JPH07108948B2 - 熱安定性の優れたゴム状組成物およびポリノルボルネンベース熱可塑性エラストマー - Google Patents
熱安定性の優れたゴム状組成物およびポリノルボルネンベース熱可塑性エラストマーInfo
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- JPH07108948B2 JPH07108948B2 JP2510303A JP51030390A JPH07108948B2 JP H07108948 B2 JPH07108948 B2 JP H07108948B2 JP 2510303 A JP2510303 A JP 2510303A JP 51030390 A JP51030390 A JP 51030390A JP H07108948 B2 JPH07108948 B2 JP H07108948B2
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L23/00—Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L23/02—Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
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- C08K5/03—Halogenated hydrocarbons aromatic, e.g. C6H5-CH2-Cl
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、熱安定性の優れたポリノルボルネンベースゴ
ム状組成物およびこの組成物から得た熱安定性熱可塑性
エラストマーに関するものである。
ム状組成物およびこの組成物から得た熱安定性熱可塑性
エラストマーに関するものである。
配合され加硫されたポリノルボルネンは、その高い不飽
和度のために、熱によって極めて劣化し易い。使用した
加硫系が硫黄を主成分とする場合には、硫黄‐硫黄結合
を有する橋が生成し、加硫ポリノルボルネンはこれらの
橋によって温度に比例した加硫され易くなる。このよう
に、ポリノルボルネンから配合によって得られるゴムは
一般的に80℃より高い温度における長い老化期間後にそ
の機械的性質(特に引張強さおよび破断点伸び)の本質
的な部分を失うことが知られている。
和度のために、熱によって極めて劣化し易い。使用した
加硫系が硫黄を主成分とする場合には、硫黄‐硫黄結合
を有する橋が生成し、加硫ポリノルボルネンはこれらの
橋によって温度に比例した加硫され易くなる。このよう
に、ポリノルボルネンから配合によって得られるゴムは
一般的に80℃より高い温度における長い老化期間後にそ
の機械的性質(特に引張強さおよび破断点伸び)の本質
的な部分を失うことが知られている。
ポリノルボルネンベース配合ゴムの熱老化特性を改善す
るために、いくつかの解決策が既に提案されている。こ
れらの解決策のうち、特に、配合ゴムに、フェノール系
酸化防止剤またはメルカプトベンズイミダゾールの亜鉛
塩のような酸化防止剤のうちの少なくとも1種の酸化防
止剤を添加する方法を挙げることができる。また、炭素
‐酸素結合または炭素‐炭素結合を形成することができ
るフェノール樹脂のような反応性化合物を使用する方法
を挙げることができ、この反応性化合物はルイス酸また
は若干の金属酸化物(特に、亜鉛およびマグネシウムの
酸化物)のような促進剤化合物と組合せて使用するのが
普通である。このような反応系の1例として、塩化第一
錫と次式: (上式において、n=4または5、Rはアルキル基を示
す)で表されるフェノール樹脂との組合せを挙げること
ができる。ポリノルボルネンベース配合ゴムの熱老化特
性を改善する上述の解決策は、その効果を強めるために
組合せることができるのは勿論である。しかし、この場
合でも、一般的に、100℃における7日間の老化期間後
に引張強さの80%以上が失われ、100℃における14日間
の老化期間後に実際上すべての機械的性質(伸びおよび
引張強さ)が失われることが観察されている。このため
に、ポリノルボルネンベース配合ゴムをいくつかの用途
に使用することが妨げられているのは全く明らかであ
る。
るために、いくつかの解決策が既に提案されている。こ
れらの解決策のうち、特に、配合ゴムに、フェノール系
酸化防止剤またはメルカプトベンズイミダゾールの亜鉛
塩のような酸化防止剤のうちの少なくとも1種の酸化防
止剤を添加する方法を挙げることができる。また、炭素
‐酸素結合または炭素‐炭素結合を形成することができ
るフェノール樹脂のような反応性化合物を使用する方法
を挙げることができ、この反応性化合物はルイス酸また
は若干の金属酸化物(特に、亜鉛およびマグネシウムの
酸化物)のような促進剤化合物と組合せて使用するのが
普通である。このような反応系の1例として、塩化第一
錫と次式: (上式において、n=4または5、Rはアルキル基を示
す)で表されるフェノール樹脂との組合せを挙げること
ができる。ポリノルボルネンベース配合ゴムの熱老化特
性を改善する上述の解決策は、その効果を強めるために
組合せることができるのは勿論である。しかし、この場
合でも、一般的に、100℃における7日間の老化期間後
に引張強さの80%以上が失われ、100℃における14日間
の老化期間後に実際上すべての機械的性質(伸びおよび
引張強さ)が失われることが観察されている。このため
に、ポリノルボルネンベース配合ゴムをいくつかの用途
に使用することが妨げられているのは全く明らかであ
る。
従って、本発明の第1目的は、ポリノルボルネンベース
配合ゴムの熱劣化特性を改善するため、特に80℃より高
い温度における長い老化期間後においても機械的性質の
本質的な部分を維持するための有効な手段を開発するこ
とにある。
配合ゴムの熱劣化特性を改善するため、特に80℃より高
い温度における長い老化期間後においても機械的性質の
本質的な部分を維持するための有効な手段を開発するこ
とにある。
さらに、米国特許(US-A)第4,203,884号明細書は、熱
可塑性結晶性ポリオレフィンと、ポリノルボルネンと、
ポリノルボルネンのガラス転移温度をゴムの範囲まで低
下するのに十分な量の可塑剤との混合物からなる組成物
が有利な性質を持っていることを教示している。特に、
この米国特許明細書は、ポリオレフィン75〜10重量部と
ポリノルボルネン25〜90重量部とポリノルボルネン100
重量部当り30〜400重量部の可塑剤との混合物からなる
組成物を開示しており、この組成物はエラストプラスチ
ック(elastoplastic)である、すなわち、この組成物
はゴム状弾性を有しかつ熱可塑性樹脂のように加工する
ことができる。この技術によれば、溶融状態において、
熱可塑性ポリオレフィン相中に若干の可塑剤を存在させ
ることができる。冷却後に、可塑剤は実質的に結晶性ポ
リオレフィン相からポリノルボルネン相に向けて移動し
てポリノルボルネン相の一部を形成する。このようにし
て、可塑剤は前記組成物の熱可塑性または加工性を改善
する。一般的に、所定の程度の熱可塑性において、前記
組成物はポリオレフィンが少量である程比例して多量の
可塑剤を必要とする。
可塑性結晶性ポリオレフィンと、ポリノルボルネンと、
ポリノルボルネンのガラス転移温度をゴムの範囲まで低
