JP4172686B2 - 電気機器収納箱 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、箱本体の開口枠部を設けた開口部を周枠部付きのカバーをネジ止めして施蓋する電気機器収納箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【非特許文献1】
日東ボックスカタログ1997年12月発行122頁KL形ターミナルボックス
【0003】
従来のこの種電子機器収納用箱は、カバー105のコーナ部にネジ挿通孔106を透設しており、曲げ加工時にネジ挿通孔106の変形を防止する為、カバーの折り曲げ部から一定間隔離す必要があった。その為図8に示すように箱本体101の開口枠部102を周設した開口部103の内側にネジ止め部104を張設して、該ネジ止め部104にカバー105のコーナ部に透設したネジ挿通孔106から挿通したカバーネジ107を螺合させてカバー105を箱本体101にネジ止めして施蓋していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、図8に示す従来のものは、開口部103の内側にネジ止め部104が出っ張っているため開口部103が狭くなり、機器取付ベース108も角部を切り欠いたものを使用しなければならず機器を取り付ける有効スペースが狭いものとなった。また、ネジ止め部104が機器取付作業の障害となるばかりでなく手指に当たり怪我をする虞もあった。さらに、カバー105の開口部103に対応する箇所にネジ挿通孔106を透設しているため防水性能に劣るという問題もあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するためになされた本発明の電気機器収納箱は、箱本体の開口枠部を設けた開口部を周枠部付きのカバーをネジ止めして施蓋する電気機器収納箱において、カバーの天板部のコーナ部に周枠部に達するネジ挿通用の切欠部を形成したうえ該カバーのコーナ部内側にネジ保持部材を周枠部の角部に隣り合う枠板部との間に斜めに上端面が切欠部の枠板部の上端面と同一面となるように切欠部から臨むように設けるとともに、前記切欠部の周枠部と前記ネジ保持部材の上端面に支持されるネジ保持具を設け、また、箱本体の開口枠部のコーナ部外側に雌ねじ部を設けたことを特徴とするものである。
【0006】
本発明によれば、カバーの天板部のコーナ部に切欠部が形成してあるうえ該カバーのコーナ部内側にはネジ保持部材が設けられているので、カバーネジはカバーのコーナ部の端に切欠部を介して挿通できるので、開口枠部を箱本体の外側近くに設置しても該開口枠部の外側にカバーネジを位置させることができるので開口部を広くとることができるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の第1の実施の形態を示す。
1は箱本体であり、該箱本体1は開口部11の周縁に開口枠部12を周設している。2はカバーネジ3によりネジ止めして箱本体1の開口部11を施蓋する周枠部21付きのカバーであり、該カバー2は天板部22のコーナ部に周枠部21に達する切欠部23を形成したうえ該カバー2のコーナ部内側上部にネジ保持部材であるネジ保持金具4を張設している。すなわち、周枠部21の角部に隣り合う枠板部21a、21aとの間に斜めにネジ保持金具4を上端面が切欠部23の枠板部21a、21aの上端面と同一面となるように切欠部23から臨むように張設してある。
【0008】
また、前記箱本体1の開口枠部12のコーナ部外側に雌ネジ部5が設けられている。この雌ネジ部5はネジ孔51a付きの四角板状の雌ネジ本体51の角部の隣り合う辺部に取付板部52、52を傾斜脚板部53,53を介して連設したものである。そして、雌ネジ本体51の外側は箱本体1の外側と一致させてネジ孔51aを外よりになるように形成して各取付板部52及び傾斜脚板部53の外側は箱本体1の外側より前記カバー2の周枠部21の厚みより内側に位置させている。そのため、前記カバー2の周枠部21のコーナ部の下端に雌ネジ本体51の外側が介入できる切欠部21bが設けられている。
【0009】
7は切欠部23に挿通させたカバーネジ3がカバ−2を開蓋した際に脱落を防止するための合成樹脂よりなるネジ保持具であり、該ネジ保持具7は上端にネジ挿通孔71を設けたネジ保持具本体70に垂設した脚柱部72、72の下端に爪部72a、72aを設けたものである。そして、該ネジ保持具7は、カバーネジ3を挿通したうえネジ保持具本体70を切欠部23の周枠部21とネジ保持金具4の上端面に支持させるとともに爪部72aをネジ保持金具4の下端面に係止して取り付けられるものである。なお、このネジ保持具7を使用する場合はカバーネジ3をネジ部3aが軸部3bより大径のものとして、ネジ保持具7のネジ挿通孔71の径をネジ部3aの径より微に小さくしてネジ部3aが強制的に挿通できるが通常では抜け出ることのないものとすることは勿論である。
【0010】
このように構成されたものは、カバー2の天板部22のコーナ部に周枠部21に達する切欠部23を形成したうえ該カバー2のコーナ部内側にネジ保持金具4を設けたものであり、また、このカバー2により施蓋される箱本体1の開口枠部12のコーナ部外側に雌ネジ部5を設けたものであるから、切欠部23からカバーネジ3を挿通すればカバーネジ3のネジ頭部3cが切欠部23のネジ保持金具4の上端面と周枠部21の上端面に係止したうえネジ部3aが雌ネジ部5に螺合してカバー2を箱本体1に施蓋してネジ止めするものである。
【0011】
続いて、図6により本発明の第2の実施形態を説明する。
