JP5637173B2 - 空気調和機用の梱包部材 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機用の梱包部材に関し、特に、空気調和機用の梱包部材における上部梱包部材の構造に関する。
空気調和機用の梱包部材、特に略直方体の室外機用の梱包部材としては、特許文献1、特許文献2および特許文献3等に見られるように、一般に、室外機の上部を保護するための上部梱包部材と、室外機の下部を保護するための下部梱包部材とを備えている。また、上部梱包部材は、下面が開放された上トレー部材と、この上トレー部材に収納される上緩衝部材とから形成され、下部梱包部材は、上面が開放された下トレー部材と、この下トレー部材に収納される下緩衝部材とから形成されていた。
上記従来の梱包部材において、上緩衝部材は、略直方体の室外機の長手方向の上部の端部形状に嵌め込まれる凹部が形成された樹脂製の部材であった。また、従来の空気調和機用の梱包部材は梱包部材が室外機の長手方向上部の端部のみを覆うように形成されているが、これは上緩衝部材を小型化することにより加工費を軽減することにあった。なお、下緩衝部材も、上部に配置される端部緩衝部材と同様の設計思想に基づき略直方体の室外機の長手方向の下部の端部形状に嵌め込まれる凹部が形成された樹脂製の部材として形成されていた。
そのため、従来の空気調和機用の梱包部材は、梱包部材により梱包された室外機が倉庫等において段積みされた場合に、上方から下方に向けて作用する荷重(以下これを垂直荷重という)を受け、これを、略直方体の室外機の端部において天板と当接する当接面分から天板に作用させていた。また、天板に加えられた垂直荷重は、天板を支持する前後左右の外周壁面を構成する外板に加えられていた。このように、従来の空気調和機用の梱包部材は、室外機の長手方向の端部において垂直荷重を受け、この荷重を天板を介し外周壁面を構成する外板のみにより支持させる構造となっていた。
特開2003−95369号公報 特開2008−81199号公報 特開2004−217307号公報 特開2009−138951号公報
ところで、略直方体の室外機は、例えば特許文献4に記載のように多くの場合に、長手方向の1辺を成す背面に沿って室外側熱交換器が配置され、さらに、この室外側熱交換器の長手方向中央部前面側にファンモータ台が取り付けられていた。また、このファンモータ台は、一般に、室外側熱交換器の上端面を固定するために底板から天板に至る高さを有するとともに、運転中のファンを振動させないように強固な構造体として形成されていた。
しかしながら、従来の梱包部材は、このような強度の大きいファンモータ台に垂直荷重を作用させるように構造とはなっていなかった。発明者は、ここに着目し、強度の大きいファンモータ台を垂直荷重を支持する支持部材として利用するようにすれば、室外機の外周壁面を構成する外板に作用する垂直荷重を軽減することができ、これにより外周壁面を構成する外板の強度を小さくすることができることに気付いた。
本発明は、このような従来技術における課題に鑑み成されたもので、直方体の室外機の上部を保護する上部梱包部材の構造を改良することにより、ケーシング外板の薄肉化を可能とした空気調和機用の梱包部材を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するものであって、請求項1に記載の発明に係る空気調和機用の梱包部材は、直方体の室外機の上部に装着される上部梱包部材を備えた空気調和機用の梱包部材であって、前記室外機は、長手方向の1辺を成す背面に沿って室外側熱交換器が配置されるとともに、この室外側熱交換器の前方に、底板から立設されて天板に至るファンモータ台を有し、前記上部梱包部材は、室外機の長手方向の側部の上部に嵌め込まれる凹部が形成され、この凹部の底面の少なくとも一部において天板と当接するように形成された一対の端部緩衝部材と、前記ファンモータ台の上方の部分においてのみ天板に当接するように形成された中央緩衝部材とを備えていることを特徴とする。
上記構成によれば、倉庫等における段積みにより発生する垂直荷重を、長手方向の端部においてのみ天板を介して外周壁面を構成する外板のみで支持するのではなく、長手方向の中間部において天板を介して強固な強度を有するファンモータ台にても支持するようにしている。これにより、外周壁面を構成する外板に作用する荷重が軽減され、その分外板の強度を小さくすることが可能となるので、外周壁面を構成する外板の板厚を薄肉化することが可能となる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の空気調和機用の梱包部材において、前記ファンモータ台は、前記室外側熱交換器の前方において底板から立設される柱状部材と、この柱状部材の上端に取り付けられるとともに、この柱状部材の上方部から後方へ延びる、上面が平面の平板状部材を備え、前記中央緩衝部材は、この平板状部材における前面側部分の上方部分において天板に当接されるように形成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、平板状部材の前面側部分は前記柱状部分により支持されているので、ファンモータ台の強度を有効に生かした状態で、ファンモータ台を支持部材として利用することができる。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の空気調和機用の梱包部材において、前記中央緩衝部材は、この平板状部材における上面の縁部内側の中央部分の上方部においてのみ、天板と当接するように形成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、中央緩衝部材は、平板状部材における上面の縁部内側の中央部分の上方部においてのみ天板と当接するので、平板状部材の上面の縁部には荷重が作用し難くなり、天板に打痕が形成され難くなる。したがって、段積み中に室外機の天板に打痕が発生することを抑制することができる。