下するのに十分な量の可塑剤との混合物からなる組成物
が有利な性質を持っていることを教示している。特に、
この米国特許明細書は、ポリオレフィン75〜10重量部と
ポリノルボルネン25〜90重量部とポリノルボルネン100
重量部当り30〜400重量部の可塑剤との混合物からなる
組成物を開示しており、この組成物はエラストプラスチ
ック(elastoplastic)である、すなわち、この組成物
はゴム状弾性を有しかつ熱可塑性樹脂のように加工する
ことができる。この技術によれば、溶融状態において、
熱可塑性ポリオレフィン相中に若干の可塑剤を存在させ
ることができる。冷却後に、可塑剤は実質的に結晶性ポ
リオレフィン相からポリノルボルネン相に向けて移動し
てポリノルボルネン相の一部を形成する。このようにし
て、可塑剤は前記組成物の熱可塑性または加工性を改善
する。一般的に、所定の程度の熱可塑性において、前記
組成物はポリオレフィンが少量である程比例して多量の
可塑剤を必要とする。
また、米国特許(US-A)第4,203,884号明細書は、結晶
性ポリオレフィン10〜90重量部と、小粒子形態で分散し
ている交差結合したポリノルボルネン90〜10重量部と、
ポリノルボルネンのガラス転移温度をゴムの範囲に低下
するのに十分な量の可塑剤との混合物からなる組成物を
開示している。ポリノルボルネンを交差結合させると、
組成物の諸性質、特に引張強さ、溶媒抵抗性および高温
性能の妥協程度が改善される。このような組成物は動的
加硫法によって得られ、この加硫法によればポリノルボ
ルネンと可塑剤とポリオレフィンと交差結合剤との混合
物を、ポリノルボルネンを交差結合させるのに十分な温
度において混練する。
性ポリオレフィン10〜90重量部と、小粒子形態で分散し
ている交差結合したポリノルボルネン90〜10重量部と、
ポリノルボルネンのガラス転移温度をゴムの範囲に低下
するのに十分な量の可塑剤との混合物からなる組成物を
開示している。ポリノルボルネンを交差結合させると、
組成物の諸性質、特に引張強さ、溶媒抵抗性および高温
性能の妥協程度が改善される。このような組成物は動的
加硫法によって得られ、この加硫法によればポリノルボ
ルネンと可塑剤とポリオレフィンと交差結合剤との混合
物を、ポリノルボルネンを交差結合させるのに十分な温
度において混練する。
米国特許(US-A)第4,203,884号明細書の記載に従って
使用することがきる熱可塑性結晶性ポリオレフィンのう
ち、ポリエチレンおよびポリプロピレンを挙げることが
でき、後者が好ましい。しかし、ポリノルボルネンを交
差結合させるにせよさせないにせよ、米国特許(US-A)
第4,203,884号明細書に記載された組成物は共通して不
適当な熱老化特性という欠点を有し、この欠点は80℃よ
り高い温度における長い老化期間後における機械的性質
(特に、引張強さおよび破断点伸び)の実質的部分の喪
失に反映される。上述のポリノルボルネンベース配合ゴ
ムの場合のように、フェノール系酸化防止剤およびメル
カプトベンズイミダゾールの亜鉛塩のうちの少なくとも
一方および/またはフェノール樹脂のような反応性化合
物または所要に応じて該反応性化合物とルイス酸または
金属酸化物のような促進剤との組合せを添加しても、効
果が不十分であることが判った。このため、本発明の第
2目的は、特に米国特許(US-A)第4,203,884号明細書
に記載されている組成物のような交差結合したポリノル
ボルネンベースおよび結晶性ポリオレフィンベースのエ
ラストプラスチック組成物の熱老化特性を改善するた
め、特に80℃より高い温度における長い老化期間後に機
械的性質(特に、引張強さおよび破断伸び)の本質的な
部分を維持するために実際に有効な手段を開発すること
にある。
使用することがきる熱可塑性結晶性ポリオレフィンのう
ち、ポリエチレンおよびポリプロピレンを挙げることが
でき、後者が好ましい。しかし、ポリノルボルネンを交
差結合させるにせよさせないにせよ、米国特許(US-A)
第4,203,884号明細書に記載された組成物は共通して不
適当な熱老化特性という欠点を有し、この欠点は80℃よ
り高い温度における長い老化期間後における機械的性質
(特に、引張強さおよび破断点伸び)の実質的部分の喪
失に反映される。上述のポリノルボルネンベース配合ゴ
ムの場合のように、フェノール系酸化防止剤およびメル
カプトベンズイミダゾールの亜鉛塩のうちの少なくとも
一方および/またはフェノール樹脂のような反応性化合
物または所要に応じて該反応性化合物とルイス酸または
金属酸化物のような促進剤との組合せを添加しても、効
果が不十分であることが判った。このため、本発明の第
2目的は、特に米国特許(US-A)第4,203,884号明細書
に記載されている組成物のような交差結合したポリノル
ボルネンベースおよび結晶性ポリオレフィンベースのエ
ラストプラスチック組成物の熱老化特性を改善するた
め、特に80℃より高い温度における長い老化期間後に機
械的性質(特に、引張強さおよび破断伸び)の本質的な
部分を維持するために実際に有効な手段を開発すること
にある。
上述の本発明の第1目的によれば、本発明の第1主題
は、ポリノルボルネン50重量%以上と他のゴム50重量%
以下との混合物からなり、該混合物は有効量の式: (式中のR1およびR2はCHnX3-n基(Xはフッ素、塩素お
よび臭素からなる群から選定したハロゲン原子、nは0
〜2の整数を示す)から選択した同一または異なる基を
示す)で表される少なくとも1種の化合物によって加硫
されていることを特徴とする熱安定の優れたポリノルボ
ルネンベースゴム状組成物である。
は、ポリノルボルネン50重量%以上と他のゴム50重量%
以下との混合物からなり、該混合物は有効量の式: (式中のR1およびR2はCHnX3-n基(Xはフッ素、塩素お
よび臭素からなる群から選定したハロゲン原子、nは0
〜2の整数を示す)から選択した同一または異なる基を
示す)で表される少なくとも1種の化合物によって加硫
されていることを特徴とする熱安定の優れたポリノルボ
ルネンベースゴム状組成物である。
本発明において使用することができる式(1)の化合物
において、R1基はオルト位、メタ位またはパラ位に位置
することができる。このような化合物の好適例はヘキサ
クロロ‐パラ‐キシレンである。
において、R1基はオルト位、メタ位またはパラ位に位置
することができる。このような化合物の好適例はヘキサ
クロロ‐パラ‐キシレンである。
本発明組成物に使用される式(1)の化合物の有効量
は、前記組成物中に存在するポリノルボルネンとゴムと
の混合物の量と関連する。本発明において、有効量は、
一般的にポリノルボルネンとゴムとの混合物に対して約
0.1〜6重量%の量を意味する。
は、前記組成物中に存在するポリノルボルネンとゴムと
の混合物の量と関連する。本発明において、有効量は、
一般的にポリノルボルネンとゴムとの混合物に対して約
0.1〜6重量%の量を意味する。
本発明において、ポリノルボルネンは、米国特許(US-
A)第3,676,390号明細書に記載されているようなビシク
ロ〔2,2,1〕‐2-ヘプテンおよびその置換誘導体の非晶
質重合体または共重合体を意味する。
A)第3,676,390号明細書に記載されているようなビシク
ロ〔2,2,1〕‐2-ヘプテンおよびその置換誘導体の非晶
質重合体または共重合体を意味する。
