JP6663564B2 - ヒートポンプユニットの外装構造 - Google Patents

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本発明は、ヒートポンプユニットの外装構造に関し、特に天板部の周縁部の下端部で側板部の外面を傷つけないように構成したものに関する。
ヒートポンプユニットの外装構造として、上方に開口したトレイ状の底板部と、下方に開口したトレイ状の天板部と、前記底板部と前記天板部とを接続する側板部とから箱状に構成したものが採用される場合がある。底板部と天板部と側板部は塗装鋼板製である。
上記側板部の上端部には段差部を介して天板部の周縁部の板厚と同程度内側へ変位させた上端変位板部が形成され、天板部の周縁部を前記の上端変位板部に外嵌状に係合させて複数のビスで固定している。
ヒートポンプユニットの梱包は、ヒートポンプユニットの下部を梱包する下部梱包材と、ヒートポンプユニットの上部を梱包する上部梱包材とを縦巻きにした2本の梱包テープにて縛った構造とする場合が多い。この場合、ヒートポンプユニットの輸送時に、梱包したヒートポンプユニットを上下に2段又は3段積み重ねた状態で輸送する際には、ヒートポンプユニットの外装構造に、上側に積み重ねたヒートポンプユニットの重量(荷重)が作用することになる。
特許文献1の空調機の外装ケースは、前面板と背面板と天板とを有し、背面板の上端部に段差部と複数の凸部が形成され、天板部の周縁壁部の下端部にはU字状に内側へ折り曲げたカーリング部が形成され、カーリング部のうちの4個所のコーナーR部の端面近傍部はノコ刃状に形成されている。天板部の周縁壁部のカーリング部を背面板の上端部に係合させて複数の凸部に係合させると共に、ノコ刃状部分の弾性力で保持力を発揮させる。
特許第2950063号公報
梱包状態のヒートポンプユニットを2段又は3段積み重ねた状態で輸送する際に、天板部に荷重が作用し、天板部が弾性的に下方へ変形するため、天板部の周縁部の下端部が、側板部の上端部の段差部に押圧状に接触し、その状態で振動が作用するため段差部の塗膜(塗装鋼板の塗膜)を傷付け、その後ヒートポンプユニットの使用中に塗膜の損傷個所から錆が発生するという問題があった。
ここで、段差部が直線的に延びる直線部においては、天板部の周縁部の下端部から段差部に荷重が作用したとき、側板部の上端部とその段差部が内側へ変位し易いため塗膜が傷つきにくい。しかも、側板部の段差部と天板部の周縁部との間に下方から合成樹脂製フィルム片を差し込んで固定用のテープで固定することで塗膜の損傷を防止可能であった。
しかし、4個所の角部においては、天板部の角部周縁部から段差部に荷重が作用したとき、側板部の上端部と段差部が内側へ変位しないため塗膜が傷つき易い。
特に、角部では、直線部のように側板部の段差部と天板部の周縁部との間に下方から合成樹脂製フィルム片を差し込むことはできないため、組み立て段階においてフィルム片を装着する必要があるうえ、ヒートポンプユニットの据え付け後にフィルム片を取り外すには、天板部を側板部から取り外す必要があるため、この方法はコスト高になり到底採用できない。
特許文献1の天板部の周縁部にカーリングを形成する技術は、装置の小型化の要請に反し、製作費も高価になるため、実用性に欠ける。
本発明の目的は、天板部の角部周縁部で側板部の段差部を傷付けるのを簡単な構造でもって防止可能にしたヒートポンプユニットの外装構造を提供することである。
請求項1のヒートポンプユニットの外装構造は、上方に開口したトレイ状の底板部と、下方に開口したトレイ状の天板部と、前記底板部と前記天板部とを接続する側板部とから箱状に構成されたヒートポンプユニットの外装構造であって、前記側板部の上端部と前記天板部の周縁部とを固定する固定部には、前記側板部の上端部を段差部を介して内側へ変位させた上端変位板部が設けられ、前記天板部の周縁部は前記上端変位板部を外側から覆うように形成されていると共に、前記天板部の角部周縁部の下端部に切欠き部が形成されたことを特徴としている。
請求項2のヒートポンプユニットの外装構造は、請求項1の発明において、前記切欠き部の高さは前記段差部の曲げ半径以上の高さであることを特徴としている。