請求項4記載の発明は、請求項2又は3記載の空気調和機用の梱包部材において、前記ファンモータ台における平板状部材は、室外側熱交換器の背面側において、天板における下方に折り曲げられた垂下片部に結合されていることを特徴とする。
上記構成によれば、ファンモータ台の平板状部材が、背面において天板の下方に折り曲げられた垂下片部に結合されるので、ファンモータ台及びケーシングの剛性がより一層向上し、運転中の室外ファンの振動が軽減される。また、これによりファンモータ台の垂直荷重に対する座屈強度が向上する。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れか1項に記載の空気調和機用の梱包部材において、前記上部梱包部材は、前記一対の端部緩衝部材間を接続する連結部材を有し、この連結部材は、前記ファンモータ台の上方を通過するように形成され、この連結部材におけるファンモータ台の上方を通過する部分が前記中央緩衝部材として形成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、端部緩衝部材と中央緩衝部材とが連結部材により一体的に形成されるので、取扱いが容易となる。また、連結部材と中央緩衝部材とを同一材料により形成すれば、連結部材と中央緩衝部材とを一部品として同一工程で成形加工することができるので、加工コストを軽減することができる。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の空気調和機用の梱包部材において、前記連結部材は、複数の部材からなり、前記中央緩衝部材は、前記複数の連結部材のうちの一部の連結部材に形成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、複数の連結部材により端部緩衝部材を連結しているので、一体物としての剛性が大きくなり取扱が容易になる。また、複数の連結部材により連結されると、梱包された室外機の長手方向中央部に人が乗るなどの、特別な荷重に対する上部梱包部材の強度が向上する。
請求項7記載の発明は、請求項1〜6記載の空気調和機用の梱包部材において、前記上部梱包部材は、前記端部緩衝部材および中央緩衝部材を適切な位置に配置収納する上トレー部材を有することを特徴とする。
上記構成によれば、上部梱包部材は、前記端部緩衝部材および中央緩衝部材を適切な位置に配置して収納する上トレー部材を有するので、上部梱包部材として一体的に取り扱うことができる。したがって、梱包部材の搬送、保管、室外機に対する梱包部材の取り付け、室外機からの梱包部材の取り外し等の作業が容易になる。
本発明によれば、垂直荷重が長手方向の中間部において天板を介して強固な強度を有するファンモータ台により支持されるので、外周壁面を構成する外板に作用する荷重が軽減される。これにより、外周壁面を構成する外板の強度を小さくことが可能となり、惹いては外周壁面を構成する外板の板厚を薄肉化することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る梱包部材が室外機に装着された状態の斜視図である。 図1の状態から梱包部材を分解した状態の斜視図である。 同室外機の平面配置図である。 同実施の形態に係る室外機の、前方から見た分解斜視図である。 同室外機の天板を取り外した状態の、後方から見た分解斜視図である。 同室外機における第1外板の説明図であって、(a)は同室外機における第1外板の後上方から見た斜視図であり、(b)は(a)におけるA−A断面図であり、(c)は(a)におけるB−B断面図である。 同室外機におけるファンモータ台の斜視図である。 同ファンモータ台の部分斜視図であって、(a)は上部の斜視図であり、(b)は一部を断面とした下部の斜視図である。 同ファンモータ台の上部の平板状部材周りの取付状態を示した断面面である。 同実施の形態に係る上部梱包部材を上下反転させて表示した斜視図である。 同上部梱包部材の分解斜視図である。 同上部梱包部材において、上トレー部材に収納される上緩衝部材の斜視図である。 同上部梱包部材における天板との当接面を説明するための説明図である。
(全体概要)
以下本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
先ず、本実施の形態に係る梱包部材により梱包された状態の空気調和機について、図1および図2に基づいてその概要を説明する。
本発明に係る梱包部材が適用される空気調和機は、分離形の空気調和機の室外機1である。室外機1は、図1及び図2に示すように、前面に排気グリル11を備え、前後方向の寸法に比し左右方向の寸法が長い横長の直方体(いわゆるトランク型)のものである。
このような空気調和機を梱包する梱包部材は、図1及び図2から分かるように、室外機1の上部に嵌め込まれる上部梱包部材50と、室外機1の下部に嵌め込まれる下部梱包部材80とから成る。また、この梱包部材は、短手方向及び長手方向にそれぞれ2本の結束バンド2,3を巻き付けることによって結束されている。また図示省略しているが、室外機1は、梱包する際にポリエチレン袋に入れられ、塵埃等の付着を防止している。