本発明において、ポリノルボルネンと混合されるゴム
は、特に天然ゴム,ニトリルゴム、ブタンジエンゴム、
スチレン‐ブタジエンゴム、ポリクロロプレン、プチル
ゴムおよび臭素化ブチルゴム,ポリイソプレン,エチレ
ン‐プロピレンゴム,およびエチレン‐プロピレン‐ジ
エンゴムからなる群から選定したゴムを意味し、前記ジ
エンは共役あるいは非共役の線状ジエンまたは環状ジエ
ンから選定され、例えば、ブタジエン,イソプレン,1,3
-ペンタジエン,1,4-ペンタジエン,1,4-ヘキサジエン,1,
5-ヘキサジエン,1,9-デカジエン,5-メチレン‐2-ノルボ
ルネン,5-ビニル‐2-ノルボネン,2-アルキル‐2,5-ノル
ボルナジエン,5-エチリデン‐2-ノルボルネン,5-(2-プ
ロペニル)‐2-ノルボルネン,5-(5-ヘキセニル)‐2-
ノルボルネン,1,5-シクロオクタジエン,ビシクロ〔2,
2,2〕‐2,5-オクタジエン,シクロペンタジエン,4,7,8,
9-テトラヒドロインデンおよびイソプロピリデンテトラ
ヒドロインデンである。最後に記載したこれらのゴムは
普通約15〜60モル%のプロピレンから得た単位(propyl
ene-derived unit)および約0.1〜20モル%のジエンか
ら得た単位を含有する。
は、特に天然ゴム,ニトリルゴム、ブタンジエンゴム、
スチレン‐ブタジエンゴム、ポリクロロプレン、プチル
ゴムおよび臭素化ブチルゴム,ポリイソプレン,エチレ
ン‐プロピレンゴム,およびエチレン‐プロピレン‐ジ
エンゴムからなる群から選定したゴムを意味し、前記ジ
エンは共役あるいは非共役の線状ジエンまたは環状ジエ
ンから選定され、例えば、ブタジエン,イソプレン,1,3
-ペンタジエン,1,4-ペンタジエン,1,4-ヘキサジエン,1,
5-ヘキサジエン,1,9-デカジエン,5-メチレン‐2-ノルボ
ルネン,5-ビニル‐2-ノルボネン,2-アルキル‐2,5-ノル
ボルナジエン,5-エチリデン‐2-ノルボルネン,5-(2-プ
ロペニル)‐2-ノルボルネン,5-(5-ヘキセニル)‐2-
ノルボルネン,1,5-シクロオクタジエン,ビシクロ〔2,
2,2〕‐2,5-オクタジエン,シクロペンタジエン,4,7,8,
9-テトラヒドロインデンおよびイソプロピリデンテトラ
ヒドロインデンである。最後に記載したこれらのゴムは
普通約15〜60モル%のプロピレンから得た単位(propyl
ene-derived unit)および約0.1〜20モル%のジエンか
ら得た単位を含有する。
本発明のゴム状組成物は、特徴成分である式(1)の化
合物を使用して加硫したポリノルボルネンとゴムとの混
合物のほかに、少なくとも1種の加硫活性剤すなわち加
硫促進剤、例えば、酸化亜鉛または酸化マグネシウムを
含有することができる。
合物を使用して加硫したポリノルボルネンとゴムとの混
合物のほかに、少なくとも1種の加硫活性剤すなわち加
硫促進剤、例えば、酸化亜鉛または酸化マグネシウムを
含有することができる。
本発明のゴム状組成物において、ポリノルボルネンとゴ
ムとの混合物は、ポリノルボルネンの10%以下、好まし
くは5%以下が、未交差結合ポリノルボルネンを完全に
溶解する沸騰キシレンのような溶媒で抽出される点ま
で、交差結合させるのが好ましい。
ムとの混合物は、ポリノルボルネンの10%以下、好まし
くは5%以下が、未交差結合ポリノルボルネンを完全に
溶解する沸騰キシレンのような溶媒で抽出される点ま
で、交差結合させるのが好ましい。
本発明のゴム状組成物はさらにポリノルボルネンに対す
る少なくとも1種の可塑剤を含有するのが普通であり、
この可塑剤はポリノルボルネンのガラス転移温度をゴム
の範囲まで低下することができるものである。可塑剤と
しては、硬化点が0℃より低く引火点が150℃より高い
芳香族系、ナフテン系またはパラフィン系重質油および
フタル酸ジエステル、例えば、フタル酸ジオクチルまた
はフタル酸ジドデシルを挙げることができる。これらの
可塑剤は純粋なものあるいは混合物として使用すること
ができる。
る少なくとも1種の可塑剤を含有するのが普通であり、
この可塑剤はポリノルボルネンのガラス転移温度をゴム
の範囲まで低下することができるものである。可塑剤と
しては、硬化点が0℃より低く引火点が150℃より高い
芳香族系、ナフテン系またはパラフィン系重質油および
フタル酸ジエステル、例えば、フタル酸ジオクチルまた
はフタル酸ジドデシルを挙げることができる。これらの
可塑剤は純粋なものあるいは混合物として使用すること
ができる。
本発明のゴム状組成物はさらに通常用いられる次のよう
な成分を含有することができる: −酸化防止剤、例えば、置換フェノール類またはメルカ
プトベンズイミダゾールの亜鉛塩、 −粉末状充填剤、例えば、カオリン,シリカ,カーボン
ブラック,アルミナ,クレー,アルミノケイ酸塩,タク
ルまたは炭酸塩。
な成分を含有することができる: −酸化防止剤、例えば、置換フェノール類またはメルカ
プトベンズイミダゾールの亜鉛塩、 −粉末状充填剤、例えば、カオリン,シリカ,カーボン
ブラック,アルミナ,クレー,アルミノケイ酸塩,タク
ルまたは炭酸塩。
達成しようとする目的に従って、本発明のゴム状組成物
は満足な熱老化特性を示し、特に、80℃より高い温度に
おいて長い老化期間後に機械的性質の本質的な部分を保
持する。
は満足な熱老化特性を示し、特に、80℃より高い温度に
おいて長い老化期間後に機械的性質の本質的な部分を保
持する。
上述の本発明の第2目的によれば、本発明の第2主題
は、 −少なくとも1種のオレフィンベース結晶性重合体
(A):10〜90重量部、 −ポリノルボルネン50重量%以上と他のゴム50重量%以
下との混合物(B):90〜10重量部、および −ポリノルボルネン用可塑剤:ポリノルボルネンのガラ
ス転移温度をゴムの範囲に低下するのに十分な量、 からなり、重合体(A)と混合物(B)との合計は100
重量部に等しく、混合物(B)は有効量の式: (式中のR1およびR2はCHnX3-n基(Xはフッ素、塩素お
よび臭素からなる群から選定したハロゲン原子、nは0
〜2の整数を示す)から選択した同一または異なる基を
示す)で表される少なくとも1種の化合物によって加硫
されていることを特徴とする組成物である。
は、 −少なくとも1種のオレフィンベース結晶性重合体
(A):10〜90重量部、 −ポリノルボルネン50重量%以上と他のゴム50重量%以
下との混合物(B):90〜10重量部、および −ポリノルボルネン用可塑剤:ポリノルボルネンのガラ
ス転移温度をゴムの範囲に低下するのに十分な量、 からなり、重合体(A)と混合物(B)との合計は100
重量部に等しく、混合物(B)は有効量の式: (式中のR1およびR2はCHnX3-n基(Xはフッ素、塩素お
よび臭素からなる群から選定したハロゲン原子、nは0
〜2の整数を示す)から選択した同一または異なる基を
示す)で表される少なくとも1種の化合物によって加硫
されていることを特徴とする組成物である。
本発明の熱可塑性組成物に使用することができるオレフ
ィンベース結晶性重合体は次の種類のいずれか一つに属
していればよい: −プロピレン重合体、特にイソタクチックポリプロピレ
ンおよびプロピレンから得た単位80モル%以上とエチレ
ンまたは4〜10個の炭素原子を有するアルファ‐オレフ
ィンから得た単位20モル%以下とを含有する共重合体; −高圧重合によって得られるのが普通である約0.91〜0.