請求項3のヒートポンプユニットの外装構造は、請求項1又は2の発明において、前記切欠き部は前記角部周縁の両側に所定長さだけ延びるように形成されたことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、ヒートポンプユニットの外装構造が底板部と天板部と側板部とから箱状に構成されており、側板部の上端部と前記天板部の周縁部とを固定する固定部には、前記側板部の上端部を段差部を介して内側へ変位させた上端変位板部が設けられ、前記天板部の周縁部は前記上端変位板部を外側から覆うように形成されていると共に、前記天板部の角部周縁部の下端部に切欠き部が形成されたため、次の効果が得られる。
梱包状態にして複数段に段積みしたヒートポンプユニットの輸送中に、天板部に上方から荷重が作用し、天板部の弾性変形により天板部の周縁部が下方へ変位したとしても、前記天板部の角部周縁部の下端部に切欠き部が形成されているため、角部周縁部の下端部が側板部の段差部に接触しないから、段差部の塗膜が傷付けられることはない。
請求項2の発明によれば、前記切欠き部の高さは前記段差部の曲げ半径以上の高さであるため、輸送中に繰り返し振動が作用したとしても、角部周縁部の下端部が側板部の段差部に接触することはない。
請求項3の発明によれば、前記切欠き部は前記角部周縁の両側に所定長さだけ延びるように形成されているため、前記角部周縁の近傍部において側板部の上端変位板部と段差部が内側へ変位しにくくなっていても、その部位に対応する切欠き部を形成するため段差部の塗膜が傷付けられることはない。
本発明の実施例に係るヒートポンプユニットの斜視図である。 ヒートポンプユニットの一部とその外装構造の要部分解斜視図である。 図1のA部の拡大図である。 図3の状態から天板部を取り外した状態を示す斜視図である。 図3のV−V線断面図である。 図3のVI−VI線断面図である。 図6の段差部の拡大図である。
以下、本発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
本実施例に係るヒートポンプユニット1は、圧縮機と凝縮熱交換器と膨張弁と蒸発熱交換器を冷媒配管により接続することでヒートポンプ回路を構成し、冷媒配管に封入された冷媒と外気の熱を利用して湯水を加熱する装置であり、これらの機器をユニット化して外装構造2(以下、外装ケース2という)内に収納している。
図1、図2に示すように、外装ケース2は、薄手の塗装鋼板製の直方体形状のものであり、背面には空気導入口が形成され、前面には蒸発熱交換器の送風ファン3の前面に臨む空気排出口4が形成され、右側面には配管接続部5が形成されている。
外装ケース2は、上方に開口したトレイ状の底板部10と、下方に開口したトレイ状の天板部11と、底板部10と天板部11とを接続する側板部12とから箱状に構成されている。
側板部12は、前側面の空気排出口以外の部分を覆う前面側板部12aと、左側面を覆う左面側板部12bと、右面と後面の右端側部分を覆う右後面側板部12cとを有する。
天板部11とその下側の水平仕切板13の間には凝縮熱交換器(図示略)が収容され、底板部10の一部と天板部11の一部と右後面側板部12cと鉛直仕切板14とで区画される機械室には、圧縮機や膨張弁や冷媒配管等の機器類(図示略)が収容される。
図1、図3、図5に示すように、天板部11の外周部には、湾曲部11aとこの湾曲部11aの下端に連なる所定の上下幅の鉛直状の周縁部11bが形成されている。
側板部12の上端部と天板部11の周縁部11bとを固定する固定部15には、側板部12の上端部を段差部16を介して内側へ変位させた上端変位板部12eが形成されている。この上端変位板部12eの上端から上方且つ内側へ向けて傾斜した案内用の傾斜部12iも形成されている。
図5〜図7に示すように、前記の段差部16は、側板部12の平板部12fや部分円筒部12gの上端から内側へ湾曲する第1湾曲部16aと、この第1湾曲部16aの上端から上方へ屈曲状に湾曲する第2湾曲部16bとで形成されている。
上端変位板部12eは、平板部12fや部分円筒部12gから天板部11の周縁部11bの板厚の約2倍だけ内側へ変位した形に形成されている。天板部11の周縁部11bは上端変位板部12eに緩く外嵌されて上端変位板部12eを外側から覆うように形成され、天板部11の周縁部11bは複数のビス17で上端変位板部12eに固定されている。