梱包部材は、例えば、運搬中の室外機1に物が接触する場合や、室外機1が倉庫内等において段積みされた場合に、衝撃や荷重が加えられることにより室外機1のケーシング10に変形や損傷が発生することを防止するためのものである。本発明に係わる梱包部材は、このような機能に関連し、前後左右の外周壁面を構成する外板の強度を適正にすることを可能とする。対象とする空気調和機は、図1及び図2に示すように、直方体のケーシング10を備えるとともに、正面側に室外ファンの排気口を成す排気グリル11を有し、背面及び側面に沿って略L字状の室外側熱交換器が配置された室外機1である。
(室外機の構成)
そこで、梱包部材を説明する前に、先ず対象とする室外機1の構成について説明する。
室外機1は、分離形空気調和機の室外機であって、室内機(不図示)に対し冷媒配管で接続される。室外機1は、図1〜5に示すように、略直方体のケーシング10を備えている。ケーシング10の内部は、図3に示すように、仕切板12により左右に2分割され、圧縮機13、アキュムレータ14、電装品箱(不図示)等が収納された右側の機械室15と、室外側熱交換器16、室外ファン17、ファンモータ台18等が収納された送風機室19とに分割されている。なお、図4の分解斜視図においては、機械室15内に収納される圧縮機13、アキュムレータ14、電装品箱の記載を省略している。
ケーシング10は、図4に示すように、その底面を構成する底板21と、上面を構成する天板22と、前後左右の外周壁面を構成する外板30とを有する。外周壁面を構成する外板30は、図4からよく分かるように、第1外板31と、第2外板32と、第3外板33とから構成されている。
底板21は、図4に図示されるように、台座23上に設置されてケーシング10の底面を構成する底部(図2参照)21aと、その辺縁部が上方に折り曲げられた立上壁部21bを有する。この立上壁部21bは、第1外板31、第2外板32及び第3外板33からなる外周壁面を構成する外板の下縁部で覆われるように重合され、ネジ25で適宜固定されている(図2及び図5参照)。
天板22は、図4及び図5に図示されるように、ケーシング10の天面を構成する天部22aと、その辺縁部が下方に折り曲げられた垂下片部22bとを有する。この垂下片部22bに対しては、第1外板31、第2外板32及び第3外板33からなる外周壁面を構成する外板の上縁付近が段差をもって内側に入り込む上縁部として形成されている。天板の垂下片部22bは、このように外周壁面を構成する外板の上縁部の外側に沿って重合するように形成され、これら外板の上縁部に対しネジ26で適宜固定されている(図2参照)。
第1外板31は、図3及び図4からよく分かるように、左後コーナ部35から送風機室19の側面、左前コーナ部36を経由して送風機室19の前面に至る外板を構成する。また、図4からよく分かるように、この第1外板31における前面部には排気口37が設けられ、この排気口37には排気グリル11が取り付けられている。また、図5及び図6からよく分かるように、この第1外板31における側面部には、縦桟を有さない3個の大きな開口部38からなる外気吸入口39が設けられている。
第2外板32は、図3及び図4からよく分かるように、機械室15の前面から側面における前面側部分にかけての外板を構成する。第2外板32には、右前コーナ部41が含まれる。この第2外板32は比較的容易に着脱可能とされ、これを取外すと内部は機械室15となっている。
第3外板33は、図3及び図4からよく分かるように、機械室15の側面における背面側部分から背面にかけての外板を構成する。第3外板33には、右後コーナ部42が含まれる。
なお、図5からよく分かるように、第1外板31の背面側端部と第3外板33の背面側端部との間の背面部分には、室外側熱交換器16の外気吸入面が面しており、外板が設けられていない。この外板なしの部分は、背面の外気吸入口43として利用されている。
そして、これらケーシング10を構成する底板21、天板22、並びに、第1外板31、第2外板32及び第3外板33から成る外周壁面を構成する外板は、それぞれ鉄板製であって、板金プレス加工により成形されている。
そして、第1外板31、第2外板32及び第3外板33から成る外周壁面を構成する外板の上縁部における、天板22の内面(すなわち下面)と当接する部分には、上端縁を水平方向に折り曲げた折曲部が形成されている。すなわち、図3、図4及び図6に示すように、第1外板31の上縁部には、外気吸入口39の中心、左後コーナ部35及び左前コーナ部36の上方部を除いて折曲部31a,31b,31cが形成されている。この場合、折曲部31a,31b,31cは、例えば図6(b)に示すように天板22の下面と当接している。しかし、折曲部31a,31b間の上縁部は、図6(c)に示すように、天板22の下面との間に隙間が形成されている。また、第1外板31の側面部の上縁部に形成される折曲部31a,31bは、構造上から前後方向が小さな寸法になっている(図6(a)〜(c)参照)。
また、第2外板32の上縁部には、図3及び図4に示すように、右前コーナ部41の上方部を除く前面部及び側面部に折曲部32a,32bが形成されている。また、第3外板33の上縁部には、図3及び図4に示すように、右後コーナ部42の上方部を除く前面部及び側面部に折曲部33a,33bが形成されている。上記においてコーナ部の上方に折曲部が形成されていないのは、板金加工が難しいためである。また、外気吸入口39の中心部の上方部に折曲部が形成されていないのは、外気吸入口39の形成により座屈強度の弱くなっている外板部分に垂直強度が掛からないようにするためである。