93の相対密度を有するラジカルエチレン重合体; −チーグラー触媒の存在下の重合によって得られるのが
普通である線状エチレン重合体、特に高密度ポリエチレ
ンおよびエチレンと3〜10個の炭素原子を有する少なく
とも1種のアルファ‐オレフィンとの共重合体を包含す
るもの。後者のうち、相対密度0.89〜0.93、結晶化度15
〜50%、メルトインデックス0.5〜15dg/分のものが特に
有利である。このような共重合体は当業者にとってよく
知られており、低圧中温または高圧高温のいずれかにお
ける種々の方法によって製造することができる。示され
た密度範囲に対応して、アルファ‐オレフィンのモル含
量はアルファ‐オレフィンの性質に応じて1〜10%とす
るのが普通である。これらの共重合体の構成の一部を形
成することができるアルファ‐オレフィンのうち、極め
て特に挙げるのはプロピレン,1-ブテン,1-ヘキセン,4-
メチル‐1-ペンテンおよび1-オクテンである。本発明に
おいて使用することができるエチレン/アルファ‐オレ
フィン共重合体のうち、有利で好適なものは、欧州特許
第070,220号によれば、エチレン/プロピレン/1-ブテン
三元共重合体およびエチレンと高級アルファ‐オレフィ
ン(すなわち、4個以上の炭素原子を有するもの)と共
重合体である。後者は高分子不均質性(macromolecular
hete-rogeneity)が特に大きい共重合体、すなわちア
ルファ‐オレフィン含量が結晶性部分および非晶質部分
において測定された結果によれば共重合体中のアルファ
‐オレフィンの平均含量から有意に離れていることがあ
る共重合体である。このタイプの若干の共重合体におい
ては、不均質性は結晶性部分のアルファ‐オレフィン含
量が平均含量の1/10であることがあり、非晶質部分のア
ルファ‐オレフィン含有量が平均含量の5倍までになる
ことがあるような程度になることがある。さらに、この
ような不均質共重合体は、その結晶性部分が116℃と130
℃との間の温度において1個の溶融ピークを示すような
ものであるのが有利である。これらの共重合体の他の好
適な特性のうち、次のものを挙げることができる: −全不飽和度:1,000個の炭素原子当り0.25〜0.50個の二
重結合、 −多分散性インデックス:共重合体が1種のアルファ−
オレフィンを含有している場合には3〜9、共重合体が
2種以上のアルファ−オレフィンを含有している場合に
は6〜12、 −数平均分子量Mn:約12,000〜60,000、 −エチレンと1種以上のアクリル酸アルキル(ただし、
アルキル基は1〜8個の炭素原子を有する)との共重合
体、好ましくは0.5〜7モル%のアクリル酸アルキルを
含有し、好ましくはメルトインデックスが約0.1〜20dg/
分であるもの。
ィンベース結晶性重合体は次の種類のいずれか一つに属
していればよい: −プロピレン重合体、特にイソタクチックポリプロピレ
ンおよびプロピレンから得た単位80モル%以上とエチレ
ンまたは4〜10個の炭素原子を有するアルファ‐オレフ
ィンから得た単位20モル%以下とを含有する共重合体; −高圧重合によって得られるのが普通である約0.91〜0.
93の相対密度を有するラジカルエチレン重合体; −チーグラー触媒の存在下の重合によって得られるのが
普通である線状エチレン重合体、特に高密度ポリエチレ
ンおよびエチレンと3〜10個の炭素原子を有する少なく
とも1種のアルファ‐オレフィンとの共重合体を包含す
るもの。後者のうち、相対密度0.89〜0.93、結晶化度15
〜50%、メルトインデックス0.5〜15dg/分のものが特に
有利である。このような共重合体は当業者にとってよく
知られており、低圧中温または高圧高温のいずれかにお
ける種々の方法によって製造することができる。示され
た密度範囲に対応して、アルファ‐オレフィンのモル含
量はアルファ‐オレフィンの性質に応じて1〜10%とす
るのが普通である。これらの共重合体の構成の一部を形
成することができるアルファ‐オレフィンのうち、極め
て特に挙げるのはプロピレン,1-ブテン,1-ヘキセン,4-
メチル‐1-ペンテンおよび1-オクテンである。本発明に
おいて使用することができるエチレン/アルファ‐オレ
フィン共重合体のうち、有利で好適なものは、欧州特許
第070,220号によれば、エチレン/プロピレン/1-ブテン
三元共重合体およびエチレンと高級アルファ‐オレフィ
ン(すなわち、4個以上の炭素原子を有するもの)と共
重合体である。後者は高分子不均質性(macromolecular
hete-rogeneity)が特に大きい共重合体、すなわちア
ルファ‐オレフィン含量が結晶性部分および非晶質部分
において測定された結果によれば共重合体中のアルファ
‐オレフィンの平均含量から有意に離れていることがあ
る共重合体である。このタイプの若干の共重合体におい
ては、不均質性は結晶性部分のアルファ‐オレフィン含
量が平均含量の1/10であることがあり、非晶質部分のア
ルファ‐オレフィン含有量が平均含量の5倍までになる
ことがあるような程度になることがある。さらに、この
ような不均質共重合体は、その結晶性部分が116℃と130
℃との間の温度において1個の溶融ピークを示すような
ものであるのが有利である。これらの共重合体の他の好
適な特性のうち、次のものを挙げることができる: −全不飽和度:1,000個の炭素原子当り0.25〜0.50個の二
重結合、 −多分散性インデックス:共重合体が1種のアルファ−
オレフィンを含有している場合には3〜9、共重合体が
2種以上のアルファ−オレフィンを含有している場合に
は6〜12、 −数平均分子量Mn:約12,000〜60,000、 −エチレンと1種以上のアクリル酸アルキル(ただし、
アルキル基は1〜8個の炭素原子を有する)との共重合
体、好ましくは0.5〜7モル%のアクリル酸アルキルを
含有し、好ましくはメルトインデックスが約0.1〜20dg/
分であるもの。
本発明のエラストプラスチック組成物中のポリノルボル
ネン、その可塑剤および他のゴムの性質(nature)は、
本発明のゴム状組成物について上述したものと同じであ
る。
ネン、その可塑剤および他のゴムの性質(nature)は、
本発明のゴム状組成物について上述したものと同じであ
る。
本発明の熱可塑性組成物の性質は、ある特定用途の要件
に応じて、次のような従来の成分を添加することにより
有利に変えることができる: −白色顔料(酸化チタン)または着色顔料、 −カップリング剤、例えばシランまたはチタネート、 −酸化防止剤、例えば、メルカプトベンズイミダゾール
