JPH0710990U - 電気機器のケーシング底板に於ける蓋体構造 - Google Patents
電気機器のケーシング底板に於ける蓋体構造Info
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- JPH0710990U JPH0710990U JP4467293U JP4467293U JPH0710990U JP H0710990 U JPH0710990 U JP H0710990U JP 4467293 U JP4467293 U JP 4467293U JP 4467293 U JP4467293 U JP 4467293U JP H0710990 U JPH0710990 U JP H0710990U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 底板からヒンジ部を残して周辺を打ち抜いて
形成された蓋体でありながら、上記受け金具を省略した
簡単な構造で蓋体の遊端部とこれに隣接する底板とをビ
ス止めすることのできるようにした。 【構成】 底板(2)にヒンジ部(3)を残して周辺を打ち抜
いて形成した蓋体(4)を有する電気機器のケーシング(1)
であって、前記蓋体(4)の遊端部(4a)に隣接する底板(2)
の端縁部(2a)近傍にバーリング加工を施される等したネ
ジ孔(6)が設けられており、このネジ孔(6)に座付きビス
(7)をワッシャー(5)と共に螺入して座付きビスの座(7a)
とワッシャー(5)との間で蓋体(4)の遊端部(4a)を挟着し
て蓋体(4)を保持するように構成されている構造。
形成された蓋体でありながら、上記受け金具を省略した
簡単な構造で蓋体の遊端部とこれに隣接する底板とをビ
ス止めすることのできるようにした。 【構成】 底板(2)にヒンジ部(3)を残して周辺を打ち抜
いて形成した蓋体(4)を有する電気機器のケーシング(1)
であって、前記蓋体(4)の遊端部(4a)に隣接する底板(2)
の端縁部(2a)近傍にバーリング加工を施される等したネ
ジ孔(6)が設けられており、このネジ孔(6)に座付きビス
(7)をワッシャー(5)と共に螺入して座付きビスの座(7a)
とワッシャー(5)との間で蓋体(4)の遊端部(4a)を挟着し
て蓋体(4)を保持するように構成されている構造。
Description
【0001】
本考案は、オーディオデッキ等の電気機器のケーシング底板に形成される蓋体 構造に関するものである。
【0002】
従来、オーディオデッキ等の電気機器には、図4に示すようにケーシング(10) の底板(11)の一部に交換部品を出し入れしたり内部を補修するための蓋体(12)が 設けられている。この蓋体(12)は材料の節減と組立ての安易化を図るために、底 板(11)からヒンジ部(13)を残して周辺を打ち抜いて形成されている。そして蓋体 (12)の前記ヒンジ部(13)と反対側の縁部(12a)に形成した突片(14)のネジ挿入孔( 15)からビス(16)を挿し込んで底板(11)の内面に取り付けたチャンネル状受金具( 17)のネジ孔に螺合することにより蓋体(12)の閉鎖姿勢を保持している。
【0003】
上記のように蓋体(12)が底板(11)を打ち抜いて形成されているものであるから、 蓋体(12)の突片(14)の下方部分には抜き孔(17)が存在していてビス(16)を受止 める要素がなく、それ故に底板(11)の内面に受け金具(17)を配置してこれにビス (16)を螺合しているものである。このような受け金具(17)の配置はそれだけ構成 部品が増えてコストアップになると共にケーシング内部の収納スペースが損なわ れるという欠点がある。
【0004】 そこで本考案の目的は、基本的には上記のように底板からヒンジ部を残して周 辺を打ち抜いて形成された蓋体でありながら、上記受け金具を省略した簡単な構 造で蓋体の遊端部とこれに隣接する底板とをビス止めすることのできるようにし て上記問題点の解決を図ることのできるケーシング底板の蓋体構造を提供するに ある。
【0005】
上記目的を達成する為に本考案の蓋体構造では次のような技術的手段を講じた 。即ち、本考案にかかる蓋体構造にあっては、底板(2)にヒンジ部(3)を残して周 辺を打ち抜いて形成した蓋体(4)を有する電気機器のケーシング(1)であって、前 記蓋体(4)の遊端部(4a)に隣接する底板(2)の端縁部(2a)近傍にネジ孔(6)が設け られており、このネジ孔(6)に座付きビス(7)をワッシャー(5)と共に螺入して座 付きビスの座(7a)とワッシャー(5)との間で蓋体(4)の遊端部(4a)を挟着して蓋体 (4)を保持するように構成されている構造としたものである。
【0006】
上記のごとく構成された蓋体構造では、図2に示すようにワッシャー(5)の孔 を前記ネジ孔(6)に合わせてワッシャー(5)を蓋体の遊端部(4a)と底板(2)の端縁 部(2a)との上下間に介在させた状態で、前記ネジ孔(6)に座付きビス(7)をワッシ ャー(5)と共に螺入することにより、図3に示すように座付きビスの座(7a)とワ ッシャー(5)との間で蓋体(4)の遊端部(4a)を挟着して蓋体(4)を保持するもので ある。
【0007】
以下本考案の実施例について図面に基づいて説明する。 図1乃至図3は本考案の一実施例を示すものであって、符号(1)で電気機器の 箱状ケーシングを示す。このケーシング(1)の底板(2)には図1の底面からみた斜 視図に示すように、ヒンジ部(3)を残して周辺を打ち抜いて形成した略長方形の 蓋体(4)が形成されている。この蓋体(4)は底板(2)から打ち抜いた後、ヒンジ部( 3)を屈曲することによってその厚み分だけ底板外方に持ち上げられている。尚、 図1において、符号(8)は蓋体(4)の抜き穴を示し、(9)は脚盤であり、(1a)はフ ロントパネルを示すものである。
