JP5637174B2 - 空気調和機用の梱包部材 - Google Patents
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Description
ケーシングは、熱交換器及び送風装置が配置されるファン室と、圧縮機が配置される機械室とを内包する。ケーシングは、天面板と、底面板と、ファン室の前面を覆う第1前面板と、ファン室の側面を覆う第1側面板と、機械室の前面を覆う第2前面板と、機械室の側面を覆う第2側面板と、機械室の後面を覆う後面板とを有する。また、ケーシングには、機械室側の第2前面板と第2側面板とにより構成される角部の下側に、機械室内の配管と室内機からの配管との接続を可能とするための開口部が設けられている。この開口部には蓋が取り付けられている(特許文献1参照)。
この梱包部材は、室外機の上部両側を保護する上部梱包部材と、室外機の下部の下部両側を保護する下部梱包部材とにより構成されている(特許文献2参照)。
具体的には、機械室側の第2前面板のうちで開口部に隣接する部分に荷重が集中する。すなわち、開口部は底面板に締結されていないため、開口部の上方から加えられた力は開口部の周辺部に分散する。この結果、機械室側の第2前面板のうちで開口部に隣接する部分に荷重が集中することになる。このような事情から、室外機の機械室側に過大な荷重が加えられるとき、機械室の第2前面板のうちで開口部に隣接する部分が変形するおそれがある。
すなわち、本発明に係る上部梱包部材を、天面板のうちで、第2前面板の上方に位置する天面機械室寄部には接触させない構造とした。このため、室外機に荷重が加わると、天面機械室寄部以外の部分に荷重が加わり、少なくとも第2前面板に荷重が加わりにくくなる。この結果、第2前面板のうちで開口部に隣接する部分に荷重が集中することが抑制され、当該部分の変形が抑制される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の空気調和機用の梱包部材において、前記室外機は、前記ファン室と前記機械室との間を仕切る仕切板を更に備え、前記仕切板の端部は前記係合部に係合することを要旨とする。
すなわち、室外機に荷重が加わるとき、構造的に強度が強い部分であるケーシングの係合部に力が加わるため、ケーシングの変形を抑制することができる。
室外機100は、梱包部材1と結束バンド270を用いて梱包される。
梱包部材1は、室外機100の上部を保護する上部梱包部材10と、室外機100の下部を保護する下部梱包部材30とを備えている。
図2に示されるように、下部梱包部材30は、紙製(例えばダンボール)の下トレー部材31と、2本の支持板32と、2個の樹脂製(例えば、発泡スチロール)の緩衝材33と、2個の支持板32を連結する連結部材34とを備えている。
室外機100は、熱交換器110と、モータ121及び回転翼122を有する送風装置120と、圧縮機130と、圧縮機130等を制御する制御装置140と、熱交換器110及び送風装置120を支持する支持台150と、これらの装置を収容するケーシング200とを備えている。
また、熱交換器110は、送風装置120のモータ121を支持する支持台150によって支持されている。
ケーシング200の各要素は、鋼板により形成されている。
第1前面板231には排気口231aが形成されている。排気口231aには、排気グリル236が取り付けられている。第1前面板231の上部には、天面板211に当接する当接部235が形成されている。第1前面板231の側縁部(第2前面板251側の側縁部)には、第2前面板251と係合する第1係合部234が設けられている。
室外機100は、上方からみたとき、略矩形に形成されている。ファン室FRと機械室MRとは横並びに配置されている。室外機100のファン室FRの前面及び側面は第1外板230により覆われている。室外機100の機械室MRの前面、側面及び後面は第2外板250及び第3外板260により覆われている。すなわち、室外機100のファン室FRの後面は外板に覆われていない。
図5に示すように、第1前面板231と第2前面板251の係合部258には仕切板201が係合する。仕切板201の仕切係合部202は、第1前面板231と第2前面板251とにより形成される面に対して平面視で交差するように、係合部258に取り付けられている。