の亜鉛塩、 −安定剤、例えば、重合した2,2,4-トリメチル‐1,2-ジ
ヒドロキノリン、 −加工助剤、例えば、長鎖脂肪族アミン、ステアリン酸
塩など、 −粉末状充填剤、例えば、カーボンブラック,シリカ,
カオリン,アルミナ,クレー,アルミノケイ酸塩,タル
ク,炭酸塩,および −滑剤、例えば、ステアリン酸。
に応じて、次のような従来の成分を添加することにより
有利に変えることができる: −白色顔料(酸化チタン)または着色顔料、 −カップリング剤、例えばシランまたはチタネート、 −酸化防止剤、例えば、メルカプトベンズイミダゾール
の亜鉛塩、 −安定剤、例えば、重合した2,2,4-トリメチル‐1,2-ジ
ヒドロキノリン、 −加工助剤、例えば、長鎖脂肪族アミン、ステアリン酸
塩など、 −粉末状充填剤、例えば、カーボンブラック,シリカ,
カオリン,アルミナ,クレー,アルミノケイ酸塩,タル
ク,炭酸塩,および −滑剤、例えば、ステアリン酸。
特に、粉末状充填剤の添加は、本発明の熱可塑性組成物
の引張強さ、およびある場合には破断点伸びを改善する
効果がある。組成物中に混入することができる充填剤量
はポリノルボルネン100重量部当り150重量部までとする
ことができ、この量は充填剤の性質によって変わるのは
全く明らかである。
の引張強さ、およびある場合には破断点伸びを改善する
効果がある。組成物中に混入することができる充填剤量
はポリノルボルネン100重量部当り150重量部までとする
ことができ、この量は充填剤の性質によって変わるのは
全く明らかである。
本発明において、ポリノルボルネン以外のゴムを存在さ
せることは随意であり、本発明組成物は式(1)の化合
物によって交差結合させたポリノルボルネンのみからな
ることができるのは、全く明らかである。従って、「ポ
リノルボルネン50重量%以上と他のゴム50重量%以下と
の混合物」とは、「ポリノルボルネン50〜100重量%と
他のゴム0〜50重量%」と同じことを意味すると解すべ
きである。
せることは随意であり、本発明組成物は式(1)の化合
物によって交差結合させたポリノルボルネンのみからな
ることができるのは、全く明らかである。従って、「ポ
リノルボルネン50重量%以上と他のゴム50重量%以下と
の混合物」とは、「ポリノルボルネン50〜100重量%と
他のゴム0〜50重量%」と同じことを意味すると解すべ
きである。
さらに、ポリノルボルネンのガラス転移温度をゴムの範
囲に低下するのに必要なポリノルボルネン用可塑剤量は
当業者にとってよく知られており、普通ポリノルボルネ
ン100重量部当り約20〜300重量部である。
囲に低下するのに必要なポリノルボルネン用可塑剤量は
当業者にとってよく知られており、普通ポリノルボルネ
ン100重量部当り約20〜300重量部である。
本発明の熱可塑性組成物は、動的加硫、すなわち、ポリ
ノルボルネンと可塑剤とゴムとオレフィンベース結晶性
重合体と式(1)の化合物との混合物を、ポリノルボル
ネンとゴムとの混合物(B)を交差結合させるのに十分
な温度において混合物(B)を交差結合させるのに十分
な時間混練することにより製造するのが好ましい。混練
は、例えば、バンバリーミキサ,ブラベンダーミキサ,
レオコード(Rhocord)ミキサまたは押出機のように
従来装置内で、約110〜120℃の温度において、約3〜15
分の期間行うことができ、この期間は温度が高い程比例
して短くなる。この混練段階の前に、混合物を先ず密閉
式ミキサ内で約40〜100℃の中温にて均質にすることが
できる。
ノルボルネンと可塑剤とゴムとオレフィンベース結晶性
重合体と式(1)の化合物との混合物を、ポリノルボル
ネンとゴムとの混合物(B)を交差結合させるのに十分
な温度において混合物(B)を交差結合させるのに十分
な時間混練することにより製造するのが好ましい。混練
は、例えば、バンバリーミキサ,ブラベンダーミキサ,
レオコード(Rhocord)ミキサまたは押出機のように
従来装置内で、約110〜120℃の温度において、約3〜15
分の期間行うことができ、この期間は温度が高い程比例
して短くなる。この混練段階の前に、混合物を先ず密閉
式ミキサ内で約40〜100℃の中温にて均質にすることが
できる。
本発明の熱可塑性組成物は、押出、押出吹込成形、射出
成形および圧縮成形の技術により、完成品および工業製
品を製造するのに使用することができる。
成形および圧縮成形の技術により、完成品および工業製
品を製造するのに使用することができる。
特に、本発明組成物は、普通ポリオレフィンに使用する
のと同じタイプ押出機、すなわち、スクリューの長さ/
直径の比が普通約18〜28であり、圧縮比が3.0に近い値
であるのが好ましい押出機で押出すことができる。スク
リューに沿った温度分布は可成り平坦であるのが普通で
あり、入口とダイとの間の温度差は約10〜20℃である。
押出機内の組成物温度(材料温度)は約150〜220℃、好
ましくは160〜180℃にすることができる。これらの押出
機には異形押出ダイ(例えば、工業用カーペントリ(ca
rpentry)異形材)を装着する。押出速度は約15〜50m/
分であり、押出物は押出機を離れる際に実際上引抜き作
用を受けない;押出物は水浴中で冷却され、次いで引抜
台を越えて進み、その速度は押出速度の約100〜110%で
あるのが普通である。
のと同じタイプ押出機、すなわち、スクリューの長さ/
直径の比が普通約18〜28であり、圧縮比が3.0に近い値
であるのが好ましい押出機で押出すことができる。スク
リューに沿った温度分布は可成り平坦であるのが普通で
あり、入口とダイとの間の温度差は約10〜20℃である。
押出機内の組成物温度(材料温度)は約150〜220℃、好
ましくは160〜180℃にすることができる。これらの押出
機には異形押出ダイ(例えば、工業用カーペントリ(ca
rpentry)異形材)を装着する。押出速度は約15〜50m/
分であり、押出物は押出機を離れる際に実際上引抜き作
用を受けない;押出物は水浴中で冷却され、次いで引抜
台を越えて進み、その速度は押出速度の約100〜110%で
あるのが普通である。
また、本発明組成物は、高密度および低密度のポリエチ
レンおよびポリプロピレンに普通に使用されるものと同
じタイプの射出成形機(injection press)によって射
出することができる。この射出成形機内の材料温度は組
成物中の可塑剤の割合の関数であって、普通約120〜200
℃である。この温度は可塑剤の割合が大きい程比例して
低下する。また、普通、使用圧力(service pressure)