室外側熱交換器16は、いわゆるマイクロチャネル熱交換器である。すなわち、この室外側熱交換器16は、アルミニウム製の扁平多穴管16a(図9参照)と、アルミニウム製の伝熱フィン16b(図9参照)と、アルミニウム製のヘッダ集合管(図3参照)とにより構成されている。
アルミニウム製の扁平多穴管16aは、図9に示すように、内部に複数の微細通路が複数形成された扁平状の伝熱管である。この扁平多穴管16aは、伝熱面となる平面状の外表面が水平となるように、上下方向に一定の間隔で複数配列されている。
アルミニウム製の伝熱フィン16bは、図9に示すように、板状の伝熱フィンであって、前方から扁平多穴管16aを挿入することができるように、切れ目が形成されている。また、伝熱フィン16bは、上下方向に複数配列されている扁平多穴管16a間に対し、扁平多穴管16aの平面状の外表面と垂直に交差して密着するように一定のピッチで多数配列されている。
アルミニウム製のヘッダ集合管は、図3に示すように、アルミニウム製の円筒パイプ構造のものであって、各扁平多穴管16aの送風機室側の端部が差し込まれた第1ヘッダ集合管16cと、各扁平多穴管16aの機械室側の端部が差し込まれた第2ヘッダ集合管16dの二つのヘッダ集合管を備えている。
第1ヘッダ集合管16c及び第2ヘッダ集合管16dは、非アルミニウム金属とアルミニウム金属との間で腐食が起こることを防ぐために非金属部材としての樹脂カバーを介在させて、それぞれ第1外板31および第3外板33に取り付けられている。なお、この明細書では、第1ヘッダ集合管16c及び第2ヘッダ集合管16dについての具体的な取付構造の図示及びその説明を省略する。
送風機室19内に設けられた室外ファン17は、図3〜図5から分かるように、背面側の外気吸入口43(図5参照)及び側面側の外気吸入口39から室外側熱交換器16を経由して送風機室19内に空気(外気)を吸い込むとともに、その空気を排気口37から排気するものである。室外ファン17により循環される外気は、室外側熱交換器16の熱交部を通る際に伝熱管及びフィンを介して伝熱管内の冷媒と熱交換を行う。
室外ファン17は、軸流ファンであり、図3及び図7から分かるように、ファンモータ17aが送風機室19内に設けられたファンモータ台18に取り付けられることにより、室外側熱交換器16の前面側の所定位置に配置されている。
ファンモータ台18は、主としてファンモータ17aを所定位置に支持する部材であるが、付加機能として室外側熱交換器16をも支持している。
ファンモータ台18は、図4、図7、図8等に示すように、底板21の底部21aに固定される基礎部材181と、基礎部材181に下端部が固定された2本の柱状部材182と、柱状部材182の上端に取り付けられる平板状部材183とからなる。なお、これらは、それぞれ板金加工により形成された鉄板製の部材である。
基礎部材181は、底板21の底部21a(図4参照)に当接する平板部181aとこの平板部181aの縁部に形成された立上片181bとを有し、平板部181aにおいてボルトナット181cにより底板21の底部21aに固定されている。
柱状部材182は、図8に示すように、チャンネル状の部材であって、チャンネル状を形成する各面には、縦長のリブ182aが形成されている。また、この柱状部材182は、ピン182bとネジ182cにより基礎部材181の立上片181bに固定されている(図8(b)参照)。また、柱状部材182の高さ方向の中間位置には、図7に示すように、ファンモータ取付板17bが取り付けられ、この取付板にファンモータ17aが取り付けられている。
平板状部材183は、図9に示すように、上面を平板状にするとともに前面及び左右の側面に折曲部が形成された部材であって、前面の折曲部183a及び側面の折曲部183bにおいて、ネジ182d,182eにより柱状部材182に固定されている。また、平板状部材183は、柱状部材182の前端から、室外側熱交換器16の上端面を越えて天板22の垂下片部22bの内面に当接するまで後方に伸びている。
そして、図9に示すように、平板状部材183の後縁に形成された折曲部183cが天板22の垂下片部22bに当接し、ネジ27により天板22に固定されている。また、平板状部材183の前縁から後縁に至る間には、室外側熱交換器16の前後に位置する2個の折曲部183d,183eが形成されている。これら折曲部183d,183eは室外側熱交換器16の前後方向の移動を規制するものであって、それぞれの室外側熱交換器16側の面には、非アルミニウム金属とアルミニウム金属との間で起こる腐食を防止するための樹脂板183f,183gが貼り付けられている。また、室外側熱交換器16の上端面の上方に位置する平板状部材183の下面には、同様の腐食を防止するための樹脂板183hが貼り付けられており、室外側熱交換器16の上方への移動を規制している。
(上部梱包部材の構成)
上部梱包部材50は、図10の分解図に示すように、箱状に形成された段ボール製の上トレー部材51と、4つのパーツに分割された発泡スチロール製の上緩衝部材52とを備えている。