この実施形態では、カバーネジ3のネジ保持具を合成樹脂よりなる略U字状のネジ保持具としている。このネジ保持具8は下面に爪部81、U字状の各先端に係合膨出部82を設けたもので、カバーネジ3を切欠部23に挿通し、横方向からネジ保持具8を嵌め込むとカバー2の天板部22と周枠部21の縁に係合膨出部82が係合されるとともに、爪部81が切欠部23の周枠部21に係合されて取り付けられるものである。なお、他の構成は第1の実施形態と同様である。
【0012】
本発明によれば、カバーネジ3はカバー2の天板部22のコーナ部に形成した周枠部21に達する切欠部23に臨む周枠部21とネジ保持金具4の間を挿通させるものであるから、カバーネジ3はカバー2の最も外寄りに挿通できるのであるから、これによりカバーネジ3は箱本体1の外寄りに位置するので開口部11の周縁に形成する開口枠部12は箱本体1の外寄りに形成できるので同一サイズの箱にあって開口部11を広く取ることができるものであり、内部機器取付スペースを広く取ることができるものである。特に、図示のようにカバー2の天板部22と周枠部21との境が湾曲状に連結されているものにあっては天板部22にネジ挿通孔を設けるに比べより外寄りにカバーネジ3を挿通できるものである。
【0013】
なお、切欠部23の周枠部21の上端面の天板部22の表面からの深さをカバーネジ3のネジ頭部3cの高さ、また、ネジ保持具7、8を使用する場合にはネイ保持具本体70、80の厚さと前記カバーネジ3のネジ頭部3cの合計の高さより深くすることによりネジ頭部3cがカバー2の表面から突出しなくなるため、安全面・外観上でより優れたものとなる。
【0014】
さらに、カバーネジ3に螺合する箱本体1の開口枠部12のコーナ部外側に設けた雌ネジ部5をネジ孔51a付きの四角板状の雌ネジ本体51の角部の隣り合う辺部に取付板部52、52を傾斜脚板部53,53を介して連設したものとすることにより、雌ネジ本体51の外側を箱本体1の外側と一致させてネジ孔51aを外寄りになるように形成できるものであるから、カバーネジ3を前記したように外寄りとすることができるものである。なお、前記したとおり各取付板部52及び傾斜脚板部53の外側は箱本体1の外側より前記カバー2の周枠部21の厚みより内側に位置させることにカバー2の周枠部21から露出することがなく外観もすっきりしたものとなり、また、箱本体1へカバー2を施蓋する際の位置決めとなるものである。
【0015】
なお、第1と第2の実施形態ともに、切欠部23はカバーから完全に欠除させたものとしたがこの他にも図7に示すように、カバー2のコーナ部の天井部22に孔部を設け、対応する周枠部21のコーナ部上部を切断して内側に凹ませてネジ保持部材として切欠部を形成してもよい。また、開口枠部を水切り枠部として防水仕様の電気機器収納用箱としてもよい。
【0016】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明の電気機器収納箱は、カバーの天板部のコーナ部に切欠部を形成したうえ該カバーのコーナ部内側にネジ保持部材を設け、また、箱本体の開口枠部のコーナ部外側に雌ねじ部を設けたものであるから、カバーネジはカバーの天板部のコーナ部の周枠部とネジ保持部材の間を挿通させるものであるから、カバーネジは箱本体の外寄りに位置させることができるので開口部の周縁に形成する開口枠部を箱本体の外寄りに形成でき同一サイズの箱にあって開口部を広く取ることができるものであり、内部機器取付スペースを広く取ることができるものである。
よって、本発明は従来の電気機器収納箱の問題点を解決したもので、業界にもたらす益大なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を態様を異にして示す斜視図である。
【図3】本発明の第1及び第2の実施形態に使用するカバーを示す図であり、(A)は表面側から示す全体図、(B)は裏面側から示す全体図、(C)は要部の拡大図である。
【図4】本発明の第1の実施形態の要部を分解して示す斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施形態の要部の断面図である。
【図6】本発明の第2の実施形態の要部を示す図であり、(A)は分解して示す斜視図、(B)はネジ保持具を嵌め込んだ状態の斜視図、(C)はネジ保持具の下方からの斜視図である。
【図7】本発明の実施形態に使用するカバーの他例を示す図であり、(A)は表面側から示す斜視図、(B)は表面側からネジ保持具を嵌め込んだ状態の斜視図、(C)は裏面側からネジ保持具を嵌め込んだ状態の斜視図である。
【図8】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 箱本体
11 開口部
12 開口枠部
2 カバー
21 周枠部
22 天板部
23 切欠部
4 ネジ保持金具
5 雌ネジ部
Claims (1)
- 箱本体の開口枠部を設けた開口部を周枠部付きのカバーをネジ止めして施蓋する電気機器収納箱において、カバーの天板部のコーナ部に周枠部に達するネジ挿通用の切欠部を形成したうえ該カバーのコーナ部内側にネジ保持部材を周枠部の角部に隣り合う枠板部との間に斜めに上端面が切欠部の枠板部の上端面と同一面となるように切欠部から臨むように設けるとともに、前記切欠部の周枠部と前記ネジ保持部材の上端面に支持されるネジ保持具を設け、また、箱本体の開口枠部のコーナ部外側に雌ねじ部を設けたことを特徴とする電気機器収納箱。
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