力電圧が所定電圧VB より大きいと、ローの出力
をアンド回路ANDに出力する。
【0050】絶縁性試験を行う場合、上述のように、入
力信号用配線24と出力信号用配線25の端子30は、
開放状態となっているため、上記TAB基板22のプリ
ント配線24、25や端子30及び半導体チップ23内
の配線39、38、スイッチ回路36、電源線42及び
検査用配線43の回路中のどこかに絶縁不良があると、
当該絶縁不良を起こしている場所で絶縁抵抗が低下し
て、電源電圧Vccが相隣接する配線24、25、3
8、39や端子30に流れ、この電源電圧Vccが絶縁
判定回路37の比較回路COP1〜COPnのマイナス
側入力端子に入力される。
【0051】その結果、絶縁判定回路37の比較回路C
OP1〜COPnのうち、そのマイナス側入力端子に電
源電圧Vccが入力されたものは、アンド回路ANDに
ローの出力を出力し、アンド回路ANDは、ローの検査
結果信号(Result)を出力する。
【0052】また、上記TAB基板22の配線24、2
5や端子30及び半導体チップ23内の配線39、3
8、スイッチ回路36、電源線42及び検査用配線43
の回路中のいずれにも絶縁不良が発生していないときに
は、半導体装置20内の絶縁抵抗が保持されて、電源電
圧Vccが相隣接する配線24、25、38、39や端
子30に流れることがない。その結果、絶縁判定回路3
7の全ての比較回路COP1〜COPnは、アンド回路
ANDにハイの出力を出力し、アンド回路ANDは、ハ
イの検査結果信号(Result)を出力する。
【0053】この検査結果信号(Result)は、検
査装置21に出力され、検査装置21は、半導体装置2
0から入力される検査結果信号(Result)によ
り、半導体装置20に絶縁不良が発生しているか否かを
判定する。
【0054】上記検査動作をフローチャートで示すと、
図2のように示すことができる。
【0055】すなわち、検査装置21は、上述のよう
に、リード線31により半導体装置20と接続される
と、半導体装置20に、上記カット信号(Cut)とチ
ェック信号(Check)の検査命令信号を出力する
(ステップS1)。
【0056】半導体装置20は、検査命令信号が入力さ
れると(ステップP1)、上述のように、スイッチ回路
35とスイッチ回路36を動作して、検査回路34で、
半導体装置20内の各配線や端子間の絶縁性(すなわ
ち、絶縁抵抗)を検査し(ステップP2)、その検査結
果を検査結果信号(Result)として、検査装置2
1に出力する(ステップP3)。
【0057】検査装置21は、半導体装置20から検査
結果信号(Result)が入力されると(ステップS
2)、入力された検査結果信号(Result)に対応
した情報を表示出力等する。
【0058】このように、本実施例の半導体装置20
は、その内部に検査回路34を内蔵しているため、検査
装置21から電源関係が供給され、簡単な検査命令信号
(動作信号)が入力されると、自ら半導体装置20内の
絶縁性を検査して、その検査結果を検査装置21に出力
する。
【0059】したがって、従来のように、検査装置21
と半導体装置20の全ての端子を接続して、複雑な動作
試験を行うことなく、簡単、かつ、短時間に絶縁性検査
を行うことができるとともに、検査装置21を簡単で、
かつ、安価なものとすることができる。
【0060】なお、上記実施例においては、半導体装置
20を液晶駆動回路の半導体装置に適用しているが、こ
れに限るものではなく、回路基板上にチップ(回路素
子)の実装される半導体装置一般に適用することができ
る。
【0061】また、上記実施例においては、TAB方式
で形成された半導体装置に適用した場合について説明し
たが、これに限るものではなく、例えば、上記COG方
式の半導体装置についても同様に適用することができ
る。
【0062】
【発明の効果】本発明の半導体装置によれば、外部装置
から簡単な動作信号を入力するだけで、半導体装置が自
ら絶縁状態を検査して、その結果を出力するので、従来
のような大掛かりな動作試験を行うことなく、簡単に、
かつ、短時間で絶縁性検査を行うことができるととも
に、絶縁性検査を行うための外部装置を簡単、かつ、安
価なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の要部回路構成とその半導
体装置を検査装置に接続した状態を示す図。
【図2】本発明の半導体装置の絶縁性試験の検査装置側
の処理と半導体装置側の処理を対応させて示すフローチ
ャート。
【図3】従来の半導体装置の要部回路構成とその半導体
装置を検査装置に接続した状態を示す図。
【図4】従来の半導体装置の絶縁性試験の検査装置側の
処理と半導体装置側の処理を対応させて示すフローチャ
ート。
【符号の説明】
20 半導体装置 21 検査装置 22 TAB基板 23 半導体チップ 24、25、26 プリント配線 27、28、29 検査用プリント配線 30 端子 31 リード線 32 バンプ 33 駆動回路 34 検査回路 35、36 スイッチ回路 37 絶縁判定回路 38、39、40 配線 41、43、44 検査用配線 42 電源線 45 検査配線 IN1、IN2 インバータ R1、R2 抵抗 COP1〜COPn 比較回路 AND アンド回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回路基板上に少なくとも入出力端子と該入
    出力端子に接続された配線とが施され、該配線に接続し
    て回路素子が実装された半導体装置において、 前記回路素子に、外部装置から動作信号が入力されると
    前記回路基板上の配線間の絶縁状態及び該配線と該回路
    素子との接続部材間の絶縁状態に応じて異なる値の出力
    信号を出力する絶縁検査回路を組み込んだことを特徴と
    する半導体装置。
  2. 【請求項2】前記絶縁検査回路は、 前記回路基板上の配線間の絶縁状態及び該配線と前記回
    路素子との接続部材間の絶縁状態に応じて異なる値の出
    力信号を出力する絶縁判定回路と、 外部装置から動作信号が入力されると、前記入出力端子
    に接続された配線を前記絶縁判定回路に切り換えて接続
    する切換手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】前記切換手段は、前記動作信号が入力され
    ると、前記入出力端子に接続された配線を前記絶縁判定
    回路に切り換えて接続するとともに、前記回路基板上の
    各配線間に所定の電圧を供給し、 前記絶縁判定回路は、該所定電圧の供給された各配線間
    の電圧を所定の電圧値と比較し、その比較結果に基づい
    て前記出力信号を出力することを特徴とする請求項2記
    載の半導体装置。
JP5277920A 1993-10-08 1993-10-08 半導体装置 Pending JPH07110362A (ja)

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