図4に示すように、側板部12の4つの角部12gの各々の部分円筒状の上端変位板部12eでは、前記案内用の傾斜部12iが省略され、部分円筒状の上端変位板部12eの上端部に、2つのV形凹部18が内側へ突出する状態に形成されている。これらV形凹部18は、側板部12の角部12gを部分円筒状にプレス加工する加工性を良好にするためのものである。
梱包状態のヒートポンプユニット1を上下に段積みして輸送する際に、天板部11に上方から作用する荷重により天板部11が弾性変形して、天板部11の角部周縁部11brの下端部が段差部16に押圧状に接触して塗膜を損傷するのを防止するために、次のような切欠き部19が形成されている。
図3、図6、図7に示すように、天板部11の4つの角部11rの各々において、天板部11の角部周縁部11brの下端部に切欠き部19が形成されている。この切欠き部19の高さHは段差部16の曲げ半径(第2湾曲部16bの曲げ半径R)以上の高さ(例えば、2〜4mm)にすることが望ましい。
切欠き部19は角部周縁部11brの下端部に形成された湾曲状切欠き部19aと、この湾曲状切欠き部19aの両側に所定長さだけ直線的に延びる直線状切欠き部19bとを含む。直線状切欠き部19bは、天板部11の平板状の周縁部11bの下端部に形成されている。直線状切欠き部19bを形成するため、角部周縁11brの近傍部においては側板部12の上端変位板部12eと段差部16が内側へ変位しにくくなっているが、その部位に対応する切欠き部を形成するため段差部の塗膜が傷付けられることはない。
以上説明した外装ケース2の作用、効果について説明する。
梱包状態にして複数段に段積みしたヒートポンプユニット1の輸送中に、天板部11に上方から荷重が作用し、天板部11の弾性変形により天板部11の周縁部11bが下方へ変位したとしても、天板部11の角部周縁部11brの下端部に切欠き部19が形成されているため、角部周縁部11brの下端部が側板部12の段差部16に接触しないから、段差部16の塗膜が傷付けられることはない。
切欠き部19の高さHは段差部16の曲げ半径R以上の高さであるため、段差部16の水平方向寸法を図7の状態より小さく形成したとしても、輸送中に繰り返し振動が作用しても、角部周縁部11brの下端部が側板部12の段差部16に接触することはない。しかも、切欠き部19の高さHは2〜4mm程度であるため、外装ケース2の外観が悪化することもない。
特に、切欠き部19は角部周縁部11brの下端部に形成された湾曲状切欠き部19aと、この湾曲状切欠き部19aの両側に所定長さだけ直線的に延びる直線状切欠き部19bとを含むため、角部周縁部11brの近傍部において、側板部12の上端変位板部12eと段差部16が内側へ変位しにくくなっていても、その部位に対応する直線状切欠き部19bを形成するため、段差部16の塗膜が傷付けられることはない。
前記実施例は一例に過ぎず、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそのような変更形態をも包含するものである。
1 ヒートポンプユニット
2 外装ケース(外装構造)
10 底板部
11 天板部
11b 周縁部
11br 角部周縁部
12 側板部
12e 上端変位板部
15 固定部
16 段差部
19 切欠き部
19a 湾曲状切欠き部
19b 直線状切欠き部

Claims (3)

  1. 上方に開口したトレイ状の底板部と、下方に開口したトレイ状の天板部と、前記底板部と前記天板部とを接続する側板部とから箱状に構成されたヒートポンプユニットの外装構造であって、
    前記側板部の上端部と前記天板部の周縁部とを固定する固定部には、前記側板部の上端部を段差部を介して内側へ変位させた上端変位板部が設けられ、前記天板部の周縁部は前記上端変位板部を外側から覆うように形成されていると共に、前記天板部の角部周縁部の下端部に切欠き部が形成されたことを特徴とするヒートポンプユニットの外装構造。
  2. 前記切欠き部の高さは前記段差部の曲げ半径以上の高さであることを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプユニットの外装構造。
  3. 前記切欠き部は前記角部周縁の両側に所定長さだけ延びるように形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のヒートポンプユニットの外装構造。
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