より著しく高い射出圧力を使用して、射出中の材料の流
動性を増大させるのが好ましい。例えば、使用圧力が15
0バール(153kg/cm2)である場合には700バール(714kg
/cm2)の射出圧力を使用することができる。可塑化スク
リューの速度は普通約100〜200回転/分にすることがで
きる。所要の射出速度に応じて、型温度を約−10℃〜+
40℃の間で選定することができる。
レンおよびポリプロピレンに普通に使用されるものと同
じタイプの射出成形機(injection press)によって射
出することができる。この射出成形機内の材料温度は組
成物中の可塑剤の割合の関数であって、普通約120〜200
℃である。この温度は可塑剤の割合が大きい程比例して
低下する。また、普通、使用圧力(service pressure)
より著しく高い射出圧力を使用して、射出中の材料の流
動性を増大させるのが好ましい。例えば、使用圧力が15
0バール(153kg/cm2)である場合には700バール(714kg
/cm2)の射出圧力を使用することができる。可塑化スク
リューの速度は普通約100〜200回転/分にすることがで
きる。所要の射出速度に応じて、型温度を約−10℃〜+
40℃の間で選定することができる。
本発明組成物の具体的な適用としては、特に可撓性管材
料、建築および自動車工業用のシール、自動車工業用保
護ベロー、おもちゃ工業用の中実車輪のような射出物品
などがある。
料、建築および自動車工業用のシール、自動車工業用保
護ベロー、おもちゃ工業用の中実車輪のような射出物品
などがある。
本発明を次の例について説明する。これらの例は本発明
を限定するものではない。
を限定するものではない。
例1 第1段階において、80℃に制御したミエリ(Mielli)型
密閉式ミキサ内で、ポリノルボルネン50重量部を、ゴム
50重量部、充填剤50重量部、可塑剤50重量部および酸化
防止剤1重量部と4分間配合した。第2段階において、
この材料を再び、80℃に制御した同じミキサに入れ、こ
れに加硫剤およひ加硫促進剤を添加した。次いで混合を
8分間続けた。この例において、 −使用ポリノルボルネンは本出願の出願人が「ノルソレ
ックス(Norsorex )」という登録商標名で市販してい
るものであり、 −可塑剤は引火点225℃、硬化点−10℃のパラフィン系
油であって、エクソン(Exxon)社が「フレクソン(Fle
xon 、登録商標名)876」という商品名で市販している
ものであり、 −ゴムはシェル(Shell)社が「BR 1220」という商品名
で市販しているブタジエンゴムであり、 −充填剤はカボット(Cabot)社が「SRF」という商品名
で市販しているカーボンブラックであり、 −酸化防止剤はチバ‐ガィギー(Chiba-Geigy)社が
「イルガノックス(Irganox 、登録商標名)1010」と
いう商品名で市販している置換フェノールであり、 −加硫剤はヘキサクロロ‐パラキシレン(4重量部)で
あり、 −加硫促進剤は酸化亜鉛10重量部とマグネシア2.5重量
部との混合物である。
密閉式ミキサ内で、ポリノルボルネン50重量部を、ゴム
50重量部、充填剤50重量部、可塑剤50重量部および酸化
防止剤1重量部と4分間配合した。第2段階において、
この材料を再び、80℃に制御した同じミキサに入れ、こ
れに加硫剤およひ加硫促進剤を添加した。次いで混合を
8分間続けた。この例において、 −使用ポリノルボルネンは本出願の出願人が「ノルソレ
ックス(Norsorex )」という登録商標名で市販してい
るものであり、 −可塑剤は引火点225℃、硬化点−10℃のパラフィン系
油であって、エクソン(Exxon)社が「フレクソン(Fle
xon 、登録商標名)876」という商品名で市販している
ものであり、 −ゴムはシェル(Shell)社が「BR 1220」という商品名
で市販しているブタジエンゴムであり、 −充填剤はカボット(Cabot)社が「SRF」という商品名
で市販しているカーボンブラックであり、 −酸化防止剤はチバ‐ガィギー(Chiba-Geigy)社が
「イルガノックス(Irganox 、登録商標名)1010」と
いう商品名で市販している置換フェノールであり、 −加硫剤はヘキサクロロ‐パラキシレン(4重量部)で
あり、 −加硫促進剤は酸化亜鉛10重量部とマグネシア2.5重量
部との混合物である。
このように配合し、生成したエラストマーミックスをプ
レス内で180℃において15分間加硫して2.5mmプラックを
形成した。このプラックについて次の性質が測定され
た: −ASTM規格D412に準據して測定し、%で表した破断点伸
び、 −ASTM規格D412に準據して測定し、MPaで表した引張強
さ。
レス内で180℃において15分間加硫して2.5mmプラックを
形成した。このプラックについて次の性質が測定され
た: −ASTM規格D412に準據して測定し、%で表した破断点伸
び、 −ASTM規格D412に準據して測定し、MPaで表した引張強
さ。
これらの両性質は、最初(プラック冷却後、EB0およびT
S0と呼ぶ)、100℃において15日間老化後(EB15 100およ
びTS15 100と呼ぶ)および100℃において42日間老化後
(EB42 100およびTS42 100と呼ぶ)に順次測定した。
S0と呼ぶ)、100℃において15日間老化後(EB15 100およ
びTS15 100と呼ぶ)および100℃において42日間老化後
(EB42 100およびTS42 100と呼ぶ)に順次測定した。
これらの測定結果を下記の表1に示した。
例2〜6 第1段階では、100回転/分で回転している80℃に制御
された密閉式ミキサ内で、ポリノルボルネンを、ゴム、
可塑剤、充填剤、1種以上の酸化防止剤および1種以上
の加硫剤と6分間配合し、次いで得た配合物を60℃に制
御し加硫促進剤を加えたロールミル上に通すことにより
シートに変えた。第2段階では、生成したゴム状物質
を、結晶性ポリオレフィン混合物を添加することにより
処理し、再び90回転/分で回転するブラベンダーミキサ
で温度180℃において8分間処理した。生成した組成物
を回収し、2.5mmプラックに圧縮成形した。このプラッ
クについて次の性質が測定された: −ASTM規格D412に準據して測定し、%で表した破断点伸
び、 −ASTM規格D412に準據して測定し、MPaで表した引張強
さ。
された密閉式ミキサ内で、ポリノルボルネンを、ゴム、
可塑剤、充填剤、1種以上の酸化防止剤および1種以上
の加硫剤と6分間配合し、次いで得た配合物を60℃に制
御し加硫促進剤を加えたロールミル上に通すことにより