上トレー部材51は、長方形の天面53と、天面53の4辺縁からそれぞれ垂直方向に垂下された4つの側面、すなわち、長手方向の側面54及び短手方向の側面55とを有している。そして、長手方向及び短手方向における天面53と側面54,55との角部には、平面視四隅の近傍にそれぞれ凹陥部56が設けられている。この凹陥部56は、図1に示したように結束バンド2.3を巻きつけるためのものであって、上トレー部材51の長手方向及び短手方向の各辺にそれぞれ2個ずつ形成されている。また、この凹陥部56には、上緩衝部材52に形成される突起部58a,59a(図11参照)を嵌合させるための嵌合穴57が形成されている。
上緩衝部材52を構成する4つのパーツは、図11に示すように、上トレー部材51の両側に配置される一対の端部緩衝部材58,59と、両端部緩衝部材58,59間を結合する2本の連結部材60,61とである。一対の端部緩衝部材58,59のうち一方の端部緩衝部材58は室外機1の上部における長手方向の送風機室側端部を保護するように取り付けられ、他方の端部緩衝部材59は室外機1の上部における長手方向の機械室側端部を保護するように取り付けられる。
そのために、各端部緩衝部材58,59は、図12に示すように、室外機1の上部における長手方向の各端部の上面形状に一致する凹部62,63が形成されている。そして、この凹部62,63に室外機1の長手方向の端部の上面部分が密着して嵌め込まれることにより、各端部緩衝部材58,59が上緩衝部材52を構成する部材として一体的に室外機1の上部に取り付けられている。
各端部緩衝部材58,59に形成される凹部62,63の底面は、従来の緩衝部材におけるように全体が一様な高さの平面ではなく、天板22と全体的に当接することを回避するために、部分的に底面の高さを低くした非当接面64,65を有している。これは、室外機1が倉庫等において段積みされた場合に、天板22と当接する当接面66,67を介しこの当接面66,67の下方を支持する外周壁面を構成する外板に対し垂直荷重が強く作用することに鑑み、外周壁面を構成する外板の構造を加味して天板22との当接面66,67を調整するものである。
室外機1の上部における長手方向の送風機室側に取り付けられる端部緩衝部材58は、第1外板31の側面部に形成された外気吸入口39の中心部分を含む大部分の上方に位置する部分において、凹部62の底面を低くして天板22との当接を回避している。このために、この端部緩衝部材58においては、前後方向の中間部分の底面が低い非当接面64として形成され、前後の一定巾寸法部において天板22と当接する当接面66a,66bとして構成されている。
これは、第1外板31が大きな開口部からなる外気吸入口39により弱くなっていることを考慮し、外気吸入口39が形成されている部分に荷重が加わりにくいようにしたものである。図13に示すように、送風機室側の端部緩衝部材58における凹部62の非当接面64の前後方向の巾寸法は、第1外板31の側面部の上縁部に形成された折曲部31a,31b間の寸法に略一致している。この寸法は、平面的に見て、外気吸入口39の中心部を含み、外気吸入口39の前後方向の寸法の大部分を占めている。
室外機1の上部における長手方向の機械室側に取り付けられる端部緩衝部材59は、図12及び図13から分かるように、第2外板32の前面側上方部の天板22と当接しない非当接面65aを有している。これは、第2外板32が着脱容易に取り付けられているため、大きな垂直荷重を支えることが難しいという構造に対応し、第2外板32に大きな垂直荷重がかかることを回避したものである。また、この端部緩衝部材59は、図12及び図13から分かるように、室外側熱交換器16の第2ヘッダ集合管16dの上方部の天板22と当接しない非当接面65bを有している。これは、室外側熱交換器16には従来の熱交換器に一般的に設けられている強度部材を成す管板が存在しないこと、及び、垂直荷重によりアルミニウム製の第2ヘッダ集合管16dと鉄板製の天板22とが接触することを回避しなければならないことを考慮したものである。このように、機械室側に取り付けられる端部緩衝部材59の非当接面65は、二つの非当接面65a,65bを備えているが図12から分かるように、長手方向の中央部側で連結している。
2本の連結部材60、61は、両端部緩衝部材58,59と同一の材料により形成されたものであって、図11に示すように、両端部緩衝部材58,59の上トレー部材側の面に形成された溝部68,69に対し、その端部が嵌め込まれることにより両端部緩衝部材58,59と結合されている。2本の連結部材60,61は、このような取付により左右方向に前後して平行に配置されている。
2本の連結部材60,61のうちの背面側の連結部材60は、図13からよく分かるように、ファンモータ台18の平板状部材183の前面側部分の上方部分を通過する位置に配置されている。そして、この連結部材60は、ファンモータ台18の上方を通過する部分においてのみ天板22と当接する当接面70が形成され、他の部分においては天板との間に隙間が存在するように形成されている。この当接面70を形成する部分は、本実施の形態の上緩衝部材52における中央緩衝部材71を形成している。中央緩衝部材71は、この実施の形態においては連結部材60と一体の成形加工により製作されている。
上記のように、中央緩衝部材71における当接面70は、ファンモータ台18の前面側部分、すなわち、柱状部材182の上方に位置する部分に設定されている。これにより垂直加重をファンモータ台18の柱状部材182で支持するようにしている。また、中央緩衝部材71の当接面70は、この実施の形態においては、平面的に見て平板状部材183の縁部から外側に食み出さないようにしている。これにより、平板状部材183の縁部に垂直加重が強く作用することを回避し、段積み中に天板22に打痕が発生することを防止している。