図7及び図8に示すように、上部梱包部材10は、紙製(例えばダンボール)の上トレー部材11と、樹脂製(例えば発泡スチロール)の緩衝部材20とを備えている。緩衝部材20は4つの緩衝材(以下、それぞれ第1緩衝材21〜第4緩衝材24という。)を備えている。
第1緩衝材21は、第1本体部21aと、天板210の周側部212に当接する第1当接部21bとを備えている。第1本体部21aには、天板210の天面板211に接触する第1接触部25と第2接触部26が形成されている。
すなわち、室外機100の上部に上部梱包部材10を嵌めたときに、天面後中寄部NEの上方に配置されるように、非接触部27bが形成されている。ここで、天面後中寄部NEとは、天面板211において、熱交換器110の第1ヘッダ集合管113の上方に位置する部分を示す。
すなわち、室外機100の上部に上部梱包部材10を嵌めたときに、非接触部27cが天面機械室寄部NIの上方に配置されるように、その非接触部27cが第2緩衝材22に形成されている。ここで、天面機械室寄部NIとは、天面板211において、第2前面板251の上方に位置する部分を示す。
このような構造の場合、天面板211の機械室MR側部分に過大な荷重が加わることによって第2緩衝材22が変形したとしても、第2緩衝材22が天面板211の天面機械室寄部NIに殆ど接触しないため、天面機械室寄部NIには荷重が加わらず、ひいては第2前面板251にも荷重が加わらない。これにより第2前面板251の変形が抑制される。
このような構造の場合、天面板211の機械室MR側部分に過大な荷重が加わるとき、その一部の荷重が前方接触部28を介して係合部258に加わる。このため、上部梱包部材10の肉薄の部分の撓みが抑制される。この結果、第2緩衝材22が天面機械室寄部NIに接触する可能性が少なくなる。このため、第2前面板251の変形の発生は更に少なくなる。
(1)本実施形態の梱包部材1の梱包対象は、次の構成の室外機100とする。すなわち、ケーシング200において、機械室MRの第2前面板251と第2側面板240とにより構成される角部のうち下側角部には、機械室MR内の配管と室内機からの配管とを接続するための第1開口部253が設けられている室外機100を梱包対象とする。この種の室外機100の場合、室外機100に過大な荷重が加えられたとき、機械室MRの第2前面板251のうちで第1開口部253に隣接する隣接部251aに荷重が集中することになり、この結果、当該部分が変形するおそれがある。
すなわち、梱包部材1の上部梱包部材10を、図10に示すように、ケーシング200の天面板211のうちで、第2前面板251の上方に位置する天面機械室寄部NIに接触しない構造(すなわち、非接触部27cを有する構造)とした。このため、室外機100に荷重が加わると、天面機械室寄部NI以外の部分に荷重が加わり、少なくとも第2前面板251に荷重が加わりにくくなる。この結果、第2前面板251のうちで第1開口部253に隣接する隣接部251aに荷重が集中することが抑制され、当該部分の変形が抑制される。
例えば、ケーシング200の係合部258が補強されている場合、補強部材にも荷重が分散されるため、ケーシング200の変形の抑制効果が大きくなる。具体的には、本実施形態のように、室外機100の仕切板201の仕切係合部202が上記係合部258に係合しているとき、このような効果が得られる。
なお、本発明の実施態様は上記に示した態様に限られるものではなく、これを例えば以下に示すように変更して実施することもできる。また以下の各変形例は、上記各実施形態についてのみ適用されるものではなく、異なる変形例同士を互いに組み合わせて実施することもできる。
本実施形態の上部梱包部材10では、第1緩衝材21の第1接触部25と第2接触部26とを分離する。すなわち、第1接触部25と第2接触部26との間に、天面板211と接触しない非接触部25a(図9参照)を設けている。
図12(b)に示す上部梱包部材10は、図12(a)に示した上部梱包部材10において、第3接触部27を拡大した構造の接触部41を有する。すなわち、接触部41は、第3接触部27と前方接触部28(図10参照)を連結した構造を有する。この構成は、図11(c)に示した上部梱包部材10と同様の効果を奏する。