シートに変えた。第2段階では、生成したゴム状物質
を、結晶性ポリオレフィン混合物を添加することにより
処理し、再び90回転/分で回転するブラベンダーミキサ
で温度180℃において8分間処理した。生成した組成物
を回収し、2.5mmプラックに圧縮成形した。このプラッ
クについて次の性質が測定された: −ASTM規格D412に準據して測定し、%で表した破断点伸
び、 −ASTM規格D412に準據して測定し、MPaで表した引張強
さ。
これらの両性質は、最初(プラック冷却後、EB0およびT
S0と呼ぶ)、100℃において15日間老化後(EB15 100およ
びTS15 100と呼ぶ)および100℃において42日間老化後
(EB42 100およびTS42 100と呼ぶ)に順次測定した。
S0と呼ぶ)、100℃において15日間老化後(EB15 100およ
びTS15 100と呼ぶ)および100℃において42日間老化後
(EB42 100およびTS42 100と呼ぶ)に順次測定した。
これらの測定結果を組成物の種々の成分の重量と共に表
1に示した。これらの例において、 −ポリノルボルネンは本出願の出願人が「ノルソレック
ス」という登録商標名で市販しているものであり、 −ゴムはシェル社が「SBR1502」という商品名で市販し
ているスチレン‐ブタジエンゴム(例2,3,5および
6)、またはシェル社が「BR12205」という商品名で市
販しているブタジエンゴム(例4)であり、 −可塑剤はブリティッシュ・ペトロリウム(B.P.)社が
「EM100」という商品名で市販しているナフテン系油
(例2〜4および6)、またはこの油55重量部とエクソ
ン社が「フレクソン(登録商標名)876」という商品名
で市販している引火点225℃、硬化点−10℃のパラフィ
ン系油170重量部との混合物(例5)であり、 −充填剤はカボット社が「MT」という商品名で市販して
いるカーボンブラックであり、 −酸化防止剤はチバ‐ガイギー社が「イルガノックス
(登録商標名)1010」という商品名で市販している置換
フェノール2重量部とモンサント(Monsants)社が「サ
ンタボア(Santavor 、登録商標名)A」という商品名
で市販している立体障害ジフェノール1重量部との混合
物であり、 −加硫剤はヘキサクロロ‐パラ‐キシレン(例2,4,5お
よび6)、またはヘキサクロロ‐パラ‐キシレン4重量
部とシェネクタディ(Schenectady)社が「SP 1045」と
いう商品名で市販している次式: (上式において、n=4または5、Rはアルキル基を示
す)で表されるフェノール樹脂3重量部との混合物(例
3)であり、 −加硫促進剤は酸化亜鉛10重量部とマグネシア2.5重量
部との混合物であり、 −結晶性ポリオレフィン混合物はソルベイ(Solvay)社
が「RF 110」という商品名で市販しているポリプロピレ
ン77重量%と相対密度0.910、メルトインデックス1dg/
分、結晶溶融ピーク116℃、結晶化度30%の「ノルソフ
レックス(Norsoflex 、登録商標名)FW」という商品
名で市販されているエチレン/1-ブテン共重合体23重量
%との混合物である。
1に示した。これらの例において、 −ポリノルボルネンは本出願の出願人が「ノルソレック
ス」という登録商標名で市販しているものであり、 −ゴムはシェル社が「SBR1502」という商品名で市販し
ているスチレン‐ブタジエンゴム(例2,3,5および
6)、またはシェル社が「BR12205」という商品名で市
販しているブタジエンゴム(例4)であり、 −可塑剤はブリティッシュ・ペトロリウム(B.P.)社が
「EM100」という商品名で市販しているナフテン系油
(例2〜4および6)、またはこの油55重量部とエクソ
ン社が「フレクソン(登録商標名)876」という商品名
で市販している引火点225℃、硬化点−10℃のパラフィ
ン系油170重量部との混合物(例5)であり、 −充填剤はカボット社が「MT」という商品名で市販して
いるカーボンブラックであり、 −酸化防止剤はチバ‐ガイギー社が「イルガノックス
(登録商標名)1010」という商品名で市販している置換
フェノール2重量部とモンサント(Monsants)社が「サ
ンタボア(Santavor 、登録商標名)A」という商品名
で市販している立体障害ジフェノール1重量部との混合
物であり、 −加硫剤はヘキサクロロ‐パラ‐キシレン(例2,4,5お
よび6)、またはヘキサクロロ‐パラ‐キシレン4重量
部とシェネクタディ(Schenectady)社が「SP 1045」と
いう商品名で市販している次式: (上式において、n=4または5、Rはアルキル基を示
す)で表されるフェノール樹脂3重量部との混合物(例
3)であり、 −加硫促進剤は酸化亜鉛10重量部とマグネシア2.5重量
部との混合物であり、 −結晶性ポリオレフィン混合物はソルベイ(Solvay)社
が「RF 110」という商品名で市販しているポリプロピレ
ン77重量%と相対密度0.910、メルトインデックス1dg/
分、結晶溶融ピーク116℃、結晶化度30%の「ノルソフ
レックス(Norsoflex 、登録商標名)FW」という商品
名で市販されているエチレン/1-ブテン共重合体23重量
%との混合物である。
例7(比較例) 上述の例のポリノルボルネンを例2の可塑剤および例2
〜6の他の成分と下表に示す割合で配合した。ただし、
この例ではシェネクタディ社からのフェノール樹脂SP10
55(商品名)のみからなる加硫剤を使用した。生成した
熱可塑性組成物の老化後の性質を表1に示した。
〜6の他の成分と下表に示す割合で配合した。ただし、
この例ではシェネクタディ社からのフェノール樹脂SP10
55(商品名)のみからなる加硫剤を使用した。生成した
熱可塑性組成物の老化後の性質を表1に示した。
例8(比較例) 第1段階では、80℃に制御したミエリ型密閉式ミキサ内
で、ポリノルボルネンを充填剤、可塑剤および酸化防止
剤と4分間配合した。第2段階では、この材料を再び80
℃に制御した同じミキサに入れ、これに加硫剤および加
硫促進剤を添加した。次いで混合を8分間続けた。この
比較例において: −使用ポリノルボルネンは本出願の出願人が「ノルソレ
ックス」という登録商標名で市販しているものであり、 −可塑剤は引火点225℃、硬化点−10℃のパラフィン系
油であって、エクソン社が「フレクソン(登録商標名)
876」という商品名で市販しているものであり、 −粉末状充填剤はか焼カオリンであり、 −酸化防止剤はチバ‐ガィギー社が「イルガノックス
(登録商標名)1010」という商品名で市販している置換