また、2本の連結部材60,61のうちの前面側の連結部材61は、図13からよく分かるように、第1外板31および第2外板32の上縁部の上方を通過するように形成されている。そして、その中間に位置する第1外板31の機械室側端部の上方部において天板22に当接する当接面72が形成され、他の部分においては天板22との間に隙間が存在するように形成されている。この当接面72を形成する部分は、本実施の形態の上緩衝部材52における前面右側緩衝部材73を成す。前面右側緩衝部材73は、この実施の形態においては連結部材61と一体成形されている。
(下部梱包部材の構成)
下部梱包部材80は、図2の分解図に示すように、箱状に形成された段ボール製の下トレー部材81と、発泡スチロール製の下緩衝部材82とを備えている。下緩衝部材82は、室外機1の台座23が載置される凹部83を備える他、基本的には室外機1の下部の形状に合う凹凸が形成されており、ここではその詳細の説明を省略する。
(作用)
次に、以上のように構成された空気調和機用の梱包部材の作用について述べる。
空気調和機用の梱包部材は、室外機1の上部及び下部を保護する上部梱包部材50と下部梱包部材80とを備えているので、室外機1の上部及び下部については保管中及び搬送中において、他の物体との接触することによる損傷から室外機1を保護することができる。
また、倉庫等において室外機1が段積みされた場合に受ける垂直荷重は、上部梱包部材50を介して天板22に作用する。この場合、上部梱包部材50に作用する垂直荷重は、上緩衝部材52が天板22に当接している当接面66,67,70,72を介して天板22に作用する。しかし、天板22に当接していない非当接面64,65を介しては、天板22に垂直荷重は作用しない。したがって、上緩衝部材52と天板22との間に、当接面66,67,70,72と非当接面64,65とが混在して存在していると、天板22に作用する荷重は、当接面66,67,70,72部分において大きくなり、非当接面64,65部分において小さくなる。
そして、天板22に作用した垂直荷重は、天板22を介してその下部の支持部材に作用する。この場合、当接面66,67,70,72の下方の支持部材には大きな力が作用し、非当接面64,65の下方の支持部材に作用する荷重は小さくなる。また、天板22に接触していない支持部材に対しては垂直加重が直接的には加わらない。なお、この実施の形態における支持部材は、室外機1の外周壁面を構成する外板及びファンモータ台18である。
ところで、直方体(いわゆるトランク型)の室外機1は、一般に、室外機1の前後左右の外周壁面を構成する外板により、加えられる垂直荷重を支持している。しかし、この外板は、座屈荷重の強度の大きいところと小さいところがあり、構造的に強度が一様にはなっていない。
そこで、本実施の形態に係る室外機1では、この点に着目して当接面66,67,70,72を適切に調節することにより天板22を支持する外板に対し、座屈強度の弱い部分には大きな加重を作用させないようにしている。
先ず、室外機1の外周壁面を構成する外板についてみると、送風機室19の背面には外板が取り付けられていないので、この部分の天板22には、基本的には垂直荷重を掛けないようにしている。このため、送風機室19の背面の上方部には、上緩衝部材52と天板22との当接面を設けていない。
また、第1外板31の側面部には、大きな開口部38からなる外気吸入口39が形成されているため、外気吸入口39の中心部を通る部分については、垂直荷重に対する強度が弱い。そこで、送風機室側の端部緩衝部材58の凹部62においては、外気吸入口39の中心部の上方部を含む外気吸入口39の上方大部分を非当接面64としている。これにより、第1外板31の側面部においては、外気吸入口39の存在する部分に大きな垂直加重が作用しないように構成している。
したがって、第1外板31においては、左後コーナ部35および左前コーナ部36の近傍においてのみ天板22を支持するようにしている。このため、コーナ部に作用する力が大きくなる。そこで、室外側熱交換器16の第1ヘッダ集合管16cと第1外板31における左前コーナ部36の近傍とを樹脂カバーを介してブラケットにより固定し、これにより左前コーナ部36の強度を強化している。なお、この部分の具体的な取付構造の図示及びその説明をここでは省略する。
また、第2外板32は、簡易に着脱できるように取り付けられている。このため、第2外板32には大きな垂直荷重を作用させることができない。そこで、機械室側の端部緩衝部材59の凹部63においては、第2外板32の上方部分を非当接面65aとしている。この結果、機械室15の前面側角部、すなわち、右前コーナ部41に当接面が存在しなくなり、垂直荷重の支持が平面的に見てアンバランスになる。これを解決するために、第1外板31の前面部分における機械室側端部に近い部分において、上緩衝部材52の当接面72を構成するために、前面側の連結部材61の中間部に前面右側緩衝部材73を形成している。
また、従来の直方体の室外機1においては、外周壁面を構成する外板のみにより垂直荷重が支持されているが、この発明においては、ファンモータ台18という強度部材の存在に着目し、垂直荷重をこのファンモータ台18においても支持するようにしている。このために、中央緩衝部材71を設け、天板22との当接面70をファンモータ台18の上方部としている。これにより、外周壁面を構成する外板に受け持たせる垂直加重を軽減している。