図12(c)に示す上部梱包部材10は、図12(a)に示した上部梱包部材10において、後方中寄接触部29を有する第3緩衝材23を付加したものである。この構成の場合、荷重を支持台150に分散することができる。
Claims (5)
- 熱交換器(110)及び送風装置(120)が配置されるファン室(FR)と、圧縮機(130)が配置される機械室(MR)とを内包するケーシング(200)を備え、前記ケーシング(200)は、前記ファン室(FR)及び前記機械室(MR)の上面を覆う天面板(211)と、前記ファン室(FR)及び前記機械室(MR)の下面を覆う底面板(221)と、前記ファン室(FR)の前面を覆う第1前面板(231)と、前記ファン室(FR)の側面を覆う第1側面板(232)と、前記機械室(MR)の前面を覆う第2前面板(251)と、前記機械室(MR)の側面を覆う第2側面板(240)と、前記機械室(MR)の後面を覆う後面板(261)とを有し、更に、前記ケーシング(200)は、前記第1前面板(231)と前記第2前面板(251)とが互いに係合する係合部(258)を有し、前記機械室(MR)の前記第2前面板(251)と前記第2側面板(240)とにより構成される角部のうち下側角部には、前記機械室(MR)内の配管と室内機からの配管とを接続するための開口部(253)が設けられている室外機(100)について、この室外機(100)を梱包する空気調和機用の梱包部材であって、
少なくとも前記室外機(100)の上部を保護する上部梱包部材(10)を備え、
前記上部梱包部材(10)は、前記ケーシング(200)の前記天面板(211)のうちで、前記第2前面板(251)の上方に位置する天面機械室寄部(NI)に接触しない構造を有し、かつ前記ケーシング(200)の前記天面板(211)のうちで、前記係合部(258)の上方に位置する天面前部(NG)に接触する前方接触部(28)を有する
ことを特徴とする空気調和機用の梱包部材。 - 請求項1に記載の空気調和機用の梱包部材において、
前記室外機(100)は、前記ファン室(FR)と前記機械室(MR)との間を仕切る仕切板(201)を更に備え、前記仕切板(201)の端部は前記係合部(258)に係合する
ことを特徴とする空気調和機用の梱包部材。 - 請求項1または2に記載の空気調和機用の梱包部材において、
前記室外機(100)の前記ケーシング(200)は、前記第1側面板(232)の後部に前記ファン室(FR)の後方角部を覆う後角部(233)が形成されたものであって、
前記上部梱包部材(10)は、前記ケーシング(200)の前記天面板(211)のうちで、
前記第1前面板(231)と前記第1側面板(232)により構成される角部の上方に位置する天面板(211)の角部に接触する第1接触部(25)と、
前記第1側面板(232)の後部の前記後角部(233)の上方に位置する天面板(211)の角部に接触する第2接触部(26)と、
前記第2側面板(240)と前記後面板(261)により構成される角部の上方に位置する天面板(211)の角部に接触する第3接触部(27)とを有する
ことを特徴とする空気調和機用の梱包部材。 - 請求項3に記載の空気調和機用の梱包部材において、
前記上部梱包部材は、
前記第1接触部(25)と前記第2接触部(26)とを有する第1緩衝材(21)と、
前記第3接触部(27)を有する第2緩衝材(22)と、
前記第1緩衝材(21)と前記第2緩衝材(22)とを連結する第3緩衝材(23)と、
前記前方接触部(28)を有しかつ前記第1緩衝材(21)と前記第2緩衝材(22)とを連結する第4緩衝材(24)とを備え、
前記第3緩衝材(23)と前記第4緩衝材(24)が間隔をあけて配置されている
ことを特徴とする空気調和機用の梱包部材。 - 請求項4に記載の空気調和機用の梱包部材において、
前記上部梱包部材(10)は、更に、前記第1緩衝材(21)と前記第2緩衝材(22)と前記第3緩衝材(23)と前記第4緩衝材(24)とを収納する上トレー部材(11)を備えている
ことを特徴とする空気調和機用の梱包部材。
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