【0008】 前記蓋体(4)の遊端部(4a)に隣接する底板(2)の端縁部(2a)近傍にバーリング加 工によって絞り出し加工を施す等してネジ孔(6)が設けられている。そして、ワ ッシャー(5)の孔を前記ネジ孔(6)に合わせてワッシャー(5)を蓋体の遊端部(4a) と底板(2)の端縁部(2a)との上下間に介在させた状態で、前記ネジ孔(6)に座付き ビス(7)をワッシャー(5)と共に螺入して座付きビスの座(7a)とワッシャー(5)と の間で蓋体(4)の遊端部(4a)を挟着して蓋体(4)を保持するように構成されている 。
【0009】 前記ワッシャー(5)の孔を前記ネジ孔(6)に合わせた状態でその位置でワッシャ ーを仮保持できるように、ワッシャー(5)の裏面に両面接着テープ等の接着面を 形成しておくのがよい。又、ワッシャー(5)は必ずしも円形でなくてもよく、4 角形や長方形等で形成することが可能である。
【0010】 以上本考案の代表的な実施例について説明したが、本考案は必ずしも上記の実 施例構造のみに限定されるものでなはない。例えば実施例では、2カ所で座付き ビス(7)で蓋体(4)の遊端部を保持させたがそれ以上であってもよく、1カ所でも よい。その他本考案ではその構成要件を備え、且つ効果を有する範囲内で適宜変 更して実施することが出来るものである。
【0011】
以上詳述したごとく本考案は、蓋体の遊端部に隣接する底板の端縁部近傍にバ ーリング加工を施す等したネジ孔を設け、このネジ孔(6)に座付きビス(7)をワッ シャー(5)と共に螺入して座付きビスの座(7a)とワッシャー(5)との間で蓋体(4) の遊端部(4a)を挟着して蓋体(4)を保持するようにしたから、従来のようにビス を受止める受け金具をケーシング内部に配置することを省略できて大幅なコスト ダウンを図れると共にケーシング内部の収納スペースを損なうことがなく、しか もネジ孔部分はバーリング加工によって長くなっているので座付きビスを確実に 螺合保持することができる等の種々の効果がある。
【図1】本考案に係る蓋体取付構造の底面から見た斜視
図。
図。
【図2】上記蓋体取付構造の要部の拡大断面図で蓋体止
着前を示すものである。
着前を示すものである。
【図3】蓋体を止着した状態を示す図2同様の断面図。
【図4】従来例を示す斜視図である。
(1) ケーシング (2) 底板 (2a) 底板の端縁部 (3) ヒンジ部 (4) 蓋体 (4a) 蓋体の端縁部 (5) ワッシャー (6) ネジ孔 (7) 座付きビス (7a) 座付きビスの座
Claims (1)
- 【請求項1】 底板(2)にヒンジ部(3)を残して周辺を打
ち抜いて形成した蓋体(4)を有する電気機器のケーシン
グ(1)であって、前記蓋体(4)の遊端部(4a)に隣接する底
板(2)の端縁部(2a)近傍にネジ孔(6)が設けられており、
このネジ孔(6)に座付きビス(7)をワッシャー(5)と共に
螺入して座付きビスの座(7a)とワッシャー(5)との間で
蓋体(4)の遊端部(4a)を挟着して蓋体(4)を保持するよう
に構成されている電気機器のケーシング底板に於ける蓋
体構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4467293U JP2530156Y2 (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | 電気機器のケーシング底板に於ける蓋体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4467293U JP2530156Y2 (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | 電気機器のケーシング底板に於ける蓋体構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0710990U true JPH0710990U (ja) | 1995-02-14 |
JP2530156Y2 JP2530156Y2 (ja) | 1997-03-26 |
Family
ID=12697942
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4467293U Expired - Lifetime JP2530156Y2 (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | 電気機器のケーシング底板に於ける蓋体構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2530156Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100386249B1 (ko) * | 2000-08-22 | 2003-06-02 | 엘지전자 주식회사 | 휴대용 기기의 메모리커버 착탈 구조 |
KR100434045B1 (ko) * | 2001-09-17 | 2004-06-04 | 엘지전자 주식회사 | 휴대용 기기의 소켓 커버 결합구조 |
-
1993
- 1993-07-22 JP JP4467293U patent/JP2530156Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100386249B1 (ko) * | 2000-08-22 | 2003-06-02 | 엘지전자 주식회사 | 휴대용 기기의 메모리커버 착탈 구조 |
KR100434045B1 (ko) * | 2001-09-17 | 2004-06-04 | 엘지전자 주식회사 | 휴대용 기기의 소켓 커버 결합구조 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2530156Y2 (ja) | 1997-03-26 |
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