また、中央緩衝部材71と天板22との当接面70は、天板22の中央部に形成されることになる。このため、当接面70を平板状部材183の縁部から食み出すような大きさにした場合は、段積み中に平板状部材183の縁部をなぞる打痕を発生する恐れがある。そこで当接面70を、平板状部材183における前面側部分であって上面の縁部より内側の中央部の上方部分においてのみ、天板22に当接するようにしている。このようにすると、平板状部材183の縁部に作用する力が軽減され打痕の発生が抑制される。
(効果)
本実施の形態に係る空気調和機用の梱包部材は、以上のように構成されているので次のような効果を奏することができる。
(1)倉庫等における段積みにより発生する垂直荷重を、長手方向の中間部において天板22を介して強固な強度を有するファンモータ台18にても支持するようにしている。これにより、外周壁面を構成する外板に作用する荷重が軽減されるので、その分外板の強度を小さくすることが可能となり、惹いては外周壁面を構成する外板の板厚を薄肉化することが可能となる。
(2)ファンモータ台18は、室外側熱交換器16の前方において底板21から立設される柱状部材182と、この柱状部材182の上端に取り付けられて、柱状部材182の上方部から後方へ延びる平板状部材183を備えている。そして、この平板状部材183における前面側部分の略上方部分において、中央緩衝部材71が天板22に当接されるように形成されている。したがって、ファンモータ台18の強度を有効に生かした状態で、ファンモータ台18を支持部材として利用することができる。
(3)中央緩衝部材71は、ファンモータ台18の平板状部材183における上面の縁部内側の中央部分の上方部においてのみ天板22と当接するので、平板状部材183の上面の縁部に強い荷重が作用させないようにしている。これにより、段積み中に室外機1の天板22に平板状部材183の形の打痕の発生を抑制している。
(4)ファンモータ台18の平板状部材183が、背面において天板22の下方に折り曲げられた垂下片部22bに結合されるので、ファンモータ台18及びケーシング10の剛性がより一層向上し、運転中の室外ファン17の振動が軽減される。また、これにより、ファンモータ台18の垂直荷重に対する座屈強度が向上する。
(5)端部緩衝部材58.59と中央緩衝部材71とが連結部材60,61により一体的に形成されるので、取扱いが容易となる。また、連結部材60と中央緩衝部材71とを同一材料により形成しているので、連結部材60と中央緩衝部材71とを一部品として同一工程で成形加工でき、加工コストを軽減することができる。
(6)端部緩衝部材58,59が複数の連結部材60,61により連結されているので、一体剛性が大きくなり取扱が容易になる。また、複数の連結部材60,61により連結されることにより、梱包された室外機1の長手方向中央部に人が乗るなどの、特別な荷重に対する上部梱包部材50の強度が向上する。
(7)上部梱包部材50は、端部緩衝部材58,59および中央緩衝部材71を適切な位置に配置して収納する上トレー部材51を有するので、上部梱包部材50として一体的に取り扱うことができる。したがって、梱包部材の搬送、保管、室外機1に対する梱包部材の取り付け、室外機1からの梱包部材の取り外し等の作業などが容易になる。
(8)上緩衝部材52は少なくとも外気吸入口39の中央部分の上方に位置する天板22には当接しないように構成されているので、当該梱包部材により梱包された室外機1が倉庫等において段積みされる場合には、外気吸入口39の中央部分に垂直荷重が加わりにくくなる。このため垂直荷重は、前後左右の外周壁面を構成する外板における構造的に強度の大きい部分において支持されることになる。この点からも、外周壁面を構成する外板の板厚を従来のものより薄く設定することが可能となる。
(9)外気吸入口39の上部に嵌め込まれる端部緩衝部材58における当接面66は、外気吸入口39の中央部分の上方に位置する天板22には当接しないように構成されている。また、この端部緩衝部材58における当接面66として、第1外板31における背面と側面との左後コーナ部35及び側面と前面との左前コーナ部36の近傍の上方部を含むように形成されている。したがって、第1外板31においては、外気吸入口39が形成されている部分に作用する垂直荷重を軽減することができ、この部分における垂直荷重による座屈変形を回避しやすくすることができる。これにより、前後左右の外周壁面を構成する外板の板厚を軽減することが可能となる。
(変形例)
本発明に係る梱包部材は、上記実施の形態に限定されることなく、本発明の請求の範囲内で適宜変更することが可能であり、例えば以下の変形例も適用可能である。また、以下の変形例については、異なる変形例同士を適宜互いに組み合わせて適用してもよい。
・前記実施の形態においては、中央緩衝部材71は、ファンモータ台18の平板状部材183の前面側部分であって、縁部から食み出さない部分の上方部においてのみ天板22と当接するように構成されているが、本願発明は、このような実施の形態に限定されない。すなわち、中央緩衝部材71は、平板状部材183の全体或いはこれより若干大きい面積の上方部分で天板と当接するものでもよい。
・また、中央緩衝部材71は、平板状部材183の前面側部分の上方部分において天板22と当接しているものであって、平板状部材183の縁部より若干程度であれば食み出した状態で天板22と当接するものであってもよい。
・また、中央緩衝部材71は、連結部材60と一体的に形成されているが、連結部材60と別体に形成され、組立時に一体化されるものでもよい。