フェノールであり、 −加硫剤はシェネクタディ社が「SP1045」という商品名
で市販している次式: (上式において、n=4または5、Rはアルキル基を示
す)で表されるフェノール樹脂であり、 −加硫促進剤は酸化亜鉛10重量部当り塩化第一錫SnCl2・
2H2O1重量部の混合物である。
で、ポリノルボルネンを充填剤、可塑剤および酸化防止
剤と4分間配合した。第2段階では、この材料を再び80
℃に制御した同じミキサに入れ、これに加硫剤および加
硫促進剤を添加した。次いで混合を8分間続けた。この
比較例において: −使用ポリノルボルネンは本出願の出願人が「ノルソレ
ックス」という登録商標名で市販しているものであり、 −可塑剤は引火点225℃、硬化点−10℃のパラフィン系
油であって、エクソン社が「フレクソン(登録商標名)
876」という商品名で市販しているものであり、 −粉末状充填剤はか焼カオリンであり、 −酸化防止剤はチバ‐ガィギー社が「イルガノックス
(登録商標名)1010」という商品名で市販している置換
フェノールであり、 −加硫剤はシェネクタディ社が「SP1045」という商品名
で市販している次式: (上式において、n=4または5、Rはアルキル基を示
す)で表されるフェノール樹脂であり、 −加硫促進剤は酸化亜鉛10重量部当り塩化第一錫SnCl2・
2H2O1重量部の混合物である。
このように配合し、生成したエラトマーミックスをプレ
ス内で180℃において15分間加硫して2.5mmプラックを形
成した。このプラックについて次の性質が測定された: −ASTM規格D412に準據して測定し、%で表した破断点伸
び、 −ASTM規格D412に準據して測定し、MPaで表した引張強
さ。
ス内で180℃において15分間加硫して2.5mmプラックを形
成した。このプラックについて次の性質が測定された: −ASTM規格D412に準據して測定し、%で表した破断点伸
び、 −ASTM規格D412に準據して測定し、MPaで表した引張強
さ。
これらの両性質は、最初(プラック冷却直後、EB0およ
びTS0と呼ぶ)、および100℃において15日間老化後(EB
15 100およびTS15 100と呼ぶ)に順次測定した。
びTS0と呼ぶ)、および100℃において15日間老化後(EB
15 100およびTS15 100と呼ぶ)に順次測定した。
組成物の種々の成分の重量を、上述のように行った性質
の測定結果と共に下表に示した。
の測定結果と共に下表に示した。
例9 次の表2に性質が示されているゴム状組成物を、下記の
点を除いて例8と同じ条件下に同じ成分を使用して製造
した: −加硫促進剤は酸化亜鉛からなるものであり、 −加硫剤はヘキサクロロ‐パラ‐キシレンであり、 −組成物にマグネシアを加えた。
点を除いて例8と同じ条件下に同じ成分を使用して製造
した: −加硫促進剤は酸化亜鉛からなるものであり、 −加硫剤はヘキサクロロ‐パラ‐キシレンであり、 −組成物にマグネシアを加えた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特公 昭63−46103(JP,B2) Chemical Abstract s,Vol.94,No.10(9.3.81) P.64,66981t
Claims (10)
- 【請求項1】ポリノルボルネン50重量%以上と他のゴム
50重量%以下との混合物からなり、該混合物は有効量の
式: (式中のR1およびR2はCHnX3-n基(Xはフッ素、塩素お
よび臭素からなる群から選定したハロゲン原子、nは0
〜2の整数を示す)から選択した同一または異なる基を
示す)で表される少なくとも1種の化合物によって加硫
されていることを特徴とする熱的性質の優れたポリノル
ボルネンベースゴム状組成物。 - 【請求項2】−少なくとも1種のオレフィンベース結晶
性重合体(A):10〜90重量部、 −ポリノルボルネン50重量%以上と他のゴム50重量%以
下との混合物(B):90〜10重量部、および −ポリノルボルネン用可塑剤:ポリノルボルネンのガラ
ス転移温度をゴムの範囲に低下するのに十分な量 からなり、重合体(A)と混合物(B)との合計は100
重量部に等しく、混合物(B)は有効量の式: (式中のR1およびR2はCHnX3-n基(Xはフッ素、塩素お
よび臭素からなる群から選定したハロゲン原子、nは0
〜2の整数を示す)から選択した同一または異なる基を
示す)で表される少なくとも1種の化合物によって加硫
されていることを特徴とする熱的性質の優れた熱可塑性
組成物。 - 【請求項3】さらに、酸化防止剤、滑剤および粉末状充
填剤からなる群から選定した少なくとも1種の添加剤を
含有することを特徴とする請求項1または2記載の組成
物。 - 【請求項4】さらに、顔料、カップリング剤、安定剤お
よび加工助剤からなる群から選定した少なくとも1種の
添加剤を含有することを特徴とする請求項2記載の熱可
塑性組成物。 - 【請求項5】オレフィンベース結晶性重合体はプロピレ
ン重合体、ラジカルエチレン重合体、線状エチレン重合
体、およびエチレンとアクリル酸アルキルとの共重合体
からなる群から選定したものであることを特徴とする請
求項2記載の組成物。 - 【請求項6】ゴムは天然ゴム,ニトリルゴム,ブタジエ
ンゴム,スチレン‐ブタジエンゴム,ポリクロロプレ
ン,ブチルゴムおよび臭素化ブチルゴム,ポリイソプレ
ン,エチレン‐プロピレンゴムおよびエチレン‐プロピ
レン‐ジエンゴムからなる群から選定したものであるこ
とを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つの項に記載
の組成物。 - 【請求項7】さらに、ポリノルボルネンのガラス転移温
度をゴムの範囲に低下することができる少なくとも1種
の可塑剤を含有することを特徴とする請求項1記載の組
成物。 - 【請求項8】可塑剤は硬化点が0℃より低く、引火点が
180℃より高い芳香族系、ナフテン系またはパラフィン
系の重質油およびフタル酸ジエステルからなる群から選
定したものであることを特徴とする請求項2または7記
載の組成物。 - 【請求項9】式(1)の化合物の量はポリノルボルネル
とゴムとの混合物に対して0.1〜0.6重量%であることを
特徴とする請求項1〜8のいずれか一つの項に記載の組
成物。 - 【請求項10】請求項2,4または5のいずれか一つの項
に記載の組成物を押出、押出吹込成形、射出成形または
圧縮成形することにより得た工業製品。
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