・また、中央緩衝部材71は、連結部材60とは係わりなく取り付けられるように別体に構成されたものとしてもよい。この場合、連結部材60を省略したものでもよい。
・前記実施の形態においては、上緩衝部材52は、四つのパーツから構成されていたが、これら四つのパーツからなる部材が当初から一体的に形成されたものであってもよい。
・また、連結部材60,61の本数は2本に限定されない。
・前記実施の形態における室外機1は、背面から左側面にかけてL字形に室外側熱交換器16が形成されているが、このようなものでなく、室外側熱交換器が背面のみに直線的に形成された室外機を対象としてもよい。
・また、室外機1は、前面から見て機械室15が右側に形成され、送風機室19が左側に形成されていたが、前記実施の形態のものと左右対称的に構成されたものでもよい。
・前記実施の形態においては、室外側熱交換器16は、いわゆるマイクロチャネル熱交換器が使用されているが、このような熱交換器ではなく、U字形の伝熱管に平板状の伝熱フィンを取り付けたいわゆるクロスフィンコイル式の熱交換器であってもよい。
・前記実施の形態においては、ファンモータ台18は、室外側熱交換器16の前後方向の移動、上方向への異動を規制する構造とされていたが、このような機能を備えていないものでもよい。
・また、ファンモータ台18は、平板状部材183の後部が天板22の垂下片部22bに固定されていたが、このように固定されているものには限らない。
・前記実施の形態においては、結束バンド2,3は、室外機1の長手方向及び端手方向にそれぞれ2本かけられていたが、室外機1の大きさや形状によりこれら本数を適宜変更してもよい。
・本発明は、直方体(いわゆるトランク型)の室外機の梱包部材として有用なものであり、業務用、家庭用何れの用途の室外機にも適用できる。
1…室外機、16…室外側熱交換器、18…ファンモータ台、21…底板、22…天板、22b…垂下片部、50…上部梱包部材、51…上トレー部材、58,59…端部緩衝部材、60,61…連結部材、62,63…凹部、71…中央緩衝部材、182…柱状部材、183…平板状部材。

Claims (7)

  1. 直方体の室外機(1)の上部に装着される上部梱包部材(50)を備えた空気調和機用の梱包部材であって、
    前記室外機(1)は、長手方向の1辺を成す背面に沿って室外側熱交換器(16)が配置されるとともに、この室外側熱交換器(16)の前方に、底板(21)から立設されて天板(22)に至るファンモータ台(18)を有し、
    前記上部梱包部材(50)は、室外機(1)の長手方向の側部の上部に嵌め込まれる凹部(62,63)が形成され、この凹部(62,63)の底面の少なくとも一部において天板(22)と当接するように形成された一対の端部緩衝部材(58,59)と、前記ファンモータ台(18)の上方の部分においてのみ天板(22)に当接するように形成された中央緩衝部材(71)とを備えている
    ことを特徴とする空気調和機用の梱包部材。
  2. 請求項1記載の空気調和機用の梱包部材において、
    前記ファンモータ台(18)は、前記室外側熱交換器(16)の前方において底板(21)から立設される柱状部材(182)と、この柱状部材(182)の上端に取り付けられるとともに、この柱状部材(182)の上方部から後方へ延びる、上面が平面の平板状部材(183)を備え、前記中央緩衝部材(71)は、この平板状部材(183)における前面側部分の上方部分において天板(22)に当接されるように形成されている
    ことを特徴とする空気調和機用の梱包部材。
  3. 請求項2記載の空気調和機用の梱包部材において、
    前記中央緩衝部材(71)は、この平板状部材(183)における上面の縁部内側の中央部分の上方部においてのみ、天板(22)と当接するように形成されている
    ことを特徴とする空気調和機用の梱包部材。
  4. 請求項2又は3記載の空気調和機用の梱包部材において、
    前記ファンモータ台(18)における平板状部材(183)は、室外側熱交換器(16)の背面側において、天板(22)における下方に折り曲げられた垂下片部(22b)に結合されている
    ことを特徴とする空気調和機用の梱包部材。
  5. 請求項1〜4の何れか1項記載の空気調和機用の梱包部材において、
    前記上部梱包部材(50)は、前記一対の端部緩衝部材(58,59)間を接続する連結部材(60,61)を有し、
    この連結部材(60,61)は、前記ファンモータ台(18)の上方を通過するように形成され、この連結部材(60,61)におけるファンモータ台の上方を通過する部分が前記中央緩衝部材(71)として形成されている
    ことを特徴とする空気調和機用の梱包部材。
  6. 請求項5記載の空気調和機用の梱包部材において、
    前記連結部材(60,61)は、複数の部材からなり、
    前記中央緩衝部材(71)は、前記複数の連結部材のうちの一部の連結部材(60,61)に形成されている
    ことを特徴とする空気調和機用の梱包部材。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載の空気調和機用の梱包部材において、
    前記上部梱包部材は、前記端部緩衝部材(58,59)および中央緩衝部材(71)を適切な位置に配置収納する上トレー部材(51)を有する
    ことを特徴とする空気調和機用の梱包部材。
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